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本読む馬鹿 http://ryujinohon.seesaa.net/

本を読了したら記録します。読了できなくっても記録します。

一言:本が好きになったのは、ウン十年前の高校2年。友人から大量にまとめてもらった「星新一」でしたw 以来僕の生活は、本とともにあります(毎年、年間100冊を目指すのですがなかなかいきません)。後はセレッソ大阪とともにあります。

リュウジ
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2015/07/29

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  • 「夜のピクニック」恩田陸(新潮文庫)

    夜のピクニック(新潮文庫) - 恩田 陸 アオハルな。 相対評価 ★★★★☆ 最近、続けて読んだ恩田陸。 第2回本屋大賞・受賞作を 読み残していた(正しくは内容的に避けていた)のを思い出し、読了。 (以下ネタバレ)

  • 「夜の人々」エドワード・アンダースン(新潮文庫)

    夜の人々 (新潮文庫 ア 28-1) - エドワード・アンダースン, 矢口 誠 誰がいちばんワルなのか? 相対評価 ★★☆☆☆ レイモンドチャンドラーが絶賛した1937年のノワール小説。 原作は「夜の人々」「ボウイ&キーチ」と著名監督で2度の映画化。 (「夜の人々」はアマプラで見られるので後で見てみよう) しかし今回発刊の小説タイトルをなぜ「夜の人々」のだろうか? (以下ネタバレ)

  • 「20[ニジュウ]」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    20 - 堂場 瞬一 プロとして生きる。 相対評価 ★★★★☆ 野球には全くと言っていいほど興味はない。 見るのはYouTubeで大谷のホームランと今永のインタビュー動画だけ。 セパ12球団を全部言えるかどうかも怪しい自分は、 なぜか野球がモチーフの小説は好きなんだよな。 これは落ち目の名門チームの高卒ルーキーが初先発の最終戦で ノーヒットノーランのまま、9回のマウンドに立ってしまった群像劇のような小説。 (以下ネタバレ)

  • 「土偶のリアル 発見・発掘から蒐集・国宝誕生まで」譽田亜紀子(山川出版社)

    土偶のリアル——発見・発掘から蒐集・国宝誕生まで - 譽田亜紀子, 武藤康弘, スソアキコ 土偶は物語だ。 相対評価 ★★★★☆ 日本の遥か遠くの昔のお話。 知らなかったことを知れ、自分になかった視点が生まれた本となりました。 (以下ネタバレ)

  • 「やりたいことは二度寝だけ」津村記久子(講談社文庫)

    やりたいことは二度寝だけ (講談社文庫) - 津村記久子 津村記久子の生態。 相対評価 ★★☆☆☆ 嫁からのお下がり本。 (以下ネタバレ)

  • 「星を編む」凪良ゆう(講談社)

    星を編む - 凪良ゆう 余韻。 相対評価 ★★★★★ いわゆる続きの続編とは趣がちょっと違う。 「汝、星のごとく」に連なる物語とでも言えばいいのだろうか。 しかし凪良さんは「汝、星のごとく」を書き始めた時に、 「星を編む」のプロットまで構想してたんだろうか。 この方の構成力と想像力は恐ろしすぎる。 (以下ネタバレ)

  • 「ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章」ジョナサン・メイベリー、ジョージ・A・ロメロ (竹書房文庫)

    NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章 (竹書房文庫) - ジョージ・A・ロメロ, 他 既視感。 相対評価 ★★★★★ 実力ある者たちの想像力がさく裂したアンソロジー。 (以下ネタバレ)

  • 「迷うな女性外科医 泣くな研修医7」中山祐次郎(幻冬舎文庫)

    迷うな女性外科医 泣くな研修医7 (幻冬舎文庫) - 中山祐次郎 なにもかも背負って生きていく。 相対評価 ★★★★★ ようやくシリーズ最新刊に追いついた。 著者は現職の外科医。 一時、ストップして止めようかと思っていたけど、 再開してホントしてよかった。 (以下ネタバレ)

  • 「絶海 英国船ウェイジャー号の地獄」デイヴィッド・グラン(早川書房)

    絶海 英国船ウェイジャー号の地獄 - デイヴィッド グラン, 倉田 真木 絶海:陸地から遠く離れた海。 相対評価 ★★★★☆ 1740年、 密命を帯びた英国艦隊のうちの一隻が船隊からはぐれ、 難関のホーン岬を越えたところで遭難。 乗組員たちの生還&裁判までのノンフィクション。 スコセッシとデカプリオで映画化とのこと。 デカプリオはタイタニックに続いて2度目の遭難だw。 どの役を演じるのかはわからんけど、 この本の台詞をデカプリオで聞いてみたい、 このシーンでどんな表情をするのか見てみたいと思いながら読了。 (以下ネタバレ)

  • 「町長選挙」奥田英朗(文春文庫)

    町長選挙 ドクター伊良部 - 奥田 英朗 ココロの問題。 相対評価 ★★★☆☆ 既に第4弾まで出ている伊良部シリーズ。 ようやく積んでた第3弾を読了。 (以下ネタバレ)

  • 「木漏れ日に泳ぐ魚」恩田陸(文春文庫)

