年に一回のクラス会に行きました。千葉の友人もご主人様をショートステイに預けて今回は参加、駅で待ち合わせしました。今回は80歳の元気な面々16人参加です。会話はやはり、健康のことが多く、明日検査だからアルコールはダメとか、○○の手術をしたとか・・・・しかし皆様食欲旺盛です。ワイワイガヤガヤの中で多少耳が遠くなった私は声の小さい方の話をフォロウするのに大変でした。まあともあれ今年も元気に皆様に会えたことは幸せです。女子高校クラス会
「百済観音」と「菩薩半が像(弥勒菩薩)」を観たくなり奈良まで日帰りで行きました。入場券を買うのに超・長蛇の行列、40分ほど暑い中(気温27度ほどの快晴)並んでようやく入りましたが、また当然ながら中の混んでいること!まず第一室にすらっとした「百済観音」がお立ちになっています。人ごみをかき分けてだんだん近づいてまさに真正面まで対峙させていただく距離で拝見しました。拝みたくなります。1400年前からずっと微笑んでいらっしゃる姿、華奢な左手には水瓶を持たれ、衣は長いおみ足まで、光背はまるで灯。いろいろ廻って3回も戻って拝見しました。新幹線に乗ってきた甲斐がありました。鑑真和上座像は再見でしたが、拝見するたびに頭が下がる思いです。「釈迦金棺出現図」は説法をしている時にお釈迦様のお母様が現れたという図です。お母様の摩...超国宝展@奈良国立博物館
今日はお二人だけの稽古でしたので長いお点前をと思い「大円の草」点前をして頂きました。唐物茶入と和物茶入をお盆に載せてお濃茶を2服点てるお点前です。唐物と和物の扱いが違うのでその稽古にもなります。予めしっかり予習されてらしたので(私も含めて)、とても良い稽古が出来ました。長いお点前にもかかわらず、建水の後姿もしっかりされてました。長いお点前をされたお二人に、私は流し点でお薄を差し上げ私も自服しました。私も久しぶりにお点前が出来てうれしかったです!大円の草
金閣・銀閣を擁する臨済宗の総本山、相国寺は数々の芸術家を育ててきました。室町幕府の御用絵師,如拙、周文、雪舟、探幽、若冲、応挙・・等々これらの作品を相国寺は持ていて今回それらが数多く展示されていますまず室町時代に相国寺創建にかかわった夢窓礎石、足利義満などの肖像画や書、明時代の永楽帝の勅書、元・明時代の絵画が展示されてます。江戸時代に入って後水尾天皇の宸翰、狩野探幽の花鳥画の衝立、江戸後期の入って若冲の虎や、亀の軸、金閣寺の障壁画など、また俵屋宗達の屏風、円山応挙の高さ4メートルの大瀑布図等・・・・所々に茶碗やお釜も並んでありました。印象に残ったのは若冲の「竹虎図」「葡萄小禽図障壁画」周文の「十牛図巻」、探幽の「観音猿猴図」展覧会の期日も押し詰まった時だったので、入場するときは長い行列で、中も大変混んでま...相国寺展@東京芸塾大学大学美術館
pan>膝を痛めた方がこのところ「見学だけでも」と言われお点前はされない週が何週も続いていました。お茶名まである方でしたので見学ばかりでは・・・・と思い、居間で立礼のお点前をして頂こうと思いました。盆略の設えをしているうちに色紙も花も香合も飾ってと。そしてついに風炉先屏風まで載せてミニ茶室が出来ました。↑そしてお二人がお客となってお点前をされました。久しぶりに盆略点前ですがお薄を二服点てられ喜ばれました。次回は茶箱点前も立礼で出来そうです。居間で一服
初風炉で、三友の式をしました。三友とは「香」「花」「茶」・・・・花を入れ香を聞いて薄茶の花月をするという式です。まず正客から順にお花を入れます、そして香を焚いて順に香りを楽しみ、それから菓子付き花月をします。役は花月札で決めます。我が家の庭には今アジサイとリョウブくらいしかないので、皆様にお花を持って来ていただきました。立派なシャクヤクや、都忘れ、なでしこ等、また洋花もお持ちいただきました。お香の香りがほのかにする中花月が始まります。菓子付きですので花月札はいつもより早目に回します。新緑の美しい初風炉にこの式をするのもよかったです。その後、土曜クラスでは生徒さんが手作りされた「落とし文」を頂いて平花月も楽しみました。その日の朝作ってこられたそうで柔らかく大変美味しかったです。初風炉
