晴れの日も雨の日も大好きな2人といっしょ。 -Y×C 妄想小説連載中-
晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。新館です。 ユノが大好きなホミンペン こころ。が、 2人の切ない恋物語をお届けします。
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「担当さん、、、」--- シムさん、いつもありがとうございます ---ソジュンさんの病室。花瓶の水を入れ替えて花を挿していると、扉が開いて担当さんが顏を見せた。ソジュンさんは、穏やかな顔をしてベッドで眠っている。--- シムさん、少しお話を、、、お時間いいですか? ---・...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「で、フラれたのか?」ドンヘに連れられて足を踏み入れたバーは、絞られた照明と、品のいい音楽が、耳に程よく馴染む居心地のいい場所だった。--- そう、ストレートに言うなよ、お前はいつもそうだ---琥珀色の液体が、ドンヘの喉を通ってゆく。カランと心地いい音、、、氷がグラスを叩く・・...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。その日は、白い雪がしんしんと降る冬の寒い日だった。ソジュンさんの病院に来るのは3日ぶり。ここ数日、授業が忙しくて、来ることが出来なかった。通い始めて1か月。慣れた廊下を歩いて病室の前に立つ。扉を開こうとした手を止める。ほんの少し開いた扉の隙間から、ソジュンさんの姿が見えた...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。静かに吹く風が、一瞬止まった時間を呼び戻す。通りを歩く人の波が、また俺とチャンミンの間を、急ぎ足で過ぎてゆく。息を吐き、俺は、その場から足を踏み出した。街のざわめきが、容赦なく俺とチャンミンを遠ざけてゆく。微かに耳に届く、チャンミンが俺を呼ぶ声・・・その声も、街を流れる...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください前回のお話はこちらから → 映画みたいな恋をした。82私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ごめんなさい、どちら様でしょうか、、、---・・・・・「ソジュンさん、、、」僕に向けられたその笑顔、、、瞳が不安げに揺れている。伸ばしかけた手を止め、引き戻した。今、この時、、、ソジュンさんにとって僕は、初めて会う赤...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ユンホさん、僕、孤児院へ帰ります。さようなら---「チャンミン!! 行くな!! 戻ってこい!! チャンミン!!」まるで、拷問のような夢。息を乱し、訳もなく流れる涙・・・毎夜、夢の中に現れるお前の瞳は、悲しみに包まれ、ひび割れたガラス玉のように、色もなく、今にも脆く崩れそうだ。「...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「えっ?」目の前の〝男〟が、言った言葉が理解できない。「な、なんだって?」耳に指を突っ込んで、ぐりぐり回しながら、もう一度聞く。・・・・・「す、好き、、、です、、、」小さな声で、顔も耳も真っ赤にしながら・・・俺を、、、好き?「あのさ、俺、男なんだけど・・・」・・・・・「はい...
※ ごめんなさい!予約し忘れてました(笑)※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。親父の遺言で、ごく近しい人だけ集まり、親父を見送った。けれど、数年前までの長い間、第一線で「社長」という肩書を背負ってきた人だ。暫くの間、屋敷には、親父との別れを惜しむ人が後を絶たなかった。--- 疲れただろ、ユノ、、、コーヒーでも淹...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「いらっしゃいませーーっ」眠い、、、、重力に逆らえず、上下の瞼が仲良く重なりあうのを必死で止める。あと30分・・・ようやくバイトが終わる。〝ユノ、悪いけど、今日彼女の誕生日なんだ。頼む、バイト変わってくれ、な? 〟24時間営業のハンバーガーショップ。俺と交代に勤務するはず...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 社長、おはようございます---「おはよう」--- 今日のスケジュールですが、、、---「午後からだったか?」--- そうです。担当医から、今後の治療方針についての説明が・・・---チャンミンが、マンションを出てから、半年が過ぎた。〝さよなら、、、〟あれからチャンミンは、ドンヘのマン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ありがとうございました」ユンホさんの風邪もようやく治り、お店には、いつもと変わらない空気と、ユンホさんの淹れたコーヒーの香りが戻っ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「僕、叔父さんと叔母さんの家に行きます」2日後・・・ドンヘに連れられて、チャンミンが戻ってきた。玄関の扉が開き、その姿を見た瞬間、思わず自分の目を疑った。ほんの数週間。なのに、目の前に見るチャンミンは、酷く痩せていた。表情も無く、色もない。俯いたまま、俺の顔を見...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。「隠していたわけじゃないんだ。けど、、、」・・・・・「いいんです。もう、、、」ユンホさんの話を聞いて、自分が取った態度がなんだかとても恥ずかし...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。次の日・・・眠れない夜が明けた。昨夜の事を思い出し、大きなため息をつく。