えりも町曹洞宗法光寺の住職をつとめています。若い頃から旅が好きで、各地を歩いてまいりました。
旅で出逢った人々との話題を中心に綴ります。
様似町のオオハクチョウは何時飛び立つのか~えりも岬は44メートルの風が!!!
2月15日夜から吹き荒れた風は、16日の夕刻になってもおさまりません。昨夜は温かく、雪ではなく豪雨。国道の雪は殆ど消えました。今朝のえりも岬の最大瞬間風速は41,3メートル。今夕は44,9メートル。観測史上2月としては最大の風速を記録しています。おまけに波が高く、さらに風であおられた波しぶきが国道を洗い、今えりも町は陸の孤島状態です。いつ停電になるかと心配しています。そんな中で、気になったのは隣町の様似川に泳ぐオオハクチョウの一群。シベリアからやってきて、例年2月後半に飛び立つという?これは昨日午後の写真です。多くが群れて一緒にいますが逸れ者も体調1,4メートルから1,6メートル。体重8キロから11キログラム。近くでみる、確かに大きいです。翼を広げると225センチメートル。それでも、縄張りはあるようなのが面白い...様似町のオオハクチョウは何時飛び立つのか~えりも岬は44メートルの風が!!!
2月15日今日はお釈迦様が涅槃に入られた日。仏教徒にとって、大切な日。コロナ禍ですので、お寺詣りも自粛で、朝一番のおつとめでそのご遺徳を偲び、報恩感謝を捧げます。『比丘(仏道の弟子)たちよ、怠ることなく、精進しなさい』お釈迦さまが最期の説法で説かれたお言葉を噛みしめます。合掌午後用事がありまして、浦河町にまいりました。銀行によりましたが、ふとカメラを取り出して撮影したのが大黒座。浦河町の文化発信の一つの拠点である名画座。世にあまり知られないが良心的な映画を公開しつづけ、サポーターの支援もあって、地方では数少なくなった映画館です。今日は時間がないので入館は断念1918年に設立され、現存する道内の映画館の中では、最も古いものだそうです。客席数は僅か48席。残念ながらイベントの時以外はおおむねガラガラです。こじんまり...浦河町の名画座=大黒座
昨年の2月一年前は支笏湖のひょうとうまつりに出掛けていましたしかしそれからの一年は、すべてが変化しました。安易にどこにも、出掛けられません。自分の行動を良く考え、自らを規制し、止むを得ず出掛ける時も、他の人への影響を考えて暮らさなければならない日々が続いています。今年も支笏湖のお祭りは開催されましたが、昨年とは趣が違います。そり滑りなどは、中止され、飲食もできない形での開催です。楽しい風景でした昨年はまだ、外国人の方々もちらちらと散見されましたが~今年は殆どいらっしゃらないことと、存じます。雪と氷と湖の幻想的な風景。来年はぜひ以前のような形で、のびのびと開催できますように。準備に時間と手間暇をかけている地元の方達のためにも、祈ります。そんな事を思っていますと、東京の法友からハガキが届きました。牛年の二月、いまだ...あらためて祈ります=コロナ退散、病気平癒
パソコンの写真を整理していましたら、古い写真が出て来ました。コンパクトなカメラで撮ったもので、レトロな感じです。でも、1997年の雰囲気が感じられて、私には大事な写真です。シャンティ国際ボランティア会が企画した、スタディツアー。初めて訪れたカンボジアの世界。すべてに驚き、感動の日々でした。若い時の参加メンバー。古いことなので、顔出しでも良いかとカンボジアは長きにわたる内戦のあと、ようやく平和を迎えていましたが、町中に銃を持った民兵がまだ溢れていました。多くの人々は貧困にあえいでいましたが、人々の顔は希望と活力に輝いていました。幾多の問題を抱えていましたが、その中で僧侶が民衆の心の支えとなり、学びの指導者となっている姿に感銘を受けたのです。僧侶が世の中から隔絶した存在ではなく、人々に寄り添い、共に悩みながら、共に...カンボジアスタディツアーの思い出~古い写真が出てきました
一昨年年1月末最後に伺ったカンボジア。懐かしい想いでです。秋田県の源正寺様ご一行と、私がお誘いした皆さまで訪れました。メインは某小学校の贈呈式です。大勢の皆さまが喜んで迎えて下さいました。可愛い村中の子供たちが~贈呈式は、厳かに。かなり長い時間でも、生徒たちは実にお行儀が良いです。州代表の方からメダルを頂きました代表の子供たちの挨拶も立派でした拙僧の挨拶。皆顔をあげて聞いてますカンボジアは、コロナを強く抑え込んでいます。入国管理を徹底。おそらく二三年、訪れることは無理でしょう。懐かしい写真を見ながら、皆さまの幸福を祈るばかりであります。カンボジア小学校の想いで
本日は家族の○○歳の誕生日でした。2月10日誕生花は沈丁花、花言葉は「栄光」「勝利」強い運気ですえりもには残念ながら沈丁花は入荷していませんでした。(もしありましたら、活けようと思っていたのですが)代わりに町の花屋さんに、アレンジメントを届けて頂きました!左側です。さて、乾杯のお酒は、何にいたしましょう?大事な記念の日なので、思い切って開封しました。八海山の「金剛心」知る人ぞ知る、銘酒です。箱を開けるときから、期待が高まります。➡➡中には説明書が、入っていました。「金剛心」の字の篆刻は、有名な方の作のようです。「そのまま額装しても良いものです」と、書いてありました。お寺にあるお酒は、殆ど到来ものです。布教の縁を頂いた方のお土産等。「葷酒山門に入るを許さず」と、お寺の門には書かれているのですが~どういうわけか、お...記念日にはとっておきのお酒を=八海山「金剛心」
