10年前のブログ開設より殆どの場所で行ってきた本場所期間中の毎日更新(結果&展望)ですが、去る5月場所分をもって長期休場ー事実上の無期限更新停止ーとさせていただきます。十年一昔といいますが、当時の上位陣はすべて土俵を去り、幕下以下の時代から注目してきた力
花形力士の取り口分析、幕下以下有望力士、相撲部屋ごとの特集など幅広く更新中。 「本場所中も本場所後も楽しめる」をコンセプトとして、マイペースかつストイックに我が道を往き続けます。
本割横綱の立ち合いは決して良くなかった。本割に比べて左上手の意識が強く、前のめり。そのため右からの攻めに移るのも遅れ、琴ノ若が浅い差し手を抜くような動きを取ると右脇が空き、琴ノ若の左が滑り込んだ。本割でも琴ノ若は同じことをしているが、このときは照ノ富士の
見所記事照ノ富士は決定戦を見据え、短期決着に打って出た。霧島が右手を前に出してくることを想定した手繰り戦術である。とはいえ、霧島の頭にも手繰りは十二分にあっただろう。右は手を前に出して突くのではなく、差す狙いで腕を回していった。照ノ富士が「上手くいかなか
別にもったいぶっているわけではないのですが、今日から少し忙しめになってしまうので、コツコツ書いて1日1番ずつ出していく予定です。今週中には何とかなるはず・・・見所記事大事な一番でも琴ノ若は実に落ち着いていた。立ち合いは懸念した深い上手を探るものではなく、
照ノ富士×琴ノ若琴ノ若は本割での課題となった左の使い方を十分に突き詰めているはず。対応力のある力士なので、同じ場所のうちに2度目のチャンスが貰えるなら同じ過ちは繰り返さない。勿論、立ち合いを僅かなりとも低く鋭くできるに越したことはないですが、一番は左の管
10照ノ富士 ーー勝ーーー 霧島0琴ノ若との対比でいえば、左ハズや差し手を返して横綱の右を使わせないことに関しては霧島が上、右回りの攻めで崩す上手さに関しては琴ノ若が上。両方やれる人なら照ノ富士にも10戦7勝くらいできるのですが、そんなに美味しい話はない
豊昇龍休場で宙に浮いた琴ノ若の対戦相手、抜擢されたのは翔猿でした(単なる番付順といえばそれまでだけど、番付順で当てる必要なんて一切ない局面なのだから、抜擢という表現で構わないでしょう)。6琴ノ若 負勝勝負負勝 翔猿6過去1年、通算成績とも互角。昨年の琴ノ
2敗 照ノ富士 琴ノ若3敗 霧島2度の立ち合い不成立が勝負の様相を変えた。立ち合いのポイントに挙げた「霧島の右手を伸ばさせず、距離を詰めて二本差し」という狙いを遂行するべく、1度目、2度目の不成立で琴ノ若が狙ったのは「早く立つこと」であった。これは昨年春
令和6年初場所14日目の見所 霧島×琴ノ若、照ノ富士×豊昇龍
2敗 照ノ富士、霧島、琴ノ若3敗 豊昇龍直接対決第2ラウンドですが、対戦成績もあいまって番付上位が優位。千秋楽相星決戦の構図も見えてきたか。下馬評不利のチャレンジャー組は戦況を覆すアイデアを秘めているか。8霧島 勝負勝勝勝勝 琴ノ若2過去1年、通算成績と
立ち合い~二の矢の展開がすべてだった気がしている。琴ノ若は展望記事でも危険視した左を浅く覗かせて横綱の右に極められる形になってしまい、前に圧力をかけるでもなく、「ただ抜く」というだけの余分な時間が生まれてしまった。しかも腰が引けている。そこへ横綱の左小手
立ち合いは豊昇龍が右で張り、霧島も手を出した右で豊昇龍の顔を横に向けている。先に上手は豊昇龍、足が動いておらず相手にかぶさるような体勢になっていたので、下手投げを打った霧島が下に入る形を作ったものの、霧島は左半身が不得手。豊昇龍、左を返しながらジワジワと
7霧島 不勝勝負負勝ー 豊昇龍8過去1年は不戦勝(不戦敗)を除いて2対2と互角。先場所は割崩しにより対戦がありませんでした。相撲内容として、確かに毎回見ごたえはあるのですが、場内を興奮の渦に巻き込んでいくような大相撲には至らないのも率直な感想で・・・その
