chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
絵画モデルはやめられない! http://sumebamiyako.blog.jp

絵画モデルのお仕事体験記です。 驚きのエピソード満載!

私 ミヤコは10年以上に渡って絵画モデルのお仕事をさせていただきました。 楽しいこと、大変なことはもちろん、随分マニアックなエピソードも記録させていただきました。 興味ある方は是非どうぞ!

住めば都
フォロー
住所
中央区
出身
大分市
ブログ村参加

2017/08/15

arrow_drop_down
  • 決まりごとなのだろうか?

    ※このブログは、今�から20年ほど前の絵画モデル体験記ですとある初夏。芸短の油絵科クラスにコスチュームモデルで入った。コスチュームは服を考えないといけないし、バイト代はヌードの半分なのであまり嬉しくない。安いリサイクルショップで適当なブランド物の服を調達した

  • 永遠の謎

    別府大学のデッサン教室に呼ばれた。休み時間にカーテンで囲まれた控え室で休んでいると女生徒2人の会話が聞こえた。(彼女達は、私が控え室にいる事に気づいていない。)「けーこいーよねー」と言っている。「ケイコの絵、良いよねー」と、ケイコという女生徒の絵が良いのか

  • 専門家はやはり侮れない

    とある夏の日、中津の教室に呼ばれた。大分市から北の県境の町へ向けて運転し、教室である古い二階建てビルに着いた。中から目張りをしているとても小さな扉を開くと、外側からは想像できない広い空間に平均年齢75歳程の生徒が5、60人とイーゼルがぎっしりひしめいている。一

  • モデルは私じゃい!

    …と言いたくなることは2、3あったっけ。天草の海辺の秘境で撮影会をしていた時のこと。カメラマンたち以外誰もいないと思っていたら、海岸沿いから外国人の若い女性が現れて、私たちに話しかけてきた。「ヘーイ!何してるの?」おっちゃん達の注意が一斉に彼女に惹きつけら

  • 別府の生徒、キャラが濃い!

    街のあちこちから温泉の湯煙が立ち上り、昭和初期のレトロな空気感が人びとを魅了してやまない街、別府。大分が世界に誇る観光地である。そんな別府を象徴するような建物が「別府中央公民館」である。昭和2年に建築された、まさに昭和レトロそのもの。そこで月に一回行われる

  • モデルとの温度差

    美大にて油絵の授業に呼ばれた。ポーズの合間の休憩に、1人の女生徒が話しかけてくれた。「モデルさんも絵を描かれるんですか」その時「はい、描きます」とだけ答えた。別にぶっきらぼうに答えたわけでもなく、普通に質問に答えたつもりだったが、その女生徒はなぜか怒ったよ

  • 吉四六弁の濱田岳

    定期的な仕事としては、月に一度のコトブキヤ画材店のデッサン教室があった。控室の大きな窓からは、大分駅裏の再開発工事の様子が夕焼けに映えて美しかった。授業が終わる頃には工事中のクレーンの光や建物内部の光などが輝き、そこだけ大都会の夜景のようだった。会の主催

  • 清らかなおじさん 2

    いろいろ話を聞いていると彼は痛風を患っていて、大変なのだという。甘いものを食べ過ぎるのがよくないのに、仕事が終わって2人でファミレスに行った時、彼はパフェを頼んでいた。生クリームとフルーツ盛り盛りのパフェが来た時、彼は目を輝かせながら「うほぉ~」と声になら

  • 清らかなおじさん 1

    とある6月、タマさんより仕事の依頼が入った。コスチュームモデル(ヌードではない、衣服着用のモデル)で3時間、ある絵描きさんのアトリエに行ってほしいという。コスチュームモデルは給料がヌードモデルの半分、しかも着ていくものを考えなくてはいけないなど面倒なので、

  • モデルのお弁当事情

    授業が午前から午後にまたぐ場合、大概の教室はモデルにお昼ご飯を準備してくださる。レストランや寿司屋、焼肉へ連れていってくれたりする事もあるが、だいたいはお弁当かサンドウィッチなどの軽食を準備してくれる事が多い。とある8月、杵築の文化教室に呼ばれた。授業は6

    地域タグ:大分市

  • 必死のカモフラージュ

     福岡の春日駅前に、太陽をも遮る巨大なカルチャービル「クローバープラザ」がある。その日はそこの4階で行われる某美大の通信授業に呼ばれていた。教室のドアを開けると、ホールのように広い教室は、黒いカーテンで隙間なくぴっちり閉ざされ、部屋の全ての蛍光灯がつけられ

