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  • 炉・最後の稽古

    今日は炉の最後の稽古日です。久しぶりに「貴人清次花月」をしました。コロナも完全には終わっていないので、清次用の千鳥茶巾を3枚用意してそのつど替えるようにしました。この花月の特徴は茶を頂く方が予め決まっていることです。貴人だったら貴人茶碗で、清次でしたらお供の茶碗で薄茶を点てます。千鳥板の扱いも一の月が貴人の場合と清次の場合では違います。「月」「花」「松」と名乗る時期もいつもと違います。いろいろ考えながらしないといけないので、大変ですが、3回も稽古でき、良い炉の稽古納めが出来ました。難しいものは楽しいです。毎年連休中には炉から風炉の設えを変える作業をします炉・最後の稽古

  • 生徒さんから招待されたお茶事

    昨年茶名を拝受された方から茶事のご丁寧なご案内を頂き、昨日水曜クラスの皆様と共に伺いました。新宿のビル内の茶室ですが、露地も設えていて露地草履で通い蹲で清め席入りをします。川端康成も訪れたことがあるという由緒あるお茶室です。床は二畳です。お軸は「一期一会」横物で足立泰道老師の力強い文字。これから始まるお茶事に期待が高まります。主客ご挨拶の後初炭点前。羽箒は孔雀、お香合は金色の花喰い鳥。その後懐石に入ります。プロのお料理なのでどれも大変美味、亭主は5人分のお料理を何回もお運びくださいます。主菓子を頂き中立。銅鑼の響きを謹んで聞き、またお茶室に。床は花に変わっています。いよいよお濃茶点前です。ご亭主の方はお稽古通り落ち着いて綺麗な所作でお濃茶を練られます。正客の私はそれを頂きます。深い味わいで甘さも残る、お練...生徒さんから招待されたお茶事

  • 鵬雲斎の百年展

    京都に出張でいらした生徒さんからパンフレットを頂きました。4月19日で100歳になられる裏千家15代鵬雲斎大宗匠を記念して4月15日から茶道資料館で開かれる展覧会です。大宗匠の大正・昭和・平成・令和と100年の歩みで、作陶されたお茶碗や、水指、お好みのお道具、作られた茶杓などが展示されるようです。100歳になられた今もお元気に講演や百寿茶会でお濃茶を練られるお姿等、同門の私達には本当に心強く感じます。戦争中では特攻隊員となられ、実際にはその命令は出なかったそうですが、戦後は早世した淡々斎の後を継がれて、「一碗からピースフルネス」を提唱、日本のみならず海外にも茶道を広められました。このパンフレットを下さった若い生徒さんは「大宗匠は円能斎ともおじいさまとして会話などなさっていらしたこと考えるとすごいこと!」と...鵬雲斎の百年展

  • 唐物の序列

    行の行台子の稽古の時、唐物と一口に言っても序列がある事お話ししました。「四ケ伝の稽古でも唐物点前と盆点で使う唐物は序列が違う、盆点の方が盆が付くし揉み手もあるでしょ」「行の行台子」で使われる唐物はこれらより序列が上ということでしょうね」では「序列はどのように誰によってつくられたのかしら?、遠州かしら?」と何気なく言うと、生徒さんのお一人が「松平不昧も所持されているお道具の中でよい物を選定されたのでは」と言われました。「姿・景色の良い、伝来がちゃんと分っているものが名品なのでしょうね」と私。思いがけず生徒さんと素敵な高尚な会話が出来ました。後で私も茶道辞典で調べてみました。小堀遠州は【遠州蔵帳】で名物を選定しています。いわゆる中興名物と言われるものです。しかしこの正本は後で孫や数寄者などがメモを付け加えたり...唐物の序列

  • 逆勝手の稽古

    八炉の稽古の一環として、逆勝手の稽古をしました。お茶室が小間の場合、炉の位置がいつもと違うところもあります。そういうお茶室でお点前をする機会はめったにありませんが、頭と足の刺激になるものです。風炉先屏風をいろいろと置き換えて逆勝手の茶室に見立てます。いつものお点前(本勝手)の時と帛紗を付ける位置も部屋に入る足も右左違います。始めは「そこ違うわ」とみんなで笑ったりしていましたが、しているうちにちゃんと出来るように。脳を活性化し、ちょっとスリルも緊張感もある稽古でした。逆勝手の稽古

  • 「部屋のみる夢」展 @ポーラ美術館

    ボナールから現代の作家までの室内画の企画展。家から3時間半近くかかって箱根のこの美術館にたどり着きました。JRと箱根登山鉄道やバスと乗り換えを何回かして無事着きました。山を削って建てられたような地下2階の建物で、あたりには何にもない本当に山の中腹にポツンとある立派な美術館です。まず驚くのは展示してある絵画すべて写真を撮ってよいのです。シャカシャカ取っている方が何人かいらしたので、私も一応係に方に聞きましたら「良いのですよ」との返事。マチス、モリゾー、ボナール、ヴイヤール、ハマスホイの室内画に続き、現代日本の作家の佐藤翠、森山友一朗の室内画が展示されていました。室内画はその家に入らせてもらった感じです。家でリラックスしてたり、考え事をしていたリ、ピアノを弾いていたリ、本を窓辺で読んでいたリ、子供とバルコニー...「部屋のみる夢」展@ポーラ美術館

  • お花見

    まだ3,4分咲きのようですが、天気が良いうちにと娘と目黒川沿いの桜お花見をしてきました。池尻側から歩き始めましたがここの桜は1分咲き、まったく花が見られない木もあります。「やはりお花見には早すぎたわね」と話しながらそれでも雲一つない快晴で散歩するのも快適です。山手通りに近づくにつれ4,5分咲きの木が増えてきました。山手通りを過ぎ中目黒方面に進むにつれ花見客も増えて、5分咲きしている木がどんどん増えてきます。来た甲斐がありました。川沿い三階建てのスタバには長蛇の行列が。三階からみる桜はさぞ見事でしょう。ちょっと足が疲れたので中目黒の少し手前で引き返しました。幹の途中からかわいく芽を出し花を咲かせているものも・・・・サクラ独特でしょう、生命力があふれている感じがしました。バスで三茶に戻り、一度は行ってみたかっ...お花見

  • 失ったものを数えず…

    今日のNHKラジオ深夜便午前4時からの番組で、建築家の吉田紗栄子氏のお話に感じ入るところがありました。それはパラリンピックの提唱者のルードヴィッヒ・グッドマン博士の言葉です。”失ったものを数えないで、残っているものを最大限に生かせ”これは障碍者に向けた言葉ですが、最近老化が目立ってきた私にも響く言葉です。歳をとると耳も遠くなり、歯も抜け、頭髪も減り、黒髪も白髪に、体力も衰え、容色も衰え、記憶力も悪くなり、勘違い等・・失うものが多いです。このようなことで私も参っていました。自然の摂理ですからこういうことは仕方ありません。悪あがきしてもどうしようもありません。残っているものを考えると、まだしっかり歩ける、家事も出来る、庭仕事も出来る、出かける意欲も大である、読書も好き、書道も好き、筆まめである、PCやブログも...失ったものを数えず…

  • 佐伯祐三展 @東京ステーションギャラリー

    1月から4月初めまで開催されているというのに今日はすごく行列が出来ていました。入場券を持っていましたがその列も長かったです。”自画像としての風景画”という副題がついています。自画像が10枚ほど展示されてますが「立てる自画像」は戸外でパレットを持って佇んでいますが何故か顔の部分が青い風?でかすんでます。東京に移り住んでからは下落合の風景何枚か書いています。中でもテニスをしている風景は印象深かったです。静物画もありました。パリに行ってからはヴラマンクに影響されたか初期のパリ風景画は暗い色調です。しかし、彼独自の視点を描くようになります。パリの町角の建物の外壁に貼られたポスターや、看板を描き、そこに埋め尽くすように文字が並びます。そして人物を線のように一人入れ込みます。重厚な石壁の表現も見事。結核にかかり外に出...佐伯祐三展@東京ステーションギャラリー

