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  • 同じ町で同じ景色を別の角度で

    田舎教師の景色が広がる私の住む行田市。特に秋から冬にかけて澄みわたる空気によって西には秩父山脈、北には赤城山の雄大な景色が広がる。子供の頃から見慣れた景色であっても、地区によってやや見える角度に違いがあるものだ。このブログやFacebook等のSNSを通じ、コメントをいただくなりして交流を持った方がいる。行田市民大学の活動を介して得られたご縁だ。三年ほど前に一度お会いできる機会を逃してしまい、いつかいつかと思っているうちに元号も代わり、コロナという思いもよらない疫病が蔓延して時間ばかり過ぎてしまった。自分自身ワクチンを接種し終わった後には、思いきって会いにいってみようと心に決めていた。自分の今年の目標のひとつが「会いたい人に会いに行く」というものであった。近くて遠い存在。ただ会って思うままに話がしたい。そう感じ...同じ町で同じ景色を別の角度で

  • 日光化灯籠

    ちはやぶる神のしづめし二荒山ふたたびとだに御代はうごかず賀茂真淵に歌われる下野国一宮二荒神社の本殿手前には化灯籠と呼ばれる不思議な灯籠が残っている。鎌倉時代「1292年)鹿沼権三郎入道教阿が奉納した唐銅の灯籠で伝承が残っている。闇夜を迎えてこの灯籠に火を入れるとすぐに燃料の油が尽きて消えてしまい、何度も同じようであった。また周囲のものが二重に見えたり灯籠が揺れ動いたという。警護のものが怪しんでこれを切りつけたため、無数の傷が残ったという。化け灯籠の正体は暗闇のなかで風に揺らめく灯籠の火が怪しく見えたため、また、灯籠の油をムササビがなめに来たなど諸説があるが真相は不明である。何れにせよ、今尚その傷を現在に伝える意味は何であったのか。東照宮より古くから日光山岳信仰の中心にあった二荒神社。関東の奥地でその権勢を誇った...日光化灯籠

  • キヌヒカリの里

    十月も半ばを過ぎ、稲の刈り入れが進んでいる。台風の襲来もなく、順調のようだ。もちろん実際の農家にすれば出来映え、価格等気を揉みながら最後の脱穀出荷まで苦労を重ねていることと思う。我が家も四半世紀前まで兼業であっても稲作農家であって、収穫の喜びと苦労を味わって来た。残念ながら機械の維持継続断念を理由に廃業し、耕作委託をしながら農地を管理している。委託先農家に作付してもらっている銘柄はキヌヒカリ。埼玉特有の米だ。あまりスーパーなどでは出回っていない。昭和の晩年より埼玉では多くの田んぼで作付が行われた品種だ。平成28年度の統計によれば、全国作付面積では第七位となっている(作付比率2.5%)米の銘柄は数多く存在し、年々交配も進み、新たな品種も生まれているが、圧倒的に多いのはやはりコシヒカリで作付比率36%.。続いてひと...キヌヒカリの里

  • 日高市 高麗神社①

    高麗神社の高麗とは中国の東北部から朝鮮半島にかけて、約七百年間(BC37年頃~668年)に栄えた大きな国で、唐と新羅によって滅ぼされたとされる。「日本書紀」においては天智天皇五年(666年)10月に高句麗から遣いがやってきたと記されており、その中に「玄武若光」という名が見られる。高麗人は豪勇で騎馬民族としての性格を有し、高度な技術を持っていたとされる。天智天皇の御代の遥か以前から高句麗の文化は日本に伝来していたと考えられていて、まず越前若狭湾から近江に入り、次第に東進して武蔵野方面まで伝わったと考えられる。この間にも高麗人は各地に定着し、それぞれの地で日本人と融合し、大陸の優れた文化を伝えていった。祖国を失い多くの高句麗の王族や文化人が日本へと渡り、各地に散っていったさなか、霊亀二年」(716年)武蔵国に高麗郡...日高市高麗神社①

  • 十七節気 寒露

    昨日までの真夏日が遠い記憶のように、今日は朝晩の冷え込みが秋らしく冷え込んだ一日となった。早いもので秋の節気も残すところ二つ。草木に宿る露が冷たく感じられるようになる。寒露のころに感じる寒さのことを「露寒」と呼び、露が凍りかけて霜が混ざったような状態のことを「露霜」という。露と霜とが繰り返しめぐってくることから「年月」という意味もあるという。秋が深まるにつれ、夕暮れから急激に日が沈んでいく様を「秋の日は鶴瓶落とし」と表現するが、鶴瓶とは井戸から水をくみ上げる桶のこと。夕方の空はあっという間に夜の闇へと包まれてゆく。神宮においては(伊勢)神嘗祭を迎える季節。五穀豊穣に感謝し天皇陛下が初穂を天照大神に奉る宮中祭祀として毎年十五日に祭祀が執り行われる。戦前までは祭祀が終了する十七日が国民の祭日として祝われていた。新嘗...十七節気寒露

  • 先細り経済

    テーパリング(Tapering)とは次第に先が細くなって行くことを表し、「先細り」とも訳されるそうだ。ネット社会が広がりを果たし、金融も日々進化して行くなかで、平日の昼間市内の金融機関に直接足を運び、現金を下ろし、必要な振り込みをしている細々とした一般市民である私にとって先細りとはまさしく自分の生活のことではないかと心配になっている。金融用語に於いては「量的緩和」の縮小を意味する用語だそうだ。景気が悪化し、金融政策として金利を下げ、お金を借りやすくすることで経済活動活性化を図る。紙幣発行機関である中央銀行の基本政策の一つと言える。現在のように大量の通貨紙幣が出回り、中央銀行が株価を買い支える仕組みを官製相場と呼ぶそうだが、アメリカではすでに経済安定のため量的緩和の縮小時期を見定めているという。いっぺんに量的緩和...先細り経済

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