公園の紫陽花が見ごろになってきました。咲きかけも味があります。紫陽花の花の色は、土壌のPHによって変わり、赤ならアルカリ性、青なら酸性だそうで、天然のリトマス試験紙みたいおもしろいですね。日本は雨が多く、ほとんどの土壌が酸性に傾きやすいと言われており、何もしなければ赤系統のあじさいは珍しいと考えられます。紫陽花が見ごろ
昭和99年も間もなく過ぎようとしています。今年は、定年退職して、ヤングケアラーだったこともあり、生まれて初めての長期休暇を頂いた感じです。やっと慣れてきたので来年からは、もっと自由に生きたいと思います。昭和99年から昭和100年へ
今年の株式等配当金の結果が出ました。円建資産より574,238円ドル建資産より564,453円(3,763.02×150)合計1,138,691円定年退職時に100万円の目標を達成しました。ドル高の影響が大きいですが、1ドル120円で計算しても1,025,800円ですので、辛うじて100万円突破しています。リスク資産割合は↓の通り。歳を取ってくると、為替リスクが怖くなるので、少しずつ円建ての資産を増やそうと思います。RIETは、あまり良い思い出が無いので、少し縮小したいかなぁ。平均年収1000万円の人が受け取る年金額は300万円程度なのだそうです。私は65歳から受け取ると200万円くらいなので、配当金を入れると、年収1000万円と同じくらいになります。老後の夫婦2人の生活費の平均が300万円弱だという資産...2024年配当金の結果
作者であるカポーティは、この小説を書き終えたのち、一作も小説を書かずに亡くなっていることを知り、興味を持って読みました。アメリカ合衆国のほぼ中央のカンザスで起きた、品行方正で周りの人たちからも尊敬され慕われている裕福な農家の家族4人が、縛られたあとに猟銃で打ち殺された事件の真相に迫ります。カポーティは、調査に3年を費やし、さらにまとめるのに3年を経て、この大作を描き上げました。自ら、ノンフィクションノベルと言うように、ドキュメントタッチに、再現ドラマのようなノベル風の描写を交えているため、迫力を感じるのです。2人の犯人の生い立ちから処刑まで、周りの住人や捜査官などもきめ細かく調べられていて、どれも映画のシーンのように脳裏に浮かびました。さて、なぜ、これを書き上げた後に、他の作品を書けなくなったのか考察にな...『冷血』トルーマンカポーティ(新潮文庫)
今年読んだ120冊の中から記憶に残ったり感銘を受けた作品を10冊(上・下巻があるものは2巻で1冊とします)ご紹介します。順番は、関係なくランダムです。『ふぉん・しいほるとの娘』吉村昭『大空に生きる』ハンナ・ライチェ『何もかも憂鬱な夜に』中村文則『襲来』帚木蓬生『骸骨ビルの庭』宮本輝『滔々と紅』志坂圭『医学生』南木佳士『介護士K』久坂部羊『冷血』カポーティ今年は、小説が当たりの年でした。来年は、どんな本に出合えるか楽しみです。2024年に読んだ本ベスト10
昨年に引き続き、大米国高配当株ETF(HDV、SPYD、VYM)の2024年の増配率が出ましたので、表にしてみました。赤がマイナス、黄色はプラスではあるがインフレ率に負けていることを表しています。HDVは、世界一の金持ち証券会社ブラックロックの高配当ETFで、銘柄の選定にも力を入れています。増配率5.69%、3年連続の増配でした。SPYDは、高配当の中の高配当企業を選定しているパワー型ETFです。増配率1.98%で去年の減配から復活しましたが、インフレ率には及ばなかったようです。VYMは、ブラックロックに迫る人気の証券会社ヴァンガードの高配当ETFで、安定感が抜群です。今年は増配率が低くインフレ率に負けています。それでも、連続増配14年となり、さすが老舗です。番外として連続増配ETFのVIGは、今年も安定...米国高配当株ETFの結果2024
『たった1つの図でわかる!【図解】新・経済学入門』髙橋洋一(あさ出版)
題名にある図とは、供給曲線と需要曲線のこと。ミクロ経済でもマクロ経済でも為替変動でも金融政策でも、すべてこの図に当てはめると、単純に理解できると言うのです。ミクロ・マクロ経済くらいは高校の社会科で習うので、簡単すぎるかなと思いましたが、ニュースで取り上げられる為替相場や増税・減税の効果など、わかりやすく解説されていました。キャスターやコメンテーターの発言で、どこを無視して、どこを聴くかが整理されて有意義でした。著者は、この図に当てはめれば経済の9割は理解できると言います。残りの1割は、各人の技量だと主張していました。わたしは、残り1割はハッキリと解らないので、気象と同じく、経験則や統計等を元にした勘であると理解しました。経営・経済の専門家で仕事をしている人でも、ほとんどの人が間違えるのは、その1割がカオス...『たった1つの図でわかる!【図解】新・経済学入門』髙橋洋一(あさ出版)
