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uparupapapaの徒然草 ~第2章~ https://blog.goo.ne.jp/uparupapapa

念願だった退職後の生活。 どう過ごしていくか暗中模索の日々で、 思いついた事をつらつら記していく

uparupapapaの徒然草 ~第2章~
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2015/09/29

  • 直接民主制について

    長年タブーだった研究「もし核兵器で攻撃されたら、生き残った命をどう助ける?」日本の専門家がついに取り組み始めた(47NEWS)長年タブーだった研究「もし核兵器で攻撃されたら、生き残った命をどう助ける?」日本の専門家がついに取り組み始めた(47NEWS)-Yahoo!ニュース日本の被爆者医療の専門家たちが、いまだに効果的な治療薬も検査法も確立されていない被爆時の治療法の研究に昨年の秋から取り組み始めた。実はこの分野の研究は、長年「...長年タブーだった研究「もし核兵器で攻撃されたら、生き残った命をどう助ける?」日本の専門家がついに取り組み始めた(47NEWS)-Yahoo!ニュース長年タブーだった研究「もし核兵器で攻撃されたら、生き残った命をどう助ける?」日本の専門家がついに取り組み始めた4/18(火)10...直接民主制について

  • あの日のホワイトクリスマス

    幸《さち》が8歳の誕生日を迎える数か月前。父の仕事が破綻した。払いきれない負債に押しつぶされそうな父。必死で奔走したがとうとう万策尽き膝から崩れ、地面に手をついた。「これまでか・・・。」父は期日までの返済が不可能だと知り、無責任ではあるが不履行の道しか選択の余地は無かった。債権者に申し訳ない。家族に申し訳ない。自分の不甲斐なさに涙した。誰にも言い訳できないが、ここは心機一転、再起を目指すしかない。債権者に置手紙を残し、姿を消した。必ず返済するから、それまで待って欲しいとの置手紙を残し。妻には債務が及ばないよう、離婚届と姿を消す事の詫びを連ねた手紙を送る。「でもあくまで緊急避難の一時的な措置であり、近いうちに必ず挽回し帰るから、それまで何としても耐え忍んで」との言葉を残して。残された妻と娘の幸《さち》。妻は...あの日のホワイトクリスマス

  • 最初のホワイトクリスマス

    私の名は幸《さち》。5歳の女の子。今日はクリスマスイブだそう。お母さんがそう教えてくれた。「クリスマスイブって何?」「今日はとってもおめでたい日の前の日なのよ。」「????」「幸《さち》は去年も一昨年《おととし》も一緒にクリスマスを過ごしているわ。でも幸《さち》は覚えていないのね。そうね・・・、去年も一昨年も幸《さち》は幼かったし、お母さん、身体が弱くて何もしてあげられなかったものね。覚えていなくて当たり前よ。ごめんなさい、幸《さち》。でもその分、今年こそお父さんとお母さんと一緒にお祝いをしましょうね。」「そうなの?よくわからないけど、何だか嬉しい!!」そう聞いたせいか、今日はいつもと違うみたい。だって、お外の行き交う大人たちはセカセカ速足で歩くし、街にはシャンシャンシャンシャンという音と共に、心がウキウ...最初のホワイトクリスマス

  • 最後のホワイトクリスマス

    十日前、母は去った。父は半年前に姿を消した。私の名は幸《さち》。でも名前の意味とは縁遠い幸薄い女の子だ。私は今日の誕生日で8歳になる。でも家の中には食べ物は無い。冷え冷えとした部屋の中は、薄い布団があるのみ。窓の外にお隣さんのキラキラ光るイルミネーションが見える。その家には優し気なお母さんと、お父さんの姿が見え、子供たちと楽しそうに飾り立てたクリスマスの飾りから、幸せが伝わってくる。もう1週間、何も口にしていない。水だけの暮らしに限界が来たようだ。電気を止められたこの部屋は、窓の外のチラチラ光る明かりだけが光を灯している。家に電話は無い。学校か児童相談所の人かわからないが、2度ほどドアを叩いたが、私は出なかった。あの怖い借金取りかもしれないから。「誰か助けて!!」心の叫びは誰にも届かない。お母さん、お父さ...最後のホワイトクリスマス

  • 『シベリアの異邦人 ~ポーランド孤児と日本~』 連載版 第35話 最終回「連帯」Niezależny Samorządny Związek Zawodowy „Solidarność”

    『連帯』(NiezależnySamorządnyZwiązekZawodowy„Solidarność”)誕生母ヨアンナの命の灯が細く、小さくなった頃、再び大きな事件が起きた。1980年7月ルブリン及び郊外にあるシフィドニクの労働者がストライキを起こす。ストライキは大胆にも社会主義政権に対する抗議の行動である。その発端は7月8日、オートバイ製造メーカー『WSK』シフィドニク工場に務める工員たちの不満爆発。ストは瞬く間に拡大、ルブリンから周辺工場へ広がりを見せ、鉄道などの交通機関は麻痺、参加企業150件、約5万人もの労働者がストに参加した。彼らは10年前のグダニスク暴動デモやストライキのような、口先で騙され直ぐに鎮圧されてしまうような甘っちょろい方法ではなく、労働者同志の横の連携を継続的に強化し、工場のロ...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第35話最終回「連帯」NiezależnySamorządnyZwiązekZawodowy„Solidarność”

  • シベリアの異邦人 ~ポーランド孤児と日本~連載版 第35話「プラハの春とグダニスク暴動と結婚?」

    高校卒業後、アダムはグダニスク工科大学へと進んだ。地元の大学と云う事もあり、電話局の交換手として働くエミリアとは順調に交際は続いていた。グダニスクの学生街はふたりにとって数々の愛の思い出が今も息づいている。ある日のエミリアの日記思い出あの人の大学前で喧嘩した。泣きながら走った石畳。仲直り。一枚のコートを二人で羽織り、寒くて震えながら歩く帰り道。裸電球が揺れるあの人の部屋。若い二人に夕暮れの活気と周囲の人々の好意。あの人が好む詩を読んでくれた陽だまりの公園。傷つく度たび優しさを知り、大事な思い出ほど鮮やかに残る。ふたりがかけがえの無い青春を過ごしたこの街はそういうところ。改めてそう思うふたりであった。1967年無事卒業後、アダムはグダニスク造船所に技師として就職、開発部門の部署に配属された。その先にはレフ・...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第35話「プラハの春とグダニスク暴動と結婚?」

  • 『シベリアの異邦人 ~ポーランド孤児と日本~』連載版 第34話 「エミリアの献身」

    男の子はあるときを境にして、急に大人びる事がある。アダムはある時から成長し、明らかに少年から男らしさが溢れ出るような高校生へと変わっていった。それにはアレックの存在が強く影響している。アレックは母ヨアンナと同世代でありながら、自分と対等な友として接してくれ、同時に父親のような包容力も持っていた。母からは人として持つべき心構えを教えてもらったが、父親のようにはいかない。アダムが誕生した時には既に父フィリプはいなかった。だから一度も父の姿を見ていない。数少ない写真の中でしか会えないのだ。ヨアンナから父フィリプの事は色々聞いてはいるが、やはり父の居ない家庭はどこか寂しさが漂う。ヨアンナが仕事をしている間は、基本ひとりなのだから仕方ない。エミリアがうるさい程やって来るが、父親不在の埋め合わせにはならない。エミリア...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第34話「エミリアの献身」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版 第33話「アダムと母の教え」