しばらくぶりで、心が安らぎました!お檀家様の牧場に伺った時のことです。親仔馬が見えましたので、カメラを構えました。と、何かを察したのか親馬が離れて行き、仔馬が後を追いかけます。いい加減離れたところで、声をかけると、また戻ってきます。また、カメラを向けると離れて行きます。勿論仔馬もついて~これを数回繰り返しました。ゲームのようです。私が遊んでいたつもりですが、どうも私が遊ばれていたようです!『おうまのおやこはなかよしこよしいつでもいっしょにぽっくりぽっくり歩く』『おうまのかさんやさしいかあさんこうまをみながらぽっくりぽっくり歩く』(唱歌『おうま』作詞、林柳波)お馬の親子は仲良し
コロナ渦中で大切なこと=『正見』(しょうけん)~仏陀の教えです
2月6日夜は晴れて、星空も見えました。春の夜にみえる、北斗七星を「春北斗」と呼びます。夜風はまだ冷たいけれど、空気が澄んで透明感が増します。<春北斗いのち光れと掌を合わす>俊也コロナに感染された方は、減っている傾向ですが、死者は増加です。2月7日今日は朝から晴れ、無風、穏やかです。さて、コロナ禍で大切なことは「正しく恐れる」ことと言われます。専門家や政治家は、よくエビデンスとおっしゃいます。しかし、「本当に正しいことは何でしょうか」と、私は疑います。ウイルスについては「わからないことの方が多い」と、良心的な専門書には書かれています。一方的な情報を鵜呑みにせず、多方面から学び判断するのが、科学的な態度でしょう。最近読んだ本では、この二冊がおすすめです。ウィルスは敵でもあり味方でもある「エマージングウィルス感染症」...コロナ渦中で大切なこと=『正見』(しょうけん)~仏陀の教えです
2月も、はや6日です。寒さはもう沢山ですが、春まだ遠いえりもです。えりも町と、隣の様似町の境を流れるニカンベツ川。こういう字をかくのですが、元々はアイヌ語です。未だ氷が解けず深く眠っています。今日は終日曇りで雲も動かず~気温はやや上がっていますが、天気はどんよりと澱んでいます。まるで暗く重苦しい、今の世相のようです。春が待ち遠しいのに、なかなか春に近づくことができない!<政治も混乱、人はスティホームを要請され、閉塞感が色濃い日々>2日まで転ばぬように歩いていた、寒托鉢が終わり気が緩んだのか?3日にはこんなつまらぬ句が浮かびました。<寒開けや夢を見ぬ日の昼さがり>俊也禅僧は本来一所不住で、一か所に留まらず修行を続ける存在でした。まだ見ぬ境地を求めて、師を尋ね、托鉢の日々を続ける姿なのです。『行雲流水』と言われるよ...コロナ渦の不自由さの中で=行雲流水を夢見る
コロナ退散を祈る~アプリ「ココア」の不具合に怒り、「あまびえ」を書いてみました
2月4日数日間強風が吹き荒れましたが、今日は穏やかです。昨日のニュースには、驚き、怒り、あきれました。それは、厚生労働省が、昨年導入していたアプリ『ココア』のニュース。700万以上ダウンロードされていたというandroid版が、昨年九月から機能していなかったということです。感染者との接触があったら分ると~6月21日以来導入してました!結構出かけなければいけない仕事があります。頻繁にチェックして、まじめに取り組んでいたつもりですが~(馬鹿にされたように感じた方は多い筈です)担当大臣の言によると「9月以来機能しておらず、最近それがわかったと~」何のため導入をしていたのですかね。これを作った目的は?途中での分析や、見直しは無かったのか??ただ、ダウンロード数を増やすことが目的だったのか???ただただ官邸の意向を伺って...コロナ退散を祈る~アプリ「ココア」の不具合に怒り、「あまびえ」を書いてみました
2月2日節分(1897年以来、124年ぶりです)毎年、行っている寒中の托鉢修行。本年最後の日は副住職と本町を。風邪もひかず転びもせず、今年も最後まで務めることかないました。例年の如く浄財を用意して、待ち構えて下さっている町民の皆さま。今日も突風で衣があおられるような日でしたが「気を付けて」「頑張って」と、励ましの声に支えられて、無事歩くことができました。(寺の前で戻る寸前、つるつる路面に足を滑らせ手をつく失態も~)副住職に笑われそう=何とか手をついて急いで立ち上がりました。この日の浄財は、毎年えりも町の社会福祉協議会に寄付して、その活動に使っていただいております。務めを終え、お寺の山門をくぐりますと、いつもホットします。小学校に入学したころは、冬休みの何日か、師父(父であり師匠)の後ろをついて歩かされました。寒...寒あけの日~今年最後の寒修行でした
1月31日大寒を過ぎてから歩き始めた、寒修行の托鉢。29日、30日は除雪のため、お休みでした。寒の入りから、節分まで行われる托鉢を「寒行托鉢」と呼びます。若い時は、ほぼ毎日歩いていました。近年は年始のお経で全檀家様を回ってから、歩いています。マイペースの歩脚ですが、40年以上続けることが出来ています。自身の健康と、仏さまのご加護のお蔭です。かなり怪しい風体ですね。本来は手っ甲に脚絆をつけ、わらじ履きに笠をかぶります。しかし、この風極の地(本日は瞬間的に風速30メートル近く)如法(本来の姿、形)で、歩くことは、とてもできません。雪の下の氷で滑らないように、冬靴。頭はおこそ頭巾で包みます。本日は副住職と二人の行です。一昨年まで、皆様に頂戴した浄財を基に、講演料等をプラスして、カンボジアの教育支援(小学校、図書館建設...雪を踏みしめ歩く=寒中托鉢の日々
1月29日~30日低気圧が北海道に接近。久しぶりでまとまった雪が降りました。29日隣町の広尾町が47センチ。えりも町目黒が45センチの降雪。えりも町と広尾町を結ぶ黄金道路も、大雪警報が発令され交通止めに。最初は大したことないと思っていましたが、除雪をするたびにまた雪が。たよりの副住職が不在のため、寺族(妻)と共に、終日汗をかきました。夜が明けた30日は、幸い雪は止み、お日様も少し。前日、あんなに苦労していたのに、頼んでいた除雪車が来てくださり、30分ほどで、境内も広く空きました~有難いことです!でも、実は大変だったのはこれから会館の屋上が大きく広く、無落雪のつくりになっているので、この雪を下に下す作業が必要です。数年前排水口が氷り、解けた雪が下の調理室に溢れひどい目にあったことが~そこで、私、副住職、寺族と3人...雪との闘い=だいぶ疲れました
