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2015/07/29

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  • ガン治療は「臓器別」から「分子別」へ

    私の大学時代からの友人が、肺ガンを発症してしまいました。基礎疾患があるため外科手術ができず、遺伝子検査を行い分子標的薬の治療を受けていました。昨年夏に合ったときは若干痩せていましたが、あまり酒は良くないと言いつつ適度に飲みながら楽しい時間を過ごしました。しかしその後少し離れた部位に転移(再発)してしまい、新薬の臨床試験などにも参加したようですが、昨年10月に還らぬ人となってしまいました。やはり進行ガンは最新治療をもってしても、まだ克服できない病気のようです。私は元々ガンはできた部位によって(肺ガンや胃ガン)分類するものではなく、ガン細胞のどの遺伝子が変異したかによって分類すべきと思っていました。しかし日本ではガン治療のほとんどすべてが外科手術になりますので、部位別の分類が重要となっているようです。この様に...ガン治療は「臓器別」から「分子別」へ

  • ウナギの「完全養殖」に向けて人工孵化に成功

    ウナギは何となく夏の物というイメージがありますが、いつ食べても美味しい食材です。このウナギはほとんどが養殖で、私の会社も宇部の方の工場で出てくる温排水を使ってウナギの養殖をしていました。これはいろいろ難しい問題があるようで、宇部研究所に水産技術研究所を併設し研究を行っていました。私も見学に行ったことがありますが、プールのような大きな水槽にウナギが泳いでいるのを見た記憶があります。この売り上げなど見たことがありませんので、社員が消費する程度だったのかもしれません。こういったウナギの養殖は完全養殖ではなく、シラスウナギと呼ばれるいわば稚魚を捕獲して、育てるものでした。近畿大学水産研究所は、昨年二ホンウナギの完全養殖に成功したと発表しました。人工孵化で育ったオスとメスから得られた「第2世代」の受精卵が昨年7月に...ウナギの「完全養殖」に向けて人工孵化に成功

  • 新型コロナ「第10波」の特徴

    現在は新型コロナの感染者も増え、第10波になっているようです。インフルエンザもまた増加しているようで、やはり感染対策ができていないと言えそうです。私も今月初めについに新型コロナに感染してしまいました。ほとんど風邪らしい症状はなかったのですが、明け方ベッドから落ち身体が全く動かなくなってしまいました。救急車で市内の大きな病院に入院しましたが、間質性肺炎や細菌性肝炎となっており、かなり重篤な状況だったようです。医師に聞いたところでは、血中酸素飽和度が下がってしまうと、脳も酸素不足となり痛みや苦しみを感じなくなるようです。かみさんは医師から人工呼吸器の装着の可能性もあると言われ、非常に焦っていたようです。幸いコロナ薬の点滴や酸素吸入によって、比較的早く酸素飽和度も回復しましたので、10日間の入院でほぼ正常に戻る...新型コロナ「第10波」の特徴

  • 血液検査でガンを発見するポイントがある

    私の歳になると(もう77歳です)、友人知人にガンが増えています。無事手術で元気にしていたり、基礎疾患のため手術ができず薬物療法に取り組んだりしています。ガンの検査には、学術的な論文などによって多くの医師から信頼性が認められた検査方法が使われています。しかし検査自体が患者の体に負担になる場合もあり、検査によっては合併症の可能性もあるようです。血液検査はどこの病院でも行える簡便な検査ですが、ガンの存在を疑う手掛かりとなる情報が得られる場合があります。たとえばガン患者の半数は貧血を示します。これはガンによって体内に貯蔵された鉄をうまく利用できなくなるために赤血球の寿命が短くなったり、赤血球を作れと命令するエリスロポエチンというホルモンが、ガンによって起こる炎症の影響で減ってしまったりするからです。胃ガン、大腸ガ...血液検査でガンを発見するポイントがある

  • 食道ガンの生存率の最新情報

    このところ色々なガンを取り上げていますが、知人でも時々聞くのが食道ガンです。かみさんのお父さんも食道ガンで亡くなっていますが、あまり予後が良くないガンと言えるようです。食道ガンの進行度による分類(ステージ)のしかたは色々ありますが、日本では0〜Ⅳ期まで5段階の病期に分けてとらえるのが一般的です。ガンの進み具合は、大きく3つの要因に分けてとらえることができます。これら3つの要因を組みあわせて、日本独自の「食道がんの病期分類」が定められています。まず壁深達度という食道壁のどこまでガンが達しているかの分類です。これはガンがごく小さく、原発巣として認められないT0から、ガンが食道周囲臓器に浸潤しているT4まで6段階に分類されています。次がリンパ節転移の状況です。食道の周りにはたくさんのリンパ節があり、原発巣の近く...食道ガンの生存率の最新情報

