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2015/07/29

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  • コレステロール値と脳梗塞・心筋梗塞の関係

    このところ健康診断での血液検査の数値を取り上げていますが、基本的には一喜一憂するほどのものではないと思っています。ここではHDLコレステロールとLDLコレステロールを取り上げますが、職場検診や特定検診などの必須項目になっています。これら2つと中性脂肪が高いと「脂質異常症」といわれますが、すぐに何かの危険が迫っているというわけではありません。しかし動脈硬化が進みやすくなるため、徐々に脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上昇します。HDLコレステロールは「善玉」、LDLコレステロールは「悪玉」と覚えている人も多いと思いますが、基本的には間違っていません。悪玉は低い方が良く、善玉コレステロールは高い方が良いと押さえておけば、健康管理の上で特に問題はありません。コレステロールという物質は科学的には1種類で、HDLやLDLと...コレステロール値と脳梗塞・心筋梗塞の関係

  • 糸状菌や放線菌など人類と菌類の関係

    最近紅麹のサプリメントによる健康被害が大きく取りあげられています。この原因はまだはっきりしていないようですが、紅麹は糸状菌ですので、突然変異で有害物質を作ってしまう可能性はあるような気もします。こういった菌類と人類の関係はうまく利用していると言えるような気がします。まず大きな発見はペニシリンなどの抗生物質でしょう。ペニシリンは、パンなどに繁殖するアオカビ(糸状菌)が作り出す物質で強い抗菌作用があります。このように微生物が作り出す抗生物質は、多くの医薬品のもとになっています。特に結核に対しては、1943年に放線菌が作り出すストレプトマイシンが発見されたことで、多くの結核患者の命が救われることになりました。またカビの糸状菌は、衣類や建物に生育して汚染することから嫌われていますが、洋の東西を問わず古くから味噌、...糸状菌や放線菌など人類と菌類の関係

  • これだけ惑星があるのになぜ水は地球にだけ多いのか

    このブログでも何度も書いていますが、私は宇宙にはほとんど興味がありません。ただ地球という惑星は異様に水の量が多いのですが、なぜこんな現象が起きたかには興味があります。生命の誕生にはたぶん水が必須だったと思われますが、そういった点でも面白い現象と言えます。実際に太陽系の惑星の中でも、地球以外には水はほとんど存在していません。これは各惑星の温度や質量など微妙な問題のようです。地球は地表の71%は海水で覆われており、その平均の水深は3729mにもなります。この海水が地表にある水の96.5%を占めています。そして地下水として1.7%、氷河として1.74%の水があり、その他に湖水や河川水や大気中の水蒸気などがあります。地球近傍の宇宙空間では、水は氷ではなく気体となっています。氷であれば凝集して大きくなるので地球の引...これだけ惑星があるのになぜ水は地球にだけ多いのか

  • 「脳へ転移」したガンを治療する方法

    ガンは色々な臓器に転移することが知られていますが、肺ガンは脳に転移することが多いようです。金沢大学の研究グループが、肺ガンが脳に転移するメカニズムを解明し、治療法などの開発につながる成果を発表しました。肺ガンは診断時に脳への転移が見つかることが多く、脳へ転移したケースの約半数が肺ガンと考えられています。肺ガン以外では、前立腺ガン、乳ガン、腎臓ガン、メラノーマなどが脳へ転移することが多く、ガンの治療法が進化発達し、生存期間が長くなるにつれて脳転移の発生率が増加しています。化学療法に使われる抗ガン剤は血液脳関門を通過しにくいため、脳へ転移したガンに対しては外科的な手術や放射線治療が行われますが、これらの治療には手術の困難さや副作用の等の危険性があり、患者に大きな負担を強いることになります。金沢大学の研究グルー...「脳へ転移」したガンを治療する方法

