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2016/07/14

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  • コトバ -過去へ- 2025

    今日のあなたは 苛つきながら落ち込んでもいるね だって言い過ぎてしまったものね なんであんな言い方されなきゃいけなわけ?って 彼が放った言葉に対して 怒りを爆発させながらも あんな言い方しなければよかったな とか 彼を傷付けてしまったよねって 本当は落ち込んでもいて 今日のあなたの脳内は とても忙しい あなたは今 彼はどうしてこんなにも 私のことを怒らせるのが上手なんだろうって 思っているよね そして どうして私たちは こんなにも喧嘩ばかりするのだろう とか 夫婦仲良くいられたら良いのにって こんなことも思っているよね あのね 今のあなたは 気付いてはいないみたいだけれど 彼はあなたと喧嘩をす…

  • 1万分の1の確率

    あなたへ あなたは右折、私は直進。 すれ違う瞬間に、笑い合った日があったことをあなたは覚えていますか。 あの時は、対向車線にいたあなたが先に私に気が付いて、 ニコニコとしながらこちらを見ていたんでしたっけ。 仕事から帰宅途中のあなたと、 仕事帰りにスーパーマーケットへ寄る予定だった私。 そんな2人が、偶然にすれ違ったのは、いつかの夕方のことでした。 あの道を通りながら、あの日、 あなたとすれ違いながら笑い合った日のことを思い出していました。 同じ家に暮らしている筈なのに、偶然どこかで出会った時って、 なんだか少しだけドキドキして、なんだかとても嬉しくて。 私の中には、いつもとは違う感情を見つけ…

  • 雨が作り出す静かな春の景色の中で

    あなたへ ただ春を感じる1日と題して出掛けたあの日には、 まだ小さな蕾だった筈なのに、いつの間にかその膨らみが増して、 気が付けば、僅かに桜の蕾が開き始めました。 今日のこちらでは、朝から雨が降っていましたが、 なんだか待ち切れない気持ちで、 傘を差して、いつもの公園へと出掛けました。 雨の日の公園は、とても静か。 なんだかそこに流れる時間だけが止まっているかのような、 不思議な錯覚を覚えながらも、 幾つかの桜の花を見つめながら、ゆっくりと、その景色を楽しみました。 開いたばかりの桜の花も、 ピンク色の蕾も、とても可愛い。 優しい雨の音が、私だけの静かな世界を作り出してくれるから、 今日の私は…

  • ハート型に切り抜かれた空

    あなたへ あぁ!もう! 何だかよく分からないけれど、 この、ごちゃっとした全部を消し去りたい! こんな気持ちを抱えていたのは、先日の私でした。 しっかりと前向いて歩んでいても、時々には、 考えごとをしながら俯いてしまう日もあって、 時々には、しっかりと前を見つめることが出来ない日もあって。 前を向くためには不必要である全てを頭の中から消し去るために、 先日の私は、無性に歩きたくなりました。 こちらでは、思えば随分と、日が長くなりました。 夕方の時間帯でありながらも、 歩くには十分な明るさであることに安心して、出掛けることに決めたのでした。 今日の私は何? どうしてこんなにモヤモヤしているの? …

  • 過去世の私たち

    あなたへ 過去世はきっと、あるのだろうとしながらも、 証拠はなくとも、感じたことはきっと正解だとしながらも、 受け入れるのに時間が掛かってしまった蘇る筈のない記憶についてを、 改めて考えることが出来たのは、 あなたへの手紙を綴りながら、頭の整理をして、 ちゃんと受け入れ、楽しむという視点を持てたからなのかも知れません。 今日の私は、改めて、 蘇る筈のない記憶についてを考えていました。 あの記憶のようなものが、もしも過去世の記憶だとするならば、 そこにいたのは、同じ人生を歩むことが出来なかった私たちでした。 何故そうなったのかまでもは分からなかったけれど、 でも、そこにいたのは、 今の私よりも、…