ホテル浦河イン レストラン『ピアロード』でコーヒーブレイクのひと時を~
私の住むえりも町の二つ隣の町=浦河町軽種馬(サラブレッド)の産地として有名です。『少年と犬』で直木賞を受賞された馳星周さんが生まれた町。(馳さんは、私の母校、苫小牧東高校の後輩になります)本州からの移住者受け入れにも、力を入れている町です。町中にあるホテル=浦河インここのレストランに時々お寄りします。明るく開放的な空間が広がる落ち着く場所です。地元の食材を生かした海鮮料理~季節の魚(烏賊、鮭、雲丹等々)が美味。また、ハンバーグやパスタも種類豊富です。ここのもう一つの売りは、中央に置かれた巨大なスピーカー。昔JAZZ喫全盛の時代良く、アルテックやJBLの音を競っていた頃、各店では、音作りに力を入れていましたが~その名残のようなスピーカーが健在で、しっかりとした音色を出しています。スピーカーの前に大きな石油ストーブ...ホテル浦河インレストラン『ピアロード』でコーヒーブレイクのひと時を~
新刊のご案内です=『コロナを越えて~慈しみの中に光を』(心力舎刊)
『コロナを越えて』~慈しみの中に光を著者:関水俊道三部義道渡邊祥文髙梨尚之木村髙寛澤英俊渡邊宣昭株式会社心力舎お知らせいたします。昨年半年かけて企画編集致しました本が、12月末に刊行されました。拙僧と同様、全国を巡回する布教師の方々7名に執筆を依頼。コロナ渦中の中で、人々に寄り添い、共に歩んでいく道を模索した内容です。7人の諸師は悩みながら、日頃の実践を通じて、真摯な論考を寄せて下さいました。仏さまの教える智慧と慈悲の心を、現代においてどのように伝えて行くか?仏教の存在意義が問われる今、僧侶としての自らの在り方をまず振り返ること。そして、まず身の回りの方々を大切にし、自他のいのちを尊ぶ生き方を実践する。その慈しみの中から、真の安らかな生き方が開けてくるはずです。僧侶は勿論、コロナ禍を生きる皆様にぜひ読んで頂きた...新刊のご案内です=『コロナを越えて~慈しみの中に光を』(心力舎刊)
1月25日大寒も過ぎて、しばらく温かい日々。寒行の托鉢に歩いていても、幾分汗が吹き出します。日の入りもだいぶ遅くなりました。大寒の海眠りなば月上る俊也お寺の庫裡の丸窓から見える夕暮れ。少し変わったアングルです。ここ数日の暖気で、雪もだいぶ溶けました。大寒の日は、拙寺の女性会の会長を10年務めて下さったOさんの一周忌でした。合掌😢大寒のたましひ揺れて光る浪俊也大寒を過ぎて~日の入りも遅くなりました。
1月22日は何の日かご存じでしたか?飛行船の日=日本初の国産飛行船が空を飛んだ日カレーライスの日=1982年1月22日学校給食35周年を記念カレーライスを給食として提供と、色々ありますが~*JAZZの日でもあるそうです*ZZ=22日そしてJAはJanuary(1月)の先頭2文字そこで眠れない22日の夜は、スコッチを飲みながらハードボイルド小説を。バックミュージックはチェットベイカーと、ビル・エヴァンス。昔読んだ本を再読しようと、探しますが、なかなか見つかりません。だいたい本が増えすぎなのです。この奥にぎっしり詰まって、棚板が歪んでいる状態。ようやく探したチャンドラー。50年前は、清水俊二氏訳を愛読していました。数年前に買った村上春樹氏訳。どちらを先に読みましょうか?その前にお酒。昨年へそくりを出して買ったスコッ...眠れない夜の友=JAZZとスコッチとミステリー
承前=1月某日の宿泊北海道ホテルの六階の部屋は、少し贅沢な作りです。部屋にはエアコンの他に、暖炉風のストーブがついてました。自分の家にいるような、落ち着きが得られます。飲み物(ビール・オレンジジュース・水)もサービスなのが嬉しい。オレンジジュースが美味しかった~冬は用なしですが、バルコニーもついています。ここからのライトアップが綺麗なんといっても嬉しいのは、部屋付きの露天風呂があること。夜中と朝に、温まるモール温泉に入るのは、最高です。コロナ渦中なので、外に出たくもありません。一人前2000円の、ルームサービスの定食をとって~ホテルの部屋でゴロゴロして過ごすのも、結構悪くない?!帯広の冬は身体の芯から冷えこんできます。心まで冷え込まないように~Goodnaight.帯広市北海道ホテルの夜(続)
1月某日妻と共に帯広。のっぴきならない用事です。久しぶりで北海道ホテルに宿泊しました。いつもに比して少ない雪のようです。ロビーは変わりませんが~暖炉が売りです。夜になると一層冷え込んできました。次の朝も早いので、早寝です。今宵のお供は、スパイ=寒い国から来た?お休みなさいませ。どうか、コロナが落ち着きますように!(ミステリーに逃避です)帯広市北海道ホテルの夜
2020年波乱の年でした。7月に師父(実父であり、師匠)が、享年97歳で急死。11月に二人目の孫(男子)が誕生。世の中(世界中が)は、コロナ一色でした。今年こそ、穏やかな年であるように願っていますが~まだ現実は厳しいようですー1月某日急な仕事が入り、急遽札幌へ。ススキノは人通りがばったりです。定宿にしているパークホテル。宿泊客も極僅か。寂しいエントランスです。駐車場もガラガラです。札幌ではない感じですね。部屋に入ると、リモコンにビニールカバーが。これは初めてみました!レストランも19時半がラストオーダー。20時閉店。お客様は、私の他は男性二人組のみ。19時20分に入ったので、急いで食して、部屋へ。ルームサービスを取ればと気づいたのは、その後でした。怪しい写真ですよね。デザートが美味しかったです。お休みなさい。こ...一年ぶりの投稿=宜しくお願いします!
