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お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

お気楽
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2016/05/05

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  • 学校での評価というのは「時間」を味方にしない

    「ダメ」を捨てよう⑪学校というところは、子ども達の「ダメ」を刺激します。これまで書いてきた例のように、子ども達は「時間を味方にする」ことを覚えたらあとは努力を重ねることで目標に到達することができるのでしょう。学校での評価というのは、「時間」を味方にしてくれません。短時間の学びで、速くできるようになった子というのが高い評価を得るようになっています。速くできるようになった子がテストでの点数が良くなるの...

  • 「100点にして家に持って帰ろう」

    「ダメ」を捨てよう⑩初めは慣れなかったようでしたが、「考えても答えは分からないのだから、悩むだけ損。 悩むんじゃなくて、答えは先生から教えてもらう。 1つでも分かったら点数が上がるのだから、 何度でも再テストをして、100点を目指すことが大事です」こんな話を何度もしました。 すると、そのうち、ニコニコしながら一番に持って来るようになりました。見ると白紙です(笑)でも0点でも明るく笑うようになってい...

  • 「自己満足」が前進のエネルギーになる。

    「ダメ」を捨てよう⑨「自己満足」が前進のエネルギーになる。だいぶ前に担任した子ですが、「自己満足」をベースとして普通の子とは全く違うアプローチで勉強をさせたら大きく成績が伸びた子があって、ビックリしたことがあります。その子は、勉強が嫌いで、家では宿題もテスト勉強も全くやってきませんでした。よっぽど家でやりたくないのか、、、と怒られて自分が嫌いになるよりはと、学校で宿題をすることもOKにしました。私...

  • 人生にとって大事なのはグレーの部分

    「ダメ」を捨てよう⑧「できない」「できる」という考え方は白か黒か、という見方になります。価値観が2つしかありません。でも、人生にとって大事なのは白か黒かではなくて、グレーの部分なのだと言われます。「できない」から「ダメ」だという思考を捨て、その間の「できるようになる」というグレーゾーンに目を向けることが子どもにとって大事なんですね。「できるようになる」は、他人との比較ではありません。現在の自分と未...

  • 他人と比べている限りは、一生「ダメ」の連続

    「ダメ」を捨てよう⑦自分には能力がない、と思って諦めてしまったり、自分を責めて先に進められない子というのは「できない」「できる」の2つの価値観のみの傾向があるように思います。「できる」良い。「できない」ダメ。自分は出来ないからダメという考えになってしまい自分で自己肯定感を低くしてしまいます。「ダメ」というのは、何に対して「ダメ」なのでしょう?それは、人と比べて「ダメ」という事ですよね。九九を覚えて...

  • それが自分の生まれ持った能力だと決めつけない。

    「ダメ」を捨てよう⑥福沢諭吉は、「天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らずと云えり」と、「学問のすすめ」に書きました。人は平等に生まれたけれどその人生の結果は、学んだか、努力したかによると言っているわけです。「人は平等に生まれた」わけですが、何もしなければ、その能力は磨かれません。一生懸命努力したら、その努力の分だけ光るのでしょう。でも、小学校にいる子ども達を見る限り、自分には才能が無いという理...

  • 経験を積むことを拒否し続ける悪循環

    「ダメ」を捨てよう⑤小学1年生で入学する際、ひらがなの読めない・書けない子がいます。でもこれは、就学前の経験数だと考えることもできます。何らかの原因で、自分はひらがなが苦手だ、読めないと思ってしまったら積極的にひらがなを読む練習はしませんし、本も見ないようにするでしょう。そんな積み重ねの結果が小学校に入学した時点での経験値の差となります。そして実際に小学校に入学すると、周りの子は「できる」のに自分...

