来場所の幕下の「機械的」番付です。予想でもなければ、私の頭も使っていません。平成24年以降の地位・成績による昇降枚数の平均値をとり、その平均値を補正(分母が少ないと逆転現象が起こるケースがあるため)した数値順に並べたものになります。すでに昨日引退が発表され
大相撲データアナリスト(自称)が大相撲について感じたことを、定量・定性で語っていきます。
千秋楽後の北の富士さんのコラムの影響でか、SNS界隈では、朝乃山待望論がにぎわっている。そもそも謹慎6場所が長いという話はあるのだが、今にしてこれが盛り上がるのはなぜか。もちろん、北の富士さんが公式に?このようなことを仰られたので、それに同調する勢力が増した
さて、今年もやります。2021年MVP力士投票です。皆様には1位から3位の力士を投票していただき、1位3点・2位2点・3位1点で、その合計得点が一番高い力士として表彰?いたします。その他2021年の大相撲を振り返るコメントをご用意しておりますので、ぜひ、こちらもご回答いただ
いきなりだが、今場所のNHKの中継画像を。直近6場所、すべて対戦し、すべて照ノ富士が勝ち、それもすべて寄り切りという同一決まり手。直近1年間の対戦の勝者の側に決まり手が出るというのは、NHK中継を見ていればおなじみの光景だが、過去にこのような状況になったことはあ
さて、来場所、令和4年1月場所の予想番付です。早速ですが幕内から。おそらく、大部分の「予想屋」さんたちは、三役まではこれで一致した意見となるのではないでしょうか。心情的には西筆頭で勝ち越した若隆景は小結に戻してやりたいところですが、8勝で東という「上げる余地
照ノ富士が全勝で優勝に花を添えた。とにかく、強いとしか言いようがないだろう。その照ノ富士の全勝を阻止するために土俵に上がった貴景勝。だが、その差は大きかった。貴景勝は数少ない、照ノ富士に勝てる期待を持たせる力士ではあろう。それは、昨年の九州以降、照ノ富士
はっきり言えば、世間一般には全く浸透していない数字だが、私の中での「安定して強い力士」の指標として「3年200勝」というのがある。昨年や平成23年は年5場所だったため、3年というよりも「18場所」で見ているが、これを成し遂げられた力士。歴代でも19名しかいない(ここ
見ごたえのある一番というのは、こういう一番のことを言うのか。そんなことを感じた一番。言うまでもなく、照ノ富士ー阿炎だ。あまり大きな声でいうことでもないが、17時50分過ぎ。こっそり仕事場から隠れ、自分のスマホを立ち上げ、abemaTVでその一番だけ見た。何食わぬ顔で
やはり13日目は面白いというのを感じることとなった。この日の注目は貴景勝ー阿炎であったことは間違いないだろう。はっきり言ってしまえば、阿炎の強さを見くびっていたとでもいうか、とにかく阿炎が強かったということだろう。貴景勝の当たりが弱かったというのもなくはな
照ノ富士が12戦全勝。もう、なんといってよいのかわからない強さだ。死角はないのか。先場所不覚を取った明生相手だったが、明生の動きを読み切っていたというよりも、明生が素早い動きをしてきても対応できるようにという「注意」をしていただけで明生がまるで生きなくなる
■1351 誕生日に優勝決定~照ノ富士の誕生日は千秋楽翌日~
いきなり相撲ではなく野球の話で恐縮だが、昨日、11月25日はヤクルトスワローズの高津監督の誕生日だった。もし昨日、日本シリーズ第5戦でヤクルトが勝っていれば日本一決定。もし、こうもなれば、高津監督は誕生日に日本一が決定、胴上げとなるところだったが、残念ながらこ
11日目終了。2敗以内の力士は全員勝利で星を伸ばした。照ノ富士は完ぺきだっただろう。逸ノ城もよく食らいついたといったところだったが、力量差が歴然としていたといったところだろう。逸ノ城も早く攻めればチャンスがあったとも思えなくなるが、逸ノ城に早く攻められる力が