上位4人vs平幕下位好成績の4連戦は、前日の期待通り上位の全勝。この3日で平幕下位勢を振り落とし、いよいよ残り3日、4人による壮絶な潰し合いのゴングが鳴ります。1敗 琴ノ若2敗 照ノ富士、霧島、豊昇龍6照ノ富士 ーー勝ーーー 琴ノ若0昨年は対戦1度だけ。琴
幕内優勝争いは、今場所の番付上位4人が残り3日で潰し合う展開が有力に。今日、ここまで来ながら複数人が平幕好成績力士に敗れて、再度混沌とした情勢に陥るのは興ざめですし、場所を引き締める意味でも大事な一日となりますね。※終盤戦展望は望み通りの展開を期待しつつ
9日目 vs阿武剋 肩透かし 白星(5-0)ぱっと見同じような高さでも実態は全然違う。「下に入る」ということの意味をまざまざと知らしめる一番でしたね。頭でかましてきた阿武剋の当たりを、少し右半身を開きつつ、右足を下げることによって受け止め、圧力を下半身で吸
昨日は呼出デーという特別編成だったので責められないですが、今場所通しての感想としてリプレイに不満があり、とりわけ照ノ富士の立ち合いで向正面側を流さないケースが何度もあるのは、こういう記事を書いている以上、やりにくいことこの上ないですね・・・十両尊富士新記
1敗 琴ノ若2敗 照ノ富士、霧島、豊昇龍、阿武咲、大の里なんだかんだ最高位関脇以上(現大関以上)が全場所を制覇した昨年の延長線上か。いや、明日横綱と大関が2敗の平幕2人を引きずり下ろせば、延長線以上の終盤ー横綱・大関に関脇琴ノ若を加えた4人が残り3日で潰
横綱は立ち合いが高く、また右膝の状態ゆえんか、内側に踏み込みきれないため左からの攻めの精度に欠けるという自身の都合と、前回錦木が二本差しを狙ってきたという相手への対策という両面から、右は差し手争いというよりも最初から抱える狙いだったように見える。右から極
明生は1強の照ノ富士を打ち破ってきた、あの突き刺さる立ち合い。確かに良い時に比べると、踏み込み足がつま先立って下からの圧力を伝えきれず、上体が突っ込み加減ではあったが、それでもしっかり当たって右の喉輪を伸ばしていた。その強襲に大の里は一歩も下がらず、明生
5日目 vs朝紅龍 寄り切り 白星(5-0)朝紅龍によれば、アマチュア時代の対戦では2回とも尊富士が変化しているとのこと。とはいえ、それを警戒するというよりは、当然今場所の尊富士の出足を見て、思いっきり突っ込んでいくしかないという取組前の弁。そして、尊富士
大の里の時もやりましたし、今回も行きますか。短い勝負の間にも結構色々なことをやっているし、立ち合いの狙いも様々で、描写するのが楽しい力士の一人ですね。初日 vs白鷹山 寄り切り 白星(1-0)尊富士は立ち合い、少し早く立って踏み込んできた白鷹山の左頬を待ち
連勝ストップ直後、非常に嫌なタイミングで組まれたのは先場所痛恨の敗戦を喫している竜電戦。それでも、琴ノ若は落ち着いていた。えてして、格下の力士は上手く運んだ前回の勝ち味を踏襲するもの。その辺りもちゃんと織り込んで、先場所許した左前廻しを与えぬよう、早く右
4日目の記事(※1)で述べた「変化の兆し」について、なるほど二所ノ関親方のアドバイスがあったんですね(※2)。それを聞くと、今場所から立ち合いで腰を割る際、かつての稀勢の里のように、仙骨を締めるというか、内側に入れて可動域を狭めていくような動作を取り入れ
5日目 vs千代の海 押し出し 白星(3-0)立ち合い、先に腰を割った若隆景は右を着いて待ち、千代の海がやや逡巡しているところ、自分の呼吸でやや早く立って、左で小さく張りつつ、右差し狙い。千代の海左に回って左を外ハズにあてがうが、若隆景足を送り、千代の海右
幕下注目の伯桜鵬×阿武剋は阿武剋に軍配。伯桜鵬は左四つなので普段は右足から踏み込むことが多いのですが、この日は左を出してから素早く右を出す足運び。一つかまして右で突き、左は外ハズ気味に相手を押し込むことはできた。ただ、左足がつま先立ちでスムーズに出足がつ