    木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫) - 恩田 陸 そこに愛はあるんか。 相対評価 ★★★☆☆ 再び凝り始めた恩田陸。 シズル感があるタイトルに惹かれ、読んでみた。 (以下ネタバレ)

  • 「フランケンシュタイン」メアリー・シェリー(新潮文庫)

    フランケンシュタイン(新潮文庫) - メアリー・シェリー, 芹澤 恵 200年前の現代。 相対評価 ★★★★☆ 初版は今から約200年前の1818年。 著者は上流社会女性が20歳に著したSF小説。 今も古典としていくつもの訳書が出ているのもうなづける名作。 (以下ネタバレ)

  • 「日本人はどこから来たのか?」海部陽介(文春文庫)

    日本人はどこから来たのか? (文春文庫) - 海部 陽介 空白。 相対評価 ★★★☆☆ 以前読んだ「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち」と同時に買った本。 (以下ネタバレ)

  • 「汝、星のごとく」凪良ゆう(講談社)

    汝、星のごとく - 凪良ゆう 泣かせる小説。 (相対評価) ★★★★★ 自分では絶対買わない類の小説が息子から回ってきた。 ベースは恋愛小説だがその域をはるかに超えている超良作だった。 (以下ネタバレ)

  • 「法廷占拠 爆弾2」呉勝浩(講談社)

    法廷占拠 爆弾2 - 呉勝浩 法に則って殺すか、私的な考えで殺すか。 相対評価 ★★★★☆ 息子から同時に借りた爆弾2の舞台は 被告となった犯人を裁く法廷へ。テーマが太いから面白いわ。 3に続くようだが、マンガにならないか心配。 (以下ネタバレ)

  • 「爆弾」呉勝浩(講談社)

    爆弾【電子限定特典付き】 (講談社文庫) - 呉勝浩 善と悪の境界線。 相対評価 ★★★★☆ ようやく息子から爆弾が回ってきた。 いつのまにかこの作品も映画化されてますがな。 (以下ネタバレ)

  • 「ひとり白虎 会津から長州へ」植松三十里(集英社文庫)

    ひとり白虎 会津から長州へ (集英社文庫) - 植松三十里 敗れざる敗者。 相対評価 ★★☆☆☆ 初読みの作家さん。ちょっと消化不良気味…。 (以下ネタバレ)

  • 「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」桜木紫乃(角川文庫)

    俺と師匠とブルーボーイとストリッパー (角川文庫) - 桜木 紫乃 スタントバイミーでしょ。 相対評価 ★★★★★ やっぱり良いわー、桜木紫乃。 よくこの名作を10か月も積んでたわ。次、買っとかなきゃ。 (以下ネタバレ)

  • 「オリンピックの身代金(下)」奥田英朗(角川文庫)

    オリンピックの身代金(下) (講談社文庫) - 奥田英朗 世界中の秋晴れを集めたような、今日の東京の青空です。 相対評価 ★★★★☆ 面白かったー!後半は怒涛の展開。 クライマックスまで疾走する超一級のサスペンス。 (以下ネタバレ)

  • 「トム・ゴードンに恋した少女」スティーブン・キング(河出文庫)

    トム・ゴードンに恋した少女 (河出文庫) - スティーヴン・キング, 池田真紀子 遭難。 相対評価 ★★☆☆☆ 久々に読んだスティーブンキング。 ホラーではなく9歳の少女がハイキング中に迷子になるお話。 (以下ネタバレ)

  • 「六人の嘘つきな大学生」朝倉秋成(角川文庫)

    六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) - 浅倉 秋成 嘘の表と裏側。 相対評価 ★★★★☆ 浅倉氏2冊目。ずっと前に「これは面白そうだ」と思って買って置いてたら、 いつの間にか映画化されていたという積読あるある本。 (以下ネタバレ)

  • 「チョコレートコスモス」恩田陸(角川文庫)

    チョコレートコスモス (角川文庫) - 恩田 陸 正解がない世界で正解を表現する女たち。 相対評価 ★★★★★ 名作「蜜蜂と遠雷」風味ながら、こちらはお芝居の世界。 映画やテレビでは絶対に生まれない、 閉じられた劇場という空間の中で演じる役者とそれを観る観客の共犯関係で成り立つ芝居の世界。 この小説は芝居の舞台で自分の表現力で役を得るために戦う女優のオーディションの物語。 (以下ネタバレ)

  • 「どこの家にも怖いものはいる」三津田信三(中公文庫)

    どこの家にも怖いものはいる (中公文庫) - 三津田信三 残ったのは、薄気味悪さ。 相対評価 ★★★☆☆ 三津田信三氏の小説はずっと「読もう、読もう」と思っていたんだけど、 シリーズ物が多いし、ハマると他の小説が読めなくなるので躊躇していた。 で、ようやく見つけた1冊もの。こんな作家さんだったのか! 好みは分かれるけど、売れるわな。 (以下ネタバレ)

  • 「極楽征夷大将軍」垣根涼介(文藝春秋)

    極楽征夷大将軍 (文春e-book) - 垣根 涼介 あーあ、川の流れのように。 相対評価 ★★★★☆ ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉幕府成立前後の面白さを知り その時代を描いた小説を読み漁ったが、 その次の室町幕府成立前後にもこんなに面白い話が隠されていたとはねぇ。 「豊臣兄弟」の次は「足利兄弟」で大河ドラマ化してほしいくらいだ。 (以下ネタバレ)

