えりも町曹洞宗法光寺の住職をつとめています。若い頃から旅が好きで、各地を歩いてまいりました。
旅で出逢った人々との話題を中心に綴ります。
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様似町のオオハクチョウは何時飛び立つのか~えりも岬は44メートルの風が!!!
2月15日夜から吹き荒れた風は、16日の夕刻になってもおさまりません。昨夜は温かく、雪ではなく豪雨。国道の雪は殆ど消えました。今朝のえりも岬の最大瞬間風速は41,3メートル。今夕は44,9メートル。観測史上2月としては最大の風速を記録しています。おまけに波が高く、さらに風であおられた波しぶきが国道を洗い、今えりも町は陸の孤島状態です。いつ停電になるかと心配しています。そんな中で、気になったのは隣町の様似川に泳ぐオオハクチョウの一群。シベリアからやってきて、例年2月後半に飛び立つという?これは昨日午後の写真です。多くが群れて一緒にいますが逸れ者も体調1,4メートルから1,6メートル。体重8キロから11キログラム。近くでみる、確かに大きいです。翼を広げると225センチメートル。それでも、縄張りはあるようなのが面白い...様似町のオオハクチョウは何時飛び立つのか~えりも岬は44メートルの風が!!!
2月15日今日はお釈迦様が涅槃に入られた日。仏教徒にとって、大切な日。コロナ禍ですので、お寺詣りも自粛で、朝一番のおつとめでそのご遺徳を偲び、報恩感謝を捧げます。『比丘(仏道の弟子)たちよ、怠ることなく、精進しなさい』お釈迦さまが最期の説法で説かれたお言葉を噛みしめます。合掌午後用事がありまして、浦河町にまいりました。銀行によりましたが、ふとカメラを取り出して撮影したのが大黒座。浦河町の文化発信の一つの拠点である名画座。世にあまり知られないが良心的な映画を公開しつづけ、サポーターの支援もあって、地方では数少なくなった映画館です。今日は時間がないので入館は断念1918年に設立され、現存する道内の映画館の中では、最も古いものだそうです。客席数は僅か48席。残念ながらイベントの時以外はおおむねガラガラです。こじんまり...浦河町の名画座=大黒座
昨年の2月一年前は支笏湖のひょうとうまつりに出掛けていましたしかしそれからの一年は、すべてが変化しました。安易にどこにも、出掛けられません。自分の行動を良く考え、自らを規制し、止むを得ず出掛ける時も、他の人への影響を考えて暮らさなければならない日々が続いています。今年も支笏湖のお祭りは開催されましたが、昨年とは趣が違います。そり滑りなどは、中止され、飲食もできない形での開催です。楽しい風景でした昨年はまだ、外国人の方々もちらちらと散見されましたが~今年は殆どいらっしゃらないことと、存じます。雪と氷と湖の幻想的な風景。来年はぜひ以前のような形で、のびのびと開催できますように。準備に時間と手間暇をかけている地元の方達のためにも、祈ります。そんな事を思っていますと、東京の法友からハガキが届きました。牛年の二月、いまだ...あらためて祈ります=コロナ退散、病気平癒
パソコンの写真を整理していましたら、古い写真が出て来ました。コンパクトなカメラで撮ったもので、レトロな感じです。でも、1997年の雰囲気が感じられて、私には大事な写真です。シャンティ国際ボランティア会が企画した、スタディツアー。初めて訪れたカンボジアの世界。すべてに驚き、感動の日々でした。若い時の参加メンバー。古いことなので、顔出しでも良いかとカンボジアは長きにわたる内戦のあと、ようやく平和を迎えていましたが、町中に銃を持った民兵がまだ溢れていました。多くの人々は貧困にあえいでいましたが、人々の顔は希望と活力に輝いていました。幾多の問題を抱えていましたが、その中で僧侶が民衆の心の支えとなり、学びの指導者となっている姿に感銘を受けたのです。僧侶が世の中から隔絶した存在ではなく、人々に寄り添い、共に悩みながら、共に...カンボジアスタディツアーの思い出~古い写真が出てきました
一昨年年1月末最後に伺ったカンボジア。懐かしい想いでです。秋田県の源正寺様ご一行と、私がお誘いした皆さまで訪れました。メインは某小学校の贈呈式です。大勢の皆さまが喜んで迎えて下さいました。可愛い村中の子供たちが~贈呈式は、厳かに。かなり長い時間でも、生徒たちは実にお行儀が良いです。州代表の方からメダルを頂きました代表の子供たちの挨拶も立派でした拙僧の挨拶。皆顔をあげて聞いてますカンボジアは、コロナを強く抑え込んでいます。入国管理を徹底。おそらく二三年、訪れることは無理でしょう。懐かしい写真を見ながら、皆さまの幸福を祈るばかりであります。カンボジア小学校の想いで
