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2016/04/22

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  • ◇科学技術書・理工学書<新刊情報>●「イーロン・ショック」(笹本 裕著/文芸春秋)

    <新刊情報>書名:イーロン・ショック~元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日~著者:笹本裕発行:文芸春秋最強のCOOが語る激動の日々。その時、Twitterに何が起きたのか?一言で言えば、「破壊」だった―。買収によりTwitter社に走った激震。リストラ、支払い停止、見えない方針。外資系企業を渡り歩いた著者がその時見たものとは?【目次】Chapter1天才経営者は善か悪か?私が見たイーロンという男Chapter2破壊は予告もなくやってきたTwitter買収の一部始終Chapter3私がTwitterジャパンの社長になるまでリクルート、MTV、マイクロソフトChapter4イーロン・ショックは他人事ではないAI時代に生き残る働き方Chapter5日本に必要な「破壊と創造」2030年問題に...◇科学技術書・理工学書<新刊情報>●「イーロン・ショック」(笹本裕著/文芸春秋)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「協力ゲームの理論と応用」(菊田健作著/コロナ社)

    <新刊情報>書名:協力ゲームの理論と応用著者:菊田健作発行:コロナ社(シリーズ情報科学における確率モデル11)同書は、複数の主体が関わる状況(問題)に対して、主体の協力によって得られた価値を主体間で分配するための考え方の一つである協力ゲーム理論の初等部分について述べたもの。同書では「1章→2章→3章→4章→7章」が基本コース。1〜4章では、特性関数型協力ゲームとその基本的な解であるコア、シャープレイ値、仁について解説。7章で協力ゲームの応用例を紹介している。同書で紹介している応用例は、古典的なものだが、協力ゲーム理論の応用を検討するときには、特性関数の定義の仕方等の参考になると思う。シャープレイ値と仁は、単一の分配案を与える解であるので、応用上取り扱いやすいかもしれない。協力ゲームとその解の特徴を把握して...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「協力ゲームの理論と応用」(菊田健作著/コロナ社)

  • ●科学技術ニュース●NEDOとJST、「大学発ベンチャー表彰2024」受賞者を決定

    新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と科学技術振興機構(JST)が主催する「大学発ベンチャー表彰」は2014年度に開始した制度で、大学などの研究開発成果を活用して起業したベンチャーのうち、今後の活躍が期待される優れた大学発ベンチャーを表彰するとともに、特にその成長に寄与した大学や企業などを表彰する。同表彰は、大学などの研究開発成果を用いた起業および起業後の挑戦的な取り組みや、大学や企業などから大学発ベンチャーへの支援などをより一層促進することを目的としている。本年度の募集は、2024年4月1日(月)~5月14日(火)の期間で行い、46件の応募があった。外部有識者からなる「大学発ベンチャー表彰2024」選考委員会による応募書類の審査および面接審査を経て、大学発ベンチャー8社とその支援大学・支援企業...●科学技術ニュース●NEDOとJST、「大学発ベンチャー表彰2024」受賞者を決定

  • ●科学技術ニュース●NTTなど、量子コンピュータのシミュレーション性能を劇的に向上させる新しいアプローチを開発

    大阪大学大学院基礎工学研究科/量子情報・量子生命研究センターの箱嶋秀昭助教、NTTコンピュータ&データサイエンス研究所の遠藤傑准特別研究員、山本薫研究員、中央大学の松崎雄一郎准教授、東京大学大学院工学系研究科の吉岡信行助教は、量子コンピュータにおけるシミュレーション性能を劇的に向上させる新しいアプローチを発表した。この方法は、局所性(ある地点で起きた出来事により、遠くの実験結果が直ちに変わることはないという性質)と呼ばれる物理学の基本的な概念を、量子シミュレーションの実用化に応用したものであり、未来の量子技術の実現を大きく前進させるものと期待される。自然界の複雑な量子現象を解明するために、量子シミュレーションは重要な役割を果たす。しかし、現行の量子シミュレーションデバイスは、冷却温度の限界や環境からのノイ...●科学技術ニュース●NTTなど、量子コンピュータのシミュレーション性能を劇的に向上させる新しいアプローチを開発

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「デジタルの皇帝たち」(ヴィリ・レードンヴィルタ著/みすず書房)

    <新刊情報>書名:デジタルの皇帝たち~プラットフォームが国家を超えるとき~著者:ヴィリ・レードンヴィルタ訳者:濱浦奈緒子発行:みすず書房テクノロジーと自由を誰よりも愛したサイバーリバタリアンのジョン・バーロウ、人々の信頼を裏切る中央当局を排除するために仮想通貨Bitcoinを世に放ったサトシ・ナカモト、完全な自由市場のはずが「ソ連2.0」へ傾くUberの創設者トラビス・カラニックとギャレット・キャンプ、宇宙にまで手をのばすAmazonの皇帝ジェフ・ベゾス……。これらデジタルプラットフォーム君主たちの野望や、栄光と蹉跌の経済学的メカニズム、そして彼らに抗った人々を、生い立ち・思想・行動の面から、ストーリーとデータで描く。デジタルテクノロジーを駆使する彼らが直面する、中世ヨーロッパやソ連の人々と共通の課題とは...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「デジタルの皇帝たち」(ヴィリ・レードンヴィルタ著/みすず書房)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「会社や社員が犯罪に巻き込まれたときどうする?」(海老谷成臣、林 秀人著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:会社や社員が犯罪に巻き込まれたときどうする?~小さな事件からITセキュリティまで警察への依頼の仕方~著者:海老谷成臣、林秀人発行:技術評論社会社内で問題が起きたとき、警察に依頼すべきかどうか、現場担当者にとってそれは非常に悩ましいもの。同書は、元警察官がそうした悩みに応えるべく書き下ろされたもの。社員による窃盗、もしくは暴力団などの反社会勢力との対決といった問題から、最近のトレンドであるインターネットセキュリティに関わる問題まで、企業はさまざまな問題に耐えねばなりらない。時流の変化は残酷で過去にうまくいった対処方法も、すぐに陳腐化してしまう。また、新しい技術を使った犯罪は対応しきれるものではない。その中で最も有用で費用もかからない対処方法は問題が起きたら「警察」にお願いすること。企業活動...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「会社や社員が犯罪に巻き込まれたときどうする?」(海老谷成臣、林秀人著/技術評論社)

  • ●科学技術ニュース●理研と北海道大学、冬眠の仕組みの一端を数理モデルで解明

    理化学研究所(理研)数理創造プログラムの儀保伸吾特別研究員、黒澤元専任研究員、北海道大学低温科学研究所の山口良文教授らの国際共同研究グループは、冬眠を行う哺乳類に見られる大きな体温変動の背後に、信号の周波数を変化させて伝えるFMラジオのように周波数(体温の周期変動)を変化させる仕組みが存在することを発見した。哺乳類の中には、食料が限られ気温低下に見舞われる冬を生き延びるために、冬眠を行う種がいる。冬眠中の体温は、環境温度近くまで低下するが、この低温状態が冬眠中ずっと継続するわけではなく、環境温度に近い低温と通常の体温の間を何度も変動する。この大きな体温変動は冬眠の重要な部分だが、その生理学的な意味や制御のメカニズムは十分に理解されていない。同国際共同研究グループは、長期かつ高解像度の体温データセットに対応...●科学技術ニュース●理研と北海道大学、冬眠の仕組みの一端を数理モデルで解明

  • ●科学技術ニュース●アストロスケール、JAXAの商業デブリ除去実証フェーズIIの契約を獲得

    持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ(宇宙ごみ、以下、デブリ)除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスの子会社で人工衛星システムの製造・開発・運用を担うアストロスケールはこの度、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で、大型デブリ除去等の技術実証を目指し実施する商業デブリ除去実証(CRD2:CommercialRemovalofDebrisDemonstration)のフェーズIIの契約を締結した。契約額は約130億円。CRD2は、JAXAの進めるデブリ除去プログラムを起点に新しい宇宙事業を開拓し、日本企業が新たな市場を獲得することを目指したプロジェクトであり、軌道上にある日本由来のロケット上段を対象に、二つのフェーズで大型デブリへの近傍接近と除去の実証を目指すもの。ロケッ...●科学技術ニュース●アストロスケール、JAXAの商業デブリ除去実証フェーズIIの契約を獲得

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AI時代のベンチャーガバナンス」(馬渕邦美、丸山侑佑著/日経BP)

    <新刊情報>書名:AI時代のベンチャーガバナンス著者:馬渕邦美、丸山侑佑発行:日経BPビッグモーターや旧ジャニーズ事務所など、近年世間を騒がせた企業不祥事は、突き詰めればガバナンス(企業統治)の問題とされている。また、一連の問題にはある共通点がある。それは、上場していない企業が多いということ。そうした企業に対するコーポレート・ガバナンスの社会的要請は弱く、それが不祥事の背景にあると考えられる。しかし、未上場のベンチャー企業であっても、不祥事を起こせば会社は成り立たない。昨今の企業不祥事のニュースを目の当たりにして、経営者は自社のコーポレート・ガバナンスについて考え直していることであろう。その際、「ベンチャーに特化したコーポレート・ガバナンスについて知りたい」となれば、同書がお薦め。同書は、未上場企業のコー...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AI時代のベンチャーガバナンス」(馬渕邦美、丸山侑佑著/日経BP)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「改訂新版 前処理大全」(本橋智光、橋本秀太郎著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:改訂新版前処理大全〜SQL/pandas/Polars実践テクニック~著者:本橋智光、橋本秀太郎発行:技術評論社BigQuery、Pandas、Polarsを使った実用的なモダン前処理を学ぼう。データ分析において前処理が重要かつ多くの時間をとられる業務であることは広く知られてきた。同時に前処理を実現するためのライブラリは大きく改善されてきている。また、機械学習モデルの進化によって、求められる前処理の内容も変わってきている。同書は、初めて学ぶ方にも、昔学んでから知識をアップデートしていない方にも、悪いサンプルコードと良いサンプルコードを紹介しながら丁寧にデータ分析の前処理を学べる技術書。同書は,第一版の前処理大全から大きく構成や内容を変更している。SQLはBigQuery準拠に変更し、Pa...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「改訂新版前処理大全」(本橋智光、橋本秀太郎著/技術評論社)

