ジェレミー・シーゲルの「株式の期待リターンの根底にリスクフリー資産としての債券があるのではなく、株式こそが基準なのではないか」という説が個人的にとても面白かったです。 参考; 【Wonkish】ジェレミー・シーゲル教授がつぶやくコペルニクス的転換 市場参加者は株式を基準として、...
低所得の高卒非正規。 2030年までにアーリーリタイアして配当金生活するのが目標です。
過去100年程度の各国の実質GDP成長率をみてみると、新興国は一時的に高い成長率が持続することがあっても成熟国は2%程度に落ち着いており、自然な状態ではこれがサスティナブルな成長率なのかなと思っています。 過去記事: 実質GDP成長率と木の成長率 一方、最近よく目にする「AGI...
2025年3月末の純資産(2016年12月=100として指数化)は前月比4.2%減の790でした。 投資対象は株式、債券、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)です。 株式部分(DC・積立NISA除く)の株式ポートフォリオは以下の通りです。 国別構成比率は...
前回の記事では単純にゴールド価格と米名目GDPを比べただけでしたが、今回はゴールドの希薄化も含めて時価総額で考えてみました。前も同じようなことをやったことがあるのですが、今回はもっと長期になります。 過去記事: ゴールド価格と米名目GDPを比べてみた まず、ゴールド価格に地上在...
ジェレミー・シーゲルの有名なチャートではゴールドのインフレ調整後リターンは1%未満となっていますが、1971年のニクソンショック以降ではかなりの高リターンを記録し続けています。 過去記事: ゴールドの200年のインフレ調整後リターンは年率0.9%という話 最新は特にパフォーマン...
Xでイーロン・マスクの「死とは記憶の喪失なので、痛みなく完全に分解されてすぐに再構築されたら、それは実質的には死とは呼べないかも」みたいな発言(元動画?は観ていない)を見かけました。 私は自分が生きているあいだに実現可能かどうかは置いておいて、身体の義体化とか最終的にはマインドア...
2022年のロシア資産の凍結以来、政府による資産凍結・没収に興味をもっています。 銀行預金や証券は政府がその気になれば最も容易に凍結・没収することができますし、不動産も住宅はなかなか対象にならないかもしれないとはいえ国家と切り離せない極めて脆弱な資産なので、これに対抗するためには...
西側諸国の株式に投資するETFの場合には特に気にする必要は特にないと思うのですが、非西側の株式の場合は(代替可能であれば)米国ETFよりも東証ETFとか国内の投信を選んだほうがいいんじゃないかなと思っています。 たとえばロシア株ETFの場合、結果的にはすべて結局清算になった訳です...
当ブログは匿名で個人情報も載せていないため今までは普通に純資産額をそのまま記載していたのですが、今月から若干ぼかして指数化した数値に切り替えることにしました。 2025年2月末の純資産(2016年12月=100)は前月比-14.1%減の824でした。 投資対象は株式、債券、オ...
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ジェレミー・シーゲルの「株式の期待リターンの根底にリスクフリー資産としての債券があるのではなく、株式こそが基準なのではないか」という説が個人的にとても面白かったです。 参考; 【Wonkish】ジェレミー・シーゲル教授がつぶやくコペルニクス的転換 市場参加者は株式を基準として、...
最近はAI失業がより現実味を帯びてきているように思いますが、意外にも仕事を奪われることに対してやりがいがなくなる的な不安というか不満を感じる人も割といるようです。 失業しても政府がベーシックインカムくれるならそれでいいという人だけではなく、そもそも生産性のあることを一切することな...
2025年5月末の純資産(2016年12月=100として指数化)は前月比9.7%増の886でした。 投資対象は株式、債券、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)です。 株式部分(DC・積立NISA除く)の株式ポートフォリオは以下の通りです。 国別構成比...
いままでの世界の延長線上だと大体FIREに必要な資産は分かりやすかったですが、AGI後の世界を考えると途端に基準がとても難しくなってくると思います。 以前はナイーブに生産コストがほぼゼロに向かって下落していくならお金がなくてもいけるのでは?と楽観視していたのですが、そうならない可...
NotebookLMの音声概要って便利ですよね。GeminiのDeep Researchからも生成できるようになったみたいなので直近のブログ記事で作ってみました。 過去記事: AIによる産業爆発下での株式セクター 内容的には書いてないことも喋ってたりしますが、...
AIの今後について、AGI→知能爆発(Intelligence Explosion:AIが自分自身を改良し続け、急速に超知能に進化する)→産業爆発(Industrial Explosion:産業の生産性や規模が爆発的に拡大する)みたいな流れなのかなと思っていたのですが、順序として...
