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晴れの日も雨の日も大好きな２人といっしょ。 -Y×C 妄想小説連載中-
晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。新館です。 ユノが大好きなホミンペン こころ。が、 2人の切ない恋物語をお届けします。
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。午後、、、〝ユノ、少しの間、父さんをよろしくね〟そう言って、母さんはなんだか楽しそうに病室を出て行った。「母さん、また食べきれないくらいおかずを持ってきそうだな」--- ん、、、---「父さんが家に戻ってから、母さん凄く楽しそうだよ」--- そうか---母さんが居なくなると、途端、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「あれから暫くして、サークルでキュヒョンに紹介された」〝チョン先輩、俺の親友、シム・チャンミンです〟「あぁ、やっぱり俺たちって出会う運命だったんだって、そう思った」一体、何を話しているんだろう。バカバカしくて、何の言葉も出てこない。自分勝手な思い出話なんて聞きたくもない...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。列車とバスを乗り継いでようやく到着したのは、実家近くの地元では一番大きな病院。早い時間だというのに、診察が始まったばかりの病院には、すでに多くの人が順番を待っている。エントランスを抜け、エレベーターに乗り込む。・・・・・「5階、、、」昨夜はほとんど眠れなかった。〝お、お父...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。暫くの間、僕達は無言で俯いたままだった。僕は、グラスの中のビールの泡が、静かに消えていく様を見つめている。ユノヒョンが、僕のすぐそばにいる。けど、まるで知らない人のように、僕達の間には遠い距離があって、簡単には近づけないほどの強い風が吹いている。〝ヒョン! ユノヒョン!!〟...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ユノへユノ、連絡したんだけど、お仕事忙しかったのかな?繋がらなかったので、手紙を残しておくね。急な仕事で出張することになりました。行先は、釜山の支所です。トラブルが発生して、ちょっと大変なことになってるようなので、暫く戻れないと思います。本当は、顔を見てから行きたかったん...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミン、待って」僕の歩く道を塞ぐように、その場に立つ。夏の生温い風が、悪戯に僕達の間を吹き抜けてゆく。「チャンミン、、、」観念しよう。逃げたって無駄だ。ユノヒョンが、今更僕に何を言いたいのか分からないけれど、兎に角、終わらせよう。・・・・・「何か、、、何か用でも?」...
読者の皆さま、こんばんは、こんにちは、おはようございます♪晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。管理人のこころ。です。いつもお部屋に訪問してくださっている読者様、ありがとうございます。お久しぶりに訪問してくださった読者様、お元気でお過ごしでしょうか?さて、本日2022年4月15日。本館 晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。 が、開設9周年を迎えました╰(*°▽°*)╯9年、、、9年前、まだちょっと若かったなぁ(笑)増えたも...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「はぁ、、、」--- チョン先生、お疲れさまです ---職員室の窓際の席。窓の向こうから、下校する子供たちの賑やかな声が聞こえてくる。「お疲れさま」時計は午後4時を過ぎた頃。--- どうしたんですか? ため息なんてついて---校内から子供たちの声が聞こえなくなると、今日も1日を楽しく無...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「今日は、堅苦しいことは抜きで」週末、金曜日。朝から憂鬱だった。今まで散々避けてきたのに、まさかこんな風に、、、「シムさん、来てくださってありがとうございます」・・・・・「いえ、、、」向かい合うことになるなんて、、、--- いいお店ですね ---「そうでしょ? 僕もとても気に入...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。次の日の夕方。仕事を急いで終わらせた俺は、実家に戻る母をソウル駅で見送った。前日の夜、〝僕も一緒に、、、〟そう言うチャンミンに、〝チャンミン君は、お仕事忙しいんでしょ? 無理をしなくていいから、、、〟と、母が見送りをやんわり断ると、申し訳なさそうな顔をして、土産のお菓子を...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。波が行ったり来たり・・・その音と、月明りだけがヒョンと僕を包む。僕たちは並んで砂浜に座って、海を見てた。