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2015/11/20

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  • 間違っている日本の教育

    そもそも、今の日本における大学教育は、アングロ・サクソンの理屈を直輸入して成り立っており、それを学んだ者が優秀だとされています。中には、学生に純粋なアングロ・サクソンの流儀を植え付けることを目標にし、自慢している大学があるほどです。しかし、アングロ・サクソンの経済書をいくら読んだところで世界のほんとうの姿は見えてきません。世界経済がアングロ・サクソンの理屈だけで成り立っているのなら、せいぜいありがたがって読めばいいでしょう。しかし、経済はそんな単純なものじゃありません。様々な人種、様々な文化、様々な歴史を持つ73億人以上の人々の生活の上に成り立っています。アングロ・サクソンの理屈だけで動くはずはないのです。そもそも、大学教授の中でいい論文を書く人は、勉強ばかりしているわけではありません。映画をたくさん観ている人...間違っている日本の教育

  • 五郎丸に見る日本人の強さ

    2015年にイングランドで開催された「ラクビ―ワールドカップ2015」で、日本チームは予選プールで3勝を挙げ、世界中から称賛されました。特に人気となったのはフルバックの五郎丸歩選手でしたが、私は彼の表情に日本人の心を感じましたね。いよいよキックしようというとき、間を通さなければならない二本のポールを睨(にら)んでいる彼の顔は怖い。緊張を高めている顔です。そしてお祈りをするかのように指を組み、だんだん姿勢を固め、風向きを見、風のスピードを見て、狙いどころを決めると、そこに向かって楕円形のラクビーボールを蹴り出します。徐々に緊張を高めて集中していくのですが、彼がいよいよ蹴ろうとしてポールを見上げるときの顔はものすごく優しくなる。「優しく蹴ってやるから。ボールよ、真っすぐ飛んであの間を抜けてくれ。いいな、頼んだぞ」と...五郎丸に見る日本人の強さ

  • 千代は情報を絶えず提供した

    「今の時代に生きる武士には、やはり情報を集めることが大切だ。それをどう分析し判断するかも大事だ」という思いがあった。その意味で一豊は、「おれほど情報をゆたかに持っている者はいない」という自信がある。それは、今、大坂にいる千代が例によってせっせと手紙をよこすからだ。決して、「あなたを愛しています」とか、「ダレダレの奥様がどうなさいました」というようなきまり文句は書いてこない。必ず、「近ごろの大坂の状況」を告げてくる。それによって、たとえ九州にいても、一豊は中央の出来事が手に取るようにわかった。その中で必要なものは秀吉に伝える。秀吉は、「おう、大坂ではそんなことが起こっているのか」と目を細めて感嘆する。そして、「千代殿は筆まめでいいな。うちのねねはあまり手紙をよこさない」とボヤく。「山内一豊の女房は筆まめだ。それも...千代は情報を絶えず提供した

  • 関ケ原の合戦を勝利に導いた千代の手紙

    関ケ原の合戦は、「徳川家康軍対石田三成軍の戦い」ではない。正確にいえばあくまでも、「豊臣軍対豊臣軍の合戦」である。豊臣秀頼が、もしどちらかの味方をすれば、そっちに軍配が上がる。つまり、秀頼を擁したほうが官軍であり、これに背く者は賊軍になるからだ。徳川家康とその同盟軍は上杉景勝討伐のため遠征し、下野(栃木県)小山まで進んだ。このとき家康の足を止め、上方へUターンさせるような事件が起こった。その事件というのが、山内一豊の妻千代が出した手紙であった。手紙というより上方における報告書だ。千代は夫の一豊宛てに二通の手紙を書いた。そして一通は夫宛て、もう一通は、「あなたの手で徳川殿に差し出してください」と書いてあった。いままでにも、数々の合戦の陣中に、"手紙魔"である千代はしばしば手紙をよこした。しかし、それは単なる手紙で...関ケ原の合戦を勝利に導いた千代の手紙

