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エッセイ〜行雲流水 http://hkiyota.blog.fc2.com/

幼少の思い出や、自然や日々の出来事への素朴な感動

主にー母の思い出、学芸会、みかんの花咲く丘、お地蔵さん、すみれの花、歌えよいざ良き友よ、雨降りおつきさん、冬の星座などー幼き日々などを書いています

燕雀
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2017/12/24

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  • 金色の馬車

    子供の頃、里芋畑の大きな葉っぱの下に小人が住んでいるような気がして仕方なかった。小人たちは月夜になると踊り出すのである。白雪姫から来る連想なのだろうが、このような空想は何時も孤独だった(と自分は思っていた、)私を慰めてくれた。子供ながらそんな心の内はひた隠しにしていた。人に知られるのが恥ずかしかったのだ。 フランスのロワール川沿いにシャンボールという美しい古城がある。数年前そこを訪れたが、森の...

  • 初夏の博多湾

    能古島から見た福岡市です。写真が全般にかすんでいますが、写真の、左が福岡ドームで、昔の地行の浜です。ここで私たちは泳いだり貝堀りをしたり相撲をしたりしていました。その横がホテルシーホークで、娘がここで結婚式を挙げました。うしろに油山が見えます。ここから見ると博多湾の波の静けさが分かります。...

  • 薊(あざみ)

    熊本の郷里の墓参りに行く。朝から青い空が広がり、時々そよぐ薫風が頬に快よかった。博多から新幹線で30数分、正午前に熊本に着く。いつもながら弟夫婦が墓掃除して、花入れの水を替え花と線香を用意していてくれた。 お参りを終えて、近くの氏神に寄ってみる。子供の頃遊んだ境内のイチョウやクスは当時より更に大きく成長していて静寂な森を形成していた。それから先祖からの菩提寺に回った。今再建中で、神社の雰囲気とは...

  • 春の名残のバラ

    今年の庭のチューリップは赤と黄色が日差しの明るさもあってか鮮やかなパステルカラーでした。今はピンクの花が数本だけ、名残惜しそうに最後の姿を見せています。ここ数日でオオデマリガ透んだ真っ白い花を見事に咲かせました。今は木々の緑が鮮やかになり薫風がそよぐ季節になりました。 これも母の話になりますが、私が高校で習った「庭の千草」というアイルランドの民謡を歌っていると、「それはひとり残れる夏のバラとい...

  • 子供の情景~トロイメライ(夢)~

    シューマンのピアノ曲に「子供の情景」というのがある。12曲からなる組曲だがその7番目があの有名な「トロイメライ」である。どなたでもご存知の小曲だが、夢見るようなメロディは汲めども尽きぬ情感・味わいがある。演奏の技巧的には易しいが表現は難しいと思う。 先日、散歩していると、若いお母さんが二人の子供を連れて歩いていた。お兄ちゃんが3、4歳位、妹は2歳だと思う。二人は手をつないでお母さんより前を歩いて...

  • 西洋人形

    何時からかはっきりした記憶はないが、旅行の旅先きで何の役にも立たない人形や肖像のようなものを思いつきで買って帰り,居間の飾り棚に無造作に放り込むようになった。和人形、西洋ドール、マリア様、菩薩様、ポンパドール夫人、インデアン人形などで、大きさも種類もまちまちで、素材も民芸、彫刻、陶磁器、ガラス細工とまるでガラクタの置き場所になっている。高価なものは殆どない。 写真の西洋人形は、ある日連れあいとデ...

  • りんごのひとりごと

    先日、スーパーの果物売り場でりんごを見かけた。何時も見ているはずなのに、その日は何故かその赤い輝きに心を奪われた。 私が子供の頃、りんごは北国の果物だったので、九州では貴重な食べ物だった。おやつで食べるのはたいてい1/4切れだった。それでも一人で一個づつもらえたときは嬉しくて外に持って出てハンカチでりんごをつるつるに光るまでふきあげた。当時「りんごのひとりごと」という歌があったが、子供心にも切...

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