  • 練習量が違うのだから上手なのは当たり前

    「ダメ」を捨てよう④子ども達を見ていると、最初から努力もせずに諦めてしまう子が多い事に最近はよく気が付くようになりました。それは、自分が自転車に乗るようになってより強く感じます。例えば、音楽が苦手な子がいます。鍵盤ハーモニカが弾けないから自分はダメだと思うわけです。でも、鍵盤ハーモニカが上手い子というのは、ピアノを習っている子であったりするわけです。よく子ども達に話をするのですが、ピアノを習ってい...

  • 生まれながらに運動音痴だと思い込んでいましたが…

    「ダメ」を捨てよう③運動音痴な私でも、しかもロードバイクではなくスピードの出ないクロスバイクでビワイチ160kmを8時間半で完走することができた。琵琶湖岸を走りながら、寒く風の強くても走り続けた冬のトレーニングを思い返していました。全然ペダルが回せずに苦しかった坂道も思い返していました。でも、そういう日々の積み重ねがビワイチ160km・8時間半につながったのです。運動を避けに避けてきた私ですが、自...

  • ついに琵琶湖一周(ビワイチ 160km)完走

    「ダメ」を捨てよう②運動が大の苦手で嫌いな私ですが、50歳を過ぎて、スポーツバイク(クロスバイク)を始めました。ずいぶん体重が増えてしまったのでダイエット目的でもあったのですが、丁度、自転車に乗る決心をした時、精神的に参っていたという理由もあります。よく子ども達には話をするのですが、落ち込んだり、悩んだりするときは、洗濯機の中をグルグル回っているようなもので、単純な話で、自分から外にでる努力をして...

  • 「ダメ」を捨てよう

    「ダメ」を捨てよう①福沢諭吉は、「天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らずと云えり」と、『学問のすすめ』に書きました。人は皆平等に生まれ、生まれながらの貴賤の上下差別はない。でも世の中を見渡してみたら、賢い人もいるし、愚かな人もいる。貧しい人もいるし、お金持ちもいる。この違いはどこにあるのか。それは人は学ばなければ智は無いし、智の無いものは、愚人である。賢人と愚人の差は、しっかりと学んだか学ばな...

  • 大人自身が心配や怒りというものの静め方を知る必要がある。

    不安の強い子ども達⑰感情をぶつける私達は知らず知らずのうちに、子どもを支配し、コントロールしているのかもしれません。「怒る」というのも、よくよく考えてみたら自分が思い通りにならないことを子どもに押し付けようとする行為ですからね。子どもをコントロールすることが目的となります。「泣く」ことで他人をコントロールする人もいます。結局、心配や怒るということは大人の感情を子どもにぶつけている状態なのでしょう。...

  • 「今まで知らなかったのだから仕方がない。これからどうしていくか」

    不安の強い子ども達⑯自責感情③子どもが失敗をした。「何でこんなことをしたのか」「私の言った通りにしないから」「勝手なことをして」これは、過去を持ち出して、子どもの自責感情を刺激して管理下に置いてしまう叱り方、ということなのでしょう。「お前はダメだ」と繰り返していくわけですから、子どもの自己肯定感は低くなっていくばかりです。大人の指示通りしていけば失敗はないのですから、指示待ちは子どもにとって楽な選択...

  • 結果に対する批判はマウントにつながる

    不安の強い子ども達⑮自責感情②人の自責感情を刺激して、自分の思い通りにコントロールする人がいる。これは、同様な事を自分もしているのではないか?という反省にも繋がります。「何でこんなことをしたんだ!」「私の言ったようにしないから失敗したでしょう?」「失敗する前に相談しなさい」こんな叱り方は、よくありますよね。やってしまったことに対して批判することは簡単です。過去は変えることはできないのですから、「こう...

  • 自責感情を刺激されて コントロールされる

    不安の強い子ども達⑭自責感情①人を支配下に置く人の手段として「自責感情を利用する人」がいると、最近知りました。例えば、アルコール依存症の人がいて共依存から脱出しようと妻が距離を取ろうとする。別居したとたんに、アルコールを飲んでしまい入院。「お前が居なくなってしまって飲んでしまった。 心が弱くてダメな俺だ」これは一見、ダメな俺を反省していますが、出て行った妻を暗に批判して責めているわけです。お前が出て...