2日連続の手繰りは驚いた。2~3日目の内容を見ても、それだけ相手に突き起こされて腰が立ってしまうことへの警戒感ないし恐怖心があるのだろう。ある意味、自らそれを曝け出したとは言えるが、明日からの中盤戦、番付から見て、突き押しの力士とはしばらく対戦しなくなる
伯桜鵬の復帰初戦&2戦目とどっちを書くか迷いましたが、昨日の幕内は内容もニュース性も高かったし、追加で取り上げる価値があるかなと。伯桜鵬は今日の阿武剋戦が試金石ですし、それを見てからでも遅くはないでしょう。鎧袖一触とはまさにこのこと、大の里は先場所敗れて
霧島に土とか色々トピックは多い日だったけど、朝乃山の相撲があまりに良すぎて取り上げざるをえなかった。立ち合いの鋭さもさることながら、かつてないほどに小指から左を取りに行けているので、左の前を持って引き付けるまでの一連も流れるよう。素早い右からの攻めに移り
2~3番ごとに区切ってになると思いますが、今場所もやります。まずは順調に連勝スタートですね。初日 vs嘉陽 押し倒し 白星(1-0)復帰初戦となった先場所の対戦(※)では、立ち合い張り差しを選択するも逆に二本入られてしまった。それもあって、今回は頭で一つか
熱海富士は右で突いてくる相手の当たりに起きず、大関を後退させることができたのだから悪くない内容。ただ、指摘されている立ち合いのスピードと当たる位置の高さ、スムーズさを欠く足運びの問題が出てしまった。頭は下がっていても、それに伴う足がなく、ドタドタっとバタ
前回はかましていった横綱の立ち合いが今回は通常の右差し狙いで、呼吸的にも多少先にふわっと出るようになってしまった。対する若元春は普段揺らしている左手を割と早めに下ろし、ピタッと両手を着いて適度に体の力が抜けている理想的な姿勢。両手を着くや否やで立たれてし
3場所ぶりの出場に踏み切った横綱照ノ富士が新小結宇良を退け、復活へ幸先の良いスタートを切った。立ち合いのルーティン、相手にとって合わせやすさのある堂々たる仕切りも以前の通り。右を固めながらしっかり左で一歩踏み込みむと、すぐに抱え込む体勢は作れずとも、慌て
今回はすでにあと一歩を(人によっては何度も)経験し、当ブログでも数多く紹介歴のある上位常連力士たちを一気に紹介。ほぼ昨年の動向に絞って書いているので、リンク先の記事等も併せてご覧いただければと思います。塚原(春日野・24歳・192㌢・154㌔・東11)昨年は2
令和6年幕下以下有望力士紹介 花を咲かせたい叩き上げ力士たち
今回はそろそろ十両昇進を果たしても遅くはないだろうという、中学卒業後入門の3力士。いずれも中学時代に全国大会で秀でた結果を収めた力士たち(吉井は優勝、大辻は吉井に敗れて準優勝、德之武蔵は栃神山に敗れて準優勝)という共通項があります。德之武藏(武蔵川・23
令和6年幕下以下有望力士紹介 地道に力をつけてきた旬の力士たち(1)
北大地(立浪・25歳・171㌢/146㌔・西6)幕下昇進当初までの経歴及び取り口については上記リンク先をご覧いただきたい。その後、令和3年に幕下下位、4年には中位に定着。去る5年は秋場所で6勝1敗と大勝ちし、翌九州、初の一桁番付が5枚目以内となった(西3枚目)。
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10年前のブログ開設より殆どの場所で行ってきた本場所期間中の毎日更新(結果&展望)ですが、去る5月場所分をもって長期休場ー事実上の無期限更新停止ーとさせていただきます。十年一昔といいますが、当時の上位陣はすべて土俵を去り、幕下以下の時代から注目してきた力
12-3大の里(押し出し)阿炎10-5いやあ、大の里は左のあてがい(外ハズ)見事でした。先場所は突き放された右喉輪を跳ね除けるような左の使い方でしたが、今場所はより典型的なあてがい。脇の下の要所を押さえて逃さない、まるで師匠のそれを見ているようでした。右