  • ●科学技術ニュース●理研など、マウス体内の血液で触媒を作り抗がん活性分子を生体内合成し副作用を抑えたがん治療を行うことに成功

    理化学研究所(理研)開拓研究本部田中生体機能合成化学研究室の田中克典主任研究員(東京工業大学物質理工学院応用化学系教授)、六車共平基礎科学特別研究員(研究当時、現同大学科学技術創成研究院助教)、今井恭祐研修生(同大学物質理工学院応用化学系博士後期課程1年)、チャン・ツンチェ研究員(同大学物質理工学院応用化学系特任助教(研究当時))らの研究チームは、マウスに遷移金属触媒や試薬を順に静脈投与することによって、(1)血液中のタンパク質(アルブミン)から遷移金属触媒複合体(人工金属酵素)を体内で作り、その触媒活性を利用して(2)がんに人工金属酵素を送り込むとともに、(3)抗がん活性分子を生体内合成し、副作用を抑えたがん治療を行うことに成功した。同研究成果は、金属触媒反応によって、マウスの静脈中に元々存在するタンパ...●科学技術ニュース●理研など、マウス体内の血液で触媒を作り抗がん活性分子を生体内合成し副作用を抑えたがん治療を行うことに成功

  • ●科学技術ニュース●積水化学とTERRA、国内初、営農型ペロブスカイト太陽電池の共同実証実験開始

    積水化学工業、TERRAの2社は、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に設置するための国内で初めての共同実証実験を、千葉県匝瑳市にて2024年8月2日より開始した。世界全体で気候変動が問題視され、2050年の脱炭素社会実現に向けてエネルギーの脱炭素化が求められるなか、フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量で柔軟という特長により、従来のシリコン系太陽電池では設置が難しかった場所への設置が可能となり、再生可能エネルギー(再エネ)の導入量を拡大できる有力な選択肢として期待されている。積水化学は、独自技術である「封止、成膜、材料、プロセス技術」を活かし、フィルム型ペロブスカイト太陽電池開発の肝といわれる屋外耐久性において10年相当を確認し、30cm幅のロール・ツー・ロール製造...●科学技術ニュース●積水化学とTERRA、国内初、営農型ペロブスカイト太陽電池の共同実証実験開始

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>「データでわかる2030年 雇用の未来」(夫馬賢治著/日本経済新聞出版)

    <新刊情報>書名:データでわかる2030年雇用の未来著者:夫馬賢治発行:日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ)2030年、新たな産業革命が始まる。気候変動対策のためのエネルギー革命、サーキュラーエコノミー化、AIの進化、少子高齢化など、避けることのできない大きな波は、産業、雇用、社会や教育のあり方までを激変させるだろう。将来の大転換に備え、日本人にはどんな備えが必要になるか。データをもとにひもとく。【目次】プロローグ日本人の知らない21世紀の産業革命第1章21世紀の産業革命はいかにして起こるのか第2章気候変動対策が未来の雇用を一変させる―カーボンニュートラルとエネルギー革命第3章農林水産業は新たな産業革命の第2の震源地―カーボンニュートラルと農業・畜産業・水産業第4章農林水産業革命は雇用をどう変えるか―...●科学技術書・理工学書<新刊情報>「データでわかる2030年雇用の未来」(夫馬賢治著/日本経済新聞出版)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「センサ・マイクロマシンの基礎」(鳥山 寿之著/コロナ社)

    <新刊情報>書名:センサ・マイクロマシンの基礎~物性と場~編著:小西聡著者:鳥山寿之発行:コロナ社あらゆる信号を扱おうとするセンサ・マイクロマシンの物理的存在は物質に回帰し、機能は場との関係を通して発揮されているとの考えから、一般には異なる科目で学ぶ、物性や場の内容をセンサ・マイクロマシンの主題のもとにまとめた。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「センサ・マイクロマシンの基礎」(鳥山寿之著/コロナ社)

  • ●科学技術ニュース●理研など、天然物生合成において天然の酵素がルイス酸触媒を用いて[4+2]環化付加反応を行う最初の例を発見

    理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター天然物生合成研究ユニットの高橋俊二ユニットリーダー、テイ・ウ基礎科学特別研究員、坂井克行特別研究員、静岡県立大学薬学部の滝田良教授(東京大学大学院薬学系研究科准教授(研究開始当時)、理研環境資源科学研究センター天然物生合成研究ユニット客員研究員)、大阪大学蛋白質研究所の栗栖源嗣教授、宮ノ入洋平准教授らの共同研究グループは、天然物の生合成において、鉄硫黄タンパク質(Fe-Sタンパク質)がルイス酸(Lewisacid)触媒として機能し、[4+2]環化付加反応(ディールス・アルダー反応)を促進することを発見した。同共同研究グループは、放線菌の二次代謝産物である「ヴァーティシラクタム(verticilactam:VTL)の生合成において、水酸化反応を触媒するシトクロムP...●科学技術ニュース●理研など、天然物生合成において天然の酵素がルイス酸触媒を用いて[4+2]環化付加反応を行う最初の例を発見

  • ●科学技術ニュース●NTT、光ファイバ伝送路の状態を測定器なしでエンドツーエンドに可視化できる技術を世界で初めて開発

    NTTは、光ファイバ伝送路の状態を測定器なしでエンドツーエンドに可視化する技術を開発し、商用環境を模擬した北米フィールド網にて世界初、世界最高精度の実証に成功した。同技術は、光ネットワークのデジタルツイン(ヒトやモノなどを、現実の世界から収集したデータによって、サイバー空間上に再現する技術)の実現を大きく前進させ、IOWNAPN(All-PhotonicsNetwork:フォトニクス技術をベースとした革新的ネットワーク)におけるエンドツーエンド光接続の迅速な確立/保守への応用が期待される。NTTグループが展開を進めるIOWNAPNは、光信号を電気信号に変換することなく、エンドツーエンドで光接続することで、大容量・低遅延・低電力な通信を可能にする次世代インフラ。この光ネットワークのデータ伝送容量を最大化する...●科学技術ニュース●NTT、光ファイバ伝送路の状態を測定器なしでエンドツーエンドに可視化できる技術を世界で初めて開発

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「公式は覚えないといけないの?」(矢崎成俊著/筑摩書房)

    <新刊情報>書名:公式は覚えないといけないの?~数学が嫌いになる前に~著者:矢崎成俊発行:筑摩書房(ちくまプリマー新書)自分は数学には無縁だと思っていないだろうか?実は、私たちは日々自然と数学している。なんで?と疑問を持った瞬間からもう数学は始まっている。公式は覚えないといけないの?―数学が嫌いになる前に。【著者】矢崎成俊:1970年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。現在、明治大学理工学部数学科教授。博士(数理科学)。専門は応用数理、特に界面現象の数理解析。実験を採り入れた数学の講義で定評がある。著書:『実験数学読本』1・2・3(日本評論社)、『界面現象と曲線の微積分』、『動く曲線の数値計算』(以上共立出版)、『弱点克服大学生のフーリエ解析』(東京図書)、『大学...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「公式は覚えないといけないの?」(矢崎成俊著/筑摩書房)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「独学で鍛える数理思考」(古嶋⼗潤/技術評論社)

    <新刊情報>書名:独学で鍛える数理思考〜先端AI技術を支える数学の基礎~著者:古嶋⼗潤発行:技術評論社「数学」という言葉を聞くと、みなさんはどんなことを思い浮かべるであろうか。複雑な公式や解けなかった問題、あるいは学生時代の苦い経験なのかもしれない。中には「自分には関係ない」と割り切っている方もいるであろう。日本では、「理数離れ」が長い間社会問題とされ、数学に対して苦手意識を持つ人が多いのが実情。とはいえ、数学は私たちの日常生活を豊かにしている最先端技術の基盤として、欠かすことのできない存在。現代社会を生き抜くうえで、数学を学ぶことは看過できないテーマではないだろうか。数学の学びづらさは、初心者を寄せ付けない抽象性や敷居の高さにあると思う。この点、適切なテーマを選び、かつ懇切丁寧な解説を提供すれば、初学者...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「独学で鍛える数理思考」(古嶋⼗潤/技術評論社)

  • ◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

    <テレビ番組情報>フロンティアNHKBS毎週火曜日午後9:00〜午後10:008月27日(火)80億人人類繁栄の秘密2023年、世界人口は初めて80億を超えた。人類はなぜここまで大繁栄できたのか?そこには、太古の時代から刻まれた人類の“特別な本質”が関わっていた。今世紀中に100億人を突破すると予測されているわたしたち人類。言語や道具を用い、高度な文明を築き上げてきた。しかし、繁栄の理由はそれだけではない。実は、文字が生まれるよりはるか前に、現在の繁栄に通じる出来事があったことが、科学的アプローチによって浮かび上がってきた。「ヒト」という生物を改めて見つめ直し、人類繁栄の秘密に迫る。いまからサイエンスBSテレ東毎週水曜日午後10時~10時55分8月28日(水)髪の毛を再生福田淳二(横浜国立大学教授)多くの...◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「決断 パナソニックとソニー、勝負の分かれ目」(藤本秀文著/日本経済新聞出版)

    <新刊情報>書名:決断パナソニックとソニー、勝負の分かれ目著者:藤本秀文発行:日本経済新聞出版昭和の日本経済を牽引した松下電機産業(現パナソニックホールディングス)とソニー。世界で圧倒的な強さを見せていた両社は、「失われた30年」で輝きを失う。どこで間違えたのか。再生に向けての課題はどこにあったのか。勝負を分けた「決断」の裏側を日経の取材記者が追う、迫力のノンフィクション。【目次】1章届かなかったウェルチの警告2章切り出せなかったアップル買収3章ジョブズが警戒したパナソニックの「異能」4章スマホにプレステ、グーグルに託されたハードの再生5章プラズマ敗戦、窮地を救った「イーロン・マスクからの電話」6章ソニー再生、立役者は「九州の残党」たち7章「家まるごと」争奪戦、ヤマダデンキの下克上8章勝負の分かれ目インタ...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「決断パナソニックとソニー、勝負の分かれ目」(藤本秀文著/日本経済新聞出版)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「炭素会計 実務と戦略」(みずほリサーチ&テクノロジーズ著/日経BP)

    <新刊情報>書名:炭素会計実務と戦略~スコープ3で始める新しい世界標準~著者:みずほリサーチ&テクノロジーズ発行:日経BP「スコープ3排出量の算定」を学びながら、「脱炭素経営」を成功に導く要諦を解説。同書は、多数の国内大手企業に対し、スコープ3算定と脱炭素経営のコンサルティングを手掛けてきたみずほリサーチ&テクノロジーズが、企業が躓きやすいポイントを押さえて解説。排出量の算定や、削減のための戦略を、自社で自信をもって検討・実践できるように導く。①温室効果ガス排出量(スコープ1・2・3)の算定方法を、算定基準「GHGプロトコル」に基づいてやさしく解説②排出量を削減するための手法と計画立案の基礎も解説③トヨタ自動車、テスラ、アップルなどの企業事例を通じて、炭素会計や脱炭素型のビジネスモデルへの理解を深める。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「炭素会計実務と戦略」(みずほリサーチ&テクノロジーズ著/日経BP)

