医療の最初ってどこだろう、を考えるとかなり昔までさかのぼりました。知らない事ばかりで面白かったです。 <医療の歴史②>ーーーーー読んでくださりありがとうござい…
雷公は言いました。 「顔の色によって、病が軽いか、重いかは、どうやって見分けるのですか?」 王様は言いました。 「顔に現れた色が、まばらで明るい色であれば、病…
雷公は言いました。 「私は病について、多くの病の原因は風邪が体に当たって始まると聞きました。しかし、手足が冷える厥逆は寒邪と湿邪によって起こると聞きました。こ…
王様は言いました。 「いいか、病の人が来たら、気持ちをしっかり集中して、顔を見るのだ。 色が、顔の左側に現れれば、病は体の左側に、顔の右側に現れれば、病は体の…
王様は言いました。 「五色はそれぞれの部分に現れるので、色の上下を視て、病の所を知るのだ。 五色は、黄赤は風※、 青黒は痛みの症状の時、白は寒による時に現れ…
王様は言いました。 「額は首と顔、眉間の上は咽、眉間の中は肺、両目の間は心鼻柱は肝、肝の左は胆、肝の下は脾、迎香の上は胃、迎香の外は大腸、大腸の間は腎、腎が当…
王様は続けて言いました。 「そうして見れば、それぞれの臓腑の場所が決まるだろう、そこに、五色があらわれるのを見るのだ。」 雷公は言いました。 「五色はそれぞれ…
雷公は言いました。 「どうして鼻だけを見て分かるのですか?」 王様は言いました。 「鼻の中央には五臓が位置していて、その両側には六腑がくっついているだろう。」…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第四十九「五色」をもとにしています。雷公は言いました。 「王様、私は顔に現れる五色で病を診るのが、明堂だけ見れば何の病か決められ…
雷公は、真剣に聞いています。王様は言いました。 「経脈の流れや経穴についてよく通じたら、次に、有名な医学書である『大数』に移ることができるのだ。医学書『大数』…
王様は続けて言いました。 「寸口が人迎の脈より一倍大きいとき、病は足の厥陰肝経にあり、寸口が人迎の脈より一倍大きくて躁のとき、病は手の厥陰心包経にある。 寸口…
王様は続けて言いました。 「まずは、人迎と寸口の脈を比べ、どちらが、どのくらい大きいかを診るのだ。 人迎が寸口の脈より一倍大きいとき、病は足の少陽にあり、人迎…
王様は言いました。 「では、話をしよう。知れば、普通の医者にはなれるだろう。」 雷公はうなずきました。 「まずは、脈診について。 寸口の脈には、内側にある五臓…
王様は、左手で雷公の手を握り、右手には医学の本を持ちあげて、言いました。 「心して、慎んで聞くのだぞ、今から、私がそなたに伝えよう。 鍼を刺す治療の道理をつか…
王様は言いました。 「知りたい理由はよく分かった。 しかし、これは、こっそりと伝えるわけにはいかない。最も丁寧な誓いの儀式を行わなければいけないのだ。 もしお…
雷公は言いました。 「えっ、そ、それは…」 王様は言いました。 「あれは医学の大御所先生である岐伯と私が、禁じたのだぞ。人を選ばずだれにでも簡単に伝えてはいけ…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第四十八「禁服」をもとにしています。王様のところに、久しぶりに雷公がやってきました。何やら少しやつれているように見えます。 雷公…
王様は言いました。 「その関係は、どのように現れるのだ?」 岐伯は言いました。 「大腸の様子は、肺とつながる皮に現れます。皮が厚いと、大腸も厚く、皮が薄いと、…
あけましておめでとうございます。ブログ始めて、初めて篇の途中で年を越してしまいました。昨年の続きからになりますが、今年も霊枢を読んでいきます。引き続き、どうぞ…
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医療の最初ってどこだろう、を考えるとかなり昔までさかのぼりました。知らない事ばかりで面白かったです。 <医療の歴史②>ーーーーー読んでくださりありがとうござい…
お久しぶりです。4月から、大阪関西万博が始まりました。私は、万博が大阪招致が決まった7年前から会場に東洋医学ブースがあるという夢があって(夢のブログ)健康が題…
お久しぶりです!黄帝内経をマンガにしようの取り組みが、どうにも進まなくなってしまったので、別の道を色々考えている中で、華佗について知り、功績や人柄も面白く、黄…
ご無沙汰しておりました、皆様お元気ですか?私は、マンガに挑戦しています。 黄帝内経で一番印象だったのは素問第一と、霊枢第十で、この2篇をマンガにしたいと考えて…
高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第八十「大惑論」をもとにしています。国の大切な儀式が行われる時、王様は一番大切な役目を担います。場面によっては、一人で高い所に登…
王様は言いました。 「岐伯の話によると、衛気は風府穴を通るたびに腠理に行って、邪気とぶつかって発作が起こるというので、発作が起こる時には、風府穴から邪気が入っ…
王様は岐伯を呼びました。 「王様、何かご用ですか?」 王様は、聞きたいことは後回しで、今読んでいる本について聞きました。 「岐伯、経の本には、夏に暑さに傷つけ…
王様は言いました。 「なるほど、では、急に死んだり、急病になるのはどうしてだ?」 少師は言いました。 「『三虚』の場合、人の死は病からあっという間です。『三實…