医療の最初ってどこだろう、を考えるとかなり昔までさかのぼりました。知らない事ばかりで面白かったです。 <医療の歴史②>ーーーーー読んでくださりありがとうござい…
王様が聞きました。 「先日に聞いた話の続きも聞きたいぞ。(霊枢50) 同時に邪気に傷れて、同時に病になったのに、治りやすい人と、治りにくい人がいるのはどうして…
少兪が言いました。 「王様のおっしゃるとおり、痛みに耐えられるかどうかは、体を見て分かります。 骨が強く、筋が弱く、肉が軟らかく、皮が厚い人は、よく痛みに耐え…
今日、王様が話している相手は、少兪先生です。 「ある友達は、鍼を刺す治療を受けにいったら、とても痛くてつらかったと言っていた。他の人は痛がらずに受けていたので…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第五十三「論痛」をもとにしています。 今の時代は、いろんな治療法があるので、「鍼を刺すのは痛い」「お灸を燃やすのは熱い」「漢方薬…
岐伯は言いました。 「私は、十二経脈について、標と本をおぼえやすく一覧にまとめてまいりました。」ーーーーーーーーーーーーーーーーーー※標と本標=木で言えば、高…
王様は言いました。 「では戻ろう。 『スルスルと流れるはずの営気や衛気が滞ると、陰あるいは陽に気が偏るため病が生じるのだが、その病にも、標と本があり、実と虚が…
王様は言いました。 「その、四つの気街について知りたいぞ。」 岐伯は言いました。 「気は体のあらゆる所までめぐりますが、部位ごとに、集まって通る道があります。…
このおはなしは、黄帝内経霊枢より第五十二「衛氣」をもとにしています。後世に医学を伝えるための本を作っている王様と岐伯は、今日も残さなければいけない大切なことを…
王様はさっそく、召使いをひとり呼んで、背中を出させました。 岐伯は、召使いの背中を触りながら言いました。 「五臓の兪穴はみんな、椎骨を真ん中に挟んだ三寸の所…
このおはなしは、黄帝内経霊枢より第五十一「背腧」をもとにしています。今日の王様は、岐伯と話をしています。 「医者たちが背中の治療をする時に、よく触っている所が…
王様が言いました。 「でも、怯える人でも、お酒を飲んだときには、勇ましい人と変わりないぐらい、ずっと怒っていたぞ。どうしてそうなるのだ?どの臓によってなるのだ…
王様は言いました。 「では、勇ましい人と怯える人の違いはどこかで見分けることができるか?」 少兪は言いました。 「勇ましい人は、眼球が引っ込んでいて、じっと凝…
王様は、ふと、思い出して言いました。 「人が痛みに耐えられるのと、耐えられないのは勇ましいか怯えるかの性格によるのだと思っていたら、違うようだな。 わが国のし…
少兪は言いました。 「まず、突然の暴風雨がやってきたのは、どの季節なのかをお聞きしなければ、お聞きのことには答えられません。春の風は、温風、夏の風は、熱風、秋…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第五十「論勇」をもとにしています。王様は少兪先生に問題を出しています。(少兪は、霊枢四十六に登場した先生) 「ある所に、二人の人…
雷公は言いました。 「望診とは素晴らしいのですね。」 王様は言いました。 「そうだ、顔を見れば、病の部分が明らかになるし、病の種類が分かれば、陽が正しくなけれ…
王様は言いました。 「顔に五色が現れるのは、それぞれのによって決まった部分があって、また、体の外側や内側の違いがある。 色が、外側から内側に向かって移動するの…
雷公は言いました。 「人が何も症状がなく病でないのに、急に死ぬのは、どのように知ることができますか?」王様は言いました。 「強烈に大きな邪気が、五臓六腑に入る…
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医療の最初ってどこだろう、を考えるとかなり昔までさかのぼりました。知らない事ばかりで面白かったです。 <医療の歴史②>ーーーーー読んでくださりありがとうござい…
お久しぶりです。4月から、大阪関西万博が始まりました。私は、万博が大阪招致が決まった7年前から会場に東洋医学ブースがあるという夢があって(夢のブログ)健康が題…
お久しぶりです!黄帝内経をマンガにしようの取り組みが、どうにも進まなくなってしまったので、別の道を色々考えている中で、華佗について知り、功績や人柄も面白く、黄…
ご無沙汰しておりました、皆様お元気ですか?私は、マンガに挑戦しています。 黄帝内経で一番印象だったのは素問第一と、霊枢第十で、この2篇をマンガにしたいと考えて…
高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第八十「大惑論」をもとにしています。国の大切な儀式が行われる時、王様は一番大切な役目を担います。場面によっては、一人で高い所に登…
王様は言いました。 「岐伯の話によると、衛気は風府穴を通るたびに腠理に行って、邪気とぶつかって発作が起こるというので、発作が起こる時には、風府穴から邪気が入っ…
王様は岐伯を呼びました。 「王様、何かご用ですか?」 王様は、聞きたいことは後回しで、今読んでいる本について聞きました。 「岐伯、経の本には、夏に暑さに傷つけ…
王様は言いました。 「なるほど、では、急に死んだり、急病になるのはどうしてだ?」 少師は言いました。 「『三虚』の場合、人の死は病からあっという間です。『三實…