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愛に恋 https://pione1.hatenablog.com/

晴読雨読、乱読遅読の独歩人生を送っております!

人との出会いはめっきり少なくなりましたが、新刊、古書を問わず本との逢瀬はこれからも大事にしていきたいと日々、思っています。

ダメオ
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2017/07/10

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  • 「ムーンライト・セレナーデ」 萩原先生と言え

    室生犀星と萩原朔太郎は親友でありながら、酒の席となると直ぐ喧嘩となり帰ったらしい。ある晩、二人して入った酒場に見た顔があり、それは小林秀雄だった。犀星にとっては初対面と変わりない間柄だったが朔太郎とは旧知の仲らしく、小林は大分出来上がっていたのか、朔太郎とすぐ文学上の議論めいたものが持ち上がり、段々に声が大きくなっていく。険しい言葉の切れが耳をかすめ、話の具合で小林が朔太郎を「萩原」と呼び捨てにしたことを、朔太郎は掴んで離さない。「萩原とはなんだ。呼び捨てにするとは何だ」「では、どう言ったらいいんだ」「萩原先生と言え」「へ、萩原先生とかい。」二人の論戦は続き犀星は冷や汗を掻いて、萩原、帰ろうと…

  • 山田洋次監督

    山田洋次監督作品を始めて見たのはもう半世紀以上も前のことだが、その山田さんと偶然に名古屋駅前のローソンでお会いしたことがあった。私の前に並んでいたのが山田さんで、ちょっと私の方から声をかけた。ともあれ、私の長い映画鑑賞生活でもっとも多くの作品を観たのが山田洋次作品となった。いつの間にか御年91歳、明日から新作映画「恋するおばあちゃん」が封切りだとか。思うに存命中に国民栄誉賞を与えたらいいと思うが如何に。

  • キャメロン・ディアス Part.3

    1994年 1994年 2010年 2013年 1994年 2005年 2011年 ディアスさん、アナタ、見かけによらずエロっぽい人なんですね。 アナタは高身長で脚の綺麗な女性であることは知っています。 そんな恰好でカフェに行けばみんなの目を惹きますね。 どうです、腕を組んで堂々と入店するというのは、もちろん、私とですよ。

  • ジェームズ・アンソール Part.2

    《死神と直面した仮面たち》(1888年) ニューヨーク近代美術館 《暖を取る骸骨たち》(1889年) キンベル美術館 《エイ》(1892年) ベルギー王立美術館 《奇妙な仮面》(1892年) 世紀末美術館 《シノワズリーのある静物》(1906年頃) アントワープ王立美術館 《仮面の洗礼》(1891年) 個人蔵 《フラーンデレン通りの音楽》(1891年) アントワープ王立美術館 《スキャンダル・マスク》(1883年) ベルギー王立美術館 《牡蠣を食べる人》(1882年) アントワープ王立美術館 《仮面夫婦の驚き》(1889年) アントワープ王立美術館 仮面や骸骨をモチーフにした主要な作品は25歳…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 魂の行くえ

    戦後すぐ書かれた「魂の行くえ」という評論で柳田國男は、こう書いている。日本を囲繞(いによう)したさまざまの民族でも、死ねば途方もなく遠い遠い処へ、旅立ってしまうという思想が、清粗幾通りもの形をもって、おおよそは行きわたっている。ひとりこういう中においてこの島々にのみ、死んでも死んでも同じ国土を離れず、しかも故郷の山の高みから、永く子孫の生業を見守り、その繁栄と勤勉とを顧慮しているものと考え出したことは、いつの世の文化の所産であるかは知らず、限りもなく懐かしいことである。繁栄と勤勉とはいかなかったが、遠く山並みの彼方から、いつまでも父が私を見守ってくれていることを信じて疑わず今日も生きている。「…

  • 一中節

    www.youtube.com 昔から伝わる一中節とはどんなものか。昔の本などを読んでいるとたまに巡り合う言葉だが。浄瑠璃の流派の一。17世紀末に京都の都太夫一中が創始。初め上方で流行し、のち江戸で栄えた。都派のほか、分派の菅野派と宇治派があるらしい。

  • ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス Part.6

    《サイレン》 (1900年) 《キルケ・インヴィディオーサ》(1892年) 《黄金の箱を開けるプシュケ》(1903年) 《薔薇の魂》(1908年) 《エコーとナルシス》(1903年) ウォーカー美術館 《ダナイデス》(1903年) 《魔法の庭園》 《素敵な夏》 《神秘の森》 《僕の素敵な音色を聞いておくれ》 ウォーターハウスさん、《ダナイデス》はお見事な作品ですね。 アナタの描く女性の顔はみな同じですね。 どうも好きになれません。 夜中に見るのは遠慮したいです。 はっきり言えば要りません。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 死にたいと誰でも一度は思うものだ

    死にたいと誰でも一度は思うものだという。それは本当に死を願っている場合もあれば、より正確には「今の人生から逃げ出したい」という願望のこともある。他人の人生は輝いて見える。死さえ、今の人生よりましに見えてしまう。しかし、どんな人生にしろ、はたから見ているだけでなく、実際にそれを生きるようになれば、いずれは嫌気がさしてくるものだ。死後の世界がもしあったとしても、菊池寛の短編小説「極楽」に出て来る老夫婦のように、念願だった極楽世界の蓮の台(うてな)に座りながら、退屈して地獄の話ばかりするようになってしまう。古い独房か新しい独房かの違いしかない。という考え方は、絶望的ではあるが、つまりは死を考えてみて…

  • 【AB通信:オドロイター発】 林彪事件

    今回のプリゴジン暗殺事件、独裁者の最側近として権力闘争を行い墜落死で命を失ったという点で、多くの人が50年前の中国の林彪事件を思い浮かべた。林彪は、国共内戦における中国共産党の勝利に多大な貢献をした「戦略の天才」だった。文化大革命の時期には『毛主席語録』を10億冊発行するなど、毛沢東に対する個人崇拝運動を指揮し、軍隊を基盤に自身の権力を強化した。林彪は毛沢東の公式の後継者として党の綱領に明記されるほど強大にみえた。だが、毛沢東は徐々に林彪が軍隊を基盤に自身の権力を脅かすという不安と疑いにさいなまれた。1971年9月、林彪が公式の場から消えた。10か月後、中国共産党は、林彪が毛沢東暗殺などクーデ…

  • ダメオの妄想世界の旅 Part.58

    今日はギリシャ共和国南エーゲ地方のキクラデス諸島にある、シロス島の主要都市で南エーゲ地方の首府でもある、エルムポリに来ています。美しい街でしょう。こんな街に住む女性と結婚してもいいな。どこかに結婚相談所ないかな。 今日はノルウェーに来ています。天辺野郎というほど高いところではありませんが、例によって誰もいません。今、写真を撮ろうとしているところです。猛暑とは縁がないので過ごしやすいですよ。 おはようございます。日本では猛暑日が続き水難事故も毎日起きていますね。私も海、川が大好きですが、そんな危ないめに遭ったことがありません。本当に気を付けないと、また今日も誰か死にますよ。今朝は水難事故とは無縁…

  • 「裲襠」しかけ。「褞袍」どてら。

    「裲襠」しかけ。「褞袍」どてら。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 心の闇

    昔、宇都宮の駅の近くに千束屋という旅籠屋があって、そこに、佐の市という名の色白で顔つやの良い盲目の按摩が世話になっていた。旅籠の主人夫婦は佐の市を可愛がり、彼らの一人娘で宇都宮一の容色(きりょう)とうたわれていたお久米も彼に親切だった。佐の市は、身分の違いを知りつつも、お久米のことが大好きだった。彼はよく「命懸けても添わねばおかぬ、添わにゃ生きてる効(かひ)が無い」という唄を口ずさんでいた。しかし、お久米は土地の有力者の息子の青年実業家と結納を交わす。最初、信じなかった佐の市も、それが本当だと分かると、「一度蒼白(あおざめ)たる顔白(かおいろ)は昔に復(かへ)」ることはなかった。佐の市は唱う。…

