晴れの日も雨の日も大好きな2人といっしょ。 -Y×C 妄想小説連載中-
晴れ、ときどき雨・・・こころ日和。新館です。 ユノが大好きなホミンペン こころ。が、 2人の切ない恋物語をお届けします。
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「ほら、ケーキ買って来た」・・・・・「わぁ、お茶入れるね」温かい紅茶と、美味しそうなケーキ。隣りには、笑顔のヒョンが居る。・・・・・「ヒョン、合格おめでとう」「ありがとう、チャンミン」ティーカップで乾杯なんて、ちょっと笑っちゃったけれど、僕は今、とっても幸せだった。・・...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。ある休日・・・--- こんばんは。ゴメンね、シム。休日に押し掛けちゃって---・・・・・「いえ、いいんですよ。楽しみにしてました」---...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。地下鉄に飛び乗り、息を切らせながらアパートに戻る。荷物を下ろして、洗面所で顔を洗ってから、キッチンの冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、ソファに座る。ふたを開け、ゴクゴクと喉に水を送って心を落ち着かせると、ポケットからスマホを取り出し、テーブルの上に置いた。・・・・...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。--- で、課長。2人の大切な夜にお邪魔したらしいっすね? チャンミンから聞きましたよ?---朝から、キュヒョンがニヤニヤしながらデスク...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- チャンミンっ! 久しぶりっ! ---暑い夏が過ぎようとしている。いつの間にか、街路樹の葉が薄く色付き始め、陽が落ちると、外気の温度が下がり、漂う空気が秋の色を纏い始める。微かに聞こえるのは、季節を急ぐせっかちな秋の虫たちの声だろうか、、、夏休みが終わり、久し振りの大学で、...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「実は、一昨日の夜、夢を見たんだ」「夢?」・・・・・「うん」今でも鮮明に覚えている。夢の中で、ユジンさんを呼びながら、泣いているソユンさんの姿。・・・・・「どうしてそんな夢を見たのか、、、」「あの日、病院へ行ったからじゃないのか?」・・・・・「うん、、、けど、ど...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。--- もしもし? シム? テミンだよ? あのね・・・---僕の話に、シムは静かに耳を傾けてくれる。そして、、、・・・・・「ん、いいですよ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。どんよりと熱を含んだ空気が籠る部屋。じっとりと不快な汗が身体に纏わりつく。目が覚めると、すでに太陽は眩く地上を照らしていた。ソファで眠ってしまったせいか。身体がギシギシと痛む。ゆっくりと起き上がり、小さく息を吐く。時計はすでに、9時を過ぎていた。まだぼんやりとした頭が、昨...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。※ こちらのお話は、「星の欠片、月の雫。」の番外編です。「星月」 をまだ読まれていない読者さまは、先に「星月」を読まれることをお勧めいたします。--- どうしたんだよ?その頭・・・ ---うるさいな、朝っぱらから、、、僕は機嫌が悪いんだ。--- どうしたらそうなんの? そのチリチリ頭...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- こんなところまで付き合わせてしまって、ごめんね、チャンミン---ソジュンさんのマンション。戻ってすぐに、彼をベッドに寝かせる。・・・・・「いいんです。とりあえず今日はゆっくり休んでくださいね」--- うん。ありがとうチャンミン、、、---ソジュンさんの瞳が、ユラユラと揺れてい...
