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2015/07/29

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  • こんな人には孤独な人生が待ち受ける、タイパやコスパ

    現在は時間が十分にありますので、ほとんどタイムパフォーマンスなど気にしたことがありません。私は研究職として生きてきましたので、実験を中心に仕事をしていました。実験というのはコスパやタイパなどと無縁の世界ですので、その感覚がまだ残っているのかもしれません。ドイツの哲学者が技術の本質は「潜むものを明らかにすること」にあると考えました。たとえば身の回りにある自然も、技術なくしてはそこから何も生まれてきません。山にある木を切り倒し、運搬し、それをさらに加工する技術があって、初めて山は人にとって資源になりえます。この指摘を踏まえると、技術があれば非常に多くのものが開発の対象であり、資源になる可能性があるとわかります。人が人そのものを資源化するに至るうえで重要な役割を果たしたテクノロジーのひとつが時計時間です。かつて...こんな人には孤独な人生が待ち受ける、タイパやコスパ

  • MARCHと日東駒専の差はどこにあるのか

    このところ学歴社会の問題をよく取り上げていますが、ここでは大学入試を考えてみます。タイトルのようなMARCHや日東駒専といった分類がいつごろから始まったのかはよくわかりませんが、私の息子たちが大学に行った二十数年前にはなかったような気がします。MARCHと日東駒専を併願するケースは多いと思われますが、難易度に差があるというのが一般的な見方です。この差はいわゆる偏差値60の壁が両者の間にはあるようです。この偏差値60というのは、基礎を完璧にしないと取れない偏差値とされています。自分が基礎をしっかりカバーできているのか、応用問題の勉強に進んでいいのか、の判断基準がここにあるといえます。そのため多くの受験生がその壁を突破する基準としてMARCHを意識するのです。MARCHは基礎を完璧にすれば合格が見えてくるとい...MARCHと日東駒専の差はどこにあるのか

  • 超加工食品で脳卒中、認知機能低下のリスク増加

    私は最近体重を増やそうとしていますが、全く変化がありません。体質の問題なのかもしれませんが、どうも間食があまり好きではないというのもあるようです。1月に入院した時かなり体重が減ってしまったのですが、ここ数か月全く変わりませんので、これでもよいのかもしれません。ハーバード大学の研究によると、超加工食品(UPF)の摂取が高齢者の脳の働きに悪影響を及ぼす可能性が示されました。この前向きコホート研究では、2003~2007年にかけてアメリカの黒人および白人成人を対象に、超加工食品の摂取と認知障害や脳卒中との関連が調査されました。NOVA分類を用いて食品を加工度別に分類し、食生活の質や食事のパターンとの関連も評価されました。その結果、超加工食品の摂取量が10%増加すると認知障害リスクが約16%上昇し、脳卒中のリスク...超加工食品で脳卒中、認知機能低下のリスク増加

  • 穏やかな面接と厳しい面接をわけるのは志望理由書

    タイトルの面接は就職のときと思っていましたが、ここでは推薦入学時の面接のようでした。私のころは推薦入試などという制度がありませんでしたが、確か早稲田大学の2次試験が面接だったような気がします。ほとんど記憶がありませんが、無事合格しましたので何とか面接をこなしたようです。ここでは推薦入試では、自分にしか語れない何か、を見つければ9割受かるとしています。大学に提出する志望理由書に求められるのは、構成の巧みさや文章の技術ではなく、この自分にしか語れない何かなのです。少しばかりまずくても大丈夫で、大学も高校生にそこまでのことは求めません。ではなぜオリジナリティが重要視されるのでしょうか。近年は推薦入試対策が成熟してきています。事前に提出するプレゼン資料や課題、志望理由書に大人の手が入っていると感じられるものが目立...穏やかな面接と厳しい面接をわけるのは志望理由書