第一生命の株主優待である「QOLism(キュオリズム)」アプリを使い始め、ハマりつつあります。歩数を自動測定して、体重などを記録したりすると、ポイントが貯まり、amazonや楽天のポイントと交換ができるようです。健康づくりをしながら、ポイントをゲットできるのは楽しいですね。株主優待だから、ポイントの基準も甘く、上限まで貯めるのも難しくなさそうです。と言うことで、新潟は12月に入ってから、晴れる日がほとんどありませんが、雨雲・雪雲の下、今日もテクテク歩くのでした。「QOLism(キュオリズム)」アプリ
Merry Christmas & Happy Birthday
61回目の誕生日を迎えました。還暦で生まれ変わり、1年経ちました。そろそろ立ち上がれるくらいになったかな?朝からテレビやラジオで「今日はクリスマスイヴ」と言っているアナウンサーが多くいます。正確には「今夜はクリスマスイヴ」ですね。クリスマスは、正確には12月24日の日没ころから12月25日の日没ころまで続きます。夜中の12時に切り替わるわけではないのですね。わたしは12月24日生まれですが、正確に言えば、午後2時5分に生まれているのでクリスマスイヴ生まれではありませんので、あしからず。MerryChristmas&HappyBirthday
餌付けをされたニホンザルでは、個体同士の階級が出来、やがて血縁関係の階級へと発展し、餌を優先的に得られる個体とそうでない個体に別れることが観察されています。しかし、餌付けされていないニホンザルでは、そのようなことが観察されていません。人間に置き換えると狩猟生活の時代は獲物を狩れば平等に配布されるが、農耕時代になると平等ではなくなっていったようです。集団生活からはじき出された人は、村の外へ生活の場を移していきました。日本では、共同生活をしている里と、はじき出された人が棲む山(山男、山姥)とが成立しますし、ヨーロッパでは、村と森(バンディット)にわかれます。社会からはじき出された者は、職人・芸術家などとなり、生計を建てることになります。しかし、農耕が発展していくと、山や森などの住処が減っていき、のけ者にされた...『いじめとひきこもりの人類史』正高信夫(新潮新書)
義理母が入居している村上市のグループホームのクリスマス会に行ってきました。なぜか三味線と民謡のクリスマス会でした。施設の人は、みなさん、芸達者で、歌って踊って盛り上げてくれました。帰りに瀬波の鮮魚センターで海鮮丼を頂きました。観光地値段で2000円とちょっとお高め。鮮魚センターでは、ブリの塩引きが売ってましたが、海水温の上昇で鮭が捕れなくなりブリが上がるようになったとニュースを見るにつけ、これからはブリが塩引きにされる時代になるのかと思いました。クリスマス会と海鮮丼
あかねちゃんを飲み会に送っていった帰り、スーパーで半額のワカサギをゲットしました。卵焼き機に油を入れて、塩を振り素揚げにします。こんがり~。余った油で里芋も揚げました。あとは、豆腐と白菜、椎茸、ネギを茹でて、今日のおつまみ。ワカサギ100円里芋1個50円豆腐60円ネギ半本50円椎茸1個20円白菜もらい物油20円電気代20円水道・洗剤20円合計290円くらい?今日のおつまみ
給湯器が壊れて風呂のお湯を汲めなくなったので、新しいものと入れ替えをしました。50万円の出費です。20年近く使ったので、想定内の出費だったので、まずは一段落。冬のボーナスの平均額も50万円だったとか。わたしは、ニート生活なのでボーナスはないのですが、昨年、一昨年と比べると15%以上の上昇だったようです。物価上昇率は2%+くらいなので、景気は良い方向へ行っているようですね。給湯器の入れ替えとボーナス50万円
1時間にも満たない短い作品なのですが、劇場公開作と言うので驚きです。amazonプライムで、やたらおススメにでてくるので鑑賞しました。見終わったときの感想は「友達が死んでしまったら悲しいよね。はいはい……」でしたが、作画の気合の入れ方や作品が持つ熱量が気になって、この作品は作り手が作りたくて作ったものではないか?と思えました。何か伝えたいことがあるのだろうと思って、よく考えてみることに。原作マンガの作者は「チェーンソーマン」を描いた人。ほんとうは、こういう作品を描きたかったのだなと感じました。そして、アニメを指揮した監督や、作画したアニメーターも何か伝えたいものがあるから、興行収入など考えずに地味なテーマを突き詰めていったのだと思います。何が描きたかったのか、それは「このシーン、無くてもいいんじゃね?」と...アニメ『ルックバック』感想
『「めんどくさい」が消える脳の使い方』菅原洋平(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