  • ●科学技術ニュース●理研、マウスの静脈中に存在するタンパク質を原料として人工金属酵素を合成しがんの治療に世界で初めて応用

    理化学研究所(理研)開拓研究本部田中生体機能合成化学研究室の田中克典主任研究員(東京工業大学物質理工学院応用化学系教授)、六車共平基礎科学特別研究員(研究当時、現同大学科学技術創成研究院助教)、今井恭祐研修生(同大学物質理工学院応用化学系博士後期課程1年)、チャン・ツンチェ研究員(同大学物質理工学院応用化学系特任助教(研究当時))らの研究チームは、マウスに遷移金属触媒や試薬を順に静脈投与することによって、(1)血液中のタンパク質(アルブミン)から遷移金属触媒複合体(人工金属酵素)を体内で作り、その触媒活性を利用して(2)がんに人工金属酵素を送り込むとともに、(3)抗がん活性分子を生体内合成し、副作用を抑えたがん治療を行うことに成功した。同研究成果は、金属触媒反応によって、マウスの静脈中に元々存在するタンパ...●科学技術ニュース●理研、マウスの静脈中に存在するタンパク質を原料として人工金属酵素を合成しがんの治療に世界で初めて応用

  • ●科学技術ニュース●NTTデータ先端技術、「INTELLILINK 統合運用ソリューション」を生成AI活用のAIドリブン運用を開始

    NTTデータ先端技術は、「INTELLILINK統合運用ソリューション」を生成AIの活用により運用担当者の作業負荷の軽減や属人化の排除を行うことを目的としたAIドリブン運用を実現するソリューションへ刷新し、提供開始した。「AIドリブン運用」とは、これまで人手で行っていた運用業務をAI(人工知能)を活用して自動化・効率化することを指す。これにより、運用の生産性が飛躍的に向上し、システムの品質や故障対応の迅速性、運用コストの削減が期待できる。新たな「INTELLILINK統合運用ソリューション」は、ITシステムのライフサイクル全てを網羅したサービスを提供。「Hinemos」や「ServiceNow」といった運用コアツールの提供および、NTTデータ先端技術がこれまで培ってきた運用ノウハウやITILなどの運用メソ...●科学技術ニュース●NTTデータ先端技術、「INTELLILINK統合運用ソリューション」を生成AI活用のAIドリブン運用を開始

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「数学思考のエッセンス」(オリヴァー・ジョンソン著/みすず書房)

    <新刊情報>書名:数学思考のエッセンス~実装するための12講~著者:オリヴァー・ジョンソン訳者:水谷淳発行:みすず書房「週末のバーベキューが雨で台なしになる確率は?」「買い物のレジ待ちで早く進む列を見分けるには?」「パーティーを抜けるベストなタイミングは?」――こうした身近な問いをもとに、数式をほとんど使わずに、数学者や統計学者の考え方の勘どころを伝授する実用的数学入門。「構造」「ランダムさ」「情報」の3つのパートごとに解説する。著者は、コロナ危機時に正確な情報発信で話題となった英ブリストル大学数学科の情報理論教授。「3つのパートで採り上げる数学のツールキットを身につければ、世界の変化の根底にある構造的原理を理解し、その伝えられ方を支配するランダムさと不確かさを認識し、正しい情報と嘘の情報を区別できるよう...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「数学思考のエッセンス」(オリヴァー・ジョンソン著/みすず書房)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「永久磁石同期モータ」(森本茂雄、真田雅之、井上征則著/コロナ社)

    <新刊情報>書名:永久磁石同期モータ~PMSMの基礎から設計・制御・評価まで~著者:森本茂雄、真田雅之、井上征則発行:コロナ社永久磁石同期モータ(PMSM)の制御と設計の基礎から、具体的な制御システム・モータ設計手法・特性評価法までを解説。できるだけ多くの設計事例や実験結果を含め、理論だけではなく具体的なイメージを持てるように配慮した。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「永久磁石同期モータ」(森本茂雄、真田雅之、井上征則著/コロナ社)

  • ●科学技術ニュース●理研など、天然物の生合成において鉄硫黄タンパク質がルイス酸触媒として機能し[4+2]環化付加反応を促進することを発見

    理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター天然物生合成研究ユニットの高橋俊二ユニットリーダー、テイ・ウ基礎科学特別研究員、坂井克行特別研究員、静岡県立大学薬学部の滝田良教授(東京大学大学院薬学系研究科准教授(研究開始当時)、理研環境資源科学研究センター天然物生合成研究ユニット客員研究員)、大阪大学蛋白質研究所の栗栖源嗣教授、宮ノ入洋平准教授らの共同研究グループは、天然物の生合成において、鉄硫黄タンパク質(Fe-Sタンパク質)がルイス酸(Lewisacid)触媒として機能し、[4+2]環化付加反応(ディールス・アルダー反応)を促進することを発見した。同共同研究グループは、放線菌の二次代謝産物である「ヴァーティシラクタム(verticilactam:VTL)」の生合成において、水酸化反応を触媒するシトクロム...●科学技術ニュース●理研など、天然物の生合成において鉄硫黄タンパク質がルイス酸触媒として機能し[4+2]環化付加反応を促進することを発見

  • ●科学技術ニュース●徳洲会、大阪大学とリバーフィールド、低軌道衛星通信を活用した移動型遠隔手術システムの世界初の実証実験に成功

    徳洲会グループ、大阪大学大学院医学系研究科、リバーフィールドは、大阪府八尾市の八尾徳洲会総合病院において、低軌道衛星通信を用いた移動型遠隔手術システムの実証実験を世界で初めて実施した。衛星通信による遠隔手術は古くから理論的には可能とされてきたが、これまでは試作ロボットと高額な衛星通信システムを用いた実験レベルにとどまっていた。同実証は、薬事承認された手術支援ロボットと、安価で常用利用が可能な衛星通信サービスを活用し、世界で初めて「実用レベルで」遠隔ロボット手術の実現可能性を検証したもの。災害が多く、インフラの壊滅的被害により、地上通信網が使用不能となりえる我が国において、このような取り組みを世界に先駆けて実施できたことは大変意義深いと考えられる。日本の地方部では深刻な医師不足が続いており、高度な医療へのア...●科学技術ニュース●徳洲会、大阪大学とリバーフィールド、低軌道衛星通信を活用した移動型遠隔手術システムの世界初の実証実験に成功

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIなき世界に戻れるか?」(須藤 靖著/集英社インターナショナル)

    <新刊情報>書名:AIなき世界に戻れるか?~物理学者、17の思考実験~著者:須藤靖発行:集英社インターナショナル(インターナショナル新書)人間はこの世界をどこまで理解できるのか?大きなテーマを軽やかに綴る科学エッセイ。「AIが人類の存在を脅かしそうになったら、電源を引っこ抜くかハンマーで壊してしまえばいい」という過激な意見がある。だが実際、AIのない世界は実現可能だろうか?AIの氾濫という現代的なテーマから、この宇宙が法則に支配されていることの不思議をマルチバース宇宙論から読み解こうとする根源的な試み、さらには、アインシュタイン、シュレーディンガーなど著名な物理学者のスキャンダルにいたるまで、自由な発想とユーモラスな文体で読む者をわくわくさせる17篇のエッセイ。【著者】須藤靖高知工科大学特任教授。1958...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIなき世界に戻れるか?」(須藤靖著/集英社インターナショナル)

  • ●科学技術ニュース●理研、超伝導量子素子へ向けた重要な一歩となる磁場のない条件下で超伝導ダイオード効果を観測

    理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター創発デバイス研究グループの板橋勇輝基礎科学特別研究員、岩佐義宏グループディレクター、創発光物性研究グループの王子謙特別研究員(研究当時)、小川直毅グループディレクターらの共同研究グループは、界面や特殊な形状を考えない物質そのもの(バルク)で空間反転対称性の破れた三回回転対称性を持つ超伝導体である「PbTaSe2」が、磁場や磁化の存在しない条件下で超伝導ダイオード効果を示すことを発見した。同研究成果は、空間反転対称性の破れた超伝導体における新機能の開拓を推進し、外部からの磁場や磁化といった時間反転対称性の破れを必要としない、より応用に即した超伝導ダイオード素子の実現へ向けた重要な知見となると期待される。電流には、エネルギーを失う通常の電流(常伝導電流)と、エネルギ...●科学技術ニュース●理研、超伝導量子素子へ向けた重要な一歩となる磁場のない条件下で超伝導ダイオード効果を観測

  • ●科学技術ニュース●東レ、農作物の光合成に必要な可視光を透過しハウス内気温を上昇させる赤外光は遮蔽する農業用遮熱シートを開発

    東レは、ビニールハウスに被覆することで農作物の光合成に必要な可視光を透過し、ハウス内気温を上昇させる赤外光は遮蔽する農業用遮熱シートを開発した。同シートの効果により、農作物の高温に対するリスクの軽減と、ハウス内作業従事者の熱中症リスクの回避・軽減等の労働環境の改善が期待される。2025年春の本格販売を目指し、2024年7月から農業者へサンプルを提供し、モニター評価を開始する。近年の温暖化傾向により、ビニールハウス内が高温となる夏季の作型については、農作物の品質低下や収穫量の減少が顕在化している。特に、ハウストマトは夏季に裂果や着果不良といった高温障害が発生し、収穫量が減少する課題がある。東レでは、2018年から石川県と公益財団法人いしかわ農業総合支援機構、石川県内のトマト農家とともに「新たな遮熱資材を活用...●科学技術ニュース●東レ、農作物の光合成に必要な可視光を透過しハウス内気温を上昇させる赤外光は遮蔽する農業用遮熱シートを開発

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「島はどうしてできるのか」(前野 深/講談社)

    <新刊情報>書名:島はどうしてできるのか~火山噴火と、島の誕生から消滅まで~著者:前野深発行:講談社(ブルーバックス)島はどうしてできるのか。火山噴火と、島の誕生から消滅まで世界でも珍しい新たな火山島の出現は、島を知り地球を知る研究。材料の宝庫。小笠原諸島で2013年、旧西之島沖の噴火によりできた島はどんどん大きくなり、旧西之島をのみこみ成長中であることがニュース映像などで紹介された。島ができていく過程を見られる貴重な場所として、様々な分野の研究者からも注目されている。同書では、西之島をはじめ多くの島の上陸調査も行ってきた著者が、できたての島でなくては見ることのできないこと、そこからわかる地球のダイナミズム、今後西之島はどのように変化していく可能性があるのか、などを解説する。また、西之島以外の国内外の特徴...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「島はどうしてできるのか」(前野深/講談社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「機械学習のための数学」(飯塚秀明著/コロナ社)

