暑い日が続くので、夕食が済み、陽が沈んだタイミングでイオンまで散歩するようになりました。その頃になると鮮魚が半額以下に値引きされていることを発見しました。良い魚が残っていると買ってくることにしています。昨日の夜は、アジが安かったので購入し、今朝、塩をまぶして焼く準備をし、冷蔵庫に入れました。夕方に魚焼き機に入れればOK。中型4尾で160円なのだから格安です。♪魚を食べると~頭・頭・頭がよくなる~♪という歌がありましたが、少しはボケるのが遅くなるかな。夕食の準備
真っ黒い虫がいたので、写真をグーグルの画像検索を掛けたら、一発でタマムシの一種だと判明しました。角度を変えると色とりどりに変わっていく色彩をタマムシ色と言いますが、このタマムシは、真っ黒です。タマムシにも真っすぐに筋の通ったやつもおるんやなぁ。クロナガタマムシ
梅雨入り前の爽やかな晴れの日、鳥の声に誘われるように里山を歩いてきました。平年なら、梅雨入りしていている時期ですが、今年はまだ先のようです。アジサイは、きれいに咲いています。桑の実も熟し、トラノオ、ムラサキシキブの花も咲き始めています。マタタビの花も散り始め、わたしがネコなら酩酊してしまいそうなくらい香ってました。観音堂まで足を延ばしましたが、新潟平野は、緑一色です。田んぼは、有効分げつ終止期となり、中干しの真っ最中です。ウツボグサの花も咲いていました。他は、アクシバ、トリアシショウマなどが見頃です。途中で、アナグマさんに出会えたのですが、写真を撮る前に藪の中ににげられちゃいました。梅雨入り遅れの乾燥で蚊もいませんでしたが、スズメバチと何回か遭遇しました。今週末には梅雨入りかな?角田山(五倫石~山の神)2024初夏
『ハウルの動く城3』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
ハウルの動く城シリーズ最終巻となります。主人公の女の子が、病気で入院する魔法使いのお爺ちゃんの家に留守番に行くところから物語が始まります。お爺ちゃんの家は時空が曲がっていて、どこに行くかの手順がややこしくいろいろ苦労する話が続きます。ハッキリ言って、かなり退屈でした。しかし、中盤以降、ソフィー、ハウル、カルシファーの面々がでてくると、アクションシーンが多くなり引き付けられました。ついに、「動く城」が本領を発揮します。巨体を動かして悪を追い詰めます。カルシファーが大活躍するので、好きな人は必読です。主人公の周りにいたキャラクターの意外な正体が明かされていくのは、前作のパターンと同じです。この辺は、外見や先入観にだまされないようにという教訓話なのでしょうか。軽いファンタジーものなので、娯楽として楽しめる良作と...『ハウルの動く城3』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷 智子 (ちくまプリマー新書)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)
わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ
──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)
家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。
もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ
この前、読んだ小説に出てきた焼きピーマンを作ってみました。小説の中では炭火の上で転がしながら丁寧に焼くのですが、面倒なので、レンジメイトプロを使って電子レンジで焼いてみました。思っていたより水分多めで、良く言えばジューシー、悪く言えば、焼き物の味の濃縮が少ない感じで、めんどくさがらずに焼いた方が良いかなと思います。ついでにアスパラガスも焼いてみましたが、こちらは甘くてジューシーに焼けました。しかし、やっぱり、レンジメイトプロは、時短家電の範疇なのかなと思いました。焼きピーマン
ジョウカイボンの一種で、主に肉食らしい。漢字で書くと「浄海坊」で、平清盛のこと。平清盛は、この虫に刺され高熱を出して死去したという誤解をもとに名前が付けられたという説がありますが、そんな毒を持っていないようです。あまり、存在感のない虫なので、名前だけ誤解されて派手になっちゃったみたいです。アオジョウカイ
南フランスの片田舎にある使われなくなった風車小屋を買い取り、そこに住んで、徒然なるままにつづった、掌編、エッセイ、小話の類が詰め込まれています。盛りだくさんの内容で、中には、当時の社会的背景を知っていないと理解が難しいものもあり、わたしの教養では面白さを感じることができない掌編もありました。背景にある田舎の暮らしにはあこがれますが、それとは関係ない内容のものも多いので、そちらに期待して読むと薄く感じるかもしれません。『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)
3ヶ月に1回の頻度で、歯科検診&クリーニングに行っています。歯科衛生士の人が感動していました。だんだん、数値がよくなってきて、珍しいくらいよくなったとのことでした。1日1回、きっちり手入れをしてただけなのですが、それだけで十分なようです。歯科検診に行ってきた。
『ハウルの動く城2』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (徳間文庫)
『アブダラと空飛ぶ絨毯』が本当の題名で、『ハウルの動く城2』は、スタジオジブリのアニメ映画にあやかった営業用だと思います。『ハウルの動く城1』が、『魔法使いハウルと火の悪魔』で、アニメ映画の原作になります。この本は、それから数年後のお話で、主役は若き商人アブダラです。内容は、アラビアンナイトをモチーフにした、空飛ぶ絨毯+ジン+お姫様たち。夢の中で出会った美しい世間知らずの姫君「夜咲く花」が、ジンにさらわれてしまい、それを取り返すために若き商人アブダラが立ち上がります。アブダラの特技は、歯の浮くようなお世辞を連発して交渉する交渉術にあるのでした。とにかく、出てくるキャラクターの個性が強烈で、それだけで楽しませてもらえます。前作の、ハウルやソフィーやカルシファーも、隠れながら活躍してくれます。『ハウルの動く城2』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
マムシの首に似ているということでつけられた名前らしいです。菩提寺山では、マムシグサが多く、たまにウラシマソウがありました。緑色で美しい色合いです。マムシグサ
蟻が団子のように固まっていました。結婚飛行には、まだ早そうだと思って、観察すると、背中に何か背負っているみたいに見えました。よく見ると、トゲがついた漆塗りの鎧のように見えます。これは、子供の頃、図鑑で見たトゲアリでは!初見でした。トゲアリの生態を知らべると、トゲアリの女王は、単独で他の種類のアリの巣に潜入→隠れながら少しずつ巣の中のアリを殺して、自分がその巣の仲間としての臭いを少しずつ手に入れる→仲間として同化するとそこで繁殖を開始して、他のアリを殺していき、トゲアリの巣にしてしまう、と言う恐ろしいものでした。潜入した女王は、見つかって殺されてしまう方が多く、乗っ取りの成功率は低いそうなのですが、なんとも凄まじい昆虫の世界です。トゲアリ!