星の欠片、月の雫。87 - season 8 - ~last story ~
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミン、ほら、起きろ」・・・・・「んん、、、」休日の遅い朝。珍しくユノが先に目を覚まして、僕の身体を揺らしながら耳元で呟く。昨夜も僕の気持ちなんかお構いなしで、激しく求めてくるユノに翻弄されて・・・僕はもうクタクタになって、眠りに落ちた。「チャンミン、シャワー浴び...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ヒョン、ヒョン、、、止めて、、、お願い、、、」「言ったはずだ。チャンミンに近付くなと、、、」ヒョンは、僕の話なんて聞いてない。怒りに満ちた表情と、震える手がその時のヒョンの気持ちを物語っていた。・・・・・「ヒョン、ソジュンさん、怪我してるんだ。お願い、止めて...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 後悔してるの?---僕の頬に涙が伝う。ユノが瞳を泳がせながら、目を見開いて、、、「お前、どれだけ俺が好きなんだよ、、、ったく、バカだな」・・・・・「だって、、、」「だってもなにもないだろ?伝わってないか?俺がどれだけお前を愛してるか、、、」僕の涙を拭いながら、ついばむよう...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。事故を目撃していた人の通報で、時間を置かずに救急車が大きな音を立ててやってきた。僕は腕の軽い打撲で済んだけれど、僕を庇おうとして身体を乗り出したソジュンさんは、ダッシュボードに額を強く打ちつけて、怪我をしていたこともあり、僕たちは、一旦救急車に乗り、病院へ向かった。--- ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。春の柔らかい陽射しが、今日の主役の2人を温かく包んでいる。長い長いチャペルのバージンロードを、父親に手を引かれながらウンジュさんがゆっくりと歩いてくる。その瞳はまっすぐに前を見据え、静かな微笑みを浮かべて待つドンヘさんに向っている。--- 無理はするな、車椅子で・・・---そう...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- あ、チャンミン? 僕だよ、今、どこにいる? ---ソジュンさんの声。その声にホッと息をつく自分がいる。・・・・・「はい、今出かけてて、それで、、、」事情を話すと、そう遠くない場所に居るからと、ソジュンさんが迎えに来てくれることになった。ヒョンのこともあったし、タクシーで帰...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください※ 微R18 閲覧ご注意!管理人 こころ。です。いつも、こころ日和。にお立ち寄りくださってありがとうございます。本日更新のお話は 微R18 記事になっています。管理人の判断で、公開記事とさせていただきますが、BL要素大ですので、そういう表現の無理な方は、ここから先へはお進みになりませんよう、閲覧はご自身の自己責任でお願...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 貴方、昨日の夜、ユノと一緒に居た人ですよね? ---ソユンさんのその言葉に驚いた僕は、何も言えなくなってしまって、その場に立ち尽くす。まさか、昨夜、彼女に気付かれていたなんて、、、・・・・・「あ、あの、、、」---あれ? 違ったかしら? 後ろ姿を見ただけだから、、、けど、何とな...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「今日はありがとうな、チャンミン」ソユンさんの無事を確認して、病院を後にする。僕のアパートの前。・・・・・「コーヒーでも飲んでく?」「ありがとう。でも、今日は帰るよ」・・・・・「うん、分かった」向き合う僕ら。ヒョンの手がそっと伸びてきて、僕の手を取る。「チャンミン」・・・...