「あの時、こいつはどうして俺のところに走ってきたんだろうな?」僕たちの前にフセをして大人しくしてるユノの頭を撫でながら、ヒョンが言う。・・・・・「あ、それはきっと、、、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。～ y side 4 ～〝シム・チャンミン〟手が震えた。チャンミン? 本当にチャンミンなのか?・・・・・「おーい、ユノ～っ!! 帰っておいで!!」遠くから君の声が聞こえる。間違えるはずもない、愛しい人の声。けど、足が、腕が、身体が・・・・震えて動かない。逢いたい。けど、怖い。また、俺...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。～ y side 3 ～どのくらい振りだろう。この扉を開けるのは・・・一歩足を踏み入れる。静まり返った室内。冷たい空気。たった一度だけ、足を前に出しただけで、そこにチャンミンがいないことが痛いほど分かる。淀んだ空気を外に出したくて、バルコニーに続く窓を大きく開けた。いるはずの...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。～ y side 2 ～毎夜、夢に出てくるチャンミンはいつも悲しそうな顔をして泣いている。手を伸ばして頬に触れたいのに、涙を拭ってやりたいのに・・・届かない・・・ここに来てどれくらいの日々が過ぎただろうか。「なぁ、ジヘ」--- なに? お兄ちゃん?---「チャンミン、、、どうしてる?」--...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。～ y side 1 ～病室の窓から見える空があまりにも綺麗で、俺はカーテンを閉める。雲一つない澄んだ青の空燃え盛る熱情のようなオレンジの空星が瞬き、黄金に輝く夜空そして、、白いベールを纏って泣く薄紫の月夜・・・何を見ても、チャンミンを感じる。それが怖かった。俺は・・・逃げた...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。時折、僕を確認するかのように後ろを振り向いて、そしてまたユノは駆けてゆく。・・・・・「ユノっ! ま、待って!!」砂浜に差し掛かったところでユノを見失う。肩を上下に揺らしながら、足りない酸素を吸いこんだ。ユノ、、、どこ?辺りを見回す。遠くからユノの吠える声がする。その方向へゆっ...
読者の皆さま、おはようございます♪晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。管理人のこころ。です。いつもお部屋に訪問してくださっている読者様、ありがとうございます。お久しぶりに訪問してくださった読者様、お元気でお過ごしでしょうか?世の中は大変なことになっていますが、私は変わらず元気で過ごしています。本日、こころ日和。が 8周年を迎えました。ここ1年は、新しいお話も更新できず、旧館の古いお話を加筆修正して更新...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。差出人不明の写真は、その後も定期的に僕の元に届く。けれど、写真が届くようになって2か月が過ぎようとしていた頃、その日を境に変化が起きた。・・・・・「これって、、、」空がオレンジに染まる、美しい夕暮れ時の写真。いつも、写真の裏には日付けだけが記されていたのに・・・〝風が冷た...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ヒョン・・・どうやって家に戻ったのか・・・気が付けば、ユノと一緒に海辺に立っていた。いつもなら、潮風を浴びてユノと駆けまわるこの場所がとても寂しくて悲しくて・・・・・・・・「ユノ、今日は泣いていい? 少しだけ、、、少しだけだから」〝クゥゥゥゥ・・・ン〟泣いてる僕にそっと寄...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「こら! ユノ～っ! イタズラしちゃダメだって言っただろ??」厳しかった冬の寒さも少し和らいで、日差しに温かさを感じる季節になった。・・・・・「なぁ、ユノ? 今日は仕事が休みだからさ、少しくらいなら遠くへ行ってもいいよ」あの日から・・・幾つもの季節が駆け抜けていった。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 〝チャンミンは、どこ? 〟って、、、〝会いたい〟って、何度も・・・---ヒョン・・・ヒョン、僕は何ができる?貴方のために僕が出来ることが・・・・・・・・・「それで、ヒョンはよくなるんですか?」--- 今はお薬を飲んで落ち着いてます。彼の場合は、どちらも本人ですし、、、お医者さん...
読者の皆さま、こんにちは。晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。 管理人の こころ。です。今年もあと数時間となりましたが、皆さま、如何お過ごしでしょうか?今年も、こころ日和。に来て下さった読者さまに、今年最後のご挨拶をしたいと思います。2019年。今年、皆さまにとってどんな年でしたか? アネモネ。こころ日和。は、前年度からお休みを頂いたまま2019年を迎えました。皆さんもご存じたと思いますが、私は1年に1度、長期...