    ヨアンナの食堂も次第に軌道に乗り、今ではいつも活気に満ちている。造船所が近くにある事と、漁師が足繁く通う関係で絶えず客足は減る事がない。ヨアンナは齢40代となっても、その品の良い美しさは衰えていない。未亡人に言い寄ろうと画策する男どもには事欠かなかった。その中には格好をつけ、自分のインテリジェンスな一面をアピールするため、共産圏の閉じた社会の外の聞き齧ったばかりの外国の話題を口にする輩も現れる。彼らは自由な外の国の話題に飢えていた。ヨアンナの食堂の外ではこの国で御法度な話題も、ここの中だけでは許される。さりげなく西側の音楽が流れ、西側のファッションを真似た労働者も散見された。そんな空気の中、イギリスやフランスの流行り歌や、「アメリカのコーラは旨い」だの、「ケネディはいい男だが、お坊ちゃまだね。」みたいなに...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第33話「アダムと母の教え」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版 第32話「アレックとアダム」

    ポーランド北部のグダニスク(ドイツ名ダンツィヒ)に移り住んだヨアンナ一行。移住後彼女は息つく間もなく、生活の糧を得なければならない。青年会支援者たちの力添えもあって、街の片隅に小さな食堂を開くことができた。そこは彼らの憩いの場となり、近くの造船所で働く工員たちも客として徐々に増えてきて、何とか生活の目途が立つくらいの繁盛を見た。ヨアンナは生きるため、我が子を育てるため必死で働いた。一方ワルシャワでは、ヨアンナ宅でソ連の治安部隊に巻き添えの銃撃を喰らい瀕死の重傷を負っていたアレックも、何とか一命をとりとめる。ようやく体力も回復し自由に動けるようになると、エミルやハンナの元に元気な姿を見せたくなる。そう思うといても立っても居られない性格のアレックは、直ぐ様ヴェイローヴォ孤児院で働くエミルたちに逢いにやってきた...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第32話「アレックとアダム」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版 第31話 「国がソ連に飲み込まれる・・・」

    ここからは戦後ポーランドの歩みを紹介しながら展開していきます。場合により物語が時系列から事柄ことがら別に外れる事、前回のストーリーからも少しながら遡さかのぼったりと、ややこしくて分かりにくい事をご容赦ください。ソ連進駐後のポーランドの歩み第二次世界大戦終結後の1945年、ロンドン亡命政府と共産主義会派のルブリン委員会が合同、国民統一臨時政府成立。しかしソ連赤軍が駐留、臨時政府を傀儡政権化した。亡命政府系要人は再び亡命するか、逮捕・処刑された。戦後まもない1945年当時、すでにソ連は西側連合国に対する表向きのポーズで「社会主義へのポーランドの道」の標語や「プロレタリア独裁はポーランドでは必要ない」との発言が強調され、柔軟路線を追求した印象を与える事に腐心した。表向きの民主主義。しかし戦後ポーランドは特に混乱...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第31話「国がソ連に飲み込まれる・・・」

  • 『 シベリアの異邦人 ~ポーランド孤児と日本~』 連載版 第30話「ヨアンナが生きる別の世界」

    第29話で殺害されたヨアンナの別の運命に視点を移してみよう。私たちの生きる世界は普通ひとつだけと認識しているが、実は微妙に異なる無限の世界が存在するとの説がある。『パラレルワールド』聞いた事があるだろう。例えば自分の人生だけとっても、ほんの少しずつ違う別の運命を辿る別の人生が別の世界では存在する。幾重にも、幾重にも無限に存在するというのだ。例えばある時、落としたハンカチを拾おうとして交通事故にあったり、または別の(隣の)パラレルワールドではそれが回避できたり。ほんの小さなきっかけの違いで、無数且つ別々に存在する世界がある事を。微妙に、でもその先は大きく変わる別世界が何重にもあることを踏まえてほしい。その前提で今後の物語は始まる。戦後編ヨアンナとアダムの住むささやかな家に赤軍兵の一団が踏み込もうとした少し前...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第30話「ヨアンナが生きる別の世界」

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版 第29話「新たな征服者」

    1944年蜂起終息目前の10月のある日、ヨアンナは体調の異変に気付いた。どうやら妊娠したようだ。ヨアンナはフィリプに告げると、フィリプはただ無言で見つめ続けた。もしかして望まれない子供だった?ヨアンナは一瞬不安になった。しかしよく見るとフィリプの頬には一筋の涙が流れている。「ありがとう!ありがとう!ヨアンナ!!ありがとうございます神様!!!」思わず天井を見上げ、ヨアンナと神に感謝した。そしてそっとヨアンナを抱きしめ、いつまでもいつまでも抱擁する。その翌朝からフィリプは人が変わった。どこがどう変わったのかうまく説明できないが、男は幾度か脱皮の機会が訪れる。まさにフィリプはその時だった。自分の子が生まれる!信じられない!!当然だが実際に出産を経験する女性と違い、男には赤ちゃんが生まれるという実感を体験する本当...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第29話「新たな征服者」

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版 第28話「ワルシャワ市民蜂起」

    1944年6月22日ソビエト赤軍がバグラチオン作戦を決行、ドイツ中央軍団が壊滅的敗北を期し、敗走を始めた。7月29日以降、モスクワの放送局からワルシャワ市民に対し、決起を呼びかけるラジオ放送を流し続けた。赤軍は7月30日、ワルシャワまであと10km地点まで迫っている。ラジオから赤軍がすぐそこまで迫ってきたとの情報を得、ワルシャワ国内軍は赤軍の位置から進撃からワルシャワ到達には時間はかからないと判断、赤軍の呼びかけに呼応して、8月1日ワルシャワに於ける武装決起を実行する事を申し入れた。しかしその7月30日、実は危機感を抱いたドイツ軍が反撃、赤軍は甚大な損害を被っていた。更に補給が行き詰まり、結果赤軍は進撃をそこで停止する。だが赤軍側は進撃停止の情報を故意に隠匿し、ポーランド国内軍に伝えなかった。その事実を知...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第28話「ワルシャワ市民蜂起」

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版 第27話「ヨアンナの結婚」

    ユダヤ人のゲットー蜂起が収束を迎えてもなお、ヨアンナの様子は落ち着かない。あれだけの惨劇を目撃して平気な人の方がおかしいと思うが、ヨアンナはあまりにも前のめりに関わり過ぎた。精神的に深い傷を残した人は多い。ヨアンナもそのひとりだった。とてもじゃないが、見てられない。憔悴しょうすいするヨアンナを周囲の者たちが心配する。特にフィリプはどうしたらヨアンナを元気づけられるのか?愛するヨアンナ。できれば自分の愛で彼女を救えたらどんなに良いか?フィリプは意を決し、すべての勇気をかき集め、思いを告白しようと思った。ヨアンナの心の中にまだ井上敏郎がいる事は知っている。此処ここで告白しても、玉砕は免れないだろう。それは悲しい。できれば避けたい。今振られるより、いつまでも心の中に秘めていた方が、微かな希望に傷をつけないだろう...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第27話「ヨアンナの結婚」

