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2015/11/20

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  • 第二の創世記

    本編は仏陀の言霊(ことだま)でつづられたものである。恐るべき内容である。いまだかつて、かくのごとき激しく、かくのごとき力強く、かくのごとく深遠なるものはない。仏典さながらの、仏陀の獅子吼(ししく)があり、また、人類史上空前の悟りが展開されている。激し過ぎると評する方もいるであろう。難解すぎると嘆く人もいるであろう。もとより承知の上である。本来、直弟子以外に語ってはならぬことを読者の皆様に供することとした。永遠の神理は、永遠に伝えられねばならないからである。(1992年)―――――過去、あなた方が学びたる人類の精神的遺産なるものは、わずか三千年、四千年の歴史のなかに遺(のこ)されているものであろう。それもひとつではあるが、それ以前より、悠久の昔より、この地球に、地上に、あなた方の魂の修行の場に神理を打ち立て、この...第二の創世記

  • 「品格ある国家」への道(後編)

    (文化の花咲く土壌)天才とは一般民衆とは関係なく、突然変異的に生まれてくるのではないだろう。「美の存在」「何かに跪く心」「精神性を尊ぶ風土」という土壌が、一般民衆の一人ひとりの情緒を高め、文化や学問を尊び、愉しむ社会的風土を作り、その中から特に才能に恵まれた人が天才として出現する。逆に言えば、そういう社会的土壌がなければ、天才の種が落ちても育たないのだ。江戸時代末期の日本は、全国に寺子屋があり、幕末の嘉永年間(1850年頃)の江戸での就学率は70~86%。同時期のロンドンでさえ、20~25%だった。明治初期に来日したロシア人メーチコフは『回想の明治維新』で、「読み書きの能力など、日本人のすべての国民にとって当たり前と考えられている」「書かれた言葉を愛好する習性が、ヨーロッパでは見たこともないほど広まっている」と...「品格ある国家」への道(後編)

  • 「品格ある国家」への道(前編)

    (天才を生む土地)発売後2ヶ月足らずで20万部というベストセラーとなっている数学者・藤原正彦氏の『国家の品格』に面白い話が出てくる。天才とはある特定の地域に集中して現れるというのだ。たとえば、アイルランドは人口4百万人にも満たない小国だが、数学ではハミルトンという大天才を生み出しているほか、文学ではジョナサン・スウィフト、オスカー・ワイルド、ウィリアム・イェイツ、ジェームス・ジョイス、サムエル・ベケットというような世界に名だたる文豪を輩出している。お隣のイギリスも同様だ。文学のシェイクスピアやディケンズ、力学のニュートン、電磁気学のマクスウェル、遺伝学のダーウィン、経済学のケインズなど、数多くの天才を生み出した。もう一つ例をあげると、インドはマドラスの南方2百数十キロにある田舎町クンバコム一帯もそうだ。ここで3...「品格ある国家」への道(前編)

  • 天平のミケランジェロ ~ 「国民の芸術」を読む(後編)

    (鑑真和上~静かな気品)鑑真は唐から日本へ行こうと、五度の試みに失敗し、失明しながらも、六度目の決行で奈良・平城京にたどりついた。時まさに、大仏開眼の一年後である。聖武太上天皇は鑑真を手厚く迎え、東大寺大仏殿前で戒律を受け、さらに師のために戒壇院を設けた。鑑真が後に建立した唐招提寺には、鑑真の座像(国宝)がある。我が国の肖像彫刻の最古の、かつ最高傑作と呼ばれている作品である。田中教授はこの「鑑真」像も、公麻呂の作と推定している。日光・月光像と比較してみると、頭部と肩幅の関係、肩の丸みのつけ方など、みなほぼ一致している。仏像と肖像の違いはあっても、両者の静かな気品のある表情は共通である。閉じられた左右の目は、わずかに高さが違うが、これは鑑真その人の顔の正確な写実であろうか。かすかに微笑んでいるようであるが、唇の薄...天平のミケランジェロ~「国民の芸術」を読む(後編)

  • 天平のミケランジェロ ~ 「国民の芸術」を読む(前編)