大の里勝てばスピード初優勝。阿炎勝てば最低3人、最大4人の決定戦。その場所の点数=優勝争いの劇的度では断じてないですが、大関・関脇・小結・名誉三役級の計5人が最後に残ってくれたことは本当に良かったなと思います。1大の里×××××◯阿炎0先場所は阿炎がもろ手
3敗 大の里4敗 豊昇龍 琴櫻 阿炎 大栄翔10-4豊昇龍(寄り切り)欧勝馬9-5場所前の好調を伝えられながらまさかの連敗スタート。ライバル王鵬、再出場の髙安にも惨敗し、9日目を終えて4敗となったときは遥か彼方に見えた優勝の2文字が、豊昇龍の眼前に捉えら
3-4矢後(押し出し)德之武藏2-5相四つの両者、矢後が右をかち上げながら左差しを狙うと、德之武藏は頭でかまして左ハズから左を差し、右でおっつけると、矢後が左を抜いて右前廻しも窮屈。矢後腰を入れて外側から両掌を重ね合わせてロックし、じわじわ青房に攻め寄せ
3敗 琴櫻 大の里4敗 豊昇龍 阿炎 大栄翔 湘南乃海 欧勝馬2阿炎●●●●●●琴櫻8先場所の対戦昨年の1月から8場所連続対戦中&琴櫻の7連勝中。阿炎が左足前で構える琴櫻の安定姿勢を崩しきれず、ワンサイドの様相となっています。ただ、上記リンクで述べた通り
4-6-3若元春(押し出し)欧勝馬9-4欧勝馬からすれば、異次元の体験だったでしょう。当たりの強さ、「それでねじ込まれちゃうの?」という左、めくり上げるような右、苦し紛れに引いた下手をいとも簡単に切ってしまう技術、切ったあとの脈絡途絶えぬ鋭い攻め。若元春
4-3荒篤山(押し出し)千代丸3-9千代丸もろ手突きからちょっと引いて正面側に回り、また手で止め、右で喉を押すと荒篤山も右で喉を押し放して体が離れる。ここで千代丸右差しを図るが、荒篤山右で突きながら左で外し、千代丸もう一度右を差しにいくところ、荒篤山今度
9-3欧勝馬(叩き込み)正代5-7欧勝馬は正代得意の左ハズであてがわれ泳いでも頭が下がらず低い姿勢を維持しようとし、正代が中へ入ろうとすれば右おっつけ左を巻き替えて間隔を取り、密着を許さず。できた空間に手を出して止め、また頭を低くしながら右喉輪で正代のア
2-4德之武藏(送り出し)大青山3-3当たり合ってすぐに左四つに組み合い、德之武藏先に上手。德之武藏ひとつ前に仕掛け、右で続けざまに振るところ大青山右巻き替え、德之武藏すぐに左を差し返すが、大青山も上手を引き、お互い両廻しで胸が合う格好に変わる。土俵中央
豊昇龍は立ち合いよく考えていきましたね。前回勝っているとはいえ、立ち合いで引いた左前廻しは切られ、右もすぐには差せなかった。そこで今回は少し左へずれつつ、右は突いて起こしてギャップを作ってから差し入れる形。ずれているので、上手の位置も前ではなく横を取りま
2-3大翔丸(押し出し)宮城1-4宮城低く踏み込むも、大翔丸右で肩を押してグイと腕を伸ばすと、宮城すぐに引いて、呼び込みながら向正面へ回ろうとしたが、大翔丸よく見て正面から逃さず、宮城が苦し紛れに引いて赤房側へ逃れようとするのを許さずに押し出した。2-3
きわめてアンバランスですが、本日は1番だけ。明日は7番も待っています(泣)4-1木竜皇(押し出し)對馬洋4-4對馬洋左で突きながら右かち上げで起こすが、木竜皇も体勢崩れず。對馬洋が右で喉を押すと、木竜皇右喉輪で応じながら左を差して下手を引き、對馬洋も左を
1-3宮城(寄り倒し)德之武蔵2-2德之武蔵過去2場所の対戦と異なり、サッと両手を着いて立ったので、宮城は立ち合い遅れて右脇が空いた。德之武蔵左から起こして赤房へ出つつ、右を抜いて右上手。ちょっと呼び込んだところで宮城も右上手を引くが一枚かつ胸の合う格好
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。1-2大翔丸(押し出し)千代の海0-3千代の海右手を前に出しながら左差しを狙ったか。大翔丸は見ていくような出方で右を外ハズにあてると、千代の海すぐに離れ、手先で押して距離を取るが威力なし。大翔丸右で千代の
