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2017/11/17

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  • 3

    2020年4月大学が始まった。つくしは類と共に大学へ行くとそこから先は別行動になる。類としてはずっと一緒に居たいところだが学部が違うし学年も違う。それにいつも一緒にいてはつくしに友達が出来ない。ただでさえ理工学部は女子が少ない。その中で女性との友達は何かあった時に頼りになる存在だ。以前ほどではないが血を見ると恐怖を感じるのは変わりない。万が一の場合、つくしをサポートする存在になってくれる人が必要だ。そ...

  • 2

    2020年3月英徳高等学校卒業式つくしは卒業生として、類は保護者として参列している。その保護者席にはなぜか司、滋、あきら、総二郎までいる。類は怪訝な顔で問う。「なんでお前らが保護者席に?」「俺はシャルの保護者的立場だ。」「私はシャルの友達兼お姉さんだから。」司と滋は自信たっぷりに告げる。この二人もあの事件以降正式に婚約した。結婚は大学を卒業してかららしいが、既に道明寺邸には滋の部屋が作られ愛を育んでい...

  • 1

    ※こちらの作品は『小さな恋の物語』の続編となります。まだご覧になっていない方は、そちらを先にご覧ください。2019年10月「シャル。大学は俺と同じ経営学部にする?それともほかの学部?」「どこでも良いの?」「ん。シャルが学びたい分野を選ぶと良い。」つくしは目を輝かせる。学びたい分野は色々ある。国際学部、理工学部、工学部、情報学部、教育学部、法学部、、、「英徳では二年次からその学部が更に細かな専攻学科に分か...

  • なんか、、、エロい❤

    「よ~し! じゃあ王様ゲームするぞ!」「王様ゲーム?」「ニッシ~。 何?それ。」今日はクリスマスパーティーを行っている。参加者は司、あきら、総二郎、類、滋、桜子、つくし、優紀だ。つくしと優紀は思わず顔を見合わせ小声で告げた。「それって、、あれだよね?」「うん。 王様が好きな番号を言って、その番号の人にアレコレさせるという物だよね?」「うん。 私やった事ない。」「あたしも、、って言うか、なんでこのメ...

  • 110

    花沢50周年記念パーティーから一年半が過ぎた9月。桜子がボストンへ来た。つくしの代りにオリバーの秘書になる為だ。もちろん桜子が住む部屋はオリバーのつくしが住んでいた部屋だ。これからはオリバーと帯同することが多くなることから、その方が色々便利だという事なのだが、それは建て前だと分かっている。何故なら二人は順調な交際をしているからだ。「私は絶対に遠恋は向かないと思っていたんですけど、人生何があるか分か...

  • 109

    50周年記念パーティーに類とつくし、そしてオリバーが出席した。社長のあいさつの後、類も挨拶をする。そして記念品として用意したスパークリングワインの説明が行われた。《今回、我が社の記念品としてこちらのスパークリングワインを用意いたしました。 こちらの瓶はFutaba製の物です。 皆さんもご存知と思いますが、Futabaはエコロジーを謳い文句に商品作りに取りくんでいます。 こちらの瓶も再利用された物です。 そして...

  • 108

    つくしはオリバーと共にボストンへ、類はフランスへと帰る。「50周年記念の式典までにゲイツさんに会えるようにするから。 その時にNYで会おう。」「うん。」「その式典なんだけど、俺のパートナーとして出席してもらっても良いかな?」「う~~ん。 その辺はちょっと待って。 カレカノだから記念品の瓶をFutabaにしたと思われたくないから。 記念品があって再会したでしょ? 優遇されたみたいに思われるのはちょっとね、、...

  • 107

    類とつくしは隠れ家風レストランへ向かった。そこには総二郎とあきらがいる。そして桜子とオリバーも。「よぉ! 牧野! 元気だったか?」「うん。 久しぶり。」二人は空いている席に並んで座る。『オリバー。 元気だった?』『類も元気そうだな。』二人もあの日以来の再会だ。互いに握手を求めあう。『じゃとりあえず乾杯しようか。 ビールで良いか?』『あぁ。』『私はウーロン茶で。』『了解』総二郎はすぐに英語で会話を始...