調布のむらさきホールでのシャンソン会に行きました。小学校時代の友人が出演します。何十年ぶりにその友人に会うということで、ドキドキしながらも楽しみにいきました。友人は立って歌うのは心配とのことで椅子に座っての独唱でした。仏文科出身でいろいろな大学で講義されていた方です。シャンソンはあまり馴染みのない私ですが、幾曲かは知っているメロディでした。出演者は結構中年から高年の方です。友人はこの会では最高年令とのこと。しかし長年稽古されているので澄み通った美しい声で感情移入された素晴らしい歌でした。TreBienです!ギターと弾き語りされた男の方がたもおられ、最後は全員で、「白いリラの花咲くころ」の合唱でした。沢山のシャンソンを聞きながらパリの雰囲気に包まれたような気がしました。80歳三人で記念写真を。↑友人のシャンソン会に
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年に一回のクラス会に行きました。千葉の友人もご主人様をショートステイに預けて今回は参加、駅で待ち合わせしました。今回は80歳の元気な面々16人参加です。会話はやはり、健康のことが多く、明日検査だからアルコールはダメとか、○○の手術をしたとか・・・・しかし皆様食欲旺盛です。ワイワイガヤガヤの中で多少耳が遠くなった私は声の小さい方の話をフォロウするのに大変でした。まあともあれ今年も元気に皆様に会えたことは幸せです。女子高校クラス会
夕食を終え、片付けも済ませたところに、玄関ベルが…画面には隣の孫が写ってます。手作りケーキを持て来てくれたのです。この孫はバレンタインの時は手作りクッキーをもって来てくれたりしていました。今回はケーキです!チーズケーキで上に寒天の中にフルーツを閉じ込めたものがあって、三角の切り方もシャープ。孫初めての手作りケーキですからやはり作り立てを頂かねばと、客用のカップに紅茶を入れ頂きました。甘さも程よく、チーズと上のフルーツがしっかりついていて彩りもさわやか、とても美味しかったです。孫のケーキ
日曜日、家でTVみててもしょうがないので午後山種美術館に行きました。私の好きな上村松園の展覧会です!今までもこの画家の絵はたくさん見てきましたが何度見ても心が洗われるような絵です。キャプションや、松園の言葉を読みながら鑑賞しました。松園の言葉から「眉を書くのが一番大変です。」「一点の卑俗なところもなく清澄はな感じのする薫り高い珠玉のような絵こそ私の念願です」その通り顔が美しいだけでなく気品に満ちた女性のふとした動作の一瞬が描かれています。蚊帳を吊っている時にホタルを発見して手を止めホタルを見ている女性。縫物をしていて針に糸を通すしぐさ、本を読んでいて誰かが声を掛けたのか振り向いている女性、子供と折り紙で鶴を折っている女性など。どれも日常の事ですが、帯や着物の柄が素敵だったり、伏し目がちで品の良い表情をして...上村松園と麗しき女性たち展@山種美術館
梅雨入りの季節・…今日は曇りながら青空も見える日でした。買い物に二子玉川に行きましたが10時前に着いたので、多摩川が見えるところまで散歩しました。ショッピングセンターの2階から西の方に道が続いていて、右側は高層マンションが何棟か建っています。二子玉川公園では保育園児が先生に連れられて遊んだりしています。晴れてれば富士山も見えるのですが今日は残念、見えません。ずっと進んで多摩川が見えるところに来ました。階段の降り口でしばらく佇み、広ーい空、多摩川の水、緑・・・を眺めました。東京ではこのような広ーい空を眺めること少ないので深呼吸して、また水のある風景も楽しみました。買い物も済ませて電車に乗り家に着くと歩数はなんと6900歩近くでした。朝の良い散歩が出来ました。多摩川
「百済観音」と「菩薩半が像(弥勒菩薩)」を観たくなり奈良まで日帰りで行きました。入場券を買うのに超・長蛇の行列、40分ほど暑い中(気温27度ほどの快晴)並んでようやく入りましたが、また当然ながら中の混んでいること!まず第一室にすらっとした「百済観音」がお立ちになっています。人ごみをかき分けてだんだん近づいてまさに真正面まで対峙させていただく距離で拝見しました。拝みたくなります。1400年前からずっと微笑んでいらっしゃる姿、華奢な左手には水瓶を持たれ、衣は長いおみ足まで、光背はまるで灯。いろいろ廻って3回も戻って拝見しました。新幹線に乗ってきた甲斐がありました。鑑真和上座像は再見でしたが、拝見するたびに頭が下がる思いです。「釈迦金棺出現図」は説法をしている時にお釈迦様のお母様が現れたという図です。お母様の摩...超国宝展@奈良国立博物館