本日は家族の○○歳の誕生日でした。2月10日誕生花は沈丁花、花言葉は「栄光」「勝利」強い運気ですえりもには残念ながら沈丁花は入荷していませんでした。(もしありましたら、活けようと思っていたのですが)代わりに町の花屋さんに、アレンジメントを届けて頂きました!左側です。さて、乾杯のお酒は、何にいたしましょう?大事な記念の日なので、思い切って開封しました。八海山の「金剛心」知る人ぞ知る、銘酒です。箱を開けるときから、期待が高まります。➡➡中には説明書が、入っていました。「金剛心」の字の篆刻は、有名な方の作のようです。「そのまま額装しても良いものです」と、書いてありました。お寺にあるお酒は、殆ど到来ものです。布教の縁を頂いた方のお土産等。「葷酒山門に入るを許さず」と、お寺の門には書かれているのですが~どういうわけか、お...記念日にはとっておきのお酒を=八海山「金剛心」
しばらくぶりで、心が安らぎました!お檀家様の牧場に伺った時のことです。親仔馬が見えましたので、カメラを構えました。と、何かを察したのか親馬が離れて行き、仔馬が後を追いかけます。いい加減離れたところで、声をかけると、また戻ってきます。また、カメラを向けると離れて行きます。勿論仔馬もついて~これを数回繰り返しました。ゲームのようです。私が遊んでいたつもりですが、どうも私が遊ばれていたようです!『おうまのおやこはなかよしこよしいつでもいっしょにぽっくりぽっくり歩く』『おうまのかさんやさしいかあさんこうまをみながらぽっくりぽっくり歩く』(唱歌『おうま』作詞、林柳波)お馬の親子は仲良し
コロナ渦中で大切なこと=『正見』(しょうけん)~仏陀の教えです
2月6日夜は晴れて、星空も見えました。春の夜にみえる、北斗七星を「春北斗」と呼びます。夜風はまだ冷たいけれど、空気が澄んで透明感が増します。<春北斗いのち光れと掌を合わす>俊也コロナに感染された方は、減っている傾向ですが、死者は増加です。2月7日今日は朝から晴れ、無風、穏やかです。さて、コロナ禍で大切なことは「正しく恐れる」ことと言われます。専門家や政治家は、よくエビデンスとおっしゃいます。しかし、「本当に正しいことは何でしょうか」と、私は疑います。ウイルスについては「わからないことの方が多い」と、良心的な専門書には書かれています。一方的な情報を鵜呑みにせず、多方面から学び判断するのが、科学的な態度でしょう。最近読んだ本では、この二冊がおすすめです。ウィルスは敵でもあり味方でもある「エマージングウィルス感染症」...コロナ渦中で大切なこと=『正見』(しょうけん)~仏陀の教えです
2月も、はや6日です。寒さはもう沢山ですが、春まだ遠いえりもです。えりも町と、隣の様似町の境を流れるニカンベツ川。こういう字をかくのですが、元々はアイヌ語です。未だ氷が解けず深く眠っています。今日は終日曇りで雲も動かず~気温はやや上がっていますが、天気はどんよりと澱んでいます。まるで暗く重苦しい、今の世相のようです。春が待ち遠しいのに、なかなか春に近づくことができない!<政治も混乱、人はスティホームを要請され、閉塞感が色濃い日々>2日まで転ばぬように歩いていた、寒托鉢が終わり気が緩んだのか?3日にはこんなつまらぬ句が浮かびました。<寒開けや夢を見ぬ日の昼さがり>俊也禅僧は本来一所不住で、一か所に留まらず修行を続ける存在でした。まだ見ぬ境地を求めて、師を尋ね、托鉢の日々を続ける姿なのです。『行雲流水』と言われるよ...コロナ渦の不自由さの中で=行雲流水を夢見る
コロナ退散を祈る~アプリ「ココア」の不具合に怒り、「あまびえ」を書いてみました
2月4日数日間強風が吹き荒れましたが、今日は穏やかです。昨日のニュースには、驚き、怒り、あきれました。それは、厚生労働省が、昨年導入していたアプリ『ココア』のニュース。700万以上ダウンロードされていたというandroid版が、昨年九月から機能していなかったということです。感染者との接触があったら分ると~6月21日以来導入してました!結構出かけなければいけない仕事があります。頻繁にチェックして、まじめに取り組んでいたつもりですが~(馬鹿にされたように感じた方は多い筈です)担当大臣の言によると「9月以来機能しておらず、最近それがわかったと~」何のため導入をしていたのですかね。これを作った目的は?途中での分析や、見直しは無かったのか??ただ、ダウンロード数を増やすことが目的だったのか???ただただ官邸の意向を伺って...コロナ退散を祈る~アプリ「ココア」の不具合に怒り、「あまびえ」を書いてみました