11日目、照ノ富士に敗れた逸ノ城。その決まり手は寄り倒しだった。この敗戦、逸ノ城にとっては通算288敗目なのだが、デビュー以来288敗目で初めて寄り倒されて敗れた一番となった。単純に重たい逸ノ城を寄り倒すということは簡単ではないだろう。そして悪く言えば逸ノ城が粘
ついに貴景勝に土。御嶽海にも土がつき、横綱が全勝、大関が1敗、関脇が2敗と「番付通りの成績」にもなってきてしまったか。1人横綱なのだから勝ち進んでもらわないと困る、横綱なんだから勝って当然。横綱が負けないと優勝争いが盛り上がってこない。どちらも正しい意見のよ
まずは、昨日の今日でこれか、と思わせた松鳳山ー栃ノ心の取組から。栃ノ心に廻しを与えながらも、栃ノ心を土俵際まで追い詰める場面もあったが、結果的に栃ノ心に敗れてしまった松鳳山。という展開だったが、その土俵際まで追い詰められた栃ノ心は土俵を割っていたようだ。1
友風が幕下の土俵で4連勝。9日目は竜電との5連勝をかけての対戦となる。友風からすれば、復帰後、初めての、ケガをする前の力量が同等ないしはそれ以上の力士との対戦といってよいだろう。大けがからの復帰、リハビリをしながらの土俵復帰で今場所幕下に戻ってきて、ここから
十両の王鵬が8連勝で中日勝ち越しを決めた。1場所15日制が定着した昭和24年5月場所以降、十両の全勝優勝は6例というところを見ると、十両での全勝は簡単ではないということはすぐにわかる。この昭和24年5月場所以降、十両力士の中日全勝は87例目ということになる。単純計算で
照ノ富士と貴景勝が全勝ターンだ。とはいえ、貴景勝は逸ノ城の髷掴み、反則での勝利だった。まずは勝負内容ではなく、この決着のつき方について触れておこう。取組自体は2分を超える長い相撲だった。だが、逸ノ城が髷を掴んだのは取組の最初のほう、10秒もたっていないような
阿炎に土。これで照ノ富士と貴景勝のマッチレースが始まることになったのか。とはいえ、照ノ富士がどこで誰に負けるのかという疑問?はあるものの、1敗力士たちも侮れないというのが7日目を終えての率直な感想かもしれない。阿炎は敗れたが、正直なところ、判断が難しい1敗だ
6日目終了。5連勝の3人は全員勝利。それも各々がらしさを出した6日目だっただろう。隠岐の海は照ノ富士に対して善戦したとは思うが、照ノ富士にスキはなかったというよりも、照ノ富士がじっくり、廻しさえ取れればどうにかなるといったところで、落ち着いていたということで
再入幕の阿炎が5連勝だ。今場所の阿炎は謹慎休場前よりも強くなっているという声が多い。阿炎個人の過去の実績で見ていくと、阿炎は十両昇進後、いったん幕下に陥落し、そこから十両に復帰すると幕内上位まで一気に番付を上げた力士である。今場所の阿炎は、平幕2桁の地位の
気づけば全勝は3人に。そこには当然のごとく、照ノ富士がいるわけだが、ついに?御嶽海が「全勝リスト」から消えた。さて、その御嶽海から振り返るが、敗れはしたものの、決して4連勝をしていた良さを忘れさせるような、あっさりと負けるがっかり感満載の御嶽海クオリティ炸
大枠の感想としては、3日目と同じといってよいのかもしれない。それは「安定している」と良く捉えられるのではないかとも思う。今場所の阿武咲は先場所の良さが見られないが、横綱相手にかなり良い相撲を取ったのではないかと思う。押し切ることは当然できなかったわけだが、
高安が2日目から、3分9秒、1分45秒、3分33秒と長い相撲を3日間続けた。その合計8分27秒。これを私は即時?にTwitterで、貴景勝、阿武咲、大栄翔といったところの1年分と表現してみたが、実際の数字を算出してみた。なお、時間は幕内のデータしか私自身が持っておらず、昨年は