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版 第26話「ワルシャワゲットー蜂起」

    ポーランドの首都ワルシャワは、同一の戦いに於いて異なる民族が2度にわたり蜂起した人類史上稀にみる都市である。一度目はユダヤ人、2度目はポーランド市民。そんな頃の物語。その頃のワルシャワはドイツ軍による支配の中、混沌と劇的な変革の渦中にあった。その一番の主人公はワルシャワ在住のユダヤ人の存在だった。ドイツ軍のポーランド侵攻直前当時、ワルシャワにはユダヤ人が37万5000人いた。実に市内人口の30%を占め、アメリカニューヨークに次ぐ多さだった。ワルシャワ占領直後から、ユダヤ人封じ込めの政策が検討されていたが、1940年3月以降、市内にチフスが蔓延し始めた。特にユダヤ人居住地区に。同年10月2日正式にユダヤ人評議会に命じ、ゲットー建設が始まり、11月には完成をみた。その広さは従来の居住地区の3分の2、ワルシャワ...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~連載版第26話「ワルシャワゲットー蜂起」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版 第25話「立ち直れ!ヨアンナ 父の死の真相」

    ヨアンナにとって影となり日向となり、自分たち孤児院や青年会のメンバーの後ろ盾となり庇護してくれた大使館を喪失することで、心の中の最後の砦を失った敗残兵のような気持ちに陥っていた。またひとつ私の大切なものが消えてゆく・・・。見るも無残にやせ細り、生気のない彼女を見て、フィリップは大そう心を痛めた。「おお、ヨアンナ!今のあなたの姿を見ていられません!どうか私に貴女《あなた》を守らせてください!私はあなたの事を深く思っています。どうか、どうか、その闇から連れ出させてください!」後先《あとさき》考えず、思わず心の叫びが声に出てしまった。彼女はしかし、大きく頭《かむり》を振り、「お心遣いありがとうございます。でも申し訳ないのですが、もう暫《しばら》く放っておいてください。私は今、無くしたものの弔《とむら》いをしてい...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第25話「立ち直れ!ヨアンナ父の死の真相」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版 第24話 「ポーランド侵攻と分割」

    この回までは井上敏郎の死に至るまでのフィリプ目線での回想です。時はまだ1941年12月8日に至っていないことにご注意ください。1939年4月28日、ドイツはドイツ・ポーランド不可侵条約を破棄、不安と現実の危機が目の前に迫り、同年9月1日早朝、ドイツ機甲師団が雪崩を打って国境を越えてきた。第二次世界大戦の始まりである。続いて9月17日ソ連が東からポーランド領内に侵攻、国土が西と東のふたつに分割され、瞬く間に占領された。第一次大戦前と同様、再び理不尽な他国の支配に甘んじなければならない辛い毎日の幕開けだった。だが祖国を侵略されても、誇りと気概を忘れないポーランド人。決して屈しまいとの決意から、必要な日常行事を取りやめる事はない。極東青年会もそんな不撓不屈《ふとうふくつ》のDNAを持つポーランドが誇る団体に成長...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第24話「ポーランド侵攻と分割」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版 第23話 「極東青年会」のヨアンナ

    ヨアンナはエヴァがエミルと結婚し、遠ざかった後のひとりの時間を『極東青年会』の活動に傾注した。**おさらいになるが、『極東青年会』とは孤児出身のイエジ・ストシャウコフスキが提唱して結成した組織で、孤児と日本の親睦を図る事を目的に作られた組織である。**まだ幼さが残る頃のヨアンナは青年会のマスコット的存在だったが、歳を重ね彼女も成長した。正式にメンバーとなる17歳以降、その聡明さと、日々目を見張る美貌から頭角を現す存在となっていた。そんな青年会で活躍するヨアンナをフィリプ・バクラ少尉は見逃さない。情報将校として日本大使館の諜報員と連携をとるのと同じく、彼ら『極東青年会』の活動も側面から支援し続けてきた。1939年極東青年会はこの時既《すで》に、占領ドイツ軍に対するレジスタンス活動を本格化する準備を進めていた...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第23話「極東青年会」のヨアンナ

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版 第23話 「極東青年会」のヨアンナ

    ヨアンナはエヴァがエミルと結婚し、遠ざかった後のひとりの時間を『極東青年会』の活動に傾注した。**おさらいになるが、『極東青年会』とは孤児出身のイエジ・ストシャウコフスキが提唱して結成した組織で、孤児と日本の親睦を図る事を目的に作られた組織である。**まだ幼さが残る頃のヨアンナは青年会のマスコット的存在だったが、歳を重ね彼女も成長した。正式にメンバーとなる17歳以降、その聡明さと、日々目を見張る美貌から頭角を現す存在となっていた。そんな青年会で活躍するヨアンナをフィリプ・バクラ少尉は見逃さない。情報将校として日本大使館の諜報員と連携をとるのと同じく、彼ら『極東青年会』の活動も側面から支援し続けてきた。1939年極東青年会はこの時既《すで》に、占領ドイツ軍に対するレジスタンス活動を本格化する準備を進めていた...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第23話「極東青年会」のヨアンナ

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版 第22話「明石元二郎大佐とフィリプ・バクラ」

    ここでヨアンナにとって井上敏郎以上(?)の重要な人物を紹介したい。フィリプ・バクラ彼を紹介するにあたって、時間を1941年から数十年遡《さかのぼ》り、且つ壮大な話になることをご了承願いたい。彼はポーランド情報将校で階級は少尉。フィリプは一度日本を訪問している、あの時代にしては比較的珍しいポーランド人だった。そのポーランド人のフィリプが何故日本に?その謎は当時の世界情勢に於《お》ける日本の国策が強く影響していた。彼が日本を来訪したのは1926年であるが、彼を秘密裏に招いたのは日本の外務省であった。ではその日本の外務省が推進する国策とは?日本は伝統的に強国ソ連と対峙してきた。それも日露戦争以前から。日露戦争当時、日本が国力差10倍以上の強国ロシアに勝利するためには、戦争以前の事前準備として情報戦と謀略戦で勝利...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』連載版第22話「明石元二郎大佐とフィリプ・バクラ」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第22話「明石元二郎大佐とフィリプ・バクラ」

    ここでヨアンナにとって井上敏郎以上(?)の重要な人物を紹介したい。フィリプ・バクラ彼を紹介するにあたって、時間を1941年から数十年遡さかのぼり、且つ壮大な話になることをご了承願いたい。彼はポーランド情報将校で階級は少尉。フィリプは一度日本を訪問している、あの時代にしては比較的珍しいポーランド人だった。そのポーランド人のフィリプが何故日本に?その謎は当時の世界情勢に於おける日本の国策が強く影響していた。彼が日本を来訪したのは1926年であるが、彼を秘密裏に招いたのは日本の外務省であった。ではその日本の外務省が推進する国策とは?日本は伝統的に強国ソ連と対峙してきた。それも日露戦争以前から。日露戦争当時、日本が国力差10倍以上の強国ロシアに勝利するためには、戦争以前の事前準備として情報戦と謀略戦で勝利する事が...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第22話「明石元二郎大佐とフィリプ・バクラ」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第21話「井上敏郎と杉原千畝」