  • 合戦の悲惨さを秀長によって鎮められた

    「人間とは哀しいものだ」といった。そして、「人の心にはオニとホトケとが同居している。時にオニとなり、ホトケとなる。しかし、オニの所業を行わなければホトケは救ってはくれぬ。辛いところだなあ、一豊よ」そういってチラリと一豊を見た。秀長はおそらく近くから煩悩(ぼんのう)している一豊の気持を付度していたのだろう。そういわれて、一豊は思わずハッとした。秀長を見返した。秀長は温かい情を眼の底にたたええて一豊を見返した。その眼の底には、(おまえの苦しみはわかるが、今この戦場でそれを出すな)と告げていた。一豊は恥じた。しかしそういう理解者が身近なところにいてくれたことが嬉しかった。今までにない親近感と敬愛の念を秀長に持った。秀長はさらに続けた。「わたしはな、兄を兄とは思ってはおらぬ。主人だと思っている。だから、わたしは主人の命...合戦の悲惨さを秀長によって鎮められた

  • 一豊は人との繋がりを深める能力に励む

    「問題をややこしくするな。もっと直線的に考えろ」というに違いない。複雑な思考回路を自分の頭の中に設定するのは、最も一豊が苦手なことだ。だから千代は、無理強いはしない。(そういうややこしいことは、わたくしがお引き受けすればよい)と思っていた。しかし、夫から聞いた秀吉の江北(近江北方)人の大量採用は、やはり千代を緊張させた。それは率直にいって、「夫に油断のできない競争相手がたくさんできた」ということである。しかも、それぞれの人物がそれぞれ特技を持っている。今の言葉を使えば″人間のAI″をきちんと備えているのだ。が、それに比べて実の一豊はどうだろう。千代はきいた。「伊右衛門様」「何だ」「新しく殿がご採用になった方々には、それぞれ特技がございますね」「ああ」「あなたには?」「おれの特技?」「はい」「何にもない」一豊はあ...一豊は人との繋がりを深める能力に励む

  • 一豊は他人が手柄を立てたり高い地位に就いたりすることを喜ぶ

    「伊右衛門様は天下人はおろか、一城の主、一国の主にもなりえないお方だ。わたしはそれでいいと思っている。しかし考えてみれば、わたしのほうも伊右衛門様を城の主や国の主に押し上げるカがないのかもしれない。ねね様はさすがだ」と千代はしみじみ感じた。千代が城を去るときに、ねねがそっと近寄ってきて囁(ささや)いた。「近くまた、千代様のお知恵を借りることがありますよ」「え、何でしょう?」そうきく千代に、ねねは悪戯(いたずら)っぽい目をして笑った。「それは後日のお楽しみ。今証(あかし)しを探しているところですから」意味ありげに笑った。千代には何の詰かわからなかった。ねねはさらに、「この話は後のお楽しみ。そうだ、今度は前田まつ様もこの城にお呼びしますから、そのときはぜひ、まつ様に会ってくださいね」そういった。名を聞いて千代は、あ...一豊は他人が手柄を立てたり高い地位に就いたりすることを喜ぶ

  • 誠実に命令を実行する一豊を評価する秀吉

    「作戦の細かいことは竹中半兵衝から伝える。そうだ、この際、竹中半兵衛をおれの軍師とする。また、山内一豊を黄母衣衆(きぼろしゅう:豊臣秀吉が馬廻から選抜した武者で、武者揃えの際に名誉となる黄色の母衣指物の着用を許された者)に任命する」と急に思い立ったように告げた。座はどよめいた。それは竹中半兵衛が軍師になっても不思議ではない。事実、今まで正式なポストではなくても、そのような仕事を半兵衛はずっと続けてきている。座がどよめいたのは山内一豊の黄母衣衆任命である。母衣衆というのは大将の連絡将校で、最も信頼の厚い者が任命される。エリートといっていい。したがって、頭脳明晰でテキパキと論理を組み立て現状のキャッチも素早く行い、大将からの命令を前線に告げ、同時に、「作戦全体の進行管理」を行う責務を持っていた。このポストに就けられ...誠実に命令を実行する一豊を評価する秀吉