    <新刊情報>書名:機械学習のための数学著者:飯塚秀明発行:コロナ社機械学習には数学が必要である。同書は機械学習を読み解くための数学を学ぶことができる。同書では、機械学習を理解するために必要な数学分野「論理、集合,線形代数、微分積分、確率・統計、最適化」について章ごとに詳解。例えば、線形代数や微分積分は機械学習に限らず、理工系分野において基礎的な数学として位置づけられているが,それらがどのように関連しているか、結果として、機械学習と数学がどのように関連しているか、について詳解する。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「機械学習のための数学」(飯塚秀明著/コロナ社)

  • ●科学技術ニュース●理研、電気化学的なCO2還元のメカニズムの解明し温室効果ガスCO2の削減に向けた反応条件を解析

    理化学研究所(理研)光量子工学研究センター光量子制御技術開発チームの和田智之チームリーダー、藤井克司研究員らの研究チームは、二酸化炭素(CO2)還元リアクターにおいて電気化学的なCO2還元と水電解が振動する現象を詳細に解析し、そのメカニズムを解明した。同研究成果は、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの一つであるCO2の大気中濃度削減に向けて、CO2を電気化学的に有用物質に変換する技術に貢献すると期待できる。今回、同研究チームは、固体電解質膜を用いたゼロギャップ型CO2還元リアクターでCO2還元を実施した際に生じるCO2還元と水電解の双安定状態の振動現象を解析し、CO2還元状態が優勢になる条件と水電解が優勢になる条件の違いを見つけ、この条件の違いが数十分のオーダーの非常に長い周期でのCO2還元状態と水...●科学技術ニュース●理研、電気化学的なCO2還元のメカニズムの解明し温室効果ガスCO2の削減に向けた反応条件を解析

  • ●科学技術ニュース●ラピダス、米「EE Times」誌の「Silicon 100」に2年連続で選出

    ラピダスは、米「EETimes」誌が選ぶ2024年に注目すべきスタートアップ企業「Silicon100」に選ばれた。ラピダスは、2023年に続き2年連続2度目の受賞となる。権威ある「EETimes」誌の「Silicon100」は、エレクトロニクスおよび半導体業界の未来を形作る、大きな可能性と大きな影響力を持つ技術に焦点を当てている。今年は、最先端の材料やパッケージング技術から、量子コンピューティングやセキュリティ技術まで、24の分野でイノベーターを選出。ラピダスは、特にチップレットとパッケージングのファウンドリーとしての先進性が評価され、2024年のリストに掲載された唯一の日本企業となった。2024年は、ラピダスにとってすでに記念すべき年となった。主な実績として、TenstorrentおよびEsperan...●科学技術ニュース●ラピダス、米「EETimes」誌の「Silicon100」に2年連続で選出

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「不思議の虫ナナフシ」(伊地知英信著、海野和男写真/草思社)

    <新刊情報>書名:不思議の虫ナナフシ~ヘンな虫のヘンな暮らし~著者:伊地知英信写真:海野和男発行:草思社枯れ枝そっくりのこんな虫知っていますか。世界最長の虫も最重の虫もナナフシ。日本と世界のナナフシの紹介と飼育の楽しみ。160の精細写真とエッセイで面白さを解明。【著者】伊地知英信1961年東京生まれ。北里大学卒。自然科学書や博物館展示物の編集者・ライター。自然観察のインタープリター。集英社版『完訳ファーブル昆虫記』10巻20冊の編集および脚注・訳注の執筆に関わる。『しもばしら』(岩崎書店)で第58回児童福祉文化賞など。【写真】海野和男1947年東京生まれ。東京農工大卒。昆虫写真家。『昆虫の擬態』(平凡社)で日本写真家協会年度賞。『世界のカマキリ観察図鑑』『増補新版世界で最も美しい蝶は何か』『蝶が来る庭』『...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「不思議の虫ナナフシ」(伊地知英信著、海野和男写真/草思社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「自然言語処理の教科書」(小町 守著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:自然言語処理の教科書著者:小町守発行:技術評論社深層学習の登場により、人工知能分野の技術が広く注目されている。特に自然言語処理は、我々の生活の中に深く浸透してきた。例えば検索システム、SiriやAlexaなどの音声対話システム、DeepLといった機械翻訳が挙げられる。いまや多くの企業や研究機関が、自然言語処理を用いた様々なプロジェクトを進めている。同書は、どの時代の自然言語処理にも必要となる技術について解説。新しい技術が次々と生み出されていく中で、自然言語処理の実装に関する知識は古びてしまう可能性を孕んでいるが、同書では、自然言語処理システムの開発で必要となる普遍的な知識を中心に掲載。解説の特色として、はじめに開発方法やデータ、評価基準など自然言語処理システムの開発全体に関する内容を載せ...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「自然言語処理の教科書」(小町守著/技術評論社)

  • ◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

    <テレビ番組情報>フロンティアNHKBS毎週火曜日午後9:00〜午後10:008月20日(火)熱狂ムーンラッシュなぜ月へ挑むのか再び人類を月に送るというNASAを中心とした国際プロジェクト「アルテミス計画」。将来的に火星まで視野に入っているが、その開発の主役は民間企業になりつつある。主な理由はコストの削減だが、民間企業の参入によって斬新なアイデア、技術が生まれている。米国スペースⅩ社は、失敗をいとわずロケット飛行実験を実施。劇的な成長を遂げた。また、これまで培った技術を武器に異業種からも続々と参入。いったい企業は何を目指して月に挑むのか?月と地球をめぐる経済圏を作り出していこうとする人々の情熱と仕事に密着。宇宙へのロマン、そして最先端を切り開く人々が見る世界を伝える。いまからサイエンスBSテレ東毎週水曜日...◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「記憶の深層」(高橋雅延著/岩波書店)

    <新刊情報>書名:記憶の深層~〈ひらめき〉はどこから来るのか~著者:高橋雅延発行:岩波書店(岩波新書)記憶のしくみを深く知り、上手に活かせば答えはひらめく。科学的エビデンスにもとづく記憶法と学習法のヒントを伝授する。試験前の一夜漬け。苦労して覚えても、終わればすぐに忘れてしまう。もっと効果的で効率的な学習方法はないのか。鍵は「記憶」にある。記憶のしくみを深く知り、上手に活かせば答えはひらめく。記憶のアウトソーシングが加速するAI時代。人間の創造性が問われる今こそ必要な、科学的エビデンスにもとづく記憶法のヒントを伝授する。【著者】高橋雅延1958年新潟県生まれ。1981年京都教育大学卒業、1986年京都大学大学院博士課程単位取得退学、1996年京都大学博士(教育学)取得。京都大学助手、京都橘大学助教授などを...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「記憶の深層」(高橋雅延著/岩波書店)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「生成 Deep Learning<第2版>」(David Foster著/オライリー・ジャパン)

    <新刊情報>書名:生成DeepLearning<第2版>~絵を描き、物語や音楽を作り、ゲームをプレイする~著者:DavidFoster訳者:松田晃一、小沼千絵発行:オライリー・ジャパン発売:オーム社生成AIの本格的な解説書。同書はディープラーニングの基礎から始まり、画像、テキスト、音楽を生成する最先端のアーキテクチャへと進んでいく。具体的には、変分オートエンコーダ(VAE)、敵対的生成ネットワーク(GAN)、トランスフォーマ、正規化フロー、エネルギーベースモデル、GPT、ノイズ除去拡散モデルなどインパクトの強い生成モデルをTensorFlowとKerasで開発する。対象読者は、機械学習エンジニアやデータサイエンティスト。読者は生成AIのモデルを理解するだけでなく、同書掲載のヒントやテクニックを通して、モデ...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「生成DeepLearning<第2版>」(DavidFoster著/オライリー・ジャパン)

  • ●科学技術ニュース●産総研、革新的な触媒を用いた環境に優しいフロー合成技術の開発し顔料染料、医薬品、電池材料などの素材を効率的に合成

    産業技術総合研究所(産総研)触媒化学融合研究センター革新的酸化チーム宮村浩之主任研究員、今喜裕研究チーム長、フロー・デジタル駆動化学チーム小林修特定フェローらは、高活性および高選択性を実現する金属ナノ粒子触媒と、連続生産フロープロセス技術による環境に優しい有機合成法を開発した。この技術は、新しく開発した固体触媒と新設計した連続フロー合成装置や連続分離精製モジュールを用いて、水素と原料を直接流すことで機能性化学品を合成する方法。今回、顔料染料、医薬品、エネルギー材料などさまざまな機能性化学品合成において鍵となるロイコキニザリン類を、世界で初めて水素を還元剤として用い、触媒的に合成することに成功した。従来のロイコキニザリン合成法では、化学量論量の金属試薬を消費し、有害性のある廃棄物が発生する。一方、新たに開発...●科学技術ニュース●産総研、革新的な触媒を用いた環境に優しいフロー合成技術の開発し顔料染料、医薬品、電池材料などの素材を効率的に合成

  • ●科学技術ニュース●JFEエンジニアリング、CO₂分離回収パッケージ"GX-Marble"の実証試験でCO₂回収に成功

    JFEエンジニアリングは、このたび、当同が開発したCO₂分離回収パッケージ"GX-Marble"の実証試験において、バイオガス発電設備の燃焼排ガスから濃度99.5%のCO₂を回収することに成功した。"GX-Marble"は、膜分離法と物理吸着法のハイブリッド型のCO₂分離回収パッケージであり、燃焼排ガス中の低濃度CO₂を低消費エネルギーにて高濃度に分離・回収できる設備。同実証試験は、株式会社Jバイオフードリサイクル横浜工場にて、食品廃棄物から発生させたバイオガスを燃料とするガスエンジン発電の燃焼排ガスを用いて実施している。回収したCO₂は、バイオマス由来のため、CCUのみならず、貯留することによってネガティブエミッション技術(NETs)の一つであるBECCSを実現でき、カーボンネガティブを達成することが可...●科学技術ニュース●JFEエンジニアリング、CO₂分離回収パッケージ"GX-Marble"の実証試験でCO₂回収に成功

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「知的戦闘力を高める 独学の技法」(山口 周著/日本経済新聞出版)