やらなければならない仕事や家事、やりたいと思っていてもやらないでいる趣味、めんどくさいから、やろうとするとめんどくさくなる、こんな体験は誰にでもあると言えます。わたしは、1日に何回もめんどくさいと思ってしまいますし、やらないでしまうことも多いと思っています。そんなとき、めんどくさいを克服して行動に移せる提案をしてくれるのが本書です。この手の本は、「すぐやる人になる」とか「1歩を踏み出すために」とか、いろいろ出ていますが、ここでは脳科学を根拠に、提案の説明をつけ足しています。要は、自分にあった理屈付けの本に出会うかどうかで効果が決まるわけです。脳内物質や脳の神経系の働きなどを根拠に、いろいろな提案がされています。これは、すでに行っている。そういう方法もあるのかなど気が付くことも多く、脳の仕組みに興味がある自...『「めんどくさい」が消える脳の使い方』菅原洋平(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ムクドリは集団になると騒音や糞害で問題になる鳥です。1匹でいると可愛いものです。新潟県庁敷地内にある県庁の森では、ムクドリ除けに不気味な声(グエエエッ、ゴエエエエエッみたいな)をスピーカーで流していたことがあります。どちらが騒音なのか微妙なところ。ムクドリ1匹
木の実をついばむ小鳥がいました。シマウマのように白黒シマシマの羽が特徴です。顔がよく見えませんが、コゲラでしょう。コゲラは、小さなキツツキで、木をコツコツつつくドラミングをします。虫を主食にしているようですが、木の実も食べますね。特に虫が少ない冬には貴重な食糧でしょう。木の実をついばむ小鳥
『日清戦争 近代日本初の対外戦争の実像』大谷正 (中公新書)
太平洋戦争や日露戦争などのことは、いろいろな本で読んでいるのですが、日清戦争については、高校の歴史の時間に勉強したきりでした。なんとなく、近代的な日本軍が、旧式の清を破り、下関条約・三国干渉の結果、台湾をゲットしたくらいのイメージでした。しかし、戦争の実態は、いつ始まって、いつ終わったか、どこと戦ったのかも朧げな、複雑な様相を呈していたようです。軍夫の動員は、軍人と同じくらいの規模となったことにより、その犠牲も多くありました。清の装備は、ドイツの近代的な銃器で武装しており、大砲も鋼鉄製のものでしたが、日本軍は村田銃と青銅砲が主力で、清の装備より近代的だとはいえなかったようです。また、補給体制が整っておらず、日本側の死因のうち、戦死・戦傷死10%、病死88%で、銃弾・砲弾より、脚気・感染症・凍傷の方が多かっ...『日清戦争近代日本初の対外戦争の実像』大谷正(中公新書)
国道7号線沿いの加治川の道の駅に張ってあっが折り紙。しのぶちゃん甘露寺ちゃんちっちゃいおっさん以上。折り紙
AERA2024年12月16日の記事では、新NISAで買える投資信託2000本のうち、1500本がアクティブファンドで、500本がインデックスファンドなのだそうです(楽天証券)。そして、1、3、5、10年のすべてのステージでインデックスファンドに勝ち続けたアクティブファンドは8本しかなかったということです。8本のうち、2本が高配当株ファンドでした。高配当株は、暴落時でも株価の下げ幅が小さく、配当金自体も株価ほど下がらない特徴を持っていると言われています。逆を言えば、株価上昇局面では、上げ幅は小さいので、大儲けができる投資ではありません。それでも、インデックスファンドより振れ幅が小さいので精神衛生上好ましい動きをします。私は、高配当株を中心に分散投資しています。従って、自分のポートフォリオは高配当株の投資信...自分に合っている高配当株投資
活版印刷三日月堂シリーズの過去がつまった番外編となります。このシリーズは、全6冊。1巻『星たちの栞』2巻『海からの手紙』3巻『庭のアルバム』4巻『雲の日記帳』番外『空色の冊子』(過去)番外『小さな折り紙』(未来)となっており、すでに本編4冊と番外編の未来を読んでいるので、シリーズ読了となりました。本書には、本編の主人公弓子の赤ん坊のときからの過去を織り交ぜながら、本編に登場した人たちや、その周りの人たちの人間模様を描きます。このシリーズを通して、感じるのは、どの話もささやかな創作の物語だと言うことです。それは、栞だったり、朗読会であったり、小冊子であったり、卒園アルバムだったり、と、誰もがやったことがある、どちらかと言えばアマチュア側のものでしょう。それを手伝うのが町の印刷屋三日月堂です。このシリーズを通...『活版印刷三日月堂空色の冊子』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
今年の漢字が選ばれました。なんと今年も「金」!2021年、2016年、2012年も「金」でした。清水寺の和尚さんは、よほど「金」がお好きなかな?金!金!金!金!
