『苦しめてごめん・・』42話

 42◆5 ◇悲しみの中で 三嶋友里は初めてのことで不安を抱えながら皇紀に『子供ができたかもしれない』という言い方で妊娠したことを伝えた。 すると不安的中。…

『苦しめてごめん・・』40.41話

40「信じてもらえないかもしれないけど、根米と付き合った覚えは俺にはない。 ただ、大人の関係はあった。 裏切ってたことはすまない。 今のいままで知らなかったわ…

『苦しめてごめん・・』38.39話

38 やられた、と思った。 アイッだ、間違いなく犯人は。 根米菜々緒。 なんてことを、信じられないヤツだ。「えっと……それは……根米だ。 彼女が君に送信した…

『苦しめてごめん・・』36 .37話

36 ◇後悔、先に立たず 友里が出て来た。 懐かしい顔に皇紀の顔が自然とほころぶのだった。「俺が出した手紙ちゃんと届いてた？」「うん」 皇紀は友里の着ているマ…

『苦しめてごめん・・』34 .35話

34 自分で自分の身体のあちこちに傷をつけ、ブラウスを引きちぎり外に駆け出して行った。 そしてそのあとは根米の狂言で大変な目に合うことになった。 会社にセクハ…

『苦しめてごめん・・』33 話

33 根米に不毛な半年を掛けてしまい、漸う手が切れて友里に会いに帰れるようになり、その後連絡を入れるも友里とはやはり連絡が取れない。 年を跨ぎ1月になっていた…

『苦しめてごめん・・』32 話

32 心情通り吐き気を催し気分のすぐれないまま、その日は寄り道などせず、俺はまっすぐ自宅に帰った。 たまたま付けたテレビ番組では結婚してすぐに妊娠した奥さんの…

『苦しめてごめん・・』31 話

31「今更、何調子いいこと言ってんの？ ヤルことやっといてセクハラで訴えることもできんのよ。 部下に手を出したなんて｜わかったら《知れたら》どうなるかしらね」…

『苦しめてごめん・・』30 話

30◇トラブル「ね、あれから友里さん何か言ってきてない？」そう訊くと神尾は力なく首を横に振った。「いや、あれから何度か連絡してるけど返事はきてない……な」「ふ…

『苦しめてごめん・・』29 話

29 昨夜は友里への罪悪感から半端ないストレスを抱えていた為、酔っていたことも加えていつもより身体に火が付き根米を相手に激しく精を吐き出してしまった。 始発…

『苦しめてごめん・・』28 話

28昨日の今日だ、ここは絶対外せない大勝負の時である。 なんとしても、なんとしても、神尾を自分の最大限の魅力を駆使し虜にして振り向かせなければならない。 シャ…

『苦しめてごめん・・』26.27 話

26 翌日の土曜もずっと朝から友里の妊娠のことが頭から離れず午後になってもストレスマックスの神尾だった。 最近週末は根米菜々緒と会って食事してホテルへ行くと…

『苦しめてごめん・・』24.25 話

24「ね、今妊娠してて産まれてくる子ってほんとにあなたの子なのかしら？」と神尾の不安を煽りまくる作戦に出た。「・・ってこともあるし彼女一人じゃとてもワンオペで…

『苦しめてごめん・・』22.23 話

22 33才と適齢期を少し越してしまっている根米菜々緒がこの時考えていたこと、それは・・。 神尾と深い関係になる前に一度何気なさを装って恋人はいるのかと聞いた…

『苦しめてごめん・・』20.21 話

20『甘えるんじゃない、こちらも独りで頑張ってるんだから友里も人に頼るばかりじゃ駄目だ』「あぁ、ちょっと厳しいかな。 後で少し文を変えて使わせてもらうよ」 そ…

『苦しめてごめん・・』18.19 話

18 宿泊、休憩、フリータイムと、ここを利用するのに3つの選択肢があった。 俺たちはフリータイムでホテルに入った。 俺たちはラブホに入れるくらいの距離感だっ…

『苦しめてごめん・・』17 話

17◇ラブホテル それで、あの無茶振りされた残業を手伝ってもらった日に俺は根米と一緒に食事をした。 お腹もすいてたし、残業仕事を手伝わせておいてご飯のひとつも…

『苦しめてごめん・・』16 話

16 「係長、神尾くんはそんなことをするような人じゃありません。 私も残って昨日は彼と一緒に係長が押し付けて帰った書類を手伝ってました。 それ、わざと数字を入…

『苦しめてごめん・・』14.15 話

14たった一泊二日の慌ただしい帰省でそれほどゆっくりはできなかったけれど表情の明るい友里を見て自分も久しぶりに穏やかで凪いだ気分になれた。 そんな前向きになれ…

『苦しめてごめん・・』12.13 話

12「ふふんっ。またその彼女から悩ましいメールがきたら言って。返事を考えたげるよ」 そんな風に神尾にあれこれ世話を焼いていた根米だったが、出先から営業の人間が…

コロナが収束してもマスクを外したくない

  2023.12.11  ♡～こんばんは～♡  面白い記事見つけました。――――――――――――――――――――――――――――――  「コロナが収束しても…

『苦しめてごめん・・』11 話

11◇女友だち 新しい環境で仕事にも対人関係にもなかなか馴染めずうつうつとしているところへ高校時代の同級生三嶋友里からメールがポツポツ入るようになった。 日々…

『苦しめてごめん・・』9.10 話

9 販売所《スーパー》は本社のある自社ビルから少し離れており、スーパーのスタッフならいざ知らずよもや事務の人間にふたりでいるところを目撃されていたとは痛恨の…