  • 信長・秀吉と比べ、夫を三流の人物だと思う千代

    出陣の命令が下る前に、秀吉は長浜城内の広間で自分が経験した槍の試合を例に、こういう説明を続けた。そして、「わかったか」ときく。部下たちがわかりましたと応ずると、秀吉はにっこり笑い、「よし、ご苦労だった。では酒を振る舞ってやる」と酒宴に移った。この辺の秀吉の管理術は実に巧妙だ。こういう秀吉のようなリーダーに出会ったのは、山内一豊にとってはまさに、「目から鱗(うろこ)が落ちるような日々」であった。一豊は感心のしっぱなしだった。だから、このときの話も正確に千代に伝えた。千代は澄んだ目を曇らせることなく、じっと静かに夫の話を開き続けた。一豊が話し終わって、「とにかく羽柴様は大したものだよ。おれはあんな人にはじめて出会った」といかにも幸福そうに語るのを見て優しく微笑んだ。しかし、こういった。「でも、かりそめにも伊右衛門様...信長・秀吉と比べ、夫を三流の人物だと思う千代

  • 一豊は自分の分をわきまえて、仕事に全力を尽くす三番手の男

    「前田殿は、再び中央へ戻るだろうか」ときいた。千代は首を横に振ってこういった。「前田様は立派な武将ではありますが、やはり欠けているところがあるのでございましょう」「欠けているところとは?」「遮二無二、他人を押しのけて、前へ出ていく気迫でございますよ」そういって千代はクスリと笑った。「何がおかしい?」一豊が聞き返すと千代はこう応じた。「あなたも同じですよ」「なに」一豊は思わず目を剥(む)いた。しかし、考えてみて、千代のいうことは正しいと思った。一豊自身が、「おれがおれが」としゃしゃり出て、前にいる人を突き飛ばし、脇にいるものを肘(ひじ)で追い払うようなことは絶対にしない。一豊の生き方は、「自分の分をわきまえて、そのとき与えられた仕事に全力を尽くす」というものである。いってみれば、「自分のやったことを自分で過大に評...一豊は自分の分をわきまえて、仕事に全力を尽くす三番手の男

  • 山之内一豊とその妻・千代のお話(後編)

    (おなじ叱言でも陽気な心でいえば夫の心がかえって鼓舞されるもの)「手柄とは、武運が必要だ」「一豊様は、うまれつき、ご武運にめぐまれていらっしゃいます。千代はそう信仰しております」「ほう、そう信じているのか」「いますとも」一豊(伊右衛門)は、千代とこういう会話をかわしていると、その場だけでも楽天家になってしまう。「なるほど、おれは武運があるかなあ」「ございますとも」千代は断定した。「それならありがたい。ところが千代、いかに次の合戦で働こうと、今日あすの米がなければ彼らは養えないよ」これは現実の問題である。「一豊様、わたくしどもが、粗服を着、雑穀をたべ、それでも足りなければ、わたくしの小袖を売ります」「のんきだなあ。そんなことでいつまでやってゆけると思うのか」伊右衛門は、良家に育った千代をよほどのんき者だと思ってい...山之内一豊とその妻・千代のお話(後編)

  • 山之内一豊とその妻・千代のお話(前編)

    (千代は非凡という「うわさ」を黄金十枚で買った)伊右衛門(一豊)が黄金十枚で馬を買ったといううわさは、長浜城下だけでなく、安土城下にもひろまった。「ほほう、山之内伊右衝門とはそれほどの男なのか」伊右衛門を知る者も知らぬ者も眼をみはった。もともと平凡な男、という印象しか家中の者はおもっていない。このうわさで、人々の心のなかにある伊右衛門像がいっぺんに修正されてしまった。人が、他人を見ている眼は、するどい一面もあるが、他愛もないうわさなどで映像をつくってしまうようである。千代は、そういうことを見ぬいていたようであった。言っておくが、人々は、奥州産の駿馬を手に入れた、というそのことに驚いたのではない。「黄金十枚」に衝撃をうけたのである。この時代の人は、黄金という稀少金属に対して夢のようなあこがれを抱いていた。桃太郎が...山之内一豊とその妻・千代のお話(前編)

  • 日本人の健康と生命を守ってください

    最近見かけたワクチン関係の情報です。(1)さんまさん、コロナワクチン接種しない意向のワケ「ここで打つと体が…」5/16(日)お笑いタレントの明石家さんま(65)が15日、パーソナリティーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演。新型コロナウイルスのワクチンについて、接種しない意向を示した。「僕は打たないつもり。誰かに回してあげたい。俺は打たないからね」と明言。「ていうのは、今まで菌にかかったことないから。1回もないんですよ。ここでワクチン打つと、体が変わってしまうんで」と理由を説明し「俺は打たないっていう」と繰り返した。「打ちたい人は打って。俺らみたいに『打たない』って心に決めた人の分、余ってんねんから。打ちたい人から打ってええと思う」と語っていた。(スポニチアネックス)https:...日本人の健康と生命を守ってください