  • 予習

    稽古日の前に必ずではありませんが予習をします。今週は長板総荘と長板一つ置きの稽古をすることになっています。久しぶりなので予習をしました。濃茶と薄茶ではお釜の蓋の開け方に違いがありますし、火箸の扱いもあるので教則本で確認して予習をしました。長板一つ置きもついでに稽古をしようとそのお点前も確認。何十年も茶道をお教えしていますが、予習は大事。先日は思い込みで間違ってお教えしてしまったことで大反省。予習は大事!!ある生徒さんからお軸の巻き方も教えてもらいたいとのことでそれも今回稽古しようと・・・予習すること、勉強することがあり幸せ感じます。勉強は楽しい!!予習

  • ひな祭り

    日も長くなり、日差しも明るく春になりました。3月3日ひな祭りなので、それに因んだお道具でお薄を点てました。お軸はお雛様、釣り釜にして、ツボツボ棚に津軽塗の棗、お茶碗はお雛様の模様、蓋置はぼんぼりです。お雛様のお茶碗はこの時期しか登場しません。1年に一回の登場です!「西王母」の名の和菓子頂き、美味しいお薄を頂きました。この歳になってもお雛様を楽しく祝える幸せ‥‥茶道を続くて来てよかったです。雛あられや菱餅がお店に出ていますが、お雛様を飾るお家、少なくなってきたような?ヴァレンタインの日、ホワイトチョコレートのお返しなどのイベントがお雛様を席巻してしまっているよう・・・我が国古来の文化を大切に継続したいです。ひな祭り

  • ぶりの骨

    今はぶりが美味しい季節。切り身では背側より腹側の方が油が乗っていて好きです。昼食に照り焼きにして頂きました。飲みこもうとした時「アッ骨」と思った時はのどの先まで行ってしまった感が・・・「仕方がない飲みこむしか」と。”ご飯を丸呑みするとよい”ということが頭をかすめ、ご飯を二度三度丸呑みしました。痛かったですが通ったようでした。多分1cmくらいの骨です。しかし、後でのどがどんどん痛くなってきました。水を飲んでも痛いですし、何もしなくても痛いです。急いで耳鼻科に駆け込みました。喉の奥を見てもらいましたが分からないので鼻からチューブを入れてみましょうと言われました。チューブの先にカメラが付いていたようで後で画面を見せてもらいました。「どこにも骨は見られませんでした。」と先生。「もし骨がのどの肉に入ってしまっていた...ぶりの骨

  • バレンタインデー

    今日、高1の孫からバレンタインのクッキーを頂きました。部活仲間やクラスのお友達からもらったものもこの頃は皆手作りのものが多いそうです。それで孫もチョコレートも入れたクッキーを作ったのだそう・・・大変ですね。かわいい包装にしてシールまでこだわってました。バレンタインの行事が無かった世代でよかった‥と思ってしまいました。早速主人にお供えをして、明日有難く頂きます。どんな味か楽しみ!!!有難う!!!バレンタインデー

  • 研究会をオンラインで

    研究会をオンラインで参加しました。初めてだったので画像が出てくるまでの作業に手間取り、20分掛かりようやく画面が出てきました。今日の項目は長板総荘り。初炭手前は画面が出てきたときはもう香合の拝見の時でした。香合に花押があればそのことも聞かれずともご披露したらよいと業躰先生。濃茶では男性の方のお点前。受け答えの声が大きく良かったです。私は稽古時にいつも生徒さんに言っているのですが、「もっと大きな声で」と。お客様は2人。しかしコロナの時期正客だけが濃茶を頂き、次客は頂くふりをします。利休様以前は一人一碗が常で、「一味同心」と言って一碗を飲みまわしするようにされたのは利休様でした。亭主は拝見したお道具をお返しするとき、お道具を返す位置正面に座ってお返しすること学びました。薄茶では煙草盆が出て「おくつろぎください...研究会をオンラインで

  • 便利な世の中

    昨日は東京でも雪で寒い一日でした。しかし有難い事にガスストーブやエアコンなどで暖を取ることが出来ます。私が少女の頃はエアコンなどありませんし、居間には火鉢と炬燵(これも炭火です)があり、一家団欒食事をし、テレビを見ていました。入浴も毎日ではなく、浴槽もガスですが木製ヒノキのもので、シャワーはなく家族が時々次々水を入れて追い炊きをしつつ間を置かずに入っていました。トイレは水洗ではありません。水道も蛇口をひねればお湯などということはありませんでした。それが当たり前と思っていたので不満などはありませんでした。こういう時代は昭和40年代、結婚後も続きました。アメリカで3年間過ごしたときは、生活の豊かさに驚き、こんな豊かな国と戦争したのだと思ったものでした。それが徐々にエアコンが普及し、水洗トイレ、蛇口をひねればお...便利な世の中

  • 東大寺お水取りのお菓子

    生徒さんから珍しいお菓子を頂きました。奈良の萬々堂の名「糊こぼし」です。東大寺二月堂お水取りの時期にこの椿の造花を須弥壇にお供えするそうで、それを模したお菓子とのことです。紅椿に白い糊が付いたようなものなので「糊こぼし」という名がつけられてます。初めて頂いたお菓子ですが、中のきみ餡の色もきれいでやわらかいお菓子です。東大寺開山堂にこの椿があるそうです。季節限定の貴重なお菓子を皆様と頂きました。箱もきれいなので取っておきます。東大寺お水取りのお菓子

  • 蓋置の拝見

    大分前の午年の時に初めて友人に誘っていただき立礼の茶会をした時に求めた蓋置。真葛造の春駒の絵が描かれているものです。初午も近い事なのでお稽古に使いました。絵があるのですが炉縁に置くとお客様から絵は見えません。絵のある蓋置はどう置くのか調べましたが、花押のあるものでも花押を前にして置きやはり客側からは見えません。見せびらかすものではないという茶道のつつましさでしょう。そこでそういう時は正客が気を利かせて茶器の拝見をお願いするとき「蓋置も拝見できませんでしょうか」と所望するとよいのでは…今回初めて蓋置の拝見をしました。柄杓を棚に飾って、蓋置は棚に飾らず、棗と茶杓を出す位置より下座に出します。正客はお道具を返すとき蓋置はやはり出された位置に返します。亭主は拝見物を取りに出てお尋ねにこたえ、蓋置を棚に飾り、薄器も...蓋置の拝見

  • 十よりかえるもとのその一

    利休道歌に「稽古とは一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一」というのがあります。正にその道歌を反省をもってつくづく思い知ることが起きました。上のお点前をある個所間違えて皆様にお教えしてしまったのです。このところ「大円草」というお点前を各クラスでお教えしていました。今日生徒さんから「先回お稽古したお点前で私のメモノートと全く違う手順でした」と言われました。「えっ、どこが?」と聞くと、「練り上げたお茶をお客様にお出しする手順が」とおっしゃいます。私は今回お教えした手順が正しいと頭から思っていたのですが、「私のノートも見てみるわね」と言い見直してみましたら、ナントその方の手順が書かれていました。ガーン!!!です。思い違いをしていました。ショックやら恥ずかしいやら・・・大反省です!事前に頭の中では予習をして...十よりかえるもとのその一

  • 友からのお手紙

    素敵な寒中見舞いを頂きました。高校・大学と一緒だった友人からで、私とは流派は違いますが、茶道の先生もされています。昔から書がお上手で、巻紙でもハガキでもさらさらと麗しい文字や絵も添えたお手紙を頂きます。私も筆まめなのでお手紙のやり取りはずっと続いています。美しい筆文字のお手紙は大事に小引き出しに取ってあり、かれこれ40通にも・・・そして今回は紅梅白梅が枝いっぱいに広がった紙にさらさらと。短歌も詠まれる方ですが、今回のお手紙には何と長歌が認められていました。長歌まで詠まれるなんて…受け取った私は平安時代にワープした感じ!さてどうお返事しましょうか。拙筆ながらも心を込めて・・・書くことにします。友からのお手紙

  • 写経

    茶の稽古がない週はいろいろと出かけます。今日は薬師寺東京分院に行き、写経をしてきました。2月は母と主人の祥月命日の月、また父は3月1日が命日なので、写経をする気持ちになったのです。休日の為か写経をする方は多かったです。墨をすって心を整え、約1時間と少しで書き終えました。薬師如来様の像の前に提出して、手を合わせました。納経集印帳に印も押していただきました。五反田までの帰り道は、昨年秋に奈良の薬師寺に旅行した時を思い出しながら何か清々しい気分で坂を下りました。写経

