新米の泥棒が親分に呼ばれた。「お前さん、ちっとも稼業に身が入ってないようで、仲間が皆、足を洗わせて堅気にした方が良いと言っているが、どうなんだ?」「へえ、これ…
村の宿屋の番頭、大阪から来た客に「手水を廻してくれ」と言われたが何のことか分からず、主人も板前も分からないと言う。村で一番の物識りで通っている住職に訊くと、「…
酒屋と饅頭屋が向かい合って商売をしている。酒屋の息子・新吉と饅頭屋の娘・お仲は恋仲である。ところが、酒屋と饅頭屋の主人同士は犬猿の仲にある。その理由は、新吉が…
酒の勢いで無一文なのに吉原遊廓へ上がり、大散財した男がいた。翌朝、店の若い衆に勘定を請求され、「実は無一文だ。知り合いのおじさんに金を拵えて(こしらえて)もら…
7年ぶりに上方から江戸へ帰る途中の新次郎が箱根の山中に差し掛かった時、見知らぬ男が「私は閻魔の庁の小役人です。寿命の尽きたあなたを迎えに来ました。同道して下…
インターネットは調べものをするのに便利なツールとして評価して来たが、このところ矢鱈と広告が多くなり、検索スピードが遅くなってきたと同時に買う方向に誘導されそう…
大の釣り好きである甚兵衛と甲男が釣り談義をしている。と言っても、甲男は釣りに興味はなく、「釣り人は閑人の馬鹿だ」と貶す。「恵比寿さんは馬鹿か? 太公望は馬鹿か…
大店の娘・おせつと手代・徳三郎が恋に落ちた。所詮叶わぬ恋であったが二人は花見などのデートを重ね、奉公人の女中と小僧はこれを支援した。知らぬは主人ばかりなりであ…
番頭がA男を訪ね、「急に金が入り用になった。以前に貸した金20円(現在の50万円位の値打ち)を今日の夕方までに返してくれ」と言い、急ぎ足で帰って行った。持ち合…
落語家(漫談家と呼んだ方がいいか?)の川柳川柳(かわやなぎ せんりゅう)が自作自演した「歌は世につれ」という滑稽・音曲噺がある。太平洋戦争前後の流行歌の変遷を…
戦のない泰平の世になり、暇を持て余したある殿様が将棋に凝りだした。先ずは家中で一番将棋が強い菅沼を対戦相手に指名した。殿様は、腕前は未熟極まりないのだが「将…
戦のない泰平の世になり、暇を持て余したある殿様が将棋に凝りだした。先ずは家中で一番将棋が強い菅沼を対戦相手に指名した。殿様は、腕前は未熟極まりないのだが「将…
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