JA新潟ビルの前に、オブジェがあります。笹の葉に似ていますが、上に石のようなものが二つ乗っていました。おそらく、固定されていて動かないと思いますが、ただ無造作に置いてあるように見えます。なんだろう?とよく見てみると、「これは稲のモミだ」と思いました。大きすぎるし、2つぶだけではイメージするのが難しい。自分がネズミくらいの大きさなら、モミはこのくらいに見えるかなと言ったところです。これは、巨大な……
5年経つと誕生日までに更新することになるようです。3ヵ月前に更新通知が来るので、期限内に更新するとよさそう。役所まで足を運ばなければならないのがめんどうですが、書類を1枚書いて、暗証番号を打ち込むだけで終わりました。更新後、数時間、暗証番号を使用する用途に使えなくなるそうなので注意しておくとよいでしょう。10年経つと、写真の更新があるそうなので、5年後の更新は面倒そうだけど、そのころには、もっと便利になっていそうです。また、カード保護スリーブも新しくなり、旧来の番号が隠れるタイプから、完全なクリアータイプになり、利便性が高くなりました。マイナンバーカード更新
著者がふるさとの青森県の金木に帰り、津軽地方を旅する紀行文になっています。家族や旧友との再会、そして素朴な交流をしながら、旅をつづけます。3週間かけて津軽地方を1周したと言うことですので、現代と比べると、えらくのんびりしています。描写がうまいのでgooglemapなどを見ながら読むと、津軽旅行に生きたくなります。それだけでも十分、郷土に恩返しをしたと言えるでしょう。ラストの乳母との再開の場面は、小説のラストシーンさながらで、まさに「人間合格」と言える出来です。『津軽』太宰治(青空文庫)
ついに募集が始まりましたね。いままで、日本から投資できなかったシュワブ・米国配当株式ETF(SchwabU.S.DividendEquityETF/SCHD)に投資する投資信託です。米国の高配当株が主な投資対象で、格安の信託報酬で年4回の分配金が期待できるファンドです。NISA枠の残りをぶち込みます。※投資を促す意図はありません。投資は自己責任でお願いします。SBI-SBI・S・国高配当株式ファンド(年4回決算型)
ふるさと納税収支ベスト200が発表されました。わたしが住んでいる新潟県からのランクインは、以下の6市です。22位南魚沼市28.7億円24位燕市27.7億円32位三条市22.8億円64位魚沼市12.9億円70位胎内市11.6億円82位長岡市10.6億円200位(参考)5.3億円83~200位までには見当たらず、上位6市は特に頑張ったから税収が増えたと言って良いでしょう。南魚沼市と魚沼市は、天下無双の魚沼産コシヒカリがあり、順当なところ。燕市と三条市は、世界No.1レベルの高品質洋食器の産地で、新潟県は農業以外でも行けるところを見せてくれました。胎内市は、全国級の産物は知らないのですが、お隣の村上牛なども出品していてなりふり構わない品ぞろえ。長岡市も、魚沼産コシヒカリ等、なりふり構わない品ぞろえの多さで他を圧...ふるさと納税収支ベスト200(新潟県)
フランスの裁判官であるフェルマーは、罪人を火あぶりにしたり、無罪放免にしたりしていたのですが、暇を見つけては、古代ギリシアの『算術』に読みふけり、そこから得た着想を余白に書き残しておく趣味を持っていました。余白への書き込みであり、どこへ発表しようと言うのではないため、それらの定理・予想の証明は、省略して書かれているのです。フェルマーの死後、それらをまとめて長男が本にしたことで、その後、3世紀以上、数学者を悩ます難問が生まれてしまったのです。フェルマーが残した定理や、予想は、多くの数学者の並々ならぬ努力で一つずつ証明されて行き、最後に残った定理が、フェルマーの最終定理と呼ばれるものでした。フェルマーが証明済みとした定理でしたが、その証明自体が不明だったのです。それを証明するため、数学者たちの3世紀を超える戦...『フェルマーの最終定理』サイモン・シン(新潮文庫)
J-powerは、2004年に民営化された電力会社で、エネルギーと環境を調和させる発電を行っている企業です。簡単なアンケートに回答すると美しいカレンダー(13枚つづり)がもらえます。年間配当金も、わたしの場合、投資額の6.29%まで成長している優良企業。自己資本比率が36%と低めで、投資キャッシュフローのマイナスも大きく、成長途上の企業のようですが、配当金も気前よく出してくれるところが気に入っています。営業・投資・財務のキャッシュフローのバランスが良いので、これからの発展も期待できます。※投資をお勧めするわけではありません。※投資は自己責任でお願いします。J-power(電源開発)のカレンダーが届きました。
毎年、勤労感謝の日を目安にスタットレスタイヤに交換するのですが、天候が思わしくなく、昨日、交換しました。過去、3年間は高速道路で通勤していたので、ホイルバランスを調整する関係でお店に頼んでいたのですが、今年は自分で交換しました。3年のブランクがあるので、スムーズにやれるか心配していたのですが、体が覚えていたらしく、すんなり作業が完了しました。スタッドレス5シーズン目になりますが、溝も減っていないし、硬さもちょうどよさそうで、あんなにたくさん走ったのに、ブリヂストンのタイヤは丈夫です。返って普通タイヤ(横浜タイヤ)の方が減りが激しい感じでした。久しぶりのタイヤ交換
南木佳士、帚木蓬生など、医師の兼業作家を愛読しているのですが、久坂部洋もその一人です。この三人の中で、文学賞からもっとも遠く、もっともえげつない作家であると、賞賛の言葉を送りたいのです。作者は在宅医療や老人医療に携わっているのですが、この作品でも、「こんなこと、お医者様が書いていいの!?」と思うようなことを平気でバンバン書いてきます。もちろん、自分の意見としてではなく、小説の登場人物の言葉を通してです。ある介護施設の老人の三人連続の不信死を巡り、介護現場・福祉制度の問題点をえげつなく取り上げていきます。建前をぶち壊す本音の部分をぶち込んでくるので、ある意味、爽快感があります。この小説では主人公が二人いて、視点を交互に移しながら、ストーリーが進んでいきます。一人は疑惑のイケメン看護師K、もう一人はそれを追う...『介護士K』久坂部羊(角川文庫)
毎年、年末にいただいております。来年は、4年目になるので、2000円分もらえる予定です。クオカードは、旅行中のコンビニなどで重宝します。稲畑産業より株主優待クオカード
あかねちゃんの車が壊れてしまって、買い換えることになった矢先、給湯器も壊れてしまいました。車2百万円+給湯器60万円くらいの出費になりそう。どちらも20年近く頑張ってくれたので、文句などなく感謝しています。あと、1ヶ月で厄年を乗り切れると思ったのだが、ラストスパートのように厄が付いてきたみたいです。普通の限界以上、使っているものが、たくさんあるので、順次変えていく時期がきただけです。あと、1ヶ月、気を引き締めていくぞ!もうすぐ後厄が終わる!