  • 甲状腺ガンは喫煙でリスク低下

    現在は禁煙が絶対的正義となっていますので、喫煙に何かメリットがあっても表面に出てこないと思っていました。ところがタイトルのような喫煙を勧めるような記事があり、非常に驚いています。この研究は国立がん研究センターの研究員が、喫煙及び飲酒習慣と甲状腺ガンリスクの関連について調査したものです。この研究には10万1849人の日本人が参加し、平均18.7年の追跡期間中に232例の甲状腺ガン発症が確認されました。ベースライン時に自記式質問票を用いて喫煙および飲酒習慣を評価し、Cox比例ハザードモデルによってハザード比と信頼区間を算出しました。研究の結果、20パック/年以上の喫煙者では、非喫煙者と比べて甲状腺ガンのリスクが低く、特に男性においては優位な逆相関が認められました。飲酒に関しても、エタノール摂取量が多い群でリス...甲状腺ガンは喫煙でリスク低下

  • LDLコレステロール値が高い人が避けるべき食材

    私は医療からの卒業を言っている割には、月に1度くらいクリニックに行っています。これは肺気腫にかかっているため、その吸入薬をもらいに行っているのですが、肺気腫の治療というよりは進行を止める程度の意味しかないようです。特に私は喫煙していますので、吸入薬を使っても現状維持ぐらいかもしれません。1963年に始まったCIRCS研究は、日本人の健康の普遍的な法則を見出すために1万人を60年間追跡調査した日本の財産的研究です。医療と統計の技術を駆使して生がい健康的に長生きする人の習慣を定点観測で研究し続けたこの研究は、日本人の健康を地域比較で徹底調査した世界最長の統計研究であり、絶大な信頼性を誇っています。今回はその中のLDLコレステロールについて紹介します。健康診断で日本人が最も引っ掛かりやすいのがLDL値で、140...LDLコレステロール値が高い人が避けるべき食材

  • ちょっと日にちがずれた定例麻雀

    月一回開催している昔の職場の仲間との定例麻雀ですが、通常は第2土曜日開催となっています。ところが今月はSTさんが都合が悪くなり、開催日のすり合わせを行いました。私を除く3人は良い年になっているのですが、若干仕事をしており調整が難しくなっていました。それでもメールで空いている日を出し合うなどして、何とか今月も平日となりましたが開催することができました。前回のことがありますので(私が最後に行った形になりました)、30分前に行ったのですが、H君とSTさんは来ており、すぐにSKさんも見えて25分前に始まりました。東の1局はいつものように慎重にやっていたのですが、SKさんのツキが素晴らしく非常に速いリーチから簡単に自模られてしまいました。私はSKさんの親を流すため安くあがったりしましたが、SKさんのツキは続きました...ちょっと日にちがずれた定例麻雀

  • 東洋医学の効能はどこまで科学的に解明されているか

    私は現在までいわゆる東洋医学的な処置を受けたことがありません。亡くなった母は東洋医学が好きで、施術士に来てもらい鍼や灸などをやってもらっていました。小さいころはこれをよく見ていましたが、私は一回もうけたことはありませんでした。かつては医学の世界ではタブー扱いされてきた東洋医学的な医療が、今臨床試験によってその効果が徐々に解明され、西洋医学の世界でも注目を集め始めています。東洋医学とはアジア一帯で行われてきた伝統医学の総称で、鍼灸や漢方薬、ヨガ、アロマセラピーなど、その種類は多岐にわたります。厚生労働省は西洋医学と組み合わせて行う東洋医学的な療法を統合医療と呼んでおり、大学病院でも治療の一環として導入されるなど、西洋医学の世界でもその効果が注目され始めています。鍼は、信頼性の高い臨床試験である、ランダム化比...東洋医学の効能はどこまで科学的に解明されているか