  • i 西 加奈子

    裕福なアメリカ人と日本人夫婦に養子として迎えられ、安定した環境で育つシリア難民の子、アイ。世界で起きている紛争や戦争で心痛めるアイは、常に恵まれた生活をしている自分のアイデンティティに悩んでいる。格差、災害、セクシュアリティ、家族、要約すれば徹頭徹尾、愛に悩み愛に飢え愛を捧げることに意義を見出したいような生き方を求めているのか。年の離れた男性と結婚し、親友を心から愛し、両親の愛に感謝する。西加奈子の渾身の叫びに、深く心を揺さぶられるとあるが、中には涙腺崩壊と感想を述べる人もいる。然し、どうも私には愛を語りすぎなようにも思うのだが。

  • ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス Part.5

    《トリスタンとイゾルデ》(1916年) フレッド・シェリーロスコレクション 《オルフェウスの頭部を見つけたニンフたち》(1900年)個人蔵 《風の花》(1902年) 《レスキュー》(1890年頃) 《エコーとナルシス》(1903年) ウォーカー美術館 《シャロットの女》(1888年) テート・ブリテン 《デカメロン》(1916年) レディ・リーヴァー美術館 《シャロットの女 The Lady of Shalott》(1894年) リーズ美術館 《南の国のマリアナ》(1897年) 《聖セシリア》(1895年) 個人蔵 ウォーターハウスさん、女性ばかり描くのはいいのですが、どうもね、よく見るとどれ…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 六十歳を過ぎてから

    人間というのは、六十歳を過ぎてから大きく成長するのです。初めて人生を俯瞰することができ、なんのために生きるのかという若いころからの問いに対する答えをやっと見つけ、人間性を磨くことができるのです。それまで自分の家庭を守ることを第一義に考えるあまり、私利私欲に生きてしまうことの多かった生活も、ふと立ち止まり、来し方を振り返り、もっと広い目で人生を考えられるようになる。いわば、人生の醍醐味とは六十歳を過ぎてからなのです。そういった経験則は必ず世のためになるはず。パソコンが使えないだとか、そういった小さなことで老人を馬鹿にする人が多い昨今ですが、自分たちの普遍的な知恵は必ずや若い世代に役立ち、また引き…

  • ジェニファー・ローレンス Part.7

    2016 2016 2016 ジェニファーさん、いったい私と付き合う気があるのかないのかはっきりして下さいよ。こんなに一途に思っている気持ちが分からないのですか。貴女こそが理想の女性なんです。その、知ってるくせに知らない顔だけはやめてください。とにかく話だけは聞いてください。 解決はそれからです。

  • フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ Part.8

    《羊の頭とあばらの静物》(1808-1812年) ルーヴル美術館 《シーソー》(1777-1780年) ヴァレンシア美術館 《神の御名の礼拝》(1772年) ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂 《旅役者》(1793年) プラド美術館 《時(老女たち)》(1808-1812年頃) リール宮殿美術館 《サン・カルロス公爵》(1813年) サラゴサ美術館 《魔女の集会》(1797-1798年) ラサロ・ガルディアーノ美術館 《アルバ公爵夫人》(1795年) リリア宮殿 《聖ペテロ》(1823-1825年) フィリップス・コレクション 《聖ヨゼフの夢》(1772年) サラゴサ美術館 アナタの作…

  • 「パイレーツ・オブ・FM」 カルロス・サンタナ『スムーズ』

    youtu.be 「スムーズ」は、2000年のグラミー賞で年間最優秀楽曲賞と年間最優秀レコード賞を受賞した。『スーパーナチュラル』はベスト・ロック・アルバムと年間最優秀アルバム賞も受賞した。サンタナはその夜、合計8つの賞を受賞した。日本には大人が聴く音楽がない。どれもこれもが中高生が聴くものばかり。似たような歌詞にサウンドで楽器さえ弾けないヤングがアーティストとして画面を独占。然し、どうしてラテン・ミュージックは色っぽいのか。サンタナの泣きのギターは最高ですね。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 トリチウムなんて

    ちょうど20年前に1月、川崎の古本屋で中学生が本を万引きし、それを発見した店主により警察に引き渡され、その途中で逃走を図った少年が電車にはねられ死亡した。事件が新聞などで報道された直後、その古書店に「たかが万引きで警察を呼ぶな」「人殺し」といった抗議の電話が寄せられ、思い悩んだ店主は店を閉店。その経緯をメディアが報道すると、逆に古書店主を擁護する声が殺到した。あれから20年、福島第一原発の処理水の海洋放出が始まったこで中国から嫌がらせの電話が絶えないという。いつの時代も正義面して匿名をカサにバカな奴が出現する。トリチウムなんて、物理的な半減期は12、3年。生物的な半減期は1カ月だから、ほとんど…

  • 北口榛花が再び“流暢なチェコ語”を披露

    youtu.be 「すんごいクール!」「もはや現地の人レベル」金メダル北口榛花が再び“流暢なチェコ語”を披露で賛辞続出!「相当な努力の跡が…」

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 グローバリゼーション

    ここ最近、世界陸上を見ていると、ロシアのような東欧諸国にはあまりいないが、西欧諸国のありとあらゆる国にアフリカ系の人が分布しているのが分かる。黒い肌色を見ただけでは何人か分からない。日本人でもアフリカ系の人が出場しているぐらいだから。 コロンブスがアメリカ大陸に上陸して以来、赤と黒の遭遇は、ほかの出会いを背景として、あまりに大勢の多種多様な人々が我も我もと移住していった結果、世界を内包する多言語使用の巨大都市が史上初めて出現した。メキシコシティである。この地では、上は現地貴族の女性を妻にしたコンキスタドールから、下は中国移民の同業者が安い料金で客をとると言って嘆くスペイン人理髪師まで、ありとあ…

  • 恐婚 色川武大

    別れた夫婦や元恋人同士なら真の友達になりえると思っている。事実、一緒の部屋に居てもおかしな気が起こらない。はっきり言えばお互いにもう″したくない”から友達になりえるのだ。本書は離婚してせいせいしたというのに、なんとなく同棲を始めたおかしな二人の“家庭”に、困った癖のある家政婦と、その娘の驚くべき美少女、そのまたボーイフレンドが次々と住みつき、どうにも風変りな雑居生活が始まるという物語。誰と誰がどうなって、結果はなるようにしかならないとでもいうような話だが、まあ作者が色川武大だから敢えて買ったような本でしかない。

  • スカーレット・ヨハンソン Part.25

    スカーレットさん、いい加減にしてくださいよ。どれだけアナタを探しているか知っているでしょ。 アナタが立ち寄ってカフェ、スーパーなど何処かで会うのかと街中を歩きまわっているのです。私もストーカー行為なんかしたくはありません。 どうか一度会って話を聞いてください。

  • ダルビッシュ有の日本人MLB最多奪三振記録のセレモニー

    隣は野茂英雄。しばらく見ない間に年を取ったね。彼こそは日本人の大リーグへの道を開いた人で、国民栄誉賞の価値ある人だと思います。ノーヒットノーランを2回もしています。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 キュビズムとは

    キュビズムとはピカソとジョルジュ・ブラックという、ふたりの若い画家が協働して生み出した画期的な絵画手法で、1907年頃から始まった。人物、静物、風景など、対象物を解体して立方体に置き換え、カンヴァスの上に再構築するという斬新なアイデアのもとに創作されるタブローだ。あくまでも再構築そのものが主題であり、対象物をリアルに再現することや色彩は二の次で、優先されるは画家自身の目と意識であるから、見るものに理解を求めない絵であるといっていい、もっと言えば、見る者の目の楽しみや心のやすらぎのために描かれるタブローではない。従って「むしろ愉快なぐらい解らない」とは言い得て妙だ。「ムーンライト・セレナーデ」の…

  • 【AB通信:オドロイター発】 エルドアン大統領は、トルコはクリミア編入を認めていない

    ルドアン大統領は、トルコはクリミア編入を認めていないと述べた。「犯罪はウクライナの一部です。私たちはウクライナの領土保全への支持を維持します。」エルドアン大統領、ロシアに投獄されたクリミア・タタール人の指導者の釈放を要求。ええええ、エルドアン大統領はロシアのクリミア編入を認めていないというのか。その上でクリミア・タタール人の指導者の釈放を要求とは、プーチンを裏切るのか。https://twitter.com/i/status/1694337014940758067