今日はお二人だけの稽古でしたので長いお点前をと思い「大円の草」点前をして頂きました。唐物茶入と和物茶入をお盆に載せてお濃茶を2服点てるお点前です。唐物と和物の扱いが違うのでその稽古にもなります。予めしっかり予習されてらしたので(私も含めて)、とても良い稽古が出来ました。長いお点前にもかかわらず、建水の後姿もしっかりされてました。長いお点前をされたお二人に、私は流し点でお薄を差し上げ私も自服しました。私も久しぶりにお点前が出来てうれしかったです!大円の草
金閣・銀閣を擁する臨済宗の総本山、相国寺は数々の芸術家を育ててきました。室町幕府の御用絵師,如拙、周文、雪舟、探幽、若冲、応挙・・等々これらの作品を相国寺は持ていて今回それらが数多く展示されていますまず室町時代に相国寺創建にかかわった夢窓礎石、足利義満などの肖像画や書、明時代の永楽帝の勅書、元・明時代の絵画が展示されてます。江戸時代に入って後水尾天皇の宸翰、狩野探幽の花鳥画の衝立、江戸後期の入って若冲の虎や、亀の軸、金閣寺の障壁画など、また俵屋宗達の屏風、円山応挙の高さ4メートルの大瀑布図等・・・・所々に茶碗やお釜も並んでありました。印象に残ったのは若冲の「竹虎図」「葡萄小禽図障壁画」周文の「十牛図巻」、探幽の「観音猿猴図」展覧会の期日も押し詰まった時だったので、入場するときは長い行列で、中も大変混んでま...相国寺展@東京芸塾大学大学美術館
pan>膝を痛めた方がこのところ「見学だけでも」と言われお点前はされない週が何週も続いていました。お茶名まである方でしたので見学ばかりでは・・・・と思い、居間で立礼のお点前をして頂こうと思いました。盆略の設えをしているうちに色紙も花も香合も飾ってと。そしてついに風炉先屏風まで載せてミニ茶室が出来ました。↑そしてお二人がお客となってお点前をされました。久しぶりに盆略点前ですがお薄を二服点てられ喜ばれました。次回は茶箱点前も立礼で出来そうです。居間で一服
初風炉で、三友の式をしました。三友とは「香」「花」「茶」・・・・花を入れ香を聞いて薄茶の花月をするという式です。まず正客から順にお花を入れます、そして香を焚いて順に香りを楽しみ、それから菓子付き花月をします。役は花月札で決めます。我が家の庭には今アジサイとリョウブくらいしかないので、皆様にお花を持って来ていただきました。立派なシャクヤクや、都忘れ、なでしこ等、また洋花もお持ちいただきました。お香の香りがほのかにする中花月が始まります。菓子付きですので花月札はいつもより早目に回します。新緑の美しい初風炉にこの式をするのもよかったです。その後、土曜クラスでは生徒さんが手作りされた「落とし文」を頂いて平花月も楽しみました。その日の朝作ってこられたそうで柔らかく大変美味しかったです。初風炉
調布のむらさきホールでのシャンソン会に行きました。小学校時代の友人が出演します。何十年ぶりにその友人に会うということで、ドキドキしながらも楽しみにいきました。友人は立って歌うのは心配とのことで椅子に座っての独唱でした。仏文科出身でいろいろな大学で講義されていた方です。シャンソンはあまり馴染みのない私ですが、幾曲かは知っているメロディでした。出演者は結構中年から高年の方です。友人はこの会では最高年令とのこと。しかし長年稽古されているので澄み通った美しい声で感情移入された素晴らしい歌でした。TreBienです!ギターと弾き語りされた男の方がたもおられ、最後は全員で、「白いリラの花咲くころ」の合唱でした。沢山のシャンソンを聞きながらパリの雰囲気に包まれたような気がしました。80歳三人で記念写真を。↑友人のシャンソン会に
小学校からの友人三人組で今年も旅行しました。目的地は熱海から船に乗って初島です。熱海から30分の船旅・・・・雲一つない快晴で波も穏やか、素敵な船旅を楽しみました。甲板に上がって舳先で記念写真。船の揺れはなく、外国の観光人は初島までは来ないようで船内もすいていて快適です。初島に上陸してすぐ昼食です。お魚が取れるので三人分のお刺身盛り合わせを美味しく頂きました。鰺のたたきや、サザエも入ってました。エクシブという大きなホテルに泊まり、海が200度ほどぐるりと眺められる部屋です。お庭も素敵で広ーく、ゆっくり散策を楽しみました。海もぐるりと眺められこんなに広ーく海を眺められ島ならではと思いました。夕食は三人元気に再会を祝して乾杯!夜はお喋りに花が咲いてずっとしゃべっていました。次の日も朝温泉に入り、和食を取ってチェ...初島へ
