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  • 2023年を振り返る

    2023年を振り返る。2023年は忖度文化が崩れ始めた年だった。これは去年から始まっていた。安倍晋三氏への銃撃から統一教会問題の不正が露呈した。東京オリンピックにおける電通をはじめとする業界と政治の癒着問題もあきらかになった。これまで「忖度」の言葉のもとに、どうせ何を言ってもかわらないと言う雰囲気が薄れ始めたのである。そして2023年になった。ジャニーズ問題、ビッグモーター社問題、日大アメフト問題、宝塚問題、ダイハツ問題などこれまで隠蔽されてきた大きな問題が次々と明るみになった。「忖度」の言葉で丸め込まれてきた問題だ。だれも言わなかった問題が、だれもが言うようになった。そして安倍派のパーティ券問題である。金がこの国を動かしてきた。そして金の力で権力を構築し、だれも批判できないような国を作ってきた。日本は緩...2023年を振り返る

  • 『セクシー田中さん』は今期一番のドラマだった

    『セクシー田中さん』は今期一番のドラマだった。なんだか一昔前のようなタイトルだったので、全く期待していなかったのだが、肩がこらないドラマでありながら、深い内容であり、日常にくじけそうになりながらも前向きにさせてくれるいいドラマだった。最初は『ハケンの品格』のように「田中さん」はスーパーウーマンなのかなと思って見ていた。しかし逆だった。「田中さん」は本当に地味で、不器用で、友達もいなく毎日いきているだけの会社員だった。しかしそんな自分を変えようとベリーダンスを習い始める。ベリーダンスにハマり、同時に自信を持ち始めることになる。「田中さん」の周りの人たちも、そんな「田中さん」の魅力にはまっていく。そして「田中さん」に刺激を受けて、それぞれが自分たちの生き方を模索し始める。見ている私も刺激を受けた。決して派手な...『セクシー田中さん』は今期一番のドラマだった

  • 映画『ファーストカウ』を見ました。

    映画『ファーストカウ』を見ました。最初は何だかわからないで進んでいって、このまま訳がわからないまま終わるのかと心配になってしまったのですが、後半から話が見え始めると、いきなり引き込まれて行きました。単純なストーリーと言えばそれまでなのですが、今と違い、本当に先が見えない世の中で生きていく開拓者の生きざまが心を揺さぶりました。2人の主たる登場人物がいます。ひとりは元料理人。もうひとりは中国からやってきた移民。2人はお互いに集団をつくるのが苦手であり、そのために行動を一緒にするようになります。そのふたりがふとしたことから金儲けの方法を見つけ出します。しかし、それはリスクも一緒でした。ふたりの運命はいかに。絵空事のようでもあり、一方ではリアルでもあり、夢を生きていた時代の厳しさとワクワク感が伝わってきます。しか...映画『ファーストカウ』を見ました。

  • 『下剋上球児』の感想

    今期のドラマが次々最終回を迎えている。今期も楽しませていただいた。日曜劇場の『下剋上球児』は肩の凝らない感動ドラマだった。試合のシーンは臨場感があり、緊迫感が伝わってきた。丁寧に描かれていた。鈴木亮平、黒木華、そして高校生を演じた若手俳優、それぞれ魅力的だった。特に高校生を演じた役者たちは、最初は誰が誰だかわからない状態だったが、見続けていくうちに役柄が頭の中にインプットされ、個性が見えてきた。そしてそれとともにおもしろさが急激に増加した。ただし、監督が教員免許をもっていなかったという設定はひどい。ありえない。現実にそんなことがあったら大スキャンダルである。当然校長の首は飛ぶし、その監督が復帰することなどありうるはずがない。せっかくのドラマがリアリティを失ってしまった。さすがにあの回以降見るのをやめかけた...『下剋上球児』の感想

  • 田崎史郎氏と裏金

    自民党が危機に陥ったので田崎史郎氏が大活躍である。田崎氏は自民党のスポークスマンであり、ジャーナリストではない。自民党の代弁をジャーナリストのふりをして語るにすぎない。田崎氏のうまさは懐が広いということである。最初の段階ではある程度相手を責めさせて、自民党の非を認め、自ら自民党の悪いところを批判するのだ。今回もこれまではそれほど目立つ発言をしていなく、だいぶおとなしくなったと感じていた。しかしいよいよ田崎氏の田崎氏らしい姿が見え始めた。きょうたまたま『ひるおび』を見ていた。自民党の裏金疑惑の報道で、朝日新聞とNHKがスクープを連発していることを取り上げ、「検察がメディアをうまく利用している」「メディアと検察の関係も考えなければならない」と言い始めたのだ。あたかも検察と朝日新聞がグルになって世論誘導をしてい...田崎史郎氏と裏金

  • 大学の授業料をどうすべきか。

    前回大学に授業料が他国と比較して高いことを述べた。ではどうすればいいか。私見を述べる。まずは大学の授業料の問題と、少子化の問題を別の問題として分ける必要がある。これを一緒くたに考えると混乱が生じる。では大学の授業料をどうすべきか。もちろん下げる必要がある。できれば今の三分の二ぐらいの授業料にしたい。もちろんそのための予算は国の予算からの支出なので、はじめから大学に行くつもりのない家庭からの反発があることは予想される。しかし知識は国の財産である。その財産を育てることに国家予算を使う事は悪いことではない。特に科学技術の発展のためには絶対に必要である。つけ刃的な減税よりも未来への投資を優先するほうが望ましいのだ。なお、この授業料の減額については様々な方法があろう。今思いつくのは、卒業したら返済の必要のない奨学金...大学の授業料をどうすべきか。