10日支笏湖(続続)の夢→29日コロナウイルスの影響が増大するばかりです
2月も末日になりました。色々と、嫌な感の日々ですが、如何お過ごしですか?2月10日、支笏湖湖畔に泊まっていますが、この頃はまだ余裕がありました。午後にみた氷濤まつりの、ライトアップを楽しみに夜散歩へ。(一人300円の協力金を払って入場ですが、半券を持っていれば何度でもはいれるのが、良心的です~得した気分!)夢の中のような風景でした!氷のドームに作られた即席の神社に入って、五円玉のお賽銭を!!壁一面に嵌っていて、オブジェのよう。何かを祈る気にはなりませんが~でもせっかくお賽銭を入れたので、コロナウイルスの終息(or収束)願います。自然の負の力が働くと、予測できない事態も起こるのですね~次の日帰りましてからお寺で威儀(仏教ではイイギと読みます)を正して、あらためて、「皆様の病気平癒と、世の中の安寧」を祈り、礼拝しま...10日支笏湖(続続)の夢→29日コロナウイルスの影響が増大するばかりです
支笏湖の側にあるS閣という小さなホテル。ここが気に入っていて、二年に一度くらい通っています。今年は、氷濤祭の期間中に泊まれました~いつも中々予約がとれません。部屋の窓を開けると湖水が直ぐ近く。樹木の成長を見て、自分が歳を重ねたことを実感します。ここの風呂にゆっくりつかり、美味しい夕食を頂くのが何よりの楽しみです~お風呂の前に、まずは散策。氷のオブジェの祭典。札幌雪祭りも、例年の賑わいはなかったそうですが~昼は閑散としてました。引馬が2頭用意されていて、背に人を載せぐるりと会場を一周。こちらも暇そうで、手持無沙汰の様子。せっかくの場所ですが、コロナウイルスの影響は、大でしたね。~夜の様子は、次回に<追記>(宣伝になりますが~)「育児総合研究所」の理事になり、「子育て」について発信することになりました。「徳育」を担...神秘の支笏湖(続)
少し前ですが、2月の10日。今年初めてお休みを頂き、大好きな支笏湖湖畔の宿に。窓に大きなつららが下がっていて、寒さを感じます。不思議な感じです。空は澄、空気はきりっとしまっていて、心地よい日。コロナウイルスの影響か、外国人観光客の姿も少なくて静かです。いつもより暖冬、小雪です。氷濤祭りの最中ですが~氷の不思議な世界。形になるまで、昨年の11月から作製。地元の方々の力作に感激しました。冬の支笏湖、氷の神秘です
元旦を迎えたと思ったら、もう七日。松を下ろす夕刻です。1週間は早いですね。=大人にとって~子どもたちには、長い時間?でも楽しい時間は、子どもでも早く過ぎましょうか?!道元様は、仰っています。『末には松の時があり、竹には竹の時がある』(『正法眼蔵』有時)と。この宇宙の個々の存在には、それぞれ固有の時間が流れています。同じ時を過ごしていても、その時間の密度は、人によって違って感じられます。刻々と過ぎる時間の流れの中で、皆さんは何を思っていらっしゃいますか?「昔は良かった」というノスタルジー。それとも「将来どうなるだろう」という、漠然とした不安~過去を振り返っても、時間をとり戻すことは出来ません。未来を願っても、時間を先取りすることも出来はしないのです。私たちに出来ることは、畢竟今を見つめて生きることです。『過去を追...松の内=寒苦に震え坐る
1月2日昨年中は、色々な方にお世話になりました。(このページを借りてお礼申し上げます)新しい年は、どのようなことが起きるのでしょうか?災害が少ない年であればと、願います。さて、北海道は大晦日の夜、「年越し」と称して御馳走を頂きます。昔は二の膳付きでしたが~数日かけて用意し、調理して、食べるのは1時間=寺族(妻)の言!でも「美味しく頂戴しました」よ!曹洞宗大本山總持寺の禅師様であられました、板橋興宗禅師はかつて仰いました。『美味しいものを食べるより、美味しく食べよう』と。贅沢をいいそうになると、この言を噛みしめます。皆様、どうぞお身体大切に、食を大切にしてまいりましょう。令和二年が、穏やかな年でありますように、祈念申し上げます。全国的に雪の少ないお正月です。謹賀新年=令和二年の二日目
愈々大晦日です。お寺の納骨堂、位牌堂に、数日前からお供えに訪れる人が、絶えません。冬休みに入って、子ども連れの方々も多く、先祖様に手を合わせて行きます。最後の日、新年に向けて何を祈るのでしょうか?<大宮東光寺様へ伺う>~三年続けて、お盆の大施食会(8月)に、随喜しています。毎年、大勢の参詣者が~増える一方のようです。立派な荘厳、どこも調えられ、伺う度に調度が変わっています。眼を瞠ります。参拝される人々は何を祈ってるのでしょう。<カフェ・デ・モンクの活動は今年もさまざまに~えりも町、そして厚真町で>悩み多き人も、孤独な人も、明るい人も、寂しい人も、どなたもご一緒。厚真町の方々の慰霊法要もおつとめしました。復旧工事も進んでいます。でも、大切な方々を失った悲しみは、消えません。今年も、各地の台風や洪水で大勢の犠牲者が...2019年の旅と出逢いをまとめてみました(下)
平成から令和へ~忙しい時節でした。5月祖母の27回忌「もうそんなに~」年忌にあわせて、新刊を出版できました。(急いだので、えりのデザインが反対に~幸い増版されて、直す事ができました)6月2019年5度目の東京銀座のショールームで~久しぶりにブラブラと頭を休め7月プライベート旅行久しぶりで温泉で一息然別湖です9月九州布教へ柳川が気に入りました今年も素晴らしい景色と、人々に逢い2019年の旅と出逢いをまとめてみました(中)