  • 「遥拝隊長・本日休診」井伏鱒二(新潮文庫)

    遥拝隊長・本日休診 (新潮文庫 い 4-3) - 井伏 鱒二 ボロは着てても心は錦。 相対評価 ★★★☆☆ 戦後すぐに書かれた二つの短編。 読みたかったのは「本日休診」の方。 (以下ネタバレ)

  • 「また、同じ夢を見ていた」住野よる(双葉文庫)

    また、同じ夢を見ていた (双葉文庫) - 住野よる 人生とは。幸せとは。 相対評価 ★★★★★ この本を、いつ買ったのか、なぜ買ったのか。 全く覚えていない。しかし良く買ったわ〜。 やや分別くさいものの、そんなネガティブを上回る超・良作。 作者は「君の膵臓を食べたい」の人。 (以下ネタバレ)

  • 「正体」染井為人(光文社文庫)

    正体 (光文社文庫) - 染井 為人 第7章とそれに続くエピローグ。 相対評価 ★★★★☆ 映画化され賞もとっているこの小説。 映画は未見だが、映画は見ないことにした。これは小説で味わう作品。 自分の手でページを繰るからこそ得られるものがある。 (以下ネタバレ)

  • 「野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと主体性」小野寺拓也(山川出版社)

    野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」: 第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性 」 (YAMAKAWA SELECTION) - 小野寺 拓也 ふつうの人たち。 相対評価 ★★★☆☆ 「なぜ、彼らはそんなことをすることができたのか?」。 今の価値観から断罪する人もいるけど、それでは答えにならない。 (以下ネタバレ)

  • 「実は、拙者は。」白蔵盈太(双葉文庫)

    実は、拙者は。 (双葉文庫) - 白蔵盈太 昭和のテレビか映画か。 相対評価 ★★★☆☆ 戦国天下取り、赤穂事件、鎌倉幕府成立前夜の歴史を 一味違う切り口と優しい語り口で描いている作者さんの時代小説。 (以下ネタバレ)

  • 「死神の浮力」伊坂幸太郎(文春文庫)

    死神の浮力 (文春文庫) - 伊坂 幸太郎 人は死とともに生きる。 相対評価 ★★★★☆ 伊坂氏の死神シリーズ第2弾。 まさに、表4にある 「展開の読めないエンターテイメントでありながら、 死に対峙した人間の弱さと強さを浮き彫りにする傑作長編」だった。 (以下ネタバレ)

  • 「卵の緒」瀬尾まいこ(新潮文庫)

    卵の緒 (新潮文庫) - まいこ, 瀬尾 人と人をつなぐのは、 相対評価 ★★★★★ 瀬尾氏の別の小説を買うついでになんともなしに手に入れた本だったのに、 ここまで刺さる物語だったとは! (以下ネタバレ)

  • 「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち」 川端裕人著/海部陽介監修(ブルーバックス)

    我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち (ブルーバックス) - 川端裕人, 海部陽介 100万年前と今の世界の近似性。 相対評価 ★★★☆☆ キャッチーで思わせぶりな疑問形のタイトル。 そして著したのはこれまでサッカー小説と科学系ルポで楽しませてくれた 川端氏…ということで、手に取った新書。 ワクワクした。面白かった。世界が広がった。 (以下ネタバレ)

  • 「空中ブランコ」奥田英朗(文春文庫)

    空中ブランコ ドクター伊良部 - 奥田 英朗 葛藤からの解放。 相対評価 ★★★★☆ 元旦に読み終わったのは、 精神科医伊良部シリーズ第2作。 この面白さは、めでたい。 (以下ネタバレ)

  • 「三河雑兵心得(15) 関ケ原仁義(上)」井原忠政(双葉文庫)

    三河雑兵心得(15)-関ケ原仁義(上) (双葉文庫 い 56-16) - 井原忠政 家康、お料理の仕込み中。 相対評価 ★★☆☆☆ シリーズも15巻目。 いよいよ天下分け目の関ケ原に突入。 (以下ネタバレ)

  • 「三河雑兵心得(15) 関ケ原仁義(上)」井原忠政(双葉文庫)

    三河雑兵心得(15)-関ケ原仁義(上) (双葉文庫 い 56-16) - 井原忠政 家康、お料理の仕込み中。 相対評価 ★★☆☆☆ シリーズも15巻目。 いよいよ天下分け目の関ケ原に突入。 (以下ネタバレ)

  • 「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう(中公文庫)

    滅びの前のシャングリラ (中公文庫) - 凪良ゆう 人はいずれ死ぬのにね。 相対評価 ★★★★★ 凪良ゆう初読。 ずっとラブストーリーを書く人と思ってたら、 この小説は隕石が地球に激突するSF…と思っていたら、 しっかりラブストーリー…というか、愛と家族と人生の物語だった。 (以下ネタバレ)

  • 「外科医、島へ 泣くな研修医6」中山祐次郎(幻冬舎文庫)