ゴールドは長年にわたってその価値を保ち続けており、「1オンス金貨1枚で一カ月間生活できる購買力がある」とか「1オンス金貨があれば現代では高級スーツが買えるが、古代ローマでは元老院議員が着る高価な服が買えた」みたいな話があったりします。 ふと住宅価格はどうなんだろうと気になったので...
前々回の記事のデータを使って、今回はゴールド価格・ゴールド時価総額・米名目GDPの長期推移を見てみました。 過去記事: 金本位制時代の対GDP比のゴールド時価総額を概算してみる まずは50年ローリング上昇率(米ドル建て)は以下のようになります。 金本位制下ではそもそも米ドル建て...
コメント欄でSBI証券のセキュリティ窓口に電話したらアプリ経由のログインや新規売買の制限をしてもらえると教えていただいたので、早速やってみました。 と言っても電話するのは面倒だなあと思ったので、お問い合わせフォームからでもできるというのを見かけてそちらから米国株以外の外国株の売買...
全世界のGDP比でみると、現在のゴールドの時価総額は1980年のピークよりも高い水準にあります。 過去記事: 対GDP比のゴールド時価総額、1980年のピークを突破してしまう ズレがあったとしても1969年以降で最高水準まできていることは間違いないと思うのですが、全世界の名目G...
ゴールドはキャッシュフローがないためフェアバリューを測ることはできませんが、超長期的にみればゴールドの時価総額は全世界の名目GDP成長率と同等のペースで増大すると考えています。 過去記事: ゴールドは長期では配当込み株式には勝てない 対GDP比のゴールド時価総額は大雑把な割高/...
2025年4月末の純資産(2016年12月=100として指数化)は前月比2.1%増の807でした。 投資対象は株式、債券、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)です。 株式部分(DC・積立NISA除く)の株式ポートフォリオは以下の通りです。 国別構成比率は米国...
最近はゴールド高騰&株価下落により、特定期間を切り取ってS&P500よりもゴールドのほうがリターンが良かったみたいな言説が増えた感じがします。 今回は1968年以降でゴールドがS&P500をアウトパフォームしているというグラフを見たので、配当込みの指数できちんと比較してみました。...
高齢化が進む先進国では、退職者が必要とする財・サービスを誰が生産し、退職後に売却される資産を誰が購入するのか、という問題があります。 ジェレミー・シーゲルは『株式投資の未来』のなかで、途上国の労働者にとって先進国の資産は魅力的であるため、成長著しい途上国の若い労働者が生産を担い、...
以前主力ETFとして保有していた低CAPE国に投資するGVAL(Cambria Global Value ETF)というETFがあります。 2014年の設定以来ずっと低迷していたのですが、今年に入ってからは逆行高となっており、5年トータルリターンでは足元でVTを上回っています。 ...
長期的な期待リターンを推し量るための指標のひとつに家計金融資産の株式比率があります。 過去記事: 家計金融資産の株式比率が上昇すると将来のリターンは低下する 久しぶりにFREDを確認してみると、足元(2024Q4)では43.47で過去最高を更新していました。 ※株式比率は FR...
2025年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2024年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2024年12月末) ※今回使ったデータはす...
アメリカの大統領の権限はイメージほど強くないみたいな話もありますが、大統領令で議会の承認を経ずにできることはかなり多いような気がします。対象国の関税率を貿易赤字/輸入額/2とかいうめちゃくちゃな計算で決めたとか言われている今回の相互関税も大統領令です。 (反ワクチン陰謀論者RKJ...
過去100年程度の各国の実質GDP成長率をみてみると、新興国は一時的に高い成長率が持続することがあっても成熟国は2%程度に落ち着いており、自然な状態ではこれがサスティナブルな成長率なのかなと思っています。 過去記事: 実質GDP成長率と木の成長率 一方、最近よく目にする「AGI...
2025年3月末の純資産(2016年12月=100として指数化)は前月比4.2%減の790でした。 投資対象は株式、債券、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)です。 株式部分(DC・積立NISA除く)の株式ポートフォリオは以下の通りです。 国別構成比率は...
立憲民主党が日銀が保有しているETFの分配金を子育て財源に充てると主張しているそうです。 (もともと分配金収入は国の一般財源に既に活用されているそうなので無理らしいですが。) また、G7によって凍結された3,250億ドル相当のロシア資産を使ってウクライナを支援する件についても、元...
日本円の購買力低下が続くなか、以前の感覚でFIRE目標を設定するのは難しくなっていると思っています。 最近は私の純資産も8,000万円台になっており、そろそろ辞めれるのでは?的なコメントをいただくこともあるのですが、個人的には今の8,000万円は以前のそれよりもかなり購買力が低い...
