5つの文芸誌を中心に、創作や評論のレビューをしていきたいと思っています。
文芸誌の楽しみは、突然の出会いがあること。 読んだことのない作家の作品、 新しい人の作品 自分の中に既存の知識に邪魔にされずに読める至福の媒体。 あとは購入したり、借りたりした書籍のレビュー書きたい。 よくばって映画や雑誌の記事、展覧会・美術展の紹介などもの書きたい!
本谷有希子『奥さん、犬は大丈夫だよね』「群像」2018年3月号
主人公の嫌な性格、その主人公の思考が地の文を支配する。自分の中にマイナスの感情生じても、それ自体を悪としない。逆にそう感じさせる、まわりを悪とする。無口な旦那は、話し合いは口論となり、不毛な時間が続くことを知っているのか、主人公の「心の病」を癒そうとする
五十嵐が茅野の才能に圧倒されて創作意欲がなくなってしまうことと単なる作業といえるようなことに不本意ながら安住していることへの罪悪感そこが基本ベースさて「保守」ということば。この単語が二回出てきた。一回目に出てきたとき、それはなにか気取ったように感じた。こ
確かにカジュアルであることと、未熟であることとを見極められないことは確実に精神的にあるいは物理的に人を悲惨な状況を迎えてしまうことだろう。この作品はそのことを寓話的かつ悲劇的にわかりやすく描いたことで痛快なところもある。その一方で作者は彼らに容赦ない。バ
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