横綱、大関が「安定」している。だが、それ以上に「脅威」なのが御嶽海かもしれない。初日の正代は大栄翔が素晴らしく不覚をとってしまったということになろうが、2日目、3日目と盤石だ。貴景勝も相当に良さそうだし、照ノ富士も攻められる場面はあっても、簡単に負けること
再入幕の阿炎が初日から3連勝だ。先場所の相撲を見ていると、十両だから圧倒できているという印象もあったが、幕内下位でも3連勝スタート。内容もすこぶるいい。今の阿炎は最も強かった時の阿炎よりも強いのではないかと思わせる強さだ。そんな阿炎だが、幕内では初日からの3
さて、2日目の土俵で宝富士と高安が3分を超える相撲をとった。ここ最近は、宝富士も高安も長い相撲が目立つ。その両者が対戦すれば、ある程度時間が長くなるというのは必然なのかもしれないし、3月場所でもやはり3分近い時間をかけた取組だったので、その一番が記憶に新しい
2日目終了。大関以上は3人しかいないわけだが「安泰」といってよいのか。それにしても照ノ富士の「粘り」はすごいというか、なんといえばよいのか。勝因としては、左を抱えていたことということになるのだろうが、それにしても大栄翔の厳しい攻めを残しきれたのはさすがとし
当たり前のように本場所が始まりました。今場所も翌日の午前中くらいまでには、その日の雑感を書いていきたいと思います。それにしても、照ノ富士ー霧馬山は見ごたえがあった。霧馬山が照ノ富士に勝てそうな気配がない。チャンスはあっても、決定的なものにできないというの
■1332 【相撲ニュース感想】これは「問題提起」かもしれない。なぜに大学で大関レベルを目指すのか。
さて、いよいよ本場所が始まるわけだが、かなりショッキングといってもよいとも思えるニュース記事が飛び込んできた。大相撲見据えた日体大2年花田秀虎 学生の段階で「大関」レベル意識(日刊スポーツ)大学1年生でアマ横綱。2年次で学生相撲選手権で準優勝。卒業後は大相
さて、今日はこれで。相撲界にも新庄ビッグボスの影響!?…御嶽海が珍言「横綱にはなりたくないんですけど…。大関には早くなりたい」(中日スポーツ)なんといってよいのやら。「横綱にはなりたくない」とはっきり言うとは。とはいえ、例えば横綱昇進が決まった時の初代若乃
■1330 照ノ富士・正代・貴景勝の3人がそろって2桁勝利の期待値は?
さて、今場所は大関以上が3名と寂しい番付だ。令和2年3月場所も2横綱1大関という番付で、大関以上3名だったが、やはり主役不在感はある。とはいえ、この3名がしっかりと結果を残してくれれば、それはそれで違ったものになるということも確かかもしれない。この3名で優勝争い
幕下の對馬洋が自己最高位の東幕下2枚目に番付をつけた。初の幕下5枚目以内ということで、結果いかんでは来場所の新十両が十分に期待できる位置だ。そんな對馬洋、3場所連続で6勝1敗の好成績で番付をここまで上げてきた。1場所目は、その前の場所が全休だったこともあって実
■1328 【相撲ニュース感想】稽古見学解禁より出稽古解禁が先ではないか
日々、大相撲のニュースを取り上げ、簡単な感想を書いてみようと思います。相撲部屋の稽古見学、師匠の判断で後援者や近親者に限り解禁(日刊スポーツ)稽古見学解禁を否定するわけではない。少なくともここまでは相撲協会は厳しいガイドラインを作成し、それに則って運営を
魁聖といえば、横綱戦未勝利での横綱戦最多記録保持者ということが知られている(?)が、その魁聖が今場所の結果いかんでは、来場所「大記録」というよりも「珍記録」を達成する可能性を秘めている。タイトルに「7勝8敗」と書いたが、おそらくこの記録が達成される可能性が