  • 情欲と、個性や多様性の関係について(後編)

    (「感謝の気持ち、報恩の気持ち」であるかどうか)現在の職業というのが変わっていくことはありますが、ある一つの仕事をやっているときには、やはり、一生懸命、全力でやるべきです。その職業が次の仕事に変わる場合でも、前職で自分がいっぱいいっぱい頑張って努力したことを力にして、次のステップに行けるのならいいけれども、前職の環境とか、あるいは会社の悪口を言ったり、職場の人間の悪口を言ったりして、「そのおかげで自分はうまくいかなかったので独立した」とか、「ほかの会社に移った」とかいうことを言い続ける方は、何度やっても、たぶん、同じようなことを繰り返すことが多いのです。今、たまたまやっている仕事は、仮の仕事である場合もあります。本来の仕事に取りかかる前の準備期間として与えられている仕事なのかもしれないけれども、そのなかで、自分...情欲と、個性や多様性の関係について(後編)

  • 情欲と、個性や多様性の関係について(前編)

    (「個人の自由」と「集団生活での調和」の兼ね合いで判断する)現代においては、「個性」や「多様性」などが尊ばれるというか、注目を浴びている時代ではないかと思います。そのなかで、「情欲や欲望に忠実なことも、個性であり多様性だ。欲望に打ち克(か)つ人もいるけれども、それはそれで一つの個性だ」と、「個性」や「多様性」といった言葉で、精神修行、霊性の向上というものを片付けられてしまっている気がします。そこで、「霊性の向上による幸福」「肉体を離れて心を自由にする感動」など、人生修行を進める上での幸福感というものはどのように考えればよいのでしょうか。「個性がある」ということは、悪いことではないですね。この世に人が生まれてくるということは、時代を変え、場合によっては性別も変え、職業も変え、家庭環境も変えて、新しい個性を得るため...情欲と、個性や多様性の関係について(前編)

  • 大きな使命や才能を持つ人の結婚について(後編)

    (最後は神仏に全託し、今日、自分にできることをする)「天命がどの程度のものか」というのは、これは、非常に分かりにくいものですが、時折、人混みから離(はな)れて、心静かに自分の内を見つめて、自分の内なるうずきがどのくらいまであるかを、やはり考えるべきだと思います。自分の内なるうずきが、「ああ、どうしても、自分はこういうことをもっとやり進めていかないと納得がいかない」というのなら、やはり、それも一つの道ではあろうかと思いますし、一定の壁が出てくるときもあるので、「心が頑(かたく)ななだけだ」と思えば、それを理解することも大事なのではないかと思います。いずれ、強い使命感を持った方は、価値観の違う方との結婚はかなり難しいことにはなると思いますので、単なるこの世的な条件だけでは、釣(つ)り合いを取るのは難しいのではないか...大きな使命や才能を持つ人の結婚について(後編)

  • 大きな使命や才能を持つ人の結婚について(前編)

    (自分の結婚を犠牲にして、天命に一生を捧げた人もいる)津田塾大学を創立された津田梅子さんは、「男女が愛し合うことも人生勉強の一つではあるけれども、それよりも大事なものがあり、本業が成らないなら、一生独身でも構わないというぐらいの気持ちでなければならない。相方ができることで、この世に引っ張られるぐらいなら、それを捨てるというぐらいの気持ちも要る」というお考えの方であったと聞いています。そこで、「情欲ではなく、大事なものを選び取る。それ以外を捨てる」ということに関して、どのように考えればよいのでしょうか。「天命がいかほどのものか」ということは、各人、持って生まれたものもあるので、難しいと思います。津田梅子さんは、明治の初めに、最年少(満6歳)でアメリカに留学されて、日本に帰ってきて、津田塾大学を創立された方ですので...大きな使命や才能を持つ人の結婚について(前編)

