骨董=ガラクタという認識の人がまだまだ多く、骨董は、至るところにたくさんあるという認識かもしれません。確かに、工芸品レベルのものは、数も多く、それが、骨董と思い込んでいる人も多いです。ただ、ある程度、目が肥えてきて良いものを探し出すと、なかなか見つかりません。。。例えば、燗鍋(懐石に用いる酒つぎ)(江戸初期から中期の作(私のコレクション)かつては、かなりの数が存在したと思うのですが、いざ探すと、こ...
骨董=ガラクタという認識の人がまだまだ多く、骨董は、至るところにたくさんあるという認識かもしれません。確かに、工芸品レベルのものは、数も多く、それが、骨董と思い込んでいる人も多いです。ただ、ある程度、目が肥えてきて良いものを探し出すと、なかなか見つかりません。。。例えば、燗鍋(懐石に用いる酒つぎ)(江戸初期から中期の作(私のコレクション)かつては、かなりの数が存在したと思うのですが、いざ探すと、こ...
古本屋で漫画を立ち読みしたのがきっかけで、とある漫画に少しハマっています。(私は、結構、マンガ・アニメ好き!)「ダンス・ダンス・ダンスール」バレエダンサーを目指す男の子の話ですが、読みながら、私が習っている茶道に当てはまることが多く面白いです。正直、バレエ、見たこともないし、興味もなかったのですが、芸事という点で考えると茶道も同じだなとふと思います。如何に自己を表現して相手を感動させるか?単なる技...
江戸の懐石といえば、八百善と呼ばれていた料理屋があったそうです。その店主が残した当時の記録本。「八百善物語 江戸料理とお茶の話 江守奈比古(著)」昭和31年に発行された初版本を手に入れ、読んでます。懐石料理やお茶のことだけではなく、当時の人の考え、行動、吉原のことも書いていて、なかなか知ることができない当時の様子が生々しく書かれていて非常に興味深い本です。例えば、大店の番頭が、仕事が終わったら、急ぎ...
前回の記事が長くなりそうなので、一旦区切り。茶道は、「芸事」に分類されます。芸事といえば、能や狂言もそう、クラッシクミュージック、バレー、ダンス、音楽、劇も同じ芸事になるでしょう。共通して言えるのは、観客に感動してもらえるということ。以前のブログでも書きましたが、美(アート)とは何か?という問いに対し、私は、感動させることができるかどうかだと書きました。必ずしも、美しいものという意味ではなく、見た...
週末だというのに、お茶のことばかりを考えています。もし次に、また茶会(茶事)をするとなると、自分なら、どうしよう。個人的には、少しやってみたい趣向を思いついてはいますが、もしやるとしたら、こういう道具が必要になるな。そんな自分が気に入る道具(骨董)を集めるとなると、時間もお金もかかってしまい。人生の中で、そうそう、自分が主催できる茶事をできる回数は少ない気もします。。(前回の茶事も1年がかりで準備...
結局のところ、人が大事なんだなと思う今日このごろ。前回、骨董と人間性に関してブログを書きました。私にとって、骨董収集は、好きなものに囲まれたい。良い骨董を収集し、自分の美意識を磨いたり、骨董から何かを得、自分の成長へと結びつけたい。と考えています。ただ、骨董と友だちになるには、お金がかかります(笑)でも、こういうのもある意味、実際の人間関係にも似ている気もします。仕事関係でも、友人関係、人生におい...
続・骨董収集と人間関係(人間関係の極意は、骨董収集にあり!)
前回、骨董収集と人間関係をテーマにブログを書きました。あれから、もう少し考えてみたのですが、思えば、昔の茶人。茶道具を非常に大事に扱っていました。お気に入りの道具には、仕覆という服(袋)を道具に合わせて作ったり、道具に名前(銘)をつけて可愛がったりしていました。外国人からしたら、狂気物。また、昔の人の本を読むと、茶碗を洗うため、一緒に抱えてお風呂に入っただとか。枕元において一緒に寝るとか、もはや、...
つい先日、お茶の先生に弟子の一人Aさんが、購入したという風炉を見せていました。Aさん(20代後半女性)お茶を始めたのは、つい数年前(私より少し後)。かなり頑張って色々と勉強している方です。私が、常々、骨董品の良さ、ヤフオクで買っていることを言っているので、おそらく影響を受けたのでしょう。Aさんも、少しずつ買うようになりました。でも、今回、先生に見せた風炉(茶釜を置く炉)は、先生からダメ出しを出されて...
美味しい抹茶とは何か?と思い始め、色々と試行錯誤しています。その中で、一度、茶畑見学をしてみたいと以前から考えていました。そして、今日、ようやく、茶畑見学に行くことができました!見学に行ったのは、狭山の茶園。茶畑がある場所は、自然あふれる良いところで、まず外で、抹茶と前茶をいただき、お茶の葉の天ぷらをもらいました。それから工場見学と、茶摘み体験。お茶の新葉、思ったよりも柔らかく。そして、抹茶用に使...
GWを利用して、京都に茶事稽古に行ってきました。毎回、京都に着く事に、京都良いなと思います。周りの山々、空気、緑、そして、古い神社仏閣や建築物。抹茶屋もあれば、お香の店、扇子の店などもあり、古都京都があるからこそ、日本の伝統が守られているんだなと感じます。こちらは、茶事の会場となったお寺。(豪快な鬼瓦。欲しい。。。。。)(水屋での一時の休憩。私以外は、全員女性。あまり男性がいない世界です。荷物運びな...
今日、友人が家にお茶を飲みに来ました。というか、お茶を飲みに来るように私が誘いました。私の練習に付き合ってくれる奇特な友人です。一方で、前回、私のお気に入りの菓子盆を出した時に、「小汚い」と言ってくれた友人でもあります。今回は、前回のように小汚いと言われないように、私の好みの寂びたものより、少し明るめの道具や現代作家の茶碗を用意しました。朝から家を掃除して、道具も用意して、風炉灰もふって用意しまし...
先週、知り合いのYさんと一緒に美術館に行きました。Yさん、仕事努めをする傍ら、美大のオンライン講座を受講しているとのこと。課題の中で、「日本の余白の美について述べよ。」という題目があり、作文10枚?程度書かないといけないとか。。。いや。。。。私には無理です。。。私の場合、感覚的なもので、分析したりしていません。私が古美術を見る際の基準は、気品があるから。オーラがあるから。何か心惹かれるものがあるから。...
昨日、茶事の先生のお茶の講義がありました。古いお茶に関する本を読み解く会です。毎回、先生の講義を聞く事に、自分の不甲斐なさを感じ、より一層勉強しないとなと思います。。。先生に質問すれば、すべての答えが返ってくるまさに生きる地引。昨日も、つい先日、購入した蓋置を先生に見てもらったところ。「これは、一つ片割れがあったもの。唐物(中国から由来)のものなので、お茶に使うとしたら真。使えても、行中の真まで。...
以前からどうすれば良いお茶を点てることができるのか、と考えてきました。お茶の先生が、よく言う「湯相と火相が大事」という言葉、いまいちピンときていません。お茶の本の多くが、手前、手順、道具などのことで、どうすれば良いお茶を点てることができるかということに言及している本は、ほとんどありませんでした。これまで読んだ本の中だと、唯一、「茶の湯の科学入門 」堀内 國彦 (著)が、科学的な見地から水やお湯のことを...
お風呂に浸かりながら、本を読む。私の至高の時間です。それで、ふと考え事をしていました。何を考えていたかというと、週末も、稽古がてら自宅でお茶を点てました。でも、いまだに満足いくお茶を点てることが出来ません。どうすれば良いのだろうかと考えていたところ、ふと。以前、骨董収集を始めた時に、「美とは何か?」ということを延々と考えていました。それで、辿り着いたのは、「感動するもの」という答えでした。(詳しく...
毎回、楽しみにしている骨董の催事、メジロコレクション。年2回(春、秋)開催です。今年の春は、昨日から今日まで開催です。昨日は、9時40分頃会場前で整理券を獲得。整理券は、80番(80人目)。(12時開催なのですが、かなり多い気がします。)骨董仲間のYさんとも合流し、12時から入場。メジロコレクションは、良いものが多く、値段もお手頃なので好きです。毎回、気になるものが2-3点はあるのですが、今回も、3点ほど気になる...