  • 蘇る筈のない記憶

    あなたへ 絶対に忘れたくない。 今、目の前にあるこの景色も、 この気持ちも全部、ずっと覚えていたい。 それが不可能であることを分かっていながらも、 絶対に忘れないと心に誓うかのように、 目の前にいるあなたらしき人の姿を見つめ続けた記憶のようなものを、 私の中に捉えたのは、先日のことでした。 蘇った、と言って良いのかどうかもよく分からないその記憶のようなものは、 とても短いストーリーでした。 今度生まれ変わったら、絶対に一緒になろう こんな言葉を掛けられた私は、 もしも生まれ変わることが出来たとしても、 この記憶を持っては行けないことを理解しながら、 それでも絶対に、この気持ちも、この記憶も、忘…

  • 私の本当の気持ち

    あなたへ 先日の、ただ春を感じる1日に撮った写真を眺めていました。 あの日見つけた空の色。 あの日見つけた春の色。 この手の中に収めたばかりのそれらを眺めながら、 あの日の私が見つけた景色を思い出していました。 あの日の私は、歳を重ねたご夫婦が手を繋いで歩く姿を、 幾つくらい見つけただろう。 ゆっくりと2人だけのペースで歩くその後ろ姿は、とても素敵で、 やっぱり、なんだかちょっとだけ羨ましくて。 あの夏からの私は、相変わらずに、 私よりもずっと歳を重ねたご夫婦にばかり目が向いてしまうけれど、 でも、そんな時に、私の中へと自然と蘇るのは、相変わらずに、 手でも繋ぎますかって、いつかのあなたの声と…

  • 子供の頃の私が読み返していた1冊の本

    あなたへ 朝起きて、コーヒーを飲みながら、 空を見上げた私の中へと不意に蘇ったのは、 子供の頃に何度も読み返していた1冊の本の存在でした。 今でこそ、本を読む私ですが、 子供の頃の私は全くと言って良いほどに、本には関心がありませんでした。 だって、本を読むことって、なんだか国語の授業みたい。 そんなことよりも、もっと楽しいことをして遊ぼう。 読書に対しては、こんな印象しか持っていなかったあの頃の私が、 唯一、関心を持って、何度も読み返してしたのは、 おまじないに関する本でした。 例えば、素敵な自分になるための呪文が書かれていたり、 ラッキーなことを呼び寄せるための動作の方法が書かれていたり。 …

  • ただ春を感じる日

    あなたへ ここ最近のこちらでは、随分と暖かくなりました。 柔らかな風を感じながら、 既に春の季節へと移り変わっていたことに気が付いた私は、 ただ春を感じる1日を過ごしてみたいと、 不意にこんな気持ちを見つけると共に、 新たな遊び方を思い付いてしまいました。 それは、色々な公園へ出掛けて、色々な春を感じてみよう、 というものでした。 思い立ったらやってみたい。 こんな気持ちを大切に、今日の私は、 ただ、春を感じる1日を過ごしてみることにしました。 かつては、春になると菜の花でいっぱいだったあの公園や、 家族3人で絵を描きに出掛けたあの公園を含め、 思いつくままに、5箇所の公園を巡りました。 足元…

  • 年を重ねる -2025-

    あなたへ あの夏にいた私は、あなたよりも7つ年上になったよ 空を見上げて、こんな報告をしながらも、 なんだか少しだけ寂しい気持ちを見つけてしまったのは、 あなたとの仲睦まじいの年齢差が、私にとって、 特別な年齢だったからなのかも知れません。 もう、あなたとの仲睦まじいの年齢差は、終わっちゃったんだな 小さく呟いてみれば、思っていたよりも、 ずっと寂しげな自分の声が聞こえてきて。 だって、それはそうよね。 あんなにも素敵な景色ばかりが染まった年齢だったんだもの。 無事にまたひとつ歳を重ねることが出来た筈なのに、 素直に喜べないでいる私を慰めるかのように、 お誕生日おめでとうと小さく呟いてみたので…