この人が書くキャラクターは、みんな欠点だらけで、平均以下と言っていい人たちですが、一生懸命生きていて好感が持てる人たちばかり。小さな酒場には、野良猫たちの家族図が貼ってあります。手描きのイラスト付きで、猫の名前と特徴がメモ程度に書かれているのです。それを見ながら小さな窓に姿を見せる猫の名前を当てる他愛のない賭け事(猫じゃん)を楽しむ常連たちと、不愛想なマドンナ的存在の夢ちゃん、主人公の売れない構成作家の青年とで織り成す青臭い現代の四畳半フォークの世界かな(笑)と思いきや、ラストはいきなり何十年も経ったあとに訪れる静かなる真実の告白。人生って、そんなものだけど、思うようにはいかなくたって、よかったじゃない。と思えるほんわかラストに、さすが、ドリアンさんとうなるのでした。『新宿の猫』ドリアン助川(ポプラ文庫)
金色の筋に、青く輝く尻尾をもったきれいなトカゲです。成熟すると、地味な色になります。尻尾が切断されていますね。天敵に襲われたのでしょうか。ヒガシニホントカゲ
30℃近い気温になりそうなので、遊歩道を散策してきました。石油の里に車を止めて、掘出神社へ向かいます。途中には、油田があったころのなごりの遺跡が残っていて迫力があります。りっぱな石段がありますが、人気もなく静かな神社です。石油景気に沸く昔は栄えていたのでしょう。神社の裏から山へ入り遊歩道を歩いて白玉の滝に向かいます。石油景気のときの金津村を称えた詩ですね。ローカルテレビにも、よく出てくる白玉の滝。寒い時期に滝に打たれるのが趣味な人が結構いるみたいです。林道を行くとイヌシデの群落があります。植物名に“イヌ”とつくと、役に立たない植物が多いですね。イヌシデもあまり役にたちませんが、樹形が美しく庭木や盆栽などで重宝がられます。この辺から、菩提寺山に入り頂上を目指します。臍清水(へそしみず)、白玉の滝に流れ込むこ...菩提寺山(木漏れ日遊歩道)2024初夏
吉村昭の短篇集。9本の短篇が載っていますが、9本とも当たりの出来で流石と言うほかありません。どうして、こんなに静かな世界で、盛り上げることができるのだろうと、純文学の醍醐味を味合わせていただきました。1本目の「休暇」は、刑務所に努める男が、新婚旅行をするため、支え役(絞首刑時、罪人を下から支える役)を買って出る話です。支え役は誰もやりたがらないので、一週間の特別休暇をもらえるです。2本目の「眼」は、角膜移植手術を生業にする医師が、死者の眼球を採取しに行く話です。眼球の採取は、法的に複雑で、違法だが無視されている部類の行為に当たり、死者と遺族の意見の相違もありますし、気が変わったりすることもあります。なんと言っても、鮮度が落ちると役にたたなくなります。冒頭の2本から、強烈な話ですが、8本目の「老人と柵」は、...『蛍』吉村昭(中公文庫)
ハリウッドで評判が良いようなので、配信で観ました。ストーリー・演出がハリウッド風で、なるほど、これは国際的に受けるわ!と納得しました。平成ガメラシリーズから、シンゴジラまで、カメラの視点を下に下にと持ってきて、実際の人間視点に視聴者をもっていく演出を磨いてきていましたが、この映画は、それが徹底していて、今までわたしが観た怪獣映画でもっとも成功していると感じました。水爆実験から古代怪獣が復活するというコンセプトが生きていて、ATPのエネルギーで生きている生物から原子力エネルギーで動く生物に進化したように、まったく別な生物として描いているところもSFとして楽しめました。また、その辺を説明しないところも良かったと思います。こういったSFのリアリティを演出するには、嘘は一つだけにせよと言われていますが、ゴジラの原...『ゴジラ-1.0』を見ました。
マイクロソフトのお絵かきAIであるDesignerで遊んでみました。昔、書いた小説を絵にしてもらいました。荒唐無稽なお話なので、どういう絵になるか楽しみでしたが、こんあのできました。確かに、小説に出てくる要素がちりばめられていますが、かき混ぜられている感じです。Designerで遊んだよ。
『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン (講談社+α文庫)
内向型人間について書かれた本格的な本を読んでみました。アメリカ人向けに書かれているので、アメリカ文化の色が濃くて勉強になりました。とにかくアメリカは自己主張が強いことを良しとする社会のようです。アメリカ人の彼女に言わせれば、アジア人のように沈黙や内面を重視する内向的な人は少ないようです。それでも、アメリカ人で内向的な人は3割~5割くらいはいると見積もっています。最近読んだ日本人が書いた本には、内向的な人は2割くらいと見積もっていましたので、日本人が見た日本人は外交的な人が多いのに、アメリカ人から見たアジア人(日本人も含む)には、それより多くいると見積もっている印象です。この本では、隠れ内向型(アメリカ社会で内向的な性格だと不利なので、外向型を装っている人たち)が多くいると指摘しています。日本でもそう思うく...『内向型人間のすごい力静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン(講談社+α文庫)
さすが、マイクロソフトでAIを作るプログラマーは、普通の人より指の数が何本か多いようです。とうぜん、そういう人がプログラムしたAIも、指が多いイラストを量産してきますね。もう少し、キーを打つ速度が遅くてもいいのではないでしょうか。と思っていたら、足が多い人もいるらしいです。しかし、それでも、AIはすごいな。マイクロソフトのAIにイラストを描いてもらいました。
ヒメマダラエダシャク木々の葉っぱが茂ってくると、葉の上に白い蛾が止まって、じっとして動かないでいる光景をよく見かけます。すごーく目立ってしまっていて、よく鳥などに襲われないものだなと思っていましたが、これって、鳥の糞に擬態しているようです。確かに、鳥の糞を食べようとする鳥はいないでしょう。わたしはクソです。
若葉が茂る八十八夜から3日目です。明日は立夏、今日までが春です。気温も高くなったせいか、心肺的にきつく感じました。もう春の花々の姿は無く、山は夏の準備に入っています。若葉の影で、枯れていく草がありました。キツネノカミソリです。春一番に芽吹いて、若葉が茂ると枯れてしまい、真夏に茎だけ伸ばし花を咲かせます。欝蒼としていますね。エメラルドグリーンの若葉の森です。葉がないときは、良く見えた海も、とぎれとぎれです。アマドコロの花ホタルカズラ観音堂からの新潟平野。田植えが始まり、田んぼに水が入ってきています。浜にも穏やかな波が打ち寄せ居ています。日本海は冬の荒海以外は、外国人にまるで湖のようだと言われるくらい静かな日も多いのです。春の花はほとんど終わり、花の数が極端に少なくなります。ホタルカズラ、キジムシロ、シャガな...角田山(浦浜コース)2024春
『サスペンス小説の書き方』パトリシア・ハイスミス(フィルムアート社)
『太陽がいっぱい』『見知らぬ乗客』など大ヒット映画の原作を書いた大作家である著者が、どんな試行錯誤を繰り返しながら作品をものにしていったかを解説しています。短篇・中編・長編小説の書き方と言ってもハウツウではなく、実際に行っていた作業を細かく明かしていきます。いくつもの案があり、書いてみてダメだと没にしたバージョンや、出版社とのやり取りや、一つの作品でもどの出版社の意見を聞くかなど、恐ろしいほどの労力をかけて書き上げていくことがわかります。プロの小説家の仕事は、たくさん書いてたくさん捨てると言われますが、まったくその通りだなと思いました。小説家も楽じゃないですね。『サスペンス小説の書き方』パトリシア・ハイスミス(フィルムアート社)
自動販売機だからって、たまには休みたいよ。ただいま閉店中
題名が衝撃的ですが、内容はそうではありません。個性が幻想であると言い切っているわけではなく、精神病患者を理解するには、彼だからで終わるのではなく、彼をとりまく環境や社会とのつながりを見ることも大切だという程度のことでした。ま、タイトル詐欺?という感じです。それより、人は生まれた瞬間から不安を解決するために思考・行動しているという見方にはうなづかされます。人は、不安を解消するために、多くのコストをかけて生活しています。そのコストを抑えることが、最大の節約になることも多いはずです。それがビジネスチャンスにつながるし、無駄な安心のためのコスト低減にもつながっていくでしょう。また、社会の中での精神科医の役割について、特々と語る後半は、もう医学というより政治家といった感じでした。いずれにせよ、普通の人が読む本ではな...『個性という幻想』サリヴァン(講談社学術文庫)