    (国際的なスペクタクル・大仏開眼供養)今から1270年近く前の天平勝宝4(752)年4月9日、奈良・東大寺の廬舎那仏(るしゃなぶつ)の開眼供養が行われた。インド人の菩提僧正(ぼだいそうじょう)が16mの大仏の顔の高さあたりに据えられた高い台の上に立ち、筆を持つ。その筆から綱がおろされ、地上では聖武太上(だじょう)天皇、光明皇太后、孝謙天皇以下、百官の手に握られている。菩提僧正の筆がおもむろに大仏の眼睛(がんせい:ひとみ)を点ずると、左右それぞれ1.2mほどの両眼が燦然(さんぜん)と輝いた。大仏開眼である。それから華厳経の講義、お祝いの品々献上が行われた後、数十人からなる楽人と刀や盾を手にした舞人が登場して、「久米舞」や「盾伏舞(たてふしまい)」など日本古来からの勇壮な踊りを見せる。その次は外国の楽舞となる。少女...天平のミケランジェロ~「国民の芸術」を読む(前編)

  • 元寇 ~鎌倉武士たちの「一所懸命」(後編)

    (元軍、再襲来)元は1279年に南宋を滅ぼすと、80年には日本遠征のための征収日本行中書省を設け、81(弘安4)年、第2次遠征軍が出発した。高麗を出発した東路軍は、蒙古、高麗、漢人の連合軍で兵数4万、船900艘。南中国から出発した江南軍は、宋人中心に10万、3500艘。東路軍は5月21日に対馬、26日に壱岐を襲い、6月6日に博多湾に姿を現した。しかし、元軍は博多湾沿岸に延々20キロも築かれた石築地(いしついじ)を警戒して、すぐには上陸してこない。石築地は断面で高さ2m余、基底部の幅3m弱、海外側を切り立たせて敵の上陸を阻む一方、陸側はゆるやかなスロープとして騎馬のまま駆け上れるようになっていた。石築地の内側で待ちかまえる日本勢の中にはもちろん季長がいた。季長が鎌倉にまで行って直訴した話は有名になっていて、「源平...元寇~鎌倉武士たちの「一所懸命」(後編)

  • 元寇 ~鎌倉武士たちの「一所懸命」(前編)

    蒙古の大軍から国土を守ったのは、子々孫々のためには命を惜しまない鎌倉武士たちだった。(フビライからの手紙)1268年正月、蒙古帝国第5代皇帝フビライからの手紙が朝鮮半島の高麗からの使者によって、日本にもたらされた。ねがわくば、今より以後、通商して好(よしみ)をむすび、もって相親睦しようではないか。なお、聖人は四海を家となすものであるが、日本が蒙古に通好しないならば、それは一家のうちではないということであり、やむをえず兵を用いることもありうる。それは朕(ちん)の好むところではない。日本の王よ、そこのところをよく考えて欲しい。高麗はこの30年ほど前の1259年、30年近くの戦いに敗北して、蒙古の属国となっていた。半島は蒙古軍の蹂躙(じゅうりん)にまかせられ、抵抗する高麗民衆は「骸骨野(がいこつの)に満つ」という辛酸...元寇~鎌倉武士たちの「一所懸命」(前編)

  • 大和の国と邪馬台国(後編)

    我が国はいつ、どのように建国されたのか?(神武即位は西暦181年)神武即位が181年という仮説が、他の史実や文献と矛盾が生じないか、八木氏は子細に検討する。まず、この時代には、朝鮮半島には楽浪郡や帯方郡といった中国側の出先機関が設けられていた。朝鮮半島でのいわば植民地統轄拠点だが、倭国に関する情報は郡庁で整理されて、首都・洛陽に送られていたとみられる。倭国に神武東征のような大きな戦乱があれば、その情報がここを通じて、中国に伝えられていたのは当然だろう。また『後漢書』によれば、西暦107年に倭国王「師升(すいしょう)」が生口(使用人)160人を後漢の安帝に献じた。これだけの人数を使節、衛兵とともに中国に送れるだけの船が作れたのであるから、その70年ほど後に、神武天皇が船団を組んで瀬戸内海を渡ったというのは、技術的...大和の国と邪馬台国(後編)