読者の皆さま、こんばんは。日付が変わって、2019年も最後の日となりました。まさかこんな気持ちで2019年が終わるなんて思ってもみませんでした。私は、7年近くお話を書いてきましたが、自分の気持ちを文字にすることがとても苦手です。なので、滅多にお話以外の記事を上げません。けれど、今日はやっぱり、ここに通ってくださる皆さんに伝えておかないといけないなと、そう思って、参上いたしました。10年近く2人を応援してきて、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ソウルの街の、小さな広場の小さな一角。即席の簡素なその場所は、〝ステージ〟なんて言えないほどのものだった。通りがかりの通行人が、足を止めることはほとんどなく、誰かお目当てのメンバーがいるのか、数人の女子高生が座り込んでいて、ライブが始まるのを待っている。スンジェに振付を...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。慌てて後を追ったけれど、チャンミンの姿はすでに見つけることが出来なかった。ポケットから携帯を取り出し、チャンミンを呼ぶ。けれど応答はなく、コールする音だけが耳の奥に重く響く。「はぁ、ったく、、、」小さなため息をつき、フロアのソファに腰を下ろした。つまらないことで、拗ねて...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ユンホさん、お願いします。チャンミンを元の世界へ戻してやってください。あいつ、、、今きっと、悩んでると思うんです---キュヒョンは、深く俺に頭を下げて店を出て行った。1人になったテーブル・・・キュヒョンの言葉一つ一つが、俺には衝撃だった。「チャンミン」今朝、別れたときの...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。チャンミンは、不安げな表情を浮かべながらも、捜査官の質問にも気丈に振る舞い、しっかりと言葉を発してゆく。デスクからソファに移動し、時折視線を向けてくるチャンミンに小さく頷いてやると、ふっと頬を緩め、そしてまた前を向き、捜査官と相対する。--- それで、チャンミンさんは今、ど...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユンホさん、行ってきます」「ああ、頑張れよ。今日は俺のが先だから、終わったらカフェに寄るよ」・・・・・「はい。待ってます」チャンミンの働くカフェの前。2人とも仕事の日は、いつも一緒に地下鉄に乗ってチャンミンの店の前まで出勤する。今日もいつものように、チャンミン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- チョン・ユンホさんですね---「はい、そうですが?」--- シム・チャンミンさんの事で、少しお話を、、、---「・・・・・」--- ご存知ですよね? シム・チャンミン---ドンヘの予想通り、幾日も経たないうちに社を訪ねてきたのは、ソウル警察庁の捜査官だった。「もちろんです。そろそろい...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「どう? 仕事、少しは慣れたか?」チャンミンとこの部屋で暮らすようになって1ヶ月が過ぎようとしていた。狭いベッドに背中合わせに横たわる。ようやく、背中に感じるチャンミンの気配に慣れてきた。・・・・・「はい。けど、ユンホさん、、、働くって大変なんですね」しみじみと、そう言葉を...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「お帰りなさい、ユンホさん」「こんなに遅くまで、、、先に寝てろって言っただろ?」チャンミンが、この屋敷に戻ってきて1か月が過ぎた。あんなに冷たい空気が流れていた屋敷は、まるで息を吹き返したかのように、美しい花が飾られ、何処に居ても〝愛おしい人〟の気配が感じられた...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ このお話は、以前更新しました『恋の予感。』シリーズの番外編です。 『恋の予感。』をまだ読んでおられない読者さまは、こちらのお話を読む前に、 『恋の予感。』をお読みになってからお進みください。私の心の中のお話です。ご了承ください。--- あれ? 1人? ---開放感のあるホテルのロビー。中央に飾られた巨大なクリス...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユンホさん、ごはん出来ましたよ～」「ん、、、あと5分だけ」・・・・・「ダメです。バイトに遅れますよ?」「んっ、、、眠いっ」・・・・・「今日から僕も一緒です」チャンミンがこの部屋に来てから1週間が経つ。----------------------------「どういうことが、ちゃんと俺に説明...