今年も、多くの場所に伺いました。還暦を過ぎてかなりになりますが、お蔭さまで病気一つしたことがありません。「何処でも寝ることが出来る」「なんでも食べる」が、健康の秘訣でしょうか?1月カンボジアコンポントム州「サーイアー小学校」贈呈式に村人の方々、子どもたちの笑顔に包まれて、幸せな一週間でした。同行した頂いた皆さんも、口々に旅の余韻に浸っていたようです。信仰心篤いカンボジアの人々。今度はいつ訪れることができるでしょうか?3月「法光寺女性会30周年記念コンサート」で、山田なつきさん一行を迎えるゴスペルの歌とハーモニーが、お寺の中に響きました!仏教徒とキリスト教徒が、一緒になって~魂がふるえる刻でした!!次回はどんな企画にしましょうか?落語❓それともジャズバンド⁇4月東京への出張~また布教のシーズンが到来。高い所に登る...2019年の旅と出逢いをまとめてみました!(上)
カフェ・デ・モンクえりものクリスマス=「ケーキ作り選手権」と「都道府県ビンゴ」
12月25日(水)えりも町「ひなた」にて開催<カフェ・デ・モンクえりものクリスマス>浦河町のメンバーとえりも町の参加者が合流してのお楽しみ会です。最初は恒例になった、ケーキ選手権。3つのチームにわかれて、デコレーションのセンスを競います。審査員は今年もい1階で遊んでいた小学生。(3年生でした)評価のコメントもふるっています。甘いケーキを頂いたあとは、オリジナルの都道府県ビンゴ。5×5の升目に、好きな都道府県を書いて、オリジナルのカードを各自作り~愈々ビンゴ開始!なかなか時間がかかります。大当たり!!!飛び入りのギター演奏と歌も入って大いに盛り上がりました。来年もみんな元気で迎えましょう。ケアする人もされる人も。お年寄りも若人も。カフェ・デ・モンクえりものクリスマス=「ケーキ作り選手権」と「都道府県ビンゴ」
12月7日~9日本年最後の命を頂き、京都の曹洞宗大本山永平寺御寺末「永興寺」様へ12月8日は「成道会」=お釈迦様がお悟りを開かれた日です。この日をめがけて、全国のお寺では坐禅を修行し、法要を厳修します。永興寺様は、曹洞宗の中でも由緒あるお寺で、風光明媚な山科にあります。本堂の荘厳も立派で、木魚は日本一の大きさと言われていました。約60名の参禅者と、20名余御寺院様が、温かく迎えて下さいました。法話は約80分。良く聴聞頂きました。珍しく椅子の方も少なく、ながーいお話を真剣に。有難いことです。法話の後先にも、一緒に本格的な坐禅をし、お釈迦様を追慕。皆様の真剣な取り組みに、ここでも仏教が確かに生きていると感じました!今年も様々な所に行かせて頂きました。スマホのグーグル、タイムラインで検索すると~フライトは30回(国内...十二月本年最後の布教=京都山科「永興寺」様へ
えりも町の小規模多機能ホーム「いろり」で、幼稚園児を招いての餅つき大会
2019年も押し詰まってきました。イブの夜、皆さん如何お過ごしですか?えりも町に今年3月開設した小規模多機能ホーム「いろり」拙僧も運営委員として、関わっています。高齢者の方々対象の「訪問・デイサービス・泊まり」の三点のケアが中心です。昨日22日は、午前中から準備をし、「光の園幼稚園」の子どもたちを招いて餅つき。老いも若きも一生懸命です。昔とった杵ずかとは、こういうことかと~明るい声がこだまし、笑顔がはじけ飛ぶ。参加者みなさん=スタッフ、ボランティア、近所の方々、皆々幸せそうです。何といっても子どもたちが可愛らしい。杵をもつと「何々ちゃん頑張れ」と、声援が響きます。認知症に効く一番のお薬は、「子どもたち」だと、認識を深めました。お餅を真剣に丸める姿も愛しい!久しぶりに穏やかな一日を、体験しました。えりも町の小規模多機能ホーム「いろり」で、幼稚園児を招いての餅つき大会
11月11日のNHKニュースでも報道されていましたが、丸森町は混乱が続いています。その中で、様々な重機を扱い、いち早く災害現場に駆け付けるオープンジャパンのメンバーが活躍されています。北海道胆振東部地震の際も、大勢のボランティアの方々が来て下さいました。メンバーのお一人は、石巻市で東日本大震災にあい、大変な思いをされた方。あの時日本中から頂戴したお助けを、今度は各地にお返ししたいと~精力的に、各被災地を飛び回っていらっしゃるのです。先日は、私どもの「カフェ・デ・モンクえりも」の有志が、丸森に伺いました。被災された地域の方々が、それぞれの場所で出逢って協力し合う姿。日本にもこのような民間のボランティア精神が、しっかり根付いてきています。拙僧は(年ですので=笑)現場にいってもあまり役にもたちませんが~ボランティア同...丸森町への支援を重ねてお願いします
先の投稿大変失礼しました。丸森町ですので、宜しくお願いします!!!拝謝合掌前の投稿訂正します。宮城県松森町→丸森町です
カフェ・デ・モンクえりもの活動の一環として有志数人が、ボランティアに駆け付けてくれました。胆振東部地震の復興支援で活躍したオープンジャパンという組織が中心となって、機材を使い活躍している場所です。丸森町は行政の中心地が大水で崩壊し、混乱の最中です。ボラセンは動いていますが、何せ人出が足りないようです。曹洞宗の青年会も、それぞれ参加してくれているようですが~情報では軽トラックが不足とのこと。また、200人位の方々の炊き出しをしていますが、野菜が足りないとのことです。カフェ・デ・モンクえりもの副代表の高田氏から送られた写真を添付しました。志のおありの方は、宮城県丸森町のボランティアセンターにお問い合わせを!皆様の善意の活動を、拙僧もお願い申し上げます。合掌宮城県松森町の支援に!