さて、11月場所となると年間最多勝が話題になることが多いが、今年はすでに照ノ富士が年間最多勝を決めている。そして、その逆。年間最多敗となると誰になるのか。今年のすべてを十両以上に在位した力士で、5場所すべて負け越しているのは栃ノ心と輝だ。上位力士であれば、6
■1325 1年間以上平幕5枚目以内を保った力士が平幕2桁に落ちるとどうなるか
11月場所、少なからず北勝富士が相当に好成績を残すのではないかという声が聞かれる。それもそのはず、北勝富士といえば平幕上位の常連。その中で、時折、上位力士を食う。それだけの実力者が11月場所の番付は平幕12枚目だ。本来の実力よりは大きく劣るところで相撲を取ると
新番付が発表されて1週間近くたったが、今場所の新番付のトピックの1つ。それは「霧馬山ただ1人だった」ものがある。「今場所の新三役って霧馬山だけだよね」と言われれば確かにその通りなのだが、これにもう少し目線を拡大してみると。今場所の幕内力士、霧馬山が「唯一の
昨日、11月5日は正代の30歳の誕生日だった。SNSを見ていると、かなり正代30歳おめでとうという内容でにぎわっていたように思う。そして、1人横綱の照ノ富士も今月29日には30歳の誕生日を迎える。どの年齢が一番全盛だったかと言われれば、それは人それぞれ。若くして出世をし
日々、大相撲のニュースを取り上げ、簡単な感想を書いてみようと思います。ガイドライン違反から幕内復帰の阿炎 妻子との同居再開は「幕内で勝ち越してから」(デーリースポーツ)復帰以降、真面目な阿炎にも何か慣れてきた感がある。とにかく、今の阿炎は一生懸命さ、真剣
日々、大相撲のニュースを取り上げ、簡単な感想を書いてみようと思います。宇良「勝ち越しを目指して頑張りたい」思い出の福岡で幕内上位復帰を狙う(日刊スポーツ)先場所、横綱照ノ富士戦も組まれた宇良だったが、7勝8敗と惜しくも1点の負け越し。11月場所は番付を東前頭7
●現在の照ノ富士への評価は最高評価だ現在、現役力士の中で評価されている力士は照ノ富士と言って過言ではないだろう。照ノ富士に対して厳しい評価を下すということはタブーになっているのではないかという気すらある。それもそうだろう。大関まで昇進しながらも、ケガや病
特段、サプライズはなかったという印象だ。白鵬が番付から「消えている」ことも想定内。中には、番付編成会議後の引退なのだから、番付に残るなんていう意見もあったが、横綱がいなくなったところで、そこを空位にすればいいだけで、埋める必要がある地位ではないので、これ
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来場所の幕下の「機械的」番付です。予想でもなければ、私の頭も使っていません。平成24年以降の地位・成績による昇降枚数の平均値をとり、その平均値を補正(分母が少ないと逆転現象が起こるケースがあるため)した数値順に並べたものになります。すでに昨日引退が発表され
さて、早速ですが7月場所の予想番付です。まずは幕内から。大の里は横綱昇進。これにより大関が琴櫻1人になるので、大の里の番付表記は「横綱大関」になるものと思われます。小結で11勝以上(12勝)を挙げた若隆景は慣例に従って、他者の成績関係なく関脇昇進でしょう。そう
すでに大の里の優勝が決まった千秋楽。どの力士も最後に1勝を積み上げる、今場所を締める、来場所につなげるため。そして目先の相手に勝つことだけに集中した千秋楽。そんな千秋楽を振り返る。■来場所以降を楽しみにさせた結びの一番注目は大の里の全勝なるか。もうだけだっ
大の里が優勝を決めた翌日。久しぶりに優勝が決まったあとの14日目の土俵。何か新鮮さすら覚える日だったように思う。優勝争いという観点でだけで見れば「消化試合」だ。だが、大部分の力士にとっては優勝とはできないものであったり、生涯に数回でもチャンスがあれば恵まれ