1-2大青山(押し出し)生田目2-1大青山左差しを狙うと、生田目もろ手突きで距離を取り、大青山突き返さんとするも生田目圧力をかけながら左おっつけ右で胸を突いて押し下げ、大青山なおも手を出して近づけまいとするが、生田目その手の内側から内側からと交互に腕を回
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。2-0若碇(寄り切り)德之武蔵1-1若碇低くかまして左差し、右は厳しくおっつけて德之武蔵に左を抜かせたところを深く差し込む。德之武蔵右から絞って若碇の上体を起こしつつ右上手を求めると、若碇ちょっと低く重心
0-2北磻磨(寄り切り)大青山1-1大青山左差し狙い。左を浅く覗かせると、北磻磨が右で突いて振りほどくところ、大青山突きに変えて攻勢。正面から逃さないよう、中に入れないようによく視ながら回転良く突いて圧力をかける、北磻磨少し引いて向正面から赤房側へ回ろう
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。0-1北磻磨(小手投げ)荒篤山1-0荒篤山少し早く立って左右と突き起こし、北磻磨が前のめりになるところ、右を覗かせながら右へ開いて左で叩くが、北磻磨落ちずによく堪えた。間隔が空き、荒篤山突き立てんとすると
幕内経験者が4人、十両経験のない新鋭が6人とキレイに色分けされた今場所の5枚目以内。果たして来場所関取の地位を掴むのは・・・楽しみな15日間がまた始まります。※以前の手さばきに比べるとより簡略に、相撲の流れが分かる程度の分量に留めてお届けします。0-1大
12-3大の里(押し出し)阿炎10-5いやあ、大の里は左のあてがい(外ハズ)見事でした。先場所は突き放された右喉輪を跳ね除けるような左の使い方でしたが、今場所はより典型的なあてがい。脇の下の要所を押さえて逃さない、まるで師匠のそれを見ているようでした。右
大の里勝てばスピード初優勝。阿炎勝てば最低3人、最大4人の決定戦。その場所の点数=優勝争いの劇的度では断じてないですが、大関・関脇・小結・名誉三役級の計5人が最後に残ってくれたことは本当に良かったなと思います。1大の里×××××◯阿炎0先場所は阿炎がもろ手
3敗 大の里4敗 豊昇龍 琴櫻 阿炎 大栄翔10-4豊昇龍(寄り切り)欧勝馬9-5場所前の好調を伝えられながらまさかの連敗スタート。ライバル王鵬、再出場の髙安にも惨敗し、9日目を終えて4敗となったときは遥か彼方に見えた優勝の2文字が、豊昇龍の眼前に捉えら
3-4矢後(押し出し)德之武藏2-5相四つの両者、矢後が右をかち上げながら左差しを狙うと、德之武藏は頭でかまして左ハズから左を差し、右でおっつけると、矢後が左を抜いて右前廻しも窮屈。矢後腰を入れて外側から両掌を重ね合わせてロックし、じわじわ青房に攻め寄せ
3敗 琴櫻 大の里4敗 豊昇龍 阿炎 大栄翔 湘南乃海 欧勝馬2阿炎●●●●●●琴櫻8先場所の対戦昨年の1月から8場所連続対戦中&琴櫻の7連勝中。阿炎が左足前で構える琴櫻の安定姿勢を崩しきれず、ワンサイドの様相となっています。ただ、上記リンクで述べた通り
4-6-3若元春(押し出し)欧勝馬9-4欧勝馬からすれば、異次元の体験だったでしょう。当たりの強さ、「それでねじ込まれちゃうの?」という左、めくり上げるような右、苦し紛れに引いた下手をいとも簡単に切ってしまう技術、切ったあとの脈絡途絶えぬ鋭い攻め。若元春
4-3荒篤山(押し出し)千代丸3-9千代丸もろ手突きからちょっと引いて正面側に回り、また手で止め、右で喉を押すと荒篤山も右で喉を押し放して体が離れる。ここで千代丸右差しを図るが、荒篤山右で突きながら左で外し、千代丸もう一度右を差しにいくところ、荒篤山今度
9-3欧勝馬(叩き込み)正代5-7欧勝馬は正代得意の左ハズであてがわれ泳いでも頭が下がらず低い姿勢を維持しようとし、正代が中へ入ろうとすれば右おっつけ左を巻き替えて間隔を取り、密着を許さず。できた空間に手を出して止め、また頭を低くしながら右喉輪で正代のア