大学の卓球部同好会の同期会に行きました。場所は品川のPホテル38階の和食レストラン。品川駅の変わりよう・・・高輪口に西口が出来ていてウロウロ、人の流れについていくと国道一号線が見えてホッとしました。12時集合で今日は男子4人、女子3人の集まりでした。皆80歳に入った方ばかりです。千葉の東から2時間かけていらした方もいます。元気にまた会えたことを祝ってまず乾杯!7人くらいの集まりだと会話が一つに集中して楽しいです。落語をしている方の小話のご披露までありました。皆さんそれぞれ仕事をまだされている方や趣味を楽しんでいる方など様々。後期高齢者と言っても「好奇高齢者」…好奇心いっぱいのの意味…で生きましょう!とかこれからは楽しいことをどんどんする…等前向きの方ばかりです。帰りは皆でひと駅分歩いて高輪ゲートウェイ駅ま...同期会
今日の稽古は長板です。総飾りで濃茶・薄茶の稽古をして、その後長板一つ置きの稽古をされました。4月なので透き木釜を設えました。今日はしっかり春の気温でしたので火が見えない透き木釜で季節にぴったりでした。透き木釜は火が長持ちします。覆っているので酸素が不足なのか3時間火をあらためなくても最後の稽古までもちました。お釜の蓋も大きく開けるとふわーと大量の湯気が上がります。また大きな水指を一つ長板に飾るお点前もされました。このお点前は蓋置は竹を使います。持って帰るとき柄杓と蓋置を握り込んで建水と共に下げるので竹なのです。次回は炉の最後の稽古なので花月をして締めようと思います!長板の稽古
昨年私の還暦茶会(2024/10/20)が行われた3日後に生まれた赤ちゃんを連れて今日の稽古日の後いらしてくださいました。その方は出産三日前の還暦茶会にも参加されていました。生後5か月の赤ちゃんです。しっかりとずっしりしていて、私も抱かせていただきましたが重かったです。人見知りしなく私の顔をじっと見ていましたが機嫌よく抱かれていました。とにかく可愛いです。皆さんにあやされても全く不安がることなく時々笑顔もしていて、くしゃみをしてもあくびをしても可愛いです。皆さんにかわりばんこに抱かれても動ぜず落ち着いて機嫌よいです。わざわざ電車を乗り継いできてくださったので、帰りは皆さんにエスコートされながら乳母車に乗って帰られました。皆様もとても癒されたと言われてました。私もめったに味わうことがないほのぼのとした気持ち...可愛いお客様
桜が満開したので、天気とも相談して今朝出かけることにしました。行先は【井の頭恩賜公園】です。井の頭線井の頭公園駅下車して回り始めました。時間は7時台でまだ人もそう出ていません。多分ご近所の方々が散歩やジョギング、犬の散歩などされていてお花見客はまだ少ないようです。でも寒いです。気温は10度以下、満開の桜にこの温度・・・・信じられません。池の両側に桜がずっと咲いていて、池にせり出した桜が静かな池面に映っている景色は素敵です。七井橋を渡って向かえ側を散策。山吹やレンギョウも咲いていて、もみじの薄緑の若葉も桜に彩りを添えています。両側二往復程散策したころには花見客もだんだん増えてきました。こんな寒い中で満開のお花見をしたのは初めてでしたが、朝の清々しい空気の中のんびり散策できてよかったです。お花見2025
芭蕉の俳句【さまざまなこと思い出す桜かな】まさに桜の季節になるといろいろなことを思い出します。私にとっての一番の思い出は上の写真。亡くなる前の年の目黒川でお花見をした時の思い出です。バスで大橋まで行き目黒川に沿って歩きました。桜はほぼ満開で橋から手を伸ばすと花枝に触れるのです。いとおしく桜に触れている主人の姿は目に焼き付いています。天気も良く、そんなに人出もないウィークデイ。いくつ橋を越えたでしょうか?とても良い思い出に残るお花見でした。桜の思い出
東京も桜開花宣言が出ました。しかしまだ一分咲きくらいでしょうか。満開は4月1日位と天気予報は言っています。昨日、今日と気温は24℃―25℃、せかっくの快晴なので薄着して山種美術館に出掛けました。【桜さくらSAKURA2025】展で一足早く桜見物しました。奥村土牛、松岡映丘、河井玉堂、横山大観、小林古径などの桜の絵がずらりと。これ等の絵は前にも見たことがあるものが多かったです。今回石田武という画家の桜の絵2点を私は注目しました。「春宵」は↑沢山の桜の花を気が遠くなるほど一つ一つ丁寧に描かれています。また「千鳥ヶ淵」の絵は、湖面に枝がバランスよく配置され、実際にその場所に立っているよう感じたほどです。他に河合玉堂の「春風春水」も桜は画面のすみっこに描かれていますが、渓流の描き方、船頭さんの必死さがすばらしかっ...美術館でお花見@山種美術館