  • 薬が多すぎる高齢者がやるべき2つの対策

    私はかなり前から寝る前に薬を2種類飲んでいます。まあこの程度であれば問題ないと思っていますが、多くの高齢者は5種以上とか7種以上の多剤服用が問題になっているようです。昔と比べて若返っているとはいえ、高齢になると体にも心にもさまざまな変化が起こります。高齢者の特徴的な変化の例をいくつか挙げてみます。・体内の臓器や体のさまざまな機能が衰える、・体内の環境を一定に保つ働きのバランスが崩れやすくなる、・一人でいくつもの病気を持つようになる、・若い時とは異なる症状が現れることがある、・病気が治りにくい、・認知機能が低下する。これらは高齢になればだれにでも起こり得る、ある意味自然な変化といえますが、そのさまざまな変化によって、考え方や感情などに影響が及ぶこともあります。健康状態の悪化や人間関係の変化、生活目標の喪失、...薬が多すぎる高齢者がやるべき2つの対策

  • 認知症になりにくい高齢者が日常的にやっている習慣

    今回は日常的なデジタル機器の使用は、高齢者の脳の健康を守るかという話です。私はスマートフォンは持っていませんが、外出時には必ずタブレットを持って出かけています。一般に、スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器の使い過ぎは、脳に悪影響を及ぼすと考えられています。しかし実際には、その逆の可能性があるようです。少なくともテクノロジー革命の始まりを経験した世代におけるデジタル機器の日常的使用は、認知機能障害のリスクを58%低下させる可能性のあることが明らかになりました。これは血圧低下や運動、脳トレのゲームによるリスクの低下度に匹敵するようです。テキサス大学の研究者は、合計で約41万1430人(平均年齢68.7歳、女性53.5%)が参加した57件の先行研究のデータを統合して解析しました。彼らは、デジタルテクノロ...認知症になりにくい高齢者が日常的にやっている習慣

  • 若作りすれば、身体も脳も老化しない

    私は78歳になりましたので、もう十分年寄りとなっています。ただ感覚としては数年前から特に弱ったという気はしていません。運動などが嫌いですので、そういった歳を感じるようなことをしていないのかもしれません。ここでは「私はもう80歳だ」と実感するのと、「私はまだ80歳だ」と感じるのが大切としています。確かにもうをまだに置き換えただけで、ずいぶんポジティブな印象になります。使う言葉を変えただけで、脳が良い方向にシフトチェンジしたということを意味するようです。興味深いのは、老人脳にならないためのマインドの作り方で、主観年齢で生きていくことを進めています。たとえば、85歳でも自分では50歳と思えば、主観年齢は50歳です。すると面白いことに、50歳のような行動をとるようになってくるとしています。主観年齢を若くすることは...若作りすれば、身体も脳も老化しない

  • 大学はどこまでが一流なのか

    以前このブログでも触れましたが、私が現役のころから現在に至るまで学歴社会であることは確かなようです。よく一流大学という言葉が使われますが、具体的にどこの大学を指すのかその定義はあいまいです。そのためどこまでが一流大学なのかという問いに明確な答えを出すことは容易ではありません。実証的な研究に基づけば、ある程度の基準を設けることができるでしょう。近年では、大学の質を測るうえで三つの要素が重視されているようです。第一は研究成果の量と質、第二は入学時の学生の学力、第三は学生の社会経済的背景となっています。これら三つの要素は、たがいに結び付きながら、大学の評価を形作っています。2015年に発表した論文、イギリスにおける大学の地位の階層構造についての実証分析では、イギリス国内の大学には明確な地位の差が存在すると結論付...大学はどこまでが一流なのか

  • MRI検査で体内に有害金属が残留する可能性

    私はこの歳になるまで、20年以上前に交通事故にあったときにMRI検査を受けたことがあるだけです。MRIは有機化学でよく使うNMRのように核磁気共鳴が原理と思っていましたが、どうも造影剤なども使うようです。最近MRI検査によって、人体に有害な金属が残る理由を解明する研究結果が発表されました。この研究は、アメリカのニューメキシコ大学のチームが実施したもので、MRI画像診断でつかわれる希少金属ガドリニウムが健康に及ぼすリスクを調査したものです。私は無機化学はあまり詳しくないのですが、それでも金属類ぐらいは把握しているつもりでしたが、このガドリニウムという金属は全く知らないものでした。通常この金属は体外へ排出され、ほとんどの人に副作用はないとされています。しかしガドリニウムの粒子が脳、腎臓、さらには血液や尿の中に...MRI検査で体内に有害金属が残留する可能性