    ー杉原千畝ー彼は異彩な経歴の持ち主であった。1900年、現在の岐阜県美濃市で税務官吏を父に生を受ける。尋常小学校、中学校と常にオール5の成績を誇る秀才として、現在の早稲田大学教育学部に入学、しかし父の意向に反した進路を選択したとの理由で仕送りをストップされ、そんな経済的原因で中退、その後外務省留学生試験を受験、見事合格した。官費留学生として当時の中華民国・満州ハルピンに派遣され、ハルピン学園にてロシア語を猛勉強の末習得。1920年朝鮮駐屯の陸軍歩兵第79連隊に入営(一年入営)、最終階級少尉まで昇る。1923年満州里(領事館)に転学。1924年外務省書記生として採用。1932年満州国外交部事務官となる。その間、千畝は『ソビエト連邦国民経済大観』を書き上げるなど、ソ連通の第一人者としての評価を得る。千畝はソビ...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第21話「井上敏郎と杉原千畝」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第20話「天使の詩」

    戦乱が激化し、イエジキ部隊も更に危ない活動に日々を費やした。また日本の外交官たちもその身に危険が迫ってきた。まず、リトアニア領事がロシアから退去の最終勧告を受け帰国の憂き目を見ることになった。後に有名な『いのちのビザ』の発給に杉原千畝領事はギリギリまで全精力を注いでいた。その行為は国策に反し、召喚されたら厳しい処罰が待っていることも覚悟の上。自分の信念に従った彼は微塵も後悔していなかった。リトアニアはバルト海沿岸に位置する。ヴェイヘローヴォ孤児院もバルト海沿岸。地理的に近い好条件もあり、敏郎との親交から度々領事と情報交換をしていたが、最終勧告を受けた日の晩、偶然(?)にも訪れていた敏郎と二人だけのささやかな送別会が行われていた。「杉原さん、無念ですね。任務を途中で放棄して立ち去らなければならないなんて、さ...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第20話「天使の詩」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版 第19話「橋の上の出会い」

    ある日の催しは戦局厳しい状態にもかかわらず、慈善事業の寄付金を募る恒例のパーティーを密かに決行。つつましくも華やかな晩餐会とダンスが展開された。しかし、さすがに日本公使館がバックアップしているだけある。この日もいつものように内外の有力者、著名人などが集まり、盛況だった。この日も敏郎の姿が見える。グラスを持ちながら、見かけないある人物と何やら熱心に立ち話をしていた。離れた場所で、しかも難しい日本語だったので、聞き取れず何を話しているのか分からない。ヨアンナは敏郎が気になったが、時々チラッと見るだけで、近づいて話しかける勇気はなかった。でもあの方の事は勿論そうだが、あの方が話されているのが誰なのかも気になって仕方ない。ヨアンナは心の中の小さな勇気をかき集め、馴染みの公使館員に聞いてみた。「今日はあの方もお見え...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版第19話「橋の上の出会い」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版第18話「『極東青年会』と『イエジキ部隊』」

    さて、ここに祖国ポーランドと孤児たちにとって重要な人物がいる。彼の名はイエジ・ストシャウコフスキ。自ら孤児出身でありながら、孤児院で働きワルシャワ大学を卒業。孤児教育の道へと志した。そして17歳の時、シベリア孤児の組織を作ることを提唱。ポーランドと日本の親睦を図ることを目的に「極東青年会」を結成し、自ら会長になった。最盛期には640名にも上ったという。ヨアンナは彼の行動力に惹かれ「極東青年会」のメンバーとなり、できる限りの貢献をして頑張ろうと考えた。だがそれは、イエジに対しての恋愛感情とは全く別の、理想に対する憧れを持っての行動だった。ヨアンナの他、成長した孤児たちは皆日本との絆絶ち難く、在ポーランド日本公使館との交流を大切にした。そして日本国政府もこの絆を大事にした。勿論人道的な結びつきによる当然の好意...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版第18話「『極東青年会』と『イエジキ部隊』」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版 第17話 「ハンナとエミル」

    エミルは酷ひどく後悔している。今まではヨアンナに対し、一方的に好意を持っていたが、イザ振られてみると自分の心の中にポッカリ穴が空いているのを強く感じた。今まではいつもハンナがまとわりつき、こんな孤独を感じたことは無い。福田会ふくでんかいからの長い付き合いになるが、こんなに身も心も離れたことは無い。ハンナはいつもそばにいたのに。エミルが食べ物を喉に詰まらせ、たちまち顔が土色に変わった時も、いち早く異変に気付いたのもハンナだった。この世の中の一大事が起きたかのように、稲妻並みの素早さでエミルに駆け寄り、背中を強く叩いたり、しきりに摩さすったりして、事無きを得た。またピクニックの時などは、草花で冠を造り笑顔でエミルの頭に載せてくれたし。おやつの時間などは、口元にこびりついた汚れを甲斐甲斐しく拭いてくれた。いつも...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版第17話「ハンナとエミル」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版 第16話「エヴァの結婚」

    伝説の語り草となったクリスマスパーティの相撲勝負の一件以来、エヴァはミロスワフの露骨なアプローチの波状攻撃を受け、落城寸前に陥っていた。ミロスワフには強力な助っ人がいたため、ここぞとばかりの強気なプッシュができた。その助っ人とはあのエミル。エミルは結果として恋のキューピットになれたのを、思いっきり勘違いしている。自分の機転で結ばれるキッカケを作ったと考える彼は、ここで一気に縁談をまとめる事ができれば、心を寄せるヨアンナの評価をかち得るかも?名誉挽回のチャンスと考えていた。もっとも当然ヨアンナからのエミルに対する評価は、相変わらず最低のままだったが。エミルはそんなヨアンナの心を露知らず、横目でヨアンナをチラチラ見ながらミロスワフをけしかけ続けた。そんな訳で、あれ以来必要以上に付き纏まとわれ、エヴァは熱い視線...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版第16話「エヴァの結婚」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版 第15話 「エヴァの青春」

    ヨアンナに青春時代があったように、エヴァにも眩いばかりの娘時代があった。恋愛が青春の総てとは言わないが、男は女の事ばかり考え、女は男の事ばかり考える。一般的な青春群像とは得てしてそんなもの。この物語を読む皆さんはこの物語の流れから、性懲りもなくトンチンカンに生きるエミルの存在を思い浮かべるかもしれないが、残念!!違いました。ヨアンナとは違った魅力を持つ親友エヴァ。彼女は誠実で現実主義で、透き通った青い目を持っていた。そして何より思慮深く、誰に対しても慈愛に満ちた笑みを浮かべる。彼女に見つめられた男はたちまち恋に堕ちる魔力があった。ヴェイヘローヴォ孤児院周辺かいわいで評判の娘ふたり。孤高のヨアンナと愛嬌のエヴァ。いつも一緒に行動するふたりであったが、男どもの熱い視線は不思議と重なる事がなく、上手く住み分けら...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』カクヨム連載版第15話「エヴァの青春」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』第14話 故国ポーランド~ヴェイヘローヴォ孤児院~