また、今度、お茶の先生からお茶事をしてと言われるかもしれないので、茶道具を少しずつ集めています。というのは、言い訳で、単に好きなのでついつい買ってしまいます。(笑)お茶をやっている人で実際、茶道具に興味を持っている人は少ないようです。ただ、これまで何度もブログで書いたように道具は大事だと思っています。お茶は、自分自身の美意識を高めるためのものでもあり、その人が所有している骨董品や茶道具を見れば、あ...
数日前、ヤフオクで茶入れを競り落としました。毎度のごとく、最後の最後で、外国人向けの代行業者が参入。外国人が買いに来ると、多少無理しても競り合うと決めてます。(海外に流れると、もう日本に戻ってこないので、、、)ただ、今回は、そこまで大きな値上がりにもならず、予算内で購入することができました。(ほっ。。。)今回は、なんとか買えたものの、外国人、茶入れなんか買ってどうするのだろうか?ふと疑問。これまで...
4月になり、桜満開の時期です。浮かれたいところではありますが、あっという間に4月になって焦りを感じます。。さて、トランプ政権になってからというもの、トランプさんが、かなり世界をかき乱しています。。。先週は、関税問題で世界の株価が連日暴落。先週金曜日のNY市場も大幅に下げたので、週明けの日本マーケット、大幅に下がりそうです。(日経先物だと、さらに5%の下げのよう。。)どこまで下落するのか?また、これまで...
近代に活躍した茶人(実業家)のことを調べていた中で、東洋のビール王と呼ばれた馬越恭平氏の逸話に、出世する前の益田鈍翁氏が若かりし馬越さんにサミュエル・スマイルズの「西国立志編」という本を薦めた。とあり、興味が出たので、この本を読んでみることにしました。明治時代には、福沢諭吉の「学問のすゝめ」同様に非常に人気があった本とのこと。簡単に言えば、国は民の総名であり、国の政事は人民の品格の反映にすぎないと...
立て続けにブログを書きます。ここ数ヶ月、ブログを書くのをサボっていました。ブログを書く量=自分の熱量あまり私のブログを見てくれる人はいないと思いつつ、ただ、ブログを書くことで、自分の考えがまとまり、新しい思いつきも生まれ、自分自身には結構、重要です。だから、やはり書いていかなければと思い、書いてます。(それで、多少なりとも楽しんでくれる人がいればなお幸いです。)先程のブログで、茶道において茶道具が...
戦国時代、ポルトガルの宣教師であったアルメイダさんが、「日本人は、ダイヤモンド、ルビーなどの宝石よりも、陶磁器などの器に驚くべき値を付けている。」と、本国ポルトガルに報告した記述が残っています。戦国時代になり、権力者であった織田信長、豊臣秀吉、また、村田珠光、千利休などの町人などいろいろな思惑が入り乱れ、茶道が開花していきました。それに伴い、茶道具の価格も鰻登りになっていき、茶入れ一つが城一つの価...
茶道具は、観賞用の古美術とは違い、お茶をする時に使う道具です。ですので、頻繁に使ったり、触ったり、洗ったり、運んだりします。だから、しっかり扱い方を学び、注意しておかないと大きな失敗をします。私も、これまで失敗をしながら学んでいきました。。。(泣)失敗談1:水指編水指とは、水を入れておくための道具ですが、最初の頃、水指に水を入れっぱなしにしていたところ、底から少し水が滲んでいました。そうとは知らず、...
先日、フランスから知り合いが来たので、一緒に飲みに行きました。フランス人男性Mさん:35歳(日本は初旅行)話を聞くと、日本旅行のため、ChatGPTなどのAIを使って、色々と検索したそうです。ここ最近、結構、ChatGPTなどのAI検索をする人が増えてきています。また、翻訳ツールなども昔と比べるとかなり秀逸。翻訳だけでなく、バナーデザイン、HPのコード、イラストなどにも使っていて、使うと非常に仕事が楽になりますが、一方...
つい先日のこと。ブログで知り合ったコレクターKさんのお誘いで、Kさんと若手古美術商2名と一緒に飲む機会がありました。骨董の話ができる人はなかなかいないので、思う存分、骨董の話を聞けるとともに、古美術商の人と話ができる非常に貴重な体験でした。Kさん、お誘いありがとうございました!m(_ _)mさて、今週末は、骨董Week3月7日から9日まで有楽町の国際フォーラムでアートフェア東京が開催されています。アートフェア東京...
私の好きな本の中で、壺中居の店主、廣田 不孤斎さんの本がお気に入り。「骨董裏おもて 」(著:広田 不孤斎)日本で一番だったと言われる古美術商「壺中居」の店主であり、蒐集家、廣田 不孤斎さんの本。基本的には、一度、読んだ本は余り読み返すことはないのですが、この本は、定期的に読みたくなります。つい先日から、また読み返しており、大正時代の丁稚奉公の様子。また、戦前戦後の時代の移り変わりなどや今も変わらない人...
なんだかんだで、もう3月。ついこの前までは、あけましておめでとうございます。と言っていたのに、時が経つのが早すぎて怖いです。年初に決めた今年のやるべきことも、日が経つにつれて薄れていきます。。。鉄は熱いうちに打てとあるように、即実行しなければいけません。そんな中で、一応は、今年決めた健康のための合気道を始めて1ヶ月。運動嫌いの私も、まだなんとかやっています。(週2回)初心者なので、受け身を習っていま...
少し前からブログに書いていますが、ヤフオクで海外勢とバッティングすることが増えました。つい昨日も、少し狙っていた茶碗。おそらく中国人だろううと思われる買い手に買われてしまいました。。。ヤフオクは、以前は、日本語のみで、出品者も海外発送不可などにしていたため、外国人がなかなか見ることもできなかったですし、買おうと思っても、海外発送不可なケースが多いので日本に住んでいる誰かに頼むしかなく、なかなか参入...
週末、京都にお茶事の稽古に行ってきました。今回は、「暁の茶事」(厳寒の頃、夜明けの風情を楽しむ茶事)朝5時から始まり、9時頃に終わります。ただ、朝5時から始めるためには、朝2時に起きて準備をする必要があるので大変です。暗い中でやるため、目を慣らすために準備もできるだけ暗い中で行いました。2日間に掛けて稽古を行いましたが、前回は、正客(お客の中でも、亭主とやり取りする重要なポジション)をさせてもらいまし...
お茶を2つに分けると、侘び茶、数寄茶になるらしい。侘び茶は、精神性を重んじて、数寄茶は、どちらかというと、茶道具を楽しむ。よくお茶の先生からは、道具茶にならないようにと、骨董好きな私は釘を刺されます。(笑)道具ばかり集めて、本質を忘れて、疎かにならないようにと。でも、骨董品、好き(数寄)なんです。。。。最近、私は、お茶において、道具は非常に重要なアイテムだと考えています。一方で、長年やっている方で...
骨董品、欲しいものを探そうと思うと見つからない。逆に、探していないときに、良いものに出会うが、結局買わずに、後々後悔する。そんなことが多々あります。今日も、少し欲しいものがあり、骨董屋巡りを少ししましたが、結局、徒労に終わりました。ただ、業者から下記の蚤の市を紹介されました。下落合氷川蚤の市今年の3月から開催する新しい蚤の市らしく、若手の骨董業者が出店するとのこと。家からも遠くないので、かなり楽し...
新年あけましておめでとうございます。年末年始は、インフルエンザにかかり、寝込んでいたまま年を越しました。年末、仕事をしていて、とあるラーメン店に立ち寄りました。7年くらい前に一度入ったきりでしたが、久しぶりに入ると、内装が少々変わっていました。。。。。ラーメン自体も、1400円を超える強気の価格帯で、おそらくは、外国人をターゲットにしているのか、壁に掛け軸をかけていたり、入口付近に骨董らしきものを置い...
千利休さんと豊臣秀吉さんの関係。千利休は、豊臣秀吉にいちゃもんをつけられて、切腹に追いやられてしまった。その理由としては、・朝鮮出兵に反対したから・茶道に対する考え方の違い・秀吉が侘び茶を嫌っていたから・石田三成と千利休の権力争いの結果などなど色々とあるようです。また、秀吉=悪趣味という認識が私の中にありました。ただ、最近、色々と利休さんの逸話や話を読むうちに、秀吉の茶はある意味、ありなのかもとも...
あっという間に年末になりました。。。正直、今年は、年末という実感が湧きません。。。さて、今日、同僚のフランス人に、昨日、ヤフオクで狙っていたものがあったが、また、外国人が競り合ってきたという話をしました。(ヤフオクのIDで代行会社が競ってくる場合は、外国人だと思ってます。)最近、この手の代行会社が、私の競りに入ってくることが多くなりました。。日本人だとすぐに降りるのですが、結構しつこく競ってきます。...