  • なぜ運動で寿命が延びるのか

    どんな健康に関する記述を見ても、必ず適度な運動という文言が入っています。ただ私はこのブログでも書いているように歩くのが嫌いです。どこかに出かけるのも必ず自転車を使いますし、なるべく歩かなくてすむ方法を選んでいます。運動の基本が歩くことのようですので、私は運動不足になっているようです。ただ理論的には運動は身体に悪いという説もあるようです。運動は酸化ストレスを誘導し、酸化ストレスは老化や病気につながりやすく、筋肉組織の破壊を増やすし炎症も起こします。それなのになぜ運動が健康に良いのでしょうか。定期的な運動はあらゆる老化の特徴に良い効果をもたらすとされています。その理由の一つは、ホルミシス(有害なものが少量では益となること)という作用かもしれません。この作用が働くと、一定量のストレスが自然防御能の多くを活性化さ...なぜ運動で寿命が延びるのか

  • 学歴における勝ち組と負け組の決定的な違い

    私が現役のころは学歴偏重主義の最も激しい時代でした。勤務していた研究所は研究員がほぼ全員高学歴であり、ある程度年数がたつと博士号取得を進められるといった特殊な職場でしたので、あまり学歴を気にすることはありませんでした。大学受験は10代における最大のイベントとなっています。いい大学にいけばなりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。ここでは自分らしい大学進学を主張している専門家の話を紹介します。大学受験には合否というわかりやすい指標がありますから、誰かとの競争であるという事実は否定できません。これが悪いことかというとそんなことはないと思われます。この世の中では競争を避けて生きていくことは不可能です。それは就職活動もそうですし、就職してからも国内海外を問わず競合他社とは競っていか...学歴における勝ち組と負け組の決定的な違い

  • 統合失調症などの病は遺伝か育ちか

    アメリカで生まれた4つ子姉妹は、22~23歳にかけて全員が統合失調症を発症しました。研究者は彼女たちの事例を通じて発症原因が遺伝か環境かを探り、学者たちの意見や研究結果からその答えを導こうとしました。1960年代には、ソラジン(最初の精神病治療薬)革命のせいでこの議論の帰結が猶更重大になりました。遺伝的特質、すなわち生まれを重視する人にとって、抗精神病薬の影響力は統合失調症が生物学的プロセスであることを立証しました。育ちの側を持つセラピストたちにとっては、ソラジンの類は症状を抑え込んでいるにすぎず、いわば見せかけの精神安定剤であり、この疾患を引き起こしたに違いない無意識の衝動を探ることに代わるものではないとしていました。国立精神保健研究所の研究員は、研究結果が育ちではなく生まれがこの論争に勝つという証拠に...統合失調症などの病は遺伝か育ちか

  • 病気になりやすい人が飲むお酒の種類

    私は毎晩夕食のときにビールのロング缶半分ほどを飲んでいます。その後風呂上がりに寝酒として、ウイスキーの水割りをちびちび飲んでから寝ています。これは習慣であり楽しみの一つですので、何かメリットがあるかはあまり考えていませんが、寝つきがよくなったような気がしています。1963年に始まった「CIRCS研究」は、日本人の健康の普遍的な法則を見出すために1万人を60年間追跡調査した日本の財産的研究です。医療×統計の技術を駆使して、生涯健康的に長生きする人の習慣を定点観測で研究し続けた世界最長の統計研究であり、絶大な信頼性を誇っています。圧倒的なエビデンスを誇る本研究が突き止めたのは、健康な人ほど健康になる習慣を無意識のうちに実践している事実です。ここでは飲酒の習慣について紹介します。まずここで出てくる疫学ですが、医...病気になりやすい人が飲むお酒の種類