    幾日も船に揺られながら故郷の国ポーランドに戻ってきた。幼かったヨアンナにとって、父の生まれ育った国。母の生まれ育った国。そして自分が生まれたかけがえのない思い出の地。そこにはもう、自分たちの想い出を紡いだ人たちの欠片かけらも残ってはいない。住んでいた家も、裏庭も、石像のダニエルも、アガタおばさんも、ウォルフおじさんも。それに教会の神父さんも、あのいたずらヤンすらも・・・・。5歳まで過ごした楽しい想い出と表裏一体で、思い出したくない悲しい思い出も。でもそれ等は総て心の奥底にしまっておくべき大切な記憶である。そう思ったら、何だかここも愛おしくさえ感じる。長い長い航海の末、ようやくたどり着いた故国。ヨアンナは心に誓った。もう不安な心は捨てよう。天国の父のため、母のため、一所懸命、精一杯生きて、自分が天国に行った...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』第14話故国ポーランド~ヴェイヘローヴォ孤児院~

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第13話「新たな旅立ち」

    福田会ふくでんかいでの約一年の生活は、ヨアンナやエヴァに大きな成長をもたらした。同様にその他の孤児たちにも成長と健康回復に大きな成果が見られた。次第に福田会での生活も終盤に近付き、健康と協調と規律を身に着ける孤児たち。それぞれの孤児たちの成長をスタッフの誰もが強く感じるほど活気に満ち、福田会は彼らの王国と変容していた。東京での彼らの生活が続いた1年間。すっかり慣れた頃、無情にも別れの日がやって来る。当初のスタッフの決意の通り、誰ひとり欠けることなく故国ポーランドに帰国できるまでになった。孤児全員に衣服が新調され、航海中の寒さも考えて毛糸のチョッキも支給された。たくさんの見送りを従え、ヨアンナ達は出航を控える港に着く。しかし乗り込む予定の特別船の出航が大幅に遅れた。ヨアンナたちは横浜港から出港するときになっ...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第13話「新たな旅立ち」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第12話「福田会 初めての愛の花見」をUPしました。

    それからひと月が経ち、あれほどやせ細っていた子供たちも、運動に耐えるほどの回復をみた。そこで大人たちは日本人スタッフの助言に耳を傾け、ささやかな運動会を企画した。運動会と云ってもそんなに激しいものではなく、お遊戯や椅子取りゲーム、『もしもし亀よ』などを合唱したり、パン喰い競争や借りもの競争、ヨアンナ達幼少部は、飴喰い競争で真っ白いデンプンの中から手を使わず口だけで飴を探し、顔中真っ白けになり見る者の笑いを誘った。当のヨアンナは、鼻の穴にデンプンが入り、思い切り何度もくしゃみをして飴を探すのに時間がかかり過ぎた。結果ビリから2番目と振るわない成績に終わり、景品の狙っていたお絵描きノートを貰い損ねる。内心とても残念に思うのだった。競技の最後は綱引きで、力の限り引きあう。これには大人たちも全員参加で向かい合う左...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第12話「福田会初めての愛の花見」をUPしました。

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第11話 「ピクニック」

    福田会ふくでんかい育児所の一日は孤児たちにとって充実していた。朝6時起床。顔を洗ってから朝の祈祷。8時朝食。午前中ポートランド孤児の付き添いの大人が教育係になり、年長者は国語や算数の勉強、幼児は陽だまりの中や室内でおもちゃ遊び。昼食後再び勉強し6時に夕食、祈祷、8時就寝という規則正しい生活をおくった。ヨアンナはおもちゃ遊びより、本を読んだり日本の言葉を知る事に興味を持った。それと歌。父も母も歌は上手だったから。年少さんなのに、よく年長者の教室の隅にチョコンと座り先生の話を聞こうとしている。先生も無理に追い出したりせず、ヨアンナの気の済むようにさせている。エヴァが完全に回復し元気に走り回れるようになるまでそれは続いた。ある日、ひとりの子が腸チフスに罹り重体となった。ダレックという男の子。エミルとアレックの友...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第11話「ピクニック」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第10話 「福田会の生活」

    そしてとうとう東京渋谷の「福田会ふくでんかい育児所」の門の前まで来た。福田会は仏教系組織が立ち上げた施設。受け入れの中心となった日赤本社の病院に隣接、構内には運動場や庭園などの設備も整い、子供たちに最適な環境の場所だった。福田会育児所に到着すると、受け入れ関係者や役人たちが待ち受け、門の外には大々的な報道で知った地元民たちが大勢歓迎の言葉と笑顔で出迎えた。すでに全国から援助物資やお菓子、義援金などが続々送り届けられている。その総額は驚くほどで、孤児たちの滞在費を賄って余りあるほどだった。下は4歳から上は16歳まで様々な年齢層の孤児たちは、到着して間もなく医師の健康診断を受けた。まず病気や栄養失調で弱っている子から。長い苦難の放浪の結果、栄養失調や凍傷、チフスなど様々な症状を抱える子。ひとりひとりが死線を潜...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第10話「福田会の生活」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第9話「初めての日本!!!」

    1920年(大正9年)7月下旬以降第一回救済事業で375人が陸軍輸送船「筑前丸」で東京へ。しかも言葉や習慣の違う孤児たちの世話と意思疎通の窓口に同じポーランド人が良いだろうと、合計65人の大人のポーランド人を付添人として一緒に招いた。ウラジオストクからヨアンナはエヴァという友を得た。住み慣れた家を失い、かけがえのない両親を失い、シベリアの暗く、寒く、飢餓と敵国の難民に対する侮蔑と憎悪の世界から救出されたヨアンナは、押しつぶされそうな悲しみを背負いながら同じ境遇のエヴァや他の孤児達に囲まれ、未知の不安と希望の国、日本に向かう船に乗った。初めて見る広い広い北に広がる灰色の海。大海を押し進む船に乗るのも初めての事。比較的元気な子と介助の必要な子。年長さんと幼少さん・・・・。エヴァと見る海は所々白波がたち、流れる...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第9話「初めての日本!!!」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第8話 「救出」

    その頃ヨアンナは前年までのロシア革命後の混乱と当時の革命ロシアの有力政治勢力であるボリシェヴィキ、メンシェヴィキ間の政争やその後の反革命軍(白軍)との闘争で無人と化し、荒れた農場の無人の小屋に、ヨアンナを世話してきた2家族6人と身を寄せていた。◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇※ボリシェビキ:ロシア一国の単独革命を目指す一派。メンシェビキ:世界同時革命により、世界中を共産主義化しようという一派。反革命軍(白軍):革命側(赤軍)に対し、ボリシェヴィキの10月革命に反対する一派。但し白軍はその10月革命以前のロシア革命の発端となった2月革命には反対していない。なので、正確には反革命軍という名称は当たらない。反ボリシェヴィキ軍と呼ぶべきである。最終的にはボリシェヴィキが勝利し、盟...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第8話「救出」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第7話「日本への道」

    勇気を振り絞り大きく重いドアをゆっくり開けた。ギーと云う不気味な音がしそうな程、不安な心を写し出すそのドアを開けるのが怖い。ドアの向こうに、期待する応えが待っているようには到底思えない。でもこれからの自分の説得に、全てのシベリア孤児たちの命運がかかっている。自分の説得の失敗は、しかも最後の頼みの綱であるチャンスを落とすとは、イコール未来あるはずだった孤児たちの見殺しに直結する。守ってあげるべき大人たち。でもなす術もなく、消え去る大切な幼い命。その残酷な結末を誰が直視できるだろうか?今、彼女たちの置かれた救出作戦の状況を、バレーボールの現代の国際大会の試合に喩えると、宿敵である絶対負けられない命を懸けた試合の相手に、既に2セット先取され、3セット目もマッチポイントを獲られた状態。後が無い。あと1ポイント取ら...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第7話「日本への道」