「ブログリーダー」を活用して、むぎわら日記さんをフォローしませんか?
公園の紫陽花が見ごろになってきました。咲きかけも味があります。紫陽花の花の色は、土壌のPHによって変わり、赤ならアルカリ性、青なら酸性だそうで、天然のリトマス試験紙みたいおもしろいですね。日本は雨が多く、ほとんどの土壌が酸性に傾きやすいと言われており、何もしなければ赤系統のあじさいは珍しいと考えられます。紫陽花が見ごろ
派手な黄色ですが、それでいて上品に見えるのは、丸く控えめな花弁につつましさが感じられるからでしょうか。都草の都が京を差すのか差さぬのか。戦国の昔、大阪城の周辺にも咲いていて、淀君が愛したので淀君草とも呼ばれているようです。家の隣の公園に咲き始めたと思ったら、草刈部隊に刈られてしまい、また再生して、咲き誇っています。雨上がりにモンキチョウもやってきて蜜を吸ってますね。真上から見ると、円を描くように花が配置されていることがわかります。見れば見るほど、味わい深い花です。淀君が愛したミヤコグサ
雨が上がったので、散歩に出てみるとシジミチョウが花から花へ飛び回っていました。よく見ると、ツバメシジミのようです。ツバメシジミは、後ろ羽にチョッとだけ雫のような突起があります。かわいい😌雨上がりのツバメシジミ
今年もやってくれました。Amazonunlimited3ヵ月無料サービス。Amazonunlimitedとは、電子書籍500万冊を1ヶ月980円で読めるサービスなのですが、Amazonプライムディに合わせて、お試し期間として3ヵ月無料で楽しめます。7月14日までに申し込むと、その日から3ヵ月無料で利用でき、解約しておくと、3ヵ月後にくる最終日に借りていた書籍が端末から削除されるしくみです。毎年、利用させていただいて、その3ヵ月は、紙の本を封印し、Amazonunlimitedのみで読書を楽しんでいます。1ヶ月10冊ペースで30冊が目標です。Amazonunlimited3ヵ月無料期間
第一生命の株主優待である「QOLism(キュオリズム)」アプリを使って、ポイントをためているのですが、前年度は5月末でおしまいで、6月からは新年度となるようです。余ったポイントは無効になってしまい繰り越しができないルールみたいです。1460ポイント貯まりましたので、1400ポイント分をamazonギフト券1400円分に交換しました。上限の2000ポイントまで行けませんでしたが、冬になってから使い始めたので、半年分しか活用していませんし、日本海側の冬の気候では歩数確保がいかんともし難い。今年の上限は2500ポイントだそうで、真面目に健康増進に取り組んでいきたいと思います。「QOLism(キュオリズム)」ポイント更新
定年退職時のあいさつのときに、もしかしたら、「読書に、おすすめ本は何ですか」という質問がでるかもしれないと思い、回答を準備してありました。残念ながら、そのような質問はありませんでしたので、胸の中にしまっていたのですが、市役所から所得税の請求が来て、ふと思い出しました。3冊、おすすめ本を考えていたのですが、何を候補にあげていたのが思い出せず「こりゃ、まずい」と思って、読書記録のフォルダをひっくり返し、なんとか思い出すことに成功しました。Gooブログのサービスも終了するし、もうホトボリも冷めただろうと思ってメモしておきます。『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリング(日経BP社)世界的大ベストセラーで、オバマ大統領が絶賛し、ビルゲイツが出身大学の卒業生の希望者全員に配布したと言う名著。統...退職前に言い残したこと
市役所から市民税の請求がきた~っ!わし、無職なんだけど……去年、一昨年までの給料分の市民税も収めたのですが。よく見ると、昨年の1~3月の給料分の市民税でした。むにゅ~、今年は納めなくて良いと思っていたのにおどろきです。4分割の振込用紙が同封されていましたが、うっかり忘れて滞納だとか言われるのも嫌なので、一括して納めたいところです。でも、利子がもったいないし……こんなことで悩むのもタイパ悪すぎでしょ。それを考えたら、一括じゃな。なに!所得税を納めろだと!