13日目の時点で早くも大の里が優勝を決めた。これで横綱昇進を決定的にした。に圧倒的だったといっていいだろう。豊昇龍は大栄翔に勝利し10勝に乗せた。残り2日でどこまで星を積み重ねられるのか。霧島と若隆景も10勝目を挙げて2桁勝利。どちらも大関取りの土台を作っただろ
大の里が伯桜鵬を下し全勝を守った。これだけなら驚くことではないのだろうが、2敗の豊昇龍が敗れ2敗力士も不在になった。12日目を終えて、全勝が大の里で、1敗・2敗が不在で3敗で豊昇龍を含めた5力士。残り3日で3日。大の里は最低でも優勝決定戦で敗れての優勝同点。ここま
大の里が全勝を守り、豊昇龍も2敗をキープ。豊昇龍以外の2敗力士は全員敗れ、大の里と2差までの力士ですら豊昇龍1人となった。数字上は3敗にも当然優勝可能性はあるわけだが、もはや机上の空論レベルか。それでは、そんな11日目を振り返ろう。■横綱・大関の勝負への厳しさ豊
大の里は全勝を守ったが、役力士戦が組まれた1敗の伯桜鵬と安青錦はそろって敗れ1敗が不在となった。これで全勝は大の里1人で1敗不在。2敗で横綱豊昇龍、小結若隆景と平幕の伯桜鵬、安青錦が追う展開になったが、相当に大の里有利な状況が生まれた10日目を振り返ろう。■強さ
大の里は全勝を守り、若隆景に土がついた。これで全勝が大の里1人で、上位陣の1敗が不在になり1敗は伯桜鵬と安青錦の2人。2敗は豊昇龍、若隆景、朝紅龍。いくらなんでも大の里がここから3つ負けるとも思えない展開にはなってきているのだが、まずは9日目を振り返ろう。■強す
伯桜鵬に土がつき、大の里は白星。これで大の里が単独トップで全勝を守った。これで、大の里が全勝、1敗に若隆景・伯桜鵬・安青錦。2敗に豊昇龍含め5人の展開。そんな中日を振り返りたいが、主に尊富士について触れていきたい。■尊富士の変化について思ったこと・尊富士は変
大の里と伯桜鵬が揃って全勝を守った。1敗も若隆景と安青錦だけになり、1敗までに4人と優勝争いは早くも絞られつつあるような状況になって来たか。そんな7日目を振り返る。■とにかく強い大の里もちろん、引いたり叩いたりして勝よりも前に出て勝つほうが良いのだとは思う。
大栄翔が敗れ全勝は大の里と伯桜鵬の2人になった。これで上位での勝ちっぱなしは大の里だけになった。伯桜鵬が不気味な存在ではあるのは言うまでもないが、それでもかなり大の里優位な状況が作られたといって良いのではないだろうか。そんな6日目を振り返る。■エンジンがか
序盤5日間が終わった。全勝は大の里、大栄翔、伯桜鵬、錦木。それを5人の1敗力士が追う展開。1敗勢の中での上位力士は若隆景のみで、全勝者の状態を見ると大きく崩れることはなさそうな印象はあるが、そんな5日目を振り返ってみる。■強い王鵬を一蹴した大栄翔大栄翔が王鵬を
豊昇龍が連敗。大の里は4連勝スタート。明暗が分かれてきた。琴櫻は勝利し星を五分に戻した。4日目を終えて、全勝は5人。上位での勝ちっぱなしは大の里と大栄翔だけだ。こうもなると1敗力士がどうなってくるのか。こんなところが気になりだしてもくる4日目を振り返る。■豊昇
3日目に豊昇龍に土がついた。琴櫻も敗れ1勝2敗と黒星先行。大の里は3連勝スタートとなったものの、このまま安泰の流れで行くのかと思いきや一気に暗雲となった3日目だが、その3日目を振り返ってみる。■王鵬が強かった相手がどんな相撲をとろうとも。相手が好調だろうとも。
豊昇龍と大の里は連勝スタート。琴櫻も初日を出した3人の大関以上が全員白星となった2日目。全体的にはまずまずの出だしといって良いのだろうか。そんな2日目を振り返る。■豊昇龍が横綱らしくなってきた「地位が人を作る」になってきているのだろうか。賛否両論あった中での