    外科医、島へ 泣くな研修医6 (幻冬舎文庫 な 46-6) - 中山 祐次郎 医者という生き方。 相対評価 ★★★☆☆ なんだかんだでシリーズ6。やっぱり医者の物語は面白いわ。 2024年にハマったドラマも 「アンメット」「トラベルナース」「放課後カルテ」と医者関係だもんな。 (以下ネタバレ)

  • 「十角館の殺人 新装改訂版」綾辻行人(講談社文庫)

    十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) - 綾辻行人 “推理”小説は苦手。 相対評価 ★★☆☆☆ 本系YouTuberやまとめサイトを見ていると、 必ずと言っていいほど「十角館の殺人は衝撃的な面白さ」と出てくるので読んでみた。 (以下ネタバレ)

  • 「麒麟児」冲方丁(角川文庫)

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  • 「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ(新潮文庫)

    天国はまだ遠く(新潮文庫) - 瀬尾 まいこ その先にある未来。 相対評価 ★★★☆☆ 200ページにも満たない小説。 だけど、生きるうえでいちばん大切な 最低限のことが書いてある。 (以下ネタバレ)

  • 「こんなことも知らなかった 信州の縄文時代が実はすごかったという本」藤森英二(信濃毎日新聞社)

    信州の縄文時代が実はすごかったという本 - 藤森英二 遠い昔々の物語。 相対評価 ★★★☆☆ ネットでたまたま縄文関係の本を見かけたのをきっかけに、 選びに選んでまず2冊買ってみたうちの1冊。 後で買った本を先に読むのはいつものことだ。 (以下ネタバレ)

  • 「すべての罪は血を流す」S・A・コスビー(ハーバーBOOKS)

    すべての罪は血を流す (ハーパーBOOKS) - S・A コスビー, 加賀山 卓朗 アメリカというカオス。 相対評価 ★★★★★ 「チャロン郡は流血と闇の中で生まれた。」 痺れるようなその書き出しで始まるコスビー最新作を読破。 テーマ、設定、筋書き、詩的な表現。そのすべてが素晴らしい。 (以下ネタバレ)

  • 「今日も町の隅で」小野寺史宜(角川文庫)

    今日も町の隅で (角川文庫) - 小野寺 史宜 迷ったら…。 相対評価 ★★★☆☆ どうもいかん。最近、読みたいと思ったらどんどん本を買ってしまう。 同じようにこの小説を買ったのは、半年前か?一年前か?

  • 「新 本所おけら長屋 二」畠山健二(祥伝社文庫)

    新 本所おけら長屋(二) (祥伝社文庫) - 畠山健二 話のオチとキレの良さ。 相対評価 ★★★★☆ ちょっと重たい小説を読んだので、 次は軽めの小説を…ということで、人気の時代小説をセレクト。 (以下ネタバレ)

  • 「ネメシスの使者」中山七里(文春文庫)

    ネメシスの使者 (文春文庫) - 中山 七里 人は人を裁けるのか。 相対評価 ★★★★☆ 「司法システムと死刑制度を正面から取り上げたミステリー」と裏表紙のある通りの小説。 正面と言うより、ど真ん中まっすぐでしたわ。 (以下ネタバレ)

  • 「シリーズ古典5 村松友視の東海道中膝栗毛」松村友規(講談社)

    東海道中膝栗毛 (21世紀版・少年少女古典文学館 第20巻) - 村松 友視 広重の展覧会を見て以降、興味が継続中の東海道53次。 この本にたどり着いた。 (以下ネタバレ)

  • 「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子(河合書房新社)

    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫) - 花田菜々子 人はなぜ本を読むのか。 相対評価 ★★★★★ 何気に買った本だけど、想像を超えた。 ただの私小説で終わらなかった。さまざまな考える種が自分の中に蒔かれた本だった。 (以下ネタバレ)

  • 「新編 風雪のビヴァーク」松濤明(ヤマケイ文庫)

    新編・風雪のビヴァーク (ヤマケイ文庫) - 松濤 明 死は何も生まない。 相対評価 ★★★☆☆ 戦前、中学の頃から新進のクライマーとして名を成し、 戦後、山で死んだ登山家自身の手記や遺書をまとめた本。 ホント、天才的な登山家はみんな山で死ぬ。 (以下ネタバレ)

  • 「イン・ザ・プール」奥田英朗(文春文庫)

    イン・ザ・プール ドクター伊良部 (文春文庫) - 奥田 英朗 生きてるだけで丸儲け。 相対評価 ★★★★☆ こんなふざけた小説(誉め言葉です)を読まずに生きていたなんて。 しかもシリーズ作品。しかも第2作目が直木賞受賞。 (以下ネタバレ)

  • 「関ケ原よりも熱く 天下分け目の小牧・長久手」白蔵盈太(文芸社文庫)

    関ケ原よりも熱く 天下分け目の小牧・長久手 (文芸社文庫) - 白蔵 盈太 結果ではなく過程。 相対評価 ★★★★☆ 最近、はまっている白蔵盈太氏。 小説の書き出しの軽さに「どうなることか」と心配したが、 いわゆる大河的な歴史小説の重みはないものの、立派な歴史【エンターテイメント】小説だった。 (以下ネタバレ)

  • 「死神の精度」伊坂幸太郎(文春文庫)