  • 昔の仲間との修善寺での合宿

    例年GW明けに行うことが多い、昔の仲間との合宿に行ってきました。この仲間は大学時代の古典ギター愛好会のメンバーですので、もう60年ぐらいの付き合いとなっています。当初9人のメンバーだったのですが、一人は数年前ガンで亡くなってしまいました。もう一人は前立腺ガンが治ったのですが、体調不十分で不参加、もう一人もやむを得ない用事で来れないということで6名になってしまいました。今回の合宿はラフォーレ修善寺というところで、伊豆はよく行くところですので気楽に車を出したのですが、修善寺がよくわからず結局ナビに従うことにしました。途中迄は知った道でしたが伊豆に近づくにつれわからなくなり、ナビがなければいけないところでした。集合時間の1時間ほど前につきましたが、すでに幹事のA君は来ており宿泊所のコテージでのんびりしていました...昔の仲間との修善寺での合宿

  • 知っておきたい認知症の兆候とは

    私は78歳となり、そろそろ認知症の心配をする歳になりました。日本国内では2022年時点で約443万人が認知症と推定されています。身近なところでも、私の母や女房の両親は認知症になってから亡くなりました。介護というほどのことはしていませんが、それでもかなり大変だった記憶があります。アルツハイマー病と関連する認知症の患者は非常に多く、全世界に約5700万人、米国だけで650万人以上となっています。実際認知症の患者は増え続けています。2025年1月に発表された研究では、米国で1年間に認知症を発症する人数は2060年までに2倍に増え、55歳以上の米国人の42%が生涯のある時点で発症すると推定されています。認知症は脳細胞が壊れたり、脳細胞同士をつなぐシナプスが切れたりする多くの疾患や損傷によって引き起こされる症候群だ...知っておきたい認知症の兆候とは

  • 使用済みの食用油などが原料のSAFが旅客機に活用

    数日前テレビで使用済みの食用油を精製して旅客機などの燃料にするという番組をやっていました。着色し濁っている使用済み食用油を精製して無色透明のきれいなものにするというだけの内容でしたが、この油脂分の精製というのは私も現役のころやりましたがかなり難しいものでした。当然各工程など詳しいことはわからず、結果としてきれいな油脂を示すだけのモノでしたが、やはり技術の進歩を感じました。これが飛行機燃料になるというのもやや驚きでした。航空燃料は瞬時に燃焼して大きなエネルギーを出すものですが、油脂がその代わりになるというのも面白いことでした。これは既存のジェット燃料と比べて二酸化炭素の排出量を8割以上削減できるという、環境にやさしい燃料としています。ただこのSAFを本格導入するには、多くの使用済みの食用油が必要となりますが...使用済みの食用油などが原料のSAFが旅客機に活用

  • 高学歴と低学歴の差がもっとも出るのはどこか

    私が現役のころは、最も激しい学歴社会だったような気がします。ただ私は博士号を持っていたので、学歴が問題になるようなことはありませんでした。大学受験は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学に行けばなりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。高学歴と低学歴の差は、言語化のところで出るとしています。高学歴の人は物事を論理的に考えて、自分の言葉で説明できる印象が強いですが、低学歴の人は論理が破綻していたり、考えることを放棄していることが多いようです。高学歴の学生にどうしてその大学を選んだのかという質問をすると次のような答えになります。将来弁護士になりたくて法学部一本で考えていたんですが、立地と偏差値的にバランスがいいのが今通っている大学だったので決めまし...高学歴と低学歴の差がもっとも出るのはどこか

  • 食品添加物の組み合わせにより2型糖尿病リスクが上昇

    私は食品添加物などをほとんど気にしていません。普段食べている食品には相当数の食品添加物が入っているはずですが、これらは当然厳しい安全性試験などをパスしたもののはずですので、食べても問題はないと思っています。むしろ有機野菜などのほうが、病害虫などの影響があり、隠れた危険性があるような気がしています。しかし食品添加物も組み合わせにより、糖尿病発症リスクに関係している可能性があるようです。ソルボンヌ・パリ・ノール大学の研究者が解析したのは、食品添加物の組み合わせと2型糖尿病発症リスクの関係です。2型糖尿病は、血糖を下げるインスリンの分泌や効きが不十分で血糖値が上昇する病態です。日本では現在360万人強が治療を受けています。解析対象は、フランス住民10万人強でした。平均7.7年間観察し、その間に2型糖尿病になった...食品添加物の組み合わせにより2型糖尿病リスクが上昇