フランス旅行からは、3週間前に戻ってきていましたが、溜まっている仕事が忙しくてブログをUPできていませんでした。下記、フランス旅行のまとめです。小さなアパートを借りて、フランスの地方都市に1週間ほど滞在した今回の旅。昨日、日本に帰国しましたが、今回の旅で感じたことは、やはりフランスは良いなと思うことでした。コロナ以降、海外に目を向けるよりかは、日本にばかり目が行くこと(日本びいき)が多くなっていた私で...
フランス滞在6日目。昔いた留学の街に滞在し、昔の知り合いに会ってます。7年近く、訪れることはなかったのですが、街自体は大きく変わることはなく、どちらかというと私が忘れていたことのほうが多かったです。例えば、・町中にトイレがない。(日本だと、コンビニ、駅などあちこちにトイレがありますが、フランスにはほとんどなくあっても有料。だから急なときには困ります。)・フランスの冬の寒さ(東京だと、11月でもまだ暖か...
今日、フランスにやって来ました。昨晩、夜の8時に中国国際航空に乗り、北京乗り換えでスイス・ジュネーブに到着してからのフランス入り。中国国際航空を使ってフランスに行くのは初めてでしたが、まずは、値段が安い。食事はいまいちでしたが、北京からジュネーブまでの飛行機、お客が殆どおらずがら空きで、広々と使えて快適でした。ただ、乗り換え、バス待ち、Airbnbの物件のチェックイン待ちで、なんだかんだで、日本出発から...
3連休の間、凝りもせず、また京都に茶事の稽古に行きました。懐石料理や茶事の勉強をしました。11月といえば、茶事でいうとお茶の正月(口切り)。3日間続いた茶事稽古でしたが、うち1回、お客として入った際に、お客の中で一番大事な役割の正客をさせてもらいました。20名ほどの参加者の中で、男性は私だけ。(しかも、ほとんどが10年以上茶道をしているベテラン勢ばかり)男性は、よく正客をさせられることがあるということで、...
これは、先週、伊豆に旅行したフランス人の同僚から聞いた話です。私が直接聞いたわけではないので、どこまで本当の話か分かりませんが、伊豆で知り合ったアメリカ人が、古い家を100万円で購入したそうです。お金がなかったので、自分で改装していたら、家の下に隠れるようにあった場所から、古い着物や戦時中の手紙、陶器類が出てきたそうです。それらのものをバックに詰め込んで東京の古美術商を巡り、査定してもらい、最終的に...
現在、友人のフランス人一家が来日中で、アニメ漫画好きな彼らの子供のために、先日、中野ブロードウェイに連れていきました。オタクの聖地といえば、秋葉原が思い浮かぶのですが、10年くらい前から観光地化されすぎて、正直、微妙な感じです。。。一方で、中野にある中野ブロードウェイは、いまだ昭和感が残る隠れた穴場です。(私としては、中野ブロードウェイがオススメです。)ただ、ゲームやアニメというよりかは、レトロなお...
10月は、骨董の催事が多いです。先週は、東美特別展でしたが、今週は、目白コレクションでした。残念ながら、私がほしいと思うようなものは特にありませんでしたが、目の保養にはなりました。(ただ、以前と比べて良い物が少なくなったかな?と印象でしたが。)そして、昨日は、1ヶ月前のガンダーラ茶事のお礼にと先生からお茶に招かれました。前回、参加してくれた他のお客さんからには、茶事の写真アルバムをいただき感謝感謝で...
秋晴れの良い天気が続きます!昨日は、東京美術倶楽部で開催されている東美特別展に行ってきました。茶道具中心の展示会ですが、3年に1度の開催。超一流の茶道具屋さんが集まるだけあり、良いものがたくさんありました。あれもこれも200万円クラスが平均で、1000万円以上のものもざらにありました。ガラス越しでしか見れない美術館と違い、触ることができる。さらには、購入することもできるというので美術館よりもオススメです!...
茶道を始めて、そろそろ4年になります。茶道歴4年といえば、10年以上やっている方が多い中、あんまり大したことはありません。まだまだ新参者です。ただ、それでも少しは気づいたことがあるので、書いてみます。意外に多くの方、茶道の点前、着物の着付け、佇まいは綺麗な方が多いのですが、茶道具に造形が深い方や集めている方は、案外少ないように思います。あまり道具ばかり収集すると道具だけの道具茶と呼ばれることもあります...
最近、少々、仕事が忙しくなってお茶がながざりになっていますが、前日、念願の茶事を開催し、次は、何を目指そうかと考えている日々です。ちなみに、普段、茶道教室で習うお茶の手前と、茶事とではかなり内容が違います。本来は、お茶事をするための手前の稽古ではありますが、長年お茶をやっている先生でも茶事をしたことがない人もいるそうです。だけれど、茶事こそが本来の醍醐味になります。以前、お茶の先生からは、「◯◯さん...
ブログは、自分の意見をまとめる上で非常に役立ちます。今は、Twitter、インスタグラムなどが主流で読んでくれている人自体少ないのでしょうが、自分のために書いているという側面が強いです。書くと自分の考えがまとまり、良いアイデアが生まれたり、新しい情報を収集しようという思いが強まります。(友人と一緒にお酒を飲んで語り合うのも同じ効果があります。)そんな訳で、ふと自分の考えをまとめることにしました。ここ最近...
先日、茶事というものを主催したので、少々、燃焼済みです。大きな舞台で、しかも茶事の先生を招いて、大きなミスもなく、お客さんにも喜んでもらえたので満足。ただ、今回以上のものができるかというと、どうだろう?ま、それでも日々精進をしていかなければいけません。(でも、どこを目指して?逆に、大きな失敗をした方が、私にとっては良かったかも)お茶に関しての本を読み続けていますが、その中で、なかなか面白い本に出会...
昨日の茶事の反省です。昨日、開催した茶事、お茶の先生からは良い茶事だったと、メッセージをもらいました。なんとも嬉しい限りです。ただ、振り返ると、もっとあれもこれもできたなと思ってます。ですので、少し自分なりに振り返ってみます。まず、開催した場所に関しては、考えられる上で最高の場所でした。道具に関しても、この1年、少しずつ集めた私の好みのものを使ったのでこれも後悔はありません。ヤフオクで買えた3000円...
1年がかりで用意したお茶事、本日終了しました。なんとか無事終了して一安心です。お客さんは、全部で5名。裏方は、私含め3名。特に、大変だったのは、時間でした。一応、昨晩から料理を準備し、今日は、朝4時に起きて料理の準備。9時に会場入りし11時30分にお客さんが来るという状況でした。お客さんが来る前に掃除や料理の準備、釜など色々と用意することが多いのですが、思ったよりも時間が進み、ふと気づけば、あと30分!とか...
お茶会の開催が、いよいよ1週間後に迫ってきました。(汗)調べると調べるほど、細かい点などで分からないことが出てきて、時間がいくらあっても足りません。。。お茶を点てるという作法だけでなく、料理の作り方から出し方。挨拶の仕方。道具の由来や名前。炭(火相と湯相)。着物の着方。などなど。頭でシュミレーションし手はいますが、当日、何が起こるかわからず、正直、ぶっつけ本番です。。さて、先日、ブログに書いた茶碗...
先日、茶会用の茶碗を購入しました。大ぶりでがっしりとして景色も良いお茶碗です。濃茶を点てるメインの茶碗が手に入ったと喜んでいましたが、試しに濃茶を点てて飲んでみたところ。?????何か臭う。。。。。縄文土器で嗅いだことがあるような土臭い匂いがします。おかしいなと思い、色々と調べたところ、どうもこれは、しっかりと乾かさずに箱に収めた場合、カビが内部で生えてしまい、その匂いが、この土臭い匂いになるとい...
先日、ふと子供の頃に、やったことがあるゲームをやってみました。子供の頃、田舎の駄菓子屋で置かれていたアーケードゲームに、夢中になって友だちと遊んでいましたが、今遊ぶと、楽しくありません。私の嗜好が変わり、興味がなくなったのか?昔と比べて、いろいろなことを知り、ハードルが高くなったのか?色々と考えましたが、やはり、人の好みが変わるということはあります。食事、映画、本、趣味、友達関係などなど。骨董収集...