  • 大学の学費の国際比較

    先日、岸田政権の打ち出した3人以上の子どもを持つ世帯に対する大学授業料の無償化をについて批判の意見をここに書いた。ここでは大学の学費はどうすればいいかについて意見を述べたい。今回は海外比較を行う。大学の学費が日本より高い国はアメリカである。日本と同レベルと考えていいのはイギリス、オーストラリア、韓国などの国であり、イギリス以外のヨーロッパの国は明らかに日本よりも低い。アメリカが日本よりも高いならばそれでいいではないかと考える人もいるかもしれないが、実はアメリカは奨学金の制度が充実している。しかもアメリカの大卒の人材は日本よりも圧倒的に給料が高い。日本の場合は学費も高めだが、給料は安い。奨学金の制度も利子つきのものが多く、充実しているとは言えない。大学に行くことは逆に経済的には負担だけになっているのだ。だっ...大学の学費の国際比較

  • 政治資金規正法のザル

    政治と金の問題は何年か周期で起きる。その度に政治資金規正法が問題となり、改正が行われる。問題は改正案が出るたびに、これは「抜け道がある」と野党に指摘されてきたということである。単純にすべての購入者と購入金額を公表してしまえばいいだけのことなのに、自民党はいろいろと理屈をつけて透明化を阻止してきた。今回のパーティー券の問題も20万円以内の購入者は名前を公表する必要がない。これが不正の温床になってしまうことは改正の際に言われていたことなのだ。もし現行のままならば例えばある企業が10人が買ったことにして200万円を支払うことだって、名前を公表しないのだから可能になってしまう。自民党の常とう句は「政治には金がかかる」だが、そのために政党助成金ができたのだ。それ以上のお金が必要ならば、すべて名前を公表して献金するよ...政治資金規正法のザル

  • 悪夢の安倍政権

    安倍晋三氏が総理大臣時代、民主党政権を「悪夢の民主党政権」と批判していた。しかしここに至っては安倍政権こそが「悪夢」であったことが明白になってきた。以前にも書いたことがあるが、安倍政権を評価できるのは、雇用を回復したということと、中国や韓国に強気の対応を示したことである。雇用を回復するための方策として「アベノミクス」があった。しかし「アベノミクス」は中途半端に終わり、雇用を回復するまではできたが、デフレは解消せず、ただ借金を増やすだけに終ってしまった。しかもその出口が未だに見えなくなってしまっている。借金が増えただけだから、日本経済にとってはこれから何年も重い足かせとなる。中国韓国への強気の姿勢については評価できるが、一方ではロシアとの領土問題は明らかに後退してしまった。これは大失政だった。さらにはアメリ...悪夢の安倍政権

  • 大学無償化?

    岸田政権が迷走している。政府は少子化対策の一環で、3人以上の子どもを持つ世帯に対し、所得制限を設けずに大学の授業料を2025年度から無償化する方針を固めた。この政策は意味不明だ。ある意味国民を馬鹿にしているとも言える。大学の学費が大きな負担になっているのは事実である。大学はすでに無償になっている国もあるという。少なくとも日本の大学の学費は高いのはあきらかだ。そんななか3人以上子どもをもつ世帯に授業料を無償化すると打ち出した。一見よさそうな政策ではある。しかしよく考えてほしい。こんなにでたらめな政策はない。まずは不公平である。3人兄弟だから大学はただで、一人っ子だから大学に行くのに金がかかるという理屈が通るはずがない。しかも少なくともこれは今大学を目指す子どものいる家庭ではすでに遅い。いまさらそんなことを言...大学無償化?

  • 映画『熊は、いない』を見ました。

    映画『熊は、いない』を見ました。イランの国内事情などが見事に映像化されていて、刺激を受けます。しかし予備知識なしでみたので、作品の構造が見えてきません。私自身の責任なのかとは思いますが、物足りなく感じてしまいました。パナヒ監督はトルコで偽造パスポートを使って国外逃亡しようとしている若い男女を主人公にしたドキュメンタリードラマ映画を撮影しています。しかしその現場に監督はいません。監督は隣の国イランの国境近くの小さな村からリモートで指示を出します。このあたりの事情が私にはしっくりと入ってきません。監督は、滞在している村でも恋人たちのトラブルに巻き込まれてしまいます。監督自身も警察から目をつけられます。このあたりも重要な場面を見逃してしまっているのか、私の中ではうまくつながっていきません。事前に学習したり、もう...映画『熊は、いない』を見ました。

  • 山田太一さんのこと

    山田太一さんが亡くなった。山田さんは私の師である。もちろん私が勝手に思っているだけで、会ったこともない。しかし山田太一さんのドラマはどれだけ私に影響を与えたであろう。テレビのシナリオライターにあこがれて、養成所に通ったりもした。つまらない脚本を何本か書いてみたりもした。いまだにテレビドラマや、映画が好きなのも山田さんの影響である。ご冥福をお祈りする。何と言っても、『男たちの旅路』である。これを見たのはおそらく小学生の時だろう。大きな衝撃を受けた。テレビドラマという概念がいきなり広がった。こんなに人間の姿を生々しく描くことができるのかと興奮していた。その後も『高原へいらっしゃい』、『岸辺のアルバム』、『緑の夢を見ませんか?』、『沿線地図』、『獅子の時代』、『シャツの店』など、本音を言えない時代の現代の苦しみ...山田太一さんのこと

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