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  • 市川市大町公園の池を描く

    ◇緑豊かな大町公園を写生ArchesF6(荒目)北総鉄道の大町駅から300Mほど歩いたところに入口がある大町公園。長田谷津と呼ばれる谷間に湧水を持つ水路があり、ビオトープとなっています。バラ園や植物園があり、アスレチックや奥には市川市動植物園もあります。この絵は水路の一番奥にある池を描いたもので周囲の斜面にあるうっそうとした木立が谷津田を取り囲んでいます。実は昨年9月に水彩画グループでここで写生会を行いました。その際スケッチした絵を取り出し色を置いたものです。人物は少しでも動きがあるものをと思って加えました。(以上この項終わり)市川市大町公園の池を描く

  • コルソン・ホワイトヘッドの『ニッケル・ボーイズ』

    ◇『ニッケル・ボーイズ』(原題:NIKELBOYS)著者:コルソン・ホワイトヘッド(COLSONWHITEHEAD)訳者:藤井光2020.11早川書房刊コルソン・ホワイトヘッドが淡々とした語り口ながらアメリカの黒人に対する人種差別の実態に鋭く切り込んだ作品である。時代は少し遡るものの同様に人種差別を取り上げた「地下鉄道」の方がスリリングで物語性を持っていて、本作は作者独特の抑制の効いた叙述が残酷な内容にそぐわないような気がしないでもない。確かに常軌を逸した虐待のおぞましさには目を背ける思いであるが、アメリカではこの少年院だけでなく、刑務所のような施設でも似たような暴力、虐待が日常的に行われているに違いないと思わせるものがある。この作品は前作『地下鉄道』と同様ピュリッツァー賞を受賞した。フロリダ州タラハシーにニッ...コルソン・ホワイトヘッドの『ニッケル・ボーイズ』

  • 家庭菜園のトマト栽培(その3)

    ◇トマトは実を付け始めました苗を定植してから4週間たって、今日2回目の追肥を施しました。トマトも子供ができると食欲旺盛になって、栄養を多く求めるようです。第1果は葉の7から8枚目の上につきます。大体4・5個付くので、育ちがよくないものいびつなものなどは摘果します。第1果ができるとそこに栄養が行き過ぎるので全部摘果を勧める向きがありますが、あまり神経質にならない方が良いという方もいます。ちょっといびつなもの以外はそのままにしておくのが我が家の栽培方針です。今年も何となく徒長を疑わせる伸びですが、木は太くなってきたのでまあいいかと思っています。6月の末頃には色付いてきます。(以上この項終わり)家庭菜園のトマト栽培(その3)

  • 吉川英治の『新書太閤記(八)』

    ◇『新書太閤記(八)』著者:吉川英治1990.7講談社刊(吉川英治歴史時代文庫)秀吉は信長の悲報に接してからもこれまでと変わらない日課を続ける。そして安国寺恵瓊を介して高松城の解放・毛利軍との和解工作を進めた。信長死去の報が毛利軍に伝わらないうちに和睦を決めなければならない。間一髪、4千の城兵・領民を解放する代わり清水宗治が切腹し馘を差し出すことを条件とする和議案を宗治がのんだ。毛利輝元、吉川元春、小早川隆景と和睦の誓書が交わされて2時間後毛利軍は信長死去を知った。当然毛利側は烈火のごとく怒り、秀吉討つべしの声も多かったが、小早川隆景の冷徹な判断が優位となり結局秀吉軍は高松城解放の後直ちに姫路城を経て京を目指し、わずか3日で大阪尼崎に到達した。秀吉は父の敵討ち、弔い合戦という大義名分を掲げるために信長の3男神戸...吉川英治の『新書太閤記(八)』