  • 新型コロナ治療薬に「有用性なし」の評価

    私は新型コロナで間質性肺炎で入院した時は、点滴でコロナ薬を投与されていましたが、3,4日で終息したようです。最近厚生労働大臣の諮問機関である中医協から衝撃の発表がありました。新型コロナによる重症化(入院や死亡)を防ぐ薬として、国内で既に1600億円以上を売り上げている、「ラゲブリオ」に対し「費用増加」との評価が下されたのです。この言葉はあまり聞きませんが、このクスリを使っても「新型コロナによる入院や死亡のリスクは一般的な治療と変わらず、余分なお金がかかるだけ」というような意味のようです。つまりコロナ薬としては、ほとんど効果が無いと言えるのかもしれません。ラゲブリオは、日本で2021年12月に特例承認され、新型コロナ薬としてトップシェアを獲得し、今も診療現場で広く用いられています。目的は、新型コロナが重症化...新型コロナ治療薬に「有用性なし」の評価

  • 慢性的な疲労や気分の落ち込みは脳の不調が原因

    私は今肺炎後の肺機能のやや不調を気にしつつ暮らしていますが、肺炎で傷んだ部分は回復しないという説もありますので、このまま調子がやや悪いままかもしれません。自分を取り巻く環境に対する認識や、自分の精神状態は、日常のエネルギーレベルを決めるのに重要な役割を果たします。脳の健康に不調が生じると、周囲や自身に対する認識だけでなく、自分の身体を思うように動かしたいという感情や欲望にも悪影響が出ます。重度の疲労はうつを悪化させ、不安を高めると言われており、さらに疲労はうつの経済的負担を45%増やしています。疲労を軽減することがうつの治療に効果的なことも、うつと疲労の関連を示す証拠だと言えます。体が必要とするエネルギーを作り出すためには、脳内のニューロンが信号を出す必要があり、その信号を伝えるためには、大量の神経伝達物...慢性的な疲労や気分の落ち込みは脳の不調が原因

  • 50代で無しは珍しい白髪の科学

    私の友人のO君はいわゆる若白髪で、たぶん50代ぐらいから白髪が目立つようになり、60代で完全に白髪になってしまいました。Y君も白髪が目立っていましたが、最近(70代後半)になりやはり完全に白髪だけとなっています。私は白黒、灰色が混ざったグレーの髪の毛ですが、二人のように完全に白くなるのも良いと思っていますが、あまり気にしていません。ただ毛が薄くなってきたことは確かで、地肌が見えるようになってしまいましたが、まあ77歳では当然のことかもしれません。ここでは白髪についてのあれこれを紹介します。白髪とは髪の毛から色素が抜けて透明になることで、髪の毛の表面に光が反射して白く見える状態をいいます。個人差がありますが、通常年に1〜2%くらいの割合で進行し、後頭部に少なく黒髪より成長が速く、太く扁平になりやすい傾向があ...50代で無しは珍しい白髪の科学

  • 肥満症治療薬「ウゴービ」が抱えるニーズと乱用

    このブログでも肥満を時々取り上げていますが、私は肥満が多くの病気の誘因になっているのではないかと思っています。この肥満症の治療薬「ウゴービ」が2月末に販売開始されました。肥満症治療の新しい選択肢として期待される一方で、このクスリにはネガティブな意見も付きまとっています。ウゴービは、いわゆる「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる薬の一種で、体内でインスリンの分泌を促します。インスリンは第一に血糖値を下げる働きがあり、そのためGLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病の治療薬として、血糖値の高い患者に対してそれを下げる目的で長らく使われてきました。またインスリンは食欲を抑える働きもあり、そのためこの薬は欧米では肥満症の治療薬としても使われています。ウゴービは欧米を中心に利用者が急増していますが、日本でも2023年3月...肥満症治療薬「ウゴービ」が抱えるニーズと乱用

  • ヒトへの「臓器移植用」ブタが国内で誕生

    ヒト以外からの臓器移植に関しては、かなり前にブタの心臓を移植した人の話を取り上げたことがあります。この患者は数カ月で亡くなったようですが、異種移植が現実となりつつあるようです。1996年にクローン羊ドリーが話題になってから28年も経ちましたが、現在の最先端のクローン技術は、臓器移植用のブタを誕生させるところまで到達しました。明治大学発のベンチャー企業などのグループが、クローン技術でヒトへの臓器移植を前提にした特殊なブタの生産に成功し、その子ブタが誕生したことを発表しました。誕生したブタは臓器移植しても拒絶反応が起きづらい遺伝子操作を施されています。ヒトへの移植を想定したブタが国内で生まれるのは初めてのことで、臨床応用への期待が高まっています。こういった異種移植の際にブタが選ばれるのは、臓器の大きさや適合性...ヒトへの「臓器移植用」ブタが国内で誕生