さて、5月場所が始まりました。注目はいろいろあるとは思いますが、やはり綱取り大関がいるとなると、最大の注目は当然のことながらそこになるのでしょう。今場所も翌日、昼頃までを目途に雑感を書き連ねていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。■強かった豊昇龍
今場所「も」と言ってよいのか。高安が優勝をあと一歩のところで逃した。そして優勝したのは大の里だった。そんな大の里の優勝に対して師匠の二所ノ関親方は「3敗したので、まだ稽古が足りない。これが13、14勝になるようにしっかり指導していきたい」とコメントを残したよう
さて、来場所の予想番付です。まずは幕内から。悩ましいポイントはいくつか。まずは西関脇。候補は高安か霧島でしょう。優勝していれば高安関脇もあっていいのかとも思いましたが、やはり3年前にはなるとはいえ、以前の筆頭で13勝で優勝した大栄翔が小結で止められたのは引っ
皆さま、15日間お疲れさまでした。結果は本割で大の里、高安がそろって勝ち、この両者の決定戦で勝利した大の里の優勝。終わってみれば大関が12勝で優勝したというのは決して悪いわけではなく、落ち着くところに落ち着いたともいえるのだろう。そんな千秋楽と今場所を振り返
昨日日中にいつも通り、幕下5枚目までの予想番付を記したが、作っていてとにかくシビアな番付になると感じた。シビアというのは、とにかく勝ち越し者が上がりづらい。反面、負け越し者は大きく落ちる可能性がある。「上がりづらいし落ちやすい」といった力士からしたらたまっ
さて、来場所の予想番付です。早速ですが幕内から。おそらく小結まで。ここまでは誰が作ってもこの予想になるのではないでしょうか。とはいえ、大関から陥落してくる関脇がいるといつも書いているのですが、霧島の立ち位置です。大関に最も近い関脇は霧島。いくら大の里が強
さて、千秋楽の土俵を主に、今場所について振り返っていこう。ひと言でいうと、ただただ大の里が強かった。ここに尽きる場所だったのだろう。だが、どうしても注目はそこに行ってしまうのだが、全体感として、近年を象徴するような場所。そんな印象もあった。そして見ごたえ
3敗の2人。大の里は勝利し、琴櫻は敗れた。これによって大の里が単独トップに立った。4敗が4人。豊昇龍、琴櫻、阿炎、大栄翔。優勝はこの5人のうちの誰か。ここまでは「確定」した。そして「千秋楽用」の取組として残されていたといっても良かろう大の里ー阿炎が組まれた。大
13日目を終えて先頭は3敗で琴櫻と大の里。3敗はしているとはいえ先頭は役力士のみとなった。ここ数日「番付崩壊」というワードが何やら賑わせているが、豊昇龍も1差でついている展開となった。そんな13日目、ちょっと良く言われる話にスポットを当てて振り返ってみたいと思う
12日目にただ1人2敗だった湘南乃海が敗れて、12日目終了時で先頭は3敗となった。過去に4敗での優勝例はあるが、大部分の場所で優勝者は最低でも12勝はしていると考えれば、これを保つためには3敗力士の誰か1人で良いので、残り3日間すべて勝つ必要がある。今場所は現時点で3
11日目に単独トップに立った湘南乃海に土がつき、12日目の時点で2敗が不在に。先頭は3敗で琴櫻、大の里、湘南乃海、欧勝馬が並ぶ展開となった。結果だけで見れば、地力等を鑑みれば妥当な結果だったようには思えた12日目だ。■守れて粘れる琴櫻の強さ薄氷、という程ではない
このブログでは過去に取り上げたことがあるネタではあるのだが、本日はその更新版ということで。タイトルにも示した通り、今年に入ってから1月場所で琴ノ若(琴櫻)、3月場所は尊富士。そして今場所は宇良と湘南乃海が「初めて経験した」ことがある。ちなみに昨年、令和5年は
