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2016/04/07

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  • 精神病院から退院したくなかった話

    前々回から言っていた『精神病院から退院したくないと思っていた話』についてようやくまとめることができました。 退院したくないと思っていた理由と、もやもやしていた気持ちをあっさり解決してしまった出来事について書いていきます。 *精神病院から退院したくなかった理由 病院の外には入院中に考えなくてよかった『現実』が待っています。 それらを考えるととても不安で、退院なんてしたくないと私は思っていました。 退院することにあたって私が不安に思っていた事柄をまずは書いていきます。 ** 人間関係 私は人と関わるのが苦手です。 家族や友達でも、一緒に過ごす時間が長かったり深入りされたりすると負担になります。 それに、人の何気ない言動がきっかけで体調が悪化したことも何度もあります。 退院すれば家族や友達と再び以前のように付き合っていかなければならないのだと思うととても憂鬱でした。 入院患者さんは、必要以上に関わらないようにしている人がほとんどだったため、気楽でした。 開放病棟では個室で、作業療法への参加等も自由だったために、人に会いたくない時は部屋に閉じこもって過ごすこともできました。 しかし病院の外での生活はそうもいかないことがあります。 ** 『社会』に戻る不安 退院するということは元の社会生活に戻るということです。 入院中は考える必要のなかった『家事をしなきゃ』『早く仕事を見つけなきゃ』などといったことを考えなくてはいけなくなります。 入院前、私は仕事もできず毎日家にいることに罪悪感を抱き、自宅にいること自体が苦痛になっていました。 そのため、家に帰ることを考えるだけで不安な気持ちでいっぱいになっていました。 * 試しに1日だけ、自宅に帰ってみた 私が入院していられるのは最大3ヶ月と言われていました。 その3ヶ月が終わる日が近づくほど、『退院したくない、帰りたくない』という気持ちが大きくなり焦っていました。 しかし、看護師さんの勧めと家族の希望で、1日だけ自宅に外泊をしてみることになりました。 その時の私は「1日だけなら外泊してやってもいいけど、それで気持ちが変わることなんてない」と思っていました。 ** 久しぶりの『病院の外』での一日 外泊の日がやってきて、父の運転する車に乗って家に帰り、家族でごはんを食べ、自分のベッドで眠り、翌日時間になったら父の車に乗って病院に戻りました。 数ヵ月振りに病院の外に出たからといって感動する

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