角田山を登ろうと家をでたら、お弁当を忘れたことに気が付き引き返したので、気力が消耗。菩提寺山に登ることにしました。蒸し暑くて、気温が30度を超えそうなので、木陰の多いコースを選びます。いきなりドクダミのお花畑。5枚の花弁があるか探したけど、4枚ばかりです。いつ見ても、迫力ある油田あと。コナラの2次林。昔は20年おきに伐採され、焚き木や炭焼きの材料に使われていたそうですが、今は放置されていて50年以上経っているとのこと。真夏の女王ヤマユリのつぼみも、大きくなってきました。いつもは空なのですが、小石の入った袋がありました。一つ持って登ります。2キロ程度の重さなので、坂道ではかなり負荷になりますが、カロリー消費も目的なので問題なしです。できるだけ頂上の近くまでもっていって、ぬかるみに撒きます。ヤマアジサイも咲き...菩提寺山(石油の里より)2025夏至前日
暑い日が続くので、夕食が済み、陽が沈んだタイミングでイオンまで散歩するようになりました。その頃になると鮮魚が半額以下に値引きされていることを発見しました。良い魚が残っていると買ってくることにしています。昨日の夜は、アジが安かったので購入し、今朝、塩をまぶして焼く準備をし、冷蔵庫に入れました。夕方に魚焼き機に入れればOK。中型4尾で160円なのだから格安です。♪魚を食べると~頭・頭・頭がよくなる~♪という歌がありましたが、少しはボケるのが遅くなるかな。夕食の準備
ソ連の鉄のカーテンの向こう側で書かれた心温まると同時に深く考えさせられる10篇の掌編小説が収録されています。どれも、教科書に載って良いようなスキのない出来で、共産主義の下の庶民の暮らしを垣間見ることができます。特に表題作の「美人ごっこ」は秀逸。子供たちが考えた遊びなのですが、一人を選び、その子を囲み、みんなでほめたたえるという単純なものです。いつも美人役に選ばれる女の子は、一番みにくいニンカという子でした。みんなで彼女を囲み、考えられる限りの誉め言葉を贈るのです。ある日、引っ越してきた子が、美人ごっこが変であることを言ってしまい、鏡を見たニンカは真実の自分の容姿に気が付いてしまうのでした。そして……短編で、ここまで書いてしまえるのは、すごい筆力だと思います。絶版で、古い本しか出回っていない様ですが、電子書...『美人ごっこ』ヤーコブレフ(旺文社文庫)
債権を買うときの担当社員との雑談で、野村の社員の勉強会で、高配当かつ連続増配傾向かつ株価上昇、財務健全の株を検討したということでした。「そのリスト、送ってもらえないでしょうか」と言ったら、それはだめで、口頭でお伝えしますとのことでした。4銘柄ほど教えてもらいましたが、そのうち2社はすでに所有していたので、残りの2社を検討してみました。丸井グループ(8252)小売り業の株は、持っていないので検討してみました。以下は、四季報を斜め読みした分析です。小売り業とは言っても、エポスカードと絡めた金融業も核にもったいるようです。金融+小売りという形態が特徴的な会社です。株主還元にも積極的で、自社株買いなども視野に入れ、14期連続増配しているようです。財務は、自己資本比率が低く23.4%ですが、金融業との複合の結果と考...野村證券からの情報を検討
野村證券より電話で、良い債券があるのですがと電話が来ました。よくよく聞いてみると、野村ホールディングスが、自分のところの債券を発行するらしい。第3回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約※付)10年満期ですが、期限前償還条項がついているので、だいたい5年で返ってくるのが普通です。金利は、最初の5年が年1.983%。以降5年間は、5年国債金利に0.970%を加えたものとなります。野村の株式の配当は4%以上あるので、株式の方がよいが、債権は安全性が高くなります。具体的に言えば倒産した場合債券××株式××株が暴落した場合債券△株式×平穏な相場が続いた場合債券△株式○株が高騰した場合債券△株式◎と、倒産しなければ、満期には確実に元本がもどり利子は半年ごとに振り込まれるのが債券です。一見すると、...債券を買った
(参考:前記事備蓄米ゲット)まずは、袋を開けて匂いを嗅いでみると、古米特有の脂肪酸の臭いは少なく、匂いがしない米でした。粒もそろっていましたが、少し白さが足りないように感じました。米を砥いだ感覚は、とぎ汁の白さが少し低いように感じました。このあたりは、当然と言えば当然で、経年劣化しているだけでしょう。寝る前に電気釜(4月に買ったばかりの新品)にセットし、朝に炊き上がりました。炊いている途中に部屋中に漂う甘く美味しそうな香り(昨日までは、新潟岩船産コシヒカリを食べていました)は、まったくありませんでした。しかし、古米のような匂いもなく、特に問題があるとは思えませんでした。炊き上がりもお米が立っている感はなくバラバラです。まあ、こんなものでしょう。やはり、少し白さが足りないような気がします。古い米なので仕方な...備蓄米炊いてみた