〝お前の相手は、もう飽きた〟今更ながら、あんな言い方しか出来なかった自分を責めた。チャンミンは、何も言わず枕を抱えながら自室に戻っていった。その夜、俺のベッドに潜り込んでくることはなかった。重い身体...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ヒョン、、、」「おはよう、チャンミン」目が覚めると、隣にはヒョンが居た。長く逞しい腕が、僕の身体を包み込んでいる。微かに聞こえる波の音、、、夢じゃなかった。カーテンの隙間から、眩しい光が細く差し込んで、遮光カーテンで光が遮られた薄暗い部屋を、仄かに照らしてい...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「お帰りなさい。ユンホさん」「ただいま。まだ起きてたのか? もう遅いぞ」腕の時計は、もうすぐ日付けを跨ごうとしていた。いつものように、ネクタイを緩めながら自室の扉まで歩く。俺の後ろを、枕を抱えてついてくるチャンミン。扉の前で振り向いて、、、「今日は食事は済ませて...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。ベッドの上で目が覚める。カーテンの向こうの空は、すっかり夜の色に染まり、薄く月明かりが、この部屋をぼんやりと照らしている。愛された後の身体は、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「初めまして、チャンミンと言います」俺と出掛ける時は、これと決めているのか、今日もチャンミンは、いつものチェックのシャツを選んだ。--- いらっしゃい、チャンミンくん。お待ちしてましたよ---明るい光が差し込むリビングのソファに、チャンミンと並んで腰を下ろした。「チ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミン、、、」リビングにユンホさんが姿を現したのは、西の空がオレンジ色に染まりかけた頃、、、キッチンで夕食の準備をしていた僕は、手を止め...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- おい、ユノ。孤児院から必要な書類が届いたぜ? 後は、こちらが必要な箇所に署名するだけでいいようになってる---「そうか、、、」高層ビルの窓から空を眺める。眼下に見下ろすと、沢山の人や車が行きかうソウルの街・・・--- で、お前どうすんの? チャンミンと話したのか?---「いや、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください前回のお話はこちらから → 映画みたいな恋をした。80※ 微R18 閲覧ご注意!管理人 こころ。です。いつも、こころ日和。にお立ち寄りくださってありがとうございます。本日更新のお話は 微R18 記事になっています。管理人の判断で通常公開させていただきますが、BL要素大ですので、そういう表現の無理な方は、ここから先へはお進...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユンホさん!! おかえりなさいっ」玄関の扉を開けると、先日出掛けた時と同じシャツを着たチャンミンが、笑顔で立っていた。「ただいま」・・・・・「着替えて待っていました」シャツの襟を正しながら・・・・・・・・「ヘンじゃないですか?」「ああ、けど、それは前着ていたのと...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。ユンホさんの部屋の前。乱れた呼吸を、ゆっくりと整える。最後に大きく深呼吸した。ぎゅっと握られた掌。ゆっくり開くと、〝彼と一緒に住んでたアパート...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- お待ちしておりました。チョン・ユンホさん---孤児院という場所に足を踏み入れるのは初めてだ。俺には全く縁のない場所の1つ・・・けれど、子供達が賑やかに走り回り、玩具や絵本で楽しそうに遊んでいる・・・そんな想像をしていた俺の目に映ったものは、全く違うものだった。「突然申し...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 無理に誘ってごめんなさいね ---・・・・・「いえ、、、」僕は今、カフェの一番奥のテーブル席で、自分の恋人、、、つまり、ユンホさんの〝元妻〟...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ユノ、言っておくけど、熱くなるなよ。冷静にな---「なんのためにお前を連れてきたんだ。たまには役に立てよ」--- お前さ、知ってんだろ? 頭に血が上ったお前を誰も止められ無いってこと、、、---ドンヘの運転する車の後部座席で、窓の外を眺めながら、昨夜のチャンミンのことを考えて...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください前回のお話はこちらから → 映画みたいな恋をした。79私の心の中のお話です。ご了承ください。「ジッとして、、、」ヒョンの唇が僕の首筋に落ちてくる。そんなところに触れられるのは初めてて、、、僕の知らない感覚が、首筋から全身に痺れるように伝わってゆく。・・・・・「ヒョン、、、」自分の声が少し震えているのを感じる。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- おい、ユノ。お前いい加減にしろよ? ---「どうせ、書類に判を押すだけなんだろう、お前が適当にやっとけよ」あの日・・・あの絡みつくような視線・・・あの視線は、確かにチャンミンに向けられていた。傍に居れば、自然と感じられる。あの日から、暫く経つが、特に変わったことはなかっ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。「隠すつもりはなかったんだ」・・・・・「・・・・・」「けど、お前が気を悪くしたのなら、、、」ユンホさんには、僕の気持ちなんて分からない。