  • 貧乏につながる悪い習慣とは

    何気なくやってしまう代表格がスマートフォンかもしれません。私はいまだに拘りのガラケーでスマフォを持っていませんが、電車の中などではほとんどの人がスマフォを見ています。世界の成功者たちがもっとも重要な要素は「フォーカス(集中)」と述べています。偉大な成功を遂げた人は、大体何かに集中しています。史上最年少で八冠を達成した棋士の藤井聡太は、5歳から将棋を始めたそうです。オリンピックで金メダルを獲得したフィギュアの羽生結弦は、4歳からフィギュアスケートを始めています。彼らは間違いなく、全力で将棋やフィギュアに打ち込んでいます。だらだらとスマホでネットサーフィンをしていたら、将棋やフィギュアで日本一になれたということではありません。彼らは人生の大部分を1つのことに集中しているのです。自分が得意でかつ、情熱を持てるこ...貧乏につながる悪い習慣とは

  • 生成AIが人間を超えられない理由は確率にある

    現在人間は意識していないもののいろいろなところでAIの助けを借りて生活しています。例えば私が吸っている加熱式タバコは、ホルダーにタバコを入れるとスイッチが入り、350℃に加熱され10数回数の吸入か一定時間が過ぎるとスイッチが切れます。まあこれは単なる高性能センサーが動いているだけですが、AIが制御しているといってもよいのかもしれません。ここでよく出るのが、AIは大量の文章を学習してやっと話せるようになりますが、幼児はごくわずかな情報で話せるようになるという差の問題です。これを説明するためにいろいろな説が出ていますが、ここではベイズ統計説というのを紹介します。これも他の仮説と同じようにニューロンの活性にベイズ統計が観測されたということではありませんので、単なる仮説にすぎません。ベイズ統計の話はかなり複雑で専...生成AIが人間を超えられない理由は確率にある

  • 日本人が知らないトランプ関税裏の理由

    今年1月に政権に返り咲いたトランプ大統領は、就任するや否や関税政策などを打ち出し、強烈な不法移民政策に着手しました。この高額関税は各国との対話を引き出す手段のような気もしますが、ひどい人が大統領になったという感じはします。4月には不法移民の自主退去キャンペーンなるものを発表し、不法移民が自発的に国外退去をした場合には将来、合法的に再入国できるとする実効性がよくわからない施策を進めようとしています。アメリカを中心として産業構造の変化や財源の確保、あるいは中国の孤立化をもくろんでいるのか、相互関税をはじめとする大統領令を乱発し、世界を翻弄しています。日本では全く報道されていないのが、薬物のフェンタニル対策です。悪役と名指しされたのが、メキシコ、カナダ、中国ですが、メキシコは1万人の兵士を北部国境に派遣しました...日本人が知らないトランプ関税裏の理由

  • 原始地球の最大の謎、生命の素はどうやって生じたのか

    ここで何度も書いていますように、生命誕生の謎は私が最も興味を持っていることの一つです。原始地球においてアミノ酸や核酸が偶然生成されることはありうることです。しかしアミノ酸同士が結合してタンパク質まで大きくなるためには、それなりの場が必要となります。自然に化合物が結合するためには、分子同士の衝突、つまりある程度高濃度に化合物が存在しなくてはなりません。こういった場所があったという説も当然ありますが、できたタンパク質と核酸との関連がどうできたのかなど謎は深まるばかりです。私は想像できないような偶然性が重なり、最初の生命ができたのではないかと考えています。ここでは生命と金属の奥深い関係について紹介します。まず化学進化説ですが、これは1936年旧ソ連の生化学者が提唱したものです。無機物から有機物が蓄積され、有機物...原始地球の最大の謎、生命の素はどうやって生じたのか