  • 大和の国と邪馬台国(前編)

    我が国はいつ、どのように建国されたのか?(日本の建国は、いつ誰によって行われたのか)もうすぐ建国記念日。皇紀2665年、と言っても、知らない人が多いだろうが、紀元前660年元日の初代・神武天皇即位から、この2月11日で2665年目となるという事である。そんな事を言うと、すぐに紀元前660年などというのは、皇室の歴史を引き延ばして政治宣伝をした古事記・日本書紀によるもので、嘘っぱちに決まっている、と切り捨てるのが、戦後の歴史学界の倣(なら)いだ。たとえば平凡社の世界大百科事典の「神武天皇」の項では:日本書紀の記す紀年,辛酉年(かのととりのとし)(前660)即位,76年(前585)に127歳で没というのは史実をよそおった造作であり,6~7世紀の記紀神話形成期に今見るような形に物語化されたものであろう。「史実をよそお...大和の国と邪馬台国(前編)

  • 聖徳太子の大戦略(後編)

    聖徳太子が隋の皇帝にあてた手紙から、子供たちは何を感じ取ったのか?(<皇帝>と<天皇>)これに続けて、齋藤先生は次のように黒板に書いた。”東の天皇、敬しみて、西の皇帝に白す”今度はすぐに読み方を教え、全員で斉読する。「ヒガシのテンノウ、つつしみて、ニシのコウテイにもうす」これは、その翌年に、再び隋の皇帝に送った国書の書き出しです。東の国日本の天皇が、西の国隋の皇帝に心をこめて申し上げる、という意味です。聖徳太子は、このときも中国の冊封体制からはずれて独立する、中国と日本を対等な関係にするという大方針を変えませんでした。それがわかる言葉はどれでしょう。「<皇帝>と<天皇>だと思います」とすぐに一人の生徒が答えた。その通りです。<皇>という字は中国の<皇帝>だけが使える特別な文字でした。だから、子分の国の王様には<...聖徳太子の大戦略(後編)

  • 聖徳太子の大戦略(前編)

    聖徳太子が隋の皇帝にあてた手紙から、子供たちは何を感じ取ったのか?(読めないところはホニャラと読みましょう)日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙なきや。齋藤先生は授業の冒頭でいきなり黒板にこう書いて言った。「さあ、読んで下さい。読めないところはホニャラと読みましょう。」小学校6年生の子供たちを先生は列ごとに指名して、順番に読ませていく。ひのでるショのテンシ、ショを、ニチボツするショのテンシにいたす。ホニャラなきや。わけのわからなさに笑いが起こる。初夏の風が通う教室は和やかな気分につつまれた。「学校で学びたい歴史」で紹介されている齋藤武夫先生の授業風景である。「たいへんよく読めました。ほとんど正解と言っていいでしょう。それではふつうの読み方を教えましょう。」と言って先生は、こう読み上げた。ひいづるとこ...聖徳太子の大戦略(前編)

  • 思い残し

    人間は良く教育を受けなければ、欲望の動物である。「食」「性」「眠」の基本的欲望から、さらには、集団生活の共同幻想として、「財産」「地位」「名誉」「住居」「学校」「職業」などに関して、欲望がふくれ上がる。毎日が焦りであり、たえず他人の評価を求めている。心は騒がしく常に不協和音をかなでている。神の水車は、静かに石臼を回し、少しずつ、少しずつ、きめ細かな粉を引くというのに、あなた方の毎日は、とりとめもないことで、夫婦げんかや親子の葛藤を巻き起こしている。もっと静かに、勉強や仕事を進めようではないか。心の中から、産業廃棄物を排出し、さらには「思い残し」を抱いて、この世を去るのは、虚しい。執着のない日々を、かろやかに過ごしていこう。---owari---思い残し

