えりも町曹洞宗法光寺の住職をつとめています。若い頃から旅が好きで、各地を歩いてまいりました。
旅で出逢った人々との話題を中心に綴ります。
元旦を迎えたと思ったら、もう七日。松を下ろす夕刻です。1週間は早いですね。=大人にとって~子どもたちには、長い時間?でも楽しい時間は、子どもでも早く過ぎましょうか?!道元様は、仰っています。『末には松の時があり、竹には竹の時がある』(『正法眼蔵』有時)と。この宇宙の個々の存在には、それぞれ固有の時間が流れています。同じ時を過ごしていても、その時間の密度は、人によって違って感じられます。刻々と過ぎる時間の流れの中で、皆さんは何を思っていらっしゃいますか?「昔は良かった」というノスタルジー。それとも「将来どうなるだろう」という、漠然とした不安~過去を振り返っても、時間をとり戻すことは出来ません。未来を願っても、時間を先取りすることも出来はしないのです。私たちに出来ることは、畢竟今を見つめて生きることです。『過去を追...松の内=寒苦に震え坐る
1月2日昨年中は、色々な方にお世話になりました。(このページを借りてお礼申し上げます)新しい年は、どのようなことが起きるのでしょうか?災害が少ない年であればと、願います。さて、北海道は大晦日の夜、「年越し」と称して御馳走を頂きます。昔は二の膳付きでしたが~数日かけて用意し、調理して、食べるのは1時間=寺族(妻)の言!でも「美味しく頂戴しました」よ!曹洞宗大本山總持寺の禅師様であられました、板橋興宗禅師はかつて仰いました。『美味しいものを食べるより、美味しく食べよう』と。贅沢をいいそうになると、この言を噛みしめます。皆様、どうぞお身体大切に、食を大切にしてまいりましょう。令和二年が、穏やかな年でありますように、祈念申し上げます。全国的に雪の少ないお正月です。謹賀新年=令和二年の二日目
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