毎回稽古の後に皆さんとおしゃべりする時間を設けています。私も若い方々からいろいろなお話を聞けて嬉しいし、私からもお出かけした話などをしたいです。今日は修二会にいらした方のお話や来週京都に利休忌に行かれるお話を、私は区民センターで落語を初めて聞いてすごく楽しく笑ったこと等、たわいもないお話に花が咲きました。皆様とこういう時間を持ち、稽古のほとぼり?を覚まして良い時間と思います。時間は30分以内で‥‥ご用事のある方は自由にお帰りになります。稽古は8時半過ぎから始めるので私はお喋り時間も含めて、午後1時ころには終えたいのです。今日は四ケ伝の稽古ばかりしましたのですべて終えたのは2時近くになってしましました。AfterClassのおしゃべり
主人が亡くなってから、いろいろ法事をするうちに私は信心深くなりました。命日には写経をしたり、お葬式をお願いしたお寺の法話を聞きに行ったりしています。我が家は浄土真宗です。五木寛之氏の「親鸞」上下二巻はだいぶ前に読みました。今回アニメで「親鸞」が見られるとのことで思い立って新宿に出かけました。結構すいていて、私くらいの年齢の方が多かったです。アニメは丁寧な作りで景色などとても美しく、私は最後の雪景色が印象的でした。人は必ず死を迎える、死後の「後生の一大事」とは何かと言う命題を与えられ修業。【やがて死ぬのになぜ生きるのか】生きることの意味、人生の目的は・・・・・雪の中少女が父母の粗末なお墓をお参りしている場面に親鸞が通りかかり、少女が「お坊さんも拝んでください」と言います。すると親鸞は「お墓に拝まないでいいん...「親鸞」アニメを見に行く
NHK日美で紹介された展覧会で、すごい行列ができていました。手芸好きの女性が多いのでしょう。私は不器用なのですが、芸術とまで言われるアップリケを見てみたいと出かけました。やはり素晴らしいです!野菜・魚・鳥などのモチーフが多かったです。実際によく観察してスケッチをしてからデザインを決めて制作されるそうです。どれだけ布があったのかと驚くほど生地の色、模様を切り取ってアップリケにしてあるのですが、その縫い方の細かい事驚きの連続です。例えば、ヒョロヒョロのゼンマイや、ひなげしの茎等も細ーく切った布を細かく細かく縫い付けてあるのです。布も木綿、麻、フエルト、タオル、ネル、レース、藍染め、紐等いろいろ、古そうな柄のものもあり、旧家から頂いたりしたようです。子育てなされつつ、40歳から始めたアップリケ。野菜はチラシのあ...宮脇綾子の芸術展@東京ステーションギャラリー
先日展覧会を見に行ったばかりの三島喜美代氏がお亡くなりになったという記事を今朝の朝刊で見てびっくりしました。ビデオでのお話がとても親しみがあり、内容も分かりやすく、絵画を描くということに興味を持たれた経緯や、今回の展覧会に出品されたような作品を作るようになった経緯などゆっくりお話されて芸術家というよりどこにでもいるおばあちゃんと感じました。「私のアトリエはゴミばかりなんですよ」と笑っていらしたお顔が印象的でした。展覧会で見た作品のあの発想力は素晴らしく、今まで誰も作られなかった独創的な作品を世に出されたことは敬意を感じます。展覧会に行けてよかったです。心からご冥福をお祈りいたします。三島喜美代氏を悼む
NHK日美アートシーンで紹介された展覧会。新聞紙や缶を陶器で作るというユニークな作品展です。1932年生まれの女性芸術家です。インタビューもとても好感が持てる方でした。7月7日までとのことで雨の日曜日、早速出かけました。初期の作品は抽象画やコラージュ油彩画の作品が多かったです。60歳ころにシルクスクリーンで印刷物の文字を陶に転写して焼成する立体作品を作られるようになりました。全く新しい発想です。陶による新聞や空き缶、広告チラシ、段ボール箱などが並べられています。ゴミ箱の空き缶は圧巻です。リアルなのですがよく見ると陶製なのです。実際に空き缶作品に触ってみられるところもありましたが、ちゃんと重みがありました。飲み口を覗くと空っぽです。正に空き缶。新聞紙も折り曲げられていますが陶製・・・そして段ボール箱にもびっ...三島喜美代未来への記憶展@練馬区立美術館