  • 色情の悪魔

    色情の悪魔は手ごわい。そもそも、食、性、眠は、肉体を持つ人間としては、逃れがたい本能である。仏法真理をくらますようになってくると、その本能は煩悩(ぼんのう)と呼ばれる。人間として生きていく力、自分を守る機能、自分を拡大していく本能と、一致しているため、食欲や性欲、睡眠欲を否定することは、人間としての自己の存在を否定しているかに見える。現代文明では、食欲の苦しみは飽食の悩みに変わられつつある。睡眠欲は、薬でもコントロールできそうである。性欲は、伝統的宗教の戒律をなし崩しにして、性病対策やアブノーマル性欲問題へ移行しつつある。現代には、悪魔が暗躍しているが、性欲問題、つまり、色情がいちばん混乱を起こしやすいようだ。夫婦問題や家庭問題は、砂の城のようなもので、ちょっとした嫉妬(しっと)や自己中心の発言で、波に崩されや...色情の悪魔

  • 倒産の危機

    宗教なら心の問題だけ扱っておればよいと、断言する人も多かろう。しかし、残念ながらこの世を生き抜いていくためには、家族か、少なくとも自分一人の身を養っていかねばならない。お寺や神社が消滅の危機を迎えているだけではない。毎年、数千から万の単位の会社が倒産しているのだ。この場合、数十、数百、数千、数万の人たちが、路頭に迷うことになる。経営者の責任は重大で、失敗率が高ければ、地獄人口の増大に拍車をかけることになる。経営力が、将棋の上段者と初心者の腕の違いと同じで、上段者には大局が見え、初心者には一手先さえ読み切れないのだ。仕事には基本動作がある。宮仕えが嫌いだという理由だけで、起業して、知識も経験も不足しては、成功率は低い。自分の才能を過信して、他人の悪口ばかり言う人が、経営に成功するのも難しい。まず、人間として、立派...倒産の危機

  • 霊能者の運命

    生まれつきの霊能者もいる。人生の途中で、悟りを得たり、神秘現象を経験して、霊能者になるものもいる。いずれにしても、一生を、健全な精神と、健全な肉体のまま、全うすることはたやすいことではない。いつも守護霊や指導霊と共にあることは難しく、この世を徘徊している低級霊や動物霊に、取り憑かれることも多い。まるで蠅取り紙をぶら下げて歩いているようで、こちらには何の用もないのに、向こうからペタペタとくっついてくるのである。明らかな悪霊や悪魔が、かかってくることもある。たいていは、家庭の中の不幸の拡大再生産か、信仰の道の妨害が目的である。もう一度、命綱としての信仰をつかみ直すと共に、邪悪なるものや内容から遠ざかり、静かで透明な心を取り戻すことである。怒りを鎮めよ。不当な欲望を手放せ。異性と出会うことで、世俗的価値観へと逆転して...霊能者の運命

  • はかなくて、つたなくて

    何もかもが長かった。そして、何もかもが短かった。自分の生命を燃やし続けて、そのはかなさを守り続けるのは、とても長かった。そして、その激しさを見る時間は、とても短く、つたなく感じた。大部分の時間は、せつない思い出で、埋めつくされている。夏が来るたびに、自分が得たものと、失ったものとが、通り過ぎてゆく。まるで吹き抜ける風のように。一人の人間として、成し遂げられることは数少ない。おまえはそれでよかったのか。これで満足できたのか。心はうめくように、深い水の中に沈んでゆく。湖の底に、しばし、うずくまって、沈黙の声を聞く。林の中では、かすかに蝉の声が響いてくる。はかなくて、つたなくて、それでも毎年新しい歌をうたうものが、ほかにもいた。---owari---はかなくて、つたなくて

  • 未来の創造

    被造物(ひぞうぶつ)としての心を忘れると、人間は謙虚(けんきょ)さを保(たも)てない。かくして、この世での尊敬がすべてになったり、美人であることに執着(しゅうちゃく)が集まったりする。健康で長生きできることは大事だが、永遠の命である魂の存在を忘れて、唯物的(ゆいぶつてき)生存を最高価値だと考えるようになると、人生から「徳」が失われていく。しかし、迷信や占いにとらわれすぎて、未来をすべて運命とだけ考えるのが、宗教的生き方だと思うなら、それも間違っていると言わざるをえない。未来が変えられないなら、努力を強調することも無意味となろう。日々の生活を深めつつ、人生計画を組み立て、創意工夫と努力で、それを達成することを夢みよ。未来はきっと創造できると、信じ切れる人間は尊い。創造主(そうぞうしゅ)は、自分と同じ気持ちを、人間...未来の創造