夏真っ盛りです。そして、私の中でも今年の一大イベント茶事開催が1ヶ月後と迫ってきました。まだまだ準備が整っていません。(汗)当初、お客さんは、先生を含め3名にする予定でしたが、先生から3人だともったいないのでもう少し増やして欲しいとのこと。。結局、5名のお客さんを招くことになりました。お客が多くなると、その分、作業も多くなりますし、道具なども増えてきます。。。懐石料理は、現在、準備を進めているところで...
明日、明後日、京都大阪で仕事の打ち合わせがあるので、1日早めに来て、奈良を旅行しています。やはり、東京を離れるとのんびりした雰囲気と緑が多いことに驚かされます。奈良も外国人観光客が多く、特に、中国人が多い印象でした。後は欧米系ですが、日本人旅行者は少ない気がしました。東大寺、二月堂、春日大社を見て回りました。ついでに、奈良の古美術屋巡りもしてみました。古美術商の人いわく、日本人はあまり買わなくなっ...
先週末、お茶の先生に9月のお茶事の案内状を渡しました。私の茶事の先生は、1000回以上茶事を開催してきた真のお茶好き。そんな方を招くので、正直、大変です。ただ、逆によく知っているからこそ、私も手を抜くことができません。(あまりお茶のことを知らない友達とかであれば、手を抜いても、分からないです。)お茶の手前だけではなく、懐石料理、道具の組み合わせ、当日の準備の手配、炭の継ぎ方、灰型、着物の着方、その他諸...
前回、ブログに書いた内容をもう少し掘り下げてみました。>となると、参加者に、過度に期待させずにいさせて、当日、意外に良いじゃんと思わせる方法が良いのかも。(笑)と冗談で書いてみたものの、ある意味、これはありかもとふと思うようになりました。利休と太閤秀吉の逸話で、秀吉が、見事な朝顔が利休の家に咲いていると聞き、見に行くことにしました。ただ、家につくと、その朝顔がすべて刈り取られている。不満に思った秀...
少しずつ9月のお茶事に向けての準備を進めています。ただ、少しずつでは間に合わなく、2ヶ月を切りました。。(汗)先日は、友人を招いて懐石料理の献立の試食をしてもらいましたが、2年前と比べて美味しくなった。ダメ出しをしようと思ったけれど、私より上手なので余り言うことはない。なんか悔しい。と言われました。今回は、2回目の試し料理で、本番までにもっと改良をしていこうと思います。ようやく、少し料理の目処が経った...
蒸し暑い日が続きます。。。。。少し外を出るだけで、汗がダクダク。。。。。9月にお茶会をする予定ですが、この暑さで着物を着ると、準備などで大汗をかき、本番は、汗で濡れたまま開催する羽目になりそうです。(うまくいかない冷や汗かもしれませんが(笑)また、お茶室には、冷房がないため、場合によっては地獄かも。。ただ、昔も冷房などがありませんでした。(今とは気候が違ったのかもしれませんが。。。)少しでも涼を感...
毎回、自分でもおかしいよなと思うほど、一つのことにのめり込むととことこのめり込んでしまいます。。。逆に、興味がなくなれば、全く気にしません。数年のめり込み、興味が移ることも多々あります。(飽きっぽいのか。。。)思い返せば、私の人生、数年ごとに、のめり込む分野が変わってます。歴史(高校、大学)↓投資、海外旅行(社会人)↓起業、ビジネス(起業後)↓骨董(起業後)↓茶道(今この段階)常々、私は、情熱論を唱え...
週末、神楽坂で開催されていた青華の会という骨董市に行ってきました。この骨董市、私が好きな目白コレクションと同じくらい好きな骨董市で、良い品に巡り会う機会があります。ただ、今回は、あまり私の中でピンとくるものはありませんでした。最近、なかなか良い出会いはありません。。(たまに、ふと私の感性が鈍っているのでは?と不安に思うこともありますが、)青華の会で目に留まったものといえば、骨董というよりもむしろ、...
ここ最近、お茶の話ばかりになってしまって恐縮ですが、週末に京都にお茶の稽古に行ってきました。今回は、夕ざりの茶事でした。(夕方から夜にかけての開催)参加して、毎回、自分の未熟さを感じてしまいます。・長時間の正座がなかなかできない。・所作や動作がまだまだきれいではない。・茶事の順序がまだ分からない。・気が利かない。・着物の着方がまだまだ。と、少しでも改良できればなと思います。時を忘れてしまう良い時間...
刻一刻と私主催の茶事の日が近づいています。あと、4ヶ月後。。。やることが多すぎて、大変です。道具を揃え、献立を考え、案内状を書いたり。。案内状にしても、正式には巻き紙に筆で書くそうです。折り方、敬称、文字の配置なども色々と決まり事があるのだとか。。。ただ、お茶事で最も大事なのは、美味しいお茶(濃茶)を提供すること。これに尽き、全てはそのための準備になります。美味しいお茶を提供するためには、水か抹茶...
さて、肝心の茶事稽古。今回は、GWということもあり、いつもより頑張って5日間稽古してきました。灰型講習から始まり、会席料理作り、茶事稽古、茶の湯稽古とあり、この研修中は、研修場からは外に出ていません。。。缶詰状態。(研修場での寝泊まりです。)朝起きて、朝ご飯を作り掃除して、それから稽古。夜は、結構クタクタで、みんな疲れ果ててます。。。ある時なんか、翌日の茶事用のお菓子が配分などのミスからうまくできず...
まずは、コメントいただいたSさんありがとうございました。さて、GW中、京都に茶事稽古に行っていました。いつもは、京都を観光する暇はなく観光できませんでしたが、今回は、GWだったこともあり、1日余裕を持って京都に行き、京都で古美術商巡り、お茶屋さん巡りをしてきました。まず、京都に到着して思ったのは、木々の緑が素晴らしいということでした。東京と同じ植物なのでしょうが、なぜか、瑞々しい。東京だと、ビル群で山な...
前回ブログに書いた内容に、私の好みの骨董は、小汚く見えるけど、品(ひん)があるもの。です。ちょうど、今読んでいる数奇者の本にも同じような事が書いていました。その人いわく、古美術には、品というものがある。茶会で、茶入れを見るときは、その姿形だけではなく、品を確認するためのものだと。ただ、その品とは何かというと説明が難しい。と。私も、同感に思います。古美術を見ていると、気品がある顔立ちの仏像や像、また...
家に遊びに来た友人に、練習代わりにお茶を振る舞う私ですが、なかなか満足できるお茶を提供することができません。(練習代わりと言ってすみません。m(_ _)m)友人は、美味しいとは言ってくれますが、私自身が、以前、感動したお茶を数回飲んだことがあります。それと私のお茶が何が違うのか?抹茶自体も影響はあるかと思いますが、そればかりではなく、お湯の温度か、水か、点て方なのか?それとも雰囲気なのか?いまだに良く分か...
先日、ブログで少し注目した毎日オークション出品のガンダーラ(アトラス像)、オークションが終わりました。落札予想価格は、1000万から1500万円に対して、落札値は、1265万円。 落札した場合、落札者は、16.5%の手数料を払うため、1265万円に対して、約208万円。トータルで、1450万円でこのアトラス像を手に入れたことになります。一体誰が買ったのか分かりませんが、なかなか日本人のコレクターで、ガンダーラ、しかもアトラ...
ドラマ、「Shogun(将軍)」がいよいよ佳境に入りました。第8話も面白かったのですが、最新話の9話は、8話以上に始終ハラハラしていました。外国人にとって、「切腹」というのはあまり理解されない行為でしたが、このドラマを見ていると、初めて切腹という行為が分かる気がします。ドラマ自体の小道具、衣装がすごいと以前ブログで書きましたが、何よりすごいのは、日本人俳優の演技力が素晴らしいです。このドラマを見ていると、ハ...
物の価値とは、何だろうか?ポケモンカードやビットコインなどが値上がりしている時代。一方で、昔は、数百万円していた古美術が、10分の1で取引されたり、本当に価値あるものとは、何だろうか??価値という言葉の定義は、① 物事のもっている値うち。② 人間の基本的な欲求、意志、関心の対象となる性質。真、善、美、聖など。③ ある目的に有用な事物の性質。使用の目的に有用なものを使用価値、交換の目的に有用なものを交換価値...
少し面白いガンダーラを見つけました。今、毎日オークションで開催されている物の中に、ガンダーラのアトラス像がありました。落札予想価格は、1000万から1500万円。かなりの高い評価です。重厚な雰囲気を持つ1級品の作品だと思いますが、評価が高いのは1981年の雑誌に掲載されている作品だというのが良い点です。アポロマガジンは、古代から現在までのすべての時代の視覚芸術をカバーする英語の月刊誌です。この雑誌の載っている...