  • 大谷翔平非公式スポークスマン』 大谷は壊れた

    米SNSのファンの反応は阿鼻叫喚だった。「これで大谷は大金を失うことになる」「大谷は壊れた。トラウトも壊れた。これから何のために生きていけばいいんだ?」「球界全体にとって、本当に心が痛むニュースだ」「エンゼルスファンではないが、彼らと同じくらい野球の神様を呪う。これで今後20カ月、むくれっぱなしだ」また、エンゼルスへの恨み節もとどまることを知らなかった。「間違いなく、このゴミのようなチームをあまりにも長く先頭で引っ張ったせいだ! エンゼルスは終わった! またもプレーオフに行けないシーズンをありがとう(放送禁止用語を叫ぶ絵文字)」「エンゼルスは大谷を優勝を争うチームにトレードせず、FAになる最後…

  • レンブラント・ファン・レイン Part.12

    《二つの円と自画像》(1665-1669年) ケンウッド・ハウス 《音楽の寓意》(1626年) アムステルダム国立美術館 《妻サスキア・ファン・アイレンブルフの肖像》(1635年以前) アムステルダム美術館 《キューピッドとしゃぼん玉》(1634年) リヒテンシュタイン美術館 《賢者の対話》(1628年) ビクトリア国立美術館 《自画像》(1659年) ワシントン・ナショナル・ギャラリー 《ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)》(1667年) アムステルダム国立美術館 《売春宿の放蕩息子》(1635) アルテマイスター絵画館 《ヨセフの息子を祝福するヤコブ》(1656年) ヴィルヘルムスヘーエ城 《…

  • 『大谷翔平非公式スポークスマン』 44号先制弾を放った直後の2回途中に、アクシデントのため降板。

    『大谷翔平非公式スポークスマン』エンゼルスの大谷翔平投手が23日、本拠地での、レッズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手兼DH」で出場。44号先制弾を放った直後の2回途中に、アクシデントのため降板。試合も3回に代打を送られて途中交代した。球団は降板の理由を「腕の疲労」と発表した。ダブルヘッダーだから2戦目はどうなるの。実際の映像。https://twitter.com/i/status/1694449253312033015

  • 【AB通信:オドロイター発】 プリゴジン氏粛清

    何と、プリゴジン氏の死亡は確定的。搭乗機墜落、ミサイル発射の痕跡と報道。昨夜、新しいアフリカからの映像を見たばかりだったのに、裏切者は許さないとばかりに殺害されたのか。同機は高度8500メートルを飛行中、突然、墜落したという。同氏の右腕であるドミトリー・ウトキン氏を含む乗客7人と乗組員3人が事故機に搭乗していたと確認した。情報によると、生存者はいないもよう。https://twitter.com/i/status/1694402110702387328

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 サマーセット・モームは言う。

    「人間について、もっとも私を驚かせたのは、彼らが矛盾に満ちているということだ。首尾一貫した人間など、ただの一人もお目にかかったことがない。まったく相容れない諸性質が同一人物の中に存在し、それでいて、もっともらしい調和を生んでいるのには驚かざるをえない」と、サマーセット・モームは言う。彼の人生観は、人生には何の意味もなく、「ペルシャ絨毯」の織匠が自己の審美眼の満足のために模様を織るのと同じように、人生には自分の好みによって人生模様を織っていけばよい、というのである。どう思う、人生には何の意味もない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。最近、二人の女が私の前から去った。二人とも結婚して東京に…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 室生犀星の親友、萩原朔太郎の弁

    室生君、昔はずいぶん乱暴な人間だった。いや、乱暴なんて言う語は適当ではない。君は「自然のまま」を行為する本能の赤児だった。君のあらゆる行為と生活は、人間社会の常識を超越していた。君は野の獣のように、何物の理性にも捉われないで、真の本能が命ずるままに、純真の感情生活を送っていた。すべての野獣の本能がそうである如く、君は火のように嫉妬深かった。あらゆる異性の接触に対して、君は看守の如く眼を見張って、独りで苛立たしく嫉妬していた。君は道で出逢った若い女が、知己の青年にお辞儀をしたというだけでも、世界が転覆するほどの嫉妬を感じ、百の慷慨悲憤をした。当時の酒飲仲間だった歌人河野慎吾は、幼い婚約者の妻をも…

  • 【AB通信:オドロイター発】 『愛こそはすべて』

    この動画を見てほしい。ホームレスの女性に花束を贈った見ず知らずの男性。なんと優しい、ジョン・レノンじゃないけど『愛こそはすべて』 女性が何を言っているのか全部和訳してもらいたいぐらいです。世の中、こんな男性ばかりならどんなにか平和な世界が訪れるでしょう! https://twitter.com/i/status/1693609697226432666

  • ワシリー・カンディンスキー Part.5

    《コンポジション VII》(1913年) トレチャコフ美術館 《ヘビー・サークル》(1927年) ノートン・サイモン美術館 《黒い四角形の中に》(1923年) グッゲンハイム美術館 《オリエンタル》(1909年) レンバッハハウス美術館 《多様な動き》(1941年) グッゲンハイム美術館 《室内》(1909) レンバッハハウス 《ガブリエル・ミュンター》(1905) レンバッハハウス 《コンポジションⅧ》(1923年) グッゲンハイム美術館 《ヴォルガの歌》 《スカイブルー》(1940年) フランス国立近代美術館 カンディンスキーさん、この回ではまだ解りやすい作品がありますが、全体的はアナタの…

  • 【AB通信:オドロイター発】 彼女は愛を失った

    【AB通信:オドロイター発】彼女は愛を失った。彼は拷問で亡くなりました。申し訳ないが、もし、私の彼女がレイプされ殺害されたら、躊躇うことなく志願してロシアと闘う道を選び復讐するな。目指すはプーチン政権の打倒。https://twitter.com/i/status/1693634089306214793

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 サド侯爵の肖像画

    コンデ・アン・ブリ(北仏エーヌ県)のサド家の城に、かつてナチスの軍隊が侵入して略奪を働く前まで、聖侯爵の細密画の肖像が伝わっていた。それは小さな口をした、青い目の美貌の青年の肖像であったという。ドイツの軍人によって、それが果たしてどこへ持ち去られたのか、今となっては、知る由もない。サド侯爵は輓近300年のヨーロッパ文学史上に、肖像画をもたぬ作家として稀有な特権的な地位を占めているが、このたった一枚の紛失肖像画がもし幸運な偶然によって発見されたら、さて、どういうことになるであろうか、歴史的ロマンは尽きない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。以前にも書いた地域猫に最近久しぶりに会った、暑さ…

  • 義民が駆ける 藤沢周平

    記録によると第11代将軍徳川家斉は特定されるだけで16人の妻妾を持ち、53人の子女(男子26人・女子27人)を儲けたが、そのうち成年まで存命したのは約半分の28人だったと言われる。本書はその徳川家斉の命により、三方国替えが筆頭老中水野忠邦によって断行されたことに端を発する。武州川越藩主松平斉典(なりつね)を羽州庄内藩へ、羽州庄内藩主酒井忠器(ただかた)を長岡藩へ、長岡藩が川越藩へと国替えせよという幕命だ。庄内藩としては納得がいかない。なんら落ち度がないのに長岡藩への転封となれば石高が半分以下に減り、家臣を養っていけない。何かがおかしい、どのような理由で転封になるのか江戸詰めの家臣などが探索にあ…

  • スカーレット・ヨハンソン Part.26

    スカーレットさん、モンロー亡き後はもう貴女しかあいませんよ。そうでしょ、貴女なくして私はありません。 どうか私の願いを叶えてください。 何時も貴女とのティータイムを想像しているんですよ。 貴女を連れて馴染みの店に行く、みんなの驚き。 どんな格好でもかまいません、お願いします。