2月2日節分(1897年以来、124年ぶりです)毎年、行っている寒中の托鉢修行。本年最後の日は副住職と本町を。風邪もひかず転びもせず、今年も最後まで務めることかないました。例年の如く浄財を用意して、待ち構えて下さっている町民の皆さま。今日も突風で衣があおられるような日でしたが「気を付けて」「頑張って」と、励ましの声に支えられて、無事歩くことができました。(寺の前で戻る寸前、つるつる路面に足を滑らせ手をつく失態も~)副住職に笑われそう=何とか手をついて急いで立ち上がりました。この日の浄財は、毎年えりも町の社会福祉協議会に寄付して、その活動に使っていただいております。務めを終え、お寺の山門をくぐりますと、いつもホットします。小学校に入学したころは、冬休みの何日か、師父(父であり師匠)の後ろをついて歩かされました。寒...寒あけの日~今年最後の寒修行でした
1月31日大寒を過ぎてから歩き始めた、寒修行の托鉢。29日、30日は除雪のため、お休みでした。寒の入りから、節分まで行われる托鉢を「寒行托鉢」と呼びます。若い時は、ほぼ毎日歩いていました。近年は年始のお経で全檀家様を回ってから、歩いています。マイペースの歩脚ですが、40年以上続けることが出来ています。自身の健康と、仏さまのご加護のお蔭です。かなり怪しい風体ですね。本来は手っ甲に脚絆をつけ、わらじ履きに笠をかぶります。しかし、この風極の地(本日は瞬間的に風速30メートル近く)如法(本来の姿、形)で、歩くことは、とてもできません。雪の下の氷で滑らないように、冬靴。頭はおこそ頭巾で包みます。本日は副住職と二人の行です。一昨年まで、皆様に頂戴した浄財を基に、講演料等をプラスして、カンボジアの教育支援(小学校、図書館建設...雪を踏みしめ歩く=寒中托鉢の日々
1月29日~30日低気圧が北海道に接近。久しぶりでまとまった雪が降りました。29日隣町の広尾町が47センチ。えりも町目黒が45センチの降雪。えりも町と広尾町を結ぶ黄金道路も、大雪警報が発令され交通止めに。最初は大したことないと思っていましたが、除雪をするたびにまた雪が。たよりの副住職が不在のため、寺族(妻)と共に、終日汗をかきました。夜が明けた30日は、幸い雪は止み、お日様も少し。前日、あんなに苦労していたのに、頼んでいた除雪車が来てくださり、30分ほどで、境内も広く空きました~有難いことです!でも、実は大変だったのはこれから会館の屋上が大きく広く、無落雪のつくりになっているので、この雪を下に下す作業が必要です。数年前排水口が氷り、解けた雪が下の調理室に溢れひどい目にあったことが~そこで、私、副住職、寺族と3人...雪との闘い=だいぶ疲れました
ホテル浦河イン レストラン『ピアロード』でコーヒーブレイクのひと時を~
私の住むえりも町の二つ隣の町=浦河町軽種馬(サラブレッド)の産地として有名です。『少年と犬』で直木賞を受賞された馳星周さんが生まれた町。(馳さんは、私の母校、苫小牧東高校の後輩になります)本州からの移住者受け入れにも、力を入れている町です。町中にあるホテル=浦河インここのレストランに時々お寄りします。明るく開放的な空間が広がる落ち着く場所です。地元の食材を生かした海鮮料理~季節の魚(烏賊、鮭、雲丹等々)が美味。また、ハンバーグやパスタも種類豊富です。ここのもう一つの売りは、中央に置かれた巨大なスピーカー。昔JAZZ喫全盛の時代良く、アルテックやJBLの音を競っていた頃、各店では、音作りに力を入れていましたが~その名残のようなスピーカーが健在で、しっかりとした音色を出しています。スピーカーの前に大きな石油ストーブ...ホテル浦河インレストラン『ピアロード』でコーヒーブレイクのひと時を~
新刊のご案内です=『コロナを越えて~慈しみの中に光を』(心力舎刊)