調べても名前が分からず、画像検索してみたら、一発で同定できました。今の画像検索はすごいですね。こちらは、ヒメジョウカイということで、今年、初めて写した甲虫はイタドリハムシ、2番目はヒメジョウカイでした。イタドリハムシとヒメジョウカイ
著者が山人を取材して集めた現代の民話集といえると思いました。恐ろしい話だと宣伝文にはありますが、どちらかというと不思議な話です。狐火や人魂、狐に化かされた話、正体不明の足音など、里山で出会う怪奇現象の聞き取り話集です。起承転結がある物語ではなく、狐火を見たとか、狐に化かされて川に落ちたとか、誰もいないはずのところで足音がしたが、やっぱり誰もいなかったと言った類の話です。少し前まで、酒を飲んでは、他愛のない嘘か本当が分からない話をしあった経験がありますが、そんなことを思い出しました。本、テレビ、スマホが普及するにつれ、こういった語りを聴く機会も減ってきていると思いますが、この本がベストセラーになるのですから、魅力があるシチュエーションなのでしょう。こういう語りのネタは、けっこう持っているのですよ、わたしも。『山怪』田中康弘(山と溪谷社)
イチリンソウともあろうものが、なんと2輪咲いていました。一輪だと寂しい時もあるのでしょうか。こちらが、本物のニリンソウ。イチリンソウが2輪咲き
沢コースより登りました。新緑がまぶしくなり、昆虫の種類も増えてきました。道が途中で流されていましたが、小さな沢なので、石飛びで渡れます。新緑。シュンラン黄砂がひどい。田んぼの代掻きが始まりました。ろう火峰のベンチも増えてきました。帰りは、ろう火蓮尾根を選びました。ミツバツツジが咲き始めました。ホウチャクソウも咲初め。シャガ、オオサワハコベなど咲初めいていました。高立山2024春
なぜ、ビール会社からキリンを選んだのかと言えば、キリンビールが好きだからです。新製品が試飲できるのもうれしいですね。キリンビールより株主優待いただきました。
身長154センチ、体重41キログラムの女性パイロット、ハンナ・ライチュの自伝です。小柄で華奢な彼女が、鍛え上げられたゲルマン民族の男たちに混じって、テストパイロットとして第二次世界大戦を駆け巡る、漫画にもならないような奇想天外な記録となっています。飛行に魅せられ、グライダーにのって空飛ぶ医師を目指した彼女ですが、やがて空を飛ぶことを専門とすることになります。飛行機黎明期のころですので、周りは屈強な命知らずの男たちばかり。しかし、命知らずと言う点では、彼女の方が一枚上手だったようです。数々のグライダーの新記録を打ち立てていきます。戦争がはじまると、彼女はテストパイロットとして活躍。史上初のロケット戦闘機Me163、ジェット戦闘機Me262、有人爆弾V1など、当時、世界最先端の飛行機に乗り込み大空を駆けまわり...『大空に生きる』ハンナ・ラルチェ(朝日ソノラマ)
江戸川乱歩初読みです。10編の短篇が収録されています。どの作品も、表現の豊かさ、発想の面白さがすごいと思いました。さすが、後世に残るエンターテインメントの人気作家です。『人でなしの恋』江戸川乱歩(創元推理文庫)
春爛漫の弥彦山へ裏参道から登りました。山桜×新緑のコラボが遠めでも美しいのです。駐車場には、イチリンソウとニリンソウが咲き乱れていて、テンションがあがります。ニリンソウは2輪そろって咲いていました。キジムシロチゴユリも麓の方では満開です。スミレと桜吹雪ナツトウダイフデリンドウヤマザクラサクラロードシュンランミズバショウオオカメノキギフチョウとも今年初対面しました。雪割草、カタクリ、アブラチャンなどは終わり、イカリソウも終わりかけでした。新緑も芽吹きはじめ春も本番を迎えています。弥彦山(裏参道)2024春
新潟市東地区公民館で行われている新潟モデラーズクラブの定例会を見学に行ってきました。道のり6kmくらいなので自転車で30分くらいで到着しました。新潟市でも老舗のクラブだけあって、年齢層が高めです。落ち着いた雰囲気で、いろいろお話を聴けて楽しく過ごさせていただきました。新潟モデラーズクラブの定例会を見学
観てきました。あかねちゃんがどうしても一緒に観に行くと言ってきかないので、付き合うことにしました。予想していた通り退屈な展開で、可もなく不可もない出来でした。あかねは、すごくよかった、もう一度観に行きたいと喜んでいたので何よりです。主人公の凪が好きか嫌いかで評価が分かれる作品だと思います。アイドル主演映画がファン以外は楽しめないことでしょう。わたしの場合は、ブルーロックの各キャラの誰が好きか嫌いかと言えば明確な答えを持っていませんが、凪はやや嫌いの方が強いキャラだったので、感情移入ができませんでした。凪のファンの人は楽しめること請け合いですが、そうでない人は、ある程度、期待値を落として観に行くことをお勧めします。『劇場版ブルーロック-EPISODE凪-』
調子を崩してしまいました。退職後は、毎日が日曜日。規則正しい生活をして、人生を謳歌するぞ、と思っていたのですが、思わぬ落とし穴でした。定年退職後は、毎日が日曜日ではなく、土曜日だということです。日曜日なら次の日が仕事なのですが、土曜日だと次の日が休みなのですね。ここに罠がありました。ついつい夜更かしをして、昼寝をしてしまって、また夜更かしの悪循環に陥ってしまいました。体内時計はどうなっているのかわかりません。起きたいだけ起きていて、寝たいときに寝て、どうもすっきりしない。就職してから、入院すらしたことがなく、10日を超える長期休暇もなかったのですから、この罠に気づきませんでした。さて、今日から、まずは起きてベットメイクをして、夜までベットで本を読んだりしない。午前中は、仕事のつもりで、いろいろ動き回る。仕...退職後は毎日が土曜日
秋播きのソラマメの花が満開でした。梅雨の前には頂けますかね?ソラマメの花
あかねと夕日を見ながらお花見しました。つぼみも残っていたので、花の季節もまだつづきそうです。星が出るまで、紙パック焼酎をチューチューしながらまったりとしてました。夕方のお花見
新潟市の桜は満開。お昼にプチ花見をしました。近くの公園の東屋で、お昼ごはんを食べました。ノンアルコールビールを飲みながら、読書などをしてのんびり。プチお花見です。
春の湯の腰コースです。林道歩きから始まり、沢沿いの道を登ってから尾根に取り付くという3つの生態系が楽しめるコースです。林道では、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ、ナズナなどの里の野草ともに、イカリソウなどの山の草花も楽しめます。ムラサキケマンやイチリンソウが咲き始めていました。林道が終わると沢に沿って登ります。トウダイソウミヤマカタバミニリンソウもたくさん咲いていましたが、なぜか1輪だけのものが多く、もう一つはまだ蕾でした。二輪揃って咲くのは、もう少しあとかな。エンレイソウは、今年のものは小型で委縮しているような個体が多く花の盛期も過ぎていていつもより早いですね。2月の暖冬と3月の寒気の影響だと思われます。カタクリは、4月9日の風雨で痛んでいる花が殆どで、アップには耐えられませんが、カタクリロードは健在...角田山(湯の腰コース)2024春
サクラも5分咲きくらいになってきました。道端のスミレも咲き出して、日当たりのよいところではタンポポも咲いていました。退職無職になってから、10日経ちましたが、今日は、はじめて昼寝をしなかったぞ(笑)電信柱の根元からスミレが。
この手の本では、今まで読んだ中で、最も腑に落ちました。まさに、自分にピッタリな内容です。人は、内向型と外向型の2種類に大別されますが、その割合は2:8で、一般的に外向型が望ましいとされています。内向型の人は生きづらさや、自己否定を抱えて生きることになるのですが、本来、役割が違うのだという主張です。この本は、内向的な人向けに書かれていますが、外交的な性格になるにはという内容ではなく、内向的な人はその利点を生かして生きていくためにこうすればいいのでは?という提案です。私自身は、典型的な内向型です(この本を読んで確信を持ちました)ので、まったくそのとおりだと腑に落ちたわけです。本書では、外向型=社会維持型内向型=境地開拓型として論理を展開しており、それぞれの役割を果たすための生き方をするのがよいとなっています。...『内向型の生き方戦略』(中村あやえもん)Kindle版
プチサイクリングで、的場史跡公園に行ってきました。流通センターやら、工業団地やらの中にある小さな公園です。太古の漁業基地として栄えていて、潟の中に島のようにあったらしいのですが、現在は完全に陸の上になっています。東屋の中には、展示物があって、当時をしのぶことができます。精密な1/100のジオラマも展示してあり、冬の鮭漁の様子がうかがえます。建物跡ですね。柱の位置が丸太で示されています。新潟市では一昨日に開花宣言でしたが、もう3~5分咲きになっていました。柳もあっという間に新葉が成長し始めました。この時期は、朝と夕方で、葉の状況が目に見えて変わります。的場史跡公園(まとばしせきこうえん)