    死神の精度 (文春文庫) - 伊坂 幸太郎 死と生の傍観者。 相対評価 ★★★★☆ 伊坂幸太郎にハズレなし。 2冊目が3冊目で大ハズシして離れていた伊坂氏だが、 「殺し屋シリーズ」でハマり、以降コンスタントに読んでいる。 この作品も良き読後感。 (以下ネタバレ)

  • 「三四郎」夏目漱石(角川文庫)

    三四郎 (角川文庫) - 夏目 漱石 明治はこれほどまでに遠いのか。 相対評価 不明 突然、「三四郎」を読みたくなった。 理由は分からない。 (以下ネタバレ)

  • 「ぐるぐる♡博物館」三浦しをん(実業之日本社文庫)

    ぐるぐる♡博物館 (実業之日本社文庫) - 三浦 しをん 愛だろ、愛。 相対評価 ★★★★☆ 表紙買い。 まんなかに“縄文のビーナス”がおられる本を買わない訳にはいかないでしょ。 さらに博物館、美術館、郷土資料館と自分は“館”と名の付くものが大好きだし。 (以下ネタバレ)

  • 「10 俺たちのキックオフ」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    スポーツとは何か? 相対評価 ★★★★☆ 買い置きしている堂場瞬一スポーツ小説コレクション。 何冊かあるうち、大学ラグビー部をテーマにした本作を手に取った。 (以下ネタバレ)

  • 「ミュージック・ブレス・ユー!!」津村記久子(角川文庫)

    ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫 つ 11-1) - 津村 記久子 生きる理由と生きる糧。 相対評価 ★★★☆☆ どっぷり音楽を聴く日々をこよなく愛する、 大阪に住むイケてない女の子の高校最後の一年間の物語。 あの頃のあの感じに自分もどっぷり浸かった。 (以下ネタバレ)

  • 「傲慢と善良」辻村深月(朝日文庫)

    傲慢と善良 (朝日文庫) - 辻村 深月 結局は、他人事。 相対評価 ★★★☆☆ 先週、山の帰りに信濃大町にある書麓アルプさんで、 つい見つけて、つい買った。 久々の辻村深月小説。 (以下ネタバレ)

  • 「風に舞いあがるビニールシート」森絵都(文春文庫)

    風に舞いあがるビニールシート (文春文庫) - 森 絵都 人は一度しか生きれない。 相対評価 ★★★★★ 初めての森絵都はタイトル買い。 直木賞受賞作なのを後で知った。 (以下ネタバレ)

  • 「土獏の花」月村兵衛(幻冬舎文庫)

    土漠の花 (幻冬舎文庫) - 月村 了衛 日本的。 相対評価 ★★★☆☆ ずっと積読してた月村兵衛。日本推理作家協会賞受賞作。 推理というより冒険小説系だな。 2泊3日の山行にちょうどいいかと持っていった。 (以下ネタバレ)

  • 「標的走路」大沢在昌(双葉文庫)

    標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公 : 1 (双葉文庫) - 大沢在昌 古くなるのか。 相対評価 ★★☆☆☆ 大沢氏の「佐久間公シリーズ」の第1作目なのに、 ずっと絶版。 2作目以降、夢中になって読んだ者からしたら、 ホント、読みたくてたまらない作品だったが・・・。 (以下ネタバレ)

  • 「東海道五拾三次 描かれた人々の「声」を聴く」藤澤 紫、NHK「浮世絵EDO-LIFE」制作班(NHK出版)

    NHK浮世絵EDO-LIFE 東海道五拾三次: 描かれた人々の「声」を聴く - 藤澤 紫, NHK「浮世絵EDO-LIFE」制作班 過去とのつながり。 相対評価 ★★★★☆ いやー、面白かった! ベタな感想だけど、日本橋から京都まで旅した気分になった。 もっと「広重を知りたい」と買った本だったが、日本と名もなき日本人を知る読書体験となった。 (以下ネタバレ) 当時の面影はほとんどないだろうけど、一度、日本橋から三条大橋まで歩いてみようかな。

  • 「白い夏の墓標」帚木蓬生(新潮文庫)

    白い夏の墓標 新潮文庫 最後にはならない過去。 相対評価 ★★★☆☆ 久しぶりに読んだ帚木蓬生さんの小説は、 いまから45年前の1979年(昭和54年)の作品。 直木賞候補にもなったミステリ風味の医学系小説。 (以下ネタバレ)

  • 「あの日、松の廊下で」白蔵 盈太(文芸社文庫)

    あの日、松の廊下で 文芸社文庫 - 白蔵 盈太 宮仕えはつらいよ。 相対評価 ★★★★☆ あまりに芝居がかっているので大嫌いだった“忠臣蔵”。 が、健さんで映画化もされた池宮氏の「四十七人の刺客」ではまり、 一連の小説を何冊も読んできた。 久々に読む赤穂事件は、「殿中でござる」の松の廊下にいたるまでのフィクション。 (以下ネタバレ)

  • 「6 シックス」早見和真(集英社文庫)

    6 シックス (集英社文庫) - 早見 和真 ドラマ。 相対評価 ★★★★☆ 野球は全く見ない。でも野球の小説は読む。 この小説は東京六大学野球を柱にした6つの連作短編。 最後のものを除いて超秀作。 (しかしサッカーのほうは小説は名作が少ないんだよな。 何故なんだろうか) (以下ネタバレ)