  • 全身のガンを早い段階で発見できる「PET検査」

    ガンの発見に有効とされる「PET検査」ですが、それほど広まっているという感じはしていません。以前友人がこの検査を受け、その画像を見たことがありますが、ガンと思われる部位が明るく光っており、納得できるような気がしていました。PET検査は、全身の脂肪の代謝を画像化する検査です。ガン細胞は正常な細胞の何倍もの多くのブドウ糖を消費します。この性質を利用して、ブドウ糖に似た構造の検査薬(FDG)を体内に注射し、このクスリが多く集まる場所を突き止めて、体内に潜むガンを見つけ出します。目安としてガン細胞が1センチ程度の塊になれば発見できます。ガンの種類によっては、ブドウ糖が強く集まるタイプと、薄く集まるタイプなどさまざまなレベルがあるため、内容を見極めるには経験が必要です。レントゲンやCT画像は、「形の変化」で良性か悪...全身のガンを早い段階で発見できる「PET検査」

  • ヒトの身体を支配する腸内細菌「移植」で治療

    近年腸内細菌の研究が盛んになり、「腸内細菌叢」が重要な役割をすることが分かってきました。それに伴い腸内細菌をビジネスへと活用しようとする動きも活発になっています。2020年に順天堂大学、東京工業大学、慶応義塾大学の研究者らが共同創業したMGTxもそのひとつです。腸内細菌ベンチャーと言えば、腸内細菌の検査ビジネスや腸内細菌を整えるサプリメント販売などを手掛けているイメージが強いのですが、MGTxは「便移植」を通じた腸内細菌叢の移植や、「腸内細菌叢バンク構想」などを掲げる変わった戦略を取っています。腸は地球上で最も高い濃度で微生物が存在する場所と言われています。腸の表面には細菌が40兆ほど共生していると言われています。人間の全身の細胞の数が37兆個であることを考えると、その膨大さが分かります。ヒトは生まれる前...ヒトの身体を支配する腸内細菌「移植」で治療

  • 「ALS」関連遺伝子を標的にした新薬登場

    「ALS」(筋委縮性側索硬化症)はそれほど良く聞く病気ではないのですが、怖いというイメージがあります。日本ALS協会によると、日本には約1万人の患者がいて、毎年2300人が新たに発症するとされています。20代、30代で発症することもあるようですが、多くは50代以上、祖父母や両親など家族に患者がいるケース(家族性)が5〜10%を占めますが、それ以外の「孤発性」の場合、原因や発症リスクはほとんど分かっていません。発症から人工呼吸器を必要とするまでの期間は、中央値で3〜4年とされています。手足の症状で始まるタイプに比べ、しゃべりや飲み込む嚥下機能低下で始まるタイプの方が症状の進行は早い傾向があります。個人差が大きく、発症後1年以内に呼吸不全になることもあれば、10年以上も人工呼吸器を必要としない患者も1割程度い...「ALS」関連遺伝子を標的にした新薬登場

  • ほぼ「接着剤」で組み立てられているクルマがある

    このブログでも書いたことがありますが、私は接着剤に興味を持っていました。残念ながらこの研究はできませんでしたが、カップ麺のようにぺりぺりはがすと簡単にはがれる物や、ウエットティッシュのように何回でもくっつくものなど本当に多彩です。しかしこの接着剤がなぜくっつくのかはいまだに謎になっているという話しもあります。磁石がくっつくのが不思議なのと同様に、接着剤が物と物をくっつけるのは当たり前ではないようです。どうも「接着」という現象の根本的な仕組みは、まだ完全に解明されてはいないらしいです。こういった接着の仕組みを調べている研究グループが、「接着剤が引きはがされるプロセスの電子顕微鏡によるリアルタイム観察」に成功しました。この産総研のグループによると、ここ10年くらいで接着剤に対する社会の期待が変わってきたそうで...ほぼ「接着剤」で組み立てられているクルマがある