星の欠片、月の雫。82 - season 8 - ~愛燦々 1~
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ジングルベルの音楽が、街の至る所から聞こえてくる。白く染まる街を、恋人たちが手を繋いだり、腕を組んだりしながら楽しそうに歩いてゆく。シム・チャンミンさま--- 聖なるクリスマスの夜。貴方に最高の愛をプレゼントします--- ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。夜の病院は、いつもとは違う空気が漂っている。静かすぎる廊下を、ヒョンと一緒に歩く。言葉はないけれど、ヒョンは握った僕の手を離さずにいてくれた。--- あ、チョンさん、、、---ソユンさんの病室から出てきた看護師が、廊下を歩く僕たちを見つけて、速足で近寄ってくる。ボリュームを落...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。季節が流れるように過ぎてゆく---冬から春へ、春から夏へ、夏から秋へ・・・そして、また白く冷たい雪が降る。ユノがニューヨークへ戻ってから1年が過ぎようとしていた。--- シム~! ねぇ、 ユノから聞いた? ---社を出て大通りをテミンと並んで歩く。吐く息が白い。空気が冷たくて、身体が冷...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「僕の手が解けてしまう前に、、、握り返してよ」思わず口から出た言葉。ヒョンは、驚いたように目を見開き、僕をじっと見つめ、そして目を逸らす。「ごめん、、、」ヒョンは僕に〝ごめん〟しか言わない。〝ごめん〟その言葉を口にするということは、僕の言葉を認めたということ。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「もしもし、ドンヘさん?」慌てた様子が伝わったのか、受話器の向こうからクスクス笑う声が聞こえる。・・・・・「ドンヘさん? どうしましたか?」--- いや、元気だったか? チャンミン---久し振りの声。元気そうでホッとした。・・・・・「はい、僕は元気です。ドンヘさんは?」--- ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミン、どうした?」・・・・・「ヒョン、、、」僕の視線を追うように、ソジュンさんが振り向くと、ヒョンは眉間にしわを寄せながら、僕たちの元にゆっくりと歩いてきた。--- あぁ、ユンホと待ち合わせだったの? ---・・・・・「はい、そうなんです」ヒョンは、スッと言葉なく僕の隣り...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。オフィスの窓から眺める景色が、すっかり冬の色に染まっている。街の至る所でイルミネーションが灯り、コートに身を包んだ恋人たちが、腕を組んで寄り添いながら歩く。ユノがニューヨークへ戻ってから2か月が過ぎた。--- シム~!!ねぇ、シムぅ---退社時間が2時間ほど過ぎた頃、デスクで書類...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。病院でヒョンと会った次の日。朝一番の特別授業を受けるため、急いで朝食を摂って、リュックを背負った時だった。スマホのコール音が、まだ、朝の静かな部屋に響いて、、、電話の相手が誰かなんて、確かめなくてもすぐに分かる。ついきっき、ポケットに入れたスマホを取り出し、暫く悩んで、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ウンジュさんは、ユノを愛してたんじゃないの?」「なぁ、チャンミン」ユノが僕を腕に抱いて、僕の大好きな大きな手で、髪を撫でてくれる。その感触が心地よくて、僕はギュッとユノにしがみ付いた。「愛ってさ、1つじゃないだろ?」・・・・・「えっ?」「いろんな愛があると思うん...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。街の中心から少し離れた場所にあるその病院。ちょっと緊張しながら、脚を踏み入れる。平日のお昼過ぎ。沢山の外来の患者が、待ちくたびれた顔をして、待合の椅子に腰かけている。エントランスを抜けて、エレベーターに乗り込んだ。〝5階の505号室〟ヒョンの言葉を思いだして、5階を目指す。途...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「僕次第って、どうしてですか?」--- ん、、、勘? ---・・・・・「えっ?」--- 僕は今まで、数えきれないほどの恋愛を見てきたからね、、、ま、本の中だけど ---・・・・・「あ、あぁ、、、」--- けど、小説の中に出てくる登場人物にだって、それぞれの人生がある。僕たちと同じ...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 高校2年の夏休み明け、ユンホを巡って女同士の争いが勃発したんだ---・・・・・「争い?」--- そう。要するに女同士でユンホを取り合ったんだよ。確か、片方はその年のミス学園だったと思う---・・・・・「ミス、学園、、、」--- 僕から見れば、どっちの女の子も可愛くて高根の花って感...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「さっきはごめんな、驚かせて・・・」少し落ち着いたユノと一緒に会社を出て、僕は通りでタクシーを止めた。・・・・・「ユノ、お腹すいてない? 何処か行く?」ユノは、少し考えるような顔をして、そして・・・「久し振りにチャンミンの部屋に行きたい。お前の作ったチゲが食いたい」・・・・...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。それから、僕はヒョンとの出会いから今までの事を、言葉を選びながら、ゆっくりと話し始めた。もちろん、ユジンさんとソユンさんのことは詳しくは言わなかった。ただ、ヒョンの事を深く愛し、その想いを抱いたまま天国に旅立った女性が居たこと、心を痛めたヒョンを、傍で支え愛されたいと願...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ソジュンさん、お忙しいのにごめんなさい」--- いいんだよ。というか、、、---・・・・・「・・・・・」--- こんなに早く、チャンミンと再会できるなんて思ってなかったから、嬉しいよ---ソジュンさんの行きつけだという、高層ホテルのレストラン。夏の長い陽がようやく落ち、...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ユノがソウルに来るって・・・--- ユノが?僕が日本からソウルに戻ってきてからも、もちろんそんな話は一度もなくて・・・仕事? じゃないよね。--- シム? 聞いてる? ---広くて静かな室内。自分の心臓が、突然、猛スピードで鼓動を打ち始める。ドクン、、、ドクン、、、思わず、空いてる手...