すっかりご無沙汰しておりましたが、余裕ができたので参加してきました。手ぶらで自転車に乗って軽い気持ちで行ってきました。みなさん、お変わりなくお元気でなによりでした。来月は、完成品を持って参加したいですね。新潟ゆるゆるプラモ倶楽部定例会に参加
ヤマハ発動機より海苔の詰め合わせが届きました。お弁当おにぎり用にします。新潟市で桜の開花が宣言されました。1週間後は、お花見となりそう。株主優待と新潟市で桜が開花
『活版印刷三日月堂 庭のアルバム』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
三日月堂シリーズ3巻目。三日月堂は、口コミで縁が繋がり、お客が増えていくところなど、読んでいて楽しく感じます。三日月堂には古い小さな印刷機しか動かせないので、カードや栞などの小物しか刷れませんが、モノづくりの楽しさもあって読み応えがあります。それでも壊れたままの大型印刷機を動かして本を刷りたいという夢が現実味を帯びてきて、次回への期待も高まりました。この本では、ユーミンの飛行機雲や、八木重吉の詩がモチーフとして出てきますので、読書前に聞いておくのも一考です。ひこうき雲-荒井由実(松任谷由実)◆全編朗読版◆八木重吉詩集『貧しき信徒』全103編朗読:小島香奈子『活版印刷三日月堂庭のアルバム』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
ヤマハ発動機より株主優待が届きました。宮城ラーメン×5個。辛口が好きなので、これ大好き!今更ながら、株主総会などの案内や、結果報告等を開封していたら、クオカードが同封されていたのが2社ありました。インテージHD(500円分)ニチリン(1000円分)退職でいろいろなところからクオカードを頂いていたので、財布の中がクオカードだらけになってきています。できるだけコンビニなどで使っていますが、会計のリズムが悪いのよね。株主優待
穂高明の『月のうた』が面白かったので、もう1冊読んでみました。大学を出たが就活に失敗して実家のおむすび屋を手伝うことになった主人公と、それを取り巻く人たちのほのぼの商店街ライフ。おむすびのうんちくが楽しい。銀シャリの塊であるおむすびは、本能的にうまいのだ。おにぎりではなく、おむすびとしたところが、ミソなのだけど、おむすびとは、遠い神話の世界までつながる奥深いものだったのか~っ!『むすびや』穂高明(双葉社)
海には白波が立っていますが、日差しが暖かい日でした。灯台コースは、この時期の土日には、人がいっぱいで登山を避けていましたが、平日にアタックできるので登ってみました。意外と花が少なく、こんなものかと思っていましたが、岩場の急登を超えてから、ご褒美のように雪割草やカタクリが咲いていました。白いカタクリに今年も会えました。八重のイチゲ。雪割草とカタクリが咲き乱れています。上にはアブラチャンの可愛い花が満開です。上にはアブラチャンやマンサク、下には雪割草とカタクリロード。普通は、雪割草の盛りが過ぎてからカタクリが咲くので、少し花期がずれるのですが、今年はめずらしく開花盛期が重なり、一段と華やかです。2月の気温が高く雪割草の芽吹きが早かったこと3月に寒気が入り雪割草の開花が遅れたこと3月の寒気の入った時は、カタクリ...角田山(灯台コース~桜尾根コース)2024春
就職したころだったのか、小学生のころだったのか、定かではないが、自分が60歳になり定年退職した4月1日は晴天で、午前10時の陽を浴びながら散歩をするであろうという夢を持ちました。ついに、その瞬間が来ました。60歳の4月1日の午前10時は、晴天でした。陽を浴びながら、まったりと散歩ができました。ひとまず、バッチリ夢がかないました。若いころは、四畳半のアパートで一人でひっそりと過ごす人生を夢見ていました(笑)が、現在は4LDKのマンションで妻と二人暮らしとしています。こちらは、過剰でしたね。第二の人生の終わりは、あの世に行くときでしょうが、ちょっと想像できません。今度は、人や社会によってきめられているわけではないですからね。とりあえずは、1日1日大切に生きていけば、それなりのエンディングを迎えられるかな。60歳の4月1日の午前10時
これから、近場の移動のためにクロスバイクを購入しました。サイクリング以外にも、買い物などに使いたいので、泥除けとカゴを標準装備のモデルを購入しました。ブリヂストンの最新鋭。試し乗りにヘルメットを買いに乗り回してました。しかし、わたしの人間離れした頭脳に合うヘルメットが売っていませんでした。そのあと、車で数件回りましたが、見つけられません。まあ、頭がでかいだけですが……。ネットで調べてみると、側面を広く取ったアジアンフィットというタイプがあるようです。一番大きなメットでも、こめかみの辺りが窮屈に感じていたので、そのタイプを探せば良いことに気が付きました。ヘルメットに関しては、そういうことに理解があるお店を探してみます。クロスバイクが届きました。
コンビニ程度の売り場面積で、大手スーパーより売り上げをあげていることで有名な新潟県五泉市にあるエスマートが新装開店しました。レジのスペースが新たに設けられ、その分、店内が広くなりました。通路が広くなってゆったりした感じです。品ぞろえは相変わらず、良いものが厳選されて売られていました。名物のイカメンチや、生姜焼き用肉や、鯨の缶詰や、クラシックラガービールや桜アンパンや、地元のネギや、いろいろ買いすぎてしまいます。他にも食べたいものがたくさんあるのですが、次に来た時に買うことで我慢です。あのエスマートが新装開店!
3月30、31日が土日となるため、本日が最終出勤となり、辞令をもらいました。35年間お勤めして、どういう感情が湧くのだろうかと思っておりましたが、初めは、ハウルの動く城のカルシファー(火の悪魔)のように「自由だ!おいらは自由だ~!」と空を飛び回るような感じでした。しかし、もっとも強い感情は「楽しかった~っ」でした。帰りの車の中で、「楽しかった~っ」と何度も叫んでしまったのは、やはり、幸せな職業人生だったのでしょう。思い出すのは、成果が上がったことばかり。そんなはずはないと、失敗したことやうまくいかなかったことを思い出そうとするのですが、失敗やうまくいかなかったことは、次に生かしてきたため、失敗やうまくいかなかったということにはなっていないことに気が付きました。それができたことも、周りの人が協力してくれただ...定年退職!
最後の有休を使って休みを取り、マイナンバーのロックを解除してもらいに市役所まで行ってきました。古い自転車(20年選手)に乗って片道30分です。帰りに白山公園によったら梅が見ごろでした。落ち着いた雰囲気で短歌を詠むのにちょうどよさそうです。昔の日本では花見と言えば梅だったそうですが、桜の派手さとは違う佇まいに、風流を感じるのでした。白山公園の梅
ミステリーコメディ。ホームズ役のリサイクル店店長華沙々木。ワトソン役のリサイクル店副店長日暮(主人公)。マスコット役の女子中学生菜美は、華沙々木を尊敬している。しかし、実は華沙々木の披露する推理は、ただの妄想で的外れなのだ。菜美の笑顔を守るため、日暮は、華沙々木の推理が辻褄が合うように陰で細工をしていくのであった。真実は日暮の心に残され、名探偵華沙々木は、身近な小さな事件を解決していくのだった。『カササギたちの四季』道尾秀介(光文社文庫)
幼いころ、ゴジラのおもちゃの解説だったか、雑誌の解説だったか定かではないが、こんな解説がありました。ゴジラは、太古の昔の眠りから覚めたため、背中にコケが生えている。子どもの記憶なので、こんな意味だったと思う程度です。そのゴジラの背中にはえているようなコケを発見しました。この手のやつが放射能で変異して、ゴジラの背中に生えたのでしょう。ゴジラの背中
3月に入ってから寒の戻りがあり、なごり雪が良く降る天気がつづいています。気温は上がりますが、曇天がつづいて薄ら寒い日でした。イチゲの花も半開きです。カタクリはまだつぼみがほとんどですが、少しだけ咲いているものがありました。山の神コースでは雪割草を見たことがなかったのですが、1株咲いていました。こちらも半開き。コシノカンアオイは、ほとんど咲いています。マンサクは満開です。下山は五倫石コースから降りました。こちらも雪割草は見られませんでしたが、移植したのか種をまいたのか、まとまって生えていました。まだ、開いてはいませんでしたが、角田山の東側のコースにも雪割草を植えているようです。アブラチャンも早い個体は、咲き始めています。春を迎える準備は万端のようで、暖かい日が続くと、里山に一気に春が訪れそうです。角田山(山の神~五倫石コース)2024春分
