新刊書の裏面の帯(おび)に、列挙された副タイトルは… ・新聞協会賞受賞「海外臓器売買」 スクープは真実か? ・巨大メディア(NHK・読売・文春)を 名誉毀損…
生体肝移植・人工透析・生体腎移植を乗り越えて社会復帰を果たした夫婦の軌跡をドナーが綴っていきます。
「ダブル移植の語り部」、このタイトルを見て、「どういうこと?」と思われる方がほとんどでしょう。「ダブル移植」には二重の意味があります。 ひとつは、生体臓器移植を一人の人間が2回(生体肝移植と生体腎移植)行っている、という事。もうひとつは、一人の人間が生体臓器提供者、いわゆる「ドナー」となって、2回移植手術を受けている、という事。 これが、「ダブル移植の語り部」という変わったタイトルの内実です。
〈Tー6 初めての宇和島訪問〉 患者にとって、よりどころとなるはずの病院。患者家族からは、「病状が、急変しても、入院しているから安心」と、絶大な信頼を寄せら…
〈Tー5 初めての宇和島訪問〉 腎臓を知り尽くした、万波先生の「おかしいですね」発言。ああ、やっぱり…。 この瞬間、私の中で、あの悪夢の日以来、くすぶってい…
〈Tー4 初めての宇和島訪問〉 「緑膿菌には、きちんと効く薬が、ありますから、緑膿菌感染で、生涯、人工透析にまでなることは、ありませんよ」そう、明言する万波…
〈Tー3 初めての宇和島訪問〉 万波先生です。初めて見る先生は、小柄で、顔も体もぜい肉がなく、とても、74歳には見えません。日曜日なのに、いえ、日曜日だから…
〈Tー2 初めての宇和島訪問〉 夕方、宇和島で初めて出会う医師が、入って来ました。60代後半と思われる、小島啓明先生。優しさがあふれる方です。 「すごいです…
〈Tー1 初めての宇和島訪問〉 平成27年8月23日、夫と私は、松山空港に、到着しました。 夏の四国は、この日、雲ひとつない快晴。真夏の、ギラギラする日差し…
〈Sー4 患者の側に立つ医師〉 しかも、修復腎を移植された、レシピエントにおける、病気の「再発」は、限りなくゼロに近いという、事実が示されると、世界でも高く…
〈Sー3 患者の側に立つ医師〉 長年、腎不全患者の苦しみを、受け止めてきた、万波先生たちは、共感する、広島・岡山・香川の病院から、病気の腎臓の提供を受け、つ…
〈Sー2 患者の側に立つ医師〉 同時に、日本移植学会やマスコミによる、バッシングの嵐が、吹き荒れる中でも、自分の信念・正義をつらぬいた、万波先生の次の言葉が…
〈Sー1 患者の側に立つ医師〉 3週後に迫った、検査入院までに、私には、どうしても、読んでおかねばならない本が、ありました。 その本とは、『透析患者を救う!…
〈Rー14 万波誠先生への直訴〉 そんな大きなリスクを、ものともせず、「紹介状なんかいらん。調べれば分かる」と、さらりと言って、患者の不安を、脇に押しやって…
〈Rー13 万波誠先生への直訴〉 私は、二度とも、ドナーになる際に、断られましたが、その根拠として、医師の側が示した内容には、到底、納得できませんでした。 …
〈Rー12 万波誠先生への直訴〉 それにしても、いろいろな意味で、当時74歳の、万波先生は、「すごい方だな」と、思わずにはいられませんでした。 「紹介状なん…
〈Rー11 万波誠先生への直訴〉 「一番早い日で、9月2日に、手術をしましょう。その前に、奥さんとふたりで、精密検査をしに来てもらって…」「本人は、人工透析…
〈Rー10 万波誠先生への直訴〉 次は、夫への質問です。 「奥さんが、ドナーになるって、言ってくれたの?」「はい、家内から申し出てくれました」「そう、じゃ、…
〈Rー9 万波誠先生への直訴〉 まず、私の身体状況についての、質問です。 「奥さんは、肝移植のドナーになって、一年は経っているんだね」「はい。一年三か月経ち…
〈Rー8 万波誠先生への直訴〉 翌日届いた、病院事務室からの返信は、次のような内容でした。 この度は、ご相談いただき、ありがとうございます。メールでの状況を…
〈Rー7 万波誠先生への直訴〉 ところが、先日、肝移植主治医から、以下のような猛反発を、受けました。「万が一、何かあったらどうするの?世間が、生体臓器移植を…
〈Rー6 万波誠先生への直訴〉 昨年3月に、肝硬変末期のため、生体肝移植を希望して、都内の大学病院に、緊急入院いたしました。翌月、妻をドナーとして、移植手術…
〈Rー5 万波誠先生への直訴〉 腎臓病に精通した、高齢の医師にとって、私は、受け入れてもらえるドナーなのか。 イチかバチかの、勝負に出ることにして、どんな展…
〈Rー4 万波誠先生への直訴〉 大学病院をはじめとする、大規模病院の硬直性、権威主義。患者の苦しみよりも、自己保身や、病院の評判を、優先する姿勢。 今回、そ…