  • 私たちの仲睦まじい年齢差

    あなたへ あの夏から、年を重ねることがなくなったあなたと、 あの夏からも、この世界で年を重ねる私。 そんな私たちの年齢差が、 仲睦まじい、の年齢差であることに気が付いた日の私は、 この年齢に対して、特別な意味を感じていました。 仲睦まじい、の年齢差だからこそ、 この年齢の私に見える景色は特別な色を染めてみたい。 こんな気持ちでこの年齢を見つめた私の中には、思えば、 特別な景色がたくさん詰まったように思います。 あなたと通ってみたかったあの道で、素敵な虹の景色を見つけたこと。 香水を纏う自分を思い出したこと。 そう。それから、 きっとあなたが選んでくれたあのワンピースは、 今でも、私の一番のお気…

  • 愛のカタチ

    あなたへ 実はね、昔、 愛のカタチについてを一晩中考えていた頃があったよ なんて、もしも今、 あなたにこんな話すことが出来たとしたのなら、 あなたはどんな顔で笑うのだろう。 あの頃の私は、愛についてを深く考え続けながら、 文字を綴ることが、とても好きだったんだ。 家族が寝静まった夜になると、ノートとペンを準備して、 思いのままに、愛のカタチを書き綴ってさ。 本当は、愛が何であるのかだなんて、 よく分かってはいなかったけれど、 あの頃の私が綴った文字は、あの頃の私にとっての愛のカタチだった。 誰に見せる訳でもなく、ただただ愛のカタチを書き綴る夜は、 あの頃の私にとって、一番大切な時間だったような…

  • 運命の人である証拠

    あなたへ あっ!俺、キミのこと見たことがあるよ 前にさ、俺の車の隣を走っていたことがあったんだよ これは、私たちが出会ってから、 どのくらいが経ってからのあなたの声だっただろう。 不意に蘇ったあなたの声を反芻しながら、 あの頃の私たちに流れていた時間を思い出していました。 あれは、私の車にあなたを初めて乗せた日のことでした。 車内に置いてあったサングラスを指差して、 ねぇ、これ掛けてみてよって、こんなあなたの声に従って、 素直にサングラスを掛ければ、 あなたは何かを思い出したかのように言ったのよ。 俺、キミのこと見たことがあるよって。 それは、私たちが出会う前のことだったとあなたは言いました。…

  • 今、この瞬間に感じる気持ち

    あなたへ 今、この瞬間に感じる気持ちを、大切に感じ切ってみよう。 私はいつから、こんなふうに考えるようになったのだろう。 胸の奥がギュッと締め付けられて、どうしようもない気持ちも、 言葉にならないままに、ただただ涙が溢れてしまう気持ちも、 あなたの分まで大切に感じてみよう。 そんなふうに、その時に感じる気持ち全てを、大切に感じ切るようになった私は、 以前の私なら目を背けて、早く忘れる努力をしていた感情も、 しっかりと感じ切ってみるという視点を持てるようになりました。 例えば嫌なことがあった時って、その物事も、その時に感じた気持ちも、 早く忘れてしまいたくもなってしまうけれど、 そこに感じた気持…

  • 人が最後に贈ることが出来るもの

    あなたへ ねぇ、あなた どうして人は一番初めに声を忘れるのだろう 特に答えを探す訳でもなく、ただ小さな疑問を呟いたのは、 胸の中に耳を傾けて、 あなたの声を聞いていたあの日のことでした。 ちゃんとあなたの声が聞こえることを確認して、 しっかりと前を見据えた私が思い出していたのは、 あなたの声を思い出すことが出来ないと、 こんな話を聞かせてくれた日のあの子の声でした。 あれから先で、私たちは、 ビデオカメラに残されていたあの頃のあなたに逢いに行って。 あの子はしっかりとあなたの声を胸の中へと取り戻すことが出来たけれど、 それは、ある種の形として残すことの出来るものであったからこそ、 取り戻すとい…

  • 目に見えないものを信じる人

    あなたへ 俺ね、守られているから、絶対に大丈夫なんだよ 不意に蘇ったのは、仲の良かった友人の言葉でした。 いつもは冗談ばかりを言う彼が、一度だけ、 その内側にある繊細で柔らかな部分を見せてくれたのは、 何故だったのだろう。 あの日の彼が私に聞かせてくれたのは、彼の家族の話でした。 俺さ、歳の離れた弟がいたんだよね いつも俺の後ろをついて来てさ 凄く可愛かったんだ でもさ、小さい時に亡くなっちゃったんだよね 彼のこんな声に、何の言葉も返せないままに、 静かに相槌を打てば、彼の言葉は更に続きました。 弟はね、亡くなったけれど、いつも俺の側にいてくれて、 俺を守ってくれているんだよね だから、俺は絶…