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※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「もしもし、ドンヘさんですか? チャンミンです」次の日の午後、出先での仕事が一段落した僕は、急いでドンヘさんに連絡を取った。--- あぁ、チャンミン、昨日は悪かったな。今日、時間あるのか?---昨日の様子から、会社での待ち合わせが無理だと判断した僕は、・・・・・「仕事が...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- 大丈夫? ---・・・・・「はい」アパートに戻って、ホッと息を吐く。すると、それが合図のように疲れがどっと溢れ出て、全身の身体の力が抜けたようにソファに身体を投げ出した。--- 少し休んだ方が良い ---・・・・・「ソジュンさん」--- ん? ---・・・・・「僕、ソジュンさんに迷惑...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- お前、イ・ドンヘだろ? どうしてここにいる? ---・・・・・「テミン?」--- テミン? ---ドンヘさんが振り向いて、テミンと視線を合わせる。2人の間の空気だけが、なんだかとても硬く尖っていた。--- シム、こいつ、知り合いなのか? ---・・・・・「日本にいた時にとてもお世話になった先輩...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「ソジュン? どうしてお前が、、、」ヒョンの手が、僕から離れてゆく。驚いた様子のヒョンと、変わらず冷静な表情のソジュンさん。2人は繋がりが?--- チャンミン、もしかして電話の相手はユンホ? ---・・・・・「はい、、、」--- てことは、ユンホの実家から? ---〝ヒョンの実家から、歩い...
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読者の皆さま、こんばんは。晴れ、ときどき雨・・・こころ。日和 管理人のこころ。 です。いつもお部屋にご訪問ありがとうございます。数名の読者さまから、コメントを入れようとするとホーム画面に戻ってしまうというお問い合わせをいただきました。確認しましたが、PCからは入力できるようですが、スマホからコメントしようとすると、ブログのトップ画面に戻ってしまうようです。FC2の方へ確認中ですので、正常に戻るまで、コ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- ソウルにも仕事場はあるんだけど、書くのに煮詰まったり疲れたりしたらここに来てる ---デスクの椅子に腰を掛けて、僕を見てニコッと笑った。・・・・・「あの、、、」--- ん? ---・・・・・「良かったら、サインを、、、」--- えっ? ---・・・・・「大学の友人が、ソジュンさんの大...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「もしかして、ドンヘさん?」---チャンミン、久しぶりだな。元気か?---韓国に戻ってきてから、初めて聞くドンヘさんの声。元気そうだ。・・・・・「はい、元気でやってます? ドンヘさんは今どこですか?」--- 相変わらずの寮生活だけど? ---・・・・・「番号変えたんですか?」--- あ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- どう? チャンミンの口に合う? ---・・・・・「とっても美味しいです」リビングのテーブルの上に並べられた食事。どれも手の込んだものばかりだ。・・・・・「あの、これ、全部ソジュンさんが?」--- そうだよ。趣味なんだ、料理 ---そう言いながら、フォークに差したトマトをパクッと口...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。- y side -窓から差し込む温かい陽射し。俺は何かに誘われるように瞼を閉じた。〝ユノ〟チャンミン、お前なのか?俺を誘うのは、チャンミン、お前なのか?目を閉じている時にだけ会うことの出来るお前に、俺は、手を伸ばして縋りつく。どうか、この冷えた身体を温めてほしいと・・・どうか、寂...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。