前回の続きです。感動すればするほど、自分自身が成長できる。そして、感動が大きな行動力につながる。正直、出不精な私ではありますが、自分が興味を持ったものには、(ごくたまに)驚くほどの行動力を見せます。(笑)昭和時代の修身教育の本でも、面白い記述があり、人は、軍艦のようなもので、動かすためには重油が必要。(動かなければただの鉄の塊)では、人にとって、重油とは何かといえば、それは情熱だ。(その情熱をもた...
あっという間に、4月(春)になりました。桜満開です。さて、今日は、“感動”に関してです。感動という要素は、人生を変えるうえで非常に重要な要素に思います。今、古美術、特に日本の民藝や骨董に興味を持つようになったのは、たまたま立ち寄った京都の河井寛次郎記念館に感動したからです。そこから日本の民藝に興味を持つようになり、民藝運動家の柳宗悦さんの「民藝とは何か?」という本にこれまた感銘を受けました。更に回り...
お茶事で使うための道具を少しずつ集めています。道具なら何でも良いというわけではなく、自分の感性にあったものを見つけるのは少し骨が折れます。安ければと思い、大量生産の現代物を購入してもしっくりと来ず、結局、古いものにこだわってます。これまでは、古美術商や骨董市をふらりと訪れて、目に止まったものを買うというスタイルでした。ただ、今回のように用途を決めて、探すと意外に見つかりません。。。今、とあるものを...
よく、お茶を点てるのに大事なのは、「火相と湯相」だと、お茶の先生が話していました。ただ、私は、いまいち、ピンとは来ていませんでした。。。先週末、これまで自宅で使っていた電熱器ではなく、炭を使って稽古したいと思い、炭を使い始めました。これが、なんと結構な準備が必要で、灰を整えないといけない。炭を洗っておかないといけないなどの準備があり。いざ、火を付けると、うまくお湯が沸騰するかの調整。また、ちょうど...
今日は、資産として古美術は有効か?との観点で少し検討してみたいと思います。アートをお金と絡めるなんてと真の収集家の方からは、怒られそうではありますが、もし骨董に少しでも資産価値があるのであれば、大手を振って収集に勤しむことができます。逆に、あまりないようであれば、収集を控える必要があるかもしれません。さて、昨今、物の値段が上昇しています。株式市場しかり、金(ゴールド)、現代アートや高級時計。更には...
以前、ブログでも書いたのですが、今年の夏に私が、亭主として茶事を開催しないといけなくなりました。(初)ですので、そのための準備を色々と進めているところですが、思ったよりもやることが多すぎて大変です。。。。。道具もある程度揃えないといけないのですが、茶碗などの他に、例えば、炭、草履、お盆、銅鑼、煙草盆、その他細々としたものなどが、必要です。すべてを揃えるのは無理として、ないものはないで何かで代用しよ...
私が楽しみにしているアートフェアの1つ、東京アートフェア。去年は、参加できませんでしたが、今年のフェアには見に行くことができました。以前と比べて、入場料も高くなっているような当日券で5000円。去年は、5.6万人の来場者数があったそうなので、入場料だけでも約2.5億円の売上げ!それに加え、出店者からもブース代でお金を取っているので、なかなかのビジネスです。。さて、本題の東京アートフェア。現代アートは、そこま...
真田広之主演の「SHOGUN(将軍)」というドラマが面白いという話を聞きました。真田広之・主演『SHOGUN 将軍』|予告編この「将軍(Shogun)」というドラマ、ジェームズ・クラベルの小説が基でイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)をモデルにしている作品です。1980年アメリカのドラマのリメイク版です。実は、この1980年版のドラマ、私が、フランスに留学した際、友達のフランス人のお母さんがこのドラマのファンでした。そ...
今日は、東京国立博物館の光琳展を見に行ってきました。連休のためか、はたまた今日は天気が良いせいか、上野公園は人で溢れていました。光琳展以外に中尊寺の特別展があったので、そのチケットも一緒に買ったのですが、なんと40分待ち。光琳展、常設展を見るだけで、結構時間を使ったので、中尊寺展は、諦めました。。。。仁和寺にある法師・・・・・。あるとき思ひ立ちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて...
今年は、本業のビジネスも頑張らなければと考えています。この数年は、今ある仕事をこなすだけの少しマンネリ化していました。(特にコロナ時は、仕事もなく。。)ただ、今年は、色々と挑戦したいと考えています。そんな訳で、今月は、新しいサービスを少し始めてみました。しかし、まだ問い合わせは、ゼロ。認知、検討、決断に時間がかかるので、今しばらく待つ必要がありますが、なんとかうまく起動に乗せたいものです。私として...
昨日、ビジネスのPR戦略に関して少し話し合いました。10年前くらいは、サイトやサービスをPRするのは、FacebookやGoogleを活用することが有効でした。この数年は、YoutubeやInstagramへと変わり、最近は、Tiktokやその他の媒体が有効だとか。私も、この数年は、Facebookをほとんど利用していません。かと言って、新しいInstagramやTiktokなどは使えていません。。同僚いわく、ブログなんて書いている人は、ほとんどいない。一昔前...
最近、ブログをあまり書いていなかったので、興に乗ってもう一記事。つい先日、日本のGDPが世界第4位に転落という記事を見ました。一見、日本はもう終わりというような表現ではあるものの、私個人としては、日本には大きなチャンスがあると思います。(政治は、ダメダメですが、日本自体のポテンシャルは高いです。。)この思いは、昨年末、チュニジアを旅行してから思うようになりました。チュニジアは、日本と比べると、インフラ...
昨年のこと、「今年、ガンダーラ茶事をして欲しい。」とお茶の先生に言われました。事の経緯は、こちらのブログ記事。当初、冗談かなと思っていましたが、どうも本気らしく、つい先日、お茶時の日にちが決まりました。9月半ば。あと半年以上あるものの、茶道具をある程度揃えないといけない。手前を上達させなければいけない。献立も考えなければいけない。そして、何よりもお茶事ができる場所を見つけないといけない。以外に、炭...
なんだかんだですでに2月に入ってしまいました。。。。色々とブログに書きたいネタはありましたが、書けず。・とある古美術商の倉庫を見学・明治の実業家の古美術収集に思う・感受性を養う。とかなんとか。。今日は、ようやく少し落ち着いたのでブログを書きます。先週末より、京都に来ています。本当は、週末、京都でのお茶の稽古を終えて、東京に戻る予定でしたが、今回は、暁の茶事。(暁の茶事とは、厳寒の頃、夜明けの風情を...
新年明けましておめでとうございます。といっても、最早、新年という日でもなく、1月半ば。年末年始は、バタバタしていたのであっという間に過ぎてしまいました。。。年末、色々と考えた結果、今年の抱負は、【挑戦】にすることにしました。去年は、【経験値UP】でした。初心に戻り、恐れず、色々なことに挑戦していきたいと思ってます。大きな目標で言えば、お茶の先生より出されているお茶事を開催すること。(正直、できるか不...
今日、とある茶道具屋が開催したお茶会に参加してきました。こちらのお茶会、昨年、同席のお客さんから正客に祭り上げられてしまい結構大変な目に会いました。(※正客とは、お茶会に参加するお客の代表。基本的には、お客の中で一番の経験者がなります。)でも、そのおかげで気合を入れて、今年は、頑張ったつもりです。今年は、そのリベンジのつもりで性懲りもなく、また、お茶会に行ってきました。前回のようにお客に押し付けら...
1週間の旅行を終え、帰路に着くことになりました。夢にまで見たカルタゴを訪れることができ、良かったです。また、久しぶりの知らない国への旅行も、色々と学ぶことは多かったです。ちなみに、今回の旅行にかかった費用は、およそ15万円。航空券は、無料です。長年溜まっていたユナイテッドセゾンカードのポイントを使いました。(あと2回ほどは無料で旅行できます。)【旅の詳細】・ホテル代:約54,000円(7泊)・土産代:約20,00...
チュニジア旅行6日目です。普段、ディスクワークが多いのですが、旅に出ると、1日中歩きまわります。そのため、ホテルに戻ると、早いうちからすぐに寝るというパターンが続いてます。5日は飛ばして、6日目、チュニス郊外にあるブラレジア遺跡とドゥッガ遺跡について書きます。この2つの遺跡を巡るためには、個人の力だとなかなか難しいとのこと。ですので、この日は、現地の旅行代理店にお願いし、ドライバーとガイドを手配しても...