    <新刊情報>書名:知的戦闘力を高める独学の技法著者:山口周発行:日本経済新聞出版(日経ビジネス人文庫)アインシュタイン、ダーウィン、ヴィトゲンシュタイン、エジソン、ライト兄弟、スティーブ・ジョブズ……。多くのイノベーターたちはみな独学者だった。外資コンサルで活躍し、今は独立研究者として注目を集める著者の、骨太でしなやかな知性を身につける、武器としての知的生産術。いかに費用対効果の高い武器を手に入れ、実戦で使いこなすか、「戦略」「インプット」「構造化」「ストック」の4ステップから体系化する。この先必要なのは、現行のシステムを批判的に考えられる力であり、4つのモジュールから体系化された最強の知的生産システムを公開。この世をしたたかに生き抜くための、最強の知的生産術。「武器になる教養書」11ジャンル99冊ブック...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「知的戦闘力を高める独学の技法」(山口周著/日本経済新聞出版)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「60分でわかる! 最新 著作権 超入門」(STORIA法律事務所、柿沼太一、杉浦健二、山城尚嵩編著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:60分でわかる!最新著作権超入門編著:STORIA法律事務所、柿沼太一、杉浦健二、山城尚嵩著者:石田怜夢,齋藤直樹,坂田晃祐,杉野直子,田代祐子,菱田昌義,山口宏和発行:技術評論社(60分でわかる!シリーズ)「その利用は違法か?」「無断引用はOKか?」「70年経てば著作権はすべて切れる?」「AI生成物はプロンプトを入力した人の著作物として保護される?」基礎知識からウェブサービス,SNS,AIビジネスまで、デジタル時代の著作物を保護する、利用する、武器とする。最新IT、コンテンツビジネスといった著作権に強いSTORIA法律事務所の弁護士陣が執筆する、基本から最新のトピックまで「著作権」を俯瞰する1冊。商品やコンテンツといったクリエイティブに対する権利を明確にし、法に則った運営が求められる現...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「60分でわかる!最新著作権超入門」(STORIA法律事務所、柿沼太一、杉浦健二、山城尚嵩編著/技術評論社)

  • ●科学技術ニュース●秋田県立大学と産総研、細菌の新しいマンガン酸化のしくみを利用した鉱山廃水処理システムの開発に成功

    休廃止鉱山で発生する坑廃水は有害金属を含むため、鉱害防止対策として一般的に中和剤を用いた処理が行われている。この処理では、多くの薬剤やエネルギーの投入を必要とすることから、自然の浄化作用を利用した環境負荷が低く低コストの処理技術の開発が求められている。マンガン(Mn)は坑廃水に含まれる主要な有害金属の一つだが、Mn酸化細菌と呼ばれる微生物はMn(II)イオンを酸化してMn(IV)酸化物にすることで不溶化させるため、坑廃水処理への活用が期待されてきた。しかし一方で、Mn酸化細菌を活用した廃水処理では細菌の栄養となる有機物を添加する必要があり、有機物に乏しい坑廃水に有機物をいかに供給するかが大きな課題になってきた。秋田県立大学と産業技術総合研究所(産総研)の共同研究グループは、Mn酸化細菌を活用した坑廃水処理...●科学技術ニュース●秋田県立大学と産総研、細菌の新しいマンガン酸化のしくみを利用した鉱山廃水処理システムの開発に成功

  • ●科学技術ニュース●日東電工、初のCO2ゼロエミッション工場を竣工し太陽光発電による余剰電力の水素変換と水素ボイラーを導入した生産開始

    日東電工(Nitto)は、自家再生エネルギーを最大利用した、Nittoグループ初となるCO2排出量ゼロを達成する工場を東北事業所(宮城県大崎市)に竣工し、2024年度下期より生産稼働を開始する。太陽光発電による余剰電力を使用したグリーン水素の製造・蓄エネや、液化水素から水素ガスを製造し、水素燃料100%のボイラーで蒸気を生成する国内初のシステム構築を通じて、Nittoグループ全体でのCO2排出量実質ゼロの実現を目指す。2025年度以降、水素ボイラー増設により、東北事業所全体の蒸気を水素ボイラーだけで賄えるように拡張し、東北事業所全体における脱炭素化を図る。来たるグリーン水素の社会実装に備えて水素運用技術と蓄エネ技術を確立し、バリューチェーン全体のCO2排出削減(Scope3:Scope1,2以外の間接排出...●科学技術ニュース●日東電工、初のCO2ゼロエミッション工場を竣工し太陽光発電による余剰電力の水素変換と水素ボイラーを導入した生産開始

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>「なぜ重力は存在するのか」(野村泰紀著/マガジンハウス)

    <新刊情報>書名:なぜ重力は存在するのか~世界の「解像度」を上げる物理学超入門~著者:野村泰紀発行:マガジンハウス(マガジンハウス新書)ニュートン力学から相対性理論、量子力学まで……。「宇宙を支配する力」に迫る知的探求の旅。同書では、カルフォルニア大学バークレー校教授で理論物理学者の野村泰紀さんが、「ニュートン力学」や「相対性理論」といった古典物理学から、量子力学」などの現代物理学に至るまでを概観しつつ、「重力はなぜ存在するのか?」いう謎に迫る。宇宙を動かす根源的な仕組みや、自然界を支配する法則への理解がぐっと深まる、読むだけで世界の「解像度」が上がる一冊。【同書の内容】◎月は「落ち続けている」から落ちてこない◎「重力」は“時間”と“空間”の歪み◎地上も宇宙も「同じ法則」で運動している◎光さえも進めなくな...●科学技術書・理工学書<新刊情報>「なぜ重力は存在するのか」(野村泰紀著/マガジンハウス)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「個人情報保護法」(岡田 淳、北山 昇、小川智史、松本亮孝著/商事法務)

    <新刊情報>書名:個人情報保護法監修:宍戸常寿著者:岡田淳、北山昇、小川智史、松本亮孝発行:商事法務個人情報・プライバシーを巡る議論をふまえ法律と運用、実務の発展をめざす。条文やガイドラインからは明らかでない論点も取り上げ、実務家目線での踏み込んだプラクティスを解説。第一線の研究者との対話の成果としてのディスカッションも織り込み、実務家では見落としがちな俯瞰的な視点からも解説。【目次】第1編総論第1章個人情報保護法の変遷第2章個人情報保護法の法目的と基本理念第3章基本方針・基本原則・ガイドライン等第4章個人情報保護委員会第2編個人情報取扱事業者等の義務等第1章総説第2章定義第3章個人情報に関する規律第4章個人データに関する規律第5章個人関連情報に関する規律第6章保有個人データに関する規律第7章仮名加工情報...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「個人情報保護法」(岡田淳、北山昇、小川智史、松本亮孝著/商事法務)

  • ●科学技術ニュース●東京大学など、常温・常圧で進行するアンモニアの連続電解合成で世界最高性能を達成しアンモニア製造工程におけるカーボンフリーの実現に向け大きく前進

    東京大学、大阪大学大学院工学研究科、産業技術総合研究所(産総研)、出光興産株式会社は、共同で実施している研究開発において、空気中に多量に存在する窒素と水から常温・常圧で進行するアンモニアの連続電解合成(プラス、マイナスの電極とこれらを分ける隔膜で構成される電解セルと呼ばれる装置に通電することで、触媒の存在下、窒素と水から連続的にアンモニアを合成すること)で世界最高性能を達成した。燃焼時にCO2を排出しないアンモニアは、水素キャリア(水素を液体や水素を含む化合物に転換し輸送・貯蔵する方法)や発電・工業ボイラー用の新燃料として注目されているが、高温・高圧で製造されるため、製造時のCO2排出量の抑制が課題のひとつ。このたびの研究成果は、常温・常圧下の窒素・水・電気(再生可能エネルギー由来を想定)でアンモニアを連...●科学技術ニュース●東京大学など、常温・常圧で進行するアンモニアの連続電解合成で世界最高性能を達成しアンモニア製造工程におけるカーボンフリーの実現に向け大きく前進

  • ●科学技術ニュース●島津製作所、信州大学と包括的連携に関する協定書を締結

    島津製作所は、8月5日に信州大学と、社会課題解決に向けた共同研究および研究成果の社会実装を目的とする「包括的連携に関する協定書」を締結した。契約期間は5年間。両者は同協定書に基づき、水やエネルギーに関連する先端的技術に関するテーマの探索や同社の持つ分析計測技術の活用検討、双方の研究者・技術者の育成に共同で取り組む。なお、両者による共同研究は、2025年3月に信州大学松本キャンパスに竣工予定の新拠点で実施する。信州大学は、様々な溶媒(フラックス)を用いた人工的結晶作成方法「フラックス法」や、「フラックス法」による「信大クリスタル」などの素材開発に実績と強みを持っている。また、10年先のビジョンとして「アクア・リジェネレーション(ARG)分野の研究力を核に一歩先のソリューションを共創する」と掲げている。ARG...●科学技術ニュース●島津製作所、信州大学と包括的連携に関する協定書を締結

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「WAYS OF BEING 人間以外の知性」(ジェームズ・ブライドル著/)

    <新刊情報>書名:WAYSOFBEING人間以外の知性著者:ジェームズ・ブライドル訳者:岩崎晋也解説:江永泉発行:早川書房「人間を超えた世界」への想像力を。知能は人間の独占物ではない。自動運転車もチンパンジーもタコも木も菌類も、独自のあり方で知的といえる。それらが体感する「世界」とは?AIと認知科学を学んだアーティスト/ジャーナリストが示す自然・テクノロジー・人類の新たな生態学。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「WAYSOFBEING人間以外の知性」(ジェームズ・ブライドル著/)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「因果推論」(金本 拓著/オーム社)

    <新刊情報>書名:因果推論~基礎から機械学習・時系列解析・因果探索を用いた意思決定のアプローチ~著者:金本拓発行:オーム社実践的な意思決定力を身につける。Pythonと因果推論でデータ分析の壁を乗り越える。同書では因果推論の活用を通じて、効果検証や相関と因果関係の違いといった、データ分析の現場でよくある問題を解決する方法を紹介する。因果推論の基礎から、機械学習や時系列解析との組み合わせ、さらに因果探索まで学習することにより、因果推論を軸として幅広い問題に対応可能になる。これにより、データ活用の価値を高められる。同書では、具体的な事例や豊富な図を用いて、因果推論の基本的な概念や手法を分かりやすく解説する。また、Pythonコードを用いた実装を通じて、因果推論を実務に応用するスキルを身につけることができる。【...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「因果推論」(金本拓著/オーム社)

  • ●科学技術ニュース●産総研とエーディーシー、取り外し可能な高精度基準電圧源を備えたデジタルマルチメーターを世界で初めて開発し製品化

    産業技術総合研究所(産総研)物理計測標準研究部門丸山道隆研究グループ長、金子晋久首席研究員、浦野千春研究部門付は、株式会社エーディーシーと共同で、取り外しが可能で安定性に優れた基準電圧源を備えた高精度デジタルマルチメーター(DMM)を世界で初めて開発し、製品化した。各種IT機器などに搭載されるチップコンデンサーやチップ抵抗など、高い性能が求められる電子部品の生産工場においては、製品の電気的な品質を保つために、高性能なDMMを用いた検査が行われる。これらのDMMは一定の周期ごとに校正機関などにおいて上位標準を参照した校正を受けるために、現場から持ち出す必要がある。校正期間中は、生産工程の一部を停止するか、代替品のDMMを別途用意しなければならず、生産性の低下または生産コストの増加につながっていた。また、輸送...●科学技術ニュース●産総研とエーディーシー、取り外し可能な高精度基準電圧源を備えたデジタルマルチメーターを世界で初めて開発し製品化

