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  • 妻が仕事の顔をしている

    都立大で教授が斬られた。一昨年から東京都立大へ名称が戻っていた。首都大学東京の名称は全般的に不評だったが、「トーキョーメトロポリタンユニバーシティ」の響きには格好いいと思ってしまったことがある。これは心の中の黒歴史だ。昨日は横浜へ出張して、神奈川区の親松の湯へ寄ってきた。親松の湯は「しんまつのゆ」と読む。カラッとした空気のサウナで、もうこういうサウナは銭湯にしか望めないのかもしれないと思った。時代は湿度の高い、セルフロウリュ付きのフィンランドサウナだ。上野のSHIZUKUに初めて泊まった日の朝、湿度が高く空気の重さすら感じる一番サウナに歓喜したものだった。しかし今はそればかりになってしまって、…

  • 雨の日は親松の湯へ

    傘を買った途端に晴れ間が見えて、今日もまたこんな日かと思ったけれど、夕方に差し掛かるとしっかり雨が降ってきてくれた。 雨の日を嫌うな。 好きになってくれとまでは言わない。 せめて「嫌い」と口に出さないでやってほしい。 ろくなことがなかった11月もようやく残り1日になった。 本当に、前世の俺は11月に何人殺したんだろうと、そんなことばかりが頭をよぎる日々だった。 雨の日は必要だけど、11月は不要だった。 いや、償いのために生きなければならなかったのかな。 タバコを吸うやつは毎日吸うし、酒を毎日飲むやつもいる。 俺は毎日サウナに入りたい。 ブームになる前から、こうだった。 今日のサウナは横浜市神奈…

  • いい風呂の日だから境南浴場へ行った

    11月26日はいい風呂の日だから、境南浴場へ行った。 背中と足元からジェットが出ているリラックスバスに、両手を突き出して水面に浮かせるゾンビスタイルで入っていると、いまさらながらサウナよりこちらのほうが温まる気がした。 たまに暗いサウナ室を覗いている人がいて、やっぱり人間はなかなか諦めがつかない生き物なんだなと思った。 脱衣所は壁がきれいになって、長く続いていた工事は終えたようだった。 なんの話も聞いていないけど、工事を終えてもサウナが再開されないということは、もうそういうことなんだろう。 ある日突然、店ごと消えてしまうより、段階を追ってくれたほうが気持ちは着地させやすい。 生まれくるものより…

  • サウナと朝メシ

    (以下の内容はフィクションです。写真も無関係です) 高所作業車という、はしご車の先のカゴがついたような車がある。前職の時は、年末に大きなクリスマスツリーを飾る作業があって、そのカゴに乗ってツリーを天井からのワイヤーに括り付けたり、星やサンタを飾ったりしていた。俺はその作業が嫌で、毎年の年末になるとうんざりしていた。単純に高いところが怖いから、そして俺だけに高所作業をさせておいて下で世間話を楽しんでいる俺よりも給料の高い奴らに腹が立つからだった。あのクリスマスツリーは、俺の呪いで輝いていたといっていい。 いつまで経っても後輩が採用されることもなく、「若いから」という理由で毎年俺だけがカゴに乗らさ…

  • 通勤電車は走り続ける

    もうこの3年で、朝の通勤電車に乗ると同じ車両の同じ場所にだいたい見たことがある顔が揃う、ということはなくなった。 リモートになった人、出社しつつもリモートの比重が高まった人、朝練が廃止されたままの高校生。 しかし俺だけは3年経ってもなにも変わらずに毎日、通勤電車に乗っている。 俺はこっち側の人間なので、はっきりと思っていることを言う資格はあると思う。 リモートに切り替えられなかった人間は負け組だ。 いちいち口に出さなくたって、そうやって扱われるんだけど。 だからお前らから言われる前に、こっちから言ってやった。 俺は負け組だ。 今日もまた多摩丘陵を進む通勤電車に乗っていると、怒鳴り声が聞こえてき…

  • ずーっと殴られてばかり

    ずーっと殴られてばかり。 しかし殴り返してしまえば、俺だけが処刑される。 あの法務大臣ならきっと「こんなもの金にも票にもならん」と悪態をつきながら、雑に天地が引っ繰り返ったハンコを押すのだろう。 予想通りひどかった一日の最後に、少しくらいは自分のための時間を作ろうと、桜湯のサウナへ向かった。 22時を過ぎたら100円になるレイトサウナ料金、それでもサウナ室内は一人ぼっち。 その代わり、5脚置かれたあの白い「ととのい椅子」だけはすべてが埋まっていた。 これもきっと、サウナブームのひとつの形。 腐らずに生きていたらうまくいった美談なんて、相当に生存者のバイアスが掛かっているんだよ。 無理に気力なん…

  • 天才は完成させる

    天才は完成させる。 馬鹿はいいところまではいく。 研究は際限がないので、その気になれば死ぬまで続けることも可能だ。 それはまさに生涯学習の時代。 オリックスが優勝するには残り1試合を勝って、ソフトバンクに残り2試合を負けてもらわなくてはならない。それでも俺が論文を完成して、査読を通って、博士号を取る可能性よりまだ高い。 https://t.co/CsPbKHDtVC — ふちうサウナ (@f_shiraitodai) 2022年9月30日 オリックスは優勝した。 そして日本一になった。 俺が博士号を取ってもおかしくない気はしてきた。 天才というのは天賦の才で、目指してなるものではないけれど、こ…

  • アダムアンドイブ「アウトロー○○論」

    保育園児たちのお散歩にまぎれてしまえば、中国大使館の周りで睨みを効かせている警官たちの職質だって怖くない。 目の前にあるセブンイレブンで『週刊プレイボーイ』を買ってからアダムアンドイブへ入る。 グラビアは2000年代生まれの女の子ばかりになってしまった。 コロナ第8波が、なんて記事を読むと、これから年末にかけて確かにそんな流れになるのだろうとうんざりする。 しかし『週刊プレイボーイ』といえば「江夏豊のアウトロー野球論」だろう。 いまさらながら江夏の歩みと、最後まで生命線だった外角低めへのコントロールと。 「アウトロー野球論」はコラム名として秀逸だと思う。 そしてこれほどの人が、オリックスの投手…

  • 頭の中の教科書

    かつては頭の中に教科書を置いて、それをめくりながら「持ち込み可」の試験のように生活している時代があった。 もちろん、物理的に脳に教科書を突き刺したわけではなく、あくまで記憶のイメージ。 教科書と表したのだから、学力テストの話をしたほうがわかりやすいだろうか。 1998年冬の俺は、政治経済の教科書に確か10色もの蛍光ペンを使い分け、時には重ね塗りまでして、そうやって記憶のとっかかりを増やすことで盤石の態勢を敷いて、センター試験に臨んだ。 何点取ったかは忘れた。 しかしあとは現代文しかできない俺が、トータルすると「どこかに入れるのでは?」と言われる程度の点数を取れたのだから、きっと頭の中の政治経済…

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