  • -4℃で植物が…

    東京でも昨日と同様気温はマイナス4度。あまり東京では経験したことがない低温。朝刊を取りに外に出ましたら(6時近く)蔦やツワブキの葉がクタンとなっています。また蔦は葉が黒くなってしまい、大事にしていたクリスマスローズもクタンとしおれています。枝もののセンリョウや、ビョウヤナギの葉も下を向いてしまっています。びっくりしました。このところ雨らしい雨が降ってなく、土はカラカラのところに気温が零下になったから?凍ってしまったようです。昼には8℃くらいになるそうですからどうなりますか・・・・-4℃で植物が…

  • 諏訪 敦 「眼窩裏の火事」展 @府中美術館

    窩BS4ぶらぶら美術館と、NHK日曜美術館で取り上げていた展覧会です。会場に入ると、病室のベットで点滴などされて寝ている老人の大きな絵が飛び込んできます。この老人は画家のお父様だとのこと。ちょっと古そうなベット、布団、点滴など治療の器具、お父様のお顔等、病室の様子があたかも写真のようです。近寄ってみると確かに絵です!お父様の最後らしいお顔の鉛筆デッサンの隣には、可愛い赤ちゃんのデッサン画が‥‥これも鉛筆で超写実に描かれています。先に進むと女の人がだんだん朽ちていく連続的な絵があります。おばあさまが1945年ソ連侵攻で満州にわたり難民収容所で栄養失調とチフスでなくなったことを描かれたそうですが、これらの絵はちょっとつら過ぎました。次の部屋には超リアルに描かれた静物画が展示されています。この画家独特の陽炎のよ...諏訪敦「眼窩裏の火事」展@府中美術館

  • 「推し」の隠岐の海 引退

    今朝の朝刊で隠岐の海引退の記事が載っていました。今場所は初日からずっと黒星が続いていました。このところの場所でも負け越しばかりでした。そして引退とのこと・・・・残念ですが37歳まで頑張られて現役されていたことは素晴らしいと思います。ブログ2022・8・21に書いたように、私は隠岐の海をずっと「推し」してきましたが、これからは「君が浜」親方として後進を指導されるとのことです。長い間お疲れさまでした。強い力士を育てて下さるよう応援します!「推し」の隠岐の海引退

  • お道具の扱い

    お道具の扱いというとお点前中の扱いを連想します。しかし、消耗品の柄杓や茶筅、お仕覆などの扱いにも注意したいです。先回の稽古でなんと柄杓の合と柄が外れてしまいました。柄杓を建水に載せて持ち込む時、結構柄杓を落としてしまうことがあります。また釘のあるお棚に柄杓を掛ける時ちょっと無理したり、どこかにぶつけたりしてしまうこともあります。そうして少しずつつなぎ目がずれてきたのだと思います。又、茶入れの仕覆の紐を通しているつがりの糸がほつれてしまったり・・・これは結んだりほどくとき雑にしたためです。もっとも、稽古で何十回と紐を結び紐がヨレヨレになってしまうのは、稽古の勲章。柄杓や仕覆なども心して扱わなくてはなりません。合が外ずれた柄杓ですが、乾燥させてから入れてみましたらなかなか難しかったですが不完全ながらはまりまし...お道具の扱い

  • 書初め2023

    自主グループでしている書の会で、書初めをしました。たった3人の会で、区民センターでしています。その中の上手な方のお手本で、「歓喜」と書きました。半紙に何枚か練習ののち、条幅サイズの紙を切ってお清書しました。お手本はカスレもありましたが、私はあまりカスレが出ませんでしたが、気持ちよく書けました。あと、私が今年の気持ちとして考えてきた「而今」も書いてみました。今この瞬間・瞬間を大切にする、今を生きる…といった意味の言葉です。ご指導して下さっていた先生が亡くなられて自主グループになりましたが、一人減り二人減り…で今は3人になってしまいました。私はむかし字が大変下手でした。それが習うようになって10年近くたったころ主人に「なんでも習うと上手になるものだね」と言われ嬉しかったです。それで今も書を楽しみながら続けてい...書初め2023

  • 初釜2023

    好天の中初釜をいたしました。昨年のうちに水曜クラスと土曜クラス混合で二つのグループに分けをしました。そして当日に代表者がくじを引き、濃茶席か薄茶席かが決まるというちょっとスリリングな試みです。即席のグループでそれぞれの席を設けるのです。お道具組は濃茶席・薄茶席予めお知らせしておきました。今はLINEなどでそれぞれのクループで役を決められていたとか・・・・普段の稽古をしっかりされているので、その延長としてどれだけ出来るかちょっと試みたかったわけです。私は一切口を挟まず客に徹し、両方の席に入らせてもらいました。お点前の方、半東の方、正客の方、お運びの方など、とても見事に立派になさいました。厳かに新春らしく緊張感のある初釜は大々成功!でした。もう私の口出し無しでも皆様立派にお出来になること確認し、大変感激した今...初釜2023

  • 初ウオーキング

    元旦・2日とおもてなしで日が暮れ、3日はちょっと一休み。今日も冬晴れの天気、初ウオーキングをしてきました。駒沢オリンピック公園です。途中まではバスに乗り、公園内をずいぶん歩きました。ランニングコースが線引きされていて結構の人数走ってます。中央広場まで行きました。凧揚げをしてたり、バトミントンをされてたり、乳母車でお散歩の母子、おじいさんの日向ぼっこなどいろいろです。空は雲一つない青空…とても気分が良いです。道路を渡ってる橋を歩いて室内競技場の方まで足をのばしました。帰りはルート246に沿って歩いて駒沢大学駅から地下鉄ひと駅乗って帰りました。結構歩いてスマホを見ると8025歩でした。寒い時期は昼間ウオーキングをします。初ウオーキング

  • 2023年正月

    明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。元旦には娘の一家が来てくれました。毎年元旦にお墓参りをするそうでその帰りに寄ってくれたのです。ちらし寿司等でおもてなし。あと牛肉サラダとお吸い物、スモークサーモンとさらし玉ねぎ。牛肉サラダは、平成4年NHKきょうの料理の本からのレシピ。”これっきり牛肉サラダ”と加藤タキさんおすすめのものです。私もお客様には今までに何回も作りました。美味しいのです。ちらし寿司にはお正月なので奮発してトッピングにイクラをのせました。娘や孫がいろいろ盛り付けなど手伝ってくれ助かりました。二日には隣の長男一家が来てくれました。元旦と同じお料理でおもてなし。小学生がいるので居間では机が低く食べにくいのではと、今日はお台所で頂きました。皆「とても美味しい」と、ちらし寿司...2023年正月

  • 先行お参り

    今年も今日午前中に明治神宮にお参りしてきました。お正月は混むので年内のうちにお参りするのがこのところの行事になりました。先行お参りというか、一年の感謝お礼お参りの意味もあります。”今年も無事一年過ごせ有難うございました。来年もよろしくお願いいたします”・・・と心の中で言い、手を合わせました。歩くと玉砂利の音と鳥のさえずりしか聞こえない静寂な道をすがすがしい気持ちで引き返しました。芝生の方にも足を延ばし朝の空気を胸いっぱい吸って気持ちの良いお参りが出来ました。先行お参り

  • 鳩がセンリョウを

    お正月に欠かせない千両の実が日ごとに少なくなっています。鳩が毎日食べに来るからです。鳥は「赤」が分かるそうで赤い実ばかりを食べます。隣には白(黄色)のセンリョウもありますがそちらの方は好まないようです。鳩も寒くなってお腹がすくのでしょう。裏の方にもセンリョウがあり、そこはまだ気が付かないよう・・・・我が庭のあちこちにあるセンリョウはもとはと言えば鳥が種をフンとして落として生えたもの。沢山食べて寒さに備えて!と・・・おおらかに見ています。鳩がセンリョウを

  • X'mas 2022

    隣に呼ばれてクリスマスケーキをみんなで頂きました。孫にはタオルハンカチとお菓子、家族にはいろいろな入浴剤をプレゼント。高校生の孫からなんと「ライオンのおやつ」の本を、下の小6の孫からは自作のクリスマスカードそれにクリスマスの花籠を頂きました。お嫁さんからはマフラ長男からはケーキを。なんだか申し訳ないくらいプレゼントを頂きました。今年のケーキはちょっと小さめのホールケーキ。これを5等分するのにお嫁さんは苦心。その後、ゲームをしようということになりました。カラフルな何本かの棒で組み立てた塔?を一人ずつルーレットで出た色の棒を外していくというゲーム。注意深くするのですがバランスが悪いとバラバラと塔が崩れます。スリルがあります。今年も楽しくX'masが過ごせました。帰って早速「ライオンのおやつ」を読み始めました。...X'mas2022