さて、まだ旅の途中ではあるものの、チュニジアに関して、少し自分なりに分析してみます。チュニジア人のおじいさんが話していたことは、チュニジアには未来がない。若者の仕事がなく、優秀な人は、カナダやドイツなど海外に出ていく。と話していました。実際、これまで旅行した国と比べると観光客が非常に少ない気がしました。(たまたま観光シーズンでないだけかもしれませんが、閑散としていました。)観光客が少ないと、当然、...
行き当たりばったりのチュニジア旅行4日目です。今日は、色々な人に助けてもらった日でした。まず、スースから首都チュニスに戻り、Sid Bou Saidというチュニス近郊にあるリゾート地に行くことにしました。前回の失敗から、今回は、前日に電車のチケットを購入。(朝7時25分発を逃すと13時15分までは次の電車がないとのこと。)ですので、朝7時25分発の電車。今回は1等車を購入。(と言っても、2等車と1等車の差は100円程度しか変...
チュニジア旅行3日目。ようやく、チュニジアにも慣れてきて、私のギアが上がってきた感じです。今日は、スースから南にあるエル・ジェムという街に行こうと思っていました。ただ問題は、交通でした。スースから電車で行くとなると、1日に数便しかなく、帰りも考えるとなかなか時間調整が難しい。そこで、ホテルのおじさんに相談すると、それなら、ルアージュという乗合バスが良いと言われました。それで、ルアージュ乗り場に行き、...
チュニジア首都チュニスから第3の都市スースへと移動することにしました。朝早くに出て、電車でスースに向かうことに。開いている窓口は1つだけ。売り場のお兄さんは親切で2等車席、8.6TND(約430円)ただ、朝早くに出たものの電車の本数はそこまでないので、結局1時30分程度待つことに。それから電車に乗りましたが、電車が揺れること揺れること。脱線するかと思うくらいでした。。。(冷や汗)でも考えてみれば、2時間30分の電車...
チュニジアのチュニスにあるバルドー美術館。中心地から美術館までは、予想以上に距離があり、路面電車で20分くらいでした。でも、行きの電車は、かなりギュウギュウで、余裕があれば、タクシーでも良いかと思いますが、私はボッタクリが嫌なので、安い路面電車の方を利用しました。入場料は、13TND(約650円)来館者は、少ないように感じました。注目すべきは、モザイク画。ローマ時代(2-3世紀)のものが多かったです。近くで見...
さて、チュニジア旅行1日目(初日)が終わりました。まず、チュニジアの第一印象(着いた当初)・街が汚い・人の笑顔が少ない・猫が多いということでした。。。着いた当初、ちょっととんでもないところに来たな。と思いました。空港では1時間近く、パスポートのチェックで並び。(ほとんどが現地の人で欧米人は殆どおらず、東洋人は私1人くらいでした。)そして、最悪の印象は、やはりタクシー。なんだかんだでボッタクられまし...
今、北アフリカに位置するチュジニアに来ています。今朝着いたばかりです。私の旅行スタイルは、基本、行き当たりばったりで、ふと休みが取れると思ったときに、1ヶ月位前に航空券を購入し、後は、飛行機に乗るまで放置です。(笑)なぜなら、下手に色々と考え始めると、不安だけが募ります。だから、私の場合、逆に何も考えずに旅行したほうが良いです。そのため、友人や家族にも旅行のことは話しません。話すと、色々と言われた...
昨日書いたブログでは、骨董仲間Sさんからからブログの更新が遅いと言われました。確かに、ここ最近は、書いてませんでした。昨日あった骨董仲間の2名もこのブログを通じて知り合いました。他にも数名の方とも知り合いになりました。また、ブログに書くことで、自分の中の考えや想いをまとめることができるので、ブログを書くことは、結構重要だったりします。(書かないと、ふと気づけば何も考えないままダラダラ過ごしていたりす...
昨日、東京の某所でガンダーラ好きの若者?3人が集いました。私とコレクター仲間のSさん。そして、業界でも噂のガンダーラを集めている大学生のUさん。Uさんの存在は、耳にすることは何度かありましたが、会う機会はありませんでした。ただ、SさんがUさんとSNSを通じて知り合い、ついにここにガンダーラ好きの3人が集いました。同じ種類の古美術を集めているコレクターが集まるのは、非常に珍しいことだと思います。昨日は、色々と...
先日、路上ライブで三味線を弾いている外国人の若者を見かけたと書きました。それ以外にも、骨董や茶道についてネットで検索すると、外国人が出てくるケースが最近よくあります。有名な人でいうと、ネルケ無方さん(ドイツ人で前安泰寺住職:禅宗)村雨 辰剛さん(庭師、スウェーデン人)ブレケル・オスカル さん(お茶の専門家、スウェーデン人)などなど。ただ、この方たち以外にも、世に知られていない外国人がかなり多いことで...
昭和12年の名著:骨董にせもの雑学ノート(贋作を掴まない方法)
先日読んだ佐々木三味さんの本が面白くて、他にも本がないか調べたところ、この本がありました。「骨董にせもの雑学ノート―七たび問うて書画を疑え 新版・偽物がたり」前回の本は、お茶時においてのお茶道具の組み合わせなどの話でしたが、こちらの本は、茶道具の贋作についての本でした。この佐々木三味さんという方、明治26年生まれで茶事研究家だった方。この本は、昭和12年に書かれた幻の名著の復刻版だとのこと。日本美術、良...
骨董収集家にとって、なかなか興味深い本を見つけました。「佐々木三味が語る 茶事・茶会の心得」お茶の手前うんぬんといった内容ではなく、茶道具についての内容を語っています。お茶において、茶道具はかなり重要なポイントを占めます。私なんか骨董が好きで、お茶を勉強するようになったのですが、お茶を勉強している方の多く(女性が八割)は、私が知る限り、あまり茶道具に興味を持っていないようです。自分で道具を集めてい...
今日、駅前で路上ライブを行う若い外国人を見ました。なんと、津軽三味線を弾いてました。少し前に出会ったフランス人Kさんも、子供の時に、尺八に出会い、親にねだって買ってもらったそうです。それから日本文化に興味を持つようになり、尺八歴10年以上。お茶も習って10年。今は、日本に住んで作陶して生活しているのだとか。日本人以上に日本の伝統を知っている外国人。正直、本家本元の日本人も負けてはいられないです。それだ...
「ブログリーダー」を活用して、tomotopus2さんをフォローしませんか?
骨董=ガラクタという認識の人がまだまだ多く、骨董は、至るところにたくさんあるという認識かもしれません。確かに、工芸品レベルのものは、数も多く、それが、骨董と思い込んでいる人も多いです。ただ、ある程度、目が肥えてきて良いものを探し出すと、なかなか見つかりません。。。例えば、燗鍋(懐石に用いる酒つぎ)(江戸初期から中期の作(私のコレクション)かつては、かなりの数が存在したと思うのですが、いざ探すと、こ...
古本屋で漫画を立ち読みしたのがきっかけで、とある漫画に少しハマっています。(私は、結構、マンガ・アニメ好き!)「ダンス・ダンス・ダンスール」バレエダンサーを目指す男の子の話ですが、読みながら、私が習っている茶道に当てはまることが多く面白いです。正直、バレエ、見たこともないし、興味もなかったのですが、芸事という点で考えると茶道も同じだなとふと思います。如何に自己を表現して相手を感動させるか?単なる技...
江戸の懐石といえば、八百善と呼ばれていた料理屋があったそうです。その店主が残した当時の記録本。「八百善物語 江戸料理とお茶の話 江守奈比古(著)」昭和31年に発行された初版本を手に入れ、読んでます。懐石料理やお茶のことだけではなく、当時の人の考え、行動、吉原のことも書いていて、なかなか知ることができない当時の様子が生々しく書かれていて非常に興味深い本です。例えば、大店の番頭が、仕事が終わったら、急ぎ...
前回の記事が長くなりそうなので、一旦区切り。茶道は、「芸事」に分類されます。芸事といえば、能や狂言もそう、クラッシクミュージック、バレー、ダンス、音楽、劇も同じ芸事になるでしょう。共通して言えるのは、観客に感動してもらえるということ。以前のブログでも書きましたが、美(アート)とは何か?という問いに対し、私は、感動させることができるかどうかだと書きました。必ずしも、美しいものという意味ではなく、見た...
