◎山の特徴秋と春によく訪れる奥武蔵(埼玉県)のなかで、今回は入間川源流域にある旧名栗村名郷地区の山を周回した。この地区には千メートル級の武川岳、大持山、横倉山や妻坂峠の稜線が源流を取り囲んでいる。入間川は、大持山の南東斜面を源とし、埼玉県南部を東に流れ、川越市で荒川と合流する全長67kmの川。◎山行日2025年4月4日4月に入っても降雪や雨続き。当日は冷えきった朝から晴天。登山口の名郷に駐車し、初めて歩く天狗尾根から武川岳を目指す。石灰岩の採掘が多い秩父だけあって、天狗岩はその象徴。この岩場を越えれば穏やかな尾根歩き。武川岳から妻坂峠、大持山と歩くが、登山道には数日前の雪が残り、花は見当たらない。山上の木々の芽吹きもない。それでも、カタクリやトリカブト、コバイケイソウの葉が見られ、開花はあと数週間後からか...入間川源流域の山歩き