2-4德之武藏(送り出し)大青山3-3当たり合ってすぐに左四つに組み合い、德之武藏先に上手。德之武藏ひとつ前に仕掛け、右で続けざまに振るところ大青山右巻き替え、德之武藏すぐに左を差し返すが、大青山も上手を引き、お互い両廻しで胸が合う格好に変わる。土俵中央
豊昇龍は立ち合いよく考えていきましたね。前回勝っているとはいえ、立ち合いで引いた左前廻しは切られ、右もすぐには差せなかった。そこで今回は少し左へずれつつ、右は突いて起こしてギャップを作ってから差し入れる形。ずれているので、上手の位置も前ではなく横を取りま
2-3大翔丸(押し出し)宮城1-4宮城低く踏み込むも、大翔丸右で肩を押してグイと腕を伸ばすと、宮城すぐに引いて、呼び込みながら向正面へ回ろうとしたが、大翔丸よく見て正面から逃さず、宮城が苦し紛れに引いて赤房側へ逃れようとするのを許さずに押し出した。2-3
きわめてアンバランスですが、本日は1番だけ。明日は7番も待っています(泣)4-1木竜皇(押し出し)對馬洋4-4對馬洋左で突きながら右かち上げで起こすが、木竜皇も体勢崩れず。對馬洋が右で喉を押すと、木竜皇右喉輪で応じながら左を差して下手を引き、對馬洋も左を
1-3宮城(寄り倒し)德之武蔵2-2德之武蔵過去2場所の対戦と異なり、サッと両手を着いて立ったので、宮城は立ち合い遅れて右脇が空いた。德之武蔵左から起こして赤房へ出つつ、右を抜いて右上手。ちょっと呼び込んだところで宮城も右上手を引くが一枚かつ胸の合う格好
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。1-2大翔丸(押し出し)千代の海0-3千代の海右手を前に出しながら左差しを狙ったか。大翔丸は見ていくような出方で右を外ハズにあてると、千代の海すぐに離れ、手先で押して距離を取るが威力なし。大翔丸右で千代の
1-2大青山(押し出し)生田目2-1大青山左差しを狙うと、生田目もろ手突きで距離を取り、大青山突き返さんとするも生田目圧力をかけながら左おっつけ右で胸を突いて押し下げ、大青山なおも手を出して近づけまいとするが、生田目その手の内側から内側からと交互に腕を回
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。2-0若碇(寄り切り)德之武蔵1-1若碇低くかまして左差し、右は厳しくおっつけて德之武蔵に左を抜かせたところを深く差し込む。德之武蔵右から絞って若碇の上体を起こしつつ右上手を求めると、若碇ちょっと低く重心
0-2北磻磨(寄り切り)大青山1-1大青山左差し狙い。左を浅く覗かせると、北磻磨が右で突いて振りほどくところ、大青山突きに変えて攻勢。正面から逃さないよう、中に入れないようによく視ながら回転良く突いて圧力をかける、北磻磨少し引いて向正面から赤房側へ回ろう
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。0-1北磻磨(小手投げ)荒篤山1-0荒篤山少し早く立って左右と突き起こし、北磻磨が前のめりになるところ、右を覗かせながら右へ開いて左で叩くが、北磻磨落ちずによく堪えた。間隔が空き、荒篤山突き立てんとすると
幕内経験者が4人、十両経験のない新鋭が6人とキレイに色分けされた今場所の5枚目以内。果たして来場所関取の地位を掴むのは・・・楽しみな15日間がまた始まります。※以前の手さばきに比べるとより簡略に、相撲の流れが分かる程度の分量に留めてお届けします。0-1大
平戸海雄貴 出身:長崎 生年:平成12年 所属:境川 身長:178㌢ 体重:139㌔<立ち合い分析>代名詞は左前廻し狙い。浅い位置を引けば、頭をつけながら右を差しての速攻相撲を体現できる反面、その立ち合いには「上体を起こして反りながら前廻しを取りに行く」「アゴ