16年 言葉では簡単に言えるけれど、その長い年月、大切に〝東方神起〟を守ってくれた2人。きっと、私達が知りえる事のない、想像も出来ないほど沢山の辛く悲しい困難を乗りえてきた2人。2人を知ったその時から、私の人生は大きく変わりました。沢山の人と出会い、一緒に泣いて笑いました。親友も出来ました。可愛い妹も、私の書く拙いお話を愛して下さる読者さまとも出会えました。毎日が楽しくて充実して、幸せです。全部2人の...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ このお話は、以前更新しました『恋の予感。』シリーズの番外編です。 『恋の予感。』をまだ読んでおられない読者さまは、こちらのお話を読む前に、 『恋の予感。』をお読みになってからお進みください。私の心の中のお話です。ご了承ください。※ 微R18 閲覧ご注意!管理人 こころ。です。いつも、こころ日和。にお立ち寄り...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「はぁぁぁぁぁ、、、、、」〝今日、何度目のため息だ? 自業自得だろ? 〟まるで、俺の中のもう一人の俺の声が聞こえてくるようだ。〝そんなやつ、、、俺は好きじゃない〟あんなこと言っちまって、もう少し他の言い方があっただろうに。あの日から、しきりと反省しっぱなしの俺・・・もう、1...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。じっとりと濡れた髪を、清潔なタオルで拭い、前髪を流してやると、戸惑う瞳を泳がせながら小さく震えている。「何時からあの場所にいたんだ。冷えただろう、シャワー、、、」言いかけて言葉をのんだ。俺の首に長い腕を巻き付け、首筋に顔を埋める。「どうした、チャンミン」・・・・・「ぼ、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ このお話は、以前更新しました『恋の予感。』シリーズの番外編です。 『恋の予感。』をまだ読んでおられない読者さまは、こちらのお話を読む前に、 『恋の予感。』をお読みになってからお進みください。私の心の中のお話です。ご了承ください。「久し振りに来たけれど、随分と雰囲気が変わったな」朝早く乗り込んだ飛行機は...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。〝本当の夢は、自分の好きな絵を描きたい〟チャンミンは、少し無理をして、ぎこちない笑みを浮かべながら、長い指で絵の中の俺の頬に触れた。そして・・・・・・・・「上手くなくて、ごめんなさい」小さな声で、そう囁く。「そんなことないよ、すごく上手く描けてる」・・・・・「ホント?」「...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- チャンミン、大丈夫かな---屋敷のリビングのソファに足を投げ出して座るドンヘが、大きなため息とともに言葉を吐いた。--- お前の気持ちも分からなくもないさ、けどな、ユノ---テーブルを挟んで、ドンヘと向きあう俺は、平静を装いながら、小さく震える掌を強く握りしめていた。「ドンヘ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。音もなく上昇してゆくエレベーター。チャンミンは少し俯いたままで、何も言わず黙っている。なんだかいつもと違うチャンミンの様子に、言葉が出てこない。静かな2人だけの空間、、、時間がとても長く感じた。・・・・・「どうぞ、、、」「ん、、、」通された部屋に、俺は一瞬息をのむ。俺のア...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユン、ホさ・・・」「・・・・・」・・・・・「ど、どうし、て、、、、、」大きな瞳を見開き、驚いた表情で俺をじっと見据える。ゆっくりと、チャンミンに近づいてゆく。少し震えているように見えるのは、俺の目の錯覚だろうか・・・「チャンミン」目の前に立ち、名前を呼ぶ。チ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「はーーーっ、さむっ、、、」チャンミンと知りあって3ヶ月が過ぎようとしていた。駆け足でやってきた冷たい季節・・・昨夜から降り出した雪が、街を白く染める。吐く息は白く、冷えた空気が街全体を包んでいた。--- ユノ、この後ボーリングでも行かね?---「わりぃ、俺はパス!」--- ユノ、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ユノ、閉店間際って言うと、夜の8時前だ。高速バスなら、深夜でも乗れる。列車なら・・・---「チャンミンは、きっとあの場所に、、、」--- えっ?---「ドンヘ、今から向かってくれ。どのくらいで着く?」--- 飛ばせば夕方には、、、---「よし、頼んだぞ」そのままドンヘにハンドルを任せ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「いらっしゃいま、、、」・・・・・「ユンホさん、こんにちは」バイトが終わる30分前。