  • アルフレッド・シスレー Part.6

    《マルリーの水道橋》(1874年) トリード美術館 《ハンプトン・コートのレガッタ》(1874年) ビュールレ・コレクション 《モレズィーのレガッタ》 《積み藁》(1895年) 諸橋近代美術館 《セーブルの工場》 《ハンプトン・コートのテームズ川》(1874年)」 クラーク美術館 《セーヌ川畔の村》 《マルリーのサン・ジェルマンへの道》(1875年) ビュールレ・コレクション 《セーヴル鉄道の土手》(1879年) ボテロ美術館 《ロワン運河畔,朝》(1891年) ポーラ美術館 そすれーさん、アナタ、他の印象派の画家の多くが、後に印象派の技法を離れたなかで、終始一貫、印象派画法を保ち続け、もっと…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 赤軍粛清

    1941年、赤軍はソ連が自ら作り出した混乱の極みで喘いでいた。30年代後半の赤軍粛清は、赤軍近代化の立役者にして輝かしい戦功を持つ軍事的天才ミハイル・トゥハチェフスキー、卓越した戦術理論の研究者アレクサンドル・スヴェーチンをはじめとする珠玉のような上級将校を、まるで薪を火にくべるように消し去った。有能な上級指揮官が次から次へと処刑され、あるいは強制収容され、そうでなくても不可解な追放や左遷が相次いだ。将校を失うことは、その頭脳が蓄積し発展した戦術理論と、装備運用のためのノウハウを失うことであり、軍隊にとっての組織的脳死をもたらす。火を見るよりも明らかな論理であったが、猜疑に駆られたスターリンは…

  • ジェームズ・マクニール・ホイッスラー Part.2

    《陶磁の国の姫君》(1863-1865年) フリーア美術館 《金と黒の夜想曲》(1875年) 《灰色と黒のアレンジメント No2・トーマス・カーライル》(1873年) ケルビングローブ美術館・博物館 《白衣のシンフォニー No.2 白い少女》(1864年) テート・ブリテン 《薄いピンクと黒のアレンジメント、テオドール・デュレの肖像》(1883年) メトロポリタン美術館 《アトリエの画家》(1865-1866年) シカゴ美術館 《白のシンフォニー第1番-白の少女》(1862年) ワシントン・ナショナル・ギャラリー 《ピンクとグレイのハーモニー(レディ・ミューの肖像)》(1881年) フリック・…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 『閑吟集』

    『閑吟集』の中の有名な歌に「何せうぞ、燻んで、一期は夢ぞ、ただ狂へ」(何をしようというのだ、真面目くさって。どうせ人生一期は夢じゃないか、ただ狂え)とあるが、秩序感が崩れた時代にあって、「狂う」とは何かに憑かれたように夢中になること、生命の燃焼を言っており、それは無常観というより積極的なもの、「人生の享楽主義を強烈に主張している」ということだ。『閑吟集』の三分の二は男女関係を歌っているが、倒錯的なものや年長の女性が少年を愛する気持ちを歌ったものなど露骨なものが多い。そうした形で「狂う」ところには、「秩序を乱すことをむしろ喜ぶという精神の姿勢があり」「正統派の和歌では絶対に出てこない主題が歌謡に…

  • 偉人伝 part.9

    ゼルダ・セイヤー 「今日の一枚」はこの人です。お分かりですか、「華麗なるギャツビー」の作者F・スコット・フィッツジェラルドの妻でゼルダ・セイヤーです。その生き方は自由奔放であり、夫に「アメリカで最初のフラッパー(進歩的な女性)」と呼ばれました。しかし、美男美女で知られる二人の結婚生活は幸福ではありません、エゴをぶつけ合い、そのエゴのせめぎ合いを互いが小説として発表する。そんな生活で二人は疲弊していき、そして1940年、夫はアル中で死亡。ゼルダも1948年に入院していた病院で火災に巻き込まれ死亡しました。 1930年代に高い評価を得た伝説的な天才子役、シャーリー・テンプルです。写真は1945年の…

  • ダメオの妄想世界の旅 Part.57

    おそようございます。5時37分に起きていたんですが、こんなに遅くなってしまいました。ちょっとキャシーと諍いがあって出て行くと言うんですよ。それなら勝手に出ていけと言ってやりましたが、やっぱりやめただって。今、モーニングを食べ終わったところです。ところでここは何処だったかな。 日本に台風があ近づいているので私はここに逃げて来ています。さて天気も穏やかBreakfast in Maldivesといきましょうか。食べたら早速ひと泳ぎしましょう。 あ~、何時間寝たのかな、今日もあまり寝てないような。先ずプールに入って目を覚ますかな。けっきょく昨日キャサリンは来なかったな。「マギー、朝食は出来てるの」「…

  • ポール・ゴーギャン Part.15

    《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》(1897-1898) ボストン美術館 《果実を持つ女》(1893年) エルミタージュ美術館 《アルルの夜のカフェ(ジヌー夫人)》(1888年) プーシキン美術館 《 あなたはいつ結婚するの?》 《説教の幻影》(1888年) スコットランド国立美術館 《ニルヴァーナ》(1890年) ワズワース・アテネウム美術館 《嫉妬するの?(アハ・オエ・フェイイ)》(1892年) プーシキン美術館 《タヒチの女(浜辺にて)》(1891年) オルセー美術館 《パンジーとカーペット》(1880年) 個人蔵 《波間にて》 うふ、確かに才能を感じる作品も…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 『青い山脈』

    昭和23年の秋、作曲家の服部良一は、西條八十の歌詞を受け取り、その頃、大阪梅田劇場の笠置シズ子ショーと、京都の大映撮影所の狸物ミュージカル映画の音楽監督を掛け持ちしていたが『青い山脈』の主題歌の完成をせかされていた。梅田から国鉄に乗って京都に向かう途中「日本晴れのはるか彼方に、くっきりと稜線を描く六甲山脈の連峰を車窓越しに眺めているうちに、俄かに曲想が湧いてきた。」満員電車の中、流れ出る旋律をハーモニカの略譜数字で書きとめた。以前、イギリスで過去1000年で一番の名曲はというアンケートで、ジョン・レノンの『イマジン』を抑えてNo.1になったのはクィーンの『ボヘミアン・ラプソディ』だった。同じく…

  • ミルク・アンド・ハニー 村山由佳

    現在のスマホの壁紙は、何年前だったか、大病をする前に紀伊國屋でサイン会があった時の村山由香さんとツーショットで撮った写真を使っている。 私が彼女に興味を持ったのは前作の『ダブル・ファンタジー』からで、その続編が本作となる。 タイトルを見れば分かるように、どちらもジョン・レノンのアルバムのから取ったものだ。 彼女は大の猫好きで、現在は5歳年下の従弟と結婚して軽井沢に住んでいる。 氏の本を読むのは4冊目だが、何と言っても彼女の素晴らしさは性愛に対する表現力だろう。 サイン会の時、みんなにそれぞれ自作に対する感想を簡単に書いてくれというので、私は「年季の入った自慰で落とし前を付ける」という『ダブル・…

  • ホアキン・ソローリャ Part.3

    《ピンクのローブ》(1916年) ソローリャ美術館 《スナップショット》(1906年) 《イブニングドレスのクロティルド》(1910年)ソローリャ美術館 《馬の水浴び》ソローリャ美術館 《アルフォンソ 13世》(1907年) マドリード王宮 《3つのベール》(1903年) 《海岸の散歩》(1909年) ソローリャ美術館 《ソファに座るクロティルド》(1910年) ソローリャ美術館 《庭に佇む妻と娘たち》(1910年) ホアキンさん、アナタ、2歳の時に両親がコレラで亡くなり、姉と母親の妹の家族に育てられたんですってね。 努力して画家になったんですか。 政府から勲章を貰って良かった。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 丁稚奉公