  • 欧州呼吸器学会が「加熱式タバコ」に声明

    私は数年前に加熱式タバコに切り替え、それ以降加熱式タバコ(アイコス)だけを吸っています。私がアイコスを吸ってみようと思った理由は特になく、当時いろいろ話題になっていましたので、試してみよう程度の感じでした。吸ってみると紙巻きタバコを吸った時と同じような満足感が得られ、しばらく続けてみることにしました。すると当時紙巻きタバコを吸った時や、朝起きた時、夜寝る前などに時々出て悩まされていたかなりひどい咳が全くでなくなったことに気づきました。その他灰皿がいらないことや、吸い殻の処理が楽なことなど欠点以上に良い点があり、いわゆるハームリダクションとして有用であると判断し、それ以後加熱式タバコだけを吸っています。ところが最近呼吸器に関する国際的な団体である欧州呼吸器学会が、従来の紙巻きタバコから新型タバコ(加熱式タバ...欧州呼吸器学会が「加熱式タバコ」に声明

  • 医療現場で頼りになる医師の「直観」を適正に評価

    最近の医療現場では、医師が検査結果などの数値を基に判断することが多いような気がしていますが、医師や看護師の「直観」(臨床的直観)が重要とされ、ようやく適正な評価を受けるようになってきたようです。医療データを分析して診断や治療を行う人工知能(AI)システムの開発に関心が高まる一方で、臨床の場での直観についても研究が進められ、重要性も高まっています。2023年3月の論文では、むち打ち損傷に関わる障害を持つ患者の機能の回復について、理学療法士の臨床的直観による予測は、患者が経験する回復の仮定と密接に結びつくことが示されています。また2023年6月の別の論文では、手術後に起こる合併症について、手術前の外科医の直感のみに基づく予測にも、臨床データに基づく予測モデルと比較できるほどの精度があることを示しています。臨床...医療現場で頼りになる医師の「直観」を適正に評価

  • 化学構造分析を実現する質量分析装置を開発

    有機化学者にとって、合成した化合物が正しいかどうかを調べる分析は重要な仕事となっています。実際の化学反応よりも、この化学構造分析の方が時間がかかることさえあります。私は現場から離れて20年となりますが、その間も分析機器の進歩は目覚ましいものがありました。研究室でもこの分析を中心に行う、分析研究室というグループがありました。この最新の機器分析の性能を見ていくと、昔は何日もかかっていた構造解析はAIでできるようになるのではないかと思っています。有機化学の中に天然物有機化学という分野がありますが、これは植物や微生物から見つけた新規化合物の構造を決定するために、合成して同じものを作ってしまうという分野です。それだけ正しい構造を分析するという事は、難しい作業となっていました。最近島津製作所は、脂質や天然化合物の詳細...化学構造分析を実現する質量分析装置を開発

  • 認知症治療に投じる新たな一石

    認知症の7割を占めるアルツハイマー病の原因は、アミロイドβ(Aβ)など脳に蓄積した異常タンパク質を原因物質とみなすAβ仮説が定着しています。この治療薬として非常に高価な抗体医薬の「レカネマブ」が承認され、専門家の間でも評価は高いようです。私はクスリは誰でも使えるような安価で、簡便なものという信条を持っていますので、レカネマブで認知症が治療できるとは思っていません。国際医療福祉大学の研究チームは、超音波を脳に当てて微小血管の新生を促し、脳血流を回復させるアルツハイマー病治療の研究に取り組んでいます。研究チームは生体の自己治癒力を高める音波の作用に20年以上前から注目し、まずは「低出力衝撃波」によって重症狭心症の治療を成功させました。次に目を付けたのが低出力パルス波超音波(LIPUS)です。衝撃波も安全性は認...認知症治療に投じる新たな一石

  • 人類は海底にいる「宇宙人」と間もなく遭遇する?