ラジオ放送法話の録音で札幌へ~シアターキノで『ビル・エヴァンス』を観る
曹洞宗北海道教化センターが、長年、企画実行しているラジオ放送法話。久しぶりで、録音に伺いました。札幌も暑く、33度。生憎スタジオの冷房も不調で、汗をかきながのひと時。口が回らなく、2テーク録って頂きました。二回目はまあまあでしょうか?!因みに放送は10月です。HBCラジオ。夜も暑いので、外を歩く気も知れません。早めに夕食をとって、名画座「シアターキノ」へ。幸い大好きなジャズピアニスト『ビル・エヴァンス』のドキュメンタリー放映中。様々なサインを眺めながら、上映時間を待ちます。天才ピアニストである、エヴァンスは幼少期にクラッシックを習得。作曲の才能にも恵まれ、多くの美しい作品を残しています。実生活では、ヘロイン中毒に悩まされました。最後は、病院に向かう途中、喀血して死亡。悲しい末路です。しばらくぶりで、その映像をみ...ラジオ放送法話の録音で札幌へ~シアターキノで『ビル・エヴァンス』を観る
7月25日曇天が続いていましたが、雨の心配はないこの日。日高管内の建設業者さんが請け負われた工事地区に、白いテントが~厚真町吉野地区です。午後3時半、十一名の各宗派の僧侶の参列で、供養会を修しました。最初に浄土真宗のお二人による「追悼」続いて真言宗のお二人による「祈願」のおまいりそれから、拙僧が導師をつとめ、「物故者」(亡くなられた19名の方々)諷経と工事の「安全祈願」の法要です。この供養には、「カフェ・デ・モンクえりもIN厚真」の活動に参加頂いた僧侶方に加えかかさず駆けつけて頂いたYさんも参列(写真係りを務めてくれました)そして、副代表の高田氏が、司会進行を担当下さいました。厚真町「ゆくり」では月一回の開催です。さて、このテントが建てられていたところは、旧N家があった場所でした。一瞬にして土砂に家が流され、...胆振東部地震被災者供養会~承前=厚真町吉野地区にて
昨年の胆振東部地震で最も大きい被害を受けた厚真町火山灰で覆われていた土地が山津波と呼ばれる崩落を起こしました。今春、ようやく復旧工事が本格的に進む段階になりました。二月程前に、工事を担当される会社の一つの社長さんから安全祈願の依頼を頂戴。二次災害の心配もあるような、危険な工事が続くとのこと。ドローンで撮った写真を拝見しますと、まさにそのような状態です。道路の改修作業が一段落し、これから山山の工事に移る所です。吉野地区は、1891年、小樽市から4世帯が入植。厚真川沿いの湿地帯を田畑に変え、風を避けるために山を背に家を建てました。地震前は13世帯、34人が住んでいましたが、約1キロにわたり山が崩落。住民の半数以上のいのちが、あっという間に奪われたのでした。この地域の安全を確保し、緑を取り戻すには莫大な時間が~大勢の...胆振東部地震で壊滅的な被害を受けた厚真町吉野地区へ
7月12日=小旅行3日目です小旅行最終日~弟子屈→摩周湖→屈斜路湖→えりも霧の摩周湖ですが、曇りながらも見えます。強風、寒いです。連休前ですが、結構な数の観光客。売店の外に出ると思わぬ珍客が~餌を求めてエゾリスが愛くるしい姿を!かなり慣れている様子です。観光客も次々と写真を~嬉しい出逢いでした!!摩周湖は寒いので早々に引き上げ、屈斜路湖に向かいます。こちらは、あまり人は見かけません。クッシーはどこへ消えたのでしょうか?あっという間の二泊三日の小旅行。相方と帰りたくないね、と言いながら帰路につきました。夏休み小旅(5)摩周湖でエゾリスに出逢う
7月11日~小旅行二日目です。午前中に然別湖温泉を出て、一路弟子屈町に向かいます。山中の鹿や熊まで出そうな近道を使っても、かなりの距離です。北海道は、広い。でも時おりのぞむ山々は、気高く美しい威容を保っています。少しづつ変って行く風景を楽しみながら~ようやく目的地の弟子屈町に入りました。まだ、宿泊地の温泉に入るには、勿体ない時間です。何回かこちろも訪れていますが、硫黄山に寄りました。薄く黄色っぽい煙が、大地から噴き出ている風景。登別温泉にある地獄谷とは、また違った趣きです。昔はここに頬かむりした女性が数人立っていて、ここで作った茹で卵売ってました。今は一人もいません。連休前だからでしょうか?外国の観光客の方もまばらです。唯一、わき目もふらず進んで行くのは、我等二人でした。(売店で温泉卵を一つ求め、二人で分け合っ...夏休み小旅行(4)~硫黄山を訪れ、川湯温泉に泊まる
夏休み小旅行(3)~然別湖の遊覧船に乗船=面白い船頭さん(船長)に逢う
7月11日朝の陽が眩しく、5時に目が覚めました。(精進が良いので?快晴。水面が煌めいています)チョット気取って坐ってみました。北海道出身の田辺画伯の絵の通りの、美しい風景です。ホテルのローカに掛けられていました。朝9時出航の遊覧船に乗りますが、乗船客は二人(家人と私)貸し切り。船長さんは、愉快なお人柄の元根室の漁船員だった方~口調が漁師さんです。リタイアして今は夏の間だけ、こちらでアルバイトをしているとの事。白い制服が素敵ですが~湖の上からは、様々に表情を変える湖畔の山々が見えます。小さな島にもしっかりと鳥居が祀られています。おそらく古い時代の面影をそのまま残している本当に貴重な姿。森林浴を浴び、また豊かな温泉の湯に活力を頂き、元気を取り戻します。感謝礼拝夏休み小旅行(3)~然別湖の遊覧船に乗船=面白い船頭さん(船長)に逢う
7月10日夕刻、神秘の湖である、然別湖に到着。湖は大雪山国立公園の中にあり、自然環境を保護するため、しい規制があります。(原則として、自然を改変してはいけません)湖畔の西側にあるホテル型の温泉旅館「風水」宿泊は3度目です。山の天気は変わり易く、霧が出ています。名前のとおり、何となく神秘めいた、ご利益のありそうな~曹洞宗大本山永平寺の故禅師様もお泊りになったことがありました。お部屋にもお軸が、掛けられています。フロントとレストランは三回に当たる部分。湖を眺めながらの夕食になります。夜ナイトツアーがあり、満点の星を「ネイチャーセンター」の方のご案内。あるいは、20時からの遊覧船の「ナイトクルーズ」に乗ってと、思っていたのですが~立派なネイチャーセンターです。どちらも催行がかなわない程の霧が、時間を追うごとに深まり...夏休み小旅行(2)然別湖畔温泉に~旅館「風水」に泊まる
7月10日~12日ひとあし早い夏休みを頂き道内の小旅行へ二泊三日の旅です。10日午後、まず訪れたのは広大な土地がひろがる十勝地方。河東郡鹿追町に伺いました。立派な建物が並び、良く手入れされた花や緑が見事です。(~くまが可愛い!)この建物に連なる「神田日勝記念美術館」が、一番目の目的地です。1937年東京に生まれた神田日勝は、1945年8月の東京大空襲にみまわれ、一家で北海道に移住します。拓農民隊(戦災者集団離農計画)として、十勝の厳しい風土の中で、農業に励むのです。やがて、兄が東京の美術学校に進学し、彼はそれを支えて働きながら、独学で絵を描き続けるのです。NHK連続テレビ小説「なつぞら」の山田天陽のモチーフとなった画家が、日勝です。テレビの影響は大きく、いつもは静かな館内ですが、訪れる方も多いようです。早速「...夏休み小旅行(1)神田日勝の馬に逢いに行く
7月に入っても、肌寒い北海道です。先日仕事の合間に、札幌市にある「道立近代美術館」を訪れました。おりしも、東山魁夷画伯の『唐招提寺御影堂障壁画展』が開催中。「唐招提寺」はご存知の方も多いと思いますが、「律宗総本山」のお寺です。奈良の西ノ京、秋篠川の近くに、建っている静かな佇まいの御影堂。753年、命を懸けて渡来し、日本に「戒律」を伝えた鑑真和上が祀られています。東山画伯は、この御影堂の障壁画と、鑑真和上像を納める厨子の扉絵を依頼され、約十年かかって完成されたのでした。この傑作が北海道で鑑賞できるというので、大勢の方々が来館。拙僧も、是非にと予てから思っていました。勿論全体の配置が復元されたものとして、観ることはかないません。しかし、それぞれの間が、それだけで観るものを圧倒し、言葉を失わせるのです。数え年55歳で...道立近代美術館=東山魁夷「唐招提寺御影堂障壁画展」に!