『コロナを越えて』~慈しみの中に光を著者:関水俊道三部義道渡邊祥文髙梨尚之木村髙寛澤英俊渡邊宣昭株式会社心力舎お知らせいたします。昨年半年かけて企画編集致しました本が、12月末に刊行されました。拙僧と同様、全国を巡回する布教師の方々7名に執筆を依頼。コロナ渦中の中で、人々に寄り添い、共に歩んでいく道を模索した内容です。7人の諸師は悩みながら、日頃の実践を通じて、真摯な論考を寄せて下さいました。仏さまの教える智慧と慈悲の心を、現代においてどのように伝えて行くか?仏教の存在意義が問われる今、僧侶としての自らの在り方をまず振り返ること。そして、まず身の回りの方々を大切にし、自他のいのちを尊ぶ生き方を実践する。その慈しみの中から、真の安らかな生き方が開けてくるはずです。僧侶は勿論、コロナ禍を生きる皆様にぜひ読んで頂きた...新刊のご案内です=『コロナを越えて~慈しみの中に光を』(心力舎刊)
1月25日大寒も過ぎて、しばらく温かい日々。寒行の托鉢に歩いていても、幾分汗が吹き出します。日の入りもだいぶ遅くなりました。大寒の海眠りなば月上る俊也お寺の庫裡の丸窓から見える夕暮れ。少し変わったアングルです。ここ数日の暖気で、雪もだいぶ溶けました。大寒の日は、拙寺の女性会の会長を10年務めて下さったOさんの一周忌でした。合掌😢大寒のたましひ揺れて光る浪俊也大寒を過ぎて~日の入りも遅くなりました。
1月22日は何の日かご存じでしたか?飛行船の日=日本初の国産飛行船が空を飛んだ日カレーライスの日=1982年1月22日学校給食35周年を記念カレーライスを給食として提供と、色々ありますが~*JAZZの日でもあるそうです*ZZ=22日そしてJAはJanuary(1月)の先頭2文字そこで眠れない22日の夜は、スコッチを飲みながらハードボイルド小説を。バックミュージックはチェットベイカーと、ビル・エヴァンス。昔読んだ本を再読しようと、探しますが、なかなか見つかりません。だいたい本が増えすぎなのです。この奥にぎっしり詰まって、棚板が歪んでいる状態。ようやく探したチャンドラー。50年前は、清水俊二氏訳を愛読していました。数年前に買った村上春樹氏訳。どちらを先に読みましょうか?その前にお酒。昨年へそくりを出して買ったスコッ...眠れない夜の友=JAZZとスコッチとミステリー
承前=1月某日の宿泊北海道ホテルの六階の部屋は、少し贅沢な作りです。部屋にはエアコンの他に、暖炉風のストーブがついてました。自分の家にいるような、落ち着きが得られます。飲み物(ビール・オレンジジュース・水)もサービスなのが嬉しい。オレンジジュースが美味しかった~冬は用なしですが、バルコニーもついています。ここからのライトアップが綺麗なんといっても嬉しいのは、部屋付きの露天風呂があること。夜中と朝に、温まるモール温泉に入るのは、最高です。コロナ渦中なので、外に出たくもありません。一人前2000円の、ルームサービスの定食をとって~ホテルの部屋でゴロゴロして過ごすのも、結構悪くない?!帯広の冬は身体の芯から冷えこんできます。心まで冷え込まないように~Goodnaight.帯広市北海道ホテルの夜(続)
1月某日妻と共に帯広。のっぴきならない用事です。久しぶりで北海道ホテルに宿泊しました。いつもに比して少ない雪のようです。ロビーは変わりませんが~暖炉が売りです。夜になると一層冷え込んできました。次の朝も早いので、早寝です。今宵のお供は、スパイ=寒い国から来た?お休みなさいませ。どうか、コロナが落ち着きますように!(ミステリーに逃避です)帯広市北海道ホテルの夜
2020年波乱の年でした。7月に師父(実父であり、師匠)が、享年97歳で急死。11月に二人目の孫(男子)が誕生。世の中(世界中が)は、コロナ一色でした。今年こそ、穏やかな年であるように願っていますが~まだ現実は厳しいようですー1月某日急な仕事が入り、急遽札幌へ。ススキノは人通りがばったりです。定宿にしているパークホテル。宿泊客も極僅か。寂しいエントランスです。駐車場もガラガラです。札幌ではない感じですね。部屋に入ると、リモコンにビニールカバーが。これは初めてみました!レストランも19時半がラストオーダー。20時閉店。お客様は、私の他は男性二人組のみ。19時20分に入ったので、急いで食して、部屋へ。ルームサービスを取ればと気づいたのは、その後でした。怪しい写真ですよね。デザートが美味しかったです。お休みなさい。こ...一年ぶりの投稿=宜しくお願いします!
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