昼すぎに、散歩に出かけ、のどが渇いたので、目についたドラッグストアで飲み物を買おうと立ち寄りました。すると、備蓄米が積まれてありました。半透明な袋に入っていたので、中を見て品質を確認してみると、割れ米も少ないし、粒張りもよいし、白濁も少ないので、少なくとも見かけの品質は上等のものでした。丁度、今朝炊いたご飯で、米が無くなったので、買って帰ってみました。表示を見ると、産地、品種、年産、使用割合の記載がありません。2022年産の古古米だとすると、あの年の北陸地方は猛暑で、白濁している粒が多いはずですが、少ないので、もしかしたら2021年産の古古古米の可能性もあります。そして、キャッチコピーが秀逸で「清らかな清流に恵まれ、豊かな土壌で育ちました。自然が育む味、香り、粘り。是非、一度ご賞味ください」とあります。銘...備蓄米ゲット
駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
夏至が近づいてきて、夕暮れ時が長くなってきました。北極圏では、白夜の季節でしょう。白夜まで行かなくても、高緯度地帯では、夜中まで夕暮れ時がつづいたりします。夕暮れ時に散歩すると、1日が終わりねぐらへ帰る達成感と解放感で充実した気分を思い出させてくれます。まだ、蚊もでてきていないし、夕暮れを楽しむには絶好の季節です。梅雨が無い北海道に行って、ビール片手に楽しんでみたいものです。そんなことを思いながら、イオンまで歩いていくと、大きな鯵が1匹80円まで値引きされていました。これは、明日のおかずにしようと買って帰りました。白夜の季節
芥川賞作家中村文則の短篇集。13篇の掌編が収められています。中村文則の小説は、7冊ほど読んでいますが、中・長編のみで、短編小説は読んだことがありませんでした。重い内容が多いので中編程度が丁度よい感じなのですが、短編だとどうか興味がありました。内容はバライティに富み、意外な切り口の多さに驚かされます。それもそのはず、初出の掲載誌が5誌あり、編集からの要望の方向性もかなり違っていたようです。純文学←→大衆小説の順番で並べてみる(あくまでも主観)と下のようになります。「早稲田文学」「文藝」「群像」「新潮」「現代小説」従って、内容も俗っぽいものから文学的なものまで様々で、就職氷河期世代の27歳で芥川賞を受賞し、作家として生きていかなければならなかった苦労が垣間見れました。作者自身、純文学作家としては多作の方で、そ...『A』中村文則(河出文庫)
梅雨に入って、エゴの木の花も落ちはじめました。花ごと落ちるところは、ツバキに似ています。エゴの木の花の花びらは5枚のものが多いのですが、たまに4枚のものも見かけます。6枚の花が落ちていたので写真に撮りました。前に幸運のドクダミの花(花びらが普通4枚だけど、幸運のドクダミは5枚)の話題をラジオで聞いていたので、これは縁起がよいかも!と思ったのです。四葉のクローバーとか、普通より少し多めというのは、縁起が良いのでしょう。エゴの木の花6枚
6月になると、山のように株主総会資料が郵送されてきます。全部に目を通すのは、たいへんなので、適当に端折ります。問題がない会社のは見ずにスルー。その中で、オンライン投票するとQUOカードが当たるとチラシが入っているヤツは、全部、投票します。基本的に全部賛成。そして、注意したいのが怪しげな株主提案です。経営陣が反対している株主提案は、とりあえず反対にしました。一部の株主の利益のために、使われてはかなわないですので。そして、今回、多かったのが、「株主パスポート」なるアプリをダウンロードすると、最大10,000ポイントの株主ポイントが当たるというもの。とりあえず、ダウンロードして、使ってみました。いろいろな会社の情報を自分用に一括して見られるのは、便利そうです。株主総会の投票もできます。しかし、三井住友信託銀行に...株主総会投票と株主パスポート
奇妙なキノコ?が生えていました。ホソツクシタケのようです。ホソツクシタケは、朴の木の果実に生えるおかしなキノコ。他にブナの実に生える近似種もいるらしい。地上に落ちた実に、選択的に生える生物がいるとは、自然の神秘です。生長するとだんだん下の方から黒くなっていくことがわかります。もちろん、食べられません。と言うか食べたいと思いません。なんだ、これは!?ホソツクシタケ
詩人、写真家の銀色夏生の初めての物語集。様々な物語が載っていますが、自由奔放に書かれたライトな物語という感じがしました。セリフが多いので、すぐ読み終えてしまいます。小説家なら、こう書かないだろうという文章が多々ありましたが、そこが詩人の自由さなのでしょう。新鮮な感覚を学ばせてもらいました。『夕方らせん』銀色夏生(新潮文庫)