いつものように、チャンミンが店にやってきた。いや、今日はちょっと、いつもとは違う。「おお、チャンミン、来たか」・・・・・「僕の親友の、キュヒョンです」チャンミンの隣に視線を移すと、、、や...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「いつからですか? 」叔父から連絡があって、すぐにドンヘと叔父の元に向った。--- それが、、、昨夜、私が出かけている間のようなんだ。夜中に戻って、そのまま自室に向かったので・・・---すーっと、テーブルの上を滑るように差し出されたメモ。--- チャンミンがいないことにも、このメモ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユンホさんのお口に合うかどうか、、、」「ん、美味いよ」ベッドの上に半身を起こして、大きく口を開ける。スプーンで掬った熱々のおかゆに向かって、ふーふーっと息を吹きかけて冷まし、俺の口の中にせっせと運ぶ。・・・・・「良かった♡」ホッとしたような表情を浮かべて、チャ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。あの日から、いまだチャンミンとは会えないでいる。何度電話をしてみても、聞くことのできない愛おしい人の声。何度足を運んでみても、見ることのできない愛おしい人の姿。そのうち仕事に追われ、電話もできない日が続く・・・「なぁ、ドンヘ」その日も仕事が一段落したのは、日付が変わる頃...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「僕、、、ソウル大の医学部に通ってます」医学部・・・勉強が嫌いで、大学なんてまるっきり縁のない俺でも分かる。ソウル大は、韓国随一の名門校。この国の優秀な人材が集まる超エリート大学。その、、、医学部?要するに、医者の卵、、、ってわけだよな?「お前、、、あ、頭いいん...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。叔母の葬儀から1週間が過ぎた。〝叔父さんと一緒に帰ります。アルムもきっと、僕を待ってるから、、、〟意外だった。てっきり、俺と戻ると、、そう言うと思っていたのに・・・叔父に暫くの間、チャンミンのことを頼み、俺は屋敷に戻ってきた。あれから1週間・・・チャンミンと会うどころか、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ほ、本当にすいませんでした」ベッドの上に正座して、深く頭を下げる。カーテンの向こうはすでに明るく、小鳥のさえずる音と、車が通り過ぎる音が耳に届く。「いいって、、、」・・・・・「けど、、、」昨夜、泣き疲れて眠ってしまったチャンミン。ずっとその寝顔を眺めていた俺...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。車の助手席に、呆然とした状態のチャンミンを乗せ、病院へ急いだ。詳しいことは何も聞いてない。こんなに突然、、、叔母にとって、チャンミンは幼い時に亡くなった息子〝スアン〟だった。そんな叔母に、チャンミンは優しく接し、叔母の生きがいとなっていた。叔母の前では自分を殺し、〝スア...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「お、お前が、、、好きだ、、、」びくっと、チャンミンの身体が震える。シーンと静まり返った部屋・・・・・・・・「・・・・・」この静けさに耐えられなくて、、、「なんとか言えよ、小っ恥ずかしいだろ」俺のその言葉でようやく状況を理解できたのか、固まったままのチャンミンの表情が、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。瞼の向こう側・・・明るい光が、1日の始まりを知らせる。手を伸ばして、愛おしいぬくもりを探す。けれど、半分開いたシーツは冷たく、求める温もりはそこにはなかった。「チャンミン・・・」名前を呼んでも、返事がない。半身を起こし、ベッドの脇に、チャンミンだろう、、、きちんと畳まれて...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「散らかってっけど、座れよ」開いたままの雑誌飲みかけのペットボトル脱ぎっぱなしのTシャツ慌てて部屋の隅に寄せる。狭いワンルームの部屋は、ベットと小さなテーブルでいっぱいいっぱいだ。おまけに俺は片づけが苦手・・・酷い惨状の部屋に、チャンミンは入り口に突っ立ったまま、口をあん...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ウインドウ越しに重なった視線を先に逸らせたのは、俺だった。止めた足を再び動かし、逃げるように地下鉄の駅を目指す。少しずつ早まる足は、いつの間にか駆け出していた。人の波に紛れながら改札を抜けると、タイミングよくホームに止まっていた電車の発車ベルが鳴り響いた。込み合った車内...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。前回のお話はこちらから → 続 チーズバーガーとコーラとあなた。