キモチの行方③彼女は周り観客達とは明らかに違う雰囲気で、騒ぐ声に戸惑っているのか忙しなく目を動かした後、直ぐに此方に視線を戻してきた。真っ直ぐ自分を見つめる目…
△△△△△△△△△△ジグザグ（19）次の日にヨンが病院に出勤し、スタッフルームに入ると既に来ていたイ医師が手を上げおはようございますと声を掛けて来た。「よく眠…
△△△△△△△△△△鈴の鳴る方へ（4）横で同じく空を見ていた彼は視線を此方に向けて来る。「・・・でも、まだ諦めてはいませんよね？」「・・・でも、これ以上は・・…
△△△△△△△△△△鈴の鳴る方へ(3)そう考えると抑えつけるのはもう無理で、前世の記憶を頼りに彼を探した。まだ中学生の自分には何も出来ずとりあえずパソコンで検…
△△△△△△△△△△ジグザグ（18）しかし。玄関に入った途端「あっ」と声を発し、ヨンは慌ててリビングに走って行った。・・・今チラッと見えたけど？と、ウンスは呆…
△△△△△△△△△△鈴の鳴る方へ（2）前世の記憶が蘇って来たのは、14歳の時だった。夜中叫びながら起きたウンスに両親は驚愕し、暫く苦しそうに唸る様子に救急車を…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（17）車のドアを開け出て来たヨンに、そのままウンスは怒る為に溜めた力迄をも全部閉じ込める様に抱き締められてしまった。「・・・怒っ…
△△△△△△△△△△△△鈴の鳴る方へ⑴「同じクラスの子と付き合う事になった。」ヨンの言葉に、軽く目眩がした。しかし、それはいつか当たり前に来る事だと思っていた…
ジグザグ★(16)特別話金医師と李医師の会話キムが外科のスタッフルームの入口から顔を覗かせ室内を見渡している。それを見た別の医師が中を確認し、キムに近付いた。…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（16）病院に向かい総合受付に近付くと、ウンスの姿を見つけた男性スタッフが声を出す。「ユ先生？」「・・・ヨンを迎えに来て欲しいって…
女側の気持ちであり、ヨンとの過去話が含まれております。ご了承ください。m(_ _;)mそしてこの話だけのヨンの性格だというのを予めご了承下さい。▽▽▽▽▽▽▽…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（14）スタッフルームのドアを慌しく開け、仮眠室から戻って来たヨンの顔色を見て外科医師達はやはり駄目だな、と判断した。「チェ先生、…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（13）週末になってもウンスはヨンに連絡もせず、彼のアパートさえ行かなかった。その数日間にも病院では元彼女とはいえ二人は顔を合わせ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（12）「・・・やっぱりここにいると思いましたよ、ウンス先輩」「キム先生・・・」コエックスの中央ホールで開催されている、〘美容・ア…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（11）「ウンスに何を言った？」看護師と思い出話等無い、話す内容も無いとばかりに威圧的に来るヨンにそれでも看護師は口端を上げたまま…
※前シリーズの何処かと再び被る場所がありますので、会話がわからない時は前に戻ってみると良いかと思います・・・。▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（10）「何なの？あ…
※ジグザグ◇(12)に似た様な内容が出てきます。ヨンの家庭環境、性格、女性経験等はこのシリーズのヨンだけの事だというのをご理解下さい。▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（8）ヨンがウンスのアパートに着き1階ロビーのインターホンを押したが、まだ彼女は帰って来ていない様だった。腕時計を見ながら建物の外…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（7）「・・・・・」ヨンはスマホを見て悩んでいた。2日前に来たウンスからのメールで、暫くヨンの家には行かないという内容だったのだ。…