  • 行きすぎた情欲への対処法(後編)

    (どのような人にも、釣り合う相手は出てくるもの)不思議なことに、この世の中には、「まさかこういう人には、もう釣り合う人はいないのでは」と思うような人にも、それなりに釣り合う人が出てくるものです。不思議なことです。アインシュタイン的な天才が出てきたら、「それに釣り合う女性なんかいないだろう。話ができないし」と思うかもしれませんが、それでも、やはり、アインシュタインの話し相手になれるような女性は出てくるのです。「シェイクスピアみたいな人間通の方だったら、とてもじゃないけど、お相手できる女性はいない」と思っても、それなりの人は出てくるものです。「優秀すぎて相手が出てこない」とか、「美人すぎて相手が出てこない」とか、「裕福すぎて相手が出てこない」とか、いろんな言い方はあろうかと思いますが、そういう極端に突出した条件があ...行きすぎた情欲への対処法(後編)

  • 行きすぎた情欲への対処法(前編)

    (結婚には「人間としての一定の成熟」が求められる)情欲が悪しき傾向性にまでなってしまい、自由恋愛で、「相手の合意があれば、他人に迷惑をかけていないので、性的行為を重ねて何が悪いのだ」というように開き直っている人もいます。そのような人のなかには、色情霊の憑依(ひょうい)を受けている場合もあると思うのです。情欲をプラスに転じ、自分の向上のほうに持っていく、「*煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という教えもございますが、煩悩にまみれてしまっている人に対して、どのように対処すればよいのでしょうか。結婚の制度というのは、ある意味で、お互いに、「相手にふさわしい人間になるように、自分を高めなければいけない」という前提があって、成り立っている制度なんです。特に、男性の側は、歴史的にはそうでした。「収入のない男性には娘はやれな...行きすぎた情欲への対処法(前編)

  • コロナワクチンをどう考えるか

    (mRNAワクチンとはどのようなものか)新型コロナワクチンの接種は、昨年12月上旬のイギリスを皮切りに、世界各国で接種が本格化した。日本では今年2月17日から医療従事者を対象に接種が始まっている。日本が接種するワクチンはファイザー製で、mRNAワクチンというものです。このワクチンは遺伝子工学技術を用いた新テクノロジーのワクチンで、短期間で大量に生産できるメリットがメーカー側にある(mRNAワクチンは設計図をメッセンジャーRNAが担う。アストラゼネカ製はベクターワクチンで設計図をウイルスにのせる)。mRNAワクチンは人類にとって全く新しいワクチンであり、これまで想定しなかった、新しい副反応(副作用)が起きる可能性も考慮しなければならないとされている。このワクチンは強力な感染予防効果(90%以上)が期待できる一方、...コロナワクチンをどう考えるか

  • 人と違うことを恐れない(後編)

    (日露戦争中、戦争勃発を知らなかった理学博士)大人であれば、研究者など、一途(いちず)に研究に打ち込んでいる人は、だいたい、そのようになってきます。エジソンの場合も、小学校一年生だったので、その言動がおかしく見えただけであり、大人になって大学者になれば、おかしくはないのです。理科系の研究者で、十年も同じ研究に没頭している人などには、この世離れした人がたくさんいます。頭が良いのに奇人・変人と言われる人は、特に、数学や物理学を研究している学者に多く見られます。その人が「奇人・変人」であって「狂人」ではないことは、給料の出る仕事ができることによって証明されています。ただ、普通は、「つぶし」のきかないタイプ、ほかのところで使えないタイプの人間が多く、役に立たないようなことでも一生懸命にやっている人がとても多いのです。例...人と違うことを恐れない(後編)

  • 人と違うことを恐れない(前編)

    (小学校一年生で学校の勉強についていけなかったエジソン)ここでは、「インスピレーションと自助努力」というテーマで述べていきます。このテーマで、まず思い浮かぶのはトーマス・エジソンです。エジソンは、小学校一年生のときに、学校の先生から、「もう学校に来なくてもよい」と言われました。母親が学校に事情を訊きに行くと、「この子は勉強には適していないので、学校の勉強についていくのは無理です」と言われて、親子ともども落胆したそうです。「小学校一年生で、学校の勉強についていけない」というのは、どういう状況でしょうか。小学校一年生といえば、先生は、まだ、勉強らしい勉強は教えていません。普通の大人であっても、十分に教えられるぐらいのレベルです。日本の教科書を見ても、ほとんどが絵や写真であり、文字はパラパラとあるだけで、教科書と言え...人と違うことを恐れない(前編)