  • ●科学技術ニュース●三菱電機、先進レーダ衛星「だいち4号」による初観測画像を取得

    三菱電機は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注し、2024年7月1日に「H3ロケット」によって打ち上げられた、先進レーダ衛星「だいち4号」に搭載されているフェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ「PALSAR-3」の試験電波発射により初観測画像を取得した。「だいち4号」はレーダで地球を観測する衛星で、高精度かつ広範囲の画像を取得できる。これにより広域で同時多発的に災害が発生した場合も、迅速な状況把握が可能となる。同社は、2016年度に「だいち4号」の開発を開始し、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)で全体の設計・製造・試験を担当してきた。広域観測と高分解能を両立させるために不可欠である「PALSAR-3」も、三菱電機が開発を担当している。「PALSAR-3」は、現在運用中の陸域観測技術衛星2号「だいち2号...●科学技術ニュース●三菱電機、先進レーダ衛星「だいち4号」による初観測画像を取得

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「父が子に語る科学の話」(ヨセフ・アガシ著/講談社)

    <新刊情報>書名:父が子に語る科学の話~親子の対話から生まれた感動の科学入門~著者:ヨセフ・アガシ訳者:立花希一発行:講談社(ブルーバックス)「この世界をよく理解するって、どういうことだろう?」ある日、科学史家は8歳になる息子アーロンに問いかけた。ふたりの対話はやがて、科学の歴史を縦横無尽に駆けめぐる、壮大な知的冒険の旅へとつながっていく――。古代ギリシアの原子論から、コペルニクスの地動説、ガリレオの望遠鏡、ニュートン力学、ファラデーの力線、アインシュタインの相対性理論まで、物理のしくみを解き明かした、驚くべき発見の物語。【目次】序文科学はなぜ「対話」を必要とするのか?第一章科学って何だろう?――この世界のしくみを解き明かす方法第二章世界は何からできている?――科学者たちが追い求めてきたこと第三章大発見は...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「父が子に語る科学の話」(ヨセフ・アガシ著/講談社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ゼロからはじめる X(旧Twitter) 基本&便利技」(リンクアップ著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:ゼロからはじめるX(旧Twitter)基本&便利技著者:リンクアップ発行:技術評論社(ゼロからはじめるシリーズ)X(エックス)は情報を発信したり収集したりするためのSNSアプリ。これまで,Twitter(ツイッター)として親しまれてきたが、名称がXに変更された。ルールの一部変更や新機能の追加も行われたが基本機能は変わらず、これまでと同じように仲間とポストのやりとりを楽しむことができる。本書ではポスト、フォロー、リプライ、ハッシュタグなど、Xの基本機能はもちろん、Xを楽しむためのコツ、困ったとき同対処法も紹介している。この1冊で、パワーアップしたXを始めてみよう。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ゼロからはじめるX(旧Twitter)基本&便利技」(リンクアップ著/技術評論社)

  • ◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

    <テレビ番組情報>フロンティアNHKBS毎週火曜日午後9:00〜午後10:008月13日(火)進化する西之島未知の大地への挑戦(選)2019年の巨大噴火で全体が火山灰に覆われた西之島。今、生物学者たちから熱い注目を浴びている。ゼロの状態からどうやって生態系が根付くのか見ることができるからだ。番組では2023年の調査に密着。ドローンや遠隔操作の探査車を駆使し、島の生態調査を行った。海鳥たちは1年前に比べ80%以上減少。島は研究者の予測以上に厳しい環境になっていた。一方で、昆虫は厳しい環境にもかかわらず観察することができた。ガラパゴス諸島や小笠原諸島など、島は独特な生態系を築くが、西之島はその原始の姿を見せる島。今後どうなっていくのか予測する。いまからサイエンスBSテレ東毎週水曜日午後10時~10時55分8月...◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「アインシュタインの旅行日記~日本・パレスチナ・スペイン~」(アルバート・アインシュタイン著/草思社)

    <新刊情報>書名:アインシュタインの旅行日記~日本・パレスチナ・スペイン~著者:アルバート・アインシュタイン編者:ゼエブ・ローゼンクランツ訳者:畔上司発行:草思社20世紀を代表する知性が見出した日本人の美点とは?1922年~23年にかけての旅の間にアインシュタインが書き記した日記・手紙類を網羅した貴重な記録。【アルバート・アインシュタイン】ドイツ生まれの理論物理学者。1879年3月14日生まれ。チューリヒ工科大学を卒業後、ベルンで特許局技師として働きながら研究を続け、1905年に特殊相対性理論など画期的な3論文を発表。1916年には一般相対性理論を発表。1921年度のノーベル物理学賞を受賞。この時期から世界各国を訪問するようになり、1922年~1923年に訪日。ナチス政権の成立にともないアメリカに逃れ、以...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「アインシュタインの旅行日記~日本・パレスチナ・スペイン~」(アルバート・アインシュタイン著/草思社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「今こそExcelで学ぶ統計解析入門」(志賀保夫、姫野尚子著/オーム社)

    <新刊情報>書名:今こそExcelで学ぶ統計解析入門監修:菅民郎著者:志賀保夫、姫野尚子発行:オーム社Excelで統計学の基本を学ぶ。統計関連の書籍はRからPythonが主流になりつつある。機械学習との親和性もあり、Pythonで分析する人が増えている。とはいえデータサイエンティストのような統計のプロの人ならともかくR、Pythonはプログラムということで敷居が高いと感じる人も少なくない。また文系を中心とした大学ではSPSSが多が、自宅で持ち帰って分析することはできないため、自学自習ではExcelで学習するニーズはあると考える。同書は、統計解析に必要な知識を解説する。まず基本的な理論を学び、その内容をExcelで実践するもの。理解度テストは企業向けの例題で活用できるものを用意する。書名に学び直しとしたのは...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「今こそExcelで学ぶ統計解析入門」(志賀保夫、姫野尚子著/オーム社)

  • ●科学技術ニュース●京都工芸繊維大学、奈良先端科学技術大学院大学と産業技術総合研究所、優れた温度差発電性能をもつ半導体型カーボンナノチューブ(CNT)の抽出方法(純度98%程度)を開発

    京都工芸繊維大学野々口斐之准教授、奈良先端科学技術大学院大学河合壯教授、産業技術総合研究所桜井俊介研究チーム長らは共同で、アルキル化セルロースを抽出剤として用いることで高品質な半導体型カーボンナノチューブ(CNT)を選択的に分離抽出できることを実証した。アルキル基の種類、置換度(DS)、分子量などの分子構造が分離効率に与える影響を系統的に調べ、中程度に置換されたヘキシルセルロースが特に半導体型CNTの選択的抽出に適していることを明らかにした。この方法で得られた半導体型CNTは高純度と高結晶性を両立しており、その膜は、分離抽出前のCNTだけでなく、他の従来技術で分離した半導体型CNTをも凌駕する優れた温度差発電能力(熱電変換特性)を示した。また、この抽出剤は入手容易かつ安価な原料から調製されており、高品質な...●科学技術ニュース●京都工芸繊維大学、奈良先端科学技術大学院大学と産業技術総合研究所、優れた温度差発電性能をもつ半導体型カーボンナノチューブ(CNT)の抽出方法(純度98%程度)を開発

  • ●科学技術ニュース●インターステラテクノロジズ、地上端末との高速衛星通信技術の確立に向け、総務省の「電波資源拡大の研究開発」を受託

    インターステラテクノロジズは、総務省が民間企業等に研究開発を委託する2024年度の「電波資源拡大の研究開発」に採択され、岩手大学、大阪大学、東京工業大学、奈良先端科学技術大学院大学、新潟大学の5大学とともに、同研究を実施する。インターステラテクノロジズは、同研究を通じて人工衛星開発を加速させ、ロケット会社が人工衛星事業を有するという垂直統合の強みをより一層発揮する。今回受託した研究開発課題は「低軌道衛星と地上端末直接通信における周波数共用を可能とするナローマルチビーム形成技術の研究開発」で、受託金額は初年度上限2.7億円、期間は3か年。近年、地上の通信インフラでカバーできない地域における通信手段として、SpaceX(米国)の「Starlink」を筆頭に、多数の衛星を地球低軌道上に打ち上げて一体的に運用する...●科学技術ニュース●インターステラテクノロジズ、地上端末との高速衛星通信技術の確立に向け、総務省の「電波資源拡大の研究開発」を受託

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「2080年への未来地図」(川口伸明著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:2080年への未来地図著者:川口伸明発行:技術評論社「もしも紫式部がChatGPTを使ったら?」「AIは人間の心を理解している?」「考えたことが形になるモノづくりとは?」「人生の時間を伸ばすのではなく,生き方や世界観を増やしたら?」「戦争してる暇がないほどおもしろい世界をつくるには?」「死んだ後でも自分の活動が続く世界とは?」人類の生き方が必然的に変わる2080年に向けて、「今」なにを考えるべきか。全世界193ヵ国・7億件以上のイノベーションデータをもとに、AIと超知能、実空間マルチバース、医食農のウェルビーイング、経済デカップリングとネイチャーポジティブ、経済安全保障と地政学リスク、自己家畜化と戦争の関係、心・脳・時間の関係など、幅広いトピックを網羅。今から生きたい未来をデザインしてい...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「2080年への未来地図」(川口伸明著/技術評論社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「これで安心! 個人情報保護・マイナンバー<第3版>」(影島広泰著/日本経済新聞出版)

    <新刊情報>書名:これで安心!個人情報保護・マイナンバー<第3版>著者:影島広泰発行:日本経済新聞出版最新改正(2022年4月1日、2023年4月1日施行の「個人情報保護法」、2024年4月1日施行の「法律施行規則」改正に対応)に完全対応。オールカラーで重要点がコンパクトにわかる。確認テストや図版はダウンロード可能。社内研修にも最適。著者は、日本経済新聞「企業が選ぶ弁護士ランキング」(2019年)データ関連部門で第1位に選出された第一人者。【同書の特色】・コンパクトサイズながらしっかり要点網羅・わかりやすい解説と図版。重要部分にはラインマーカーの親切設計・コラム、ポイント、関連知識、Q&Aで深く理解できる・確認テストで理解度をチェック。社内研修にも最適・巻末の「鉄則10カ条」で日々の注意喚起・収録図版(一...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「これで安心!個人情報保護・マイナンバー<第3版>」(影島広泰著/日本経済新聞出版)