ビットコイン現物ETFが承認されてからは、従来のポートフォリオに少額のビットコインを加えればそれほどリスクに大きな影響を与えずにリターンを改善できる、みたいな話を目にするようになりました。
上場企業で最も多額のビットコインを保有しているMSTR(マイクロストラテジー)は疑似ビットコインETFみたいな状態になっていますが、このところは時価総額が保有しているビットコインの評価額を大幅に上回っており、足元のプレミアム(時価総額/保有ビットコイン評価額-1)は100%前後で...
ビットコインやゴールドの長期保有では自己管理(セルフカストディ)が基本だと思いますが、ETFや分別管理(暗号資産交換業者や金融機関等に分別管理(特定保管)で預ける)という方法もあります。 DMM Bitcoinの不正流出以降、セルフカストディが一部で話題?になっていますが、今回は...
「S&P500は右肩上がりだが、M2で割ると史上最高値は1929年なので株価の上昇は米ドルが減価しているせい」という趣旨のポストを見かけたので、今回はこれについて少し調べてみました。 M2のデータは1959年以降のものしか見つけられなかったのですが、米国のM2と名目GDPはほとん...
低CAPE国に投資するGVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)というETFがあります。 過去記事: GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF) パフォーマンス低迷のためか途中からアクティブ運用に切り替わり、その後サクソバンク証券では脱法ETF化してしまったので...
2024年5月末の資産は前月(7,847万円)比377万円増の8,224万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が65.1%、債券が0.3%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が34.7%です。 株式ポートフォリオは以下の通りです。 ポートフォリオ全...
5/31はゴールドとビットコインのセルフカストディの重要性を再認識する日になりました。 まずはゴールド。インドの中銀が約100トンのゴールドをイギリスからインドに移したそうです。 参考: RBI moves 1 lakh kg of gold from UK back to I...
社会実情データ図録 によると、アメリカの銃保有率は世帯で46%、個人で33%だそうです。 アメリカでどれだけ乱射事件が起きても銃を禁止できないのは合衆国憲法修正第二条によって所持する権利が保障されているからというのはあっても、そもそも広く普及しすぎてしまっているので禁止することは...
マンション価格が大幅に上昇していますが、一方でこの10年間で円安が大幅に進んだために外国からみると日本のマンションは未だに高くはないのでは、という話もあったりします。 今回は東京都の不動産価格指数をドル建てにしてみるとどうなるのかを見てみました。 まずはそのまま円建てだとこうなり...
最近クレジットカード決済の検閲が一部で話題ですが、FC2はビットコイン決済に対応したという噂を聞いて早速確かめにアカウントを作成しました。 BTC決済だと3%ポイント還元があるそうです。 出典:FC2 よほど高額決済でない限りはオンチェーンだと手数料が割高になってしまいますが、低...
カン・チュンドさんのブログで、無分配の投信が今後も伸びていくと国としては逸失税収が無視できなくなるので分配金支払いが義務化される可能性があるのでは?という記事がありました。 参考: 将来、投資信託は『分配金』出すべしと義務化される可能性について 金融所得を社会保険料の対象にする...
先月、MMMのスピンオフで、親株(MMM)4株につきSOLV(ソルベンタム)1株の割当てられました。 外国株のスピンオフ等コーポレートアクションでは子株だけでなく親株もろとも一般口座に払い出されることがあります。これが面倒なので今回のMMMスピンオフでも事前に一旦売却してあとで買...
資産課税について調べていると、日本の財産税はだいたい75年サイクルという記事を見つけました。 参考: 財産税は75年毎「忘れた頃にやって来る」(PDF) 1946年の預金封鎖&財産税は認知度が高そうです。株式や不動産などあらゆる資産が課税対象となり、個人財産10万円(現在の貨幣...
BTIの配当のADR手数料は今まで1株当たり$0.005だったのですが、今回から$0.01に上がってしまいました。 出典:citi ADR手数料率(ADR手数料/配当)の推移はこのようになっています。今回は1.36%でした。 昔は年2回配当(5月が多くて10月が少ない)だったので...
ダイヤモンドは圧倒的シェアを誇るデ・ビアスが供給をコントロールして価格上昇させているみたいな話をよく聞きます。 具体的にパフォーマンスはどれくらいなんだろうと気になって調べてみると、1960~2019年のドル建てCAGRは4.3%だったそうです。 (チャートは2013年で切れてい...
株式配当への増税・改悪が続いており、所得税と住民税の課税方式を一致させる改正(所得税は総合課税、住民税は申告不要が塞がれる)が行われたかと思うと、次は金融所得を社会保険料の対象にすることが検討されているそうです。 今のところは配当のみで譲渡益は影響なさそうなので高配当株から無分配...
キャシー・ウッド氏のビットコイン予測価格はインフレし続けており、最近では2030年までに1BTC=380万ドル(約6億円)に達する可能性があると主張しているそうです。 参考: 「ビットコインは2030年までに6億円に」ARKウッドCEO 以前、ゴールドの時価総額は全世界のGDP...