--- ほら、ユノ! お客さんだぞ! ---「あっ、は、はいっ」チャンミンがこの店に姿を見せなくなって、2週間が過ぎようとしていた。「いらっしゃいませ」--- チーズバーガーと、コーラ、、、それと、、、---チャンミン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「おかえり、ヒョン」「ただいま、チャンミン」ヒョンと会うのは、ソジュンさんを送った時以来だ。気がつけば、あんなに騒がしく鳴いていた蝉の声も消え、木々の葉が、薄く黄色に色付き始めている。「待ったか?」・・・・・「ううん、さっき来たばっかりだよ」少し髪が伸びたヒョン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「はぁぁぁっ、、、暑いな、、、」寝室の窓を開けて、空気を入れ替える。そこから見えるのは、綺麗に手入れされた広い庭。その庭を飾る木や花が、夏の太陽を浴びて気持ちよさそうにさわさわと揺れる。〝庭の手入れは、僕の仕事なんです〟担当さんは、少し寂しそうにそう言っていた...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。チャンミンの身体の奥深くまで知りたくて、舌を伸ばしてチャンミンを誘う。その誘いに乗るかのように、チャンミンの舌が俺のそれに絡みついてくる。溶け合う二人・・・・・・・・「んっ、、、はっ、、」感じる。いつもと違う。チャンミンの口から洩れる吐息から、欲情を感じる。彷徨うチャン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- チャンミン、、、チャンミン、、起きて、、、---身体を揺さぶられ、目を覚ますと、眩しい光が僕の瞳を刺激する。何度か瞬きして、ようやく目が慣れて、、、--- チャンミン、桜が見たい---病院のベッドに寄りかかって眠ってしまった僕、、、顔を上げると、ソジュンさんが窓の向こうを見...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「お待たせしてすいません」「いや、今着いたところだ」本当は、チャンミンの仕事が終わるのを待ちきれなくて、約束の1時間以上も前に着いていた。店から少し離れたところに車を止めて、チャンミンが働く様子を飽きもせずに眺めていた。笑顔を浮かべ、鼻歌を歌っているのだろうか・...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 予断を許さない状況です ---分厚いガラスの向こう側に、沢山の機械に繋がれたソジュンさんが見える。色のない顏閉じたままの瞼僕の声は、届かない、、、--- シムさん、お疲れでしょう。一度戻られてはいかがですか? ---疲れた顔をした担当さんが、無理に笑いながら、温かい缶コーヒー...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミン、、、」・・・・・「あ、ユンホさん ! いらっしゃい」週に2度か3度、、、チャンミンがアルバイトをしている花屋に通うようになった。特に用がなくても、仕事の合間に顔を見に寄ったり、通りかかる時に、少しだけでも声をかける。少しでも、チャンミンの心が穏やかになればいい...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください前回のお話はこちらから → 映画みたいな恋をした。90私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 今日は本当にありがとう ---カフェを出ると、さっきまで止んでいたはずの雪が、灰色の空からハラハラと舞い落ち始める。・・・・・「僕もお会い出来てよかったです」僕の言葉に、彼女はフワリと微笑む。その微笑みは、広がる灰色...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミン、俺の電話番号、知ってるな?」チャンミンの足元には、アルムが行儀よく尻尾を振りながらお座りしている。・・・・・「はい」「いつでも連絡して来い。迎えに来るから・・・」チャンミンは、小さな笑みを浮かべて頷いた。瞳に涙をためて、懸命に泣くのを我慢している。そっと引き...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。俺の目の前で抱き合う2人。チャンミンの背中に回された男の掌が、まるで子供をあやすように、優しく背中を撫でている。・・・・・「キュヒョナ、この前はごめんね」冷えた夜の空気・・・チャンミンの吐く白い息が、チャンミンより背の低い男の髪を掠めていく・・・--- ああ、気にすんなよ、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「説明してください。どういうことですか?」叔父が行きつけだという近くのカフェに入って、腰を下ろすなり、叔父に詰め寄った。--- コーヒーでいいか? ユンホ---叔父は冷静だった。オーダーを聞きに来た店員にコーヒーを2つ注文すると、小さく息を吐く。そして、ゆっくりと話を始...