    昔の丁稚というのは11歳から12、13歳くらいが奉公に上がる年齢で、10年奉公といって、その間、給金は1銭も貰えなかった。つまり商売の道を教えてもらうのだから無給で働くのはのはあたりまえ。奉公に出てからは、使いで自分の家の前を通っても勝手に寄ることは許れず、自由に外出できるのは年に2度だけ。正月の15、16日、お盆の15、16日。このうちのどちらか1日だけ。どんなに寒くても火にあたれず、真冬の3ヶ月以外は足袋も履けず、店にいる時は正座、ご飯を食べる時は一番最後で汁ばかり。10年になると最後にお礼奉公として1年勤めあげ、やっと手代になれ羽織を着ることを許される。戦後生まれで本当に良かった。「ムー…

  • 滝平二郎 part.18

    お酒 赤城山 風ぐるま はだし 坊主がり すぎな 蝶々 チューリップ 朧月夜 井戸ばた

  • ラクエル・ウェルチ Part.4

    ラクエル・ウェルチさん、アナタは若い頃、抜群なスタイルとして有名でしたから中年になってからもカッコいいんでしょうね。そんなアナタと今こそデートしたいんです。 どうでしょうか、コメダで人生を語るのは。

  • 【AB通信:オドロイター発】 もう「安全な場所ない」

    もう「安全な場所ない」 極超音速ミサイルで8歳犠牲のウクライナ西部。ウクライナ西部イワノフランキフスク州で14日、ロシアによる極超音速ミサイル攻撃で死亡した8歳の少年の葬儀が行われた。ひつぎのそばには、恐竜の形の風船が手向けられていた。ウォロディミル・バラバニク君は11日、プルト川沿いのコロミア近郊にある自宅前で亡くなった。ロシアは自分たちが攻撃されるとテロだと言ってウクライナを非難する。統計では開戦以来、ウクライナの子供の死者は500人を超えたという。母の哀しみや如何に。どう思う、プーチンさんよ!

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 アーサー・C・クラーク

    『いま生きている人間ひとりひとりの背後には、30人の幽霊が立っている。それが生者の死者に対する割合である。時のあけぼの以来、およそ1千億年の人間が地球上に足跡を残した』これはアーサー・C・クラークの有名な『2001年宇宙の旅』の巻頭の文字である。ある種の感動と気味の悪さとを同時に与えられるイメージだが、われわれの歴史や存在を考えようとするならば、これぐらいはイメージしなくてはいけない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。聞くところによるとタリバンは例え国民が飢え幼子が病気で苦しもうとも、厳格な宗教を維持しなくてはならないらしい。女性の教育や職業を締め上げ不自由な生活を強いても。本来宗教と…

  • 女ざかり 丸谷 才一

    本書をいつどこで買ったのか覚えてないが、長らく棚の肥しになっていた。 ただ丸谷才一の『女ざかり』というタイトルに惹かれて買っただけのこと。 何やら色香ただよう内容かと思いきや、さに非ず、硬派の社会派小説といってもいい題材で、どういうわけか現代小説なのに著者は旧字体などで書いている。 登場人物も架空と実在を取り混ぜ何やらややこしい。 安岡正篤、副島種臣、犬養木堂は実在の人物だが、大沼晩山なる書道家は存在しないだろう。 併し、副島種臣が漢の高祖の血筋を引く生まれで、はじめは「龍種」帝王の子孫という名前だったというのは本当だろうか。 まあいいが、舞台は、創立90周年を迎えようという大新聞社、論説委員…

  • 日本の偉人伝 Part.7

    安部公房です。もう少し長生きしていたらノーベル文学賞を受賞したと思うのに本当に残念だ。 東山千栄子 「今日の一枚」はこの人です。石橋湛山(明治17年9月25日 - 昭和48年4月25日)、第55代 内閣総理大臣。1956年12月23日 - 同年12月27日(総理兼任)と在任期間は65日と短いかった。吉田茂内閣の蔵相に就任してからも、石橋湛山は占領軍と激しく火花を散らした。占領軍による野放図な財政支出に異を唱え、戦時補償の打ち切り、国債の利払い停止などで正面衝突。占領軍からの回答は、1947年5月16日付の公職追放処分にもなった人です。 京都時代から中原中也と同棲していた長谷川泰子は上京後まもな…

  • ナタリー・ウッド Part.7

    1969年 1960s. 1969年 1961年 1966年 ナタリーさん、アナタ、年々エロスが増すような感じの人で魅力的ですね。 見直しました、どうです、ひとつ熟年女の色香についてお話願えませんか。 訊きたいですね、アナタから。

  • ジョン・シンガー・サージェント Part.4

    《休息》(1911年) 《アルミナ・ヴェルトハイマー》(1908年) 《アトラスとヘスペリデス》1925年 《シンプロン峠の画家》(1909年) ハーヴァード大学美術館 《アリス・シェパード》(1888年) 《柳の下の櫂で眠る貴婦人と子供》(1887年) グルベンキアン美術館 《カロリュス・デュランの肖像》(1879年) クラーク美術館 《「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」の為の習作》(1885年)個人蔵 《美しき無為》 《ロジャー=ジョーデイン夫人》(1883〜1885年) サージェントさん、アナタは上流社交界の人々を描いた優雅な肖像画で知られていますが、そうとばかりはいえないんです…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 本居宣長は日本思想

    本居宣長は日本思想をものの哀れに要約したけれど、それを折口信夫はもっとはっきりさせて、色ごのみと言った。エロティックな要素を主にした美的趣味性、これが平安朝の貴族の一番大事にしたものだったし、実は日本人の一貫した主題だった。光源氏なんていう男はこれで生きていたし、日本人はその生き方を昔からずっと敬愛し続けた。意地の悪い言い方をすれば、それ以外に何もなかった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。台風もやっと抜けたようだし、明日からは少し穏やかな天気になりそうだ。然し、今日もまた沖縄で71歳の男性が溺れ死んだ。何をやってるのホントに、また明日も誰かが死ぬのか。何でもっと気を付けてないのだ。そ…

  • 【AB通信:オドロイター発】 スヴィトラーナ・スモレンスカ

    やはりウクライナでは女性兵士も最前線で戦っているんですね。スヴィトラーナ・スモレンスカはロシア軍との戦いで戦死しました。安らかに眠るヒーロー。

  • 「シネマへの招待」 日本のいちばん長い日

    今日の映画は私の好きな映画で『日本のいちばん長い日』を挙げます。最近、リメイク版も撮られましたが、せっかくの名作、岡本喜八監督による1967年版があるのに、なにゆえわざわざリメイク版なのか。この映画の登場人物は森近衛師団長を惨殺した将校を除いて、全て実在の人物です。昭和天皇や鈴木貫太郎内閣の閣僚たちが御前会議において日本の降伏を決定した昭和20年8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオの玉音放送を通じてポツダム宣言受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。俳優陣は早々たるメンバーで、井田中佐を演じた高橋悦史さんは先年亡くなりましたね。上官に詰め寄る場面の気迫あふれる…

  • けふ終戦記念日なり

    本日、終戦記念日なり、国民等しく英霊を敬うなり 78年前の今日。1945年8月15日,小田原空襲。402戸が被災,12人が死亡。伊勢崎または熊谷を攻撃した部隊が,余った爆弾を投棄したものと推測されている。写真は市内万年町3丁目付近のもの。ふざけやがって、スイスを通じてポツダム宣言を受け入れると言ってるじゃないか。 1945年8月15日,玉音放送をラジオで聴き,涙を流す日本軍の捕虜。グアムの収容所で撮影された写真。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 日本婦人喫煙の草分け

    英国社会に最初に煙草を持ってきた人と称される、サー・ウォルター・ローリーなる人物。彼は後にロンドン塔内の囚人となるが、処刑される直前まで「手からパイプを放さず盛んに煙を吐いていた」というエピソードが残っている。または秀吉が盛んな喫煙家で、淀君は「日本婦人喫煙の草分け」であったにも関わらず、禁煙令を出したのは、外国人布教師たちが、キリスト教といっしょに煙草を持ち込んだと考えたからだ。ところが、一向に喫煙の風習は止まず「都では一種のスモーキング・クラブのようなものが」あった、と言う。煙草を詠んだ歌もある。後水尾天皇の御製。藻塩やく 浦人ならねども 煙ぐさ なみよる人の しほとこそなれ。私も昔はヘビ…

  • 茅ヶ崎ライブ2023 ライブ

    ひぇ~、あれからもう10年も経つの、早いね!