  • 食道ガンの放射線治療法と化学療法

    少し前に食道ガンを取り上げましたが、やはり基本的な治療法は手術療法です。ここでは色々な理由で手術ができない時の、放射線療法と化学療法について紹介します。手術療法と並ぶガン治療の大きな柱となるのが、抗ガン剤を使う化学療法と、放射線療法です。食道ガンの場合化学療法または放射線療法を単独で行うより、2つを同時に受ける方が効果的で、両者を組み合わせる療法を化学放射線療法と呼んでいます。こういった方法は、根治が望めないほど進行している場合に、次善の策として取られる治療法というイメージがあるかもしれません。しかしこの2つを組み合わせた化学放射線療法は、病期によっては手術に匹敵する効果も期待できます。化学放射線療法を選ぶ理由として、手術に耐えられる体力が無い場合です。病巣は限られた範囲に留まっていても、全身の状態から手...食道ガンの放射線治療法と化学療法

  • 「中年太り」の原因、加齢で神経細胞に変化

    このブログでもよく書いていますが、私はこの歳になるまで痩せ型体形で、中年太りという経験はありません。むしろ60代ぐらいから下腹がぷっくりしてきたのですが、服を着ていれば全く目立つことはなく、若干気にしているという程度です。しかし肥満体形の人にとっては、中年太りは切実な問題となっているようです。名古屋大学などの研究チームは、この中年太りに関してラットを使った実験で、代謝や摂食をつかさどる脳の視床下部にある神経細胞の「一次繊毛」という部位が加齢などで短くなることが原因と突き止めました。ヒトにも同様の仕組みがあるとみられ、肥満が引き起こす疾患(肥満症)の根本治療につながると期待されています。中年太りの原因として、加齢による全身の代謝低下が挙げられていましたが、詳しい仕組みはよく分かっていませんでした。名古屋大学...「中年太り」の原因、加齢で神経細胞に変化

  • 乳がん治療で「乳房を広い範囲で切除」が減少

    ガンに罹る人は増加しているものの、死亡率は下がり続けています。これは「ガン治療」の進化が著しいことが要因のひとつです。日本乳ガン学会の「乳ガン診療ガイドライン」に示すように、現在でも手術は乳ガン治療の重要な手段です。しかしその位置付けや方法は、臨床試験のエビデンスや技術の進歩、社会状況によって大きく変化してきました。20世紀後半まで広く行われていたのは、ハルステッド手術と呼ばれる根治的な乳房切除術でした。ガン病巣のある乳房はもちろん、大胸筋、小胸筋から鎖骨下のリンパ節を切除し、ガンに侵された部位周辺の広い領域を徹底的に取り除く大手術です。加えて鎖骨上リンパ節や胸骨傍リンパ節、時には鎖骨そのものまで切除する拡大乳房切除術も行われました。こうした手術が普及した結果、乳ガンの局所再発率は低下したことは確かです。...乳がん治療で「乳房を広い範囲で切除」が減少

  • 顔と目と舌の写真だけで「老化度」を判定

    中国の研究者が、個人の顔と舌と網膜の画像を人工知能(AI)を使って分析し、「生物学的年齢」を判定するツールを開発したという記事がありました。ある人の実年齢(暦年齢)は、運転免許証などを見れば知ることができます。これに対して、生物学的年齢を知るのは難しく、実年齢とは違い広く合意された測定方法がありません。生物学的年齢は環境や生活様式や遺伝の影響を受ける可能性があります。例えば喫煙者は実年齢よりも老けて見えることがあり、フィットネスに熱中している人ははるかに若く見えることがあります。この2つの年齢の差は、見た目だけの問題ではないようです。生物学的年齢が実年齢よりも高い人は、慢性疾患があったり、平均よりも早く認知機能が低下したりしているかもしれません。一般に生物学的年齢を測定するモデルは「老化時計」と呼ばれてい...顔と目と舌の写真だけで「老化度」を判定

  • チョコレートの「脳への影響」とは

    私は若いころはチョコレートが好きで、当時マーブルチョコ(今でもあるのでしょうか)を常時携帯し、何かあるとひと粒舐めていました。それでもそれほど大量に食べるわけではなく、一箱(一本)あると1か月近くもっていたような気がしています。チョコレートに含まれるフラバノール(カカオ・ポリフェノール)は、心血管機能へ好影響を及ぼすとされていますが、最近は脳への影響がいろいろ研究されているようです。チョコレートのカカオに含まれるフラバノールには抗炎症作用があり、血管の内側の細胞を守ったり血小板の凝集を抑制するのではないかと考えられています。強い抗酸化作用があるフラバノールは、高密度リポタンパク質(HDL)を増やし、低密度リポタンパク質(LDL)の酸化を抑え、インスリンの抵抗性を下げる可能性があるようです。またフラバノール...チョコレートの「脳への影響」とは