  • 忘年茶会

    クリスマスイブの今日、某お茶道具やさん主催の「忘年茶会」に行ってきました。一人の生徒さんが行ってみたいとおっしゃるので私もご一緒に行きました。コロナ過で一席の人数も決まっています。申し込むのが遅かったので朝9時からの席になりました。寒く夜明けが遅いこの時期、暗いうちに食事を済ませ着物を着て早めに出かけました。この頃歩幅が狭くなり時間を多めに見積もっています。早目と思って着きましたが、すでに結構いらしていて、さすがお茶人と思いました。生徒さんも既にいらしていました。続きお薄の席です。お軸は鈍翁の「常識是茶」の横物でした。お点前の方はこのお店の息子さんでいつもは京都のお店の店長をされている方です。半東さんも男性でした。お濃茶の時、抹茶を入れて茶杓で茶をはらう時、左の指でポンポンと払われました。お茶碗も長入の赤...忘年茶会

  • 茶筅供養・稽古納め

    2022年も無事に稽古納めをすることが出来ました。茶筅荘りでお濃茶を頂きます。茶筅は消耗品ですがお茶を点てるのに無くてはならない大事なものです。今日の茶筅には赤い糸が結ばれています。各服点でお濃茶を頂きました。その後本来ならば後炭点前をして点炭の代わりに茶筅をくべるのですが、今回は簡略にすぐ釜を下ろして茶筅を炉にくべました。それが燃え尽きるまで皆様と「般若心経」を唱和して茶筅を供養終了ですそれから早めに年越しそばを頂きました。冬至も近いことなのでかぼちゃと小豆の煮たものも添えてお出ししました。恒例になった今年の漢字のご披露です。皆様それぞれ書いていただいて、そのいわれを発表していただきます。私は「幸」と書き、今年はいろいろ楽しいこと、幸せを感じることが多かったのでそのようなお話をしました。皆様のお話を聞く...茶筅供養・稽古納め

  • 許状受け渡し

    今日の稽古でお二人にお家元からの許状をお渡ししました。お一人は「茶名」です。私が茶道教室を始めて30年近くなりますが茶名までいかれた方は今回で三人目です。どんなお茶名がお家元から頂けるか本人はもとより私も楽しみでした。漢字二文字に子が付くお名前だったので、どちらの漢字が使われるかしらと‥‥珍しいほうの漢字が使われていました。お茶名は茶道を習っている方には憧れの目標です。お二人目の方は「大円草」と、「引次」です。教諭の免許もある方で将来的には学校茶道等でお教えしたいと言われます。「引次」は、助講師の資格です。「行の行台子」までの許状は皆さんに取っていただきたいと日頃から言っています。何故ならそこまで頂くと淡交会に入会出来て、研究会や家元の講習会等に参加できるからです。それ以上の資格は生徒さんの意思におまかせ...許状受け渡し

  • マイナンバーカード

    10月に申請したマイナンバーカードを受け取りに行ってきました。こういうカードでこれからはいろいろな手続きをする時代になるのでしょう。個人情報が詰まっているカード?紙の個人番号通知カードをもらったのが7年前の平成27年でした。私という個人を番号で処理する・・・何か物扱いされているよう・・・な気も。合理的と言えばそうですが。18歳以上は10年間ごとに更新をするそうです。次の更新するまで生きられるでしょうか?12月まではマイナーポイントが付くらしいですから、その手続きを申し込もうと思います。インフルエンザの予防注射も打ち、5回目のコロナワクチンも打ち、今回マイナンバーカードも受け取り‥‥今年の役所関係の事はすべて終えちょっと一段落。マイナンバーカード

  • 庭掃除

    雨になるということで、庭掃除に精を出しました。昨日は玄関周りを、今日は南側を掃除しました。気温も快適で、蚊がいないことで結構はかどりました。この頃は庭仕事は一日せいぜい1時間半くらいに留めておきます。枝を切ったりするのは楽なのですがその後始末や、腰をかがめての草むしりが辛くなりました。腰をかがめての前進がこの頃特に弱くなってしまいました。しかし昨日今日で45Lのごみ袋2個がいっぱいになり、庭はさっぱりしました。白玉椿やほかの椿も咲き始め、茶道の稽古に使えると思うと嬉しくなり、「今年も咲いてくれたのね」と感謝!庭掃除

  • 女子高クラス会に

    コロナで延期されていたクラス会に行ってきました。高校卒業60年目、参加者は13名でした。この歳になるとご本人が病だったり、連れ合いの方がご病気であったり、親御さんの介護など…出かけられない方も何人か。マスクもあってちょっと「どなただったかしら?」と思った方もいましたがすぐ分かりました。お話していくうちにみんな高校時代に戻っています。たわいない話に花を咲かせて約2時間半のクラス会は終わりました。久しぶりに降り立った駅の変わりように驚き、また三年後に会いましょうと言って別れました。女子高クラス会に

  • 神宮のイチョウ並木

    友人と明治記念館で昼食後、銀杏並木を散策しました。日曜日なのでとても大勢の人が出ていました。南に面した並木は真っ黄色に、北側はまだ緑が残っています。そして落ち葉も歩道を敷き詰め晩秋というか初冬の風景を楽しみました。友人とおしゃべりをしながらの散策、あっという間に端から端まで歩いてしまいました。並木道の先にある「聖徳絵画館」にも寄りました。この建物が立派、入ると大理石のモザイクの床、天井はドームで高ーいです。左右に展示室があり、明治天皇の一生を描いた大きな大きな絵画がなんと80枚近く展示されています。16歳で天皇に即位。明治維新で日本がいろいろガラッと変わった激動の時代を天皇として政り事をされ、さぞ大変であったであろうと・・・新国立競技場も外観を眺めながら大江戸線の駅に。天気予報では雨でしたが、幸いなことに...神宮のイチョウ並木

  • 正倉院展 @奈良国立博物館

    初めて「正倉院展」を見に行きました。毎年一回、たった2週間の展示です。時間予約で私は11時からの予約。平日ですが大変な行列。しかし中に入ると広いせいか、また展示品も60件ほどなので、近く、目の前でじっくり鑑賞することが出来ました。何といっても鏡と銀の壺には驚きです。象の模様の木製屏風もデザインが素晴らしく動物がいろいろ隠れていて楽しいです。また衣服・腰帯は染色や織の技術も素晴らしく、ブローチのような装飾品(アクセサリー)もデザインが良く繊細な仕上がりで驚きました。単眼鏡で見ていらっしゃる方も多く私も持ってくればよかったとつくづく思ったほどです。1300年も前の工芸品が、戦さにも火災にもあったでしょうが守られてきたこと、修理の必要なものもあったでしょう…いろいろな人たちがかかわって保持されてきて、今現代の私...正倉院展@奈良国立博物館

  • 稽古茶事②

    今月から炉になりました。陰から陽に変わり、一陽来復です。茶人にとっては新年を迎えた時と考えます。今日は水曜クラスで稽古茶事をしました。土曜クラスは先月に行い、このブログにも書きました。炉になったばかりでの茶事稽古です。今回も私は一人で水屋係。水曜クラスの方がたは予めそれぞれの役を決め、LINEでの電話会議までされて準備されたようです。全員で昆布茶を頂いた後席入り。亭主と正客との挨拶もとても良かったです。すぐ初炭が始まりました。稽古ですから初炭が終わるとすぐ全員お台所に集まり、私が用意した粗飯を盛り付けてまた席に戻ります。私もお相伴して粗飯を頂きました。そして主菓子が運ばれます。中立。後座に入り、濃茶。私は裏で各服点の用意。役の方が代わり、移動があって続きお薄に入ります。正客も詰めも交代。お道具についての説...稽古茶事②