  • 静かなる冷房戦争

    夏場の授業では、冷房をめぐる攻防を避けることが出来ないのが悩みである。酷暑の大分の夏に、素っ裸でいるのはとても気持ちがいい。できれば冷房をつけないでもらいたい。しかし生徒の皆は服を着ているので、どうしても冷房をつけるわけだが、裸に冷房の風は冷たくてたまら

  • 血にまつわる話 2

    とある12月、母校の芸短(大分県立芸術文化短期大学)でヌードモデルの仕事が入った。一回の授業が3時間、というのが一週間つづく、美味しい仕事だった。ようするにまとまったバイト代が入るのだ。初日。朝御飯はコーヒー一杯だった。しかもその日は生理2日目だった。肉体的

  • 血にまつわる話 その1

    https://www.instagram.com/kaboss_kahorukumagae/インスタ始めました!ミャー子のアート作家としての現在の活動状況を見ることができますよ。元来えぐいブログだが、今回もかなり生々しいエピソードだ。食事中の方は、時間を置いた方がいいかもしれない。ヌードモデルをして

  • 恐怖 再び

    https://www.instagram.com/kaboss_kahorukumagae/インスタ始めました!ミャー子のアート作家としての現在の活動状況を見ることができますよ。コトブキヤデッサン会にてモデルをしていたときのこと。この会のメンバーは、ほぼ決まっている。授業の飛び入り参加はいちおう歓迎

  • モデル失敗談 遅刻編

    https://www.instagram.com/kaboss_kahorukumagae/インスタ始めました!ミャー子のアート作家としての現在の活動状況を見ることができますよ。私は、基本的に、授業開始の最低15分前には教室に着いていた。授業ギリギリに駆け込んでやってくる、ということは個人的に避けてい

  • モデルのかなえさん 5

    かなえさんとさちえちゃんと私の三人で、いつかランチでもしたいね、と常々言っていたが2人とも子持ちなので、なかなか実現できずにいた。一度、ようやく実現しかけたことがあった。日取りや場所などは独身の私が全て手配し、ようやく明日に迫った時、さちえちゃんから「みゃ

  • モデルのかなえさん 4

    そのようにして、授業が終わった後は毎回かなえさんと駐車場で長い立ち話をした。初めはお互いが楽しい話題で盛り上がっているが、4、5分すぎてきたあたりから何を話していても必ず放射能の話へ持って行かれた。「これから帰って夕飯作るの大変ですね」「うん、ファストフ

  • モデルのかなえさん 3

    モデルの休憩時間は、かなえさんとずっと喋っていた。頭はいいし、姿勢は良すぎるし、喋り方は松田聖子だし、ものを見る切り口が斬新すぎるし、彼女と話していると色々な意味で全く飽きなかった。授業が終わってなおも二人でゆらゆらと歩きながら話をしつつ、イベントステー

  • モデルのかなえさん 2

    大分郊外にある某巨大ショッピングモールの文化教室で、毎週水曜日の昼間の2時間、1ヶ月間にわたってコスチュームモデルの仕事が入った。モデルは2人体制で、もう1人はかなえさんだった。教室入り口のすぐ前にベンチがあり、恐ろしいくらいの美しい姿勢で彼女が座っていた

  • モデルのかなえさん 1

    画材店の二階でヌードモデルの仕事が入った。新入りのモデルさんが見学するので優しくしてあげてください、との事だった。19時の授業開始と共にその新入りが入って来、授業の終わりと共に「今度、モデルをすることになりました、山口かなえです。よろしくお願いします。」と

  • 反面教師

    ミスユニバースが、ランウェイ上をきらびやかなドレスを翻しながら美しく歩いている途中、スカートがずり落ちてしまい、丸見えになった下着が、中学1年生の腐女子が履いているようなお腹まで隠れる綿パンツだったら、見てはいけないものを見てこちらも恥ずかしくなるし、ひ

  • しょっぱい嫉妬

    宗教室の生徒はブルジョワばかりだと先日のブログでも書いた。その中で竹野さんは60代前半くらいの、チャーミングな可愛らしい外見の女性だった。風貌が宮崎美子によく似ており、雰囲気もあのままだった。いかにも気が弱く、人が良さそうで、デッサン会後のお茶会においては

  • 素敵な先生たちの思い出

    『今回は、宗高吉先生のことを書いていこうと思う。亡くなられていると言うことと、有名な画家であられたと言うこと、そして先生の人間性の素晴らしさを皆に知らしめたいと言う名目で、あえてお名前は伏せない。』前回、前々回と穏やかでない内容だったので、今回は久しぶり

  • 犯罪物件 その2!