  • 心疾患に関係する女性ホルモン

    心筋梗塞などの循環器病(心疾患)は男性に多いというイメージがあるようですが、女性も発症し世界では女性の死因のトップとなっています。私の身近な人で心疾患で亡くなった人がいませんので、あまり実感はわきませんが日本でも女性の死因の2位を占めています。女性のための心疾患予防・啓発プロジェクトが始動しましたが、専門家は心臓を始めとする臓器の機能には女性ホルモンが関与していると述べています。実際には男性と女性でなりやすいケガや病気に差(性差)があるようです。男性は20代から40代にかけてコレステロール値が高くなる傾向があります。脂質異常症になると、動脈硬化が進行し狭心症や心筋梗塞などを招く恐れがあります。糖尿病や痛風も男性の方が多い病気です。女性では貧血が代表的な病気で、生理を繰り返すことに伴うもので、肩が凝ったり腰...心疾患に関係する女性ホルモン

  • 私のせいで1回延期となった定例麻雀

    このところ家で静養していましたが、間質性肺炎で入院後退院してからほぼ1カ月がたちましたので、もう大丈夫だろうと麻雀を開催しました。ただ医師に進められて購入したパルスオキシメーターで血中酸素濃度を時々測っていますが、通常は92〜95程度で推移しているものの、運動という程でなくても動いたりすると90を切ることがありました。やはり初めて電車に乗り、長時間麻雀をやって大丈夫かという不安はありました。そこで近所のドラッグストアに行き、酸素吸入器を探してみました。結局店員に聞いたのですが、「携帯酸素」というスプレーのようなものを購入しました。やや大きめの物でしたが、これがあれば急激に酸素飽和度が下がっても何とか対応できそうな気がして、これを持参しました。雀荘にはH君とSKさんが来ていたので、待つ間にかなり詳しく状況を...私のせいで1回延期となった定例麻雀

  • 高い枕で寝ると脳卒中になりやすい説

    私は若いころは寝つきが悪く、ベッドに入ってもなかなか寝付けませんでした。別に枕にこだわりなどなく、どんな枕でも問題はなかったのですが、なかなか寝付けないことをやや気にしていました。それが歳をとってからは非常に早くなり、寝酒としてウイスキーを少し飲む習慣が良いのかもしれません。寝酒はあまり良くないと言われていますが、私にとっては良い睡眠をとるうえで大いに役立っているような気がします。脳卒中の原因のひとつ、特発性椎骨動脈解離は高い枕で寝る人ほど発症率が高いことが、国立循環器病研究センターの研究チームの分析で明らかになりました。研究チームは「殿様枕(とのさままくら)症候群という新しい病気の概念を提唱し、何気ない睡眠習慣が脳卒中のリスクになり得ることを認識してもらい、予防に繋げて欲しいとしています。突発性椎骨動脈...高い枕で寝ると脳卒中になりやすい説

  • 認知症リスクのうちハイリスクな高齢者に多い疾患

    もう1年以上前からですが、私は左耳に軽い耳鳴りがしています。近くの耳鼻科にいったのですが、詳しい聴力検査後に異常はなく耳鳴りは治せないと言われました。その後ネットなどで耳鳴りに良いという漢方薬を見つけ、1か月飲んでみましたが全く効果はありませんでした。結局現在も耳鳴りとともに暮らしていますが、ここでは難聴と認知症の話です。これまで認知症は、高血圧、糖尿病、肥満などが危険因子と言われてきました。しかし2017年に英国の国際委員会が、加齢による「難聴」も認知症のリスク要因のひとつであると指摘し、さらに2020年高血圧や糖尿病、肥満、飲酒、喫煙などの12の要因の中で、難聴が最も大きなリスク要因であると発表しました。この理由は明快で、難聴になると社会的にどんどん孤立していくからです。聞こえにくくなると、相手が言っ...認知症リスクのうちハイリスクな高齢者に多い疾患