台所の流し前のマットを、隣のお嫁さんが下さいました。「父の日のプレゼントに」と言って。主人はもう6年前に亡くなっているのにそういう口実で下さるのです。前のマットはもう長く使っていたものなので気を利かせて下さったのです。表面がつるつるしている花柄のマットです。汚れたら水拭きが出来る新素材マット。マット換えただけでなんだか気持ちが晴れやかに・・・・長く生きていると周りは古くからあるものばかり、時にはパッと新しいものに替えるとこんなにも晴れやかになろうとは、思ってもみないことでした。思いがけないプレゼントだったことも加味して晴れやかになったのだと思います。ありがとう!!マット一つで心が晴れる
久しぶりに行雲棚を出しました。鵬雲斎お好みの棚で、松、桑、梅、桜、椿などいろいろな材質で作られています。雲の形が透かし彫りされてます。風炉でも炉でも使える棚ですが何となく風炉の時期の方が使い易く感じます。そして今日貴人清次点前を練習しました。貴人さん役に座られた方は「お棚を真横からみるといろいろな材質色が見えて興味深いです」とおっしゃいます。貴人清次点前をお濃茶とお薄でしました。これは清次さん(お供さん)が貴人の茶碗等を取次ます。お濃茶とお薄では点前が少し違います。この違いもちゃんと考えると理にかなっていることが分かります。お点前はいろいろ考えられて作られた手順、「何故ここでこうするのか?」等しっかり考えると自ずと分かってきます。生徒の皆様はそう言うところを考え納得しながらお点前が出来るようになってきまし...行雲棚
唐物茶入れを使用するお点前をしています。我が家の唐物茶入れの形は文琳、蓋は瓶子蓋です。瓶子蓋の時は蓋を開けたらその蓋を返して置きます。瓶子というのはお酒を入れる徳利のようなもので細長く胴が張って口は小さい器です。神棚にお供えをするお神酒徳利の形。我が家の仏壇に似たような一対の瓶子があります。↑唐物でも瓶子蓋でないものはいろいろあります。美術館のカタログで調べましたら茄子茶入・漢作肩衝は瓶子蓋でした。そこでなぜ瓶子蓋は開けて置くとき返す…つまり蓋裏を見せて置くのか?蓋をしている時は瓶子は伏せた形です。蓋を返すと本来の瓶子の形になるからかしら?そして平に蓋が置けるからかしら?と。唐物茶入れの瓶子蓋
普段稽古は日中でも明かりをつけてしています。「本来お茶室は暗いのよね」という話になって、試しに明かりを消して自然光で稽古してみました。午前9時半頃で朝日が20cmほど畳に当たっている時間体です。なんだか落ち着いた感じ、お点前さんの影が塗り壁にぼんやりと映っています。黒楽茶碗、茶入れ、風炉、建水が光っています。茶入れには庭・お客の姿も映っています。お客は逆光なのですが、お点前さんの姿は自然光で明るく見えます。お道具拝見は自分の陰で見にくく、返って丁寧に見ます。いつもの上からの明かりでなく、自然光では色々見え方、感じ方が異なるようです。自然光でお稽古
今日のNHK日曜美術館で「宇野亜喜良華麗なるイラストレーション」を見ました。90歳で現役イラストレーター・グラフィックデザイナーです。宇野氏の分かりやすいお話がとても良かったので早速見に行きました。笑わない少女・物憂げな表情の少女のイラストが有名です。会社や演劇・映画の広告ポスター、本の表紙、小説の挿絵、俳句からイメージした絵など幅広くてがけられています。いわゆる画家というより商業美術家です。今回200点以上もの作品が展示されていました。そのようなイラストも宇野氏が発想豊かに自身の考えを可視化したものです。細かく画面には人物のみならず動物や魚鳥等もびっしり描きこまれてるものもます。上のイラストは「恋する魔女」のもの。とにかく発想力・想像力が見事です。イラストの女性は皆物憂げでスレンダーでした。番組では友人...宇野亜喜良展@東京オペラシティアートギャラリー
連休も明け今週は初風炉です。やはり半年ぶりの風炉ですからちょっとセレモニアルな雰囲気でしました。茶事の流れで懐石・炭手前は略して、濃茶をして続きお薄をしました。濃茶は各服点で、続きお薄に入ります。花月札で役を決めて濃茶点てる方、濃茶の正客役、薄茶を点てる方、薄茶の正客役…というように。風炉の柄杓は小さいので各服点を練るときひと杓で二碗分というのが少なく、再度お湯を加えていらっしゃいました。臨機応変で良かったと思います。その後、四畳半花月を楽しみました。最後正客と亭主の方の席の移動も上手に収まりました。初風炉