※話中にウンスでは無い女性の話が出てきます。ご注意下さい。▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（6）「・・・指輪をなくした?!」唖然とするウンスの顔が見れずヨンはただ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（5）ヨンは再びデスクに突っ伏していた。指輪はまだヨンの手元にあるが、自分の物には変わっていなかった。あまりの淀んだ空気に女性スタ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（4）「あ、よく見たら、指輪しているんですね？」施術後その女性はウンスの指輪を見てまぁ、と微笑んだ。「え？・・・あ、うふふ。実は・…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（3）「・・・えぇ？」違う医師のだったという事か？「他の先生のですかね？」「いや、しかし・・・これは」ヨンの指輪は確かにこのブラン…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ(2)「プラズマ照射は、肌の皮膚に付いているアクネ菌や常在菌の繁殖を抑えるんです。プラズマが当たる事で古い角質が取れますので、くす…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（29）・前終始ヨンは前を向きニヤニヤしている。ウンスは素知らぬ方を見て誤魔化しているが、ホテルまで来てしまった事が恥ずかしいのか…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（30）「・・・あー、仕事も早く終わったし、まだいるかなぁ・・・と」迎えに来たともごもご言うウンスにヨンは満面の笑みを浮かべ、「ウ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（28）ウンスが病院を辞める少し前、オウはオ博士の娘と婚約をした。美容整形外科の医師や看護師達はこの男の一体何が気に入る所があった…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ(27)「・・・おいキム、本当か？」さっきの同僚がキムにまた近付き焦った顔で聞いて来た。キムは食べていた皿を置いてはぁとため息を吐…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ（26）「アメリカに4年も・・・大変ではなかったですか？」「まぁ、多少は」「一人で住んでいたのですか？」「いえ、ルームシェアをして…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ジグザグ(25)キムははぁーと自分のデスクに突っ伏した。「・・・いやぁ、本当にもう疲れたー」「煩いわよ、キム先生」隣りのデスクに座るパク医…
「ブログリーダー」を活用して、りまさんをフォローしませんか？
キモチの行方③彼女は周り観客達とは明らかに違う雰囲気で、騒ぐ声に戸惑っているのか忙しなく目を動かした後、直ぐに此方に視線を戻してきた。真っ直ぐ自分を見つめる目…
気持ちの行方②『チェヨン氏に似合う役があるんだが、考えてみないか？』そんな話をマネージャーから聞いたのは1年前の事だった。現代ドラマしか出なかった自分に時代劇…
気持ちの行方①カチャンカチャン・・・・・。ウンスは先程から何の音かと周囲を見渡したが、見えるのは果てしなく広がる寂しい草原と点々と生えている黄色い野花しか見え…
2周目は幸せになります11.5「どんな環境でも人間は学ぶ権利がある」アメリカの大学にいた頃、とある教授が言った言葉だった。小さい頃から自分は何事も周囲の目を気…
2周目は幸せになります⑪ヒールをカツカツと打ち鳴らし歩いて来た女性に誰も声を発しなかった。 ワンレンの艶やかな黒髪を腰まで伸ばした彼女は目鼻立ちの綺麗な顔立ち…
Insensitive【前】「俺、結婚する事になりました」 週末の夜は仕事終わりの客でどの店も賑わっている。 江南区に新しく出来たという焼肉屋もまた店員の声と…
2周目は幸せになります⑩「・・・今日は、これで終わりです」 少しの静寂の後、彼が再び呟いた。 しかし、それは独り言でなくどうやらウンスに向けられたものだった。…