  • 都庁展望台

    雲一つない秋晴れ!新宿のデパートに行った帰り、あまりにも空がきれいだったので都庁の展望室に上がって見たくなりました。駅からは近いようで歩くと道がややこしそうなのでタクシーで、第一庁舎まで乗りました。ガードマンの方がたが多く、荷物チェックがありました。南展望室へは54階まで直通エレベーターで行きます。何とも素晴らしい眺め…すぐ下を見ると高所恐怖症の私はクラクラしそうです。遠くまではっきり、くっきり見えます。やはり、スカイツリーは一番に目につきます。ぐるりと回っていくと雲を頂いた富士山も見え、大山・丹沢の山々も。海も見える気がしました。我が家の近くのキャロットタワーを探しましたが探せませんでした。大・中・小のビルや家々がびっしり、その合間にわずかに緑が‥‥展望階には東京土産コーナーも座る場所もあり、外国の方も...都庁展望台

  • 稽古茶事

    風炉の茶事の稽古です。懐石は栗ご飯で簡単に、そして初炭です。切り合わせ風炉なので風炉の鐶を上げ下げすることもあり、羽の扱いも違います。そしてお菓子を頂いて中立。軸をしまいお花を掛け、各服点でお濃茶、そして続きお薄です。私は懐石とお道具をそろえただけで後は生徒さんみんなで準備をします。はじめは何をしたらよいのか右往左往されてましたがとにかく席入りまでこぎつけました。初炭の方、濃茶の方、続きお薄、正客…と生徒さんが入れ代わり立ち代わり役をされ稽古茶事終了です。茶道は茶事が基本なのでよい稽古が出来たと思いますし、皆さんで協力しながら楽しく出来たことが私にとっては嬉しい事でした。稽古茶事

  • 貴人清次点前の稽古

    今の時代貴人などと時代錯誤ですが、現代では大切な方を如何におもてなしするかの稽古です。貴人さんがお供さんと共にみえてお茶を差し上げるという設定でのお点前です。お濃茶でもてなす場合と、お薄でもてなす場合で多少点前手続きが異なります。久しぶりにこの点前の稽古だったのでちょっと惑うところもありましたが、濃茶と薄茶の違いが稽古できました。頭の体操にもなりました。貴人清次点前の稽古

  • 旧岩崎庭園へ

    友人と旧岩崎庭園に行きました。コンドル設計の木造建物です。外観は西洋風ですが木造というのがびっくりです。岩崎弥太郎の長男、久弥が邸宅として建てたもの。広い敷地だったそうですが今はその三分の一になってしまったと言いますが、広ーい芝生の庭があります。中は銘木がふんだんに使われていて各部屋の天井の木組みがそれぞれ違っていて床の木組みも凝っています。装飾柱が二本、階段の手すりもこまかい彫刻が施されています。金唐紙の壁紙の部屋もあり、洋館なのですが木造のせいか落ち着いた雰囲気です。二階には広いベランダがあり、そこに10本のイオニア式の柱があります。高齢のガイドの方がいろいろ説明して下さり良く分かりました。西洋館続きに和館があり、そこは畳の部屋が三室。その一部屋ではちょっとした飲み物が頂けます。小岩井農場(ここも岩崎...旧岩崎庭園へ

  • 鉄道と美術の150年展 @東京ステーションギャラリー

    招待の案内を頂いたので東京駅まで行ってきました。今年150周年を迎える日本の鉄道は、明治5(1872)年に新橋―横浜間で開業しました。それで鉄道開業から現代まで鉄道にまつわる絵画や版画、写真が150周年にちなんで150作品が展示されていました。広重や河鍋暁斎の錦絵は楽しい絵でした。車内の様子を描いた絵も当時の風俗が分かって興味深かったです。梶原緋沙子の「帰郷」は等身大の着物の女性が駅?でたたずむ姿で美しい絵です。不染鉄の「山海絵図」は大きい絵で、富士山を真ん中にそのふもとの町を細かく描いててよく見ると汽車も走っています。「踏切番の母子」図は過酷だった踏切番の夫の代わりに幼子を連れて白い旗を振って立っている母のわびしい絵です。「集団就職」の不安そうな中学生たちの絵も。絵を鑑賞しながら鉄道の歴史、政治、戦争、...鉄道と美術の150年展@東京ステーションギャラリー

  • 中置の稽古を

    昨日は気温13度・・・12月の寒さ,風もあり一日中雨でした。10月としては珍しいです。今日は晴れて気温は平年並みになりました。今週は中置の稽古をしています。寒くなりかけた時期風炉釜を真ん中に置いて、水指を左に置いて少しでも暖かさを感じていただくというお点前です。茶道は”夏は涼しく冬は暖かく”お客様をおもてなしするということでこのお点前もそういう考えの一つです。小板の設えと長板の設えで中置の稽古をしました。長板は台子から天板を取ったもので、台子扱いとなり、中置でも湯返しがあったり柄杓を風炉釜の前地板上に置き、柄杓・蓋置も飾り残します。10月は陰陽説では陰が極まる時期・・・風炉ともお別れで、去年の抹茶も残り少なくなってくる時期(昔は)なので「名残りの月」と言います。この時期には侘びたお道具、金継ぎのあるものな...中置の稽古を

  • 誕生会

    小学校からの友達仲良し3人組がみんな78歳になりました。昨年鎌倉に住んでいた友達が新築したのでそこで集まることにしました。新築祝いも兼ねての集まりです。友人のご主人様のこだわりで素敵に建てられた家です。感嘆の声をあげながら見せていただきました。昼食は友人手作りの秋の味覚いっぱいのお料理。秋刀魚に松茸ご飯、松茸・銀杏のお汁、筋子の大根おろし和え、自家製のぬか漬け。とても贅沢な昼食。気さくなご主人様も加わっての昼食です。食後はテラスで78歳になったことをショートケーキで祝いました。かれこれ4時間も長居してしまい、恐縮しながら帰りました。お土産に頂いた松茸ご飯を夕食に、楽しかったこと思い出しながら頂きました。これからも楽しいこと見つけて元気に過ごしたいものです。誕生会

  • スイス プチ・パレ美術館展 @sompo美術館

    台風一過の今日、秋晴れになりました。真っ青な空、爽やかな気候です。午前中はいろいろと家事をしていましたが、早昼をとって新宿に出掛けました。SOMPO美術館はリニューアルしてから行ってませんでした。前は本社の上階にありましたが、隣のビルに移っていました。一階から入れます。スイスプチ・パレ美術館から印象派等の絵画が来ています。フランス近代絵画の時代を追っての展示です。印象派→新印象派→ナビ派とポンタヴアン派→フォーヴイスム→キュビスム→ポスト印象派とエコールドパリという章立てになっています。初めて知る画家の絵も数多く、久しぶりに絵画鑑賞を楽しみました。スイスプチ・パレ美術館展@sompo美術館

  • オミナエシ

    NHKラジオ深夜便で朝方「誕生日の花ことば」というコーナーがあります。今日9月19日は私の誕生日…花はオミナエシ・花ことばは美人・はかない恋・親切でした。オミナエシは秋の七草にも入っている可憐な花です。しかし茶道ではオミナエシを茶花として禁花になっています。理由はオミナエシを漢字で女郎花と書くからとか…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山藤宗山著【茶花の入れ方】を読んでみました。以下引用します。利休の狂歌に次のように言われています。”花入れに入れざる花は沈丁花・大山錦(ミヤマニシキ)にケイトウの花”と。また南方録にも”女郎花・ザクロ・河骨・金銭花”と書かれています。つまり香りの強い花、見どころのない花、あくどい色彩の花、名称を忌む花、季節無しの花、針やとげやのある...オミナエシ

  • 茶箱付花月

    今日は人数も多かったので茶箱付花月をしました。卯の花点でします。茶箱の中に帛紗が入っているので席中お客様は帛紗を腰に付けません。振り出しにお菓子が入っているので、月にあった方にすぐ振り出しを回します。平花月の流れなのですが、一回目は結構皆さん迷われ、二回、三回とするうちに徐々にスムースに出来るようになりました。コロナ過ですので茶巾はそのつど変えるように建水の下方にきれいな茶巾を用意しておきました。茶箱付花月

  • 今晩は十五夜

    今晩は中秋の名月です。旧暦8月15日が中秋、その日の月を名月と言い、今年は名月が満月になるという年です。今日の稽古では床には自筆の升色紙の歌を掛け、花入れにはススキや竜胆、菊、吾亦紅をそしてお月見団子を飾りました。茶箱の稽古も「月点前」もいれて、十五夜の雰囲気に。お天気もよさそうです。月の出は18時40分と新聞に書いてありました。夜のウォーキングをしながらお月見をしようと思います。今晩は十五夜