    このブログでも何回か書いていますが、私は宇宙人と遭遇することは時間的にもあり得ないと思っています。それどころか地球以外に生命が存在する可能性は低いと考えています。ところが2012年からのアメリカの研究によって、宇宙人が存在するという証拠が出てきたという記事がありました。政府がUFO(未確認飛行物体)やUAP(未確認空中現象)を研究するプログラムの存在が2017年の報道で明らかになると、国民の間に情報公開を望む機運が高まりました。当時のトランプ政権は、軍が所有する調査報告書を議会に提出することを求める法案に署名しました。国防総省が2021年に提出した報告書には、なんとUFOとの遭遇記録が数多く記されていたのです。2023年7月に開かれた公聴会では、元軍事情報将校が、政府はUFOを操縦していた人間以外の遺体を...人類は海底にいる「宇宙人」と間もなく遭遇する?

  • カタツムリの粘液にガンや細菌を抑える効果

    少し前までは庭の植木にカタツムリをよく見かけたのですが、最近は見たことがありません。庭に来る小鳥が増えたのか、やはり自然環境は変化しているようです。カタツムリの粘液を配合した化粧品は、世界中で人気を集めています。カタツムリの粘液(主成分は「ムチン」と呼ばれる高分子糖タンパク質)を用いたスキンケア製品は、韓国でブームになった後、ソーシャルメディアでも広く話題になりました。この歴史は古く、1980年代にはカタツムリを食材としてフランスに出荷していたチリの養殖業者たちが、自分たちの手がすべすべになり、ケガをしても傷が速く治ることに気づきました。この発見がきっかけとなって、南米ではカタツムリの粘液が人気となりました。カタツムリが分泌する粘液は、保湿効果があり抗酸化物質が豊富に含まれ、老化のサインを減らすコラーゲン...カタツムリの粘液にガンや細菌を抑える効果

  • 脳梗塞リスクが5倍になる「不整脈」

    私は若いころからやや脈が速く(90前後)、気にした時期もありましたがどうも体質のようで放置しています。健康な成人の脈拍数は1分間に60~100回ですが、何らかの原因があって脈が遅くなったり早くなったりするのが「不整脈」です。不整脈には脈拍が遅くなる「徐脈」と、速くなる「頻脈」があります。脈拍が1分間に50回未満が徐脈で、息切れ、倦怠感、足のむくみなどが現れ、意識を失う失神が起きることもあります。1分間に100回を超えるものが頻脈で、動悸、息切れなどがみられ、徐脈と同様に失神を起こすこともあります。そのほか脈が不規則に飛ぶ「期外収縮」と呼ばれる不整脈もあります。日ごろから自分の安静時の脈拍数を把握しておくことが、不整脈の早期発見には必要です。心臓は四つの部屋に分かれており、右上に右心房、その下が右心室、左上...脳梗塞リスクが5倍になる「不整脈」

  • 「老後」とは生物学的にいつからなのか

    私はもうすぐ77歳の喜寿を迎える歳になり、「老い」を感じることが多くなりました。59歳で長年勤めてきた会社を退職し、すぐ住んでいる市にある企業研究所に派遣社員として勤務し、同時に2つの大学の非常勤講師を始めました。こういった仕事も67歳でいわば定年となり、その後英文特許の翻訳という自宅でできることをやっていましたが、アメリカの特許制度の改革により中止となりました。現在は囲碁や麻雀、スロット、ギターやマリンバといった趣味を中心に過ごしています。こういった生活も10年近くなり、何となく物足りない気がして、昨年末市の高齢者支援施設である「生きがい事業団」に登録しましたが、まだこれといった仕事の紹介はありません。さてどこからが「老後」と定義づけられるのか、ヒトと似たゴリラやチンパンジーも老いを感じるのかという問題...「老後」とは生物学的にいつからなのか

  • 科学的根拠の信頼度が低い血圧の基準値

    私は血圧が低い方で、77歳になっても120代しかありません。低血圧かもしれませんが、特に症状もなく問題なく過ごしています。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」では、上が130~139かつ下が85~89の場合は、高血圧予備軍とみなされます。上が140、下が90を超えるとひとくくりに高血圧とみなされ、薬を処方されるというのが今の高血圧事情です。1960年代後半に日本の医学部で最も広く使われていた「内科診断学」という教科書には、日本人の年齢別平均血圧の算出法として、「最高血圧=年齢+90」という算式が載せられていました。つまり私なら160以下で正常ということになります。ところが1999年にWHO(世界保健機構)とISH(国際高血圧学会)が「140/90」以上は高血圧と定義しました。すると日本高血圧学会もこ...科学的根拠の信頼度が低い血圧の基準値

