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uparupapapaの徒然草 ~第2章~ https://blog.goo.ne.jp/uparupapapa

念願だった退職後の生活。 どう過ごしていくか暗中模索の日々で、 思いついた事をつらつら記していく

uparupapapaの徒然草 ~第2章~
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2015/09/29

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  • 奇妙な果実〜鉄道ヲタクの事件記録〜 第12話 近衛文麿首相

    1937年(昭和12)企画院が発足した年は日独防共協定に伊が加わり、大本営が戦時下以外にも設置される大本営令が発布され、日本が日中戦争に突入した年でもある。時の首相は近衛文麿。6月4日に第1次近衛内閣を組織、首相就任時の年齢は45歳7か月、初代首相・伊藤博文に次ぐ史上2番目の若さであった。彼は言わずと知れた千年前から続く藤原五摂家筆頭近衛家の出である。影山秀則が企画院技師兼任として近衛内閣の中枢機関に関われたのは、単に順当なキャリア故ゆえだけではない。近衛文麿という人物の思想や人格が、秀則のような人材を引き寄せたともいえる。どういう事か?それを説明するには、近衛文麿の生い立ちに触れなければならない。1891年(明治24)10月12日近衛篤麿公爵、旧加賀藩主前田慶寧侯爵の五女・衍子の間に、東京市麹町区(現:...奇妙な果実〜鉄道ヲタクの事件記録〜第12話近衛文麿首相

  • 奇妙な果実~鉄道ヲタクの事件記録~ 第11話 島村の愚痴

    秀則一家が家族旅行から一週間ぶりに帰る。おアキさんにお土産を持参して。「ただいま、おアキさん。留守中変わりはありませんでしたか?」「旦那様、奥様、お帰りなさいませ。特に何もございませんでした。お帰りになられるこの瞬間までは。」帰ってくるなり騒々しい秀彦と早次を見て、ため息交じりにそう言った。「ねぇねぇ、おアキさん!海ってね、とっても大きいんだよ!海の向こうはね、また海で、そのまた向こうもまだまだ海なんだ!そのずーと向こうには雲がモクモクってこ~んなに広がっているんだ!ね、凄いでしょ?ほんでもって、大っきな波がザッバーンって何度も何度もやって来るんだよ!ボクは『ワ~!』って慌てて逃げても、凄っごい速さで追いかけてくるんだ。おアキさんにもみせたかったなぁ~!あ!そうだ!これこれ!」そう言ってリュックの中から四...奇妙な果実~鉄道ヲタクの事件記録~第11話島村の愚痴

  • サムネと内容は全く違うよ。でもね、言いたい事はここに紹介するに値すると思います。

    ホンダやトヨタの不正問題の本当の原因は「あの人物」だということをご存知ですか?【ゆっくり解説】サムネイルと具体的内容には齟齬があるというか、完全に別内容であり、意図的な釣り釣りタイトルである。本当の内容に即したタイトルは、動画サムネ下部にある大文字部分「ホンダやトヨタの不正問題の本当の原因は「あの人物」だということをご存知ですか?【ゆっくり解説】』である。だが制作者が敢えて釣り釣りタイトルにしたのは、何某かの事情があるのだろう。つまりYouTube運営が当局に忖度し、弾圧によるアカウント規制を回避したとか?この動画で取り上げている自動車業界と監督省庁の問題が、如何に国民に対し不利益を与えているかを訴えている問題回であるから。動画内で主張している内容は、実はそっくり財務省や他の行政機関・省庁にも当てはまる。...サムネと内容は全く違うよ。でもね、言いたい事はここに紹介するに値すると思います。

  • 奇妙な果実〜鉄道ヲタクの事件記録〜 第10話 初めての家族旅行

    秀則が視察で海外に出発したのは、2.26事件で軍部が実権を握る暗い世相の始まりの頃だった。世界恐慌の混乱からいち早く脱した日本(といっても好景気を迎えられた訳ではない。庶民の生活は貧しいままで、国家経営がどん底から這い上がったというだけ。)しかしその一番の功労者である高橋是清がクーデターの犠牲になるなど、アメリカの人種差別の批判などしている場合ではない程の、政治の世界に理不尽な暴力がまかり通っていた。結果、軍の要求は即ち国家の施策となり、鉄道省の役割も戦争準備の総動員体制構築が急務となる。秀則は海外視察から帰ってすぐの1937年6月、鉄道省本省の運輸局運転課への配属となった。そして翌月の7月7日盧溝橋事件勃発。小競り合いの末、翌8月に入ると戦闘が本格化しだす。ついに日本は帝国陸軍の派兵を決定、人員、物資の...奇妙な果実〜鉄道ヲタクの事件記録〜第10話初めての家族旅行

  • 奇妙な果実~鉄道ヲタクの事件記録~第9話 外遊のお土産話

    警告!今話の内容には残酷な描写が含まれます。苦手な人はご注意ください。秀則が帰国して一週間が経った。秀彦と早次の成長の速さは、一年の空白を埋める以上に大きい。一緒に過ごしていたら気づかない一日の貴重な重さが、離れていたがために今更ながら心のひだに突き刺さる。秀彦が裏庭に咲くアジサイの葉に泳ぐデンデン虫を、この世の奇跡を目撃したかのように真剣な表情で観察する様子。早次が母百合子にしがみつき、その肩越しに僕を見つめる様子。そこは早次にとってこの世で一番安心できる場所であると主張している。塀越しに豆腐屋のラッパが聞こえてくる。ああ、ここは日本なんだ。海外での暮らしも決して危険なことは無かった。ある一度の経験以外は・・・。ただ、その体験時以外も平時は気が抜けない。いつも心の鎧を脱ぐことは無かった。外国とはそういう...奇妙な果実~鉄道ヲタクの事件記録~第9話外遊のお土産話

  • 奇妙な果実〜ビリーホリデイ

    警告⚠️この動画はショッキングで残酷な写真と歌詞が載せられています。苦手な方、こういうのが嫌いな方は決して見ないでください。この回のblogは『奇妙な果実〜鉄道ヲタクの事件記録』の背景となる【ビリー・ホリデイ】の歌を紹介する動画を載せました。何故『奇妙な果実』なのか?一連の物語の終盤に分かってくると思います。それはまだ先のお話ではありますが、今回紹介するこの歌の動画は、今後投稿・発表する物語のテーマの内容を先取りした伏線を意図したものです。歌の背景にショッキングな写真が登場します。苦手な方は決して見ないで(聴かないでください)。奇妙な果実〜ビリーホリデイ

  • 奇妙な果実~鉄道ヲタクの事件記録 第8話 在外研究員の外遊

    次男『早次』が誕生したのは翌年3月であった。その頃には兄夫婦の子供たちも加わり、毎日がお祭り騒ぎのような賑わいが百合子の実家を賑わせていた。百合子自身にとって、産前産後の実家暮らしが長期にわたって続くより、我が家と実家を行ったりたり、来たりという生活が一番良いようであった。そんな暮らしができるのも、実家の近くに居を構えた者のお手軽な特権であろう。もちろんそんな環境を支えてきたのは、おアキさんの獅子奮迅の活躍があったからではあるが。「おアキさん、どうだ?」ハァハァ言いながら僕が駆けつけると「旦那様、お疲れ様でございます。まだでございます」と、頭を下げ、とり澄まして云うと、「秀則さん、お早い御着きで。」と百合子の母、ハルが応える。幼い秀彦が僕に気がつき、「お父さん~!」と走り寄る。秀彦にとって初の弟か妹の誕生...奇妙な果実~鉄道ヲタクの事件記録第8話在外研究員の外遊

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