大御所様が王座に就くとスペイン人もポルトガル人も互いに陰謀をめぐらし、また共同してオランダ人に対して謀略を企てるようになった。しかし彼らはこの進んだ考えをもつ寛大な支配者にたいした影響を与えなかった。 彼はその領土を訪れる外国人に対して取るべき政策が、どのような勢力によっても指図されることを許さなかった。 彼はただその国の安泰と人民の福利とを祈念していたのである。 ― 新異国叢書.雄松堂書店,1859.『...
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安土桃山時代の武将。松平広忠の嫡男。1542年,三河国(愛知東部)岡崎城で生まれる。幼少時代を織田氏(尾張清洲)・今川氏(駿河)の人質として過ごしたが桶狭間合戦により独立、織田信長と同盟した。1573年、長年苦しめられてきた武田氏を長篠合戦で破り、勢力を伸ばす。織田信長没後の1584年、羽柴秀吉と対立し小牧・長久手で戦うが後に講和。1590年、後北条氏滅亡後の関東に入封。1596年従二位内大臣となる。1600年に関ヶ原の合戦で石田三成を破り、事実上天下を握ると直後に征夷大将軍となって江戸幕府を開いた。また、大坂夏の陣、大坂冬の陣で豊臣氏を滅ぼし、戦国時代を終わらせた。 。
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安土桃山時代の武将。父は輝宗。母は最上義光娘(義姫) 米沢で生まれる。幼少の頃、疱瘡で片目を失ったが、 片倉景綱、茂庭綱元らの重臣に恵まれたこともあり、勢力を拡大。 また周辺豪族を縁組などにより従わせ、会津の芦名氏を滅ぼして 東北の覇権を握り「独眼竜」と呼ばれた。 また幕府に従属する一方でスペイン・ローマに使節を派遣するなど 仙台藩62万石の基盤を確立させた。長男・秀宗は宇和島藩主となった。
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大御所様が王座に就くとスペイン人もポルトガル人も互いに陰謀をめぐらし、また共同してオランダ人に対して謀略を企てるようになった。しかし彼らはこの進んだ考えをもつ寛大な支配者にたいした影響を与えなかった。 彼はその領土を訪れる外国人に対して取るべき政策が、どのような勢力によっても指図されることを許さなかった。 彼はただその国の安泰と人民の福利とを祈念していたのである。 ― 新異国叢書.雄松堂書店,1859.『...
前々から気になっていた事なのですが、家康様の容姿について言及した記事で、『ドン・ロドリゴの日本見聞録』を引用したとして「尊敬すべき愉快な容貌」だと書かれているのを度々見かけるのですが・・・・。 その翻訳、間違ってますからぁぁっ! ということを、今回は主張したいと思います。 『家康公の終活シリーズ』の流れで大阪の陣編から派生して、家康様と海外の交流についてもちょっと触れようと思ったのですが、この...
いやぁ「どうする家康」始まってますね!もう第2話目まで放送し、 現在のミカの心境としては、遅ればせながらめちゃ楽しくなってきた! という所なんですが・・・ 今だから言うけど。正直に、正直言うと、第1話を見終わた時はだいぶ凹んでマシタっ。 頭ではね、最終勝利者の家康様の物語をやるにはドラマとして強弱をつけた方が面白いんだろうな。とか、親しみやすくするために意図的に家康様をヘタレにしているんだって分...
いやー、手術も何ごともなく無事終わったミカです。 家康様の終活に付随して忠輝の改易問題を掘り下げる過程で大坂の陣の話に前回突入したので、その続きになります。と言っても冬の陣で忠輝は江戸城留守居役なので大坂には参陣していませんが。流れとして一応冬の陣の流れも挟むことにしました。あと、今年の五月に大阪を旅行したのでミカの歴史散歩メモも入れたりして、かなり雑多な記事になってマス。 目次 冬...
「徳川家康公の終活」からの続きデス。 前回、元和2年1月21日の晩に駿河の田中で家康様が倒れた知らせを受け、22日に金地院崇伝以下駿府衆が駆け付けたあたりで終わったので、 今回は諸大名が駿府に駆け付けてからの話に続けようと思ったのですが、 まず23日に六男の松平忠輝が駿河に来ています。 ご存じの通り、忠輝は最晩年の家康様とついに面会が叶いませんでした。 それについて、やはり家康様にも重い決意があった...