  • 田園のレストラン「アンチーブ」

    ◇田園の中のレストラン「アンチーブ」15×21cm先週の金曜日、気温が高く日差しが強い中、かねてから気になっていた田圃の脇にある「軽食・喫茶の店アンチーブ」を描いてみようと、小さなスケッチブックを持って出かけました。大津川沿いに広がる稲田の脇を走る農道(とはいえ主として車が便利に使う)脇に緑色の屋根を持った小洒落たレストランがあります。6・7台は停まれる駐車スペースもあって、時分時には結構客が入っているようです。市街地から離れていて周辺には民家がちらほらといった場所で、あえて絵の中では省略したものの、目の前の水田には植えたばかりの細い苗が風に揺られていました。何本かある散歩道の一つ。これからこの苗はどんどん育ち、秋には首を垂れた黄金色の稲穂が波打ち、やがて刈り取られます。木立の新緑をもっと丁寧に描きたかったので...田園のレストラン「アンチーブ」

  • シャネル・ミラーの『私の名前を知って』

    ◇『私の名前を知って』(原題:KNOWMYNAME)著者:シャネル・ミラー(CHANELMILLER)訳者:2021.2河出書房新社刊全世界に性暴力とは何かを教え、差別への考え方を決定的に変えた衝撃の回顧録。これが出版社の惹句である。性暴力被害者が書いた世間の偏見に挑戦した稀有の実録である。本書でわれわれは、性犯罪の裁判という裁きの場にあっては、実は裁かれているのは加害者ではなく、被害者であるという現実をまざまざと実感させられるのである。作者は「まえがき」に書く。「…これは究極の真実ではない。私が力の限りを尽くして語った、私の真実だ。私の目と耳を通して真実を知りたい人、私が胸の中で何を感じ、公判中にトイレに隠れていたかを知りたい人に、この本を提供する。こちらから与えられるものを与えるので、あなたは必要なものを受...シャネル・ミラーの『私の名前を知って』

  • ジョージ・ソーンダーズの『十二月の十日』

    ◇『十二月の十日』(原題:TENTHOFDECEMBER)著者:ジョージ・ソーンダーズ(GeorgeSaundaers)訳者:岸本佐知子2019.12河出書房新社刊11篇の短篇集。いずれもとにかく文句なしに面白い。特徴と言えば、この作品に登場する人物はいずれもいうことなすことどこかちょっとずれているダメ人間であるが、どこか憎めないというか人間の良いところを失っていない愛すべき人たちである。いま一つの特徴はギャグの連発と、奇抜な罵詈雑言の乱発。原文を知りたいが、翻訳者を泣かせたりはしなかっただろうか。(ファックシットあほボケカス)、(ウンコチンコマンコ糞ボケ死ねカスケツの穴ファック)。<アル・ルーステン>のアルなどはどうしようもないダメおやじ。彼はアンティク・ショップの店主で、裕福な不動産屋のドンフリーに対抗心を...ジョージ・ソーンダーズの『十二月の十日』

  • 吉川英治の『新書太閤記(七)』

    ◇『新書太閤記(七)』著者:吉川英治1990.7講談社刊(吉川英治歴史時代文庫)天正十年春、信長は得意の絶頂にあった。上杉謙信はすでに亡く、武田勝頼は家康と共に追い詰め滅亡させた。目の上の瘤であった叡山も石山も完膚なきまでに叩き潰した。そして催告の中国攻めは秀吉が攻略の要である高松城を包囲し、水攻めの秘策をもってあとは信長の出陣で仕上げをする段取りになっていた。一方安土城では甲州攻めで共に戦った盟友家康を招き、最高のもてなしで宴を張ろうとしていた。とっころが信長はそこでも一旦光秀を接待役に据えながら突然中国船の前線へ行けと命令を下す。この仕打ちの隠された意図を知り光秀は暗然とする。吉川英治の『新書太閤記(七)』

  • 家庭菜園のトマト栽培(その2)

    ◇令和3年のトマトに支柱立て今年のトマトの定植は4月23日。ご覧の通り樹高もほぼ30センチとなったので支柱を立てました。昨日一昨日と激しい雨風で心配しましたが、仮支柱は役立っていました。今日は天候もよく今日は玄関フロアをワックス掛けを終わったところでトマト栽培の大事な作業の一つ「支柱立てと誘引」をしました。ほぼ昨年と同じ時期です。誘引はトマトの木脇に立てた支柱に麻ひもを8の字に撚って木を寄せて縛ります。1本の木で最終的には5・6か所誘引します。第1果の花が咲いています。(以上この項終わり)家庭菜園のトマト栽培(その2)

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