本当はそんなこと 信じないのだけれど 居なくなったあなたが 空から見ているとか 星になったとか 言葉や想いを語りかけるとか ほら、今だって私に寄り添うように 傍に居るとか 全然そんなこと信じてないのだけれど カガクはそんなこと 有り得ないよって 切り取られた対象は モノでし...
気が付いた時には ぼくはもう こんな顔して こんな身体をして こんな心をしていた 空を仰向いて 明日に志高く展望するけれども そもそも この世に生きることを望んだのだろうか 全くの偶然的に 全くの運命的に ぼくらは誕生するから 始まりがそんなものだから ぼくらは問うのだろう...
美しい顔で 迎える 心に在る それで生きてゆく 借り物の価値観は移ろい易く まるで最初から何も無かったように ほろほろと崩れ去る 問わねばならない 花咲かし実をつけ再び回帰願うように 深く深く地中深く 根を張るように
共鳴する喜び 分かち合うことで お互いの存在を感じる 人波を全力で逆走する 一人になることで 自分の存在を感じる 一人ではなくては生きてゆけない なのに 一人では生きてゆけない
思い描くは ただ 誰かの笑顔 こんなにも 苦しい日々を じっと 超えていくのは ただ もう一度 誰かを思い遣り そして 想われてみたいから 相見て笑う また 見つけられるのかは わからないけれど もうすこし 探してみようと思う だから 今日も くじけずゆこう
歩いてなんていられない ふっと 身体が 軽くなれば ほら もう 走り出している 急ぐ 必要なんて ないのだけれど ほら もう 走り出している 風を追い越して 君ではない 君が居る
ほのかに灯る 闇の中 ひっそりと その火を絶やさぬよう 両手に焼けるほど包んで 守る そよ風にさえ、尽きそうな 煌めき 大切に 守る 消えてしまって なくなるかもしれない 姿だけを 残しては 留まれない さあ 吹き消してと 囁かれ 足元から 遡る ほろりと 流れ落ちた ...
帰りたいと思うのに それはいったいどこなのか 見たことも行ったこともない場所に 懐かしさを越えて欲するもの それは郷愁というものなのか この身体のどこかに埋め込まれた記憶 経験や環境や知識が及ばない 遥か遥か奥底に漂うもの 幾年の世代を経てなお 脈々と波打つ鼓動 ふとした時...
わたしの名は 授かりそして選んだもの わたしは わたし 時々 その表層は違えど わたしは わたし その輪郭が犯される時のみ わたしは 戦う 大切に包んでも すぐに溶けてしまう淡雪のような 哀れな 自尊心 でも 無くしては生きていけない わたしは わたし
分けあえないもの それは 悲しみ 泉のほとりに居るわたしは 沈みきってしまった あなたの 漂う姿は見えるけれど その深さまで 手が届かない あなたの悲しみの深さが わたしの想像を超えている 両手いっぱいに 悲しみを抱きしめて あなたもわたしも 泉に底に落ちて...
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