7月5日~6日大事な仕事があり、宗谷岬へ行ってきました。共に風の強さで一二を争うえりも岬と宗谷岬。(本州の皆様には想像がつきにくいと思いますが)片道575キロの距離を車で往復です。ご縁の深いお寺の前住職様が遷化され、その逮夜(通夜)のお説教を務める役目。本当は余分な時間はないはずでしたが、お話の前にこの地で生まれ、殆どの人生を過ごされた方の生涯を想像するために、最北の塔の前にたってみたかったのです。この岬の先には、宗谷海峡、さらに先には間宮海峡。有名な間宮林蔵の像もこの浜に立ち、遠く海峡を見つめています。7月上旬なのに、午後2時の気温は14度。浜から吹く風も冷たい~えりも岬と同じそして、我が故郷の『襟裳岬』(岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲)を意識したような、『宗谷岬』(吉田弘作詞、船村徹作曲)の歌碑が立っています...日本最北の岬=宗谷岬の風に
一年の二百六十日以上、風速10メートル以上の風が吹くというえりも岬別名『風極の岬』とも、呼ばれます。先日も山口からお出での方を御案内しましたが、20メートル近くの風が~六月にしては寒い、震える日でした。近くの岩場に群生するゼニガタアザラシも見えませんでした。別の日に寄ると、今度は穏やかな凪ぎ。風がないとラッキーですが物足りない気もします。大勢の来客を御案内していますが、風が強い時の方が印象に残るようです。そんな人間の計らいを超えて、東の海から上り、西の海に沈んで行く夕陽です。「風はひゅーひゅー浪はざんぶりこ。誰か私を呼んでるような~襟裳岬の風と浪」えりも岬の穏やかな一日
七十二候の一つ=半夏生の日かつては夏至から数えて11日目としていましたが、陽暦では7月2日頃を言うようです。夏安居の中日、宗門では「大布薩講式」を修行して、常日頃の日常を省み懺悔する日です。小雨また少しれのえりも。十五分車を走らせ、えりも岬の東側に向かいました。このあたりは、昭和二十年代後半まで「えりも砂漠」と呼ばれていました。開拓に入った人々が木を伐り砂漠化した一帯に、官民一体で植林をし、ようやく緑をよみがえらせた場所です。この一画は「百人浜」と呼ばれていますが、ここに「悲恋沼」という小さな沼があります。この沼の側の整備された駐車場の隅に「一石一字塔」の碑が建てられているのです。江戸時代、南部藩の船が難破し、百人以上の乗組員が飢えと寒さのために、を落としたという~その供養・慰霊のために、石塔が建立されて...半夏生の日に~えりも岬百人浜の一石一字塔
少し前に様似町を訪れ、久しぶりに観音山に登りました。石仏の地蔵尊が、各所に祀られています。ここから眼下に見えるのが親子岩。観る場所によって、夫婦に見えたり親子に見えたり~ドローンで撮ると素敵ですね。お隣野町様似の観音山から見た親子岩
先月出た新刊書籍宜しくお願いします.スキャナーの調子が悪く、写真ですいません。心力舎刊1000円+税です。残念乍ら、一般書店での取り扱いはありません。amazonで、『法話』と検索頂ければ、出てきます(購入可能)若しくは、心力舎さんのサイトから、直接購入もできます。僧侶の方々だけではなく、皆様にぜひお読み頂ければと第二章では、「現代と仏教」の問題をとりあげました。ご一読の上、ご批判賜れば、幸甚です。合掌拙著新刊『法話の心得~仏法を伝える人に』宜しくお願いします
胆振東部地震被災地支援~「山田NATUKIゴスペルコンサート」
少し時間がたちましたが、3月10日拙寺でのコンサート。『法光寺女性会30周年記念=ゴスペルコンサート』の模様です。札幌在住のシンガー山田なつきさんをお招きしてのコンサート。十一面観音様の前で、ゴスペルを中心に様々な曲を歌って頂きました。なつきさんは、北海道随一のゴスペルシンガー。故日高晤郎さんのボイストレーナーとしても有名です。時にリリカルに、さらには激しくパワフルに、ステージを繰り広げて下さいました。第一部にはえりも在住のジャズシンガー、岩間さんもゲストで登場。ジャズの名曲や、ポピュラーソングを披露。会場はさらに盛り上がりました。そして第二部ではなつきさんが、日高さんの曲『街の灯り』を途中にはさみ、最後は全員で『故郷』を熱唱。とても熱く、ハートフルなコンサートでした。やはり『アメイジンググレイス』が最高です。...胆振東部地震被災地支援~「山田NATUKIゴスペルコンサート」
本年度も胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町に伺います。拙僧は、仕事にてあまり参加できていませんが~他のメンバーの方々と、北海道の臨床宗教師の皆さんが駆けつけて下さいます。「多くの皆さんの心の声に耳を傾ける」=このことを大事にして、活動を続けます。~お近くの方は、是非ご参加お願いします~移動傾聴喫茶厚真町の予定です
6月以降のカフェ・デ・モンク、えりもの御案内です。26日は総会を予定しています。どなたでも参加歓迎!お待ちしています!!!カフェ・デ・モンクの活動予定です
2019年1月25日昨年10月に続いて訪れたカンボジア。一月の乾季の時期にしては、暑くなく爽やかでした。今回は秋田の源正寺様と共に企画した『小学校贈呈式』をメインにしたツアー。20名余の方々がさんかして下さいました。今回贈呈することが出来たのは、バッタンバン州の「サンラン小学校」です。400名を遥かに超える子供たちが学ぶ学校。村人たちがこぞって迎えてくれました。素敵な子供たちの笑顔が、太陽の下輝いてます。このツアーの様子。何回かにわけて掲載致します。合掌カンボジアの夢の旅(1)
2018年12月26日~一日遅れの「カフェデモンクえりも」クリスマス会えりも交流館ひなたで開催しました。本日のメインは、ケーキ選手権三つのチームに分かれて、ケーキ作成。出来栄えを競いました。勝負の判定者は、下で遊んでいた、少年二人にお願いしました。さて、どのチームが勝者でしょうか?今年も一年、無事終了。ボランティアの皆さん、スタッフの皆さんに感謝です。合掌、amenカフェデモンクえりものクリスマス会
7月25日拙寺に集まったのは、子どもさん33人、大人10人、僧侶9人夏休み恒例の「禅の集い」です。今年初めてといっていいくらいの天気=暑さも~子どもたちの熱気もあったのかもしれませんが~小学校1年生から、6年生(一人だけ中学生)真面目に真剣に取り組みます!特に本堂での坐禅の時間~僧形文殊菩薩様の前で、しっかり坐ります。短い時間でしたが、良く作法を覚え、私語もありません。少し痛みを堪えながらも、必死に坐るこどもたちです。坐禅へのいざないには、大人もこどもも一緒です~上手く座れなくても、同じ時を一緒に!!可愛い菩薩さまたちに合掌、礼拝。子供禅の集いを開催しました!