  • 早期の膵臓ガンを血中酵素の活性異常で発見

    私の友人知人も亡くなる人が出てきていますが、ほとんどがガンが原因となっています。特に膵臓ガンは自覚症状もなく、見つけにくい位置にあるなどで早期発見が難しいようです。東京大学などの研究グループが、比較的早期の膵臓ガン患者の血液に含まれる酵素の活性異常を見つける検査方法を開発しました。生体内には数千種類もの酵素が存在し、酵素を構成するタンパク質群は体の外から受ける環境や、身体の内部の変化を一定に保つうえで重要な役割を担っています。さまざまな病気の発病に関連して酵素活性の異常が起きるものがあり、この現象は既に発病の有無を調べるバイオマーカーとして活用されています。しかしこれまでの方法では、血液中に極微量しか含まれない酵素を検出することは難しい事でした。東京大学と理化学研究所、日本医科大学の研究グループは、これま...早期の膵臓ガンを血中酵素の活性異常で発見

  • 国民病となり得る非アルコール性脂肪肝炎

    私は新型コロナ感染による間質性肺炎で入院しましたが、退院の際の説明によると細菌性肝炎も発症していたようです。やはりウイルス感染などすると、同時に病原菌が色々なところで増殖してしまうようです。最近肝臓の疾患としてNASHあるいはNAFLDという病態が注目されています。肥満などが原因で生じる肝疾患(脂肪肝炎、脂肪肝)のことで、生活習慣病のひとつですが、薬剤による治療法はまだ確立されていません。脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が過剰に溜まった状態のことをいいますが、肝炎から肝硬変、肝臓ガンに進行しやすいとされています。飲酒しないあるいはほとんどアルコールを摂取しないのに、過食や運動不足などが原因で脂肪肝になり、それが肝炎、肝硬変へと進行する病気があります。1980年に米国の医師が提唱したNASH(非アルコール性脂肪肝炎...国民病となり得る非アルコール性脂肪肝炎

  • 磁石がものを冷やす「新型冷蔵庫」が開発

    現在は冷蔵庫が四季を通じて必要な電化製品となっています。冷凍食品の普及や、冬でも暖房によって室温が高くなり、保存には冷蔵庫が必要になっているなどが考えられます。冷蔵庫も進歩しており、冷凍庫はもちろん各部位によって微妙に温度が異なるような高性能なものになっています。なぜ冷蔵庫が冷えるのかは、気体の「断熱膨張」の原理を使っている程度しかわからず、しっかり説明できるほどには理解できていません。最近「磁気冷凍」というイノベーションによって、冷蔵庫の歴史が大きく書き換えられようとしているようです。つまり磁石を使って冷やすという技術です。この必要性は主に環境問題で、20世紀終わりにはそれまで使われていたフロンが、大気に漏洩するとオゾン層を破壊するとされ、生産が中止となりました。そこで代替フロンの開発・利用が進みました...磁石がものを冷やす「新型冷蔵庫」が開発

  • 厚生労働省が飲酒ガイドラインを発表

    私はほぼ毎日、夕食時にかみさんとビールのロング缶を半分ずつ、風呂から出てきたときにウイスキーまたは梅酒を寝酒として飲んでいます。最近厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(飲酒ガイドライン)が発表されました。このガイドラインでは、アルコールの体への影響は年齢や性別、体質、体調などによっても変化することを前提として解説しています。過度な飲酒は疾病のリスクを上げること、行動面で運動機能や集中力の低下、怪我、他人とのトラブルなどのリスクがあるとしています。また高血圧や男性の食道ガン、女性の出血性脳卒中などの場合は、少量であっても飲酒自体が発症リスクを上げてしまう事、大腸ガンの場合は1日当たり20グラム程度以上の純アルコール量の飲酒を続けると、発症の可能性が上がるなどの結果を示した研究があるとし...厚生労働省が飲酒ガイドラインを発表