週末だというのに、お茶のことばかりを考えています。もし次に、また茶会(茶事)をするとなると、自分なら、どうしよう。個人的には、少しやってみたい趣向を思いついてはいますが、もしやるとしたら、こういう道具が必要になるな。そんな自分が気に入る道具(骨董)を集めるとなると、時間もお金もかかってしまい。人生の中で、そうそう、自分が主催できる茶事をできる回数は少ない気もします。。(前回の茶事も1年がかりで準備...
結局のところ、人が大事なんだなと思う今日このごろ。前回、骨董と人間性に関してブログを書きました。私にとって、骨董収集は、好きなものに囲まれたい。良い骨董を収集し、自分の美意識を磨いたり、骨董から何かを得、自分の成長へと結びつけたい。と考えています。ただ、骨董と友だちになるには、お金がかかります(笑)でも、こういうのもある意味、実際の人間関係にも似ている気もします。仕事関係でも、友人関係、人生におい...
前回、骨董収集と人間関係をテーマにブログを書きました。あれから、もう少し考えてみたのですが、思えば、昔の茶人。茶道具を非常に大事に扱っていました。お気に入りの道具には、仕覆という服(袋)を道具に合わせて作ったり、道具に名前(銘)をつけて可愛がったりしていました。外国人からしたら、狂気物。また、昔の人の本を読むと、茶碗を洗うため、一緒に抱えてお風呂に入っただとか。枕元において一緒に寝るとか、もはや、...
つい先日、お茶の先生に弟子の一人Aさんが、購入したという風炉を見せていました。Aさん(20代後半女性)お茶を始めたのは、つい数年前(私より少し後)。かなり頑張って色々と勉強している方です。私が、常々、骨董品の良さ、ヤフオクで買っていることを言っているので、おそらく影響を受けたのでしょう。Aさんも、少しずつ買うようになりました。でも、今回、先生に見せた風炉(茶釜を置く炉)は、先生からダメ出しを出されて...
美味しい抹茶とは何か?と思い始め、色々と試行錯誤しています。その中で、一度、茶畑見学をしてみたいと以前から考えていました。そして、今日、ようやく、茶畑見学に行くことができました!見学に行ったのは、狭山の茶園。茶畑がある場所は、自然あふれる良いところで、まず外で、抹茶と前茶をいただき、お茶の葉の天ぷらをもらいました。それから工場見学と、茶摘み体験。お茶の新葉、思ったよりも柔らかく。そして、抹茶用に使...
GWを利用して、京都に茶事稽古に行ってきました。毎回、京都に着く事に、京都良いなと思います。周りの山々、空気、緑、そして、古い神社仏閣や建築物。抹茶屋もあれば、お香の店、扇子の店などもあり、古都京都があるからこそ、日本の伝統が守られているんだなと感じます。こちらは、茶事の会場となったお寺。(豪快な鬼瓦。欲しい。。。。。)(水屋での一時の休憩。私以外は、全員女性。あまり男性がいない世界です。荷物運びな...
今日、友人が家にお茶を飲みに来ました。というか、お茶を飲みに来るように私が誘いました。私の練習に付き合ってくれる奇特な友人です。一方で、前回、私のお気に入りの菓子盆を出した時に、「小汚い」と言ってくれた友人でもあります。今回は、前回のように小汚いと言われないように、私の好みの寂びたものより、少し明るめの道具や現代作家の茶碗を用意しました。朝から家を掃除して、道具も用意して、風炉灰もふって用意しまし...
先週、知り合いのYさんと一緒に美術館に行きました。Yさん、仕事努めをする傍ら、美大のオンライン講座を受講しているとのこと。課題の中で、「日本の余白の美について述べよ。」という題目があり、作文10枚?程度書かないといけないとか。。。いや。。。。私には無理です。。。私の場合、感覚的なもので、分析したりしていません。私が古美術を見る際の基準は、気品があるから。オーラがあるから。何か心惹かれるものがあるから。...
昨日、茶事の先生のお茶の講義がありました。古いお茶に関する本を読み解く会です。毎回、先生の講義を聞く事に、自分の不甲斐なさを感じ、より一層勉強しないとなと思います。。。先生に質問すれば、すべての答えが返ってくるまさに生きる地引。昨日も、つい先日、購入した蓋置を先生に見てもらったところ。「これは、一つ片割れがあったもの。唐物(中国から由来)のものなので、お茶に使うとしたら真。使えても、行中の真まで。...
以前からどうすれば良いお茶を点てることができるのか、と考えてきました。お茶の先生が、よく言う「湯相と火相が大事」という言葉、いまいちピンときていません。お茶の本の多くが、手前、手順、道具などのことで、どうすれば良いお茶を点てることができるかということに言及している本は、ほとんどありませんでした。これまで読んだ本の中だと、唯一、「茶の湯の科学入門 」堀内 國彦 (著)が、科学的な見地から水やお湯のことを...
お風呂に浸かりながら、本を読む。私の至高の時間です。それで、ふと考え事をしていました。何を考えていたかというと、週末も、稽古がてら自宅でお茶を点てました。でも、いまだに満足いくお茶を点てることが出来ません。どうすれば良いのだろうかと考えていたところ、ふと。以前、骨董収集を始めた時に、「美とは何か?」ということを延々と考えていました。それで、辿り着いたのは、「感動するもの」という答えでした。(詳しく...
毎回、楽しみにしている骨董の催事、メジロコレクション。年2回(春、秋)開催です。今年の春は、昨日から今日まで開催です。昨日は、9時40分頃会場前で整理券を獲得。整理券は、80番(80人目)。(12時開催なのですが、かなり多い気がします。)骨董仲間のYさんとも合流し、12時から入場。メジロコレクションは、良いものが多く、値段もお手頃なので好きです。毎回、気になるものが2-3点はあるのですが、今回も、3点ほど気になる...
また、今度、お茶の先生からお茶事をしてと言われるかもしれないので、茶道具を少しずつ集めています。というのは、言い訳で、単に好きなのでついつい買ってしまいます。(笑)お茶をやっている人で実際、茶道具に興味を持っている人は少ないようです。ただ、これまで何度もブログで書いたように道具は大事だと思っています。お茶は、自分自身の美意識を高めるためのものでもあり、その人が所有している骨董品や茶道具を見れば、あ...
数日前、ヤフオクで茶入れを競り落としました。毎度のごとく、最後の最後で、外国人向けの代行業者が参入。外国人が買いに来ると、多少無理しても競り合うと決めてます。(海外に流れると、もう日本に戻ってこないので、、、)ただ、今回は、そこまで大きな値上がりにもならず、予算内で購入することができました。(ほっ。。。)今回は、なんとか買えたものの、外国人、茶入れなんか買ってどうするのだろうか?ふと疑問。これまで...
4月になり、桜満開の時期です。浮かれたいところではありますが、あっという間に4月になって焦りを感じます。。さて、トランプ政権になってからというもの、トランプさんが、かなり世界をかき乱しています。。。先週は、関税問題で世界の株価が連日暴落。先週金曜日のNY市場も大幅に下げたので、週明けの日本マーケット、大幅に下がりそうです。(日経先物だと、さらに5%の下げのよう。。)どこまで下落するのか?また、これまで...
近代に活躍した茶人(実業家)のことを調べていた中で、東洋のビール王と呼ばれた馬越恭平氏の逸話に、出世する前の益田鈍翁氏が若かりし馬越さんにサミュエル・スマイルズの「西国立志編」という本を薦めた。とあり、興味が出たので、この本を読んでみることにしました。明治時代には、福沢諭吉の「学問のすゝめ」同様に非常に人気があった本とのこと。簡単に言えば、国は民の総名であり、国の政事は人民の品格の反映にすぎないと...
刻一刻と私主催の茶事の日が近づいています。あと、4ヶ月後。。。やることが多すぎて、大変です。道具を揃え、献立を考え、案内状を書いたり。。案内状にしても、正式には巻き紙に筆で書くそうです。折り方、敬称、文字の配置なども色々と決まり事があるのだとか。。。ただ、お茶事で最も大事なのは、美味しいお茶(濃茶)を提供すること。これに尽き、全てはそのための準備になります。美味しいお茶を提供するためには、水か抹茶...
さて、肝心の茶事稽古。今回は、GWということもあり、いつもより頑張って5日間稽古してきました。灰型講習から始まり、会席料理作り、茶事稽古、茶の湯稽古とあり、この研修中は、研修場からは外に出ていません。。。缶詰状態。(研修場での寝泊まりです。)朝起きて、朝ご飯を作り掃除して、それから稽古。夜は、結構クタクタで、みんな疲れ果ててます。。。ある時なんか、翌日の茶事用のお菓子が配分などのミスからうまくできず...