今、日光旅行編をやっていたはずなんですが、話題が脇道にそれまくっています。 なのでこの際、いっそ日光東照宮に入る前に、少しばかり家康様のご最期のご様子も振り返ろうかなと、軽めに思い立ったところ、 でもミカさん。僕は家康公の死に関して・・・ 大坂夏の陣で真田幸村の猛攻を受けた家康公は、危うく葬籠に身を隠して逃げ出したんだけど、それを担いでいる所にたまたま豊臣方の後藤又兵衛が通りかかって...
再来年放送の「どうする家康」の新キャストが11月29日に発表されていました。(ミカ情報遅い) そして、新キャスト発表の第一弾に今川義元様が入っていましたね。ということは、義元様の出番も多いのかな?で、織田信長は岡田准一さんでしたねぇ。いやぁ、岡田君だとチョット松潤と被ってないスカ?てか、信長兄貴はもう十分すぎる程人気があるので、このうえ岡田君が演じるとか困るんですが。松潤頑張って!超がんばって!信じ...
突然の企画ものです。 江戸時代には、6月16日に嘉定(嘉祥)祝という、お菓子を食べたり贈ったりする祝儀が盛んに行われていました。その起源については諸説あるのですが、江戸時代に嘉定式が大々的に行われるようになった理由に、家康様とその家臣、大久保主水忠行さんが関わる逸話があるので、そのお話をしようかと思います。・・・もう8月後半だけど。前回、日光旅行紀の横道で「殉死の歴史」を書いていましたが、その記事の...
このページは 大久保主水忠行と徳川家康と嘉定菓子の内容の補足になります。 まずは、本編で書いた問題提起を振り返り。《大久保主水忠行と徳川家康と嘉定菓子》の付録 嘉定通宝を拾ったのは戦の前なのか、後なのか問題。と羽入八幡はどこ問題。 世間的には家康様の嘉定を取り上げる時に『嘉定私記』を参照して、家康様が嘉定銭を拾ったのは三方ヶ原の戦に挑む前というニュアンスで伝える場合が多いようですが...
なんやかやあって、また更新が遅くなりました。ミカです。 前回の日光旅行編で出会った「殉死の墓及び譜代家臣の墓」の続きなのですが、せっかくなので殉死の歴史を紐解いたところ、だいぶ長くなってしまったので、今回は日光旅行が全く出てきませんっ。 目 次 下記から各項目に飛べます。 殉死の歴史 日本書紀、魏志倭人伝などが伝承する殉葬 武士社会の殉死 江戸時代の殉死 松平忠吉の家臣の殉死、...
日光旅行レポに行く前に・・・ちょっと、こちらの話題。 2021年1月29日発行 あかつき新聞 【番外NEWS】家康様・大河ラッシュ! 先日は、2023年の大河ドラマが「どうする家康」に決定!主人公:徳川家康公/主演:松本潤さん/脚本:古沢良太さんというビッグネームのビッグニュースを聞きつけ、緊急ヒートアップ致しましたが その喜びも冷めやらぬうちに、なんとっ!渋沢栄一さんを主人公に、幕末~...
なんか、すごいニュースが飛び込んで来たので取り急ぎ、気持ちを発散しておきたいの巻き!な、なんと、2023年の大河ドラマの主人公が家康様だっていうじゃないですカぁぁぁぁぁ。 ぱちぱちぱちぱち! 正直、家康様没後400年際の時に静岡県民の方々が、徳川家康公を大河の主役にしくださぁい!とNHKに陳情に行ったものの、なんと2015年の大河は宿敵「真田丸」に決定したため、うぉー。これは当分、家康公が主役の大河はや...
拝啓 皆さま GOTOトラベルして来た~!・・・と、かな~り言いづらくなってきた今日この頃のコロナ状況ですが、いかがお過ごしでしょうか。 や、でも歴史散策は激しく騒いだりしないですし、それはもう大人し~い二人旅ですので、ね。 ・・・テヘ。 寒さも身に染みる季節となり、手洗い・マスク・社会的距離など、予防と配慮がなお一層大事になりますが 皆で気を付けつつこの冬を乗り切りたいですね。...
コロナ禍も早9ヶ月以上が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。昨年末には、2020年は静岡・高天神城で武田攻めしようかなっ♪とか、「麒麟がくる」に乗って京都か岐阜の大河ドラマ館で本能寺の変しようかな♪とかとか、こんな事になろうとは予想だにせず計画していたのに。あの頃が懐かしい・・・。 あああ、旅行が全くできなぁぁぁいっ。 そんな、燻ぶった旅行魂を昇華するべく7~9月はひたすら千葉&東京の寺社を巡って...