恐怖についてのうんちく本を数多く読んできましたが、わたしにとって、これで終わりにしようと思えるくらい腑に落ちる内容でした。精神医学の立場から、いろいろな恐怖を分類解説されています。結論から言えば、恐怖は人によって様々で、何が怖いかも異なるということです。シイタケが食べられないという知人が居て、どこが嫌いなの?と問うと「あの歯ざわりがきらいだ」と答えてくれました。わたしは、シイタケは大好物なのですが、彼が感じるシイタケの歯触りを想像すると分かります。歯と歯のあいだでウニーっとつぶれていくナメクジのような歯触りを彼の立場になって想像してみると背筋に冷たいものが走り戦慄し吐き出してしまうのでしょう。また、人によっては、恐ろしい怪談も、思わず噴き出してしまうこともあります。例えば、口裂け女などは、小学生が聞くと怖...『恐怖の正体』春日武彦(中公新書)
『最後はなぜかうまくいくイタリア人』宮嶋勲 (日本経済新聞出版)
日本の次期主力戦闘機が、イギリスとイタリアとの共同開発になるとのことで、少し心配になり(笑)読んでみました。イタリア人は時間を守らないことで、日本人とは正反対と言っていい気質です。食事に時間をかけることも有名で昼飯に2時間かけるとか、予定を立ててもそのとおりに動かない行き当たりばったりの行動をするそうです。そんな国民性のイタリア人と、世界最先端の科学技術の結晶である戦闘機が作れるのでしょうか。この本を読んで、分かったことは、それらのことにはちゃんと理由があり、日本人と違った視点で文化を作っているということです。多少は、私自身もイタリア的なところを持ち合わせていて、そんなに違いはないと思う反面、こんなことはごめんだと思うこともあります。著者は、日本とイタリアを行き来して仕事をしているのですが、それぞれの国で...『最後はなぜかうまくいくイタリア人』宮嶋勲(日本経済新聞出版)
『ハウルの動く城1』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (徳間文庫)
スタジオジブリの同名映画の原作になります。登場人物はほぼ同じで、話の筋もだいたい似ていました。海外ファンタジーの肌に密着した魔法の描写を存分に楽しめます。例えば、7リーグ靴(1歩で何キロメートルも進める靴)の描写などは、海外ファンタジーの醍醐味と言えるでしょう。主人公のソフィーは、自分が長女だから成功できないと確信しており、これは、おとぎ話で必ず成功するのは末っ子で、その前提には、長女と次女(または長男と次男)の失敗があるからです。しかし、この物語は長女成功物語であり、一種のおとぎ話の常識を破っていこうという作者の意図がところどころに観られ面白く読めました。ハウルの動く城は、1~3まで刊行されていますが、全部違う物語だそうで、映画の原作を読みたい人はこの1冊で十分です。『ハウルの動く城1』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
淡緑色の新葉がまぶしい。常緑広葉樹のツバキ類のようですが、冬の間に少しずつ新葉を育てていたのでしょう。新旧の葉の色合いがよくわかりました。新葉
吉村昭の極初期作品であり初の長編小説になります。主人公は、ボクサーとして成長し続ける青年ですが、周りの人間に恵まれていない境遇です。その中で、淡々とボクサーとしての素質を磨いていきます。りっぱな人間ではないですが、周辺の過酷な状況の中で、成長し続ける姿勢には眩しいものを感じました。この筆力で、吉村昭は芥川賞を逃しているのですから、審査員は何をしていたのでしょう。今となっては、吉村昭の作品としては異質ですが、むしろ普通の面白い文学作品として、読みやすく仕上がっていました。『孤独な噴水』吉村昭(講談社文庫)
先日のことですが、ちょっと早めに墓参りに行ってきました。晴天でしたが、海は大荒れ。それから風が強い日がつづきます。なかなか穏やかな春の日がきませんね。お寺のお地蔵さんに新しい服が着せられていました。真紅の服が似合います。ちょっと早い墓参り
退職するときに返却しなければならない記章。無くすと始末書だとおどされていたので、約40年間、机の中にたいせつに保管していました。裏には個々の番号が彫ってあるようで、返却書には、それを書く欄がありました。紛失届もいっしょにもらったので、始末書というのは嘘だったようです。無くさずに無事に返却できたのでめでたしめでたし。しかし……ほとんど使わなかったけど、何の意味があったのでしょう。記章返却
最後の年だと思って、お正月に懸賞を出しまくったのですが、なんと組合誌の懸賞で1等が当たりました!JCBギフトカード1万円分です。良い靴でも買おうかな。そして、組合から記念品をいただきました。中身は、ステンレスカップでした。これは、退職の日に記念の酒を飲むのに使えそうです。最後の最後に大当たり
『タイタンの妖女』カート ヴォネガット ジュニア(早川書房)
爆笑問題の太田光が一番好きな小説だと言っていたと聞いたので読んで見ました。ハチャメチャな内容で、途中で読むのをやめようかなと思いましたが、発想のおもしろさに引き付けられて最後まで読み通しました。海外の古典的なSFの面白さは奇想天外な世界観だと改めて感じさせられました。全人類が手を取り合って一つになるには、宇宙人が攻めてくるのが一番でしょう。しかも、すべての国に一斉に攻め込んでくれば、地球人は一致団結して戦うのです。それをしかけるのは、宇宙を支配できる力を持つ全能者の男なのです。男は、地球人を誘拐(勧誘)して火星に送り、そこで火星軍を組織して、地球に攻め込ませるのでした。しかし、地球人は遠い遠方の別の生命体によってコントロールされており、その目的は、太陽系で故障して止まっている異星人の宇宙船への交換部品をと...『タイタンの妖女』カートヴォネガットジュニア(早川書房)
『スマホ脳』の著者が、ほんとうに言いたかったことが書かれています。結論は、運動をすれば、脳の機能がアップします。それは、精神薬以上の効力があるのです。1週間に、20分のランニング3日か、30分のウォーキング5日程度の運動で、十分な効果があるのです。それにより、記憶力が上がり、想像力も上がり、海馬をはじめとした脳の重量が増えます。いろいろな医学者の研究であきらかなのですが、それは一般的に知られていません。なぜかと言えば、お金にならないから。みんなが歩くようになるより、精神薬を売った方が莫大な利益がでるからです。脳トレは気休め。パズルを解くより、歩いた方が脳のいろいろな部分を使うからです。毎日でなくてもよいので、30分程度の運動をする習慣をつけると、脳力がアップするのですから、やらない手はありません。『運動脳』アンデシュ・ハンセン(サンマーク出版)
角田山が白くなっていたので、高立山に行ってきました。登る前から、昨晩降った新雪が残っていました。道はぬかるみ状態で、転んだら泥だらけになりそうです。小さな花でも見られないかなと思っていたら、マンサクがもう満開状態でした。まず咲くからマンサクとなったという説もあり、やっぱり早いですね。中腹の休憩ベンチから、もうかなりの積雪です。昨夜だけで積もった新雪のようです。こうなると、地に咲く小さな花はみられないでしょう。ここから上は、マンサクも咲いていませんでした。大平まで登ると、日当たりがよくなった割に雪がありました。日本海に浮かぶ佐渡の山脈が雲のように見える雄大な景観を楽しめました。頂上に到着です。気温は10℃を超える予報でしたが、雪上には冷たい風が吹き抜けて寒く感じます。遠い山塊も新雪で化粧直しをしたようです。...高立山2024浅春
分厚い雲があちら側にかかっていました。上が平らな雲は珍しく、てっぺんが成層圏に届いているということなのでしょうか。竜巻とかも起きそうで恐ろしい雰囲気です。晴れと曇りの間
ほとんど、支給された靴を履いて過ごしていたのですが、退職するので、新しい靴を買いました。ランニング用とかウォーキング用とか普段履きとか、いろいろ買いたいと思うので、靴屋さんのアプリも入れました。退職準備には、メルカリで稼いだ50万円の予算があるので、自転車とか、服とかいろいろ買いそろえたいです。新しい靴を買いました。
導入部は手に汗握る展開で面白いのだが、中盤からだれてしまってます。主人公が安全圏に入ってしまい緊張感が緩んでしまいました。考古学の謎解きも、私自身に知識が足りないのかもしれないが、面白く感じませんでした。西村寿行を読んだばかりなので、物足りなさを感じるのだと思いました。amazonプライム会員なら無料で読めるので、アクションが好きな人や古事記が好きな人は楽しめると思います。『レイライン』榊正志