  • 106

    類とつくしはイタリアの後日本へ向かった。そして花沢邸へ向かう。そこには既に連絡を入れていた事もあり両親が揃って待っていた。「ただいま。」「お帰りなさい。 そちらが牧野さん?」「そう。」「初めまして。 牧野つくしです。」つくしは急いで頭を下げる。そのつくしを優しいまなざしで見つめる聡と麗。「初めまして類の父親の聡と、母親の麗です。 長いフライトでお疲れでしょう?」「いえ、飛行機の中でぐっすり眠りまし...

  • 105

    オリバーは日本支社を訪れ、現状把握と売り上げ実績などの報告を受けていた。今のところ社員は二人だが、今後どうすべきかを検討することになる。『今は取次だけを行っていますが、そろそろ日本にも在庫を抱えた方が良いのではないでしょうか? 注文を受けてから店舗に荷物を置くまでに時間がかかりすぎます。』『今まで注文を受けた商品はこれらになりますが、定番商品の在庫をどこかに置き、全国展開しても良いかと思います。 ...

  • 104

    類とつくしはイタリアのトスカーナへ向かっている。つくしは車の後部座席で類の肩に頭を乗せ眠っている。それを微笑みながら類は見ている。さすがに昨夜は無理をさせた。三か月ぶりの再会という事も有り箍が外れたかのように愛し合った。しかも前回とは違い手の負担を考えなくて済む。その為、バックなど全方向で挿入を繰り返した。それに前回と違い、牧野の反応がかなり良かった。痛みが無い分、早々に快楽の波にのまれたからだろ...

  • 103

    7月。つくしは試作品の50周年記念瓶を持ちフランスへ向かった。そしてまっすぐ花沢物産へ向かう。あれから毎日連絡を取り合っている。電話やSNSが主流だが、休日はテレビ電話も活用している。それでもやはり寂しさは募るばかり。そして今回試作品が出来た為、オリバーの鶴の一言で持っていく事になった。『郵送だと割れる可能性もあるし、つくしが持参した方が安心だし直接相手側の話も聞けるだろ? その後、サマーバケーショ...

  • 102

    オリバーの家に二人が向かったのは14時になっていた。『ただいま』『お帰り。 遅かったな。』『うん。 いろいろ話し合ってたから。』『へぇ。 声が枯れるまでか?』途端、つくしは真っ赤になり類を見る。類はつくしの視線を受け笑みを見せる。その二人の姿を見れば言わずもがなだ。オリバーは手にしていたスマホを放り投げる。『あ~~、バカみてぇ。 夜中に何度電話をしても繋がらねぇし、朝電話しても同じだしさ。』『ごめん...

  • 101

    つくしが目を開けると、類がこちらをジッと見ていた。「おはよ。」「はよ。」上手く声が出せず、その理由が分かりポッと頬を染める。「昨日かなり無理させたけど、体は大丈夫?」「うん。」「手は?」「あっ。」つくしは怪我をしている手をシーツから出す。包帯が今も濡れている。「やばいかな。」「大丈夫だと思う。 縫合した場所に防水テープのような物が貼られているから。」つくしは濡れている包帯を外していく。すると確かに...

  • 100

    ※Rあります。 ご注意ください。バスルームでキスを交わし合う二人。類は片方の手でつくしの胸をまさぐる。そしてゆっくりつくしの体を壁際へと移動させた。壁に体を預けさせた後、キスをしながら下へ下へと降りていく。既に暗闇に目が慣れている。胸の形も頂もはっきり分かる。類は片方の胸は手で優しく触れながら頂を刺激する。そしてもう片方の胸は先端を口に含み舌で転がし円を描きを繰り返す。上部からはつくしの甘い吐息が聞...