  • 「廃墟の白墨」遠田潤子(光文社文庫)

    廃墟の白墨 (光文社文庫) - 遠田潤子 人の業。 相対評価 ★★★☆☆ 大阪にある廃墟のようなビルに住む男たちが抱え続けた 忌まわしい過去と一途な願い。 甘い部分もあるし、好き嫌いも分かれそうな小説。 展開が遠田さんらしくて自分は面白かったけど。 (以下ネタバレ)

  • 「<87分署シリーズ> キングの身代金」エド・マクベイン(ハヤカワ文庫)

    キングの身代金〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) - エド マクベイン, 堂場 瞬一 どっちも面白い。 相対評価 ★★★★☆ クロサワ映画「天国と地獄」の原案となった小説が堂場氏の新訳で出る!? スパイク・リー×デンゼル・ワシントンで「天国の地獄」の映画をリメイクもするって!? これは読まないと!(読んだら余計にスパイクリーがどう天国の地獄」を料理するのか、 待ち遠しくなった) (以下ネタバレ)

  • 「悩め医学生 泣くな研修医5」中山祐次郎(幻冬舎文庫)

    悩め医学生 泣くな研修医5 (幻冬舎文庫) - 中山祐次郎 医師になる意味。 相対評価 ★★★★☆ 内容はともかく、文体とストーリーがちょっと軽いタッチなので、 「もういいかな」と思ってたけど買ったシリーズ5。 この内容は読んでよかったわ。 (以下ネタバレ)

  • 「1980 アイコ 十六歳」堀田あけみ(河出文庫)

    1980アイコ十六歳 (河出文庫 135A) - 堀田 あけみ 昭和は遠くなりにけり。 相対評価 ★☆☆☆☆ 1980年というと、いまから約45年ほど前。 当時最年少で81年に純文学系の賞を受賞し、 ベストセラーになり、映画化もされたそうだ。 う〜む。 (以下ネタバレ)

  • 「義経でないほうの源平合戦」白蔵盈太(文芸社文庫)

    義経じゃないほうの源平合戦 (文芸社文庫) - 白蔵 盈太 歴史小説のニューウェーブ。 相対評価 ★★★★☆ ひょんなことからこの作家さんを知り、 アマゾンの評価はどの小説もむっちゃ高いので、 試しに読んでみたら面白過ぎるだろ。 (以下ネタバレ)

  • 「広重TOKYO 名所江戸百景」小池満紀子・池田笑美(講談社)

    広重TOKYO 名所江戸百景 - 小池 満紀子, 池田 芙美 日本人が生み出した。 相対評価 ★★★★☆ 名所江戸百景の本は絶対買おうと思って行った、 あべのハルカス美術館「広重 —摺の極—」展で購入。 (以下ネタバレ)

  • 「死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」ドニー・アイガー(河出文庫)

    死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 (河出文庫 ア 13-1) - ドニー・アイカー, 安原 和見 合理的な理由。 オカルト好きなら知っている《ディアトロフ峠事件》。 旧ソ連時代に起きた9人の若者が雪山で謎の死を迎えた事件だ。 (以下ネタバレ)

  • 「白光」朝井まかて(文春文庫)

    白光 (文春文庫 あ 81-2) - 朝井 まかて うしろを忘れ、前に進む。その結果、見えたもの。 相対評価 ★★★★★ 維新直後、元藩士の娘15才が「絵を学ぶんだ」と家を飛び出し、 “行きつ戻りつ”しながらも機会を得て西洋画留学?の名目でロシヤにわたり、 帰国後はロシヤ正教の聖像画の絵師となった女性の物語。 「恋歌」「グッドバイ」をはじめ、朝井まかてさんは人を描きながら歴史も描くのがうまいわ。 (以下ネタバレ)

  • 「黒き荒野の果て」S.A.コスピー(ハーバーBOOKS)

    黒き荒野の果て (ハーパーBOOKS) - S・A コスビー, 加賀山 卓朗 深い愛と罪。 相対評価 ★★★★☆ コスピー2冊目。面白い!完全にハマったわー。 クライム小説作家ではエルモア・レナード以来のハマり方。 (以下ネタバレ)

  • 「黒牢城」米澤穂信(角川文庫)

    黒牢城 (角川文庫) - 米澤 穂信 戦国ミステリ。 相対評価 ★★★☆☆ 今村氏の「塞王の楯」と同時に直木賞を受賞した作品。 信長に反旗を掲げて伊丹・有岡城に籠った荒木村重氏を主人公に据えた戦国ミステリ。 (以下ネタバレ)

  • 「恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション」朝宮運河編(角川ホラー文庫)

    恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション - 恒川 光太郎, 坂東 眞砂子, 宇佐美まこと, 小林 泰三, 竹本 健治, 小松 左京, 平山 夢明, 服部 まゆみ, 朝宮 運河 恐怖の源。 相対評価 ★★★☆☆ とずいぶんまえに「読もう」と買ったものの、 「いや、読むのはやっぱり夏だな」と積読してたアンソロジー。 (以下ネタバレ)

  • 「チームⅢ」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    チーム�V (実業之日本社文庫) - 堂場 瞬一 ゴールは次のスタート。 相対評価 ★★★★☆