  • ガンの再発を予防する「簡単なこと」

    健康のため運動が重要とよくいわれますが、私はこれを若干疑っています。ひとつは私の母のことで、母は小児まひで右足が麻痺していました。歩くには松葉づえが必須で、若いころはそれなりに出ていましたが、歳をとってからは全く出掛けなくなり家でじっとしていました。当然運動など全くやっていないのですが、89歳というまあまあの長寿を全うしました。さて筋肉は年齢とともに衰え、そのことが原因で免疫力が下がったり、生活習慣病を引き起こしたりすると言われています。運動がガン予防に効果的であると言われ、既にガンを患った人の生活の質を改善することも報告されています。ある研究グループが、ガンを患って手術・化学療法の治療が一応終了した20名(女性18名、男性2名、年齢30〜70歳)を対象に、6カ月間のインターバル速歩トレーニングを実施し、...ガンの再発を予防する「簡単なこと」

  • 2024年に起こり得る「宇宙天気災害」とは

    私は未だにこだわりのガラケーを使っています。携帯はあくまで電話やメールの通信手段ですので、一回り大きいスマフォにする意味が無いのです。現在のスマフォを考えると、超小型パソコンと高性能カメラという意味が強いような気がします。自宅にいるときはパソコンを見ていますし、外出時にはタブレットを持っていますのでスマフォに変える状況にはないと思っています。さて2024年には「宇宙天気災害」が起き、スマフォが使えなくなるのではと言われています。宇宙天気災害とは、太陽フレアを始めとした太陽の活動によって、地球の社会インフラが影響を受けることを指します。インターネットやGPSなど高度な文明の利器に依存する現代社会では、生活全般に影響する大規模災害のリスクがあります。また宇宙天気とは、太陽の活動によって宇宙環境が天気のように変...2024年に起こり得る「宇宙天気災害」とは

  • 健康保険で「遺伝子検査」が受けられる

    私の大学時代の友人が肺腺ガンになり、遺伝子検査を受けて分子標的薬の治療を受けています。ガンは発症した臓器の名前で分類し治療しますが、私はガンのどの遺伝子が変異してガンになったかで分類する方が有用ではないかと思っています。しかしほとんどのガン患者は遺伝子検査などしていないのが実情のようです。遺伝子の検査は健康保険で受けられる場合と、自費で行う場合があります。現在健康保険で検査できる遺伝子は、その遺伝子異常に対する分子標的薬が保険収載されている場合に限られています。言い換えれば、ある分子標的薬が効くかどうかを診断するために遺伝子異常を調べる場合にだけ、健康保険で遺伝子の検査をすることができるにすぎません。この様な遺伝子検査に用いる診断キットを、コンパニオン診断薬と呼びます。コンパニオン診断薬で、ある遺伝子に異...健康保険で「遺伝子検査」が受けられる

  • 新型コロナ感染による重大事象が発生その2

    前回1月31日に身体が全く動かなくなり、救急車で市民病院という大型病院に搬送され、コロナ陽性でそのまま緊急入院となったことを書きました。実は入院しているときは、新型コロナの闘病記をこのブログにアップしようと考えていたのですが、実際に退院してみると、入院中何をしていたかがほとんど思い出せません。特にやることもなく、タブレットで漫画を読んだり、小説を読んだりしており非常に暇だったのですが、取り立てて何かをやったという記憶がありませんでした。常時点滴をしており、鼻から酸素吸入をしていましたので、ほとんどベッドから動けず、トイレに行くときも車いすの酸素ボンベにつないで連れて行ってもらっていましたので、ほとんど自由に動くことはありませんでした。特に入院後3,4日はほとんど寝ていたような気がします。新型コロナは、ワク...新型コロナ感染による重大事象が発生その2

  • 新型コロナ感染による重大事象が発生

    急な事件が発生してしまい、ブログの更新が10日もできない事態となってしまいました。事件が起きたのは、1月31日の早朝5時ぐらいでした。私はベッドから落ち、おかしな格好で横たわっており、かみさんに起こされました。そこでベッドに戻ろうと身体を動かそうとしましたが、全力を使っても全く動かないのです。それほど息苦しさなどは感じませんでしたが、このままではまずいという事で救急車を呼ぶように頼みました。念のため隣の市に住んでいる次男が消防士ですので、連絡するように頼みました。すぐに救急車が来て搬送されたのですが、どうもこの辺りの記憶がはっきりしていません。後から医師に聞いたところでは、私の状況だと記憶が飛んでしまうのはよくあることのようでした。救急車で少し離れた私の住んでいる市の市民病院に搬送されました。すぐに新型コ...新型コロナ感染による重大事象が発生

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