  • この世に生まれて。

    宗教にはさまざまな教えがあり、悟りにもいろいろなものがある。そのなかで、結局、いちばん大事なことは何でしょうか。それは、人間の命は生き通しであるということです。自分が授かっているものは、生き通しの命なのだ、と悟ることが大事なのです。人間の本質というのは、魂である。何千年、何万年のあいだに、何十回となく転生輪廻してきたというのが、これが魂の軌跡であります、道筋であります。---owari---この世に生まれて。

  • 運命を変えるほどの、チカラとは―?

    自己の運命に対し挑戦せよ。そのためには、運命とは命が運ばれるのではなく、命を運ぶことであると悟ることだ。人生の激流そのものは変えられなくとも、力強く漕ぎ渡っていくことは可能だ。地球上のすべての道路を舗装することは困難である。しかし、心地よいゴム靴を履けば、どんな砂利道も平気である。幸福をつかみ取るのは、あなた一人の心の力なのだ。―――神は自らを救おうとする人を救う。それが真実であり、二種類の力の方向がありうるのです。一つは天から来る力である。それはすなわち神の慈悲です。そしてもう一つが、人間自身の内側から来る力です。この二つの力が合わさって、一つの力となったとき、人生に奇跡が起きるのです。ですから、神に、あるいは天上界からいい知らせ、福音やよき現象が来るのをただ待っているだけであってはいけません。自分自身の力で...運命を変えるほどの、チカラとは―?

  • ほんとうの「正しさ」はどこにある?

    日本という国は非常に空気に支配されやすい国である。何か一つ象徴的なことが起こるとそれに関わる人たちが、すべて同じ方向に動いていく傾向があります。日本人はまだ本当の意味での個人主義的な考え方ができないのだと思います。―――善悪を分けることは知恵の始まりです。善悪を分ける力が弱いということは、欧米的にいうと知恵が弱いということに相当します。物事のけじめをつけず、善悪をはっきりと判定しないでおくことは、結局、知恵がないことと同じなのです。―――さまざまな学問や職業、経験、社会的事象の変化の中において、何が真理であるのか、ということを常に自らに問わなければなりません。そして、それは同時に何が正しいのかということを問いつづける人生でもあるわけです。世の中にはいろいろな考え方が行動の仕方があります。しかし、あなた方一人ひと...ほんとうの「正しさ」はどこにある?

  • 政府へ要請したこと

    [厚労省・首相官邸へ、コロナワクチンの接種中止を要請する(意見投稿)]コロナワクチン接種による死者は、アメリカではすでに4400人を超えている。永続的な障害が残る副反応者を含めると、7700人に上っている(国立ワクチン・情報センターの5/21公表資料)。EUでは、7000人以上の死亡者と36万5千人のワクチンによる負傷(永久障害)が報告されている。日本でも、すでに86人が死亡(5月26日現在)。このペースでいくとアメリカと同じ接種率(50%)では、878人の方が死亡するという試算になる。厚労省ワクチン分科会副反応検討部会の報告では、「死亡例は欧米より高いという状況もない」という見解で、「ワクチン接種によるメリットはリスクを上回ることから、接種は継続する」と結論づけた。しかし、ファイザーやモデルナのmRNAワクチ...政府へ要請したこと

  • 人作りこそ国家再生への道(後編)

