寄稿いたしました。 blog.tinect.jp セネカ先生の『生の短さについて』から、現代社会のわれわれの労働時間が長すぎるのではないか、という話に持っていった。 生の短さについて 他二篇 (岩波文庫) 作者:セネカ 岩波書店 Amazon しかし、「持っていった」という感じで、セネカ先生は賃労働というものを直接批判したりはしていない。なぜならば、古代ローマにサラリーマンはいなかったので。でも、かわりに商人の金儲けや、貴族の役務について語っている。 まあ、そういうわけで、「漫然と生きていて人生って長いと思っているのも短いと思っているのも勘違いだし、長生きしたという人間も、いったいどれだけ真に…