  • 海藻みたいに過ごした1日

    あなたへ あぁもう!疲れた! 何に疲れているのか分からないけれど、全部疲れた! 休みたい! いつも通りに、自分の目の前に続く道を歩んでいた筈だったのに、 不意にその足取りの重さに気が付いて、足を止めたのは今日の私です。 やる気はある筈なのに、なんだかやる気が起きないような、 たくさん眠った筈なのに、なんだか頭がボーッとしてしまうような、 そんなチグハグな感覚を自分の中に捉えた私は、 焦りのようなものを感じてもしまったけれど、 こんな日は、休んでみるのも悪くはないのかも知れないと、 考え直すことが出来たのは、 いつかのおばあちゃんの言葉が、ふと浮かんだからでした。 頑張り過ぎちゃいけないよって。…

  • 日常会話と非日常会話の違い

    あなたへ ここ最近の私は、よくあなたの夢を見ます。 元々は、全く違うストーリー展開だった筈なのに、 いつの間にか、私の側にあなたがいて、 いつの間にか、あなたと過ごす時間へと変わっているのです。 また逢いに来てくれたね ありがとう ここ最近は、こんな朝の挨拶も、とても増えましたね。 最近の私が見た幾つかの夢を反芻しながら、 ふと思い出していたのは、あの子の声でした。 昨日の夜、お父さんの夢を見たよって、 こんなあの子の声は、幾つくらい聞こえただろう。 それはいつでも、 日常の中の何気ない時間の中でのやり取りでした。 寝起きのあの子だったり、 ふと思い出して、話を聞かせてくれたり。 様々なタイミ…

  • キャラメルを握り締めた右手を見つめたままで

    あなたへ 自分の部屋へ持って行こうと、 幾つかのキャラメルを握り締めた右手を何気なく見つめてみれば、 不意に笑いが込み上げてしまいました。 だってさ、 欲しい分だけのキャラメルを握り締めた右手の指の隙間からは、 包み紙が少しだけ見えていてさ、 あの日のあなたの右手と、よく似ていたんだもの。 ねぇ、あなたは覚えていますか。 救急搬送から数日が経ち、 奇跡的な回復を遂げたあなたが、漸く、 飲み物と飴を口に出来たあの日のことを。 キャンディをひとつ口に入れたあなたは、とても嬉しそうな顔をしながら、 こっそりと、幾つかのキャンディを握り締めて。 右手の指の隙間からは、しっかりと包み紙が見えているのに、…

  • なんで?なんで?なんでなの?

    あなたへ なんで?なんで?なんでなの? これは、ここ最近の自分自身へ対する問い掛けの言葉です。 なんで?の疑問に対して、 その理由を真剣に考えて、考えて、考え続けて、 ここ最近の私は、実は少しだけ疲弊してもいますが、 こうして、なんで?を自分自身に問い掛け続けることは、 自分自身の大きな成長へと繋がることなのだと、日々、実感しています。 この、なんで?はね、 実は、先日のあの子がくれた視点でした。 社会人になったあの子は、日々、 自分の目の前にある仕事に対して、なんで?を問い掛けて、 そこに対する明確な答えを導き出してから、それを形にするのだと言います。 これは、会社の先輩から教わった視点なの…

  • あなたと死別してからの私が集めたもの

    あなたへ あなたがいる夏を抱き締めたまま、 必死に時間に逆らうかのように、 後ろを向いて座り込んだままだったあの頃にも。 あなたがいる夏に必死に手を伸ばしたまま、 時間に引き摺られていたあの頃にも。 少しだけ前へと歩んでは、立ち止まって、 あなたの姿を確認するかのように、 あの夏を振り返ってばかりいたあの頃にも。 この瞳に映ることのなくなってしまった筈のあなたが、 見せてくれているのではないか思えるような、 不思議な出来事の数々が私の身に起こりました。 ゆっくりと、自分だけのペースで歩めるようになったあの頃にも。 道に迷って座り込んだあの頃にも。 しっかりと涙を拭いて、私にとっての前を見つめた…