読者の皆さま、こんにちは。いつもお部屋にご訪問ありがとうございます。こころ日和。 管理人のこころ。 です。来週は、待ちに待ったFNS出演、そして札幌公演ですね。私は参戦出来ませんが、参戦する皆さま、真っ赤なレッドオーシャンで、2人を熱く迎えて盛り上げてくださいね。さて、表題の件ですが、嬉しいことに、読者の皆様に〝京セラでお会いしたいです〟と、声を掛けていただいてます。ありがとうございます。京セラ参戦し...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ 前回のお話はこちらから → 続 チーズバーガーとコーラとあなた。1※ シリーズ初回から読まれる方はこちらから → チーズバーガーとコーラとあなた。1「ほら、、、」右手にはポップコーン、そして、左手にはコーラ。・・・・・「すいません。ありがとうございます」「映画には、ポッ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。屋敷を出て、叔父の家に向かう。途中のカフェで温かいコーヒーを飲んだ。軽い朝食代わりになるようなものを注文したけど、チャンミンは口にしようとしなかった。「チャンミン、食べないのか?」・・・・・「・・・・・」「チャンミン、いつでも屋敷に来ればいい。電話してくればすぐに迎えに行...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 私は、あの子に全てを奪われた ---悲しい瞳で、写真を見つめるソユンさんは、指で写真の中のユジンさんに触れながら、小さな声で話を続ける。--- 生まれながらに重い病気を背負っていたユジンは、生まれ落ちたその瞬間から私から両親の愛を奪った ---・・・・・「愛、、、」〝ソユン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。朝特有の、空気の温度と匂い。けれど、いつもと違うのは、俺の隣で天使のように微笑んだまま眠るその人・・・小さな寝息すら、愛おしい。長い睫・・・触れたくて、伸ばした手を止めた。・・・・・「んっ、、、ユン、ホさ、、、」チャンミン。お前の夢の中に、俺がいるのか?一度触れてしまえば...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- お久しぶりです。私のこと、、、憶えてくれてますか? ---昨夜から降り続いていた雪が、ようやく止んだ休日の午後、、、突然のその電話に、一瞬応答することを迷ったけれど、暫く悩んで、、、・・・・・「はい、もちろんです」〝ハン・ソユン〟その声を聴くのは、とても久し振りだった。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。〝愛してます。貴方だけ、、、〟チャンミンが口にする 〝愛〟愛を与えられることなく成長したチャンミンが口にする〝愛〟は、俺がチャンミンに感じる〝愛〟 と、果たして同じなのだろうか・・・正直、分からない。けれど、「愛している」と囁き、溶けるような瞳で俺を見つめ、真珠の涙をこ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- なになに、それ、お前、まさか??---新しい年が明け、久し振りの大学の教室。・・・・・「別に、なんでもないよ、、、」--- なんでもないわけないだろ、見せろよ ---・・・・・「止めろって、、、」出席者の少ない広い教室。隣に座る友人が、僕の左手の薬指に光るリングを見つけて、騒...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。チャンミンが、小さく震えているのがわかる。それでも俺は、離れられなかった。あれほどまでに頑なに、チャンミンを遠ざけようとした。なのに、一度触れると、もう止めることができない。自分の馬鹿なプライドが、もろく崩れ去る音が聞こえた。・・・・・「っ、、、ユ、、ホ、、、さ・・・」...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ヒョン?」次の朝、、、目覚めると、隣にヒョンが居ない。昨夜、離れていた時間を取り戻すように深く愛しあった身体は、ギシギシと痛む。ゆっくりと半身を起こすと、少しだけカーテンを開けて、窓の向こうを見つめるヒョンがいた。僕の呼びかけに振り向いたヒョンは、差し込む弱い...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。タクシーの後部座席。チャンミンは、隣りに座る俺の腕に自分の腕をきつく巻きつけ、決して離れようとしない。静かな車内、、、窓の外の景色を見る余裕もない。俺の傍に、チャンミンが居る。感じる温もりと、忘れかけていた感触、、、もう二度と、触れることはないと、そう思っていた愛おしい...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「積もりそうだな」・・・・・「ホワイトクリスマスだね」食事を終えた後、2人並んで、窓の外の冬の空を眺めていた。音もなく、ただ、しんしんと降り積もる雪に、2人とも、それ以上言葉もない。ふと、頭をよぎるのは、病室を出るときに見た、ソジュンさんの寝顔。イブの夜、どうか静かに穏や...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。エレベーターの扉が、音もなく開く。チャンミンとそう長くはない時間を過ごしたこの場所に、久し振りに訪れた。足を踏みしめ、扉の向こうに進む。