ユンホ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユンホさん、僕、おかしくないですか?」「ああ、よく似合ってるよ」クローゼットの中は、チャンミンの身体に合わせた衣服が並んでいる。その中から、長い長い時間をかけて、チャンミンは、明るい色のチェックのシャツを選んだ。・・・・・「こんな素敵なお部屋、、、それにお洋服...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「・・・・・ということだ。 ドンヘ、どう思う?」--- まぁ、逃げたとなると、探すだろうな---「だろうな」---チャンミンが話したことが本当なら、チャンミンは立派な売り物ってことだ。しかもさ、、、チャンミンだぜ?---その先のドンヘの言葉を聞かなくても、言いたいことは伝わってくる。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。冷たく刺すようなその言葉に驚いて振り向くと、ユンホさんの視線は、僕ではなく、玄関に腕を組んで立つ女性に向けられていて、、、--- よく分からない...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ こちらのお話は、「恋の予感。」の番外編です。「恋の予感。」をまだ読まれていない読者さまは、是非そちらからご覧になってください。私の心の中のお話です。ご了承ください。金曜の夜。いつもなら、ユンホさんと2人でのシフト。営業が終わった後、2人だけで店の後片付けをして、静かになった店内の奥で、ゆっくりとコーヒーを飲...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「ドンヘ、チャンミンは?」車を飛ばして、マンションに戻る。〝ユンホさん、お帰りなさい〟いつもそう言って、微笑みながら迎え入れてくれるあいつはいない。--- いや、、、書類はテーブル上にあった---ドンヘが書類を持った手を翳して見せた。--- お前、心当たりは?---心当たり?チャンミン...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください前回のお話はこちらから → 映画みたいな恋をした。78私の心の中のお話です。ご了承ください。ベッドサイドの小さな灯りだけが、この広い部屋をぼんやりと照らしている。静まりかえった部屋。耳を澄ますと、レースのカーテンの向こうから、微かに聞こえる波の音。僕とヒョンは、それぞれのベッドの上で、背を向け合って眠る。時間...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「おはようございます。ユンホさん」朝、目覚めてリビングに向うと、白いレースのエプロンをしたチャンミンが、俺に深々と頭を下げる。「おはよう」・・・・・「お食事の準備、出来ています」「ああ、、、」テーブルの上には、チャンミンお手製の焼きたてパンと、ふわふわのチーズ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※こちらのお話は、〝恋の予感。C〟〝恋の予感。Y〟をお読みになってからお進みください。私の心の中のお話です。ご了承ください。いつもの金曜日。バイト先のカフェ。夕方からは、僕とユンホさん2人だけ。いつもなら、お客さんもちらほらで、静かな空間なのだけれど・・・今日はいつもと様子が違った。今日は2月14日。女性たちが、心...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「どうだ? もう辛くないか?」先生の言ったとおり、チャンミンがこのマンションに来てから3日目の朝には、熱も下がり、顔色もよくなっていた。・・・・・「はい、もう、大丈夫です」「そうか、なにか食うか?」その言葉に、一瞬目を見開き、俺と目が合うと、視線を逸らし、俯いた。「どうした?...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※こちらのお話は、〝恋の予感。C〟をお読みになってからお進みください。私の心の中のお話です。ご了承ください。一目で目を奪われた。・・・・・「シム・チャンミンと言います。よろしくお願いします」大きな瞳をクルクルさせて、目まぐるしく変わる表情。大学生にしては幼い顔立ち。けれど、フッとした時に俺に見せる一瞬の顔が、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。耳ざわりな音・・・まだ、眠りの中に身を置いていたいのに、不快な音がそうはさせてくれない。重い身体を反転させ、手を伸ばす。ベッドサイドのテーブルの上に置いてある携帯を取り、耳に当てた。「早いだろ・・・」-- 何言ってんだよ、ユノ。もう9時だぜ? ---「今日は休みだと言っただろう...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。---でさ、ユノ。あいつ、どうすんの? ---びしょ濡れの子犬を、強引にシャワー室に押し込めて、キッチンに戻り、冷蔵庫から缶ビールを取り出して一気に煽った。「さあな」--- お前さ、女ならまだしも男だぜ? 使い道あんの?---俺の手からビールを奪い、ドンヘはゴクゴクと喉を鳴らしながら飲...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ソジュンさんの事務所からどのくらい走ったか、、、その間、車の中は怖い程静かで、僕もヒョンも、何も話さずただ、前を向いて過ぎてゆく景色を見ていたように思う。車が止まって、ヒョンがエンジンを切る。エンジン音が途切れ、静かになったことでようやく我に返った僕は、俯いていた顔を上...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「ほら、もっと奥まで、、、っ、、じっとしてろ・・・」・・・・・「あぁ、、、っ、、」冷たい空気が支配する、屋敷の奥深く。