  • 茶箱点前

    9月は茶箱の稽古をしています。茶箱点前は、卯の花・和敬点・雪・月・花・色紙点前の六種類です。卯の花点前、和敬点は使い勝手の良い、日常でお客様をおもてなしするのにぴったりのお点前です。雪・月・花の各点前は、お茶碗や棗、茶杓は仕覆に入っていて、仕覆の始末などが点前に加わります今日は色紙点をしました。とても雅びなお点前です。御所籠にお道具が入っていて古帛紗を色紙のように散らして二碗点てます。茶巾は小さな箱に入っています。振り出しも編まれた仕覆に入っています。箱の中にお茶を点てるのに必要な道具がお菓子も含めてすべて入っていて、箱からお道具を並べお茶を点てて最後はすべての道具を始めにあったように箱にしまうのです。茶箱はよく考えられたお点前です。茶箱点前

  • [PLAN75]を観て

    今朝の新聞に「PLAN75」が第95回米アカデミー賞の国際長編映画賞に日本代表作品として選ばれたとありました。そう言えば、7月に「PLAN75」を友人と観ようと思った時、コロナ第7波がすごい勢いでやってきた時で、断念していました。今日一人で新宿の小規模の映画館で見てきました。観客はやはり高齢者が多かったです。少子高齢化が進んできた将来の日本の話です。75歳以上の人が自分の死を選択できる「PLAN75」という制度が国会で成立したのです。2025年には5人に一人が75歳以上になる日本を見据えて、架空の制度で人はどう選択するかを問いかける作品です。主人公の夫を亡くして一人暮らしの角谷ミチ(78歳)を倍賞千恵子が好演されていました。昔の姥捨て山の現代版?のようです。長生きは良いことなのか、迷惑なことなのか、高齢者...[PLAN75]を観て

  • ワクチン接種4回目

    今朝ワクチン接種をしてきました。10時10分予約でしたが、早めに行くとすいていました。オレンジ色のチョッキを着た係の人の方が多いです。6月に第6波が落ち着きそうになった時は、もうワクチン接種は受けないことにしようと思っていました。しかし第7波がきて感染者を超増大させるとは・・・受けざるを得ませんでした。今回はファイザーです。一回、二回、四回がファイザー、三回がモデルナでした。五回目はご免です!ワクチン接種4回目

  • 夏季特別稽古 「四ケ伝」

    今日は夏季特別稽古の最後です。四ケ伝の稽古です。「台天目」・「唐物」・「盆点」の稽古が出来ました。四ケ伝が初めての方もおられ、帛紗の行捌きや象牙の茶杓の清め方など予め稽古しました。唐物茶入れもちょっとランクがあり、「盆点」で使う唐物茶入れは「唐物」で使うものより格が上で、お盆の上に載せて使います。もみ手の仕方もその由来をお話して、ただ両手をこするのではありません。四ケ伝では曲げの水指を使いますが、これは唐物のお道具を引き立てるのに大いに役立っています。瀬戸や染付等の水指だと主張が強すぎて唐物が際立ちません。木地曲げの水指だと主張がなく唐物道具を際立たせます。よく考えられたお道具組。普段の稽古ではお菓子は一種類でしていましたが、今回は特別稽古なので三個を縁高に入れました。今年はお点前の項目ごとに生徒さんを集...夏季特別稽古「四ケ伝」

  • 私の「推し」

    宇佐見りんの「推し、燃え」が芥川賞を取って以来、誰かのファンになることを「推し」という言葉が使われるようになりました。私の今の「推し」は下の三人の方がたです。BS5の「暴れん坊将軍」を見てすっかり松平健のファンになりました。若い時の松平健です。一話完結の時代劇ですがお話はともかく松平健がすてき!午後3時から毎日放映しているので欠かさず見ています。声も良いし、きりっとした吉宗、笑顔がまた素敵なのです。最近ファンになったのは韓流俳優の、チ・チャンウク。BS12で「奇皇后」を見て以来です。頼りない王様の役をされていました。声と目がすてき!「奇皇后」は終わってしまいましたが、今、朝7時からBS6「パートナー」という現代ものが始まり、そこに出ているのです。始まったばかりなので話の展開は分かりませんが当分楽しめそうで...私の「推し」

  • 夏季特別稽古「行の行台子」②

    ちょっと爽やかな気温の朝を迎えました。今日は「行の行台子」の稽古をお二人の方がなさいました。奥伝ともなりますとひと点前に時間がかかりますので、私はせいぜい2,3人しかお教えできません。大学生の時に全く初歩からお教えしていた方が、今日は色無地・袋帯姿で見えました。稽古で着物で見えるのは初めてです。「YouTubeで袋帯のしめ方を見ながら着ました」とおっしゃいますが、なかなか上手に着付けをされていて感心しました。割り稽古から順に稽古してきて行の行台子まで稽古が出来るようになられ、さらに着付けもお上手に、頼もしいです!みなさまそれぞれしっかりお点前をされ、11時前には終わりましたので、後は水分補給しながら歓談。普段のお稽古ではあまりゆっくりお話しする時間もないので今日は夏休みの過ごし方などのんびりお話合いしまし...夏季特別稽古「行の行台子」②

  • 夏季特別稽古 「行の行台子」

    今日は「行の行台子」の稽古を3人がされました。前に2回ほど稽古をした方々ですが、ちゃんと予習をされてきてとても良いお点前をされました。うっかり私が間違ってお教えした箇所も、すぐ「こうではないですか?」と。私も予め何回か練習をしていたのに反省。しっかり指摘して下さる生徒さん頼もしいです。上級の生徒さんがいらっしゃるので私も上級のお点前を稽古でき有難いです。この歳になって勉強することがある幸せ!勉強は楽しいです。夏季特別稽古「行の行台子」

  • 夏期特別稽古 「真の行台子」と「大円真」

    台風8号が近づいている日にお二人の生徒さんが稽古されました。まず「真の行台子」、裏千家で学ぶことが出来る最高のお点前です。唐物のお道具を使って、そのお道具をいかに丁寧に扱うかのお稽古です。美味しいお濃茶を差し上げることは二の次にして、お道具中心のお点前。かれこれひと点前一時間かかります。お二人がされて、つめたい飲み物で小休止。次に「大円真」の稽古をしました。道具組は「真の行台子」とほぼ同じ。このお点前は円能斎が考案されたとか・・・円真盆を使います。このお点前も小一時間かかります。長い格調高いお点前を2種目お稽古が出来ました。私がお教えできるお点前はここまでです。私もここまでお教えして何か肩の荷が軽くなったような気持ちです。台風が来ないうちに朝9時前から12時半までかけて稽古。雨に会わずに帰られました。夏期特別稽古「真の行台子」と「大円真」

  • 那須日帰り旅

    娘と孫に誘われて那須に行ってきました。早朝の新幹線に乗りましたが、紙の切符はなくPASMOをかざせば入れます。予め娘がスマホで4人分のPASMOのナンバーを入れて切符を買っておいてくれたのです。便利なことになり驚きでした。那須塩原までは1時間半ほど。外は霧雨が降っていて気温は20℃くらいです。孫がすべて行くところは決めてくれていて、タクシーを大いに利用していろいろと巡りました。南ヶ丘牧場→ステンドグラス美術館→乙女の滝→木の俣渓谷→明治の森・…というような順で。明治の森ではひまわり畑が見ごろでした。お昼は有名な”ペニーレイン”で頂きました。ここはパンが有名で行列のできるお店とのことでしたが、霧雨の天気でしたのでそんなに長く待たないでパンを買うことが出来ラッキ―でした。店の中にはビートルズの写真やハッピ、レ...那須日帰り旅

  • 写真の断捨離

    連日の猛暑、東京も37℃になりそうな日が続いています。食料もあるので出かけなくて良いので、写真の整理・・というか断捨離をまるまる2日間かけてしました。昨年もおおがかりに第一次写真断捨離をしたのですが、さらに又取捨選択を。学生時代の修学旅行や合唱コンクール、入学の集合写真、ピアノの発表会の集合写真などはじっくり思い出にふけりつつ断捨離。ただ表情が気に入っているだけの写真、似たような写真、記念に残そうとしていた写真・・・なども断捨離。結婚前の写真・高校大学時代・社会人時代を分類してそれぞれの袋に。自分の写真はすぐ判断が付くのですが、主人のアルバムには神経を使います。主人が生まれた時から結婚するまでの何冊かのアルバムには説明も書いていて、字もイラスト風に描かれていたりします。昔は写真のサイズも小さく黒白ですから...写真の断捨離