    ついでに、もう一件犯罪物件を報告させていただきたい。これはかなり特殊な例だった。何がって、犯人の見事な勘違いぶりが。近所の公民館で、ヌードモデルの仕事が入った。生徒さんは1人だという。新規の生徒さんで、ヌードモデルの場合、公民館で仕事をするのが事務所の決

  • モデル人生で最大の怒り!訴えたろか!事件

    写真モデルの時は、時折おかしな男が1人は紛れ込んでいて、モデルの股の間ばかりを撮ろうと狙っていたりしている。そんなやつのカメラには一切視線を投げない、という仕打ちで返すのがモデルの間の無言の決まりごとみたいになっている。しかしながら美術の教室の生徒さんは

  • ヒトメボレ💘

    2009年くらいだったか。7月に写真モデルの仕事が入った。台風が心配で、もしかしたら中止になる恐れがあったが、無事開催されてホッとした。マネージャーはタマさんだった。彼女の車で、大分から撮影地の玖珠へ向かった。途中で、目の前を30キロくらいで走る車が現れた。し

  • そんなサチエちゃんのスゴイ後日談!!!

    ヌードモデルなんてしているから、サチエちゃんはてっきり子持ちのシングルマザーかと思っていた。するとなんと旦那がいるというのである。しかも再婚で、旦那もモデルの仕事を許しているのだそうだ。「文句なんか言わせないわよ。あたしがやりたいことやるわ。怒ったらあた

  • 帰りの車中 3

    サチエちゃんの怒りがようやく収まり、話題は「仕事中に生理になった時どうしているか」に移った。サチエちゃんはタンポン派だという。私は、あの毛羽立ったものを膣に押し込むのがどうしても苦手で、タンポンを使用したことがなかったし、これからも無理だ、と言った。する

  • 温泉ロケ 帰りの車中 2

    新人さんが研修のため私のモデルぶりを見学に来たことがあった。どんな新人かと思っていたら、モデルの経験なんか全くなさそうな、農家のおばちゃん、といった風情の人だった。こんな人で大丈夫かと思っていたら案の定、生徒さんからクレームが来た。モデルどころか絵も描い

  • 先日、急に記事を削除した謎について(笑)

    前回、タマさんから受けたひどい扱いを書き殴ったあと、驚くことに書いた内容と似たようなことが先日私の周りで勃発した。薄気味悪くなって、全文削除させていただいた。1回読んで面白かったからもう一回読もうと楽しみにしていた人、ごめんだよ。私はこのようなことがよくあ

  • ひどい目にあった話

    ひどい扱いというのはこうだ。その前年の9月くらいのある日のこと。タマさんから仕事が入った。12月に、福岡での写真モデルだった。すると数日後、また仕事が入った。やはり12月に、福岡で3日連続泊まりでの絵画のモデルだった。2つの仕事を合わせると、かなりのまとまっ

  • 温泉ロケ 帰りの車中

    ロケが終わり、帰りの車中、実にいろんな話をした。やはりタマさんの話でエキサイトした。エキサイトといっても怒りの方のエキサイトである。要するに悪口だ。話が前後してしまうが、私はこのロケの直前に、タマさんから随分ひどい扱いを受けたことがあった。かなり大きな仕

  • 温泉のロケ

    なんとテレビの温泉番組の仕事が入った。しかし驚くべきは、そのバイト代の安さであった。もちろん温泉モデルとして登場するのだが、一応タオルを巻いて撮影するため、普通のコスチュームモデル扱いになるのだ。しかも拘束時間が2時間なので、絵画のコスチュームモデルを2

  • 強烈!!モデルのサチエちゃん

    2009年くらいだったか。緑ヶ丘高校の木炭デッサンと油絵の夏休み講習会に呼ばれた。暇な夏時期には嬉しいまとまった仕事だった。いくつかの教室に分かれてするので、他のモデルも何人か来るとのことだった。特に事務所があるわけでもないため、他のモデルと会うことなど滅多