お風呂から上がってリビングに戻ると、キッチンから両手にマグカップを持ったその人がやってきて、、、--- よかった。ピッタリだね ---・・・・・「はい」--- はい、これ飲んで ---・・・・・「ありがとうございます」差し出されたカップを受け取り、コクリと一口喉に通した。--- すごい...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。社を出て駅までの道を、太陽の光を浴びながら歩く。通りの木々の葉が光に透けて、時折静かに吹く風がキラキラ光る葉をそっと揺らす。--- シム、あのね、、、---昨日、廊下でテミンに呼び止められた。--- 昨日の夜、姉ちゃんから連絡があったんだ---時折、ウンジュさんからリハビリの経過の報...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。雨粒が次第に大きくなってゆく。夏の温い風で上がった体温も、僕の身体を濡らしてゆく冷たい雨が、あっという間に奪ってゆく。・・・・・「さ、寒い、、、」身体がぶるっと震え、ハッと我に返る。髪の先から、ポタポタと雫が滴り落ち、濡れたシャツが、肌にじっとりと纏わりついている。けど...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。- one year later ---- チャンミン!! お帰り~ ---待ってましたとばかりに駆け寄ってきて抱きしめられた。・・・・・「ただいま。わざわざ迎えに来てくれたのか?」--- あたりまえだろ? 大事な親友の帰還なんだからさ~ ---戻ってきた。久しぶりのソウル。結局、僕は当初の予定より半年長い...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。ただ、波の音だけが聞える部屋。気がつけば、ガラス戸の向こう側に広がる空の色が変わり始める。誘われるようにバルコニーに出ると、オレンジ色に染まる空と海が、1日の終わりを告げようとしていた。オレンジ色に染められた明るい空も海も、夕日が沈み始めると、徐々にその景色を変えてゆく。...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。「チャンミンがいつもお世話になってます」驚いて言葉が出ない僕の顔を見て、ユノが笑う。「先輩だよ、向こうにいたときの」--- 〝ユノ〟そうか。またお前か。気が付かなかったよ---・・・・・「ビックリした、2人が知り合いだなんて」--- 先輩って言っても、俺より偉いさんだったからな---こ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「待ってよ、ヒョンっ!」ヒョンを追って階段を駆け上がる。廊下の一番突き当りの部屋。扉を開くと、湿気を含んだ蒸し暑い空気が僕達を包む。「こっち、ほら、、、」脚を踏み入れたヒョンは、バルコニーに続くガラス戸を開く。フワリとレースのカーテンが風に煽られ、海風が潮の香り...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ユノ、、、」どうして、、、どうしてユノがここに?「チャンミン、どこか出掛けるのか?」・・・・・「・・・・・」驚きで声が出ない。・・・・・「ソ、ソウル、、、」「えっ?」・・・・・「今から、ソウルへ・・・」「ソウル?仕事か?」・・・・・「・・・・・」僕は、小さく首を横...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。・・・・・「ヒョンっ!」「ゴメン、待ったか?」・・・・・「ううん」約束の時間が待てなくて、荷物を抱えてアパートの表で待っていた僕。そんな僕の前に、ヒョンは時間通りにやってきた。・・・・・「ていうか、、、この車は?」「ん、友達に借りてきた」・・・・・「凄いね。カッコいい」「そ...
※ 無断転載禁止 ! ※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください私の心の中のお話です。ご了承ください。--- チャンミン、ソウルへ戻るのか? ---いつものように缶ビール2本を片手に持って・・・--- よっ! お疲れさん ---ドアを開けると、ドンヘさんがニコニコしながら立っていた。明日の午後の便で、僕はソウルに戻る。日曜の午後には日本に戻ってくるから、ソウルにいられるのは、、、3日間か・...
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