  • 「チームⅠ」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    チームII (実業之日本社文庫) - 堂場 瞬一 俺たちはチームだ。 相対評価 ★★★★☆ 「チーム」→「ヒート」ときて、再び「チーム�T」。 物語はここでどんな走りっぷりを見せてくれるのか。 ラストになるのか、すでに「チーム�U」もスタンバイ。 (以下ネタバレ)

  • 「凍原」桜木紫乃(講談社文庫)

    凍原 (講談社文庫) - 桜木紫乃 人間の業。 相対評価 ★★★★☆ 一生ついていこうと思っている作家のひとり桜木紫乃氏で、 初めて読んだミステリー。 ジャンルは関係ないね。この作家さんは人が生きる苦しみと逞しさを描く。 (以下ネタバレ)

  • 「凍原」桜木紫乃(講談社文庫)

    凍原 (講談社文庫) - 桜木紫乃 人間の業。 相対評価 ★★★★☆ 一生ついていこうと思っている作家のひとり桜木紫乃氏で、 初めて読んだミステリー。 ジャンルは関係ないね。この作家さんは人が生きる苦しみと逞しさを描く。 (以下ネタバレ)

  • 「ヒート」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    ヒート - 堂場 瞬一 熱い戦い。 相対評価 ★★★★☆ 「チーム」「ラストダンス」「八月からの手紙」ときて4冊目は、 堂場氏の男子マラソン小説。 3年くらい積んでいたのを「オリンピック近いしなぁ…」と読んでみたら、 むちゃくちゃ面白すぎて、氏のスポーツ小説を勢いで4冊、買ってしまった。 (以下ネタバレ)

  • 「世界でいちばん素敵な浮世絵の教室」監修:岡部昌幸(三才ブックス)

    世界でいちばん素敵な浮世絵の教室 (世界でいちばん素敵な教室) - 岡部昌幸 日本って面白い。 ずいぶん前に購入して読み始めたものの、 全然頭に入った来ず、読みかけ途中で放置してた本。 先日、小説「広重ぶるう」を読んで、 浮世絵の題材のランク、絵師と出版元の関係、 浮世絵の作り方、絵が描かれた意図などを 人が生きている物語のなかで知ることができた。 すると、それまでQA方式の点としてまとめられた本の内容が、 線でつながって浮世絵の世界をとらえられるようになった。 小説は偉大だ。 しかし、日本人は面白いわ。 描きたいという気持ちに純粋で、 もっと面白く描..

  • 「広重ぶるう」梶よう子(新潮文庫)

    広重ぶるう(新潮文庫) - 梶よう子 クリエーター魂。 相対評価 ★★★★★ チェックしてた小説だが、 「あべのハルカス美術館」で開催の「広重 —摺の極」を 見に行く前に読まなきゃと積読本を押しのけて読了。読んでよかった! 広重作品の一通りを知れたし、展覧会の副題にある“摺の極”が楽しみになった。 (以下ネタバレ)

  • 「テミスの剣」中山七里(文春文庫)

    テミスの剣 (文春文庫) - 中山七里 人間が行使できる正義とは何か。 相対評価 ★★★☆☆ ミステリーに社会問題を深く突っ込んでくる中山氏。 今回は冤罪事件が発端。 朝ドラとらちゃんの後輩「日本で10番目の女性裁判官」も 物語を支えるキーマンとして登場w (以下ネタバレ)

  • 「駆逐艦キーリング」セシル・スコット・フォレスター(ハヤカワ文庫)

    駆逐艦キーリング〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV) - セシル スコット フォレスター, 武藤 陽生 自分との闘い。 相対評価 ★★★★☆ 劇場未公開だがトムハンクス脚本・主演の映画「Greyhound」(狩猟犬種の名)の原作。 主人公が性格的に映画「プライベートライアン」のミラー大尉を彷彿させる。 (以下ネタバレ)

  • 「新 本所おけら長屋」畠山健二(祥伝社文庫)

    新 本所おけら長屋(一) (祥伝社文庫) - 畠山健二 パワーアップ。 相対評価 ★★★★★ シリーズ累計200万部突破の時代小説。 (以下ネタバレ)

  • 「熟れた月」宇佐美まこと(光文社文庫)

    熟れた月 (光文社文庫 う 23-1) - 宇佐美まこと 変わるか、変わらないか。 相対評価 ★★★☆☆ 「変わるのか、変わらないのか」という小説。 (以下ネタバレ)

  • 「三河雑兵心得14 豊臣仁義」井原忠政(双葉文庫)

    三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義 (双葉文庫) - 井原忠政 嵐の前の静けさ。 相対評価 ★★★☆☆ 聡明だった秀吉が少しずつ狂い始めた14巻。 やっぱり (以下ネタバレ)

  • 「成瀬は信じた道を行く」宮島未奈(新潮社)

    成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ - 宮島未奈 パワーアップ。 相対評価 ★★★★★ もちろん正があっての続なのだが、 成瀬を核にした物語の組み立ては続編のほうが面白かった。 (以下ネタバレ)

  • 「成瀬は天下を取りに行く」宮島未奈(新潮社)