俺の可愛い天使は、何枚もの扉を隔てたその先の部屋で、毎日窓の外を眺めながら俺の帰りを待っている。キングサイズのベッドが、熱い吐息と共に何度も揺れる。「こ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「気分悪くない?」ソジュンさんをベッドに促し、その身体をゆっくりと支え、横たえる。足もとにズレた布団をかけると、ソジュンさんの左手が、僕に向かって伸びてきた。--- チャンミン、、、---その手を取り、強く握る。--- もう会うことはないと思ってた ---・・・・・「どうし...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「営業課 課長 イ・テミンの憂鬱。 ~星月番外編~ 1~8話」そして、 「第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。 ~星月番外編~ 1~3話」 の順に 読んでいただいてからお進みください。 はぁ、、、シムからの思いがけない電話の内容に、僕はデスク...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「記憶、、、障害、、、」担当さんの話が、頭の中に入ってこなかった。ただ、僕に理解できたのは、ソジュンさんは病気に罹っているということ。頭の中に、良くないものが出来てしまって、それがソジュンさんの〝記憶〟の邪魔をしていること。そして、ソジュンさんが病院での治療を...
第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。3 ~星月番外編~
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、是非、「営業課 課長 イ・テミンの憂鬱。 ~星月番外編~」第1~8話を読んでいただいてからお進みください。第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。(営業課 課長 イ・テミンの憂鬱 ~c side~)--- あ、シム? あのね、実は仕事の都合で・・・そう...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「どうしたんですか? 何かあったんですか?」直感だった。車から見えた彼の表情が、酷く動揺しているように見えて、、、きっと、ソジュンさんに何かあったんだ。--- 君が、どうしてここに? ---・・・・・「そんなことより、ソジュンさんに何か?」その時、車からヒョンが降りてきて...
第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。2 ~星月番外編~
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、是非、「営業課 課長 イ・テミンの憂鬱。 ~星月番外編~」第1~8話を読んでいただいてからお進みください。第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。(営業課 課長 イ・テミンの憂鬱 ~c side~)--- シム? 今日のお昼、オムライス食べに行かない?...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。白い波が、激しく飛沫を上げて砂浜に打ち寄せる。夏とは違う、荒々しいその姿に息が止まる。冷えた風に晒された身体が、ブルリと震えた。「寒くないか?」・・・・・「大丈夫、、、」僕の肩に回されたヒョンの腕。そこから感じるヒョンの温もりが、僕の心を温めてくれる。風は冷たくて身体は震...
第一企画室 室長 シム・チャンミンの当惑。1 ~星月番外編~
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「釜山、、、」釜山へは何度か行ったことがある。とても遠かった記憶しかなくて、、、・・・・・「どのくらい、、、」「短くても1年、、、」1年、、、そう頻繁に会える距離じゃない。ましてや、僕はまだ学生で、ヒョンについて行けるわけもない。「チャンミン、、、」ヒョンが僕の...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。フロアに戻ってからも、シムの表情が頭から離れない。〝あの日から、ユノが・・・帰ってこないんです〟笑ってたけど、声が震えてた。あん...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。本格的な冬がやってきた。吐く息は白く、街の街路樹は葉を落とし、寒そうに風に吹かれて震えている。ソジュンさんからは何の連絡もないまま、、、時間だけが過ぎていく。「チャンミン、寒くないか?」・・・・・「うん、、、」久し振りにヒョンと映画を観た。ヒョンのリクエストで、アメリカの...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。・・・・・「テミン、すいません。待ちましたか?」あの日・・・結局、僕たちが滞在中にユノは戻ってこなかった。それから数日・・・ずっ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「まっ、待ってくださいっ!!」慌てて引き返し、閉まりかけた扉に手を掛ける。--- な、なんですかっ! ---その男性は、突然現れて扉を強引に開いた僕に驚いて、顔を引きつらせて後退る。・・・・・「あ、、、ごめんなさい。あの、ここはソジュンさんの、、、」--- ・・・・・ ---...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。--- シ、シム、、、こ、このわかめスープ、とっても美味しいよ---・・・・・「そうですか? テミンが初めて彼女を紹介してくれるおめで...
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