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新臨床医学に環境・労働の観点を https://newoem.blog.ss-blog.jp/

職業や環境によって起こる疾患についていろいろ書いています。

1.実のところ環境・職業性疾患の記事は少なく、医学一般の記事の方が多いと思います。これは、環境・職業性疾患をきちんと診断するためには、一般的な疾患と鑑別ができないといけないという考えからです。 2.ブログは主には二部構成で、最初に医学記事を書いて、その後「以下日記」として、私の日常生活やいろんな思いを書いております。

ミチバ
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中央区
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2015/03/31

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  • 胸膜プラークの変化/患者さんと握手してウンがついた

    ・職業病って、職業歴を聴取しないとまず診断ができません。しかし、診断の手がかりになる身体所見や検査所見があります。その代表的なものとして胸部レントゲンの胸膜プラークがあります。患者さんご本人に記憶が無くても胸膜プラークがあれば、どこかで石綿に曝露されて事があると考えられます。で、その胸膜プラークが長期間観察しているとどうなるかという論文↓ 胸膜プラークの長期間における変化に関する検討 由佐 俊和 ,外山 真一 ,山本 司 日職災医誌,71:81─88,2023 http://www.jsomt.jp/journal/pdf/071030081.pdf 要旨:[目的]胸膜プラークの長期間(10 年)における変化を明らかにする. [対象・方法]石綿健康管理手帳健診で,ほぼ 10 年の間隔で胸部 X 線と CT の両画像検査(前 の画像を第 1 画像,ほぼ 10 ..

  • 配偶者のおかげで『医師のためのリベラルアーツ』が読めた

    ・読者はリベラルアーツとうい言葉をご存知か?(エラソーに)格闘技の一種かと思われた方、そりゃーマーシャルアーツや。 ・今日は↓の本が1日で読めました。若い医師にはお勧めです。(マンガじゃないです) ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ−感情に触れる医師が働き方改革時代に身につけたい倫理観 湯浅 正太 メジカルビュー社 2022/06/09 ・リベラルアーツとはなんでしょうか?ググってみてください。私がググってみたひとつのサイトが↓ リベラルアーツについて知る https://frompage.jp/ynp/liveralarts/ ・私が中堅と言われていた頃大学卒業したての若いDr.達の指導をしていたのですが、何か基礎というか土台ができていない。医学知識はあっても、もっとひろく社会的な視野が欠けていると..

  • FYI: Heat at work – Guidance for workplaces/二胡を聴く

    ・EU-OSHA(欧州労働安全衛生機構)が熱中症に関するパンフレットを出しておりましたのでシェアします。私が全文を読んでいるわけではありません。皆様も全文を読まれればよろしいのですが、写真を見るだけでもためになると思います。 Heat at work – Guidance for workplaces https://osha.europa.eu/en/publications/heat-work-guidance-workplaces?pk_campaign=sm_&fbclid=IwAR0YAmEBiJJ9ii9aHwkyo39jjjvIYNeYx-oHhgjrScqGYPJ7JeMeFZZTSoI ↑でちょっと気になることが書かれていたのですが、それについてはしっかり勉強してから記事にしたいと思います。(忘れるかもしれんけど) あっという間に以下日記 ・本日..

  • 上葉優位の自己免疫性肺胞蛋白症/5年以上ぶりに将棋でワクワク

    ・熱心な読者なら覚えておられていると思いますが、過去何回か肺胞蛋白症について記事を書いております。今回最新(と思う)のcase reportを読みましたのでシェア↓ Upper Lobe-predominant Autoimmune Pulmonary Alveolar Proteinosis Mayu Goda , Yuki Takigawa , Keiichi Fujiwara,Yoko Shinno Intern Med 62: 1569-1570, 2023 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/10/62_0226-22/_pdf/-char/ja ・この中で上葉優位の肺胞蛋白症は13.3%のみと書かれていますが、1割以上もあればそう稀とはおもわないのですが...(あくまで個..

  • 竿燈で血栓/長年探し求めていた曲に巡り会う

    ・へー、こんなこともあるんかというレポート↓ 竿燈演技による外因性圧迫が原因と考えられた右鎖骨下静脈血栓症の1例 栗原 茉莉子, 阿部 起実, 岩谷 真人, 石田 秀明, 照井 元   日本内科学会雑誌111 巻 (2022) 3 号 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/111/3/111_599/_article/-char/ja 【抄録】 症例は40歳,男性.右上腕腫脹と胸部苦悶感で当院を受診し,右鎖骨下静脈血栓症と多発性肺血栓塞栓症と診断し入院治療を行った.血栓性素因となる疾患はなく,原因として竿燈演技の竿の位置による外因性圧迫が疑われた.肩の圧迫部位を変えて検証実験を行ったところ,超音波検査で鎖骨下静脈の血流阻害の所見を認めた.竿燈演技において,竿を乗せる位置を誤ることで上肢深部静脈血栓症のリスクになり得ると考..

  • 鉛中毒による鉛縁とドロップハンド/家庭の事情でゴールデンウィークは、ほぼ毎日病院へ行っておりました

    ・4月中旬にJAMAの鉛中毒に関する記事を書きました↓ https://newoem.blog.ss-blog.jp/2023-04-12 で、先日のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに鉛中毒のレポートがありました↓ Lead Poisoning Siddhartha Dhar, Divyani Garg  N Engl J Med 2023; 388:e63 May 4, 2023 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2210842 写真は、鉛中毒で有名?な歯肉のleadl line(鉛線)=Burton lineとドロップハンド(橈骨神経麻痺)ですね。 患者さんは、鉛蓄電池の工場で働かれていたのですね。(インドの事例と思われます) ・厚生労働省の報告で↓のようなものも..

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