  • 行動主体は子ども。主人公は子ども。

    不安の強い子ども達⑬「心配」③「心配」を子どもにぶつけ、子どもをコントロール下に置く。それは、親御さんだけの問題ではなくて、私達教員にとっても同様な問題が存在します。「休み時間に、先生が教室に居るものじゃない。 休み時間まで先生に監視されていたら 子どもは気が休まらないだろ?」何十年も前、先輩教員に教えてもらったことを今でもよく覚えています。子ども達が心配だから、何か問題が起こるかもしれないから教室...

  • 心配の解消のために子どもをコントロールしていないか?

    不安の強い子ども達⑫「心配」②「心配」が他人の行動支配につながる。逆を言えば、「心配」だからという理由で、他人をコントロールしてしまう可能性があるということになります。「心配」という感情は未来に対する不安から発していると考えられます。「過去は後悔、未来は不安」未来を不安に思うのは、人間の性なのでしょう。だから、今を一生懸命生きる。いたずらに未来を心配していても事態は好転しないから、今出来ることを懸命...

  • 「心配」が行き過ぎると 子どもへの管理・支配に繋がる

    不安の強い子ども⑪「心配」①タイスケ君のお母さんは登校を渋るんじゃないか、チックが出るんじゃないかと「心配」されていました。心配からの解放をテーマにしている本は多いですよね。でも、この「心配」が行き過ぎると子どもへの管理・支配に繋がってしまうようです。私の子どもは、成人もして大きいですが、未だに子どものことが「心配」です。10年も昔の話になりますが、息子が電車に乗って高校受験に行くという時に、「電車...

  • 不安の強い子どもを取り巻く大人の課題

    不安の強い子ども⑩昨日まで、不安の強い子どもの課題について考えてきました。人の価値観に合わせるのではなく、自分の進化に目を向けるようにする。そうすることで、人から学ぶ事ができるわけです。そこで今日からは、不安の強い子どもを取り巻く大人の課題について考えていきたいと思います。基本的に、子どもを管理コントロールすることが問題なのだと思います。言う通りにしたら間違いないという態度で接していけば、子どもを...

  • 自分勝手な「上手い」に囚われ、自己肯定感を下げている

    不安の強い子ども⑨“できたできた”の色塗りを教えた途端、タイスケ君だけでなく、他の子ども達からも「描けた! 描けた! 簡単に描けた! 嬉しい!」という声が上がってきたのです。これには驚いてしまいました。多くの子が「上手な絵」という勝手な概念に囚われていて自信を失っていたんだなぁと思いました。何が「上手な絵」なのか・・・それは長い事教員をやってきましたが、私にはよく分かりません。でも、下手な絵であって...

  • “できたできた”の色塗り

    不安の強い子ども⑧タイスケ君の場合は、他者と自分を比べることや完璧を目指し過ぎるところがあったので、絵を描く時も悩み過ぎてしまって描けないことが沢山ありました。国語の授業で、教科書の挿絵に色を塗る事があったのですが、たった色塗りをするだけでも、ずいぶん時間が掛かりました。一つ一つの色を決めるのにも完璧をめざして悩んでしまうんですね。以前担任した子にも絵が描けない子がいました。その子は「どの色が正し...

  • ピチューはピチューで、努力して自分を進化させていくことが大事

    不安の強い子ども達⑦タイスケ君の問題は、私と同じで、自分の行動基準が、他者基準になっているからではないか?そんな風に思いました。先生の基準を完璧に実行したい。だから指示待ちであり、行動に許可が必要になってしまう。でも、先生や大人の考えは100%分かるはずがないのだから、心は疲れてしまうのですね。他者基準の行動様式ではなく、自分の成長に目を向けて行く。それが、タイスケ君には必要だと思いました。よくタ...

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