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  • 柚月裕子の『ミカエルの鼓動』

    ◇『ミカエルの鼓動』著者:柚月裕子2021.10文芸春秋社刊『孤狼の血』、『暴虎の牙』を読んで男性的感性が横溢したストーリーに感動した者の一人であるが、同じ作家柚月裕子の作品である本書は医療分野の中でも先進性が高い心臓外科のロボット支援下手術を主題にした内容で、如何に専門家の協力を得たにしろ心房中隔欠損症弁置換手術の圧巻的なシーンの叙述は詳細を極め、感動的であった。この小説での主役は西條泰巳45歳。ロボット支援手術の第一人者として評価が高い。一方ライバル的存在として登場するのは真木一義44歳。心臓の開胸手術では心臓外科界のエースと言われていた。何がライバル的かと言えば先々所属の北中大病院長として嘱望されている西條の前に突然招聘されて現れた同じ心臓外科の開胸手術のエースだからである。西條の医療に関する基本スタンス...柚月裕子の『ミカエルの鼓動』

  • 筑波実験植物園の「クレマチス展」を見学

    ◇国立科学博物館の実験植物園昨日は五月らしい天候ということもあって、勧められていた筑波研究学園都市の一角にある国立科学博物館の実験植物園の特別展「クレマチス展」を見学してきました。まだ現役のころ隣の課が研究学園都市推進担当で、国策として進めていた試験研究・教育機関の移転対策で苦闘していたのを想い出しました。研究職の人たちは「そんな僻地に島流しされるのはいやだ」と猛反対していたからです。最初は立派な道路だけが先行し、砂埃が経っていました。その後幾星霜、今や諸外国に胸を張って誇れる研究機関が林立しています。中でも率先移転した東京教育大(現筑波大)は研究学園都市の盟主のごとく広大なキャンパス(250ha)を有し、素晴らしい教育・研究環境が整えられています。その一角に国立科学博物館の植物の研究推進のために設けた「実験植...筑波実験植物園の「クレマチス展」を見学

  • 家庭菜園のトマト栽培2022(2)

    ◇トマトの支柱建てトマト苗を移植して2週間経ちました。既に大きい木の樹高は53センチ、小ぶりな木で40センチになりました。先日の雨風で危うい感じの苗があったので恒久的な支柱を立て、苗木を支柱に誘引しました。苗を移植した時点ですでに第一果の花芽を付けている木が多かったのですが、御覧のとおり木によっては既に第二果の花芽を付けています。木が徒長しないで、しっかりと実を付けていくことを祈るばかりです。菜園全体図1菜園全体図2樹高53㎝下に第1果上に第2果の花(以上この項終わり)家庭菜園のトマト栽培2022(2)

  • 春の鉢花「ゼラニウム」を描く

    ◇紅いゼラニウムの鉢花clesterf4先々週の水彩画教室では春の代表的な鉢花「ゼラニウム」を描いた。ゼラニウムは育て方が良いと結構長く楽しめ、地植えで大きく育てることもできる。今回の花はたぶん赤系のカリオケダークレッドというタイプ。一本の茎の上に線香花火のように花が咲く。葉に特徴があって、やや小ぶりながらシクラメンに似た葉を付ける。花弁が密集するので、描き分けてボリュウム感を出すのがむつかしい。(以上この項終わり)春の鉢花「ゼラニウム」を描く

  • 深緑 野分の『ベルリンは晴れているか』

    ◇『ベルリンは晴れているか』著者:深緑野分2018.9筑摩書房刊物語の本流は第二次世界大戦直後の、まだヒットラーが自決してまもないベルリンが舞台の、混迷の時代を生きたアウグスティ・ニッケルという若い女性の物語であるが、途中幕間と称して主人公の幼少期の家族、ドイツ第三帝国誕生の経緯など社会環境の話が入り、最終章でこれが見事につながるという構成の妙がある。人物造形が見事であるが丁寧な情景描写も実体験があるかのようにすばらしい。英国軍機による爆撃で焼き尽くされたベルリンの惨禍。戦後混乱期のヤミ市のシーンなど、日本の同時期の闇市と見まがうほどリアリティがある。本書末尾の謝辞において参考文献参照はもちろん、ベルリンにまつわる資料と逸話、ドイツの雰囲気や社会、軍事、などについて多くの識者など助けを受けた人々に感謝をささげて...深緑野分の『ベルリンは晴れているか』

  • 家庭菜園のトマト栽培2022(1)

    ◇ホーム桃太郎を植える連作障害のリスクを危ぶみながら毎年庭の一角を耕しトマトを栽培する。ミニトマトは鉢植えしているので、畑には大玉の「ホーム桃太郎」。2坪しかないので畝は3本、1畝に6本しか植えられない。例年連休前の天気の良い日の午前中に一日前に買って来た苗を植える。これまでやっていなかったマルチ栽培。今年は試しに黒いマルチシートを張って、30㎝間隔で切った穴に植えた。マルチを張ると地温が高くなり、雑草も防げるという。数日雨が続いたので、畝はたっぷり水を含んでいるので、鉢から抜いてそのままやや浅めに移植し、念のためたっぷり水を遣る。風で倒れてはいけないので仮の支柱を立てた。(以上この項終わり)家庭菜園のトマト栽培2022(1)

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