  • サルマ・ハエック Part.10

    2021 サルマ・ハエックさん、私がどんなにアナタを想っているか知らないでしょ。 もう、狂い死にしそうなんですよ。 この悩みをどうにかできるのはアナタしかいません。 なんとかお願いします。 もうダメなんです。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 大人のあっさんのファンタジー

    まだまだ知らない分野があり、まだまだ知らない本がある。扉を開けていない部屋が、前へ進めば進むほど、次々に現れ、私がその手で空けるのを待っている。ときに迷宮に迷い込んだり、落とし穴が待ち受けたりする。『ハリー・ポッター』シリーズを読むまでもない。古本世界そのものが、つねに大人のおっさんのファンタジーなのだ。と岡崎武志氏じは言っている。そう、大人のあっさんのファンタジーなのだ。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。台風が近づいているので気を付けてください。おやすみなさい、また明日。

  • 冬の花火 渡辺淳一

    31歳で亡くなった中城ふみ子という人を知っているだろうか。これまで渡辺淳一が書く自伝小説は全部読んできたと思っていたのだが、先日、100コーナーで本書を見つけ、これは読まねばと思い購入した。才能を認められ順風満帆にきたふみ子を襲った突然の乳がん。然し、発病前から奔放な男性遍歴は止まず次々に男が現れる。執着心があって独占欲が強く、我儘で自己中心的な気性、派手で早熟、負けん気が強い、一途な気性の激しい、良く言えば天真爛漫、悪く言えば向こうみず、人並み以上に感性の強い、じゃじゃ馬。 そんなふみ子の左乳房切除が行われたのは昭和27年4月。その後、がんは転移し右乳房も切除。時を同じくして発売された『乳房…

  • 【AB通信:オドロイター発】 1945 年 8 月 6 日の広島

    おい、トルーマン、ここへ来てこの子を見て視ろ。まだ10歳ぐらいの無辜の民だ。この子がお前たちアメリカ人に何をした。何をしたんだ。お前が下したゴーサインの結果、広島では一瞬のうちに65,000人の命が奪われた。東京裁判では「侵略に対する罪」「人道に対する罪」というのがあったな。侵略はともかく、人道に関してはA級戦犯7人を足してもお前の方が罪深いのではないのか。東京裁判は公正さを歌ったのではなかったか。どこが公正だ、お前が真っ先に裁かれるはずじゃないのか。人類史上の罪悪人だろう。勝てば何をしても許されるのか。

  • 【AB通信:オドロイター発 2035年問題

    2035年問題を知っているだろうか。中国350発と書いてあるが、確か今現在410発だったと思う。その中国は2035年までに核を1500発まで増やすと言ってる。もちろんアメリカに対抗するためだ。さて、毎年8月になると核廃絶を声高に言うが、何十年も言ってきて何か効力があっただろうか。寧ろイラン、北朝鮮、中国と増える一方で、広島、長崎が何と言おうと馬耳東風と思うがどうか。馬の耳に念仏でもいい、戦争はダメだと、それこそ念仏を唱えれば世界から戦争がなくなるのか。私は理想主義者ではない、拉致被害者も取り返せないのに外交、外交とのたまった何も変化がない。また、戦争はしてはいけない、ということは隣の国が攻めて…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 憂き我を、さみしがらせよ、閑古鳥

    芭蕉の句に「憂き我を、さみしがらせよ、閑古鳥」というのがあるが、人生のマイナスを上塗りして感じたい気持ちだって抑え込まなければ人生の喜びの一つなのだと思う。「生きている中、わたくしの身に懐かしかったものは寂しさであった。寂しさの在ったばかりにわたくしの生涯には薄いながらも色彩があった」と永井荷風は『雪の中』で言っている。芭蕉にしと荷風にしろ、その思い描いた心情をよくよく考えないと分からない譬えだね。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。おやすみなさい、また明日。

  • ポストカード アンヌ・ベレスト

    受賞続々!!!。フランスの高校生が選ぶルノードー賞、アメリカの学生が選ぶゴンクール賞、ELLE読者大賞、パリ政治学院学生賞。2003年1月、パリ。著者アンヌの母のもとに差出人不明のポストカードが届けられた。メッセージ欄には、祖母の両親と妹と弟の名前だけがあった。4人は1942年にアウシュヴィッツで亡くなっていた。誰が、なんのために60年の時を経てこのポストカードを投函したのか。調査を続けるうち、著者の母方の一族の知られざる過去が明らかになる。ロシア革命から逃がれ、東欧やパレスチナをへてパリに安住したものの、その後ナチスにより離散したユダヤ人一家と、一人だけ生き残った祖母。なぜ祖母だけが強制収容…

  • クラウディア・カルディナーレ Part.11

    1963 Claudia Cardinale and Federico Fellini 8 1/2 クラウディアさん、いい加減にしてくださいよ。いったいいつになったら会えるのですか。 何事も会って話してみないと分からないでしょ。 理解し合うことが大事です。

  • オディロン・ルドン part.4

    《オフィーリア》(1900〜1905年) 《日本風の花瓶》(1908年) ポーラ美術館 《キュクロプス》(1914年) クレラー・ミュラー美術館 《ペガサス,岩上の馬》(1907-1910年頃) ひろしま美術館 《ヴィオレット・エイマンの肖像》(1910年) クリーヴランド美術館 《アポロンの二輪車と大蛇》(1905年) 山王美術館 《聖セバスティアヌス》(1910-1912年) ワシントン・ナショナル・ギャラリー 《学びの初め,2人の若い女性》(1905年頃) ダラス美術館 《花のある静物》(1905年) シカゴ美術館 《ペイルルバードの路》 はっきり言って、アナタの絵には何の興味もありませ…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 ラファエル前派

    私はラファエル前派の作品があまり好きではない。彼らの特徴は、まず色彩の鮮やかなこと、古典や同時代の文学作品、説話、伝説、そして聖書から主題を取った物語絵であり、非常に幻想的なものであることだ。神話や伝説を好み、ずばぬけた想像力をもつ青木繁が、これらに共鳴するのは簡単に頷ける。たとえ外光派が画壇の主流を行こうとも、青木は自分の感性に合い、想像力により刺激を与えてくれる画風を好んだ。ロセッティの作品の中で青木への影響ということでは、美人画を挙げなければならない。画の中の特徴は、顎が少ししゃくれていること、大きい目、そして首を少しひねったポーズであること。また彼は、モローと同じように官能と魔性を描く…

  • ジェニファー・ローレンス Part.8

    2018 ジェニファーさん、今の世にアナタを於いて他に誰がいますか。アナタしかいないでしょ、私の目に狂いはありません。 女の中のアンナ。 男の中のオトコでデートする気はないですか。 生きましょう一緒に、さあ、コメダへ!

