chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 夜明け前の逃避行

    暁迫る夜更けの終わり逃避行の先は未だ見えない掴んだ手は放さないで一度は振り払い、二度目で握り締めた弱く、儚く、脆いそんな愛情だから全部投げ出して全てを捨ててなにも惜しくはない朝焼けに焦がされる前にこの夜を逃げ続けよう夜明け前の逃避行

  • 月夜の葬送曲

    嗚呼君を殺して僕を殺して嗚呼夜が泣いて夜と泣いて月が歌うから夜に溶けてしまえば嗚呼だからころして二人を殺して二人で殺して月夜に看取られて月夜の葬送曲

  • 砕いた心で立ち竦む

    心を壊して何度も砕いてそれでも消えなかった語る言葉を失い歌う声も潰して星の沈黙に耳を傾けてもわたしは、佇むだけ傷だらけの想いを抱えて月に祈ってはまた夜に沈むだけ砕いた心で立ち竦む

  • 絶望に向かえ

    追い続けた先にあるのは限りない絶望だと知りながらそれでも止めない無数の出会いと別れを繰り返しながらただひとつの月だけを頼りにいつか見た輝きを焼き付けて絶望に向かい暗雲立ち込める空の下をゆく絶望に向かえ

  • 誰も知らない

    干からびた言葉乾き切った喉枯れ果てた声もう何も、伝えることはできない誰にも聞こえない誰にも届かない僕の心は、想いは誰一人として知ることはできないんだ誰も知らない

  • 巨星に刻まれた記憶

    闇が遠退くことはなく光ばかりが小さくなるそんな夜の中でもひときわ輝く星がある真紅の心臓のように脈を打つ赤い赤い星がある囚われるな縛られるなただ脈打つその鼓動だけに集中しろ遥か昔の音が静かに落ちたなら僕はまた歩き出そうかつての自分を取り戻すために赤い星の心臓を取り戻すために巨星に刻まれた記憶

  • 浅知恵の果ての崩落

    己の正義を信じ、志を纏い世の善悪に挑んだ無数に絡み合う思想と思考流されぬよう貫き通した例え権力や地位に脅かされるとしても僕は信じよう己の正義が折れることの無いようにすべてを敵にまわしても神から見放されても僕の中にある志と正義は変わらないこの先が、破滅だとしても浅知恵の果ての崩落

  • 夜の深い闇に

    夜の美しさに涙を流したり星の光を無邪気に探したり人は夜に心を動かされる然し本当の闇の深さを知った時心を忘れ、声すらあげられなくなるだろう恐怖に支配される夜に僕はただ静かに息をつき絶望を歌い続ける夜の深い闇に

  • 醜きはこの身体

    醜い顔面を晒して僕は今も息づいている人を羨む心もなく空虚な眼差しが鈍く光るこんな醜悪な生き物にかけられる言葉は無い苦しいとも悲しいとも思わない心に在るのは月の静寂と変わりゆく空の美しさそれだけが、唯、生きている理由醜きはこの身体

  • 罪科と代償

    僕はずっと、僕を殺してきた罪悪感に押し潰されながら何度も何度も殺した漠然とした不安と恐怖と見えない何かに怯えていたその度に破壊衝動に負けては義理も友愛の情も壊してきた誰も、助けてくれないことはわかっている一人で、自分で救うしかないことは分かっている僕は自分を殺さずに自分を救えるように這い上がるしかない等身大の自分を僕は守ろう自分でいられるように維持していけるように僕は強く在ろう罪科と代償

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、猫々丸さんをフォローしませんか?

ハンドル名
猫々丸さん
ブログタイトル
0-0=x
フォロー
0-0=x

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用