  • 乳酸は疲労の味方だという運動の真実

    運動をすると乳酸が産生され疲労を感じるとされていましたが、最新研究ではこれが間違いということになったようです。乳酸は糖質をエネルギー源基質とした場合にのみ産生されます。解糖系において、乳酸が産生される場合とされない場合の違いは、運動強度に依存しているようです。酸素を十分に取り込める低い強度の運動を行った場合、糖質の分解は穏やかに進み、その分解過程で生成した中間代謝物であるピルビン酸は、ほぼすべてがミトコンドリア内に入ります。そして有酸素系で二酸化炭素を生成しながら、エネルギーの供給源であるATPを産生します。一方激しい運動を行い、必要なだけの酸素を取り込めないような条件では、糖質が大量に分解されて、ピルビン酸も大量に生成されます。そのためミトコンドリア内に取り込まれなかったピルビン酸は、乳酸へと変換されて...乳酸は疲労の味方だという運動の真実

  • ヒトはAIより学習が早い、生得的バイアスの秘密

    いつの日かAIは自我を持ち、人類を排除するのではないか、というのは2024年ノーベル物理学賞受賞者の言葉ですが、大多数の人がこれを否定しています。この主な理由は、人工知能(AI)と人間の知能は本質的に異なるからとしています。イヌを初めて見る幼児であっても、数匹分これがイヌだよと教えられれば、かなりの精度でイヌを識別できるようになります。大規模言語モデルは世界中のあらゆる文章を学習してようやく人間のように話せるようになりましたが、人間の子供はそれよりはるかに少ない情報で自然な言葉を身に着けます。ひとはなぜ、AIよりも少ない情報量で学習を完了できるのでしょうか。その一つに先天的バイアス説があります。人間の脳は世界シミュレーターであるといっても、学習しないといけない世界が最初から決まっています。したがってまっさ...ヒトはAIより学習が早い、生得的バイアスの秘密

  • 40億年前の生命誕生の認識は誤っていたのか

    生命誕生のなぞは、私が最も興味を持っていることの一つです。残念ながらまだいろいろな説があるという段階で、これが真相だといえるようなものはないような気がします。地球上の生命をつかさどる遺伝子のパズルに、アミノ酸がどうやって加わったかについての科学的な合意はすでになされているようです。しかしアリゾナ大学の遺伝学研究者たちは、その合意は誤りかもしれないと指摘しています。生命由来と非生命由来とにかかわる既存の認識が、正しい理解を妨げてきた可能性があると指摘しています。要約すると、現在の理解に基づく遺伝子史のモデルは、生命の起源とそれ以後に出現した遺伝子を比較する際に、初期の原始生命を過小評価してきたかもしれないということです。太古の生命に関する理解は今なお不完全なままであり、地球初期について研究を掘り下げることの...40億年前の生命誕生の認識は誤っていたのか

  • 老衰が医師にとって不名誉な病名なのはなぜ

    高齢になってくると死について考えますが、私はなんとなく老衰で死にたい気がしています。病気と違って老衰であれば苦しむことがなさそうです。実際現在の日本の死因の第3位が老衰ということで、増加しているのかもしれません。ここでは現代の死生観について紹介します。資本主義社会においては、お金がなくては生きていけません。お互いのコミュニケーションのための言語と、衣食住など生活必需品の確保にお金は必須のアイテムです。お金至上主義から脱却して、別の価値である人々の共通の福祉、コモンズの増進を目指そうと叫ばれるようになってきてはいますが、それでも何はともあれ先立つものはお金です。より大きな生活力を身に着けるためにはお金をためることが求められますが、その過程では一時的にせよ負債が生じます。住宅ローン、奨学金などは日常茶飯事であ...老衰が医師にとって不名誉な病名なのはなぜ

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