かのせ温泉赤湯に展示販売されていたコケ玉です。凝ったものが多く驚かされました。アスパラのコケ玉です。芽が出たら食べられるのでしょうか?爪楊枝みたいな芽になりそう。バオバブのコケ玉星の王子様の天敵であります。こんなのもコケ玉にできるとは驚きです。ネットで確認するとガジュマルのようにも見えますが、真偽はわかりませんでした。コケ玉
吉村昭の主な小説をほとんど読んでしまい、最後に残った本が一番長い本作となりました。江戸時代末期に日本に訪れたオランダの医師シーボルトと、遊女の其扇の間に生まれた娘であるお稲の一生とつづった話になります。シーボルトが日本にやってきたところから其扇とのなれそめも描かれており、お稲が生まれるのが上巻の中盤くらいということで、激動の時代を克明に描くことを怠ってはいません。それゆえ、話がいろいろなところへ飛び、吉村昭の幕末小説の集大成となっています。吉村昭の作品『間宮林蔵』『長英逃亡』『桜田門外の変』『天狗争乱』『彰義隊』などの内容も含まれており、興味深く読めました。出島がある長崎を中心に話が進むため、当時の国際情勢や幕府体制から新政府への移り変わる政治の話などをやや外側の角度から感じることができました。美貌の遊女...『ふぉん・しいほるとの娘(上)(下)』吉村昭(新潮文庫)
雪模様ではありますが、時折、青空も覗く不安定な天候の中、あかねと行ってきました。1時間半ドライブして到着した阿賀町は氷点下。木造の建物は、新しい温泉出あるにもかかわらず老舗の雰囲気があり良いですね。料金は500円で格安なのに泉質は一級品で、濁り湯です。浴槽は内湯が42℃と48℃に分かれていて、露天が44℃でやや熱め。48℃には入りませんでしたが、入っていたおじさんは真っ赤になってました。2回には食堂があり、天ぷらざるそばをいただきました。これも950円で少し安めかな。ひな人形が飾られていました。明日はひな祭りです。雪の阿賀野川を下り、道の駅阿賀の里へ。阿賀のひな人形展をやってました。阿賀町の各家から、ひな人形を持ち寄って展示してあります。たくさんあって、見ごたえありました。かのせ温泉赤湯
3枚目を描いてみました。ちょっと、観念的になってしまいました。5枚溜まったら、メルカリに出品してみようと思います。とんがり帽子のメモルファンアート3枚目
今日は4年に1度のうるう日である2月29日。ラジオでは、いろいろな話がでています。誕生日とか運転免許の更新日とかですね。この日に結婚をするカップルも多いと朝のラジオで言っていたら、夕方に大谷翔平の結婚話がニュースになっていたりして笑えました。4年前の2020年2月29日は何をしていたかな?角田山に登ってました。このころにコロナウイルスが猛威を振るい始め、パニックの寸前だったころです。株価が急激に下落し、日経平均は3月19日に底値になります。あれから4年も経ったのですね。うるう日4年前は何してた?
気力である程度、病気を克服できるという体験は、誰にでもあるのではないでしょうか。わたしは、風邪をひいて具合が悪くても、食欲を出すよう気合を入れてタンパク質とビタミンをよく取るようにしています。そうすると回復が早いような気がするからです。ガン患者も、ガンと闘う気構えがある人の方が治療の経過も良好だということもうなずけます。よく笑うと免疫力が高まるとか、うつ病になると免疫力が下がるとかも統計上そうなっているデータも数あるようです。ほとんどは比較統計の話で、そのメカニズムがはっきりと分かっているわけではありませんが、明るく溌溂と生きていることは健康や老化予防には良い結果が出やすい傾向にあるようです。『病は気からの科学』高田明和(ブルーバックス)
確定申告書を税務署に提出してきました。ネットで済ませようとしたら、マイナンバーの認証のパスワードが通らなくて、できなかったので、直接提出です。マイナンバーのパスワードは、カードをもらったとき、役所でメモした用紙を見て何度も確認しておこなったのですが、不思議なことに通りませんでした。ロックされたので、役所にいかないといけませんね。暖かくなってから散歩がてら解除してもらいにいきます。しかし、なぜ、パスワードが無効になったのか原因を調べてもらわないと不安です。代りに税金を払ってくれるとか奇特な人がいればいいのだけど。確定申告終了
満月だけどこかに現れる猫たちが営むコーヒー店のお話です。猫たちは、それぞれ惑星の名前を持ち、星を詠むことができます。星を詠むとは、西洋占星術の誕生の瞬間のホロスコープを詠むことです。そんな幻想的な話なので、占いに興味がある人なら楽しめると思います。ちなみに、ネットでも、自分の誕生日時と場所がわかるとホロスコープを作ることができますので、自分のを作ってみました。『満月珈琲店の星詠み』望月麻衣(文春文庫)
和歌山県湯浅町より、ふるさと納税返礼品「不知火」が届きました。写真を見るとわかりますが、今年は若干選別が甘い感じがします。農産物なので、年による出来不出来はしかたがないので、美味しければ問題なしとします。これで、令和5年度のふるさと納税は終わりました。3月で退職なので、今年度のふるさと納税は、ほとんどできないでしょう。少し寂しい感じがします。ふるさと納税返礼品「不知火」
子どもの頃、どちらかと言えば真面目なタイプだったわたしは、小説やドラマ、マンガの中のキャラクターに不真面目なタイプが多く、しかもそれでうまくいくことに若干のつまらなさを感じていました。物語の中では、真面目なタイプは、計算高くずるがしこいタイプが多いようで、違和感がありました。真面目で頭の回転がよければ、人の気持ちを汲んで、助けることもできるはずです。そんな人たちのよいところに焦点を当てながら、底辺に近い人たちのよいところも描き、それが嚙み合って、幸せな空間を作っていくような物語です。それぞれ、お互いに良いところを見て尊敬しあっていれば、うまくいくのです。実際は、もう少し複雑でしょうが、お話の中くらいかみ合ってほしいものです。そういう疑似体験をしていれば、そのうちのいくらかは現実出来そうな気になるのです。『月のうた』穂高明(ポプラ文庫)
天気があまりにもよいので、あかねとドライブに行きました。目当ては、コション・ローズでのランチです。コション・ローズとは、あかねが入院中に同室だったおばあちゃんの娘が働いているという薄い縁のお店です。地域でも評判が良いと聞いていましたので、フレンチのハーフコースを注文しました。地元の食材を使った料理は、とてもおいしくて満足できました。食後の運動に御野立公園でお散歩です。鯨波海水浴場を見下ろす高台にあるひっそりとした公園でしたが、絶景を楽しめました。米山を望みます。佐渡島と柏崎アリーナです。海も透明度が高くて、青空を写し真っ青です。下弦の月そのあと、石地わさび園によりました。ここのわさびソフトクリームは、絶品です。ワサビの香りと辛さも十分で、甘さは控えめですが、ちょうどよかったです。リピートしたいおいしさでし...柏崎方面へドライブ
気温が高くなるとの予報でしたが、まだ2月の中旬なので風は冷たく感じられました。しかし、日差しは春が近づく力強さも感じられ、車載エアコンから冷風が出て手がかじかみそうになったりしました。今年は暖冬で、ほとんど積雪はありませんでしたが、日の入沢の急登が一段落したあたりから、地面が凍っていました。その前に、オウレンの花を見つけました。スプリング・エフェメラルの先兵であり、春の訪れをしらせる花です。凍っているところより上にはさすがにないだろうなと思っていたのですが、南向きで日当たりのよい斜面でも見つけました。春がそこまで来ています。ナニワズの花もつぼみになっていて、あと10日くらいで咲きそうです。頂上が近くなると、昨夜降った雪が少し凍ってのこっていました。頂上はご覧のとおり、枯野となっています。日差しは暖かいです...角田山(比の入沢~桜尾根コース)立春
あかねが、どうしてもいっしょに観たいと言うので、休みを取って観に行きました。高校生で部活を一生懸命やれる状況は幸せですね。冬になると体育の時間は、たいていバレーボールをやらされていたので、懐かしく感じました。そのころのバレーとかなりルールも変わりましたが、見えている景色は同じです。特権として、映画解説用コミックスがもらえました。あかねちゃんは、大量のグッツを購入して満足したようです。『劇場版ハイキュー‼ゴミ捨て場の決戦』を見てきました。
『一度しかない人生を最高の人生にする方法』スコット・アラン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