  • 三大バイオリン協奏曲の饗宴 @サントリーホール

    昔バイオリンを習っていた娘を誘って上記のコンサートに行きました。素敵な三大名作品をすべて松田理奈さんが東京フィルハーモニー交響楽団と演奏されました。ヴィヴァルディの「四季」はハープシコードも入って、14,5人編成でバロック時代風に演奏されました。驚いたことはヴィヴァルディの時代(1717年ころ)に造られたストラディバリウスで弾かれたことです。メンデルスゾーンの協奏曲(メンコン)は私も大好きな曲で、家で度々CDで聴いています。最後のチャイコフスキーの協奏曲も素敵なメロディ・・・このような名曲を一気に楽しむことが出来るなんて、とても幸せな時間でした。休憩時間は四季の演奏の後15分だけでした。後半の2大協奏曲は続けて演奏です。松田理奈さんのエネルギッシュな演奏も見事で素晴らしかったです!パンフレットによると松田...三大バイオリン協奏曲の饗宴@サントリーホール

  • ピアノとのお別れ

    私が小学校4年生くらいの時、父がアップライトのピアノを買ってくれ、姉とピアノの稽古を始めました。近くの中年の男の先生のピアノ教室に入りました。バイエルからソナチネ、ツエルニー、ハノン、ソナタ…と順々に稽古したものです。毎年発表会がありますが、それはちょっと辛かったです。結局私はピアノが好きで高校卒業まで続けました。母がモーツアルトが好きで「トルコ行進曲」を何回も聞かせてくれと頼まれたこともありました。父はテープレコーダーを買ってくれ、演奏を吹き込んだりしていました。そのテープを最近CDにして聞いてみましたら結構上手に弾けていました。前にブログ(2021/3/18)でも書いたと思いますが。モーツアルト「トルコ行進曲」ショパンの「華麗なる円舞曲」メンデルゾーンの「ロンド・カプリチオーソ」ウェーバーの「舞踏会え...ピアノとのお別れ

  • 朝の庭仕事

    毎朝雨の日は別にして窓を全開します。今日は優しい涼風が入ってきました。木の葉もこまかく揺れています。そこで早朝に庭仕事をすることにしました。猛暑の上、蚊がいるのでずっと庭仕事をさぼっていました。蚊取り線香を用意し、服装も完全に整えて外に。爽やかな朝です!まず道路にはみ出している山吹の枝や蔓桔梗、蔦を切ります。伸び放題の枝を少しずつ切って風通りをよくしました。枝切りはどんどん進み、切ったものの始末をしましたら結構な量になりました。たった40分ほどの作業でしたが、そこで今日は終わりに。草むしりまでは出来ませんでした。シャワーを浴び洗濯機を回して一段落。ジンジャーエールの美味しかったこと!無理せず少しずつしていきます。朝の庭仕事

  • 花月三昧

    今週の稽古は花月。コロナの時期なので薄茶の花月を数種類勉強しました。まず【炭付花月】切掛風炉ですので、灰器は使いません。したがって中掃はしません。そして棚があるので羽と香合は飾っておきます。いつも風炉の炭手前は道安風炉でしていましたので羽で風炉を清める方法も違います。次に【結び帛紗花月】。亭主の帛紗を文結びにしてその帛紗を皆が使わせていただきます。人の帛紗ですから建水の置くときは建水の上部に置きます。次は【投げ込み花月】。替え札を取らないもので続けて点前やお茶を飲む役が当たることがあります。そして最後に【無言投げ込み花月】。これは札を開けても「花」「月」と名乗らず、無言でする投げ込み花月。コロナも急拡大している時期なので、茶巾は毎回替えてしました。暑い日なのでお昼には終えて「道中気を付けて」と言いつつ皆お...花月三昧

  • 友人との昼食会

    娘が小学校の時から付き合っている今でいうママ友。同じ町内なので何かと交流が続いています。【Plan75】という映画を一緒に見に行く予定でしたが、コロナ第7波の急激な感染拡大で、新宿まで出かけるのが怖くなりました。そこで急遽我が家で一緒にお昼を頂くことにしました。土用の丑の日も近い事なのでウナギと肝吸いでおもてなし。あと普段私が作っているナスの煮びたしや、豆腐のあんかけ、シラスの酢の物とサラダなど。気のおけない友人なのでおしゃべりが大の御馳走。食後には友人が持って来てくださったスイカとメロン…それもすぐ頂けるようカットしてタッパーに入れてきて下さいました。大体同じ時期に連れ合いを亡くした者同士。主人を亡くして4年目ともなると、主人と過ごした日々が何とも遠く、懐かしい気持ちになっています。趣味の事や、健康を保...友人との昼食会

  • 続・夏の趣向点前

    本来、【名水点】は美味しい井戸水を朝早く汲みに行って使います。利休好みの釣瓶水指にしめ縄を張り名水を入れます。お客様はしめ縄を見て「今日はご名水をご用意いただきましたようで、ぜひ頂きたく存じます」と所望して名水を頂くのです。↑写真は見にくいですがお茶碗の中には名水が入ってます。その後はお濃茶になります。東京での名水は明治神宮の清正の井戸や国分寺崖線の湧き水など・・・・と言いますが、稽古では今風にペットボトルの谷川岳の名水など水指に入れておきました。しめ縄がかかった釣瓶では最後柄杓や蓋置は飾り残しません。【総荘り】は拝見を省略して、お道具を棚に飾り残すお点前です。飾りますから最後お茶碗は茶巾で清め茶巾もたたみ直します。お棚によって飾り方は変わりますが、今日は溜精棚を使いました。お客様は棗や茶杓について、お棚...続・夏の趣向点前

  • 夏の趣向点前

    今年は梅雨が短く6月中に明けてしまいました。その後の超猛暑!36℃-37℃にもなる日々が続き大変でした。7月に入ってからは戻り梅雨のような日で気温は下がりましたが蒸し暑いです。夏の趣向のお点前を稽古しています。水を打った梶の葉を水指の蓋代わりにして、平茶碗で洗い茶巾を・・・・何とも涼やかです。平水指や釣瓶を使ったり、ガラスの棗、ガラスのお茶碗などで涼味を演出します。釣瓶にしめ飾りをしての名水点もこの時期の趣向。風炉先は御簾に。帛紗も絽のものを使われる方もいらっしゃいます。現代はクーラーの部屋での稽古ですが、如何にお客様を見た目にも涼しげにおもてなしをするかがポイント。写真のガラスのお茶碗は前に美術館で主人に買ってもらったものですが、熱いお湯ではお茶を点てられないと思ってずっと飾り棚に置いてました。しかし眺...夏の趣向点前

  • 稽古後の自服

    今日の稽古は四ケ伝で、台天目・盆点・和巾の稽古をそれぞれの方がなさいました。あと包帛紗の稽古もしました。皆様、腕が上がってきたのでお昼過ぎには終わりました。お釜のお煮えも良かったので私は着物のままでちょっとお点前をしたくなりました。お菓子も余っているのでまずお菓子から頂き、お薄の準備を。スマホをセットして自撮りの準備もしました。お道具を運び込むところから始め、お薄を点てました。実際にしてみるとたとえお薄のお点前でも学ぶところがあります。自服して拝見は省略してすべて水屋に返すところまでしました。後で写真を見ると背中が丸くなっていることを反省。血管が浮き立った手はしょうがないと思いつつ、背中は頑張れば少しは良くなりそうなので次の反省材料にしました。亡き主人にもお菓子とお薄を供えました。久しぶりに独服を楽しみま...稽古後の自服

  • 「古筆の美」展 @出光美術館

    国宝手鑑「見努世の友」(みぬよのとも)を見に行ってきました。手鑑というのは昔の有名人たちが書かれた古筆の一部を切り取ってそれを張り付けた冊子の事です。「見努世の友」の外、手鑑三冊が展示されていました。天皇の書かれたものや歌人や能筆家、僧侶…などの古筆が貼られています。ガラス越しですから細かくは見えませんでしたが、仮名は美しいです!10cm四方の紙に針金のような細い仮名でびっしり書かれたものや、濃い薄いを際立たせた仮名、内容も古今和歌集の和歌や万葉集の和歌、経文もあります。美しい仮名は読めませんが立派なアートです。絵画を見るように鑑賞します。昔の人は目がとても良かったのだと、細かく書かれた仮名を見て思いました。あと古筆を軸にしたものが沢山展示されていました。西行や小野道風、紀貫之の鑑賞できました。出光所蔵の...「古筆の美」展@出光美術館