2周目は幸せになります⑧さて、私が今いる状況を把握するべく自分の中に1つの秤を想像してみた。 横には数年前に私を裏切り幸せな人生を歩んでいる男。何故か、この男…
2周目は幸せになります⑦――ああ、あれだわ。見た事あると思ったらよくある高校の校舎だわ。 ウンスはビルにすると10階建てになる施設を静かに見上げ思った。 横に…
2周目は幸せになります⑥ウンスが驚愕したのは、あの気まづいランチから二日しか経っていないというのに再びイ氏から連絡が入った。 「チェ社長が帰国致しまして」 「…
2周目は幸せになります⑤仁川空港近くのハイクラスホテルの中にある小洒落たレストランに来るまで車の中では、イ氏は疎かチェヨンもウンスも一切話す事は無かった。重苦…
2周目は幸せになります④三日後、ウンスは漢江近くにあるビルのエントランスに立っていた。 目立つ格好は困るという事で、地味なスーツと赤茶色の髪を1つに纏め一応サ…
2周目は幸せになります③一気に疲れ果てながらウンスは自分の家に帰って来た。 結局はあの男の頼みを飲んだ自分が馬鹿だと罵りながらとぼとぼと玄関に入ると、そんなタ…
2周目は幸せになります②それはウンスがよく知る江南区の街並みが映された写真だったが、彼は大きなビルを指指した。 「この隣にもその施設を予定しております。大体こ…
※シンイ現代話です。2周目は幸せになります①突然の来客にベッドから起きたばかりのウンスはもそもそと髪を整え、インターホンのボタンを押した。この独身用ヴィラに住…
底から⑦曇天は嫌いだ。 長く親しんだ場所を失った日も自分の人生を共に歩む筈だった仲間が亡くなった日も、こんな今にも雨が降りそうな曇り空だった。 空気も重苦しく…
底から⑥ヨンは俯いていた顔を上げ、立っている場所を理解すると身体を強ばらせた。 自分は何時の間に湖の中に入っていたのか。 魚釣りをする為に来た筈が無意識にここ…
2周目は幸せになります⑦――ああ、あれだわ。見た事あると思ったらよくある高校の校舎だわ。 ウンスはビルにすると10階建てになる施設を静かに見上げ思った。 横に…
2周目は幸せになります⑥ウンスが驚愕したのは、あの気まづいランチから二日しか経っていないというのに再びイ氏から連絡が入った。 「チェ社長が帰国致しまして」 「…
2周目は幸せになります⑤仁川空港近くのハイクラスホテルの中にある小洒落たレストランに来るまで車の中では、イ氏は疎かチェヨンもウンスも一切話す事は無かった。重苦…
2周目は幸せになります④三日後、ウンスは漢江近くにあるビルのエントランスに立っていた。 目立つ格好は困るという事で、地味なスーツと赤茶色の髪を1つに纏め一応サ…
2周目は幸せになります③一気に疲れ果てながらウンスは自分の家に帰って来た。 結局はあの男の頼みを飲んだ自分が馬鹿だと罵りながらとぼとぼと玄関に入ると、そんなタ…
2周目は幸せになります②それはウンスがよく知る江南区の街並みが映された写真だったが、彼は大きなビルを指指した。 「この隣にもその施設を予定しております。大体こ…
※シンイ現代話です。2周目は幸せになります①突然の来客にベッドから起きたばかりのウンスはもそもそと髪を整え、インターホンのボタンを押した。この独身用ヴィラに住…
底から⑦曇天は嫌いだ。 長く親しんだ場所を失った日も自分の人生を共に歩む筈だった仲間が亡くなった日も、こんな今にも雨が降りそうな曇り空だった。 空気も重苦しく…
底から⑥ヨンは俯いていた顔を上げ、立っている場所を理解すると身体を強ばらせた。 自分は何時の間に湖の中に入っていたのか。 魚釣りをする為に来た筈が無意識にここ…
底から⑤ぼやりと水面の上に明かりが浮かんでいる。 今日は波も無い穏やかな日ゆえ波に日差しでも当たっているのだろうか？ ヨンはそう思い足を進め短く刈られた草原を…
底から④「王宮が土地併呑(併合)の御触れを出したので、官僚や地主達がこぞって土地を買い占めています」 「だから、何です？」 「・・・結局民はその地主に雇用して…
底から③最近寝覚めが良くない。 日に日にあの夢を見る機会が増え、だがその内容は禍々しいものに変化していく。 二人でよく鍛錬した場所にメヒが佇んでいるが、その姿…
底から②途中王様達の様子を伺う為に馬車を止めたが、それ以外は休まず進めた為朝早く旅籠屋を出立し日が落ちる前に宮殿に無事着く事が出来た。馬車の中で王妃が何か言っ…
底から①ゆらゆら。揺れているのは船か、はたまた自分か。ふと漂う波の薄暗い隙間から白い肌が見え、まさか噂に聞く妖という奴だろうか？浮遊感に任せながらそれを掴もう…