  • 日本の社会主義化を防ぐために(後編)

    (周りの批判に負けない「強い個性」と「自己信頼」を)そのように、「社会主義を復活させたい」というような、大きな力も起きつつありますが、どうか、「くれ、くれ」とばかり言ったり、「とにかく政治が悪い」と言ったりするのではなく、商売でも何でもよいので、「自分でできることは何かないか。新しい道はないか」という発想をしてください。前述した逆発想でいうと、例えば、ある年に、長いスカートが流行っていたら、次に、短いスカートを流行らせれば、スカートは翌年も売れます。逆に、短いものが流行っていれば、次に、長いものを流行らせればよいのです。これはファッションの鉄則です。色も、「赤が流行れば、次は緑にする。緑が流行れば、次に黒や白を流行らせる」というように、流行らせる色を変えれば、毎年、売れ続けるのです。こういうことを仕掛けていく人...日本の社会主義化を防ぐために(後編)

  • 日本の社会主義化を防ぐために(前編)

    (役人は基本的に「不況が好き」である)今は、本当は、外国製品も含めて消費を拡大しなければ、景気が良くならない時期なのです。そうであるにもかかわらず、行政は、勝手に思いついて、消費の拡大を妨(さまた)げるようなことをしているのです。行政が介入すると、良いことはあまりありません。社会主義の根源は、この官僚制にあります。「官僚が力を持つ」ということは、国が社会主義化してくることを意味します。国民が、国の政策に頼り、国に対して「何とかしてくれ」と言うようなことが増えると、「大きな政府」になり、ある意味で日本の国が社会主義化していくことになるのです。役人というものは基本的に「不況が好き」なのです。不況になると、国民が役所にお願いに来ることが増えて、自分たちの権限が増大するからです。役人は、不況が起きるのは大好きであり、「...日本の社会主義化を防ぐために(前編)

  • こう考えれば円高は怖くない(後編)

    (「円高が進むと、円が機軸通貨になる」という見方もできる)これからの未来を拓くのは、やはり、クリエイティブなものの考え方であり、創造的な発想なのです。その一つとして、「物事を、全部、逆にして、新しく考えてみる。正反対に考えてみる」ということが大事です。例えば、「円高になったときに、どう考えるか」ということですが、輸出産業の立場から言えば、「円高になると、日本のものを輸出するときに、外国では実質上の値上げになってしまい、外国の人が買ってくれなくなるので、赤字になり、不況になって苦しい」という発想になります。短期的には、そういう現象は確かに起きてくるでしょう。しかし、これも、逆発想をすれば、「円高が進む」ということは、「日本の円の信用が高まっている」ということでもあるわけです。これは、今後、「日本円を持っている人は...こう考えれば円高は怖くない(後編)

  • こう考えれば円高は怖くない(前編)

    (映画「ウォーリー」に見る未来社会のデザイン)2008年に、「WALL・E(ウォーリー)」という映画が公開されました。ディズニーがピクサーという会社と組んでつくったCGアニメで、「700年分の感動」などと言って宣伝しているので、「すごい広告だな」と思って私も見てみました。ストーリーは次のようなものです。舞台は未来社会の地球ですが、ニューヨークらしき街のなかはゴミの山になっており、環境汚染がひどくて住めないので、人類は巨大な宇宙船で宇宙旅行に出てしまっています。「地球は汚(きたな)いから、きれいになるまで宇宙に行っていましょう」ということで、豪華客船で地球一周クルーズをするように、全員が宇宙クルーズに出て地球を脱出しており、街には人っ子一人いません。地球には人間も動物もいない状態ですが、そのゴミの山を、ウォーリー...こう考えれば円高は怖くない(前編)