新緑まばゆい五月晴れの良き日に上総一ノ宮で不白流の先生をしている高校時代の友人Aさん宅で茶事を招かれました。そして茶道はしていないけれども親しかった友人Kさんも加わり3人の傘寿を祝ってくださいました。私はAさんのお相伴でKさんと伺いましたが、私は恐縮しながらも正客になりました。立礼の席での茶事は初めてでしたが足は楽で嬉しいでした。流派は違っても源流は利休様ですから茶事の流れは同じ。先生をしているAさん社中の方がたが懐石・濃茶・お薄で、素晴らしいおもてなしをして下さいました。Aさんは茶道、華道、書、短歌、料理がお得意の才女です。懐石では「海老しんじょ」や「八寸」「お菓子」を手作りされ、どれもとても素晴らしいお味でした。懐石後にはお手作りの金粉が載っている美味しいお饅頭に美味しいお濃茶を、そして社中の方が作ら...傘寿茶事に招かれて
昨年、母の日に隣の長男夫婦から贈られた胡蝶蘭が、今年花を付けました。しかも3個も‥‥まだまだ小さいつぼみがいくつかあります。今まで、2年目に花が咲いたことはありませんでした。カーテン越しに置いたのですが、今年は日の当たり方が良かったのか、水やりが良かったのか分かりませんが嬉しいです!早速隣に知らせましたら、お嫁さんからLINEで「お母さんが愛情込めて手入れしてくださったのでお花も嬉しくて咲いているんですね」と。その言葉でもまた嬉しくなりました。胡蝶蘭
向切逆勝手の、濃茶と薄茶を稽古したので、応用編として「内流し」「外流し」の稽古をしました。水指前に置く棗と茶筅を、「内流し」ではお客様が良くみられるように炉縁に流しておきます。お茶室によっては炉の左が板になっている部屋があります。「外流し」はその板に棗と茶筅を流して置きます。今回は長板や敷板を利用してそれらしく設えました。これ等のお点前ではお客様が棗や茶杓が良く見え、お点前をする方も斜めに向いてするので主客お話がしやすいです。お稽古も今まであまりしたことがないお点前をすると、皆様何か楽しそう・・・でした。逆勝手
気温がなんと26.8度にもなった今日、ツツジを見に根津神社まで出かけました。JR駒込駅ホーム脇にもツツジは沢山咲いています。そこからバスに乗って向ヶ丘一丁目で下車。交差点には根津神社の案内表示があり、それに沿って歩くこと3分ほどで着きました。大きな神社です。まずお参りをしてからお花見です。今年は早いそうでほとんどの木が満開、赤・ピンクが主で華やかです。黄色い花やオレンジ色の花も1,2本ありました。花は小ぶりでびっしりついています。サツキかツツジか見分けられませんがとにかく小山のような所に咲いていて階段を上って上から見ると素晴らしいでした。やはり同じ種類の花木がまとまって咲いていると見事です!災厄に会わないよう朱の鳥居のトンネルも歩き、帰りは根津駅からメトロで帰りました。根津神社のツツジ
私は高校時代に卓球部に入っていたので、大学も卓球愛好会に入っていました。愛好会ですから学外の卓球場(当時は大井町)で練習します。夏には軽井沢で合宿もありました。卓球の腕は下手でしたが楽しく過ごしていました。現代の卓球は別のスポーツのようで、その頃はサーブの技もありませんし、ラケットもペンホルダーが主流でした。その愛好会の同期会がありました。皆80歳前後です。亡くなった方も4,5人いらっしゃいます。地方にいらっしゃる方も‥その日は6人青山のイタリア料理店に集まり、いろいろと楽しく過ごしました。今も趣味で卓球をされている方もいます。後日、写真が送られてきました。素敵に齢を重ねてきた面々が写っていました。私は80歳を区切りにこれが最後の同期会かと思って参加しましたが、また来年もしましょうとのこと、元気に再会を願...同期会
雲一つない快晴であったので六本木まで出かけました。気温も高く、Tシャツにブラウスを羽織ってちょうどよいくらいでした。この画家は「寒月」を以前に見てから注目していました。今回は「四季らんまん」と称して「雪中梅花」「柳桜図」「燕子花図」「菊花図」の四季の大きな屏風がズラッと展示されていて圧巻です。「燕子花図」屏風と言えば根津美術館にある尾形光琳の屏風が有名です。櫻谷の「燕子花図」屏風も金地に流れるように描かれている構成は似ています。青と草色の色も似ていますがガクの白が目立ってます。しかも胡粉が盛り上がった感じの白。後、得意の動物画が何点かあり、鹿やタヌキ、リス、イノシシ、ライオンの絵などもありました。何かのにおいを嗅いでいる鹿の表情はかわいく、毛並みは一本一本細く細かく描かれています。ライオンは昔見た竹内栖鳳...ライトアップ木島櫻谷展@泉屋博古館