    成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ - 宮島未奈 いそうでいない、こんな人。 相対評価 ★★★★☆ ちょっうど1年前か。 面白いという評判を聞いたものの 「積読本がありすぎるので文庫待ちにしよう」と思っていたら、 なんと2024本屋大賞。 息子が買ったというので横浜から送ってもらった。 (以下ネタバレ)

  • 「ラストレター」さだまさし(朝日文庫)

    ラストレター (朝日文庫) - さだまさし 昭和なるものへの再評価。 相対評価 ★★★☆☆ いつものさだまさしよりもコミカル。 しかしいろいろと考えさせられた。 (以下ネタバレ)

  • 「頬に哀しみを刻め」S・A・コスビー(ハーバーBOOKS)

    頰に哀しみを刻め (ハーパーBOOKS) - S・A・コスビー, 加賀山 卓朗 「正しさとは何か」。 相対評価 ★★★★★ なんという面白さ!クライム小説なのに圧倒的なカタルシス! 海外でも賞を多く獲り、日本でも絶賛されたのは頷けますわ。 (以下ネタバレ)

  • 「つまらない住宅地のすべての家」津村記久子(双葉文庫)

    つまらない住宅地のすべての家 (双葉文庫) - 津村記久子 ある出来事と少しの変化。 相対評価 ★★★★★ 全部で10。 小説でここまでたくさんの家族(独り者もいるけど)が登場する物語は初めてかな。 (以下ネタバレ)

  • 「はなとゆめ」冲方丁(角川文庫)

    はなとゆめ (角川文庫) - 冲方 丁 日本文化を作った人たちの気高さ。 相対評価 ★★★☆☆ ファーストサマーウイカじゃないw、枕草子を書いた清・少納言の物語。 先週の大河「光る君へ」で、 ようやく少納言が定子に向け「枕」を書き出す回となったので、 ずっと積んでたこの小説をようやく棚から解放。 「藤原姓」が多すぎるので「光る君へ」の相関図を見ながら読了。 (以下ネタバレ)

  • 「世界でいちばん透き通った物語」杉井光(新潮文庫NeX)

    世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2) - 杉井 光 お見事! 相対評価 ★★★★☆ 先日、読む本を忘れてしまったので慌てて本屋で購入。 いやー、忘れて大正解やわ。こんな当たりの小説に出会えるとは! (以下ネタバレ)

  • 「てらこや青義堂 師匠、走る」今村翔吾(小学館文庫)

    てらこや青義堂 師匠、走る (小学館文庫) - 今村翔吾 教え、教えられ。 相対評価 ★★☆☆☆ 表紙の帯に「直木賞作家・今村翔吾の原点」とあったから、 すごく初期の作品と思って読んだが、違うやん。 (以下ネタバレ)

  • 「逃亡」吉村昭(文春文庫)

    逃亡 (文春文庫) - 吉村 昭 心弱き者の強い意志。 相対評価 ★★★☆☆ うん? 読破したと思ってた吉村昭の小説。 これは「読んでない」と購入。 読み始めたら読んだような気がww (以下ネタバレ)

  • 「帰れない山」パオロ・コニェッティ(新潮社クレスト・ブックス)

    帰れない山 (Shinchosha CREST BOOKS) - パオロ・コニェッティ, 関口 英子 過去は谷で未来は山だ/P32 相対評価 ★★★★★ 期待以上!!! 空いた時間に本を開くたび、 これほど一瞬で物語の世界に入り込める小説はなかなかない。 山を舞台にした小説ではマイベストテンの仲間入り。 (以下ネタバレ)

  • 「「太陽の塔」新発見!岡本太郎は何を考えていたのか」平野暁臣(青春新書)

    「太陽の塔」新発見! - 平野 暁臣 岡本太郎という天才。 相対評価 ★★★★★ 「太陽の塔」に行ったときに購入した2冊の本のうちの1冊。 これも買ってよかったー。むちゃくちゃ面白かった。 (以下ネタバレ)

  • 「縁」小野寺史宜(講談社)

    罪の無意識。 相対評価 ★★★★★ 嫁から「今すぐ読むべき」と回ってきたので、読んだ。 (積読本後回し、再び) 小野寺氏って、人間のダークサイト(暗黒面)も書けるのか! (以下ネタバレ)

  • 「月下のサクラ」柚月裕子(徳間文庫)

    月下のサクラ朽ちないサクラ 柚木裕子(2冊セット) 正義と正義。 相対評価 ★★★☆☆ 続けて読んだ続編。 映画化された「朽ちないサクラ」は杉咲花が主人公だが、 時分中での彼女のイメージはドラマ「アンメット」の逆境に負けない健気な女性イメージすぎて、 なんか違うわと。先日のNHKドラマ「天使の耳」の小芝風花が浮かんでくる。 あれも正義のお話だったしね。 (以下ネタバレ)

  • 「朽ちないサクラ」柚月裕子(徳間文庫)

    朽ちないサクラ (徳間文庫) - 柚月裕子 正義はどっちだ。 相対評価 ★★☆☆☆ 先日、久々に読んだ警察小説が面白かったので、 もうすぐ映画化作品が上映されるこの小説を購入。 (こうして買い置きの積読本数十冊は後回しになる)。 (以下ネタバレ)

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