  • 運動が乳ガン再発リスクを下げる

    乳がんは女性のガンの中では多い方ですが、少し前まではガン組織だけではなく広範囲に切除する術式が一般的でした。最近は他のガンも含めてガン組織だけを除くという手術に変わってきたようです。また運動をするかしないかで、乳ガンの再発リスクに歴然とした差が出るという研究結果が報告されています。日本乳ガン学会の患者向けガイドライン(2019年版)では、「適正体重を維持すること」「運動不足を防ぐこと」が再発予防として推奨されており、1週間にトータル1時間程度運動する人は、全くしない人と比べて再発リスクは25%低下し、死亡リスクも40%下がるというデータが示されています。乳ガンを経験すると治療の影響で筋肉量が減りやすく、太りやすくなる人もいるようです。そうやって体脂肪が増えると、乳ガンの発症・再発に関係する女性ホルモンの生...運動が乳ガン再発リスクを下げる

  • 死亡者数トップ3の「胃ガン」の最新治療

    最近はガンに罹る人は増加していますが、死亡率は年々下がり続けているようです。かみさんの友人が昨年「胃ガン」が見つかり手術しましたが、その後抗ガン剤治療を受けていますので、ステージが進んでいたのかもしれません。ここでは近年大きく変わった胃ガンの治療法について紹介します。胃ガンの手術が最初に成功裏に行われたのは、乳ガンとほぼ同じ時期の19世紀末でした。始めに成功したのは幽門部胃切除術です。しばらくすると難度がより高い胃全摘術も行われるようになります。その後胃切除と同時にリンパ節を切除することが再発防止の観点から重要と考えられるようになり、その目的でリンパ節を系統的に切除するリンパ節郭清術が普及しました。胃の周辺にはリンパ節が数多く存在し、早期ガンであってもリンパ節への転移が少なくありません。どこのリンパ節に転...死亡者数トップ3の「胃ガン」の最新治療

  • アプリやトランプにも広がる「元素周期表」

    元素周期表といっても教科書で見たことがある程度だと思いますが、私のような化学を専門にしていると馴染みが深いものです。元素の性質が周期的に変化することを元素の周期律と呼んでおり、これを並べたものを周期律表と呼んでいましたが、現在は元素周期表に変わったようです。私の知り合いの大学の女性の先生は、これを集めるのが趣味で先生の部屋の壁一面に貼ってありましたが、なかなかきれいなものでした。身の回りの物質はすべて元素でできており、周期表は「科学の扉」を開く格好の教材となるようです。2016年には理化学研究所のグループが発見した113番目の元素が「ニホニウム」と命名され、新たに周期表に加わりました。この元素周期表を基にアプリケーションやカードゲームが開発されるなど、活用の幅が広がっています。筑波大学付属の理科教諭は、情...アプリやトランプにも広がる「元素周期表」

  • 医療機関のインフル・新型コロナの二重クラスターが増加

    最近は新型コロナやインフルエンザの感染者数をメディアが取り上げることがほとんどなくなりました。特に能登半島地震の被災状況などが大きく取り上げられていますので、新型コロナはすでに過去のものになった感があります。しかし医療機関ではインフルエンザと新型コロナの「二重クラスター」が増加しているようです。情報が少ないのですが、インフルエンザの流行は頭打ちになってきたようですが、リバウンドしている地域もあり、新型コロナは増加しています。新型コロナはオミクロン株の末裔にあたる変異ウイルス「JN.1」が主流となりつつあります。東京都のモニタリングでは、2月2週時点でJN.1が45.1%にのぼっています。現在医療機関が苦しめられているのは、インフルエンザや新型コロナの院内クラスターです。クラスターによって診療規模を縮小せざ...医療機関のインフル・新型コロナの二重クラスターが増加

  • 中途失明原因1位の「緑内障」気づけない理由

    私は老眼鏡が手放せませんがまだ目は大丈夫のようで、1年ほど前に近くにできた眼科医に行き徹底的に検査してもらいました。若干目の不調を感じていったのですが、それは結膜炎で、検査の結果視力などに問題はありませんでした。医師によれば日本人は、眼を大事にする意識が低いためその意識を持つことが大切としています。ここでは失明原因1位の緑内障の話しです。「緑内障」は、40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人に1人が罹患する目の病気です。現在緑内障は中途失明原因の第1位で、2022年は失明原因の28%を占めていましたが、2023年は41%に上昇しています。アジア全体で増えていて、日本の推定患者数は465万人といわれています。緑内障とは視神経に障害が起こり、見える範囲が狭くなる病気です。少しずつ見える範囲が狭くなってい...中途失明原因1位の「緑内障」気づけない理由

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