湘南乃海と宝富士の2敗直接対戦は湘南乃海が勝利。同じく2敗の大の里は豊昇龍に敗れ3敗に後退。これで湘南乃海ただ1人2敗を守り、湘南乃海が単独トップに。それを6人が3敗で追う展開。12日目の湘南乃海は阿炎戦、3敗に後退した宝富士は大の里戦と上位戦がようやく組まれだし
5人いた2敗力士の中では琴櫻と御嶽海に土。先頭は大の里、湘南乃海、宝富士で2敗。それを7人の3敗力士が追う展開。休場明け高安が復帰後大関戦連勝。その高安に琴櫻は土を付けられた。混戦であることは間違いないが、これでまた大の里が一歩抜け出した展開になったと言えるの
大の里と宝富士に土がつき1敗がいなくなった。9日目終了時で先頭は2敗。琴櫻、大の里、御嶽海、湘南乃海、宝富士の5人。そして3敗は7人。ここで少し場所が動き出したか。■驚いた平戸海の攻め大の里とはいえ、さすがにこのまま14勝1敗での優勝とはならないだろうとは正直思っ
大の里が快進撃を続けている。そしてこの大の里。新入幕場所、入幕2場所目の先場所で三賞を受賞している。今場所もここから大崩れでもしなければ十分に三賞候補となってくるだろうし、今場所のここまでを見ていれば何らかの三賞は受賞できるのではないだろうか。本音としてケ
大栄翔と大の里の1敗対決は大の里が制した。宇良と湘南乃海に土がつき、1敗は大の里と宝富士。そして5人が2敗で追う展開となった。それにしても大の里、負けない。この強さは本物なのか。それとも、まだ大の里の弱点を周りがつかみきれていないだけなのか。そんな中日を振り
7日目より、霧島と若元春が休場した。初日から朝乃山。2日目から照ノ富士と貴景勝。そして7日目からの2人。結果的に番付には9人いる三役(横綱は三役ではないが以下便宜上、横綱・大関・関脇・小結の4地位を三役と表記する)力士のうち出場したのは4人だけだった。過去に出場
この日より霧島と若元春が休場。上位陣は軒並み休場。なんと小結以上の9人中5人が休場というとんでもない事態となった。だが、当然ながら、出場する力士がいれば場所は続く。全勝の宇良が敗れ幕内は全勝不在。大の里、大栄翔、宇良、湘南乃海、宝富士が1敗。そして6人が2敗の
さて6日目の土俵。この日の注目はなんといっても琴櫻ー大の里だろう。この段階で当ててほしくなかったと結果的にはなるのかもしれないが、ここで当てるのも順当だし、いくら大の里が驚異的な存在と言っても小結であることを鑑みれば、ここでの対戦は堅実な組み方か。ちなみに
序盤5日間が終わった。初日はどうなることやらとも思ったが、なんとか形はできてきた。見えてきたようにも思う。全勝は平幕だけとなっているが、本来の力ある人が抜け出しかけてきてる。星勘定だけで見れば、そこまで驚く場所でもないのではないかという印象も持ち出してきて
少しは落ち着いてきたといっていい4日目だったと言って良かろうか。それでも、まだまだ。本来あるべき姿からは程遠い。そんな様相とも言えよう。では、その4日目を振り返る前にちょっとだけ、この雑感について冒頭に今更ながら振り返ってみようと思う。■線でなくて点で見る
高安がかなり良いのではないかと述べた昨日だったが、その高安が3日目より休場。2日間の相撲を見た限り、かなり体調も良いのではないかと見られた中、またも腰痛の発症だ。なにがきっかけで、何の要因があってこうなったのかはわからないが、残念でならないし、悪く言えば高
早くも2日目から照ノ富士と貴景勝が休場。初日の顔見せだけで終わってしまったことは残念でもあるし、出場への見極めがまずかったのではないかと言う声もあるだろうが、横綱や大関がヘタレ相撲を見せるわけにはいかない。この両者、相撲内容含め褒められる部分はなかったのだ