今月は上級の方は【真の行台子】の稽古です。その他の方は八炉の稽古をしました。台子はそのまま置いておいて出来る稽古は何かしらと考え、逆勝手稽古にしました。風炉先屏風をいろいろな向きにして、まず【向切】の設えにして本勝手と逆勝手の稽古です。お点前する方の右にお客が座るのが本勝手。お点前する方の左にお客が座るのを逆勝手と言います。八畳をうまく仕切ってするのでお客様は窮屈な所に座ることになりますが、稽古なのでご勘弁を。逆勝手でお濃茶点前をしたことが今までありませんでしたが、やってみると中蓋とか中仕舞など色々出てきてつまずきながらも良い頭の体操で楽しく稽古できました。逆勝手点前
裏千家の冊子「淡交タイムズ」4月号家元の巻頭言に私は『そうそう‥」と同感した箇所↓がありました。最後の〆の文です。【あることを一途に研鑽をしていくうちに学ぶべきいろいろなものが自然にやってくる】この文です。茶道でもお点前を何回もしているうちに、「ここはどうしてこうするのだろう?」とか疑問がわくことがあります。また他所のお茶会に行った時に使われていたお道具について調べたり、いろいろと知りたくなります。そして調べたりして新たな学びが広がっていきます。そしてだんだん深く学びたくなります。つまり学びが学びを産むことになります。茶道を長く学んできたお陰で、私はこの歳になっても学ぶ材料が沢山あることは幸せです。学びが学びを産む
3月末あたりから十何年ぶりに風邪をひいてしまいました。熱はなく今は咳だけが残っています。遅かった桜も開き、このところの気温で今週末が満開のようですが、今年は、隣の桜の木と、TVのお花見情報でお花見することにしました。隣の桜は孫が生まれた時に植えたもので、それが今は背も高く花も沢山つけています。毎年私は目黒川沿いの桜を見に行くのですが、TVでよく映っていますのでそれを見てお花見に行ったつもりにします。ちなみにこの写真は主人の最後のお花見・・・今年の花見
春生まれの娘の5X歳の誕生を祝いました。社会人2年目の孫が日本橋の某フランス料理のお店を予約してくれました。私、最近は日本橋あたりは行ってないので”おのぼりさん”状態です。一階にあるこのお店やはり洒落ています。コートを預け席に案内されます。大きな窓から外を歩いている人や車が目の高さで眺められます。テーブルセッティングにもワクワク感が。まず春色の飲み物、私はジンジャーエールで乾杯!あとは前菜・スープ・メインディッシュと続き、最後はワゴンケーキがきて好きなものをいく種類でも選べるのです。私は桜色のシフォンケーキとプリンを選びました。ゆっくり食事が進みいろいろお喋りしてなんと3時近くまでになってしまいました。社会人になった孫のおごりで、赤ちゃんから世話してきたこの孫もこんなに大きく立派に成長したこと感慨深かった...娘の誕生会
今日の稽古は途中お帰りになった方もいらしたので、4人で貴人清次花月をしました。四人では乞い札をすることが多いです。その練習にもなりました。私は貴人の札を取り、次客の方にいろいろ取り次いでいただき楽しました。しかし仕舞花に当たりました。貴人が仕舞花になったので札を持って点前座に。お供に方にお薄を点てて、貴人茶碗で仕舞付け・・・・”己が水”と言って自分の茶碗ではお湯は使わずすぐ水で茶筅通しします。お供の茶碗の仕舞付けもして敷き合わせに建水・供の茶碗・千鳥板を置いて自席に戻ります。思いがけず点前をする機会を得、立ち居振る舞いがピシッとは出来ませんでしたが楽しかったです。貴人清次花月
NHK日美で朝倉彫塑館を取り上げていましたので早速出かけました。明治から昭和にかけての彫刻家”朝倉文夫”が、アトリエ兼住居としていた場所が会場になっています。兄”渡辺長男”がすでに彫刻家になっていてその兄を頼って文夫も芸大で彫刻を学びました。中に入ると天井が高く明るく広いアトリエにびっくりするほど大きな小村寿太郎の像が鎮座しています。大熊重信像や、松井須磨子像のほか女性像等が静かに配置されています。アトリエから廊下伝いに行くと中庭には大きな池があり鯉が泳いでいました。この池、「仁」「義」「礼」「智」「信」の五典石が配置されているこだわりのある池です。そして書斎や居住されていたお部屋がいくつも池を囲むようにあり、二階に上がるとまたそこにはいくつかの部屋があり、窓からは大きな池が見下せます。そして猫の彫刻があ...朝倉彫塑館@谷中