  • 99

    類は角度を変え何度も何度もキスを繰り返す。つくしの後頭部や背中を優しく撫でながら。つくしも初めは驚いたものの嫌と言う感情は全く湧かない。キスを受け入れ舌が入れられてもされるがままだ。ただ、だんだん気持ちが高揚してくるのが分かる。類はゆっくり唇を離すと、コツンと額をくっつける。「俺は酔っていない。 酔った勢いじゃないことは分かって欲しい。 その上で、あんたを抱きたいと思っている。 あんたを悩ませてい...

  • 98

    「あのキスが俺からの卒業? じゃあその時には連絡先を削除しようと思っていたんだ。」「うん。 ずっと類に甘えてきたじゃない? 道明寺と付き合っている時もずっと助けてもらって、それが当たり前に思ってて。 あいつと何度も駄目になりそうになった時、類の支えがあってそれで元サヤに戻ってた。 だから今度こそ自分の足で歩こうと思った。 すぐに連絡先を削除しなかったのは道明寺との別れを誤魔化す為。 連絡先が途絶え...

  • 97

    「でも、、類と付き合うことは出来ない。 もう遠距離はこりごり。 好きとか愛しているという言葉を信じても、距離がそれを紛い物にしていくのが分かったから。 そして顔が見えないと平気で嘘をつくことが分かったから。」つくしの絞り出すような声が類には辛い。やっと心の傷が癒えてきたかもしれないが、既に遠距離に対するネガティブ感情が植え付けられている。当然、俺と付き合うとなれば遠距離になる。もちろん牧野が仕事を...

  • 96

    ホテルに着いた類とつくしはレストランへと向かう。「箸で食べられるレストランは無いな。」「あっ、イタリアンがある。 これならフォークでいけるんじゃない?」「かな? じゃそこにしようか。」「うん。」二人はイタリアンレストランへ向かった。類はワイン、つくしにはジュースを頼む。「怪我はどう? まだ痛い?」「二日ほどは微熱が出たけど、薬を貰っていたからなんとかね。」「でもほんとビックリした。 メープルでその...

  • 95

    類は、定時を見計らいブラウンカンパニーまで迎えに行く。話をするという事で納得してもらっているが、万が一のことがある。逃げる選択をする可能性も無きにしも非ずだ。ロビーで待っていると、オリバーとつくし、そして二人の男性がやってきた。『やあ、お待たせ。 こちら兄の副社長と父の社長。 どうしても類に会っておきたいんだってさ。』類は緊張しながらも手を差し出す。『初めまして。 花沢物産専務の花沢類です。 仕事...

  • 94

    オリバーが立ちあがり今にも掴みかかりそうな様子に、つくしが急いで諫める。『オリバー! 怒らない! 確かにその通りでしょ? 今までここまでズバズバ言う人がいなかっただけで、将来的にはそうなるのは分かっているでしょう?』確かにその通りだ。今は順調だがそのうち頭打ちする。他社も追随した商品を出す可能性も十分あり、今後は不透明だ。再びオリバーは席に座る。『ですから共に持続可能な商品を作りませんか? トスカ...

  • 93

    翌日、類は田村と共にボストンへ向かった。そしてまっすぐブラウンカンパニーへと向かう。『花沢物産の花沢ですが、Futabaの牧野さんをお願いします。』『はい。』受付が電話をするとすぐに社員が降りてきた。『お待ちしておりました。 ただいま会議が少し長引いていますので、私が代わりに受け賜ります。 花沢50周年記念の担当をしていますマリーです。』『お世話になっております。 会議が終わり次第、牧野は来てくれるんで...