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第6話 「児童救済会」

    シベリアの孤児達は明日をも知れない危機的状況にあった。そんな状況をみかねて大陸極東の最果て、ウラジオストクのポーランド人達が立ち上がった。ウラジオストクは、イルクーツクと並びシベリアでポーランド人が古くから暮らす拠点都市となっていた。シベリア鉄道の土木技師を夫に持ち、ウラジオストクに居住するアンナ・ビルケヴィッチ女史が中心となって『児童救済会』が組織され、せめて孤児たちだけでも助け出したいと行動をおこした。と云っても当人たちも故国からロシア人に徴用されシベリア鉄道建設に駆り出された者や、流人として流されてきた者とその家族や子孫である身。寄付を募っても孤児たちを救える額など、集まるはずもない。思い悩んで救済会が助けを求めた欧米の列強諸国は誰もが耳を閉ざし、助け舟を出さなかった。追い詰められた救済委員会。最後...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第6話「児童救済会」

  • 京都橘高校への台湾の想い・・・・根本 博という人物を知っていますか?

    2022年10月10日日本の京都橘高校のマーチングバンドが、中華民国国慶日という台湾人にとって特別の日に招待されそのあまりに有名なパフォーマンスを披露した。蔡英文総統への特別な謁見の機会を得るなど、破格の待遇を受けての演技である。それはただ外国人のパフォーマンスで、中華民国国慶日の重要な行事に花を添えるというような軽い意味ではない。武漢ウイルスの蔓延による入国制限の中、特別待遇を与えてまで招待した高校生たち。彼女らは日本の国旗を背負って台湾人の見守る舞台に立ったのである。台湾人の日本人に対する特別な想い。それは長い歴史の中で培ってきた双方の民族の信頼と絆がもたらした、友好の歴史の現れだった。多くの日本人の知らない彼らとの信頼と絆。習近平の野望による台湾侵略の危機が迫る中、日本人として是非知っておくべき台湾...京都橘高校への台湾の想い・・・・根本博という人物を知っていますか?

  • 『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版 第5話 イルクーツク

    数日後シベリアの中心地バイカル湖のほとりイルクーツクにたどり着いた。そこは長く弾圧の続くポーランド人の流刑地だった。ようやく同族の多く住む安息の地にたどり着いたと思ったら、そこもたどり着くまでの行程と同様、苦難の連続だった。ロシア革命に続く内戦で食料の配給は滞りがち。重労働と飢えと寒さは変わらず、死にゆくものたちは後を絶たない。実際当時の革命後建国間もないソビエト社会主義共和国連邦は、続く戦乱と無謀で無能な農業政策、天候不順により極端な不作が続き、餓死者2000万人とも云われるピンチを迎えていた。更に追い打ちをかけるように、共産勢力への警戒と敵視で、有力な列強各国は次々とシベリアへ出兵、当然のように食料救援は拒否された。国際的に孤立し何処からも救援を望めないロシア人たち自体が、極めて危機的状況にあったのだ...『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』【カクヨム】連載版第5話イルクーツク

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】版連載 第5話 『イルクーツク』

    数日後シベリアの中心地バイカル湖のほとりイルクーツクにたどり着いた。そこは長く弾圧の続くポーランド人の流刑地だった。ようやく同族の多く住む安息の地にたどり着いたと思ったら、そこもたどり着くまでの行程と同様、苦難の連続だった。ロシア革命に続く内戦で食料の配給は滞りがち。重労働と飢えと寒さは変わらず、死にゆくものたちは後を絶たない。実際当時の革命後建国間もないソビエト社会主義共和国連邦は、続く戦乱と無謀で無能な農業政策、天候不順により極端な不作が続き、餓死者2000万人とも云われるピンチを迎えていた。更に追い打ちをかけるように、共産勢力への警戒と敵視で、有力な列強各国は次々とシベリアへ出兵、当然のように食料救援は拒否された。国際的に孤立し何処からも救援を望めないロシア人たち自体が、極めて危機的状況にあったのだ...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】版連載第5話『イルクーツク』

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】連載版 第4話

    第4話シベリアへの道~連行と選別、そして死~次は自分たちの番まで来た時、危機一髪、「打ち方止めぃ!」との号令が発せられた。急遽きゅうきょ新たな方針転換の命令が下ったのだ。◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇※それにしても、いくら武力で占領したからといって、無意味に無抵抗な市民まで虐殺しようとする?実行為には、伝統的なロシア人兵士の意識と習慣による行動パターンが読み取れる。彼らは戦闘で攻勢を誇る間は、相手に対し攻撃の手を緩めることは無い。例え相手が降参しても、無抵抗の意思を示しても、殺戮を続ける。軍の上層部や上官から「止め!」との命令が下りない限り、無駄に命を奪い続けるのだ。だから今回の戦闘に於いても、上層部が捕虜に利用価値を見出さない限り、戦闘の継続は中断されないのだった。幸か不幸か、ミカシェビ...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】連載版第4話

  • ペットボトルなどの資源ごみは、ちゃんと再生されているの?

    本当は今日、『シベリアの異邦人』第4話をUPする予定でした。でも緊急記事として、この問題を訴えたくて割り込み投稿しています。昨日YouTubeと見ていたら、番組コンテンツが始まる前に、こんな広告記事が流れた。「あなたは自分がゴミに出したペットボトルがその後どうなるか知っていますか?」から始まる。その広告の語りは続けて「出されたペットボトルは当然総て再生され、再利用されているものだと思っているでしょうが、実はそうではありません。実際に再生処理されているのは全体の僅か数%~10%以内に過ぎず、残りは燃えるゴミと一緒に焼却処理されているのです。」私は愕然としました。私たちがペットボトルを資源ゴミとして出すには、まずキャップを外し、ラベルをはがし、容器を潰してゴミ袋にださなければならない。ペットボトル以外のプラス...ペットボトルなどの資源ごみは、ちゃんと再生されているの?