    現代日本の政治の混迷は、人作りの失敗から来ている。(我が先人たちの背骨を作ってきた『論語』)『論語』は1600年ほど前に、海外から我が国にもたらされた最初の書物であった。そしてその「忠恕」や「仁」を核とする思想は、民を「大御宝(おおみたから)」と呼び、すべての生きとし生けるものが「一つ屋根の下の大家族」のように仲良く暮らしていくことを理想とした我が国の国柄には、まことに相性の良いものであった。そして我が先人たちは『論語』に学びつつ、我が国の国柄を深めていった。聖徳太子は、『論語』の「和」を深めて、「十七条憲法」の第一条に「和を以て貴しと為す」と説いた。鎌倉時代の「曹洞宗」の開祖・道元禅師は、世を治めるのは『論語』がよいと推奨していたという。江戸時代には『論語』研究が盛んになり、中江藤樹、山鹿素行、伊藤仁斎、荻生...人作りこそ国家再生への道(後編)

  • 人作りこそ国家再生への道(前編)

    現代日本の政治の混迷は、人作りの失敗から来ている。(鳩山首相は戦後教育の失敗例)参院選での民主党の敗北は、その後の世論調査を見ると、菅首相の消費税言及が水を差したという事よりも、前鳩山政権の迷走ぶりに有権者があきれかえった、という要因の方が大きいようだ。普天間問題一つとっても、具体案もないままに県外移転などと反対派を煽ったあげくに、結局は原案の微修正に終わるという迷走ぶりで、鳩山前首相の無定見ぶりが国政全体を半年以上も引っかき回した。現代日本の政治の混迷が、結局は人の質の問題であることがよく分かった事例であった。これは決して鳩山前首相の個人的な資質の問題ではない。東大工学部卒業、スタンフォード大学で博士号取得という氏の経歴を見れば、現在の教育体制における最優等生であることは間違いない。その最優等生にして、この体...人作りこそ国家再生への道(前編)

  • 学力・体力日本一 ~ 福井県の子育てに学ぶ(下)

    自制心を身につけさせる家庭の躾が、学力・体力日本一の基盤。(塾関係者に与えたショック)平成19(2007)年に始まった「全国学力テスト」で、福井県と秋田県が3年も続けてトップクラスを維持した事に、大手進学塾の栄光ゼミナール広報室室長、横田保美(やすみ)さんは、こう驚きを語った。__________・・・一番ショックだったのは、福井県、秋田県が上位を占めたということです。東京では、小学生の5人に1人以上が受験をして中学校を選ぶ時代。塾に通うのは当たり前になっています。だから、東京をはじめとする関東圏がトップクラスに入ると思っていた。それなのに、通塾率の低い福井と秋田が上位を独占。そういう意味では大きく期待を裏切られた結果でした。受験だとか知識を身につけさせる教育が先進的だと思っていたけれど、実は見落としていたこと...学力・体力日本一~福井県の子育てに学ぶ(下)

  • 学力・体力日本一 ~ 福井県の子育てに学ぶ(上)

    登下校時に校舎に向かって一礼、食事前、清掃前は正座して黙想。生徒たちは自分を見つめながら育っていく。(学力・体力日本一の福井県)全国学力テスト、体力テストの両方で、福井県がトップクラスにつけている。学力テスト(文部科学省が行っている「全国学力・学習状況テスト」)では平成19年から3年連続で、中学の部(3年生)では1位、小学の部(6年生)は秋田県に次いで2位である。また全国体力テスト(「全国体力・運動能力・運動習慣調査」)でも、平成22(2010)年には小学生(5年生)、中学生(2年生)の男女とも1位となった。学力、体力ともに全国最下位近くに低迷した大阪府の橋下徹知事は、こう嘆いた。__________大阪は学力が低かった。体育も低かったら何が残るのか。ふつうは勉強ができなかったら、体育ができる。どっちかなのに。...学力・体力日本一~福井県の子育てに学ぶ(上)

  • 子供が喜ぶ武士道論語(後編)

    「自分の命より大切なものがあると知ったときに、その人の人生は輝きを増して、人間として素晴らしい人生を歩むことができるのです」(世の中には命よりも大切なものが絶対にある)「志」に関連して、『論語』には、「志士仁人は、生を求めて以て仁を害すること無し。身を殺して以て仁をなすこと有り」という一節がある。「志士」とは、国や社会のために自分の身を犠牲にしてでも尽くそうという高い志を持った人のことを言う。仁人とは、気高い志が一人の人間の中で固まって人格ができあがったような人のことである。「志士仁人は、生を求めて以て仁を害すること無し」とは、「志士や仁人は、自分の命が惜しいがために人の道に反するような行為はしない」という意味である。次の「身を殺して以て仁をなすこと有り」は、「時には自分の命を投げ出してでも、人の道を貫き通す」...子供が喜ぶ武士道論語(後編)