5年ぶりに第二期が作成されるそうです。5年前に観て、それから無料で観れるところが無くなったので、ずっと見たくても我慢していたのですが、amazonプライムビデオで見られるようになりました。うれしくて、通しで見てしまいました。一言で言えば、電脳世界でサバイバルゲームをする話です。ソードアートオンラインのサイドストーリーになりますが、メインとの大きな違いは、キャラクターのリアルとアバターのギャップが激しいことですね。主人公のちっこい女の子のリアルの姿は、背が高いことにコンプレックスを持っている女子大生です。ゴリラ女のボスが率いるアマゾネスチームのメンバーのリアルは、新体操部の女子高生たちだったりします。狂った女のピトさんや、その臣下のMさんの正体は、ネタバレになるのでふせますが、かなり笑える展開となりました。...ガンゲイルオンライン(アニメ)第二期
愛や友情、その正体を科学的に明示させるのが本書です。実際の戦争でも壊滅した部隊の最後の生き残りの兵士が、負傷した戦友を助けるため捨て身の戦いを繰り広げる場面があります。彼らに共通するものは何なのでしょうか?このような自己犠牲による利他的行為は、生物学の基礎である利己的な遺伝子と矛盾することなく説明されています。利他的な友情とは、遺伝的に我々にプログラムされた遺伝子の中にあるのです。人間は、親しい友人の中に、もう一人の自分を見出しているのです。それは自己の拡大により、他人を自分の一部と認識しているときにおこる現象です。そのことによって、人は他人に必要とされなけらば生きていけない生物なのです。人は一人では生きられないとありますが、人に助けてもらわないと生きられないという意味の他にも、他人を助けないと生きていけ...『残酷すぎる人間法則』エリック・バーカー(飛鳥新社)
三日月堂シリーズの本編完結巻になります。三日月堂の経営も軌道に乗り始め、新しい段階(本の印刷)に踏み出す時が刻々と近づいていきます。学生時代、文学賞を受賞したことをきっかけに筆を置いた古本屋の店主の前に、学生時代の文芸部の仲間が訪ねてきます。そして、本を作ることになるのですが、店主さんには時間(余命)が限られていたのです。活版印刷で本を刷るには、三日月堂の他の業務を休止するくらいの覚悟がいるのでした。もう一段階、経営業務のステップアップを余儀なくされていく三日月堂と、それを支える人たちの進化が見どころとなります。物を作ること、創作することの静かな熱を感じられる物語も一旦これで終了となります。『活版印刷三日月堂雲の日記帳』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
真っ黒い虫がいたので、写真をグーグルの画像検索を掛けたら、一発でタマムシの一種だと判明しました。角度を変えると色とりどりに変わっていく色彩をタマムシ色と言いますが、このタマムシは、真っ黒です。タマムシにも真っすぐに筋の通ったやつもおるんやなぁ。クロナガタマムシ
梅雨入り前の爽やかな晴れの日、鳥の声に誘われるように里山を歩いてきました。平年なら、梅雨入りしていている時期ですが、今年はまだ先のようです。アジサイは、きれいに咲いています。桑の実も熟し、トラノオ、ムラサキシキブの花も咲き始めています。マタタビの花も散り始め、わたしがネコなら酩酊してしまいそうなくらい香ってました。観音堂まで足を延ばしましたが、新潟平野は、緑一色です。田んぼは、有効分げつ終止期となり、中干しの真っ最中です。ウツボグサの花も咲いていました。他は、アクシバ、トリアシショウマなどが見頃です。途中で、アナグマさんに出会えたのですが、写真を撮る前に藪の中ににげられちゃいました。梅雨入り遅れの乾燥で蚊もいませんでしたが、スズメバチと何回か遭遇しました。今週末には梅雨入りかな?角田山(五倫石~山の神)2024初夏
ハウルの動く城シリーズ最終巻となります。主人公の女の子が、病気で入院する魔法使いのお爺ちゃんの家に留守番に行くところから物語が始まります。お爺ちゃんの家は時空が曲がっていて、どこに行くかの手順がややこしくいろいろ苦労する話が続きます。ハッキリ言って、かなり退屈でした。しかし、中盤以降、ソフィー、ハウル、カルシファーの面々がでてくると、アクションシーンが多くなり引き付けられました。ついに、「動く城」が本領を発揮します。巨体を動かして悪を追い詰めます。カルシファーが大活躍するので、好きな人は必読です。主人公の周りにいたキャラクターの意外な正体が明かされていくのは、前作のパターンと同じです。この辺は、外見や先入観にだまされないようにという教訓話なのでしょうか。軽いファンタジーものなので、娯楽として楽しめる良作と...『ハウルの動く城3』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)