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】連載版 第2話、第3話

    第2話ポーランド・ソビエト戦争ここでポーランドが歩んだ苦難の歴史をかいつまんで見てみよう。それまでポーランドは度かの列強からの理不尽な武力を背景にした分割を経てロシアの完全支配の下にあった。近年ではヨーロッパを席巻したナポレオン戦争の戦後処理がポーランドを奈落の底に落とす。今から約200年前、ナポレオン没落後の1814年から15年、欧州秩序を再構築するためウィーン会議開催。ウィーン体制が敷かれる事となる。その中でポーランド関連の取り決め条項は、ポーランド・ワルシャワ公国を廃止し、代わってポーランド立憲王国設立。ロシア皇帝はそのポーランド立憲王国の国王を兼任する。こうして100年間ロシアの支配を受けたポーランド。そこに第一次世界大戦(1914~1918)勃発。それはヨーロッパ全体を覆いつくす人類史上、未曾有...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】連載版第2話、第3話

  • 『シベリアの異邦人』ポーランド孤児と日本~第2話、第3話

    第2話ポーランド・ソビエト戦争ここでポーランドが歩んだ苦難の歴史をかいつまんで見てみよう。それまでポーランドは度かの列強からの理不尽な武力を背景にした分割を経てロシアの完全支配の下にあった。近年ではヨーロッパを席巻したナポレオン戦争の戦後処理がポーランドを奈落の底に落とす。今から約200年前、ナポレオン没落後の1814年から15年、欧州秩序を再構築するためウィーン会議が開催された。これ以降ウィーン体制が敷かれる事となる。その中でポーランド関連の取り決め条項は、ポーランド・ワルシャワ公国を廃止し、代わってポーランド立憲王国設立。ロシア皇帝はそのポーランド立憲王国の国王を兼任する。こうして100年間ロシアの支配を受けたポーランド。そこに第一次世界大戦(1914~1918)勃発。それはヨーロッパ全体を覆いつくす...『シベリアの異邦人』ポーランド孤児と日本~第2話、第3話

  • シベリアの異邦人 ~ポーランド孤児と日本~ 【カクヨム】連載版

    小説投稿サイト【カクヨム】に発表した『シベリアの異邦人』を、新たに連載バージョンにし、内容も若干補強強化して掲載し始めました。現在のロシアの断末魔の叫びと共に、幾度も繰り返してきた愚かで悲惨な過ちを振り返るため、このgooblogでも発表し直したいと思います。第1話夢見る少女ヨアンナ今から100年以上前、ポーランド中部ワルシャワから約600Km東にミカシェビッヂ(現ベラルーシ領)という小さな町があった。緑豊かな自然に囲まれ、まるで中世のおとぎの世界を思わせる町の人たちは、慎ましく平和に暮らしていた。その小さな町の片隅に、ヨアンナ(5歳)という女の子が住んでいる。髪の色は薄い黒が混じったきれいなグレーで、瞳もグレー。夢見るような子で、想像なのか現実なのか、その小さな小さな世界に繰り広げられる近所の遊び友達へ...シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~【カクヨム】連載版

  • プーチンのウクライナ侵略戦争失敗で習近平が日本攻略を急ぐ~日本の危機~

    「核テロ」か「亡命」か窮鼠のプーチン大統領が狂乱状態に「台湾統一」難しくさせたと習主席は激怒盟友から一変、首脳会議で何が(夕刊フジ)-Yahoo!ニュース【スクープ最前線】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は18日のビデオ声明で、奪還した東部ハリコフ州に続き、東部ドンバス地域やクリミア半島でも、ロシ...Yahoo!ニュースプーチンの敗色濃厚で中国の台湾攻略が難しくなり、習近平が焦っている。世界が同時期にロシアの侵略行為を目の当たりにし、自分たちもウクライナと同じ目に遭わされるのではないか?との疑念が生まれ、この危機的状況にようやく目を覚ました。今までの中国とロシアの行動はセットなのだ。中国はロシアと連携し、台湾攻略を企図していたが、ここにきてプーチンの野望に赤信号が灯ると距離を置き始めた。ロ...プーチンのウクライナ侵略戦争失敗で習近平が日本攻略を急ぐ~日本の危機~

  • 目を覚ませ!!ロシア人!!

    ドイツ、ロシア脱出者の受け入れ表明(AFP=時事)-Yahoo!ニュース【AFP=時事】ロシアで、ウラジーミル・プーチン(VladimirPutin)大統領が出した部分的動員令から逃れるため国外へ脱出する人が相次いでいると伝えられたことを受け、ドイ...Yahoo!ニュース100万人招集か露で動揺広がる-Yahoo!ニュースYahoo!ニュースロシア人は日本の北方領土に対し、「ロシアが武力で獲得した正当な領土だ」と云い、平気で占領を続けている。日本がポツダム宣言を受諾した後満州、樺太、千島列島を攻めてきた。日本が白旗をあげているのにだ。(それに対し、日本は日露戦争で白旗をあげたバルチック艦隊に対し、直ちに攻撃を止め、救助と捕虜の保護を行っている)その後、旧ソ連は戦勝国としてアメリカと勢力を二分し、国連の常...目を覚ませ!!ロシア人!!

  • 2022/09/16

    「人間として未熟だ仕事辞めろ」「遺書にお前の名前を書いて死んでやる」親の“暴言”に潜んだSOS児童相談所“バーチャル研修”を国山キャスターが体験 TBSNEWSDIG「人間として未熟だ。仕事辞めろ」「遺書にお前の名前を書いて死んでやる」「これ以上調べるなら帰り道気を付けろよ」児童相談所の職員が家庭訪問先などで親から言われたと...「人間として未熟だ仕事辞めろ」「遺書にお前の名前を書いて死んでやる」親の“暴言”に潜んだSOS児童相談所“バーチャル研修”を国山キャスターが体験 TBSNEWSDIGhttps://youtu.be/0aifk_yXjfYhttps://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/tokyokaigi/gatekeeper.htmlhttps:...2022/09/16

  • さとうきび畑の唄

    さとうきび畑の唄サトウキビ畑の唄町会長死亡シーン最近ウクライナの報道が減ったような気がする。8月15日も終わり、皆少々戦争の話題は食傷気味なのかもしれない。でも台湾戦争の危機はすぐそこまで来ている。習近平は虎視眈々と侵略戦争のチャンスを窺《うかが》っている。ロシアのプーチンも頑として戦争を止めようとしない。一方国内では統一教会の話題が尽きず、政界の有力議員たちの関りが問題視されている。情けない事だが、この国の国会議員たちや官僚、財界の社長さんたちは平気で中国、アメリカ、統一教会を含む韓国に魂を売って、国を売って、国民を騙し、こんなに落ちぶれ貧しい国になり果てた。恣意的に日本人の所得水準を低く抑え、労働環境を悪化させるために、派遣法を改悪し、郵政の資金を流出させ、年金の原資を無駄に消失させたのは総て竹中・小...さとうきび畑の唄

  • 学校では教えてくれない日本人の行動に日本の凄さを再発見したドイツ人。ベルギーが親日国になった理由とは?

    学校では教えてくれない日本人の行動に日本の凄さを再発見したドイツ人。ベルギーが親日国になった理由とは?39‘28”の長い動画です。正直テーマが重いわりに少々とりとめのない印象を受けました。でも、ここで訴えていることは、日本人として当然知っておくべき史実です。前回のblog記事にUPした「徳島第九フラッシュモブFlashmob“Beethoven’sSymphonyNo.9”[Tokushima]」。そこで日本人の誇りについて触れましたが、此処ではその起源となるエピソードを紹介しています。第一次世界大戦で日本に投降したドイツ人捕虜が、日本で初めて演奏した『第9』。第二部では第一次世界大戦でそのドイツと戦ったベルギーが日本に抱いた感謝の気持ちと、何故日本がベルギーを支援したのか?そのエピソードも紹介しています...学校では教えてくれない日本人の行動に日本の凄さを再発見したドイツ人。ベルギーが親日国になった理由とは?

