開放病棟の様子や、一日の過ごし方について。

開放病棟の様子や、一日の過ごし方について。

今回は、開放病棟での生活について、閉鎖病棟と比較しながら書いていこうと思います。 * 閉鎖病棟と開放病棟の違い ―生活の自由度が高くなった 制限が緩和されたり、雰囲気がちょっと変わったりと、閉鎖病棟との違いを感じた点がいくつもありました。 持ち物の制限は閉鎖病棟に比べてかなり少なくなりました。 ハサミなどの明らかな危険物は持ち込めませんが、携帯電話を持ち込めるようになったことは大きな変化だったと思います。 携帯電話があれば外部との連絡も取りやすいですし、ネットやゲームで一日中暇つぶしができますから、とても助かりました。 ** 行動範囲 売店にも自由に行けますし、届けを出せば病院の外を散歩しに行ったり、外泊したりすることもできました。 このことは、閉鎖病棟で二ヶ月過ごした後では新鮮で楽しく思えました。 行動範囲だけでなく、気分も開放されたように感じました。 ** 作業療法はカジュアルな雰囲気に 作業療法は自由参加でしたが、他に時間を潰せるものがある環境だからなのか、頻繁に参加している人は閉鎖病棟より少ない印象でした。 プログラムは閉鎖病棟よりも幅が広がっていました。 運動プログラムでは、運動器具を借りることができたり、ヨガ教室を行っていたりして、より身体を動かすことができました。 作業系のプログラムでは、プラモデルやアロマオイルを使った消臭剤など、作れるものが増えていて楽しかったです。 患者さんもスタッフの方も、閉鎖病棟より明るくオープンな雰囲気に感じました。 ** 薬の管理は自分で 開放病棟では数日分の薬をまとめて貰って、自分の部屋で管理しました。 ただし服用するときは、看護師さんのもとへ行って、実際に飲むところを見せていました。 退院後は自分で薬の管理をすることになりますから、開放病棟からステップアップした試みなんだなと思いました。 ** 看護師さんとの距離 開放病棟の看護師さんは、病気との上手な付き合い方について一緒に考え、サポートしてくれる人だという印象を受けました。 開放病棟では、食事や睡眠、一日の気分の変化などの記録表をつけていたのですが、検温や巡回の時に必ずそれを確認して声をかけてくれました。 また、気分が落ち込みがちでマイナス思考の私のために、『褒め日記』をつけることを提案してくれたりもしました。 それらを定期的に一緒に振り返り、アドバイスをしてくれていたので、ちょっとした気持ちの変化などについて相