  • 胸の中に耳を傾ける時間

    あなたへ 胸の中へと耳を傾けて、あなたの声を聞いていました。 こうして、私が胸の中へと耳を傾けるとね、 聞こえて来るのはいつでも、 おはよう、でも、 ただいま、でも、 コーヒーが飲みたいな、でもなく、 私を呼ぶあなたの声です。 楽しげな声で私を呼ぶあなたの声。 甘えた声で私を呼ぶあなたの声。 ちょっとだけ困った声で私を呼ぶあなたの声。 拗ねたように私を呼ぶあなたの声。 たくさんのあなたの声に耳を傾けて、 それらがちゃんと聞こえることを確認すると、 私はまた、しっかりと前を向き直して、 そこから先へと歩みを進めて行くのです。 あなたの声は、 絶対に忘れないのだと自信を持っていた筈の私ですが、 こ…

  • 大人になった私だから見つけることの出来た景色

    あなたへ シャボン玉をやりたい 自分の中にこんな気持ちを見つけてから、数ヶ月が経とうとしていますが、 私、遂に、絶対に誰にも見られることなく、 シャボン玉を楽しめる場所を見つけました。 さて、何処だと思いますか。 答えはね、夜のベランダです。 私はずっと、人目につかない何処かへ出掛けて、 誰にも見られずにシャボン玉をすることばかりを考えて来ましたが、 よく考えてみれば、家のベランダという私だけの空間を、 夜という闇が隠してくれるのなら、そこは、 誰にも見られる心配のない場所へと変わるのだということに、 不意に気が付いたのです。 灯台下暗しです。 今夜の私は、早速、ベランダに出て、 シャボン玉を…

  • この人生の中では解けない問題

    あなたへ 男の子のお母さんはね、 男性との関係を上手く作れるようになるんだって。 こんな話を耳にしたのは、 あの子が生まれてから、どれくらいが経った頃だっただろう。 ご主人への接し方とか、何か変わった? あの日は確か、こんなことを聞かれたけれど、 幼いあの子と向き合っていたあの頃の私には、 全くピンと来るものがないままに、 男の子を育てることで、 男性という生き物についてを深く知ることが出来るから、 男性との関係を上手く作れるようになるのだと、 こんな話に合図を打ったのでした。 人それぞれに個性があるように、 きっと性別だけで全てを括ることは出来ないのだろうとしながらも、 あの子が大人になる頃…

  • 私が歩む道を照らしてくれる存在

    あなたへ あの子からの電話が掛かってくる時って、 実はあの子から新たな何かを学ぶタイミングでもあるのかも知れないと、 こんなふうに考えるようになったのは、いつの頃からだっただろう。 此処から巣立ったあの子は、 常に新しい価値観や考え方、景色に触れながら、 そこで見つけたものを私に届けてくれるようになりましたが、 それらはいつでも、その時の私にとって、必要なものであったりもします。 あの子の言葉をひとつひとつ咀嚼しながら、話を聞けば、 それは必ずその時の私にとって必要なものへと形が変わるのです。 あの子との電話をする時間は、 鮮度の高いお守りを詰め込む時間なのだと、 先日の私は、こんな手紙を書き…

  • 確かなあなたという形

    あなたへ 今朝の私がふと思い出していたのは、 叔母が聞かせてくれた、 おばあちゃんが亡くなるほんの少し前に見た夢の話でした。 私の中の奥深くへと仕舞い込まれていた記憶が、 突然に蘇ったので、 今日は、あなたにもあの頃のことを話してみたいと思います。 おじいちゃんが亡くなり、 長きに渡り、ひとりで暮らしていたおばあちゃんでしたが、 近隣に住む叔母は、そんなおばあちゃんのことを気に掛けて、 頻繁におばあちゃんのところへ出掛けていたそうです。 そんな叔母の夢の中に、おじいちゃんが出て来たのは、 おばあちゃんが亡くなるほんの少し前のことでした。 俺がいなくなってから随分と長い間、世話を掛けたな ありが…