  • コペンハーゲンの桜まつり

    デンマークの首都・コペンハーゲンの桜まつり(SakuraFestival)についてお伝えします。デンマークはユトランド半島と多くの島々からなる北欧の国です。隣国のスウェーデンとの間にはエーレスンド橋が架かっています。首都のコペンハーゲンには、王室の宮殿やカラフルなニューハウン港、チボリ遊園地、有名な「人魚姫」の像があります。デンマークのGDPは2015年で2,950億ドル。2016年の一人当たり国民総所得(GNI)は56,730ドルで世界第5位となっている。高齢者福祉や児童福祉が充実しており、国民の所得格差が世界で最も小さい世界最高水準の福祉国家です。市民の生活満足度は高く、国連世界幸福度報告では第1位(2014年)、OECDの人生満足度ではスイス、ノルウェーに次いで第3位でした。2017年にデンマークと国交1...コペンハーゲンの桜まつり

  • 財政赤字改善のためのアイデア

    (公務員に副業を認めると、どうなるか)前述したように、今は、時刻を見ることがほぼ困難であるような時計を平気で売るような世の中なので、まったく反対の発想から逆噴射して政治や経済を見てみると良いことは、たくさんあります。例えば、今の日本は、公務員の数が多く、財政赤字で苦しんでいます。しかし、公務員の副業は原則として禁止されています。公務が公平中立に行われなければいけないため、副業をしてはいけないことになっているのです。例外的に、届け出をすれば副業が許可されるものもありますが、下手に副業をすると、「賄賂(わいろ)をもらった」などと言われて逮捕されたりします。そのように、「公務員は公平中立でなければいけない」という考えがあるのです。しかし、それには、ある意味で、発想の自由性や、マーケット(市場)の勉強をする機会、経営を...財政赤字改善のためのアイデア

  • 難局を打開する逆発想(後編)

    (“無駄なもの”ほど高く売れる)今、例えば腕時計でも、変わったタイプのものがあります。「針がなくて、文字盤の円周部分の二つの点で時刻を示し、中心部分は飾りになっている」というものもあります。本来、時計というものは、時刻を知るためにあったはずです。文字盤に数字を打ち、何時何分であるかを正確に知らせることが役割でしたが、針のないタイプの時計では、その役割が変わってしまっているのです。実際、何かをしながら、その時計で「今は何時かな」と時刻を見るのは、ほぼ不可能に近く、時計としては使い道がありません。そういう意味では、まったく“無駄な時計”です。ただの飾りであり、ファッションです。実用性は、ほぼありませんが、その時計が、けっこうお洒落で高価だったりするのです。それから、最近では、スケルトンといって、内部の構造が見える腕...難局を打開する逆発想(後編)

  • 難局を打開する逆発想(中編)

    (物事を逆に考えてみる「ヘソ曲がりのすすめ」)まずは、「ヘソ曲がりのすすめ」をしてみたいと思います。「物事を逆に考えてみてはどうですか」と言いたいのです。物事は、逆に考えてみると、新しい視点が得られます。新しい視点を得るためのいちばん簡単な方法は、「引っ繰り返してみる」ということなのです。これによって、けっこう、新しい局面を拓くことができます。テレビであれば、昔の、厚くて重い、奥行きのある大型テレビは、選ぶのが大変で、とても主婦の力では動かせないようなものでした。内部がどうなっているか分からないので、「これだけのものが必要なのか」と思ったり、「ずいぶん場所を取って不便だな」と感じたりしていたのではないでしょうか。ところが、今のテレビは、薄くなり、壁掛けテレビのようになって場所を取らないため、その分の空間が空いて...難局を打開する逆発想(中編)

  • 難局を打開する逆発想(前編)

    (まず、「自分自身でできること」を考える)今回は、「クリエイティブに生きる」というテーマを選んでみました。少し視点を変え、考え方の問題として、「発想を変えてみよう」という話をしてみたいと思います。現在、世界的に不況だと言われています。それを政府の政策によって解決していける面もありますが、私が基本的に発信していることは、「個人個人が、まず、自分でできることをやりましょう。『まず、自分自身でできることは、いったい何か』を考えてみませんか」ということです。不況からの脱出法や、会社を立て直す方法、政治の行き詰まりや国際問題を打開する方法などは、いろいろあります。しかし、根本を探っていくと、結局、この「クリエイティブ(創造的、独創的)に生きる」ということになると思うのです。「今までこうだったから、こうする」というように、...難局を打開する逆発想(前編)

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