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  • うにときうりの祭~八戸旅日記(3)~

    三年前(もう八戸に惚れ込んで三年にもなるのだ)、はじめて種差海岸に行った時は七月にも関わらず吹き付ける冷たい霧にこれがやませかと感銘を受けたのだが、今回はそれ以上だった。海を向いて一分も経たず眼鏡がべたべたになるほど、霧の流れがきつく、また濃い。三十メートルも離れれば白い闇のなか。海も大荒れに荒れていて、音がすごい。 なめらかに広がる芝生とその上を奔る霧と向こうに荒れ狂う波と。たしかにこれは日本の他のどこでも見られはしない風景で、『波光食堂』が開店するまでの一時間半はあっという間に過ぎていた。 ここは八戸の複数の知り合いが「海胆の店」と教えてくれたところ。やませですっかり体が冷えてしまったが、…

  • 湊高台の一夜~青森・八戸旅日記(2)

    朝から細心にチューンアップしてお腹が鳴るほどである。いざ『Casa del Cibo』。 この日のコースの内容以下の如し。 ◎トピナンブールのビスコッティに挟んだペリゴール産フォアグラのテリーナ・・・「トピナンブール」は菊芋のこと。ペリゴール産だから、あぶらは綺麗で、でもやっぱりフォアグラだから濃厚で、これから始まるぞよ、といやが上にも気分が盛り上がる。◎八戸産ヒラメの椎茸〆カルパッチョ仕立て・・・つまりアレです、昆布〆の昆布を乾燥椎茸に変えたわけです。すごいなこの発想。昆布では香りがつよくなりすぎるので椎茸、そして椎茸もたとえば和食で使うような干し椎茸を粉にしてまぶしたりはしないところ、むし…

  • 森とみずうみのまつり~青森・八戸旅日記(1)

    久々に青森市で一泊。ホテルに荷物を預けてすぐに橋本の『鮨処 すずめ』へ。ここははじめて。「はじめにアテで呑みます、その後でおすしを」。 《アテ》○烏賊の鉄砲煮○栄螺壺焼き・・・きちんと鮨やの壺焼きになっている。○造り・・・鰯の酢〆・大間の鮪(赤身)・イシナギ。イシナギは初めて食べた。旨味が強い白身。○鯉の吸物○牡蠣・・・味噌と卵黄でグラタン仕立て。○水蛸の唐揚げ・・・明石の真蛸を食べつけている人間は正直「水蛸ねえ」と思ってしまうが、ほろほろして、いいものである。《すし》○鮃○帆立○牡丹海老○白身二種(失念)○〆鯖(牡丹海老の頭の吸物)○大間の鮪二種(赤身、中とろ)○槍烏賊○鮃エンガワ○海胆・・…

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