まずは、コメントいただいたSさんありがとうございました。さて、GW中、京都に茶事稽古に行っていました。いつもは、京都を観光する暇はなく観光できませんでしたが、今回は、GWだったこともあり、1日余裕を持って京都に行き、京都で古美術商巡り、お茶屋さん巡りをしてきました。まず、京都に到着して思ったのは、木々の緑が素晴らしいということでした。東京と同じ植物なのでしょうが、なぜか、瑞々しい。東京だと、ビル群で山な...
前回ブログに書いた内容に、私の好みの骨董は、小汚く見えるけど、品(ひん)があるもの。です。ちょうど、今読んでいる数奇者の本にも同じような事が書いていました。その人いわく、古美術には、品というものがある。茶会で、茶入れを見るときは、その姿形だけではなく、品を確認するためのものだと。ただ、その品とは何かというと説明が難しい。と。私も、同感に思います。古美術を見ていると、気品がある顔立ちの仏像や像、また...
家に遊びに来た友人に、練習代わりにお茶を振る舞う私ですが、なかなか満足できるお茶を提供することができません。(練習代わりと言ってすみません。m(_ _)m)友人は、美味しいとは言ってくれますが、私自身が、以前、感動したお茶を数回飲んだことがあります。それと私のお茶が何が違うのか?抹茶自体も影響はあるかと思いますが、そればかりではなく、お湯の温度か、水か、点て方なのか?それとも雰囲気なのか?いまだに良く分か...
先日、ブログで少し注目した毎日オークション出品のガンダーラ(アトラス像)、オークションが終わりました。落札予想価格は、1000万から1500万円に対して、落札値は、1265万円。 落札した場合、落札者は、16.5%の手数料を払うため、1265万円に対して、約208万円。トータルで、1450万円でこのアトラス像を手に入れたことになります。一体誰が買ったのか分かりませんが、なかなか日本人のコレクターで、ガンダーラ、しかもアトラ...
ドラマ、「Shogun(将軍)」がいよいよ佳境に入りました。第8話も面白かったのですが、最新話の9話は、8話以上に始終ハラハラしていました。外国人にとって、「切腹」というのはあまり理解されない行為でしたが、このドラマを見ていると、初めて切腹という行為が分かる気がします。ドラマ自体の小道具、衣装がすごいと以前ブログで書きましたが、何よりすごいのは、日本人俳優の演技力が素晴らしいです。このドラマを見ていると、ハ...
物の価値とは、何だろうか?ポケモンカードやビットコインなどが値上がりしている時代。一方で、昔は、数百万円していた古美術が、10分の1で取引されたり、本当に価値あるものとは、何だろうか??価値という言葉の定義は、① 物事のもっている値うち。② 人間の基本的な欲求、意志、関心の対象となる性質。真、善、美、聖など。③ ある目的に有用な事物の性質。使用の目的に有用なものを使用価値、交換の目的に有用なものを交換価値...
少し面白いガンダーラを見つけました。今、毎日オークションで開催されている物の中に、ガンダーラのアトラス像がありました。落札予想価格は、1000万から1500万円。かなりの高い評価です。重厚な雰囲気を持つ1級品の作品だと思いますが、評価が高いのは1981年の雑誌に掲載されている作品だというのが良い点です。アポロマガジンは、古代から現在までのすべての時代の視覚芸術をカバーする英語の月刊誌です。この雑誌の載っている...
前回の続きです。感動すればするほど、自分自身が成長できる。そして、感動が大きな行動力につながる。正直、出不精な私ではありますが、自分が興味を持ったものには、(ごくたまに)驚くほどの行動力を見せます。(笑)昭和時代の修身教育の本でも、面白い記述があり、人は、軍艦のようなもので、動かすためには重油が必要。(動かなければただの鉄の塊)では、人にとって、重油とは何かといえば、それは情熱だ。(その情熱をもた...
あっという間に、4月(春)になりました。桜満開です。さて、今日は、“感動”に関してです。感動という要素は、人生を変えるうえで非常に重要な要素に思います。今、古美術、特に日本の民藝や骨董に興味を持つようになったのは、たまたま立ち寄った京都の河井寛次郎記念館に感動したからです。そこから日本の民藝に興味を持つようになり、民藝運動家の柳宗悦さんの「民藝とは何か?」という本にこれまた感銘を受けました。更に回り...
お茶事で使うための道具を少しずつ集めています。道具なら何でも良いというわけではなく、自分の感性にあったものを見つけるのは少し骨が折れます。安ければと思い、大量生産の現代物を購入してもしっくりと来ず、結局、古いものにこだわってます。これまでは、古美術商や骨董市をふらりと訪れて、目に止まったものを買うというスタイルでした。ただ、今回のように用途を決めて、探すと意外に見つかりません。。。今、とあるものを...
よく、お茶を点てるのに大事なのは、「火相と湯相」だと、お茶の先生が話していました。ただ、私は、いまいち、ピンとは来ていませんでした。。。先週末、これまで自宅で使っていた電熱器ではなく、炭を使って稽古したいと思い、炭を使い始めました。これが、なんと結構な準備が必要で、灰を整えないといけない。炭を洗っておかないといけないなどの準備があり。いざ、火を付けると、うまくお湯が沸騰するかの調整。また、ちょうど...
今日は、資産として古美術は有効か?との観点で少し検討してみたいと思います。アートをお金と絡めるなんてと真の収集家の方からは、怒られそうではありますが、もし骨董に少しでも資産価値があるのであれば、大手を振って収集に勤しむことができます。逆に、あまりないようであれば、収集を控える必要があるかもしれません。さて、昨今、物の値段が上昇しています。株式市場しかり、金(ゴールド)、現代アートや高級時計。更には...
以前、ブログでも書いたのですが、今年の夏に私が、亭主として茶事を開催しないといけなくなりました。(初)ですので、そのための準備を色々と進めているところですが、思ったよりもやることが多すぎて大変です。。。。。道具もある程度揃えないといけないのですが、茶碗などの他に、例えば、炭、草履、お盆、銅鑼、煙草盆、その他細々としたものなどが、必要です。すべてを揃えるのは無理として、ないものはないで何かで代用しよ...
私が楽しみにしているアートフェアの1つ、東京アートフェア。去年は、参加できませんでしたが、今年のフェアには見に行くことができました。以前と比べて、入場料も高くなっているような当日券で5000円。去年は、5.6万人の来場者数があったそうなので、入場料だけでも約2.5億円の売上げ!それに加え、出店者からもブース代でお金を取っているので、なかなかのビジネスです。。さて、本題の東京アートフェア。現代アートは、そこま...
真田広之主演の「SHOGUN(将軍)」というドラマが面白いという話を聞きました。真田広之・主演『SHOGUN 将軍』|予告編この「将軍(Shogun)」というドラマ、ジェームズ・クラベルの小説が基でイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)をモデルにしている作品です。1980年アメリカのドラマのリメイク版です。実は、この1980年版のドラマ、私が、フランスに留学した際、友達のフランス人のお母さんがこのドラマのファンでした。そ...
今日は、東京国立博物館の光琳展を見に行ってきました。連休のためか、はたまた今日は天気が良いせいか、上野公園は人で溢れていました。光琳展以外に中尊寺の特別展があったので、そのチケットも一緒に買ったのですが、なんと40分待ち。光琳展、常設展を見るだけで、結構時間を使ったので、中尊寺展は、諦めました。。。。仁和寺にある法師・・・・・。あるとき思ひ立ちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて...
今年は、本業のビジネスも頑張らなければと考えています。この数年は、今ある仕事をこなすだけの少しマンネリ化していました。(特にコロナ時は、仕事もなく。。)ただ、今年は、色々と挑戦したいと考えています。そんな訳で、今月は、新しいサービスを少し始めてみました。しかし、まだ問い合わせは、ゼロ。認知、検討、決断に時間がかかるので、今しばらく待つ必要がありますが、なんとかうまく起動に乗せたいものです。私として...
昨日、ビジネスのPR戦略に関して少し話し合いました。10年前くらいは、サイトやサービスをPRするのは、FacebookやGoogleを活用することが有効でした。この数年は、YoutubeやInstagramへと変わり、最近は、Tiktokやその他の媒体が有効だとか。私も、この数年は、Facebookをほとんど利用していません。かと言って、新しいInstagramやTiktokなどは使えていません。。同僚いわく、ブログなんて書いている人は、ほとんどいない。一昔前...