『苦しめてごめん・・』7.8 話

7 「あー、ごめん。私の言い方が悪かったかも。 告げ口っていうより、私から話を振ったから話してくれたみたいな？ まぁ、悪く取らないであげて」「とにかく寺島…

『苦しめてごめん・・』6 話

   6「お肌がきれいになったのは最近評判の良いちょっとお高めなクリームに変えたからかも。 そんなふうに言われてうれしいです。 でも・・抜け駆けとか勝負とか…

『苦しめてごめん・・』5 話

5うきうき気分で週明け出勤した根米は昼休み休憩に入る30分前、お手洗いで鉢合わせした先輩の｜寺島まあこ《てらじままあこ》に声を掛けられた。 いつもなら大抵『今…

『苦しめてごめん・・』3.4 話

3 彼女が身体をしならせ喘ぎ始める。 そして切羽詰まった切ない声で神尾を求める。 あまり焦らし過ぎて面倒なことになるよりもと、フィニッシュに向かう。 それは飲…

『苦しめてごめん・・』1.2 話

 1◇ふたりの関係 休日を翌日に控えた日の20時過ぎ、山の井物産（株）に勤める神尾皇紀《かみおこうき》はラブホテルでシャワーを浴びた後ベッドルームへと戻った…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 最終話 187 話

古家苺佳と大林瑤子(医師) 💛187 最終話◇幸せな結末「瑤ちゃん、私なんかの為にありがと。 結婚できるだけでも幸せなのに瑤ちゃんの性を私が選ぶなんて不遜…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 188 話

古家苺佳と大林瑤子(医師)188 番外編🍌瑤視点 [6と7の間] 大林は娘の通う幼稚園の入園式で医師と患者として面識のあった古家苺佳を見かけた時に、珍しく自分…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 189 話

古家苺佳と大林瑤子(医師)189 番外編🍌瑤視点 [16と17の間]保育園の入園式の途中で>『良かった』とひとりごちた大林。 入園式が平日だったせいか母親だけ…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 190 番外編瑤視点 [72と73]

古家苺佳と大林瑤子(医師)190 番外編🍌瑤視点 [72と73の間] [七夕の夜] 可愛い苺佳の寝顔を前に、つい願いが口について出てくるのを止められない。 マ…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 191 話

古家苺佳と大林瑤子(医師)191 番外編🍌瑤視点 [74と75の間][七夕祭りの翌日の言動]2 「泣かせた私が言うのも口幅《くちはば》ったいけど、この先絶対苺…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 192 話

古家苺佳と大林瑤子(医師)192 番外編🍌瑤視点 [77と78の間] 結局苺佳を泣かせ怒らせたのだが、最後の最後で 苺佳との交流がなくなることをおそれ、誠心…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 193 話

古家苺佳と大林瑤子(医師) 193 番外編🍌瑤視点 [104と105の間]◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇◆ 比奈の送迎を母親が…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 194 話

古家苺佳と大林瑤子(医師) 194 番外編🍌瑤視点 [140=141の間] 苺佳とママ友として出会って2度目の七夕祭りを迎えて・・ 好きだった｜人《旦那》が…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと -

古家苺佳と大林瑤子(医師)❦ ステキブンゲイさんで11月30日からバズリました。[179.180 話の頃]桁違いのPV数に初めは誤作動か何かかと思いましたが数…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 185.186 話

古家苺佳と大林瑤子(医師) 185「瑤ちゃんは瑤ちゃんだよ。どっちでもいいけど選べるのなら結婚できるから男性がいいかな。 でもね、一番は瑤ちゃん自身がどちらで…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 183.184 話

古家苺佳と大林瑤子(医師)183 その後、胸の中がポカリと空洞になってしまったことに気付いた英介はその足でしばらくぶりの美羅に会おうと思い立ち、車を走らせた。…

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 181.182 話

古家苺佳と大林瑤子(医師)181 苺佳を失うという、失ったという現実を本人に会ったことでようやく実感としてとらえられるようになった。『私も忘れるからあなたも私…