  • イヴァン・アイヴァゾフスキー Part.5

    《月の夜》(1899年) 《月夜》(1849年)ロシア国立美術館 《ヴェネツィア》(1870年) 《シノープの海戦》(1853年) 《夜の黒い海》(1879年) 《カフカス山脈》(1863年) 個人蔵 《フェオドシアの日没》(1852年)アルメニア国立美術館 《ボスポラス海峡とイスタンブールの眺め》(1856年) 《漁船》 《月夜の嵐》(1866年以前) ニジニ・タギル美術館♪ 海よ、俺の海よ、なんて歌がありましたが、アナタ、海洋画家で長寿に恵まれたおかげで、当時としてはロシアで最も多作な画家となり、1900年に歿したときには優に6000点を超える作品を残したらしいですね。しかし、ロシアのすべ…

  • 【AB通信:オドロイター発】 ベラルーシの不正選挙から3周年

    ベラルーシの不正選挙から3周年を迎える。ルカシェンコは権力を維持するために選挙クーデターを画策し、自由を求める人々を弾圧した ベラルーシは自由になる。伝統的な国旗とベラルーシ語が返還される ベラルーシはEUとNATOに加盟する。そのベラルーシはポーランドと一触即発。ポーランド軍は新たに1万の兵力を国境沿いに展開。どうするんだワグネル、私は無駄なことはやらないと思うがね。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 人間の歴史を知りたい

    ある東方の王様の話が、人間の歴史を知りたいと望み、ある賢者に500巻の書物を運ばせた。だが国事で多忙な王は、賢者に要約するように命じた。20年後、賢者は王の元に歴史を僅か50巻にまとめて持参した。だが王は50巻のような大部なものを読破するには既に年を取り過ぎていたので、賢者にさらに縮めるように命じた。20年後に白髪の老人となった賢者は、王の求める知識の詰まった1冊の書物を持参した。だが、王は既に死の床にあり、1冊すら読むのが困難であったため、賢者は人間の歩みを1行にまとめ王に伝えた。人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ。人生には意味などなく、人は生きることで何らかの目的を達成することはない。生まれよ…

  • 秘録土肥原賢二―日中友好の捨石

    昭和の軍人で著名な人は大方読んできたが、A級戦犯として処刑された東條英機、広田弘毅、松井石根、武藤章、板垣征四郎の経歴などは知っているのだが、木村兵太郎と土肥原賢ニの二人が何をして死刑判決を受けたのか知らずにきた。そこへ、今時こんな本を読む人もいないので暫く放っておいたのが写真の本。ちょっと気になったのでAmazonで調べると、なんと12,000円じゃと。ヤクオフでは6,600円、美本だと17,000以上になる。高すぎる。然し、我が古本屋はどうした訳か、たったの300円。どっしり重いが買うしかあるまいて。

  • 山茶花 究

    上から益田喜頓、山茶花 究、坊屋三郎。 色川武大によると、今の若い人は二村定一という歌手をまったく知らないと嘆いているが、私も知らない戦前の歌手か。亡くなった山茶花 究(さざんか きゅう)が、昔、よく楽屋や酒席でたまに舞台でも、二村の歌の真似をやった。顎をぐっと引いて、口を大きく横っ開きにして、主に下顎を動かしながら朗々たる声を出すと、一応は二村の感じになると懐かしんでいるが、はて、山茶花 究とは誰ぞ。調べてみると、まず、二村定一 は 昭和3年に「アラビアの唄」を歌った人で、何だか聴いたことがある。二村定一は、坊屋三郎、益田喜頓と昭和21年ボードビリアンの歌手グループのような「あきれたぼういず…

  • 私のインタヴュー 高峰秀子

    高峰秀子は生前26冊の作品を著しているが、中でも本書は異色のものだろう。 まったく畑違いの職業の女性を12組わたってインタビューしている。 灯台守、美容師、セールスウーマン、サーカスで働く女性、撮影所の裏方さんなど、どんな職業にあっても女性が働いていくことの厳しさなど縷々語られている。 因みに本書は昭和32年当時の話で、私としては「え、そうだったの」みたいなことがよく出て来る。 現在では考えられないが、子供の頃は列車内で赤子に母乳を含ませる光景などはざらだった。 現在、誰もが洋服を着ているが当時はまだまだ和服姿の女性も多く、ブラジャーも全国に普及していなかった。 ブラジャーが初めて和光商事で作…

  • 滝平二郎 part.17

    もくれん 入学式 桜 靴が鳴る 三年たてば三つになる 花に嵐 難局 春の小川 だいこんの花 色の白いは七難かくす戦前、入学式の袴姿の子供というのは、よく映画なんかで見るが可愛いですね。 私の時代にはもうそんな姿はなかったが、どうだろうか昔に戻したら。

  • 【AB通信:オドロイター発】 負傷したガールフレンドを安全な場所へ運ぶ男性

    ロシアのダブルタップミサイルによるポクロフスクの住宅への攻撃で9人が死亡、82人が負傷した後、負傷したガールフレンドを安全な場所へ運ぶ男性。ロシア政府はモスクワ市内にウクライナのドローン攻撃があると直ぐ「ウクライナの卑劣なテロ攻撃だ」と非難しているが、お前らと違って民間の集合住宅に攻撃なんかしていない。どの口がそんなことを言わせるのか呆れるわ。ええショイグさんよ。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 『天秤を持つ女』

    フェルメールに『天秤を持つ女』という有名な絵があるが、彼女は天秤で何を量ろうとしていたのか、机の上に当時、高価だった真珠の首飾りや金の鎖、金貨などが置かれていることから、女は天秤で金を量ろうとしているのだと考えられていた。しかし、電子顕微鏡で調べたところ、天秤の皿の上には何も乗っていないことが判明する。では、女性は何を量ろうとしているのか、さまざまな説が生まれた。背景となる画中画が「最後の審判」なので、死者の魂を天秤で量り天国行きと地獄行きを決めるという大天使ミカエルの役割を、彼女が象徴しているという説、妊娠中の女性が胎児の性別を調べようとしている説、フェルメールのカトリック改宗が影響している…

  • アン・マーグレット part.5

    1963 アンさん、アナタがエルビスと結婚しなかったことで、私は一気に安堵しました。いよいよ私の番が来たと。 というか私しかいないでしょ。 歌って踊って演技ができるアナタにお似合いの相手は私しかいません。 どうでしょう、そう思いませんか。

  • 長崎の鐘

    youtu.be 私の父は4度ほど結婚離婚を繰り返しているが、私は3番目の女性の子供で、その前の2番目の女性は昭和25年に結婚している。長崎の人だったらしい。どういうことがあったが知らないが妊娠したまま別れ、その後のことは知らない。とにかく原爆を生き延びたので良かった。その昭和25年、永井隆が執筆した随筆が1949年1月に出版され、紙不足の当時としては空前のベストセラーとなり、同書をモチーフとした歌謡曲はヒット。さらに松竹により映画化された。

  • ウジェーヌ・ブーダン Part.2

    《干潮のトルヴィル》(1883-1887年) ビュールレ・コレクション 《ドーヴィルの港》(1880-1885年) マルロー美術館 《干潮のトルヴィル》(1897年) グルベンキアン美術館 《トルヴィルの浜辺》(1871年) イェール大学美術館 《トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー》(1863年) バレル・コレクション 《白いテーブルクロスに乗ったロブスター》(1853-1856年頃) ハイ美術館 《ヴィレルヴィルの海岸》(1864年) ワシントン・ナショナル・ギャラリー 《海洋の帆船》(1873年) ポーラ美術館 《ドーヴィル》(1893年) コートールド・ギャラリー 《トルヴィルの港》(…

  • 8月9日 桜隊の隊員・スタッフは全滅

    これは稲垣浩監督が1943年に撮った天下の阪妻主演の『無法松の一生』です。首にまとわりついている少年は、後の長門裕之、女性は園井恵子さんです。8月9日、この日、宿舎兼事務所は全壊・焼失した。当時この宿舎にいた9人のうち、丸山・園井・高山・仲みどりの4名は辛くも脱出・避難したが、俳優の森下彰子・羽原京子・島木つや子、裏方の笠絅子・小室喜代の5人は即死あるいは焼死したとみられている。1945年8月16日、丸山定夫は避難先である厳島の存光寺で死去。園井と舞台監督の高山は、神戸市にある園井の知り合いの家に避難したが、高山が8月20日、園井は8月21日に死亡。仲は、東京の実家に避難したが、体調が悪化し8…

  • 「モーニング・アート」 夢二の最初の妻

    いつだったか、このコーナーで竹久夢二ことを書いたが、あれは何を書いたのか、ちょっと忘れてしまった。夢二の最初の妻は年上のたまきという女で、情熱に惹かれた形で結婚したのだが、当時、夢二の絵に魅せられた少女たちは、夢二その人にまで魅せられて、芝居の役者や俳優に憧れるのとはまた趣きの変わったインテリ臭い味が、夢二ファンを一層熱中させていた。たまきは二人の子どもの母になっていたが、当時、九州から上京してきた、例の日陰茶屋で大杉栄を刺して一躍著名になった神近市子が、夢二の家に身を寄せ、女書生のような役をしていて、当時の夫婦喧嘩の凄まじさを目撃していた。神近はのちに衆議院議員になり作家でもあるので、三人の…