〈Rー3 万波誠先生への直訴〉 猛烈なバッシングを、繰り返していたマスコミは、この辺りから、手のひらを返したように、万波先生を、良医として、取り上げるように…
〈Rー2 万波誠先生への直訴〉 その後は、当然のことながら、万波先生が、悪徳医師どころか、地位も名声も求めず、四国の海沿いの、過疎化が進む小さな市(宇和島)…
〈Rー1 万波誠先生への直訴〉 「こうなったら、この方にお願いしてみるしかない」と、私はついに、決心しました。 この方とは、愛媛県宇和島市在住の、万波誠(ま…
〈Qー10 主治医の猛反対〉 腎移植を望まないまま、移植自嘲派、あるいは、移植懐疑派になることなど、考えられませんでした。 ただ、ひたすら、「私は、生体臓器…
〈Qー9 主治医の猛反対〉 夫は、生体肝移植を受けなければ、あと半年ほどで、人生の終局を、迎えていたはず。それが…どす黒く固まり、害悪でしかなくなった、自分…
〈Qー8 主治医の猛反対〉 ▽医師はリスク回避を最優先するため、発想がネガティブである。 O医師が、発した言葉は、私の意思とは乖離したものでした。 O医師の…
〈Qー7 主治医の猛反対〉 ▽移植医は、世間の評判を、とても気にしている。 このころ、生体肝移植は、技法が確立してから、まだ、20年足らず。 そのため、O医…
〈Qー6 主治医の猛反対〉 一方、取りあえずの命が担保される、腎臓とは異なり、O医師の専門分野である、肝臓は、末期に、究極の救済方法である、肝移植がなければ…
〈Qー5 主治医の猛反対〉 ▽同じ移植医でも、肝移植医は、腎移植の必要性を、知らない。 以前、別の移植医が、「僕は、肝臓が専門なので、腎臓のことは、さっぱり…
〈Qー4 主治医の猛反対〉 「そりゃ、生き死にに関わる、というのなら、考えるけどね。これが、私の、というか、当大学病院の、方針です」 時間的には、数分間に過…
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新刊書の裏面の帯(おび)に、列挙された副タイトルは… ・新聞協会賞受賞「海外臓器売買」 スクープは真実か? ・巨大メディア(NHK・読売・文春)を 名誉毀損…
今から数か月前の、2025年3月末に、幻冬舎新書の新刊、臓器ブローカー~すがる患者をむさぼり喰う業者たち~が、発売されました。 この新刊の著者は、NPO…
故万波医師の上司として、万波先生を支え続けた、近藤先生は、すでに1980年代に、市立宇和島病院に、病院独自の、『院内移植コーディネーター』を配置し、万波先生…
また、ひとたびJOTに、移植に関する権限を集中させたのなら、JOTが責任をもって、全国の移植施設間を、綿密なネットワークで連結したり、移植コーディネーターを…
…この厚生労働省の改革案の記事を読んだ途端、私は、無性に腹立たしさを感じると同時に、「28年もかけて振り出しに戻っただけ」という空虚さも感じました。 「JOT…
そんな度重なる情けない現状が、明らかになり、JOTの綻びが露呈してしまったので、早急な対応や改革が、求められるようになりました。その結果… 今から半年余り前…
「日本における唯一の臓器斡旋機関」というお墨付きを得たJOTでしたが、1997年の設立以来、28年も経つというのに、移植希望の大半を占める、『腎移植希望者』…
この「9割が生体ドナーによる移植」という現実も、外国ではありえない、日本特有の歪んだ偏りだと言えます。言い換えれば、日本の移植は、家族の下支えによって、かろ…
このトップ記事に対して、日本の臓器移植を牛耳っている方々は、情けないと思わないのでしょうか? 失礼ながら、厚労省の担当者や審議委員の先生方は、移植が進もうが…
こんな当たり前過ぎることに、これまで着手せずに、膠着時間だけを費やしてきた結果、移植医不足や移植専門病床不足、そして、移植前後に必要な、ICUのベッド確保が…
自由裁量が少なく制約の多い中で、日本の移植成功率を、よくぞ、世界のトップレベルにまで、引き上げてくれたものだと、先陣を切って、移植に没頭してきた移植医の方々…
死に瀕して苦しんでいる、臓器不全患者を救うために、『臓器移植』という先進医療分野で、希望に燃えて奔走してきた移植医たちは、JOTの、(全ての権限は、こちらで…
日本臓器移植ネットワークに、臓器移植に関わる、全ての集約・分配の権限を、一元化し、そこに〈公平・公正〉という、錦の御旗を掲げたのならば、臓器移植が速やかに進…
そもそも、万波先生は当時、日本移植学会に、所属していませんでしたから、学会に届け出てお伺いを立てる必要は、なかったそうです。 ですが、移植学会幹部やマスコミ…
これまで何度も、このブログで取り上げてきた、『病気腎事件(正しくは修復腎事件)』に関する、様々な資料を読んだり、厚労省や移植学会の、すさまじいまでの万波先生…