7月24日豊島区の全昌院様にお邪魔しました。23日の前日は、熊谷で観測史上1位の記録更新冷夏の当地からは考えられない41度超え品川のホテルに夜入りましたが、港区も熱帯夜(18時で33度ありました)さて、7月盆の法要は、24日午後からの開始です。昨日よりは気温が幾分さがりました。それでも出発時の千歳空港22度に比べれば猛暑!酷暑!法要に1時間法話に1時間参詣の皆様よく坐って頂きましたね~有難いことです。後半頭がくらくらして、ちっともまとまらないお話でしたが、皆様よく聴聞下さいました!合掌7月の布教の旅(4)東京都全昌院様の盆施食
7月21日あいにくのガス模様のえりも港お檀家のS家の新しい船が完成し、築港にお目見えしました。この町では久しぶりのおめでたい出来事~明神丸の雄姿です。同級生の漁協組合長K氏も、張り切っているようです。昨年、一昨年と不漁が続いた鮭鱒の定置漁業。今年は大漁を祈願して、止みません!!!新造船おめでとうございます!!!
7月10日えりもから車を駆って250キロ。美唄市に到着。(夕食の歓待を頂きました)11日北海道第二宗務所第六教区の研修会講師のお役です(朝9時半からの受付です)講演時間は約60分のお約束(5分オーバーしてしまいました)『身体と心を調える』と題して。*「姿勢を調え」て坐り、ゆっくりと息を吐きゆっくりと吸う。すると「呼吸が調います」。「身体」と「息」が調うと、「心」も自然に調います。*「心を調える」もう一つの方法は「言葉をつつしむ」ことです。腹の立つことがあったら、言葉を飲み込んで、ゆっくりと深呼吸しましょう。そして、相手のことを思うのです。普段から「慈しみの言葉=慈悲に導かれた言葉=愛語(あいご)を心掛けましょうと!講話のあと、宗谷岬の住職、山本大雲師が二胡の演奏をしてくれました。時おり、ステージを共にしてくれる...7月の布教の旅(3)美唄の研修会に
7月上旬~山口宗務所のお寺で布教管長江川禅師様のお言葉をお伝えし、敷衍するこの地の人々は、信仰深く、敬虔なお姿一心に手を合わせ、真剣に坐り、真摯に聴聞頂く拙僧も力を入れておつとめするのです故宮崎奕保禅師様の、お人柄と、エピソードを紹介申し上げる「共に学び、共に生きる」その中で、「共生の中に光を照らそう」と。余多の災害にめげず、互いに手を差し伸べて、慈悲の心を耕しましょう~7月の布教の旅(2)山口にて
7月上旬の6日間台風の間隙をぬって山口を巡回布教!4つのお寺様を巡り、湯田温泉→萩市→津和野(島根)→山口市と。それぞれ特色ある風情に惹かれました。さて、布教の間に訪れたのは、金子みすゞ記念館。山口が生んだ詩人=中原中也・まどみちお・そして~歴史を刻んだ建物に隣接してある近代的な記念館です。少し離れたところには、彼女の祀られているお墓がありました。菩提寺さまの境内にひっそりと眠っている瀟洒なお墓です。お参りする姿は、恥ずかしいのですが、同行の横山師に撮ってもらいました。7月の布教の旅(1)
5月22日は、何の日であったか、ご存知ですか?(少し捻ってますが)実は旧暦の「四月八日」~お釈迦さまの誕生の日とも。この日は、花見堂を飾って、誕生佛をお祀りし、甘茶をかけて祝います。本尊様と誕生佛と、ともに祝っていらっしゃるのです。さて、この日お招きしたのは、増毛町の谷師です。本堂に入るなり、丁寧に釈尊を拝していただきました。あとは日常底が伺われる、彼の法話の中味です。お疲れさまでした。布教師養成所の教え子でもある谷師は、些か緊張されながらも明るく懸命に~師匠を超えて踏みださんとする姿を、しっかり喜んで見守りました。五月布教の旅(4)拙寺=降誕会法要
5月13日東京の寺院曹洞宗S寺様に「施食会」法要の因みに、お話50分。拙僧のお話の前に登場された、書家の金沢泰子さん翔子さん母子。本堂でのパーフォーマンスと、お話に感動しました。翔子さんについては、テレビ等でも時おり紹介されています。詳しくは省きますが、翔子さんのピュアなお姿。そして翔子さんを書家として見事に育てた泰子さんの、慈悲溢れるお話でした。大きな筆で『慈愛』と書かれました。その力強さに、強いパワーを頂いた想いです。五月布教の旅(3)
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