  • 92

    ブラウンカンパニーの会議室にはオリバー、兄のジョージ、そして父親の社長が目の前の男性に睨みを利かせていた。そこには大河原社長がいる。もちろんつくしもブラウン側に座っているのだが、あまりのピリピリムードに一人アタフタしていた。『もう済んだことですし、私が無謀にもナイフの刃を握ったのが悪いんです。 ですので顔を上げてください。』『本当に申し訳ありませんでした。 まさか滋がこのような重大な事件を起こすと...

  • 91

    五日後、類はNYのメープルに居た。司がそこで仕事をしていたからだ。どういう事?と思いながら案内された部屋に入ると理由が分かった。顔の左側がかなり青あざになっている。「誰に殴られた?」「オリバー・ブラウン。 Futabaの責任者だ。」「なるほどね。」類は空いている椅子に座る。あの事件から一週間が経っているにも拘らず未だに顔が変わる程青くなっているという事は、その当時は顔が変わるぐらい腫れていたはず。そんな顔...

  • 90

    丁度会議を終え執務室へ帰ってきたところだった。そこに内線が入り田村が出た。そしてすぐに俺に聞かれた。「類様。 ブラウンカンパニー日本支社の三条桜子さんから類様にお電話だそうですが、、。 日本支社とは取引はありませんよね? いかがいたしましょうか?」三条? ブラウンカンパニーから俺への問い合わせは全て繋ぐように受付に連絡していた。一応、三条の個人アドレスは知っているし向こうも知っている。もちろん一度...

  • 89

    日本では、あきらからの誘いで総二郎と桜子が個室レストランに集まっていた。「昨日、滋から電話があったんだが、、、牧野が怪我をしたらしい。」「えっ!!」総二郎は驚きの声を上げる。そして桜子を見る。「そうですか。 美作さんの所に電話が。 まあこの中で連絡を取るなら美作さんでしょうね。「おいおい、そんな言い方はないだろ?」「まあまあ、、」冷たい言い方をする桜子に、あきらは文句を言う。その二人を総二郎が止め...

  • 88

    オリバーが部屋に入ると、既に部屋着に着替え終えたつくしがいた。『あっオリバー。 道明寺に何もしなかったよね?』『あぁ。 文句は言ったけどな。』『まあ文句は分かるけど、でもあたしも悪いんだよね。 もっと冷静になってナイフを持つんじゃなくて、それを蹴飛ばすとか、、あ~でもそこを狙って蹴りを入れられるほどの技能はないんだけど、とにかく他の方法を取れば良かったんだから。』『分かったから。 とにかく痛み止め...

  • 87

    裏口にはダニエルが車に乗って待機していた。その車に乗り込むと、サッとタオルをオリバーに渡す。『これで出血を抑えて。』『ありがとう。』『つくし! あれほど無茶するなと教えたのにお前と言う奴は!』ダニエルも開口一番つくしを諭す。そしてすぐに車を発進させた。『ごめん。 これダニエルの車? 血がついたけど落ちるかな?』『そんな事はどうでも良い。 何なら会社からもっと良い車を買ってもらうから。』『おいつくし...

  • 86

    つくしはトイレを済ませ手を洗っていると外で日本語が聞こえてきた。耳を澄ますと良く知った声だ。瞬時に道明寺が自分の後を追ってきたと分かったが、滋も来ていた事には驚いた。しかも内容は別れ話のもつれだと分かる。ここで自分が出て行っては冷静になれないかもしれないと、タイミングを窺っていた。「きちんと話し合ったよな?」「司が一方的に話をしただけじゃない。 私は納得していない。 ねぇ、一緒に連れていた女性と今...

  • 85

    つくしとオリバーはメープルNYで行われる創立記念祝賀パーティーに出席していた。パーティー会場は着席型のコース料理が振舞われ、テーブルの水を入れるグラスはFutabaの物が使われている。普段は客室にしか置かれていないはずが、こうして皆の目に留まる場所に置かれている。楓らしいサプライズにオリバーもつくしも感謝しかない。初めに楓社長の挨拶があった。そして料理がテーブルに運ばれてきた。広い会場内は大勢の出席者がい...

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