その方法が100個書いてあります。これが全部できれば、ほんとうに最高の人生になりそうです。内容は目新しいものはなく、他の自己啓発本と同じと言っていいでしょう。これだけストイックに生きられれば人生、成功すると思います。最高でなくても、だいたいOKな人生で十分な人には、100のうち、いくつかを実践するだけで、だいたいOKになりそうです。『一度しかない人生を最高の人生にする方法』スコット・アラン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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暑い日が続くので、夕食が済み、陽が沈んだタイミングでイオンまで散歩するようになりました。その頃になると鮮魚が半額以下に値引きされていることを発見しました。良い魚が残っていると買ってくることにしています。昨日の夜は、アジが安かったので購入し、今朝、塩をまぶして焼く準備をし、冷蔵庫に入れました。夕方に魚焼き機に入れればOK。中型4尾で160円なのだから格安です。♪魚を食べると~頭・頭・頭がよくなる~♪という歌がありましたが、少しはボケるのが遅くなるかな。夕食の準備
ソ連の鉄のカーテンの向こう側で書かれた心温まると同時に深く考えさせられる10篇の掌編小説が収録されています。どれも、教科書に載って良いようなスキのない出来で、共産主義の下の庶民の暮らしを垣間見ることができます。特に表題作の「美人ごっこ」は秀逸。子供たちが考えた遊びなのですが、一人を選び、その子を囲み、みんなでほめたたえるという単純なものです。いつも美人役に選ばれる女の子は、一番みにくいニンカという子でした。みんなで彼女を囲み、考えられる限りの誉め言葉を贈るのです。ある日、引っ越してきた子が、美人ごっこが変であることを言ってしまい、鏡を見たニンカは真実の自分の容姿に気が付いてしまうのでした。そして……短編で、ここまで書いてしまえるのは、すごい筆力だと思います。絶版で、古い本しか出回っていない様ですが、電子書...『美人ごっこ』ヤーコブレフ(旺文社文庫)
債権を買うときの担当社員との雑談で、野村の社員の勉強会で、高配当かつ連続増配傾向かつ株価上昇、財務健全の株を検討したということでした。「そのリスト、送ってもらえないでしょうか」と言ったら、それはだめで、口頭でお伝えしますとのことでした。4銘柄ほど教えてもらいましたが、そのうち2社はすでに所有していたので、残りの2社を検討してみました。丸井グループ(8252)小売り業の株は、持っていないので検討してみました。以下は、四季報を斜め読みした分析です。小売り業とは言っても、エポスカードと絡めた金融業も核にもったいるようです。金融+小売りという形態が特徴的な会社です。株主還元にも積極的で、自社株買いなども視野に入れ、14期連続増配しているようです。財務は、自己資本比率が低く23.4%ですが、金融業との複合の結果と考...野村證券からの情報を検討
野村證券より電話で、良い債券があるのですがと電話が来ました。よくよく聞いてみると、野村ホールディングスが、自分のところの債券を発行するらしい。第3回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約※付)10年満期ですが、期限前償還条項がついているので、だいたい5年で返ってくるのが普通です。金利は、最初の5年が年1.983%。以降5年間は、5年国債金利に0.970%を加えたものとなります。野村の株式の配当は4%以上あるので、株式の方がよいが、債権は安全性が高くなります。具体的に言えば倒産した場合債券××株式××株が暴落した場合債券△株式×平穏な相場が続いた場合債券△株式○株が高騰した場合債券△株式◎と、倒産しなければ、満期には確実に元本がもどり利子は半年ごとに振り込まれるのが債券です。一見すると、...債券を買った
(参考:前記事備蓄米ゲット)まずは、袋を開けて匂いを嗅いでみると、古米特有の脂肪酸の臭いは少なく、匂いがしない米でした。粒もそろっていましたが、少し白さが足りないように感じました。米を砥いだ感覚は、とぎ汁の白さが少し低いように感じました。このあたりは、当然と言えば当然で、経年劣化しているだけでしょう。寝る前に電気釜(4月に買ったばかりの新品)にセットし、朝に炊き上がりました。炊いている途中に部屋中に漂う甘く美味しそうな香り(昨日までは、新潟岩船産コシヒカリを食べていました)は、まったくありませんでした。しかし、古米のような匂いもなく、特に問題があるとは思えませんでした。炊き上がりもお米が立っている感はなくバラバラです。まあ、こんなものでしょう。やはり、少し白さが足りないような気がします。古い米なので仕方な...備蓄米炊いてみた
昼すぎに、散歩に出かけ、のどが渇いたので、目についたドラッグストアで飲み物を買おうと立ち寄りました。すると、備蓄米が積まれてありました。半透明な袋に入っていたので、中を見て品質を確認してみると、割れ米も少ないし、粒張りもよいし、白濁も少ないので、少なくとも見かけの品質は上等のものでした。丁度、今朝炊いたご飯で、米が無くなったので、買って帰ってみました。表示を見ると、産地、品種、年産、使用割合の記載がありません。2022年産の古古米だとすると、あの年の北陸地方は猛暑で、白濁している粒が多いはずですが、少ないので、もしかしたら2021年産の古古古米の可能性もあります。そして、キャッチコピーが秀逸で「清らかな清流に恵まれ、豊かな土壌で育ちました。自然が育む味、香り、粘り。是非、一度ご賞味ください」とあります。銘...備蓄米ゲット
駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
夏至が近づいてきて、夕暮れ時が長くなってきました。北極圏では、白夜の季節でしょう。白夜まで行かなくても、高緯度地帯では、夜中まで夕暮れ時がつづいたりします。夕暮れ時に散歩すると、1日が終わりねぐらへ帰る達成感と解放感で充実した気分を思い出させてくれます。まだ、蚊もでてきていないし、夕暮れを楽しむには絶好の季節です。梅雨が無い北海道に行って、ビール片手に楽しんでみたいものです。そんなことを思いながら、イオンまで歩いていくと、大きな鯵が1匹80円まで値引きされていました。これは、明日のおかずにしようと買って帰りました。白夜の季節
芥川賞作家中村文則の短篇集。13篇の掌編が収められています。中村文則の小説は、7冊ほど読んでいますが、中・長編のみで、短編小説は読んだことがありませんでした。重い内容が多いので中編程度が丁度よい感じなのですが、短編だとどうか興味がありました。内容はバライティに富み、意外な切り口の多さに驚かされます。それもそのはず、初出の掲載誌が5誌あり、編集からの要望の方向性もかなり違っていたようです。純文学←→大衆小説の順番で並べてみる(あくまでも主観)と下のようになります。「早稲田文学」「文藝」「群像」「新潮」「現代小説」従って、内容も俗っぽいものから文学的なものまで様々で、就職氷河期世代の27歳で芥川賞を受賞し、作家として生きていかなければならなかった苦労が垣間見れました。作者自身、純文学作家としては多作の方で、そ...『A』中村文則(河出文庫)
梅雨に入って、エゴの木の花も落ちはじめました。花ごと落ちるところは、ツバキに似ています。エゴの木の花の花びらは5枚のものが多いのですが、たまに4枚のものも見かけます。6枚の花が落ちていたので写真に撮りました。前に幸運のドクダミの花(花びらが普通4枚だけど、幸運のドクダミは5枚)の話題をラジオで聞いていたので、これは縁起がよいかも!と思ったのです。四葉のクローバーとか、普通より少し多めというのは、縁起が良いのでしょう。エゴの木の花6枚
6月になると、山のように株主総会資料が郵送されてきます。全部に目を通すのは、たいへんなので、適当に端折ります。問題がない会社のは見ずにスルー。その中で、オンライン投票するとQUOカードが当たるとチラシが入っているヤツは、全部、投票します。基本的に全部賛成。そして、注意したいのが怪しげな株主提案です。経営陣が反対している株主提案は、とりあえず反対にしました。一部の株主の利益のために、使われてはかなわないですので。そして、今回、多かったのが、「株主パスポート」なるアプリをダウンロードすると、最大10,000ポイントの株主ポイントが当たるというもの。とりあえず、ダウンロードして、使ってみました。いろいろな会社の情報を自分用に一括して見られるのは、便利そうです。株主総会の投票もできます。しかし、三井住友信託銀行に...株主総会投票と株主パスポート