  • 徳島第九フラッシュモブ Flash mob “Beethoven’s Symphony No. 9”[Tokushima]

    10分35秒の動画です。今時間の無い人は後で見てください。今幸せな気分になりたい方は今見てください。コロナや値上げや統一教会、暑さや学校や仕事の厳しさ、未来の不安や人間関係やコンプレックス。世の中の煩わしさや、生きるのに疲れた方は今すぐ見てください。きっと勇気が湧いてきます。きっと笑顔になれます。きっと人に優しくなれます。だから見てください。ご自分のために。失われた過去のプライドのために。徳島第九フラッシュモブFlashmob“Beethoven’sSymphonyNo.9”[Tokushima]徳島第九フラッシュモブFlashmob“Beethoven’sSymphonyNo.9”[Tokushima]

  • 凶弾に倒れた安倍氏に寄せて

    https://youtube.com/watch?v=rKwWou-0iyo安倍晋三元首相彼は確実に歴史に名を残す。それも年表に太字、若しくは赤字扱いで。しかし彼が遺したのは国内政治の実績ではない。世界のリーダーとしての傑出した行動と彼が発した言葉により、全世界の人々の記憶に残る仕事をしたからである。彼ほど記憶に残る(存在感のある)日本の歴代首相は他にいただろうか?いや、彼は桁外れな外交能力で世界のリーダーの中心に上り詰めている。その証拠は数々の報道や首脳の立ち位置、写真の序列に端的に現れていた。ただ、悲しいかな国内政治では散々だった。彼の『アベノミクス』で幸福になれた国民は一体何人いただろう?閣僚・官僚の失態や、自らの利権スキャンダルにまみれ、脇の甘さが際立った人でもあった。きっと身内に甘く、優しい人...凶弾に倒れた安倍氏に寄せて

  • 【埼スタジャック】圧巻!!コンサドーレ札幌 チャント 『スティング』|ルヴァンカップ 決勝 vs川崎フロンターレ Consadole Sapporo Chants "The Entertainer"

    【埼スタジャック】圧巻!!コンサドーレ札幌チャント『スティング』|ルヴァンカップ決勝vs川崎フロンターレConsadoleSapporoChants"TheEntertainer"音量注意現在悲しむべきことに、スタジアムや劇場など人の密集するところでこんな大声援を贈ることはできない。(もちろん武漢コロナのせい)でも、私たちは平時でもこれほどの声援を聞いた事があっただろうか?私は北海道札幌出身。でも7年前から東京に移住し、コンサドーレ札幌の現在の成績やそれ以外の近況を全く聞く機会が無い。東京に移り住み、嫌な事、悲しい事、忘れてしまいたい事、消え入りたい事など辛い時は時々これらの動画(他にも同様のチャント動画が多数youtubeにUPされています)を観て元気と勇気を貰います。これは只の同郷の動画だからではない...【埼スタジャック】圧巻!!コンサドーレ札幌チャント『スティング』|ルヴァンカップ決勝vs川崎フロンターレConsadoleSapporoChants"TheEntertainer"

  • 【埼スタジャック】圧巻!!コンサドーレ札幌 チャント 『スティング』|ルヴァンカップ 決勝 vs川崎フロンターレ Consadole Sapporo Chants "The Entertainer"

    【埼スタジャック】圧巻!!コンサドーレ札幌チャント『スティング』|ルヴァンカップ決勝vs川崎フロンターレConsadoleSapporoChants"TheEntertainer"現在悲しむべきことに、スタジアムや劇場など人の密集するところでこんな大声援を贈ることはできない。(もちろん武漢コロナのせい)でも、私たちは平時でもこれほどの声援を聞いた事があっただろうか?私は北海道札幌出身。でも7年前から東京に移住し、コンサドーレ札幌の現在の成績やそれ以外の近況を全く聞く機会が無い。東京に移り住み、嫌な事、悲しい事、忘れてしまいたい事、消え入りたい事など辛い時は時々これらの動画(他にも同様のチャント動画が多数youtubeにUPされています)を観て元気と勇気を貰います。これは只の同郷の動画だからではない。観た人...【埼スタジャック】圧巻!!コンサドーレ札幌チャント『スティング』|ルヴァンカップ決勝vs川崎フロンターレConsadoleSapporoChants"TheEntertainer"

  • 2022/06/22

    林外相、北朝鮮コロナに支援必要「放っておけず」-産経ニュース林外相、北朝鮮コロナに支援必要「放っておけず」林芳正外相は22日、新潟市内で講演し、新型コロナウイルス感染が拡大する北朝鮮への支援を検討する必要があるとの認識を示した。「あそこの国とは国交もない。だから放…林外相、北朝鮮コロナに支援必要「放っておけず」あんた正気か?ワクチンを贈って、返礼に核ミサイルを撃って欲しいの?私はこの国の政府も反対勢力の野党もそして皆んなが信じる神も嫌いです。一体誰を信じて未来を託したら良いのでしょう?国民の税金で北朝鮮にワクチンを贈り、東京と大阪と名古屋と札幌と福岡に核ミサイルを撃ち込まれて貴方の満足した笑顔が目に浮かびます。2022/06/22

  • 神に鼎の軽重を問う(2)

    神よ今現在の世界を創造しているのは貴方ですか?愚かな私たちですか?戦争がもたらす殺戮・強奪・強姦憎悪・悲哀・飢餓・絶望・裏切り・不信。人間の最も醜い姿それは戦争を始めた人間たち今私たちにできる事悲しいかなあまりに微力過ぎてプーチンの野望を止めることができません。何故あの男に力を持たせたのですか?権力と財力と世界中に不幸にする武力。そんな力を齎(もたら)したのはあなた(神)ですか?愚かな私たちですか?今も続く悲劇に関し、あなた(神)には何の関わりも無いのですか?同じ野望を持った男習近平はどうですか?ウイグル族に対するジェネサイトは?国民の主権を制限し従属を強制し恐怖をもって支配するそれに飽き足らず周辺国を恫喝と武力で侵略しようとし札束で相手を屈伏させ全政界を股にかけ、暗躍する悪事と野望は?神よ人類の歴史は他...神に鼎の軽重を問う(2)

  • シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~ポーランド孤児から見た戦争と日本の暮らし 小説家になろう 改訂版

    シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~-ポーランド孤児から見た戦争と日本の暮らし時代小説ネット小説大賞九キネノベ大賞2HJ2021集英社小説大賞2OVL大賞7ESN大賞3ポーランド孤児シベリア孤児123大賞2シリアス小説家になろう一度完結したはずの物語ですが、今の世界情勢を見て考えさせられました。今一度手を加え、戦争を体験するってどういうことか、何かを感じて欲しいと思い、再アップしました。良かったら読んでみてください。シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~ポーランド孤児から見た戦争と日本の暮らし小説家になろう改訂版

  • 江頭2:50の伝説のスピーチ。代々木アニメーション学院入学式。

    江頭2:50の伝説のスピーチ。代々木アニメーション学院入学式。江頭2:50にはあまり良いイメージはありませんでした。でもYouTubeでこの動画を見つけ、印象が変わりました。この動画は若者向けに呼びかけていますが、今を必死で生きる全ての人たちに向けたメッセージだと思います。私の胸に刺さりました。だからUPしました。出来るだけ沢山の人に観て欲しいから。江頭2:50の伝説のスピーチ。代々木アニメーション学院入学式。

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