  • 頭痛が痛い

    あなたへ 余程の寝不足や体調不良でなければ、頭痛が起きることのない私ですが、 寝不足でも、体調不良でもないにも関わらず、 突然に頭痛を感じたのは、昨夜のことでした。 即座に横になりたい欲求を抑えながら、 寝支度を整えることにしましたが、 そんな私の中へと蘇ったのは、いつかのあなたの言葉でした。 頭痛が痛いって言葉、なんか変だよね?って。 そう。あれは確か、 私たちが家族になったばかりだった頃のことでした。 どうしてそんな話になったのかは忘れてしまったけれど、 なんだか不自然さを感じるその言葉に、 あなたと一緒に笑ったことだけは、今でもよく覚えています。 あれからでしたね。 時々のあなたが、日常…

  • シャボン玉

    あなたへ シャボン玉をしたい 突然にこんな気持ちを見つけたのは、いつの頃だっただろう。 買い物ついでに買ったシャボン玉を棚の上へと置いたまま、 時々横目にそれを見ながらも、 なかなかそこから先に進むことが出来ないままに、此処までを歩んで来ました。 私ね、シャボン玉が大好きだったの。 子供の頃は、本当によく、シャボン玉をして遊びました。 時々には、自分でシャボン玉を作ることもありましたよ。 近所の友達と皆で、それぞれに自宅で作ったシャボン玉を持ち寄って、 一緒にシャボン玉をしたりしてね。 キラキラと光るシャボン玉を見つめるのも、 それから、誰が一番大きなシャボン玉が出来るかって、 こんな競争をす…

  • 3月に降る雪が私に教えてくれたこと

    あなたへ 今日のこちらでは、朝から雨が降りましたが、ふと窓の外を見れば、 いつの間にか、雨は雪へと変わっていました。 私の瞳に映った雪が、 あなたよりも4つ年上になった日の雪と重なったのは、 今日の雪が、3月に降る雪だったからなのかも知れません。 あなたよりも4つ年上になったあの日は、 少しだけ日常から離れて、静かに降り続く雪を見つめながら、 自分自身を見つめた日でもありました。 これから、どんなふうに生きて行きたい? あなたは、何がしたいの? 雪の日が作り出す静けさの中、自分自身に問い掛けながら、 しっかりと自分にとっての前を確認したあの日。 私は、私にとっての大切なものを、 しっかりと、自…

  • 私が知る普通とは懸け離れた自分

    あなたへ 携帯電話のアプリを開くと、私の目に飛び込んで来たのは、 本当はずっと、昔から女性になりたかったのだという年配の男性でした。 お化粧をして、可愛い服を着て、 とても嬉しそうに笑ったその男性の笑顔につられて、 私までもが、なんだか嬉しくて笑顔になって。 良かったですね 思わず、小さな声で、 画面の向こう側で笑う男性に声を掛けてから、 画面を閉じたのでした。 偶然見つけたあの男性は、 ずっと自分の本当の気持ちを誰にも言えないままに、 その人生を歩んで来たのだと言いました。 きっと、時代の移り変わりにより、漸く、 長きに渡り心の内に秘めていた本当の自分を、 表現出来るようになったのでしょう。…

  • 暖かな日差しに誘われて

    あなたへ 暖かくて気持ちが良いな こんな気持ちで空を見上げながら思い立った私は、 外出ついでに少しだけ散歩を楽しむことにしました。 雲ひとつない青空と、暖かな日差し。 真冬の寒さは既に超えたんだよ、とでも言いたげな優しさを纏う風。 ピンクや白の花を咲かせ始めた木々。 それらひとつひとつをゆっくりと見つめながら、 いつもの公園を一周し、次の季節の訪れを感じました。 こちらでは、思えば随分と、 朝晩の寒さが和らいで来たように思います。 来週からは、また少し寒くなるようですが、今日から3月に入りました。 この公園がピンク色へと染まって行くのも、 もう間も無くなのでしょう。 これからの景色もとても楽し…

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拝啓、空の彼方のあなたへ
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