  • 子供が喜ぶ武士道論語(前編)

    「自分の命より大切なものがあると知ったときに、その人の人生は輝きを増して、人間として素晴らしい人生を歩むことができるのです」(派遣村に同情する価値なし)空手7段の瀬戸健介氏(昭和21年生まれ)は、毎月、論語勉強会を開催している。4歳の子供から幼稚園児、小学生も参加しているが、みな長時間、お行儀良く真剣に話を聞き、『論語』を学ぶことを楽しんでいる。ある時、瀬戸氏はこんな話をした。__________君たち、派遣村って知っているかな?一時ニュースですごく話題になっていたでしょう。日本が不況になって、クビになった派遣社員が行く所がなくなってしまった。それで日比谷公園に派遣村をつくり、炊き出しをしてもらって年末年始をしのいでいました。彼らにインタビューして、「今、手持ちのお金がいくらですか?」と聞くと、千円とか二千円と...子供が喜ぶ武士道論語(前編)

  • 日本の良さを知ろう

    だいたい「日本がたいへんだ。たいへんだ」と言っていますが、そんなことはありません。経済的な数字の上では横ばいかもしれませんが、その他の点では日本が断然成長しているということを知らなければなりません。前述しましたが、たとえば、日本の休日はどんどん増えてきました。1980年代から土曜日を休日とする週休2日制が広く採用されるようになり、今ではそれが一般的となっています。また、1948年に「国民の祝日に関する法律」ができたときの祝日は9日でしたが、2016年には16日まで増えています。さらにリフレッシュ休暇を採用している会社も増えていますし、企業に対して社員の有給休暇の消化を義務化する動きも強まっています。これだけ休みが増えても経済成長率が横ばいだということは、日本の経済成長率は、実質的には2~3%は上積みできていると...日本の良さを知ろう

  • 中間色の国、日本

    もうずいぶん前のことですが、ケント・ギルバートさんと会ったとき、おもしろい話を聞きました。彼はもともとモルモン教の牧師さんで、日本へ派遣されて、日本語ができるものだから、いつの間にか評論家になっちゃったのですが、毎週テレビに出ると着るものを十も二十も取り換えなきゃいけない。そこでアメリカに帰ったついでに、アメリカの衣料品は安いからたくさん買ってきたのですが、誰にも褒めてもらえない。「いいご趣味ですね」と誰も言ってくれない・・・・・。そこで彼は、アメリカには中間色の服がないということに、ハッと気がついたというのです。アメリカの服の色はどぎついのばかり。それに対して、日本の服は、鴬(うぐいす)色、橙(だいだい)、黄緑、紫鳶(むらさきとび)色、弁柄(べんがら)色、納戸(なんど)色、縹(はなだ)色、江戸紫、銀鼠(ぎんね...中間色の国、日本

  • ほんとうに必要な情報は現場にある

    百貨店に行って、「これから何が売れるんでしょうか」と聞いてみると、現場の人はたいてい「そんなことわからないからお客さんの反応を参考にしている」と言います。たとえば4月、5月になると、そろそろ海水浴に備えてどの水着を買おうかというお嬢さんがやってきます。そのお嬢さんはまず試着室に行って着てみるそうです。しかし、その段階で買う人はまずいないとか。まだシーズンには早いし、みんながどれを買うか見てから決めようとでも考えるのでしょうか。女性の心はわかりませんが、とにかく試着しても買わずに帰っちゃう人が多いそうなんです。「それじゃ大変ですね」と私が言うと、店員さんは、「いいえ、こんなすばらしい情報はありませんよ」と答えてくれた。「現場にとって大切なのは理論や統計ではない。自分のデパートに来たお客様が着てみるかどうかがポイン...ほんとうに必要な情報は現場にある

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