  • お世辞ですよ

    しのぶちゃんのことを、しきりに「綺麗な人」と形容してきたが、心の底からそう思っていたわけではない。彼女はよく見たらロバに似ていたし、ホステスのバイトをしていただけあって肌のたるみがひどかった。それを隠そうとあそこまで一生懸命化粧をして、あそこまで綺麗な喋

  • しのぶの置き土産

    そういうわけで、しのぶちゃんには何となく振り回されて終わった。しかし、彼女からは「新しい仕事」という嬉しい置き土産をいただいた。大分大学での彫刻の授業の時、私のヌードを見たしのぶちゃんが、社長のたまさんに、私の体が綺麗だから写真の仕事もすべきだと大絶

  • モデルのしのぶちゃん 3

    彼女は、相手の両親や親戚からも随分ひどい対応をされ、我慢の果てにとうとう離婚をしたという。蛇がとぐろを巻くように怨念凄まじく延々と語られる愚痴を、私はあっけにとられて聞いているしかなかった。しかしこれは女性の癖なのだろうか。しのぶちゃんの会話の端々に

  • モデルのしのぶちゃん 2

    しのぶちゃんは綺麗だし、フレンドリーだし、声も鈴の音のように美しい。旦那さんもきっと素敵な人なのだろうなあ…と思っていた。しかし意外なことにシングルマザーだった。だからだろうか。頻繁に「今から遊びに来ない?」のメールが来た。家が割と近所だったので

  • モデルのしのぶちゃん

    2007年くらいのこと。夕方に大分大学の美術学部彫刻科でのモデルの仕事が入りだした。10月から1月までのロングランなので、たまさんからは「儲かるわよー」と言われたが、他の仕事が入れづらくなるし、しかもたったの2時間だからそこまでいい話ではなかったが、仕事に

  • 粘りつく視線 4

    その授業も最終日となった。早川さんはもはや遠くからなんとなく遠慮がちに私をうっすらと見つめているだけになっていた。最後のポーズが終わったら、おそらくまた彼は「モデルさん、お疲れ様でした」と恭しいしつこい挨拶をしてくるだろう。素人感満載の絵の自慢もして

  • ねばりつく視線 3

    授業は長丁場で、毎週水曜日のみ、2ヶ月に渡って行われた。早川さんは、休み時間も笑顔で私を遠くからじいっと眺めている。モデルさんを優しく見守っているという感覚なのだろうが、外見が外見なので不気味である。そしてポーズごとに服のシワチェックが入る。私は、冷淡な

  • ねばりつく視線 2

    クロッキーに何ポーズかとった後、固定ポーズに入る。私はパイプ椅子に座らされ、「右の膝をもうちょっと中に」「少し顔を左に」といった、生徒さんからの細かい注文通りにポーズを調整して行く。ポーズが決まり、生徒さんたちがガタガタとイーゼルを動かし、自分たちの

  • ねばりつく視線

    2009年の6月くらいだっただろうか。その日は大分合同新聞文化教室で授業があった。合同新聞文化ビルのロビーには大分ゆかりの画家、高山辰雄の版画が飾られている。各階の踊り場に、合同新聞の前身なる「豊後日報」という新聞が飾られている。記事も筆文字で、もちろん

  • 宮瀬んじいちゃん 2

    モデル休憩中に、生徒さんたちの絵を見て回ってると、素晴らしい水彩画があり、しばし見とれていた。作者は、90歳くらいのご婦人である。このようなご高齢で、素晴らしい色彩感覚と斬新な感性を持たれていることに感動し、人生の質は年齢なんかで決まるものではないなぁ、

  • 宮瀬んじいちゃん

    画布の上を滑る鉛筆音のみが響く教室でポーズをとっていると、宮瀬んじいちゃん(大分弁で、宮瀬のおじいさん)が、パイプ椅子からゆっくり立ち上がり、そのまま不思議な位置にぼうっと突っ立っている。誰かの作品を鑑賞している位置でもなく、モデルの私をじっくり違う角度

  • 毒のない人

    ある日、大分合同新聞文化センターでの絵画教室の仕事が入った。私は教室に入り、隅っこで椅子に座って生徒の様子を伺っていた。生徒さんは退職したであろう60代以上の方が多く、15、6人くらいの教室だった。入り口のドアが開き、おじいちゃんぽい人が入ってきて、私

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、住めば都さんをフォローしませんか?

ハンドル名
住めば都さん
ブログタイトル
絵画モデルはやめられない!
フォロー
絵画モデルはやめられない!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用