  • エヴァ・グリーン part.10

    エヴァさん、いい加減返事くださいよ。そんな挑発ポーズばかりとってないで、私の熱意に応えてくれませんかね。 もういい加減じりじり待ちくたびれました。 他の女優にいってしまいますよ、いいのですか。

  • 引っ越し大名三千里 土橋章宏

    どこまで史実に基いているのか知らないが、たまにはこういうコミカルにして軽妙なタッチの時代小説を読むのも息抜きとしてはいいね。生涯7度も国替をさせられた松平直矩、この引っ越しの差配を任ぜられたのが、うだつの上がらなかった片桐春之介、通称、引っ越し奉行。金を節約、大店からの借金、数多くの難問をクリアしつつ孤軍奮闘しながら、度重なる藩の引っ越しを成功させていく。姫路播磨藩から豊後日田藩、出羽山形、陸奥白河と片桐春之介の出世物語のようにも映る。

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 松方コレクション

    松方コレクションで知られる松方幸次郎は、西洋絵画、彫刻とは別に、膨大な浮世絵コレクションもかつて所有していた。これは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて欧州を席巻した日本ブーム「ジャポニズム」の影響で、フランス人宝石商アンリ・ヴェヴェールが収集したコレクションを一括購入したもので、この浮世絵コレクションだけは散逸を免れて、戦前に皇室へ献上され、現在は東京国立博物館の所蔵となっている。松方は有り余る私財を投入して西洋絵画など膨大な作品を集めたが、敗戦と共に多くが散逸してしまった。本当に残念なことだ。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。今日は床屋、区役所、皮膚科、眼下と夕方から大車輪の活躍…

  • エドワード・バーン=ジョーンズ Part.2

    《フラジオレットを吹く天使》(1878年) リバプール国立美術館 《大海蛇を退治するペルセウス》(1884-1885年) サウサンプトン美術館 《コフェチュア王と乞食娘》(1884年) テート・ブリテン 《廃墟のなかの恋》(1873年) 個人蔵 《ケイティ・ルイスの肖像》(1886年) 個人蔵 《愛の賛歌》(1868-77)メトロポリタン美術館 《シドニア・フォン・ボルク》(1860年) テート・ブリテン 《黄金の階段》(1880年) テート・ブリテン 《ベツレヘムの星》(1890年) バーミンガム美術館 《慈悲深き騎士》(1863年) バーミンガム美術館 エドワードさん、アナタ、ラファエル前…

  • 偉人伝 part.8

    囚人番号28と呼ばれていた頃のアレクサンドル・ソルジェニーツィン。ソ連の強制収容所に8年間投獄されていました。『収容所群島』や『イワン・デニーソヴィチの一日』を発表し、1970年にノーベル文学賞を受賞した人で。 ニーチェ ジェームズ・ジョイス ルイス・キャロル オスカー・ワイルド メアリー・ピックフォード ボリス・カーロフ リンカーン ガブリエル・ガルシア=マルケスの晩年の書斎 ジョン・フォード

  • 【AB通信:オドロイター発】 クリミアまで奪還

    速報:ニューヨーク・タイムズは、ウクライナが反攻の主力を開始し、西側で訓練され、西側の装備を備えた数千人の増援部隊が戦闘に投入されたと書いている。彼らはこれまで抑制され、ロシアの戦線が伸びるのを待っていた。おい、大丈夫かプーチン。本当にクリミアまで奪還されるぞ。そうなったら核を使うのか!

  • ダメオの妄想世界の旅 Part.56

    おはようございます。今朝はあまりに涼しかったので、6時ちょうどぐらいにぱっちり目が覚めました。出かけようにも出かけようがありません。ここは中国·太行山にある我が社のリゾート施設です。平均標高は1,500mから2,000m、まずはここまで来るのが大変。体力ある我がスタッフならではが活用できる施設です。 今朝は涼しいですね。大阪の気温は38℃まで達するとか。昨日のうちに来て良かった。ここはスイスのアルプシュタイン山脈にあるフェレンゼー湖の畔、ただ一軒建つ我が別荘です。長閑でお気に入りの場所です。私は近くにある空き地にジェットヘリ来ますがスタッフを呼ぶのが大変。正面のベンチに座り読書をするのが好きな…

  • 「ムーンライト・セレナーデ」 ナポレオンの勝利

    ナポレオンの勝利の中でもっとも輝かしい勝利をスクリーンの上でくり広げるとしたら、映画のフィルムは我々に、天才的な力、積極性、機知、英雄精神とともに、また個々の元帥の優柔不断、地図を読む力のない将軍たちの混乱、将校たちの愚鈍、恐怖のために調子がおかしくなった腸に至るまで数々の部隊のパニックを見せてくれるはずである。ナポレオン戦争で大活躍をし、ロシアに勝利をもたらした英雄クツーゾフ将軍を称え、ワーテルローで一敗地に塗れたナポレオン軍のことを言っているのだろうか。ナポレオンは、戦争は一種の芸術であると言っているが、確かに全知全能を傾けて敵と全力で戦う様は芸術と言えるのかもしれない。今日、ウクライナ情…

  • パイレーツ・オブ・FM 「吹けよ風、呼べよ嵐」

    www.youtube.com 今日の1曲は1971年に発表されたピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」です。私にとっては現在の音楽は進化したというより退化したといってもいい音楽に聴こえる。大勢で歌って踊るだけのレコーディングには関係ないメンバーまで含めてグループという、何だかよく解からない状態が長い年月、幅を利かせている。然し、半世紀前にはピンク・フロイドの出現に世は驚いていた。それではどうぞ。

  • 『大谷翔平非公式スポークスマン』 その規格外さに世界が熱視線を送っている

    夏場を迎えても大谷翔平の快進撃に衰えは見られない。ゆえに周囲の期待は膨らむ一方である。今シーズンも大谷は投打ともに安定したパフォーマンスを披露しているのだが、とりわけ打者としてはすこぶる好調だ。何よりも「超一流」と言うべきスタッツがそれを物語る。以下は、現地8月4日時点での主な成績だ。 打率:310(アメリカン・リーグ3位) 本塁打:40(同1位) 打点:82(同2位) 四球:71(同1位) 得点:85(同2位) 安打:126(同3位) 三塁打:7(同1位タイ) 塁打:278(同1位) 長打:65(同1位) 長打率:.683(同1位) 出塁率:.413(同1位) OPS:1.096(同1位) …

  • 神屋宗湛の残した日記 井伏鱒二

    本書を購入した時には全編「神屋宗湛の残した日記」かと思っていたが豈図らんや、表題作以外はエッセイだった。中でも驚いたのは「普門院の和尚さん」という一遍で、和尚さんとは幕閣・小栗上野介など、小栗家歴代の墓を守る僧正で、昭和七年十二月、上野の図書館に通い小栗家の資料を研究をしていた時、慶応四年、群馬県権田村鳥川畔で小栗上野介の首を斬った張本人原保太郎が現在まで生きていることに驚き、早速手紙を書き、自分と小栗の写真を入れて面会を乞うた。原保太郎とは東山道先鋒総督府吏員で簡単にいえば官軍だが、本人に会い、和尚はその非をなじっているのである。維新後の原は山口県令、北海道長官、貴族院議員と栄転を極めている…

  • パウル・クレー Part.7

    《ドゥルカマラ島》(1938年) パウル・クレー・センター 《陶器のような/エロチックな/宗教的な》 《静物》(1927年) メトロポリタン美術館 《リズミカルな森のラクダ》 《のみ込まれた島》 《青い鳥・かぼちゃ》(1939年) メトロポリタン美術館 《すべてが追いかけてくる!》 《空とぶ蒸気船の到着》 《魚をめぐって》 《宇宙的な植物相》 ジャズのタイトルは必要かと言った人がいたが、アナタの絵にもタイトルがいるのかといったような作品がありますよね。 もう何だか解らない、私みたいな者にはチンプンカンプンです。 もっと普通の絵はないのですか!

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