奇妙なキノコ?が生えていました。ホソツクシタケのようです。ホソツクシタケは、朴の木の果実に生えるおかしなキノコ。他にブナの実に生える近似種もいるらしい。地上に落ちた実に、選択的に生える生物がいるとは、自然の神秘です。生長するとだんだん下の方から黒くなっていくことがわかります。もちろん、食べられません。と言うか食べたいと思いません。なんだ、これは!?ホソツクシタケ
マンダムより株主優待の自社製品詰め合わせがとどきました。マンダムは男性化粧品の会社ですが、男性用54%、女性用31%、その他15%の割合ですので、女性でも使える品も入っています。わたしは、この手のものは使わないのですが、妻ちゃんと息子ちゃんが喜んで使ってくれます。株を買った時は、ほぼ底値に近かったらしく、下げ気味の現在でも含み益が乗っていますが、配当利回りは購入価格の3.33%程度と高配当株としてはギリギリのラインです。東南アジア方面の投資がうまくいかず、利益を圧迫していましたが、思い切った改革で改善されました。頼もしい経営陣だと思います。キャッシュフローを見ると、営業利益から、投資、財務へバランスよく出資されています。遊んでいる内部留保金が大きいですが、商品が景気に左右されやすいため、安心感があって良い...マンダムより化粧品セット
梅雨に入りましたが、梅雨前線が南に押し下げられ、初夏の高気圧に覆われて爽やかに晴れました。この前、柿園の農薬散布で登れなかった五倫石から登ります。緑の灌木のトンネルを歩くと、足元には草イチゴ、頭上には桑の実。五倫石コースの魅力は、林業者が作ったような雰囲気にあると思います。急登ですが、荒々しい作りに機能美を感じさせます。福井ほたるの里コースと合流すると、最後の急登となります。ここも、荒々しく、階段状になっていますが、材料が、杉あり、桜あり、楢ありと、そこら辺に転がっている材木を何でも使って組みあがっています。今日のように涼しければ、いつの間にか頂上についていますが、真夏の猛暑日だと、心臓が止まるのではないかと思うくらい苦しい登りです。稲島コースの9合目の観音堂まで足を延ばして新潟平野の様子を見ると、一週間...角田山(五倫石~山の神コース)2025梅雨
貧しいアジアの障害者たち物乞いの実態を徹底的に密着取材した労作。ポル・ポト政権の虐殺の傷痕が残るカンボジア至る所に不発弾が残る村で暮すラオスカンボジアからの難民が乞食化しているタイ枯葉剤の後遺症か障害児が生まれてくるベトナムハンセン病者が住む森の中の村ミャンマー仏教の業と向き合いながら生きるスリランカ麻薬と呪術の組み合わせネパールマフィアの赤ん坊狩りの犠牲者たちインドなど、各国に別々のテーマで切り込んでいます。障害者になる理由は病気、薬害、不発弾、暴力など様々ですが、途上国では、福祉政策が不十分なこともあり、物乞いを生業として生きている人たちがいます。そういう人たちを不幸だとか、可哀そうだとか言う目ではなく、ほんとうにどう感じているのか密着した取材が著者の真骨頂です。他の著作もそうですが、彼らは彼らなりの...『物乞う仏陀』石井光太(文春文庫)
昨日の散歩道、草むらから頭を出して、じっと動かないカルガモを見つけました。季節からして、巣があるのかしらん?確かめたかったけど、脅かすのも悪いので、そっと立ち去りました。そのうち、親鳥の後をついてあるく雛たちのかわいらしい姿を見ることができるかもしれません。(注:ダジャレの意志はありません)カルガモ発見!
夕方には雨が上がり、涼しい西風に誘われて、散歩に出ると、シモツケの花が咲き始めていました。シモツケの花を見るといつも思うのは、シモツケマルハナバチの幼虫に会いたいです。美しいのだから仕方がありません。シモツケの花が咲き始めました。
新潟市のスーパーでも、備蓄米が売りに出されたとテレビのニュースで見ました。その店には今日、買い物をしたばかりでした。そのときは、何も気が付きませんでしたが、朝早くから行列が出来て整理券を配って即完売だったそうです。ふと、思い立ったのですが、そう言えば「たくわえくん」という政府が備蓄米を売り出していた過去があったなぁ、今はどうなっているの?と。検索してみると、20世紀の話で、平成6年のコメ不足を受けての対策だったようです。今も細々と続いていて、ネット販売もされているようで、値段を見ると、それ相応に高値でした。古古古米は、たくわえくんのネーミングにはならないのね。そう言えば、Facebookの「どうでも良い話」のグループで、「古古古米のおいしそうな名前を考えて」というお題がありました。「ううう米」と投稿した、...たくわえくん
北陸地方が梅雨入り宣言。平年より少し早めですが、影響はないでしょう。さて、備蓄米放出で、すっからかんになった政府の備蓄倉庫ですが、今年の米の作柄が気になるところです。6月10日時点で、作柄を予測できるので、本日発表の水稲の生育状況をもとに占ってみましょう。ちなみに新潟県のコシヒカリのデータを使っています。米の作柄で、もっとも相関が高い値は茎数ですが、6月10日時点の茎数は、やや少ないようです。6月上旬は、水稲の茎数増加にとってもっとも重要な時期で、この10日間は、他の時期の10日間の約2倍の茎数が確保されることになります。その時期の天候と管理の良し悪しで作柄が大きく左右されることになります。つまり、今年の新潟県のコシヒカリの作柄は、よくて平年並程度に落ち着くと考えられます。5月30日の時点で、もう平年より...梅雨入りと今年のコメの作柄(新潟)
幼い子供の遺体が渓流で見つかり、市営住宅に住むその母親が逮捕された。そこで、隣に住む夫婦に焦点があたる。夫が大学時代レイプ加害者であることが判明し、妻は身元がわからなず、戸籍もないらしい。この二人の関係を謎として、記者が少しずつ解いていく。許すとか許さないとか、幸せになるとかならないとか、そんなことに執着しつつ、いったい何なのか分からないまま物語は幕を閉じる。こういう結論がでない終わり方は嫌いではない。結論を決めるのは読者自身であるし、また、物語の登場人物自身でもあるのだ。作家、つまり神に決めてもらう必要はないのだ。分かりにくいレビューになってしまったが、謎が多い展開にネタバレしない程度に書いたためです。『さよなら渓谷』吉田修一(新潮文庫)
真っ黒い虫がいたので、写真をグーグルの画像検索を掛けたら、一発でタマムシの一種だと判明しました。角度を変えると色とりどりに変わっていく色彩をタマムシ色と言いますが、このタマムシは、真っ黒です。タマムシにも真っすぐに筋の通ったやつもおるんやなぁ。クロナガタマムシ
梅雨入り前の爽やかな晴れの日、鳥の声に誘われるように里山を歩いてきました。平年なら、梅雨入りしていている時期ですが、今年はまだ先のようです。アジサイは、きれいに咲いています。桑の実も熟し、トラノオ、ムラサキシキブの花も咲き始めています。マタタビの花も散り始め、わたしがネコなら酩酊してしまいそうなくらい香ってました。観音堂まで足を延ばしましたが、新潟平野は、緑一色です。田んぼは、有効分げつ終止期となり、中干しの真っ最中です。ウツボグサの花も咲いていました。他は、アクシバ、トリアシショウマなどが見頃です。途中で、アナグマさんに出会えたのですが、写真を撮る前に藪の中ににげられちゃいました。梅雨入り遅れの乾燥で蚊もいませんでしたが、スズメバチと何回か遭遇しました。今週末には梅雨入りかな?角田山(五倫石~山の神)2024初夏
ハウルの動く城シリーズ最終巻となります。主人公の女の子が、病気で入院する魔法使いのお爺ちゃんの家に留守番に行くところから物語が始まります。お爺ちゃんの家は時空が曲がっていて、どこに行くかの手順がややこしくいろいろ苦労する話が続きます。ハッキリ言って、かなり退屈でした。しかし、中盤以降、ソフィー、ハウル、カルシファーの面々がでてくると、アクションシーンが多くなり引き付けられました。ついに、「動く城」が本領を発揮します。巨体を動かして悪を追い詰めます。カルシファーが大活躍するので、好きな人は必読です。主人公の周りにいたキャラクターの意外な正体が明かされていくのは、前作のパターンと同じです。この辺は、外見や先入観にだまされないようにという教訓話なのでしょうか。軽いファンタジーものなので、娯楽として楽しめる良作と...『ハウルの動く城3』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)
わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ
──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)
家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。
もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