  • ●科学技術ニュース●理研、スパコン「富岳」以外の環境で利用可能なソフトウエア群「バーチャル富岳」初版の提供を開始

    理化学研究所(理研)計算科学研究センターは、スーパーコンピュータ「富岳」を社会基盤として定着させ、社会課題解決を一層加速させることを目的に、高度に整備されたソフトウエア群をクラウドサービスや「富岳」以外のコンピュータ上でも利用可能とする「バーチャル富岳」プロジェクトに取り組んできたが、その成果の一環として、富岳以外の環境で利用可能なソフトウエア群である「バーチャル富岳」の初版の提供を開始した。この「バーチャル富岳」により、クラウドサービスや「富岳」以外のコンピュータ上で世界一のスーパーコンピュータ「富岳」向けに高度に整備されたソフトウエア群を利用可能とすることで、「富岳」の研究成果や最先端の研究用計算プラットフォームを誰でも簡単に利用できるようになり、科学技術イノベーションのさらなる進化や産業の発展に貢献...●科学技術ニュース●理研、スパコン「富岳」以外の環境で利用可能なソフトウエア群「バーチャル富岳」初版の提供を開始

  • ●科学技術ニュース●太平洋セメントとNEDO、廃コンクリートとCO2からできるカルシウムカーボネートコンクリートブロックの製造技術を開発

    太平洋セメントは、東京大学の野口貴文教授をプロジェクトマネージャーとするNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)ムーンショット型研究開発事業「C4S研究開発プロジェクト(C4S:CalciumCarbonateCirculationSystemforConstruction<建設分野の炭酸カルシウム循環システム技術>)」の共同実施者として、空気中のCO2を廃コンクリートに固定化し、その上で圧力をかけて固化するカルシウムカーボネートコンクリートブロックの製造技術を開発した。同社は、これまでに培ってきたセメント・コンクリート系材料に関する知見を生かし、今回のプロジェクトにおいては、主にカルシウムカーボネートコンクリートの「硬化プロセスの検討」と「部材製造」に関わる研究開発を担っている。同...●科学技術ニュース●太平洋セメントとNEDO、廃コンクリートとCO2からできるカルシウムカーボネートコンクリートブロックの製造技術を開発

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「体内時計の科学」(ラッセル・フォスター著/青土社)

    <新刊情報>書名:体内時計の科学~生命をつかさどるリズムの正体~著者:ラッセル・フォスター訳者:高橋洋発行:青土社過去数十年の間に、体内時計と私たちの24時間の生物学的サイクルの科学に関する発見は爆発的に増えている。睡眠と生活リズムは、私たちの遺伝、生理、行動、環境から生まれている。私たちの行動のほとんどがそうであるように、このリズムは固定されたものではない。これらのリズムは、私たちの行動、環境との関わり方、そして誕生から老齢期までの経過によって変化する。同書は、体内時計に関する長年の神話を断ち切り、何がそれを動かしているのかを理解するための具体的な情報と指針を提供する。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「体内時計の科学」(ラッセル・フォスター著/青土社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ライセンス契約の理論と実務」(齋藤浩貴著/青林書院)

    <新刊情報>書名:ライセンス契約の理論と実務~新時代ビジネスの知財活用戦略~著者:齋藤浩貴発行:青林書院ライセンス契約の交渉、締結に向けた法的思考プロセスを重点解説。知的財産を最大限活かすために種々の条件を契約にどう落とし込むか、ビジネスプランに応じた適切な契約条項策定までの考え方を丁寧に解説。新時代ビジネスにかかわる技術、情報、コンテンツに関する「特許ライセンス契約」「著作権ライセンス契約」「データライセンス契約」を中心に詳述。法務・知財担当者、法律実務家の必携書。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ライセンス契約の理論と実務」(齋藤浩貴著/青林書院)

  • ●科学技術ニュース●産総研と坂本石灰工業所、水銀を試料採取現場で高感度に検出する技術を開発

    産業技術総合研究所(産総研)センシングシステム研究センターセンサー情報実装研究チームの竹村謙信研究員、岩﨑渉主任研究員らは有限会社坂本石灰工業所と共同で、土壌中の微量な水銀を検出する手法を開発した。水銀をはじめとする重金属類の環境汚染は世界的に厳しく管理されている。国内においても土壌内の量から廃棄物までさまざまな基準値を設定し、水銀による健康被害を防ぐための取り組みを実施している。今回開発した技術は、電気化学的な水銀の測定手法により、持ち運びが容易な装置を用いて複雑な手順を経ることなく溶液中の水銀の検出を可能にするもの。電気化学計測では測定を阻害する溶液中の不純物(夾雑物<きょうざつぶつ>)の影響を受けやすいが、独自のデータ処理による解析を施すことにより、夾雑物を多く含む土壌検液からでも、水銀が0.5pp...●科学技術ニュース●産総研と坂本石灰工業所、水銀を試料採取現場で高感度に検出する技術を開発

  • ●科学技術ニュース●日立、英国イースト・コースト本線における鉄道車両で次世代のデジタル技術による前方監視試験を開始

    日立製作所の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールは、英国のネットワーク・レール社、LondonNorthEasternRailway(LNER)、クロステック社と共同で、線路沿いの植物や地盤など、自然環境や線路の異常を監視する最新のデジタル技術による前方監視試験を開始した。リアルタイムで鉄道車両の走行エリアを監視することで安全性がさらに向上し、線路へ張り出した樹木、線路上の落ち葉、地盤沈下など、設備や車両への損傷や遅延を引き起こす可能性のある潜在的な危険を検出する。ネットワーク・レールは以前、英国南部地域だけで年間300万ポンド(6億1500万円)もの植物関連の事故費用がかかると推定した。新しいFFCCTV(FrontFacingCCTV、前方監視カメラ)は、今年5月から12ヶ月間の試験の...●科学技術ニュース●日立、英国イースト・コースト本線における鉄道車両で次世代のデジタル技術による前方監視試験を開始

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「利己的な遺伝子 利他的な脳」(ドナルド・W・パフ著/集英社)

    <新刊情報>書名:利己的な遺伝子利他的な脳著者:ドナルド・W・パフ訳者:福岡伸一発行:集英社「利他」を科学的に論じた名著が、福岡伸一訳で登場。コロナ禍を経験し、他者への配慮が求められる社会になったことで、「利他」への関心が高まった。自己の利益よりも他者の利益を優先する「利他」は、「利己的遺伝子論」からすると、生命のあり方と矛盾するように見える。しかし同書は、脳神経科学の知見をもとに、人間にはもともと利他性が備わっていると主張する。「利他」が発揮されるメカニズムを科学的に解明し、その仕組みを知ることで、利他的行動がスムーズに行えるよう手助けしてくれる。同書は、脳神経科学の第一人者が書いた「利他的な脳」を知るための科学書でありながら、対立する人間関係の改善や、ビジネスでの交渉など、困難な状況を乗り越えるための...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「利己的な遺伝子利他的な脳」(ドナルド・W・パフ著/集英社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AWSではじめる生成AI」(Chris Fregly、Antje Barth、Shelbee Eigenbrode著/オライリー・ジャパン)

    <新刊情報>書名:AWSではじめる生成AI~RAGアプリケーション開発から、基盤モデルの微調整、マルチモーダルAI活用までを試して学ぶ~著者:ChrisFregly、AntjeBarth、ShelbeeEigenbrode技術監修:本橋和貴、久保隆宏訳者:久富木隆一発行:オライリー・ジャパン発売:オーム社生成AIを使いこなすための必要十分な前提知識を1冊で学べる。モダンな生成AI一般を使いこなすための必要十分な前提知識を1冊で学べる、コンパクトな入門書。前半で生成AI一般について知るべきトピックを章ごとに解説していき、後半ではAWS上の大規模システムに生成AIを組み込んで、有用なアプリケーションを構成する方法について解説。2023年9月にリリースされた、外部APIを通じて様々な生成AI基盤モデルをAWSで...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AWSではじめる生成AI」(ChrisFregly、AntjeBarth、ShelbeeEigenbrode著/オライリー・ジャパン)

  • ●科学技術ニュース●産総研とマクルウ、押出し加工を利用したマグネシウム合金スクラップ材のリサイクル技術を開発

    株式会社マクルウ(本社:静岡県富士宮市)は、産業技術総合研究所(産総研)マルチマテリアル研究部門千野靖正研究部門付、斎藤尚文招へい研究員、中津川勲招へい研究員との共同研究により、押出し加工を利用したマグネシウム合金スクラップ材のリサイクル技術を開発した。同技術は、産総研が有する「固相リサイクル法」に関する技術的ノウハウと表面分析技術および組織解析技術をもとに、令和3~5年静岡県先端企業育成プロジェクト推進事業費補助金を活用し、開発したもの。杖や車いすをはじめとした福祉機器への採用など、最軽量金属であるマグネシウムへの注目が高まる中、環境負荷低減などの観点でマグネシウムのスクラップ材のリサイクル技術が求められている。マクルウは、産総研との共同研究により、マグネシウム合金スクラップ材を直接押出し加工して固化・...●科学技術ニュース●産総研とマクルウ、押出し加工を利用したマグネシウム合金スクラップ材のリサイクル技術を開発

  • ●科学技術ニュース●パナソニック、脱炭素社会の実現に向けて純水素型燃料電池の熱を吸収式冷凍機(空調機)で活用する実証を開始

    パナソニックは、燃料電池工場の生産に必要な電力を再生可能エネルギーで賄う実証施設「H2KIBOUFIELD」(滋賀県草津市)において、純水素型燃料電池の発電時に発生する熱を吸収式冷凍機(空調機)の熱源として活用する実証実験を開始した。これまで、純水素型燃料電池から回収できる熱(最高60℃)と吸収式冷凍機に必要な熱源(最低80℃)には20℃の乖離があり、純水素型燃料電池が発電時に発生する熱を吸収式冷凍機の熱源として活用することが困難であった。今回、純水素型燃料電池と吸収式冷凍機双方で温度差を10℃ずつ歩み寄る改良を施し、70℃の熱で燃料電池と空調機を繋ぐ新たな連携を可能にした。H2KIBOUFIELD内で、出湯温度の改良を施した純水素型燃料電池10台を用い、新開発の低温廃熱利用型吸収式冷凍機1台を新設し、新...●科学技術ニュース●パナソニック、脱炭素社会の実現に向けて純水素型燃料電池の熱を吸収式冷凍機(空調機)で活用する実証を開始

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「<最新図解> 鉄道の科学」(川辺謙一著/講談社)