まいど御無沙汰しておりますっ。完全に数カ月ペースのブログになっとる・・・。前回長篠の戦い編がやっと終わったので、続きで長篠旅行のメモリアルやら書いて、一気に武田対徳川の戦&本能寺の変あたりまで書こうかなっ。とも思っていたのですが、マスク作りにドハマりしたりした後、コロナ禍が一端落ち着いたかのようにみえた先月半ば頃に気分転換がてら、ご近所で家康様ゆかりの神社仏閣を探してボチボチ散策してみたところ、タ...
ここまでの【長篠の戦シリーズ】1・ 2・ 3 世間ではNHK大河「麒麟がくる」が始まり、つ・ついにっ!竹千代時代の可愛らしく聡明な家康様が白日の下に晒される事となり、もしやこれは「家康様の時代がくるー?!」とホクホクしたり、新型コロナウィルス騒動ではアタフタしたりと、あわただしい時の流れを感じる今日この頃のミカですが・・・、ウチのブログはまだ去年から長篠の戦やっりっぱなしだったぁ!物凄く時の流れが遅...
『長篠の戦は徳川の戦だよ!編』が続いてますが、合間にちょっと前に行ってきた旅行記です。拍手、ランキングポチなど有難うございます!しかし現代日本での家康様アウェイ感は根強く、一体家康様を好きな人々は何処にいるのでせう・・・。と、歴史番組などの過剰なまでの腹黒演出を見るたびションボリなミカ。 そうだ!岡崎へ行こう! めっちゃホーム 以前から言っていましたが、雑誌の裏表紙に「生誕地岡崎に若き家康...
前回からの続きです。 「長篠の戦は家康さまプロデュースの戦なんだからね!」をメインテーマに長篠の戦に至るまでを時系列で無駄に長くおさらい中です。・前々回【永生2年(1505)~元亀3年(1572)】三方ヶ原の戦までの、主に東海地方の情勢を駆け足で振り返り・前回【元亀4年/天正元年編】長篠の戦への布石になる要素が色々あったので1年間を細かく・今回【天正2年~天正3年】天正2年は「武田勝頼さんが躍進中!家康様ガマ...
前回からの続きです。年表のハズなのに1年分も進んでいませんが 天正3年の長篠の戦の勝利はこの年がカギだと思うので、やや細かく行きまーす。 年 表 山家三方衆系は緑で、家康様は黄色で囲んでいます。 ▼またもや長めなので主な出来事に飛べるようにしました。 ・野田城の戦 ・野田城開城 ・岩村城の戦 ・菅沼定盈,松平忠正の人質交換 ・信玄死す ・奥平貞能の調略 ・奥平貞能作手城脱出の経緯 ・長篠城開城...
ここで、徳川・奥平・武田・織田・今川・上杉など長篠の戦いに至るまでに絡んでくる周辺領主の関係性や、同盟、従属関係にフォーカスしてザッと年表にしてみました。しかし長篠の戦が始まる70年前の今川氏親から始めたので長めです。(我ながら何でソコから始めちゃたんだろうと途中で思いましたガ…)しかも年表なのに、いろいろ脱線しすぎて焦点しぼれてない。歴史上の大きな要点だけサクサク年表にしていくと、さも皆が華麗な戦...
前々から気になっていた事なのですが、家康様の容姿について言及した記事で、『ドン・ロドリゴの日本見聞録』を引用したとして「尊敬すべき愉快な容貌」だと書かれているのを度々見かけるのですが・・・・。 その翻訳、間違ってますからぁぁっ! ということを、今回は主張したいと思います。 『家康公の終活シリーズ』の流れで大阪の陣編から派生して、家康様と海外の交流についてもちょっと触れようと思ったのですが、この...
いやぁ「どうする家康」始まってますね!もう第2話目まで放送し、 現在のミカの心境としては、遅ればせながらめちゃ楽しくなってきた! という所なんですが・・・ 今だから言うけど。正直に、正直言うと、第1話を見終わた時はだいぶ凹んでマシタっ。 頭ではね、最終勝利者の家康様の物語をやるにはドラマとして強弱をつけた方が面白いんだろうな。とか、親しみやすくするために意図的に家康様をヘタレにしているんだって分...
いやー、手術も何ごともなく無事終わったミカです。 家康様の終活に付随して忠輝の改易問題を掘り下げる過程で大坂の陣の話に前回突入したので、その続きになります。と言っても冬の陣で忠輝は江戸城留守居役なので大坂には参陣していませんが。流れとして一応冬の陣の流れも挟むことにしました。あと、今年の五月に大阪を旅行したのでミカの歴史散歩メモも入れたりして、かなり雑多な記事になってマス。 目次 冬...