遠くに見える、俺の宝物。大切な大切な、俺の、、、小さく震える肩・・・膝を抱えて、俯いたまま、泣いているのだろうか、、、静かに歩き出す。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「お待たせ」アルバイトを終えて、俺はコーラ片手に店の一番奥の席に座る。・・・・・「お疲れさまでした。ユンホさん」小さなテーブルを挟んだ向こうには、頬を赤く染めたあいつが、にっこりと笑って俺を待っていた。〝なぁ、お前さ、名前なんてーの?〟あの日から、俺達は時々こんな風に2人...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 例え、お前の代わりだとしても、俺は構わない---視線がぶつかる。ドンヘは本気だ。けれど、先に視線を逸らせたのは、ドンヘだった。--- ま、代わりにさえしてもらえそうにないんだけどな---「・・・・・」グラスの中の氷を眺めながら・・・---〝僕は、誰も好きにはなりません。ユンホさ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「担当さん、、、」--- シムさん、いつもありがとうございます ---ソジュンさんの病室。花瓶の水を入れ替えて花を挿していると、扉が開いて担当さんが顏を見せた。ソジュンさんは、穏やかな顔をしてベッドで眠っている。--- シムさん、少しお話を、、、お時間いいですか? ---・...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。その日は、白い雪がしんしんと降る冬の寒い日だった。ソジュンさんの病院に来るのは3日ぶり。ここ数日、授業が忙しくて、来ることが出来なかった。通い始めて1か月。慣れた廊下を歩いて病室の前に立つ。扉を開こうとした手を止める。ほんの少し開いた扉の隙間から、ソジュンさんの姿が見えた...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。静かに吹く風が、一瞬止まった時間を呼び戻す。通りを歩く人の波が、また俺とチャンミンの間を、急ぎ足で過ぎてゆく。息を吐き、俺は、その場から足を踏み出した。街のざわめきが、容赦なく俺とチャンミンを遠ざけてゆく。微かに耳に届く、チャンミンが俺を呼ぶ声・・・その声も、街を流れる...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください前回のお話はこちらから → 映画みたいな恋をした。82私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ごめんなさい、どちら様でしょうか、、、---・・・・・「ソジュンさん、、、」僕に向けられたその笑顔、、、瞳が不安げに揺れている。伸ばしかけた手を止め、引き戻した。今、この時、、、ソジュンさんにとって僕は、初めて会う赤...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ユンホさん、僕、孤児院へ帰ります。さようなら---「チャンミン!! 行くな!! 戻ってこい!! チャンミン!!」まるで、拷問のような夢。息を乱し、訳もなく流れる涙・・・毎夜、夢の中に現れるお前の瞳は、悲しみに包まれ、ひび割れたガラス玉のように、色もなく、今にも脆く崩れそうだ。「...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「えっ?」目の前の〝男〟が、言った言葉が理解できない。「な、なんだって?」耳に指を突っ込んで、ぐりぐり回しながら、もう一度聞く。・・・・・「す、好き、、、です、、、」小さな声で、顔も耳も真っ赤にしながら・・・俺を、、、好き?「あのさ、俺、男なんだけど・・・」・・・・・「はい...
※ ごめんなさい！予約し忘れてました（笑）※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。親父の遺言で、ごく近しい人だけ集まり、親父を見送った。けれど、数年前までの長い間、第一線で「社長」という肩書を背負ってきた人だ。暫くの間、屋敷には、親父との別れを惜しむ人が後を絶たなかった。--- 疲れただろ、ユノ、、、コーヒーでも淹...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「いらっしゃいませーーっ」眠い、、、、重力に逆らえず、上下の瞼が仲良く重なりあうのを必死で止める。あと30分・・・ようやくバイトが終わる。〝ユノ、悪いけど、今日彼女の誕生日なんだ。頼む、バイト変わってくれ、な? 〟24時間営業のハンバーガーショップ。俺と交代に勤務するはず...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 社長、おはようございます---「おはよう」--- 今日のスケジュールですが、、、---「午後からだったか?」--- そうです。担当医から、今後の治療方針についての説明が・・・---チャンミンが、マンションを出てから、半年が過ぎた。〝さよなら、、、〟あれからチャンミンは、ドンヘのマン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ありがとうございました」ユンホさんの風邪もようやく治り、お店には、いつもと変わらない空気と、ユンホさんの淹れたコーヒーの香りが戻っ...
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