    <新刊情報>書名:<最新図解>鉄道の科学~車両・線路・運用のメカニズム~著者:川辺謙一発行:講談社(ブルーバックス)乗り鉄、撮り鉄、模型鉄、駅鉄、時刻表鉄など、さまざまな楽しみ方がある鉄道。老若男女問わず鉄道ファンの裾野は広がっている。同書は、「鉄道とは何か?」という問いを追求してきた交通技術ライターの著者が、知識欲旺盛な鉄道ファンに向けて、鉄道の最新技術を豊富な図解と共に解説した決定版。【目次】第1章鉄道の基礎第2章車両のメカニズム第3章線路のメカニズム第4章運用のメカニズム第5章新幹線と高速鉄道第6章街を走る都市鉄道第7章山を越える山岳鉄道第8章進化する鉄道●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「<最新図解>鉄道の科学」(川辺謙一著/講談社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「幾何学と不変量<増補改訂版>」(西山 享著/日本評論社)

    <新刊情報>書名:幾何学と不変量<増補改訂版>著者:西山享発行:日本評論社群の作用と不変量が導く、美しく多彩な幾何学の世界を描く。楕円曲線とj不変量の理論を群の作用の視点から、より充実させた新版。【目次】第Ⅰ部群と不変式第1章群とは何か――群の速成コース第2章正多面体群と方程式第3章群の表現と不変式第Ⅱ部平面上の幾何学と変換群第4章平面の合同変換と不変式第5章平面上のアフィン変換とアフィン幾何第6章実射影平面第Ⅲ部商空間の幾何第7章軌道空間と商位相第8章軌道空間の幾何的構造第Ⅳ部複素射影空間の幾何学第9章射影変換と不変量第10章保型関数とj不変量第11章射影空間とグラスマン多様体●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「幾何学と不変量<増補改訂版>」(西山享著/日本評論社)

  • ◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

    <テレビ番組情報>フロンティアNHKBS毎週火曜日午後9:00〜午後10:008月6日(火)休止いまからサイエンスBSテレ東毎週水曜日午後10時~10時55分8月7日(水)「素数ゼミ」って何?静岡大学吉村仁名誉教授今回は、昆虫の進化の謎を探る研究で世界の注目を浴びる静岡大学・吉村仁名誉教授。ダーウィンの進化論にはなかった視点で新たな説を唱えている。そんな吉村先生は、今年大発生し話題となった「素数ゼミ」の名付け親、長年世界の昆虫学者が解けなかった謎を紐解き、大きな話題となった。加藤浩次が生物の進化についてとことん聞き込む。小さな頃から昆虫が大好きだった吉村先生、研究者を目指していたがある時その夢が断たれそうになった。そんな時、学者になることを後押ししてくれたのが、おじいちゃん。実はおじいちゃん、私たちがお世...◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「イノベーションの世界地図」(上原正詩著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:イノベーションの世界地図~スタートアップ、ベンチャーキャピタル、都市が描く未来著者:上原正詩発行:技術評論社未来の世界を牽引するイノベーションは、どこで、どのようにして生まれるのか?コロナ禍、相次ぐ戦争、米中対立など、この数年の世界情勢の先行きは予測困難を極めた。メタバースや生成AIなどの新技術が人々を驚かせた時期でもあった。一方で眼前の日本社会には少子高齢化や経済の低迷などの課題が山積したまま。停滞する現状を打破すべくイノベーションに期待する声は小さくないが、「未来」を想像することが困難な時代において、イノベーションの行く末をどのように見定めればよいのか。同書では「ベンチャーキャピタル(VC)」と「都市」の二つに注目し、イノベーションの原動力となる「スタートアップ」がいかにして生まれ成...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「イノベーションの世界地図」(上原正詩著/技術評論社)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「線形代数とグラスマン多様体」(高崎金久著/日本評論社)

    <新刊情報>書名:線形代数とグラスマン多様体著者:高崎金久発行:日本評論社射影幾何学から誕生し、線形代数の言葉で定義できるグラスマン多様体。その構造や性質を紐解きつつ、応用面まで幅広く解説する。【目次】第1章グラスマン多様体第2章グラスマン多様体の分割第3章無限次元グラスマン多様体第4章ツイスター理論と超幾何函数への応用第5章リッカチ方程式・バーガース方程式とKP階層への応用(注)グラスマン多様体とは、線形代数や幾何学における重要な概念で、具体的には、あるベクトル空間の部分空間全体の集合を表す。●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「線形代数とグラスマン多様体」(高崎金久著/日本評論社)

  • ●科学技術ニュース●岡山大学など、結晶中のトリウム229原子核アイソマーをX線で制御に成功し超高精度「固体原子核時計」実現に向けて大きく前進

    岡山大学異分野基礎科学研究所の吉村浩司教授、吉見彰洋准教授、平木貴宏研究助教、高輝度光科学研究センター(JASRI)の依田芳卓主幹研究員、永澤延元研究員、京都大学複合原子力科学研究所の瀬戸誠教授、北尾真司准教授、理化学研究所の山口敦史専任研究員、重河優大特別研究員、羽場宏光室長、玉作賢治チームリーダー、大阪大学大学院理学研究科の笠松良崇教授、産業技術総合研究所(産総研)の渡部司上級主任研究員、ウィーン工科大学のThorstenSchumm教授らの共同研究グループは、大型放射光施設「SPring-8」(兵庫県の播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出す理化学研究所の施設)の高輝度X線を用いて、固体結晶中のトリウム229をアイソマー状態に励起し、それが基底状態に戻る際の光を観測することに成功した。こ...●科学技術ニュース●岡山大学など、結晶中のトリウム229原子核アイソマーをX線で制御に成功し超高精度「固体原子核時計」実現に向けて大きく前進

  • ●科学技術ニュース●3DプリンターのNTTデータ ザムテクノロジーズと英Alloyed社、株式および業務提携を締結

    NTTデータは、世界有数の冶金研究者を有し、合金設計技術と、それを活かした3Dプリンターによる先進的な金属部品の設計、製造を強みとする英Alloyed社への出資を内容とする株式引受契約を2024年7月23日付にて締結した。また、3Dプリンターによる高度な製造技術を持つ株式会社NTTデータザムテクノロジーズとAlloyed社との間で資本業務提携を行うため、NTTデータとAlloyed社との間で株式譲渡契約を、NTTデータザムテクノロジーズとAlloyed社との間で業務提携契約をそれぞれ同日付にて締結した。NTTデータは、樹脂や金属の粉末を一層ずつ重ねていくことで3次元の造形物を製造するAM(アディティブ・マニュファクチャリング)技術をベースに新しいものづくりを実現するNTTデータザムテクノロジーズを2020...●科学技術ニュース●3DプリンターのNTTデータザムテクノロジーズと英Alloyed社、株式および業務提携を締結

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「テクノ新世 技術は神を超えるか」(日本経済新聞社編/日本経済新聞出版)

    <新刊情報>書名:テクノ新世技術は神を超えるか編者:日本経済新聞社発行:日本経済新聞出版テクノロジーは指数関数的な進化を遂げ、人間の思想や価値観に大きな影響を与えている。ChatGPTなどの人工知能(AI)が人知を超えて進化したとき、人類はそれを正しく制御できるのか。故人やペットと再会するクローン技術が普及すると、かけがえのない命の重みは揺らぐのか。不老長寿技術は人を幸福にするのか。技術を脅威とみなすか、それとも共生を探るのか――。2人の芥川賞作家、円城塔氏、津村記久子氏によるコラボ小説と、哲学者や思想家のインタビューを加え、最先端のテクノロジーが生み出す光と闇に迫る。異色の日経新聞連載「テクノ新世」を書籍化。【目次】第1章岐路に立つ人類第2章「神」の領域へ挑む第3章国家サバイバル第4章理想を求めて●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「テクノ新世技術は神を超えるか」(日本経済新聞社編/日本経済新聞出版)

  • ●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「Canva 基本&デザインTIPS!」(マリエ著/技術評論社)

    <新刊情報>書名:Canva基本&デザインTIPS!~無限に役立つ使いこなしワザ152~著者:マリエ発行:技術評論社「えっ、こんなことまでできちゃうの!?」Canvaのすべてがわかるテクニック集。同書は、大人気デザインツール「Canva(キャンバ)」の基本的な使い方はもちろん、かゆいところに手が届く便利機能、そしてAIを使った驚きの機能まで一挙に解説した書籍。152のTIPSは「グラフィック」「写真」「配色」「文字」「動くコンテンツ」「生成AI」など、直感的なテーマごとに分類しているので、やりたいことにあわせたテクニックをすぐに探すことができる。はじめてCanvaを使う方にも、もっとCanvaを使いこなしたい人にも。365日Canvaを使い倒すCanva公式クリエイターが、デザイン作業をより効率的にする基...●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「Canva基本&デザインTIPS!」(マリエ著/技術評論社)

  • ●科学技術ニュース●東京大学、これまでの10倍の効率で花粉を地層から分取し高精度年代測定を可能に

    東京大学大学院理学系研究科博士課程の太田耕輔(研究当時、現産業技術総合研究所活断層・火山研究部門産総研特別研究員)、同大学大気海洋研究所の横山祐典教授、宮入陽介特任助教らは、セルソーター(元々は生物学や医学の分野で開発された装置で、レーザー光によって性質の異なる細胞を高速で抽出することができる)を用いることで、地層から効率的に花粉を抽出する技術を開発した。これにより、従来よりも詳細な放射性炭素(14C)年代測定を実現した。14C年代測定は、過去の出来事を記録した地層がいつの時代のものかを明らかにする技術だが、目的の地層から年代測定に適した大型の試料が見つかる場合はまれ。一方、花粉はほとんどの地層に含有されているため、地層の年代を決定する上で有効な試料となる事が期待されていた。しかしながら、従来の手法では、...●科学技術ニュース●東京大学、これまでの10倍の効率で花粉を地層から分取し高精度年代測定を可能に

  • ●科学技術ニュース●核融合発電を目指す京都フュージョニアリング、液体金属を用いた実証実験を開始

    核融合発電を目指す京都フュージョニアリングは、シリーズCラウンド(エクステンション)において、2024年4月の資金調達(1stclose)に続き、新たにアメリカのベンチャーキャピタルのIn-Q-Tel(インキュテル:IQT)、ニチコン、丸紅を含む計4者を引受先として総額10.7億円の資金調達を実施した。この2ndcloseによりシリーズCの累計調達額は131.3億円になり、同社の累計資金調達額は148.1億円となった。フュージョン(核融合)エネルギーを取り巻く環境は国内外で急速に変化している。日本国内では、2024年6月に閣議決定された骨太の方針や成長戦略にフュージョンエネルギーが改めて盛り込まれ、官民の開発力強化や国際連携の推進、そして2030年代の発電実証について明記された。同社は、カナダ原子力研究所...●科学技術ニュース●核融合発電を目指す京都フュージョニアリング、液体金属を用いた実証実験を開始

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