「臓器移植をする・しない、移植を受ける・受けないの4つの権利を、公平公正に尊重します」なんて、今の日本では当たり前すぎて、基本理念として、わざわざ冒頭で、ア…
昨日このブログに記載した、JOTの〈基本理念・価値観〉 なんだかなあ…と思ってしまう、空虚な美辞麗句のオンパレードです。ここに掲げられた、多くの価値観のうち…
【グリーンリボンキャンペーンとは】企業・団体・行政の支援によって、このキャンペーンは運営されていますが、10月の移植普及月間には、以下のようなイベントが開催…
〈グリーンリボン〉という、臓器移植活動のシンボルマーク…実は、ドナーに2度なった私でさえ、グリーンリボンの存在を知ったのは、ほんの数年前でした。その後も状況…
一番手っ取り早く、「私たちは、こんな活動をしていますよ」感を打ち出して、世の中にアピールするには、「恒例イベントを毎年開催すること」が、最適なのではないでし…
〈Rー11 万波誠先生への直訴〉 「一番早い日で、9月2日に、手術をしましょう。その前に、奥さんとふたりで、精密検査をしに来てもらって…」「本人は、人工透析…
〈Rー10 万波誠先生への直訴〉 次は、夫への質問です。 「奥さんが、ドナーになるって、言ってくれたの?」「はい、家内から申し出てくれました」「そう、じゃ、…
〈Rー9 万波誠先生への直訴〉 まず、私の身体状況についての、質問です。 「奥さんは、肝移植のドナーになって、一年は経っているんだね」「はい。一年三か月経ち…
〈Rー8 万波誠先生への直訴〉 翌日届いた、病院事務室からの返信は、次のような内容でした。 この度は、ご相談いただき、ありがとうございます。メールでの状況を…
〈Rー7 万波誠先生への直訴〉 ところが、先日、肝移植主治医から、以下のような猛反発を、受けました。「万が一、何かあったらどうするの?世間が、生体臓器移植を…
〈Rー6 万波誠先生への直訴〉 昨年3月に、肝硬変末期のため、生体肝移植を希望して、都内の大学病院に、緊急入院いたしました。翌月、妻をドナーとして、移植手術…
〈Rー5 万波誠先生への直訴〉 腎臓病に精通した、高齢の医師にとって、私は、受け入れてもらえるドナーなのか。 イチかバチかの、勝負に出ることにして、どんな展…
〈Rー4 万波誠先生への直訴〉 大学病院をはじめとする、大規模病院の硬直性、権威主義。患者の苦しみよりも、自己保身や、病院の評判を、優先する姿勢。 今回、そ…
〈Rー3 万波誠先生への直訴〉 猛烈なバッシングを、繰り返していたマスコミは、この辺りから、手のひらを返したように、万波先生を、良医として、取り上げるように…
〈Rー2 万波誠先生への直訴〉 その後は、当然のことながら、万波先生が、悪徳医師どころか、地位も名声も求めず、四国の海沿いの、過疎化が進む小さな市(宇和島)…
〈Rー1 万波誠先生への直訴〉 「こうなったら、この方にお願いしてみるしかない」と、私はついに、決心しました。 この方とは、愛媛県宇和島市在住の、万波誠(ま…
〈Qー10 主治医の猛反対〉 腎移植を望まないまま、移植自嘲派、あるいは、移植懐疑派になることなど、考えられませんでした。 ただ、ひたすら、「私は、生体臓器…
〈Qー9 主治医の猛反対〉 夫は、生体肝移植を受けなければ、あと半年ほどで、人生の終局を、迎えていたはず。それが…どす黒く固まり、害悪でしかなくなった、自分…
〈Qー8 主治医の猛反対〉 ▽医師はリスク回避を最優先するため、発想がネガティブである。 O医師が、発した言葉は、私の意思とは乖離したものでした。 O医師の…
〈Qー7 主治医の猛反対〉 ▽移植医は、世間の評判を、とても気にしている。 このころ、生体肝移植は、技法が確立してから、まだ、20年足らず。 そのため、O医…
〈Qー6 主治医の猛反対〉 一方、取りあえずの命が担保される、腎臓とは異なり、O医師の専門分野である、肝臓は、末期に、究極の救済方法である、肝移植がなければ…
〈Qー5 主治医の猛反対〉 ▽同じ移植医でも、肝移植医は、腎移植の必要性を、知らない。 以前、別の移植医が、「僕は、肝臓が専門なので、腎臓のことは、さっぱり…
〈Qー4 主治医の猛反対〉 「そりゃ、生き死にに関わる、というのなら、考えるけどね。これが、私の、というか、当大学病院の、方針です」 時間的には、数分間に過…
〈Qー3 主治医の猛反対〉 言葉を挟もうとして、「それは…」と、言いかけたところ、O医師は、「言わないで!」と、一方的に、シャットアウト。 「人工透析は、一…
〈Qー2 主治医の猛反対〉 これで終わり、の流れだったのですが、突然、「腎移植をしたいと、言いに行ったようだけど…」と、例の話の第二ラウンドが、始まりました…