  • ペーパーレス化

    車の保険の更新時期になりました。毎年予め手紙でいろいろなプランを知らせてくれます。いつもはその中から選んでチェックし、署名、押印して返信用の封筒で送り返せばよかったものでした。今回は送り返す紙が入ってないのです。代理店になっている車会社にTELしましたら、いつもの係の方が自宅まで来てくれるということです。私はボールペンやハンコを用意して待っていました。「お客様が書くことは要りませんよ」と。そして持参された小型のPCを開いて更新の条件などの画面を見ていちいち確認し、OKならばそのボタンを私が押し、計算した金額もOKならそのボタンを押すだけで終了しました。サインする必要もありませんでした。会社もペーパーレス化になったとのこと。保険証書は後日紙で郵送されるとのことで、ちょっと安心しました。世の中いろいろ変わることに驚...ペーパーレス化

  • おかしな夢

    昨夜おかしな夢を見ました。亡くなった主人が登場です!今までにも何回か夢に出てくれています。主人とふたりでどこか出かけた時のようです。帰りの電車に乗ろうとホームを上がったところ、もう電車が着いていました。山手線のような緑の電車です。主人が乗りました。私は前に人がいたのでその人を先に行かせた時なんとドアが閉まったのです。そして発車。座席に座っている主人の顔が窓越しにはっきり見えました。「おまえ乗れなかったのか?」「間抜けだなぁ」・・・といった表情。一人ホームに残ってしまった私。起きてから夢を反芻してみました。もしやあの電車は天国行きで主人はあの世に行ってしまい、私は運よくかどうかわかりませんがこの世に残された・・・そんな気がした不思議な夢でした。何はともあれ夢に出てきてくれて嬉しかったです。おかしな夢

  • 草取り

    雨になりそうな日です。降らないうちにと早朝から草取りに精を出しました。この時期少しずつ取っておかないと梅雨に入ったらすごく茂ってしまうのです。蔦や山吹の枝を切り、草をむしります。車庫の砂利を引いたところにも草が生え、雑草のたくましいこと!先日毒虫に差されたので、ハイソックスにもちろんズボン、顔を刺さされるのも嫌なので帽子にマスク姿です。一時間強でごみ袋三個ほどになりました。終わってきれいになった庭を眺め、満足感と達成感を味わい、そして素敵なteatimeにしました。草取り

  • 鎌倉散策

    昨日は久しぶりの快晴、鎌倉に行ってきました。湘南新宿ラインで行こうとホームまで来ましたら恵比寿駅で人身事故があったとのこと。電車が止まっています。復旧まで時間がかかるというので急遽東横線経由で行くことにしました。駅はごった返しています。予定より一時間遅れで鎌倉にたどり着きました。まずバスで建長寺に行きました。北条時頼が創建したお寺です。ご本尊は珍しく「地蔵菩薩」さまです。ここは昔、刑を執行する場所で、お地蔵堂があったからだそうです。梵鐘は1255年に造られたた国宝です。漱石の歌に”鐘つけばイチョウ散るなり建長寺”があります。蛇足ですが、のちにこれを真似して”柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺”と歌ったとのこと。山に囲まれいかにも鎌倉時代らしい質素ながらも格式の高いお寺でした。江ノ電に載って長谷まで移動。長谷寺に行きまし...鎌倉散策

  • 金継ぎ

    ひびが入ってしまった茶碗をずっと箱にしまいっぱなしにしていました。生徒さんのお一人が金継ぎを勉強されていると聞き、お願いしました。このお茶碗、今の家を新築した時にお向かいの方をお招きしたときに頂いたものです。少し大振りで高台も高く色も渋くとても気に入っているお茶碗だったのです。3ケ月ほどかかってお上手に見事に金継ぎされて戻ってきました。早速初風炉でお茶碗荘として使わせていただきました。抹茶の色が映えるお茶碗、よみがえり嬉しくなりました。金継ぎ

  • 柏餅

    娘が連休に孫と一緒に来ました。柏餅を持って来てくれましたが、その柏餅にびっくり!柏の葉っぱの中に味噌餡のピンクのお餅、漉し餡の白のお餅、そして粒餡の草色のお餅・・・小さなお餅が3つ入っていました。三つの味を一つの柏餅で味わうことが出来ました。柏餅

  • 毒虫に・・・

    庭の草取りをしている時、足首にチクンッと。刺されたと思ったのですがそのまま仕事を続けました。今のうちに草を取っておかないとこれからどんどん伸びてしまうからです。我が家の庭は土のところがいつしか苔が覆い美しい緑となりました。苔の間に雑草が生えるのです。乱暴に抜くと苔まではがしてしまうので、鎌の先でこそげるように抜きます。一時間仕事をして休憩、午後にまた一時間というように前のように続けて出来なくなりました。しゃがんだまま前進するのも辛くなりました。二日間かけて何とか草を取り綺麗になりました。ズボンでソックスも履いていたのに刺された足首はすぐ薬を塗ったのですが、腫れてきて触ると熱をもっています。次の日には直径10cmくらいに赤くなり痛みもあります。歩く時にも痛いです。そんなわけでせっかくの3連休も我慢して家にいました...毒虫に・・・

  • 井の頭公園へ

    久しぶりの快晴です。午前中はいろいろと家事に励みましたが、こんなに良い天気を無駄には出来ないと出かけました。井の頭線に乗って井の頭公園駅下車しそこから散策しました。改札口を出るともうすぐそこが入り口です。天気も良いし連休なので沢山の人が散策していました。お池にはボートや足漕ぎ船が20台近く浮いています。家族連れやグループ、カップルなど…私のように一人で歩いている人も…とにかくすごい人出です。マスクは皆していますが、コロナなど忘れた感があります。大道芸人の方も出ていて、銅像になり切ってずっと立っている人や、唐傘の上で升や茶碗を回している人もいます。似顔絵を描く人や、自作の小物を売ったり、子供が喜びそうなものを売っている人もいます。途中橋を渡って、引き返しました。豊かな樹木に囲まれて木漏れ日の中、爽やかな散策を楽し...井の頭公園へ

  • 豪徳寺の牡丹

    午後から雨ということでしたので早目に家を出て豪徳寺に行きました。そろそろ牡丹が咲いている頃なので。見事に咲いていました!”立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花”薄紙のような花びらが幾重にも、そして中心は黄色いめしべがぎっしりと色は濃い紅色や薄紅色、白…黄色もありました。本当に美しい!どうしてこのような美しい花がこの世にあるのかと思われるほど素晴らしいです。見入ってしまいました。正にお花の女王!境内のはずれには藤棚もあり藤も咲いていました。境内は早朝なので人も少なく新緑に満ちて、とても気持ちの良い散策が出来ました。豪徳寺の牡丹

  • 花月で炉の最後の稽古を

    今月で炉の季は終わりです。そこで花月を3種類稽古しました。まず結び帛紗花月、そして投げ込み花月と無言花月です。投げ込み花月は替え札を取らずにします。花や月が続けて2回当たることもあります。投げ込み花月は「月」「花」と声を出さずに無言でします。4客の方はお薄が点てられるごとに折据をお点前さんのところに運ばねばなりません。お点前さんも札を取るので。花月で炉の最後の稽古を

  • 大宗匠の献茶式

    スマホのYahooニュースを見ましたら、大宗匠が西宮神社でご献茶をされたとのことです。4月19日になんと99歳になられました。おめでたいこととお喜び申し上げます。ABCニュースの動画も見ましたが、立礼でお濃茶とお薄をご献茶されました。茶筅を振るわれる手もしっかりされていらっしゃいます。点てられた天目茶碗を神前にお運びされる足取りもしっかりされていらっしゃいます。コロナ過前にはお誕生日には必ずこの神社でご献茶をされていらしたとのことです。今年は2年ぶりにされました。99歳には思われないようなしっかりしたお姿を拝見し、感激しました。毎月淡交タイムスにお書きになる随筆もとてもためになり楽しみに拝読しています。お元気なお姿を拝見して何か力強く、元気を与えられたよう感じました。これからも私たち門下を導いていただき、お元気...大宗匠の献茶式

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